JP2003343177A - プリーツスクリーン - Google Patents

プリーツスクリーン

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JP2003343177A
JP2003343177A JP2002150020A JP2002150020A JP2003343177A JP 2003343177 A JP2003343177 A JP 2003343177A JP 2002150020 A JP2002150020 A JP 2002150020A JP 2002150020 A JP2002150020 A JP 2002150020A JP 2003343177 A JP2003343177 A JP 2003343177A
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Hiroyuki Sugihara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリーツスクリーンにおいて、変化に富んだ
斬新なものとする。 【解決手段】 ヘッドボックス12に上下方向所定寸法
ごとにプリーツが形成されるスクリーン14の上端を取
り付け、スクリーン14の下端にボトムレール16を取
り付け、ヘッドボックス12から昇降可能に垂下された
第1昇降コード30をボトムレール16に連結して、第
1昇降コード30を昇降させることによりスクリーン1
4を畳み込みまたは展開するようにし、さらに、ボトム
レール16をその中央部付近において折曲がり可能と
し、ヘッドボックス16から昇降可能に垂下された第2
昇降コード32をボトムレール16の折曲部26または
中央部寄りに連結する。第2昇降コード32を上昇させ
ると、ボトムレール16が折れ曲がってボトムレール1
6の折曲部26が上昇して、スクリーン14の形状が変
化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリーツスクリー
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリーツスクリーンは、ヘッドボ
ックスに上下方向所定寸法ごとにプリーツが形成される
スクリーンの上端をヘッドボックスに取り付け、スクリ
ーンの下端にボトムレールを取り付け、ヘッドボックス
から昇降可能に垂下された昇降コードをボトムレールに
連結して、昇降コードを操作して昇降させることにより
スクリーンをプリーツに従って畳み込むかまたは展開す
るかするようにしている。
【0003】このようなプリーツスクリーンは、スクリ
ーンの全体形状が矩形状のものが標準的であるが、窓の
多様化に伴ってブラインドのスタイル(タイプ)もバリ
エーションが求められ、プリーツスクリーンにおいても
標準的な矩形状のタイプから台形窓、三角形窓、半円形
窓といった変形窓に対応するべく、変形状のタイプとな
った様々なものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のプリーツスクリーンでは、いずれのタイプにおいて
も、通常の昇降以外には意匠を変化させることはでき
ず、変形状のタイプによっては、昇降もできずに何らの
意匠の変化もできないものもあり、いずれにしても変化
に乏しいという問題がある。
【0005】本発明はかかる課題に鑑みなされたもの
で、プリーツスクリーンにおいて、変化に富んだ斬新な
ものを提供することをその目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、ヘッドボックスに上下方向所定寸法
ごとにプリーツが形成されるスクリーンの上端を取り付
け、スクリーンの下端にボトムレールを取り付け、ヘッ
ドボックスから昇降可能に垂下された第1昇降コードに
よってボトムレールを上昇可能にし、第1昇降コードを
昇降させることによりスクリーンを畳み込みまたは展開
するようにしたプリーツスクリーンにおいて、ボトムレ
ールをその中央部付近において折曲がり可能とし、ヘッ
ドボックスから昇降可能に垂下された第2昇降コードに
よってボトムレールの折曲部または中央部付近を移動可
能にしたことを特徴とする。
【0007】第2昇降コードによって、ボトムレールの
折曲部を上昇させると、ボトムレールが折れ曲がってい
く。これにより、スクリーンの中央部が下方から畳み込
まれていく。さらに第2昇降コードによって、ボトムレ
ールがその折曲部で完全に折れ曲がるまでボトムレール
の折曲部を上昇させることができるようにすると、全体
のスクリーンの形状は扇形状となる。このようして、ス
クリーンの形状を変化させることができるので、意匠の
変化に富んだものとすることができる。
