JP2008266979A - プリーツスクリーン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スクリーン12の前後幅の中央部からずれた位置で昇降コード15をスクリーンに挿通し、昇降コード15の下端にボトムレール13を取着して、該ボトムレール13の昇降操作によりスクリーン12を昇降可能としたプリーツスクリーンにおいて、ボトムレール13を断面縦長として昇降コード15を取着し、ボトムレール13内に錘20を取着し、スクリーン12の下端部でボトムレール13の室内側の側面を被覆するとともに、ボトムレール13の上面をスクリーン12の最下段の折り目谷Vより上方に位置させた。
【選択図】図1
Description
上記スクリーン4は、下方へ引き延ばしたとき、図15(a)に示すように、折り目1の近傍ではスクリーン4を上下方向に引き伸ばす力に反発する力F1が発生し、接合片3近傍においても、スクリーン4を上下方向に引き伸ばす力に反発する力F2が発生する。
すなわち、図16(a)に示すように、スクリーン4を下方へ引き延ばしたとき、ボトムレール6はその前後両端部が昇降コード5とスクリーン4の下縁とで支持された状態となる。従って、ボトムレール6は前後方向中央部に重心Wが位置していれば、前後方向に傾くことなく、水平方向に保持される。
通常、ボトムレール6の前後幅は、上方に畳み込んだスクリーン4の前後幅程度に形成され、重心Wはその前後方向中央部に位置している。このようなボトムレール6では、図17(a)に示すように、ボトムレール6がその昇降範囲の中間位置まで下降した状態では、ボトムレール6の後端近傍が昇降コード5に吊下支持される状態となるため、ボトムレール6の前端側が下がる方向に傾いて吊下支持される。
図18は、ボトムレール6の前後方向後端部に重心Wを位置させた場合を示す。この場合には、同図(a)に示すように、ボトムレール6を下限まで下降させると、ボトムレール6の前端側が大きく持ち上げられて傾く。同図(b)に示すように、ボトムレール6が中間位置まで引き上げられると、スクリーン4の前端側でボトムレール6を下方へ押し下げようとする力と、ボトムレール6の重心Wとが釣り合って、ボトムレール6はほぼ水平方向に保持される。
特許文献1にはカーテン下端の支持板に重錘を取り付けて、支持板のバランスを確保する構成が開示されているが、カーテンの昇降時に支持板の傾動を防止するための構成は開示されていない。
特許文献3に開示されたプリーツスクリーンでは、スクリーンの下端部でボトムレールを覆って、ボトムレールの露出を防止可能とする構成が開示されている(Fig3A参照)。しかし、このような構成では、ボトムレールをスクリーンで覆っても、スクリーンの外観とは異なる形状のボトムレールがスクリーンの下端部に露出されるため、美観上好ましくない。
請求項5では、前記支持辺は、前方に向かって斜め下方に延設した。
請求項7では、前記ボトムレールを被覆する生地の折り曲げ角度を、前記ボトムレールの上方で引き伸ばされている生地の折り曲げ角度と一致させた。
請求項9では、スクリーンの前後幅の中央部からずれた位置で昇降コードをスクリーンに挿通し、前記昇降コードの下端にボトムレールを取着して、該ボトムレールの昇降操作により前記スクリーンを昇降可能としたプリーツスクリーンにおいて、前記ボトムレールを断面縦長として前記昇降コードを取着し、前記ボトムレール内に錘を取着し、前記スクリーンは、上下方向に多数の折り目を設けてジグザグ状に畳み込み可能とした生地の1段おきの折り目に接合片を形成するとともに、前記昇降コードを前記接合片に挿通し、前記スクリーンの下端部で前記ボトムレールの室内側の側面を被覆するとともに、前記ボトムレールの下端部に前記スクリーンの最下段の折り目山を保持した。
