JPH1133133A - スクリーン装置 - Google Patents

スクリーン装置

Info

Publication number
JPH1133133A
JPH1133133A JP9195428A JP19542897A JPH1133133A JP H1133133 A JPH1133133 A JP H1133133A JP 9195428 A JP9195428 A JP 9195428A JP 19542897 A JP19542897 A JP 19542897A JP H1133133 A JPH1133133 A JP H1133133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
weight
guide
flame
retardant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9195428A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3639089B2 (ja
Inventor
Koji Nakajima
厚二 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bunka Shutter Co Ltd filed Critical Bunka Shutter Co Ltd
Priority to JP19542897A priority Critical patent/JP3639089B2/ja
Publication of JPH1133133A publication Critical patent/JPH1133133A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3639089B2 publication Critical patent/JP3639089B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
  • Special Wing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取ドラム19にて被遮蔽部2を遮蔽したシー
ト体27が逆巻きされた際はシート体27の引き上げを防止
し床面26との間の気密性を保持し、シート体27が熱収縮
しても床面26との間の気密性を保持するスクリーン装置
を提供する。 【解決手段】 シート体27は被遮蔽部2を遮蔽した際に
弛む長さに形成する。シート体27の下端部に被遮蔽部2
の床面26に着床する第1の重錘体30を設ける。シート体
27の上部に両端部の係合部35をシート体27の両側端部に
突出し第1の重錘体30の着床時にシート体27を弛ませる
第2の重錘体34を設ける。両側部のガイドレール1に第
2の重錘体34の係合部35を案内するガイド体5を設け
る。ガイド体5に被遮蔽部2を遮蔽した位置にシート体
27を巻き戻し下降した巻取ドラム19の慣性による回動時
に第2の重錘体34の係合部35を係合してシート体27の巻
き上げを阻止するストッパー10を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスクリーン装置に係
り、たとえば、火災時に煙りの拡散と延焼を防止するも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスクリーン装置として
は、たとえば、火災時に煙りの拡散と延焼を防止する耐
火スクリーン装置がある。この耐火スクリーン装置は、
たとえば、両側部に相対して固定され対向して挿入口を
上下方向に形成したガイドレールと、この両側部のガイ
ドレールの挿入口に幅方向の両側端部を挿入して自動閉
鎖装置により回転される巻取ドラムにて巻き戻し下降さ
れ前記両側部のガイドレール間を遮蔽する難燃性布地に
て形成された耐火シートと、この耐火シートの下端部に
固定され前記両側部のガイドレール間の床面に着床する
重錘体と、を具備した構成が採られている。そして、巻
取ドラムにて耐火シートが巻き戻されることにより、耐
火シートは重錘体を着床して緊張した状態で両側部のガ
イドレール間の被遮蔽部を遮蔽するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の耐火スクリ
ーン装置では、巻取ドラムを巻き戻し回転させる自動閉
鎖装置に自動復帰装置を併用しない場合は、巻取ドラム
が巻き戻し回転されて耐火シートが下降され、この耐火
シートの下端部の重錘体が着床して被遮蔽部を遮蔽して
も巻取ドラムが巻き戻し回転を停止して自動復帰せずに
更に巻き戻し方向に慣性により回動し、この巻取ドラム
にて被遮蔽部を遮蔽した耐火シートが逆巻きに巻かれて
巻き上げられ、この耐火シートの下端部の重錘体が床面
から引き上げられ、この重錘体と床面との間に煙りや熱
風等が流出する隙間が形成されることがある、という問
題がある。
【0004】また、耐火シートにて被遮蔽部を遮蔽した
状態でこの耐火シートが熱風等の火災熱により加熱され
た際はこの耐火シートが上方に収縮し、この熱収縮した
耐火シートにて重錘体が床面から引き上げられ、この重
錘体と床面との間に煙りや熱風等が流出することがあ
る、という問題がある。
【0005】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、シート体にて被遮蔽部を遮蔽する際はこのシ