【0008】好ましくは、前記スクリーンをボトムレー
ルに対してスライド可能に取り付けるとよい。ボトムレ
ールの中央部が折れ曲がっていくに連れて、ボトムレー
ルの厚みの正弦成分だけボトムレールの実質的な長さが
変化する。しかしながら、スクリーンは、その長さが変
化しないから、そのボトムレールの実質的な長さの変化
分だけ、スクリーンがボトムレールに対してスライドす
ることで、変化分に相当する分だけスクリーンが移動す
る。こうして、スクリーンがボトムレールに対してスラ
イドすることで、スクリーンに無理な力が作用するのを
防ぎ、ボトムレールの実質的な長さの変化分を吸収する
ことができる。
【0009】また、前記ボトムレールを折り曲げたとき
に、互いに折れ曲げられたボトムレールの下面同士を互
いに吸引させる着脱手段を設けるとよい。この着脱手段
により、ボトムレールが完全に折れ曲がったときに、ボ
トムレールが隙間なく折れ曲がった状態を維持すること
ができ、スクリーンの完全な扇形状を形成することがで
きるようになる。よって、意匠をさらに向上させること
ができる。
【0010】また、前記ボトムレールの折曲部を、ボト
ムレールの中央部が上に凸となる方向にのみ折れ曲がり
可能とするとよい。これにより、ボトムレールが反対側
に折れ曲がることを阻止することもできる。但し、スク
リーンの中央部が展開されて、スクリーンの端部が畳み
込まれた形状の変化を所望する場合には、このような折
れ曲がりの規制は不要である。
【0011】また任意には、前記折曲部は、常時、ボト
ムレールの直線を維持する方向に付勢されるとよい。ま
たは、ボトムレールの中央部よりの重量が重くなるよう
にするとよい。これにより、第2昇降コードを操作しな
い通常時には、ボトムレールは折曲せずに直線状に維持
される。そして、第1昇降コードによって、ボトムレー
ルを昇降させると、一般的なプリーツスクリーンと同様
に、ボトムレールが直線を維持しつつ昇降し、見栄えを
良好に保つことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0013】図1は、本発明の実施形態に係るプリーツ
スクリーンを表す斜視図である。プリーツスクリーン1
0はヘッドボックス12を有しており、ヘッドボックス
12は、窓枠等にブラケット13によって取り付けられ
る。ヘッドボックス12には、スクリーン14の上端が
取り付けられている。スクリーン14には、上下方向所
定寸法ごとに多数のプリーツが形成される。また、スク
リーン14の下端には、ボトムレール16が取り付けら
れている。
【0014】ボトムレール16は、その中央部で折れ曲
がり可能となっており、具体的には、ボトムレール16
の両翼を構成する一対のボトムレール部材22、22か
ら構成され、各ボトムレール部材22、22が中央部材
23にヒンジ結合されており、互いに折れ曲がり可能と
なっている。但し、ボトムレール部材22、22のヒン
ジ結合されたヒンジ部26、26は、ボトムレール部材
22、22に対して、それぞれの結合点が上に凸となる
方向にのみ折曲することを許容するものであり、また、
ばね等の付勢手段により、常時は、ボトムレール部材2
2、22の非折曲状態を維持するように付勢されてい
る。または、このような付勢手段を用いる以外に、ボト
ムレール部材22、22のヒンジ部26付近の重量を他
の部分の重量よりも、相対的に大きくして、その重量に
よって非折曲状態を維持するものとすることにしてもよ
い。
【0015】また、ボトムレール部材22、22のそれ
ぞれヒンジ部と反対側の端部の裏面には、磁石、磁性体
等を用いた着脱手段28、28が取り付けられており、
この着脱手段28、28によって、ボトムレール部材2
2、22同士が着脱可能となっている。
【0016】図5及び図6に示すように、各ボトムレー
ル部材22、22内には、それぞれスライドレール2
4、24がスライド可能にはめ込まれており、中央部材
23内にも、中央レール25がスライド可能にはめ込ま
れている。それぞれのスライドレール24は、スクリー
ン14の右部分及び左部分の下端に固着され、中央レー
ル25はスクリーン14の中央部の下端に固着されてい
る。スクリーン14は、スライドレール24、24と一
緒に、ボトムレール16に対してスライド可能となって
いる。
【0017】ヘッドボックス12からは昇降可能に第1
昇降コード30が垂下される。第1昇降コード30は、
スクリーン14の幅方向に離間して複数、設けられると
よい。そして、第1昇降コード30の一端側は、スクリ
ーン14の各プリーツを挿通し、且つ、対応するスライ
ドレール24の長孔を挿通して、ボトムレール16の対
応するボトムレール部材22に連結される。尚、第1昇
降コード30とボトムレール16との連結は、完全に一
体的な連結に限られず、第1昇降コード30の一端側を