請求項11では、スクリーンの前後幅の中央部からずれた位置で昇降コードをスクリーンに挿通し、前記昇降コードの下端にボトムレールを取着して、該ボトムレールの昇降操作により前記スクリーンを昇降可能としたプリーツスクリーンにおいて、前記ボトムレールを断面縦長として前記昇降コードを取着し、前記ボトムレール内に錘を取着し、前記スクリーンは、上下方向に多数の折り目を設けてジグザグ状に畳み込み可能とした生地の1段おきの折り目に接合片を形成するとともに、前記昇降コードを前記接合片に挿通し、前記スクリーンの下端部で前記ボトムレールの室内側の側面を被覆するとともに、前記ボトムレールの下端部に前記スクリーンの最下段の折り目谷を保持した。
前記昇降コード15の上端部は、ヘッドボックス11内に設けられる昇降コード巻取り装置(図示しない)に支持され、ヘッドボックス11の一方の端部に垂下される操作チェーン16を操作することにより、昇降コード巻取り装置で昇降コードを巻取り、あるいは巻戻し可能となっている。
上記のようなプリーツスクリーンでは、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)ボトムレール13の重心Wを、昇降コード15の取付位置の下方に位置させたので、ボトムレール13を昇降してスクリーン12を昇降操作するとき、ボトムレール13の傾動を抑制することができる。
(2)スクリーン12の前後幅の中央部からずれた位置で昇降コード15をスクリーン12に挿通したプリーツスクリーンにおいても、ボトムレール13の重心Wを、昇降コード15の取付位置の下方に位置させたので、スクリーン12の昇降操作時のボトムレール13の傾動を抑制することができる。
(3)図1(a)に示すように、ボトムレール13を最下限まで下降させたとき、スクリーン12の引き伸ばしに反発する力は、最下段の生地21aと接合片14aにより吸収されて、ボトムレール13には作用し難い。従って、ボトムレール13の傾動を抑制することができる。
(4)スクリーン12の下部の生地21a,21bでボトムレール13を室内側の視界からほぼ覆い隠すことができる。従って、ボトムレール13を断面縦長としても、その露出を防止して美観を向上させることができる。
(5)ボトムレール13の上端を、スクリーン12の最下段の折り目谷Vより上方に位置させることができるので、錘20の縦方向の長さを大きくして重量を確保するためにボトムレール13の上下幅を大きくすることも容易である。
(6)スクリーン12の最下段の折り目谷V及び折り目山Mを利用してスクリーン12の下端部をボトムレール13に保持することができる。従って、スクリーン12の下端部をボトムレール13に取着するための特別な加工を必要としないので、生産性を向上させて製造コストを低減することができる。
(7)ボトムレール13を下限まで下降させたとき、ボトムレール13の上部はスクリーン12の上部と同様な折り目を維持した生地で覆われるので、ボトムレール13の上下幅を大きくしても、美観を低下させることはない。
(8)最下段の折り目山Mを生地押さえ22の先端で折り返した状態でボトムレール13下端部の係止片23に保持される。従って、スクリーン12の下端をボトムレール13に容易に取着することができる。
(ボトムレールの他の実施の形態)
図2は、ボトムレールの別例を示す。このボトムレール26aは、その上端から前方に向かって水平方向に延びる支持辺27を備え、その支持辺27上にスクリーン12を積層するようにしたものである。
図3は、ボトムレールの更なる別例を示す。このボトムレール26bは、その上端から前方に向かって斜め下方に延びる支持辺28を備え、その支持辺28上にスクリーン12を積層するようにしたものである。
このような構成により、接合片14aをボトムレール26dの上方に位置させることができるので、ボトムレール26dの上下方向の長さを短縮することができる。
図7は、ボトムレールの更なる別例を示す。このボトムレール26fは、図1に示す生地押さえ22と同様な生地押さえ32の先端部に接合片14aを取着したものである。
図11は、ボトムレールの更なる別例を示す。このボトムレール26jは、図10に示すボトムレール26iに生地21bの折り曲げ角度を設定する案内片38を設けたものである。