上昇させるとボトムレール16を上昇させることができ
る範囲での連結であればよい。一方、第1昇降コード3
0の他端は、ヘッドボックス12内を長手方向に案内さ
れて、ヘッドボックス12内に配設される図示しないス
トッパーを経由した後、ヘッドボックス12の一端側
(図では右端側)から導出されて、第1操作つまみ31
に連結される。
【0018】また、ヘッドボックス12からは昇降可能
に第2昇降コード32が垂下される。第2昇降コード3
2の一端側は、スクリーン14の各プリーツを挿通し、
且つ、中央の中央レール25を挿通して、ボトムレール
16の中央部材23に連結される。尚、第2昇降コード
32とボトムレール16との連結は、完全に一体的な連
結に限られず、第2昇降コード32の一端側が上昇する
とボトムレール16を上昇させることができる範囲での
連結であればよい。一方、第2昇降コード32の他端
は、ヘッドボックス12内を長手方向に案内されて、ヘ
ッドボックス12内に配設される図示しないストッパー
を経由した後、ヘッドボックス12の他端(図では左
端)から導出されて、第2操作つまみ33に連結され
る。尚、第2昇降コード32は第1昇降コード30と同
じ端部からヘッドボックス12を導出されるようにして
もよい。
【0019】以上のように構成されるプリーツスクリー
ン10の作用を説明する。まず、第1操作つまみ31を
操作して、第1昇降コード30の一端側を上昇させる
と、第1昇降コード30の一端が連結されるボトムレー
ル16が上昇する。このとき、一対のボトムレール部材
22、22は、ヒンジ部26における付勢手段により非
折曲状態、即ち直線を維持しつつ、上昇する。これによ
り、スクリーン14は、その下方から畳み込まれてい
く。そして、第1操作つまみ31を操作して、ストッパ
ーを作動させることにより、第1昇降コード30の移動
が禁止されると、ボトムレール16が上下途中位置また
は完全に上昇した位置で保持されて、スクリーン14
は、その一部または全部が畳み込まれた状態となる(図
2)。また、逆に、第1操作つまみ31を操作して、ス
トッパーを解除させることにより、第1昇降コード30
の移動が許容されると、再び、ボトムレール16を任意
の高さへと移動させることができる。以上の操作は、通
常のプリーツスクリーンと同様である。
【0020】次に、ボトムレール16が任意の高さ位置
に保持された状態で、第2操作つまみ33を操作して、
第2操作コード32の一端側を上昇させると、第2昇降
コード32の一端が連結されるボトムレール16の中央
部が上昇する。これにより、図3に示すように、ヒンジ
部26が上昇していき、一対のボトムレール部材22、
22がヒンジ部26において互いに折曲していく。尚、
このとき、ボトムレール部材22、22が互いに折れ曲
がっていくに連れて、ボトムレール部材22の厚みの正
弦成分だけボトムレール16の実質的な長さが変化す
る。しかしながら、スクリーン14の幅の長さは変化し
ないから、そのボトムレール16の実質的な長さの変化
分だけ、スライドレール24、24は、ボトムレール部
材22、22に対してスライドする。こうして、スクリ
ーン14に無理な力が作用するのを防ぎ、ボトムレール
16の実質的な長さの変化分を吸収することができる。
【0021】ボトムレール16の中央部が上昇すると、
スクリーン14はその中央部のみが畳み込まれていく。
畳み込みはスクリーン14のプリーツに従って行われて
いく。
【0022】さらに第2昇降コード32の一端側を上昇
させていくと、ヒンジ部26がさらに上昇していき、一
対のボトムレール部材22、22のヒンジ部26と反対
側の端部同士が接近する。これにより、着脱手段28、
28が互いに吸引し合って、ボトムレール部材22、2
2同士が結合すると、ボトムレール部材22、22の間
に隙間がなくなり、図4のような扇形状が完成する。こ
の場合にも、スクリーン14の中央部においてプリーツ
に従い、畳み込まれるので、見栄えは良好である。
【0023】この実施形態によれば、通常時において
は、一般的なプリーツスクリーンと同様に動作させるこ
とができ、また所望時には形状を変化させることがで
き、意匠の変化に富んだプリーツスクリーンとすること
ができる。
【0024】第2操作つまみ33を操作して、ストッパ
ーを作動させることにより第2昇降コード32の移動を
禁止すると、プリーツスクリーンはそのときの状態を保
持する。よって、図3から図4の任意の形状の状態で保
持することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
2昇降コードによって、ボトムレールの折曲部を移動さ
せると、ボトムレールが折れ曲がっていく。これによ
り、スクリーンの中央部が畳み込まれまたは展開されて
いき、スクリーンの形状が変化する。こうして、プリー
ツスクリーンとしては斬新なスクリーンの形状の変化を
行わせることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るプリーツスクリーンを
表す斜視図であり、プリーツスクリーンの通常時の状態
を表す。
【図2】本発明の実施形態に係るプリーツスクリーンを
表す斜視図であり、プリーツスクリーンの通常時に、そ
の一部を畳み込んだ状態を表す。
【図3】本発明の実施形態に係るプリーツスクリーンを
表す斜視図であり、ボトムレールを折り曲げて、プリー
ツスクリーンの形状を変化させた時の状態を表す。
【図4】本発明の実施形態に係るプリーツスクリーンを
表す斜視図であり、ボトムレールを完全に折り曲げて、
プリーツスクリーンの形状を変化させた時の状態を表
す。
【図5】本発明の実施形態に係るプリーツスクリーンの
ボトムレール付近の分解斜視図である。
【図6】本発明の実施形態に係るプリーツスクリーンの
ボトムレール付近の部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
10 プリーツスクリーン 12 ヘッドボックス 14 スクリーン 16 ボトムレール 22 ボトムレール部材 26 ヒンジ部(折曲部) 28 着脱手段 30 第1昇降コード 32 第2昇降コード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドボックス(12)に上下方向所定
    寸法ごとにプリーツが形成されるスクリーン(14)の
    上端を取り付け、スクリーン(14)の下端にボトムレ
    ール(16)を取り付け、ヘッドボックス(12)から
    昇降可能に垂下された第1昇降コード(30)によって
    ボトムレール(16)を上昇可能にし、第1昇降コード
    (30)を昇降させることによりスクリーン(14)を
    畳み込みまたは展開するようにしたプリーツスクリーン
    において、 ボトムレール(16)をその中央部付近において折曲が
    り可能とし、ヘッドボックス(12)から昇降可能に垂
    下された第2昇降コード(32)によってボトムレール
    (16)の折曲部(26)または中央部付近を移動可能
    にしたことを特徴とするプリーツスクリーン。
  2. 【請求項2】 前記スクリーン(14)を、ボトムレー
    ル(16)に対してスライド可能に取り付けることを特
    徴とする請求項1記載のプリーツスクリーン。
  3. 【請求項3】 前記ボトムレール(16)を折り曲げた
    ときに、互いに折れ曲げられたボトムレール(22、2
    2)の下面同士を互いに吸引させる着脱手段(28)を
    設けることを特徴とする請求項1または2に記載のプリ
    ーツスクリーン。
  4. 【請求項4】 前記ボトムレール(16)の折曲部(2
    6)を、ボトムレール(16)の中央部が上に凸となる
    方向にのみ折れ曲がり可能としたことを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれか1項に記載のプリーツスクリー
    ン。
  5. 【請求項5】 前記折曲部(26)は、常時、ボトムレ
    ール(16)の直線を維持する方向に付勢されることを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のプ
    リーツスクリーン。
  6. 【請求項6】 前記ボトムレール(16)を中央部寄り
    の重量が重くなるようにしたことを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれか1項に記載のプリーツスクリーン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018009353A (ja) * 2016-07-13 2018-01-18 積水ハウス株式会社 スクリーンシャッタ
CN108392883A (zh) * 2018-05-04 2018-08-14 苏州凯新分离科技有限公司 一种具有多段式折叠升降装置的废水过滤机构
KR20210039123A (ko) * 2019-10-01 2021-04-09 케이에스에스 주식회사 레벨 조절 장치가 구비되는 셀프 블라인드

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KR102338578B1 (ko) * 2019-10-01 2021-12-13 김선희 레벨 조절 장치가 구비되는 셀프 블라인드

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