上記実施の形態は、以下の態様で実施してもよい。
・錘20は、板状以外の形状であってもよい。
Claims (12)
- スクリーンの前後幅の中央部からずれた位置で昇降コードをスクリーンに挿通し、前記昇降コードの下端にボトムレールを取着して、該ボトムレールの昇降操作により前記スクリーンを昇降可能としたプリーツスクリーンにおいて、
前記ボトムレールを断面縦長として前記昇降コードを取着し、前記ボトムレール内に錘を取着し、前記スクリーンの下端部で前記ボトムレールの室内側の側面を被覆するとともに、前記ボトムレールの上面を前記スクリーンの最下段の折り目谷より上方に位置させたことを特徴とするプリーツスクリーン。 - 前記スクリーンは、上下方向に多数の折り目を設けてジグザグ状に畳み込み可能とした生地の1段おきの折り目に接合片を形成し、前記昇降コードを前記接合片に挿通し、前記ボトムレールに取着される生地で該ボトムレールを被覆することを特徴とする請求項1記載のプリーツスクリーン。
- 前記スクリーンの下端部を生地押さえに取着し、最下段の接合片を前記昇降コードに挿通しないようにして、該最下段の接合片以下の生地で前記ボトムレールを被覆可能としたことを特徴とする請求項2記載のプリーツスクリーン。
- 前記ボトムレールには、該ボトムレール上に積層して畳み込まれる生地を支持する支持辺を備えたことを特徴とする請求項3記載のプリーツスクリーン。
- 前記支持辺は、前方に向かって斜め下方に延設したことを特徴とする請求項4記載のプリーツスクリーン。
- 前記ボトムレールを被覆する生地を、三角形状に折り曲げた状態で保持したことを特徴とする請求項2記載のプリーツスクリーン。
- 前記ボトムレールを被覆する生地の折り曲げ角度を、前記ボトムレールの上方で引き伸ばされている生地の折り曲げ角度と一致させたことを特徴とする請求項6記載のプリーツスクリーン。
- 前記ボトムレールには、該ボトムレールを被覆する生地の折り曲げ角度を保持する案内片を備えたことを特徴とする請求項7記載のプリーツスクリーン。
- スクリーンの前後幅の中央部からずれた位置で昇降コードをスクリーンに挿通し、前記昇降コードの下端にボトムレールを取着して、該ボトムレールの昇降操作により前記スクリーンを昇降可能としたプリーツスクリーンにおいて、
前記ボトムレールを断面縦長として前記昇降コードを取着し、前記ボトムレール内に錘を取着し、前記スクリーンは、上下方向に多数の折り目を設けてジグザグ状に畳み込み可能とした生地の1段おきの折り目に接合片を形成するとともに、前記昇降コードを前記接合片に挿通し、前記スクリーンの下端部で前記ボトムレールの室内側の側面を被覆するとともに、前記ボトムレールの下端部に前記スクリーンの最下段の折り目山を保持したことを特徴とするプリーツスクリーン。 - 前記最下段の折り目山を前記ボトムレールの下端部に設けた係止片で覆うように保持したことを特徴とする請求項9記載のプリーツスクリーン。
- スクリーンの前後幅の中央部からずれた位置で昇降コードをスクリーンに挿通し、前記昇降コードの下端にボトムレールを取着して、該ボトムレールの昇降操作により前記スクリーンを昇降可能としたプリーツスクリーンにおいて、
前記ボトムレールを断面縦長として前記昇降コードを取着し、前記ボトムレール内に錘を取着し、前記スクリーンは、上下方向に多数の折り目を設けてジグザグ状に畳み込み可能とした生地の1段おきの折り目に接合片を形成するとともに、前記昇降コードを前記接合片に挿通し、前記スクリーンの下端部で前記ボトムレールの室内側の側面を被覆するとともに、前記ボトムレールの下端部に前記スクリーンの最下段の折り目谷を保持したことを特徴とするプリーツスクリーン。 - 前記最下段の折り目谷に設けられた接合片に生地押さえを取着し、該生地押さえを前記ボトムレールに取着したことを特徴とする請求項11記載のプリーツスクリーン。
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