ート体を上下方向に確実に弛ませた状態で被遮蔽部を遮
蔽することができるようにし、この巻取ドラムにて被遮
蔽部を遮蔽したシート体が逆巻きに巻かれた際はこのシ
ート体の巻き上げを防止して重錘体と床面との間の気密
性を確実に保持でき、また、シート体が上方に熱収縮し
てもこのシート体にて重錘体を床面から引き上げること
を防止してこの重錘体と床面との間の気密性を確実に保
持できるスクリーン装置を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のスクリー
ン装置は、被遮蔽部の両側部に相対して固定され互いに
対向して挿入口を上下方向に形成したガイドレールと、
この両側部のガイドレール間の上方に回転自在に設けら
れた巻取ドラムと、この巻取ドラムに巻き戻し自在に巻
回され巻き戻し時に前記両側部のガイドレールの挿入口
に幅方向の両側端部を挿入した状態で下降され下端部が
前記被遮蔽部の床面に着床してこの被遮蔽部を遮蔽する
シート体と、を具備し、前記シート体は、前記巻取ドラ
ムから巻き戻されて前記被遮蔽部を遮蔽した際に弛む長
さに形成され、このシート体の下端部に設けられ前記被
遮蔽部の床面に着床するシート体の幅方向の第1の重錘
体と、このシート体の上部に設けられ両端部を係合部と
してこのシート体の両側端部に突出し前記第1の重錘体
の着床時にこのシート体を弛ませるシート体の幅方向の
第2の重錘体と、を有し、前記両側部のガイドレール
は、このガイドレールにそれぞれ設けられ前記第2の重
錘体の係合部を案内するガイド体と、このガイド体にそ
れぞれ設けられ前記被遮蔽部を遮蔽した位置に前記シー
ト体を巻き戻し下降した前記巻取ドラムの慣性による回
動時に前記第2の重錘体の係合部を係合して前記シート
体の巻き上げを阻止するストッパーと、を有する、もの
である。
【0007】そして、巻取ドラムがシート体を巻き戻す
方向に向かって駆動回転されると、この巻取ドラムから
シート体が順次巻き戻され、このシート体は幅方向の両
側端部が両側部のガイドレールの挿入口に沿って、か
つ、第1の重錘体の重量によりスムーズに下降される。
【0008】また、このシート体の下端部の第1の重錘
体が被遮蔽部の床面に着床することにより、このシート
体及び第1の重錘体にて被遮蔽部が遮蔽されるが、この
際、シート体の下端部の第1の重錘体が被遮蔽部の床面
に着床されても巻取ドラムからシート体が更に所定の長
さだけ巻き戻されることにより、第1の重錘体が床面に
着床された状態で第2の重錘体の重量によりシート体が
下方に押動され、このシート体の下部が略波形状に弛ん
だ状態に変形される。
【0009】そして、巻取ドラムの駆動回転が停止され
るが、この際、巻取ドラムが直ちに停止せずに更にシー
ト体を巻き戻す方向に慣性により回動した場合には、す
なわち、巻取ドラムにて被遮蔽部を遮蔽したシート体が
逆巻きに巻かれて巻き上げられる場合には、このシート
体の上部に設けた第2の重錘体の両端部の係合部が両側
部のガイド体のストッパーにそれぞれ係合される。
【0010】そして、この両側部のストッパーにて第2
の重錘体を介してシート体が巻取ドラムに逆巻きに巻か
れて巻き上げられることを阻止されるとともに、このシ
ート体の下端部の第1の重錘体が床面に着床した状態に
保持される。
【0011】この際、巻取ドラムにて被遮蔽部を遮蔽し
たシート体が逆巻きに巻かれて多少巻き上げられても、
このシート体の下部が略波形状に弛んだ状態に変形され
ていることにより、このシート体の弛んだ部分が多少伸
長されて引き上げられることがあっても、このシート体
が全体として引き上げられることがなく、したがって、
このシート体にて第1の重錘体が床面から上方に引き上
げられることがく、この第1の重錘体と床面との間に煙
りや熱風等が流出する隙間が形成されることを防止され
る。
【0012】したがって、シート体を下降して被遮蔽部
を遮蔽した際は常時第1の重錘体が床面に着床され、こ
のシート体にて第1の重錘体を床面から引き上げること
が防止され、この第1の重錘体と床面との間の気密性が
確実に保持され、この第1の重錘体と床面との間から煙
りや熱風等が流出するを確実に防止される。
【0013】請求項2記載のスクリーン装置は、請求項
1記載のスクリーン装置において、ガイド体は、ガイド
レールの挿入口に連通し第2の重錘体の係合部を案内す
る案内路を形成した相対する上下方向の第1のガイド片
及び第2のガイド片にて形成され、ストッパーは、前記
第1のガイド片と第2のガイド片とのいずれか一方の上
端部に巻取ドラムに向かって拡開傾斜して突出され前記
第2の重錘体の係合部を案内する案内片に設けられてい
る、ものである。
【0014】そして、シート体が巻き戻されて第1の重
錘体が床面に着床された際はこのシート体の第2の重錘
体の両端部の係合部が案内路内にそれぞれ案内されて挿
入され、この両側部の案内路内に両端部の係合部を挿入
した第2の重錘体にてシート体が補強される。
【0015】また、巻取ドラムにて被遮蔽部を遮蔽した
シート体が逆巻きに巻かれて巻き上げられる場合には、
このシート体の上部に設けた第2の重錘体の両端部の係
合部がそれぞれ案内片に案内されて両側部のストッパー
にそれぞれ係合され、このシート体の巻き上げが阻止さ
れる。
【0016】請求項3記載のスクリーン装置は、請求項
1または2記載のスクリーン装置において、シート体
は、難燃性耐火シート体にて形成され、第1の重錘体及
び第2の重錘体は、難燃性重錘体にて形成されている、
ものである。
【0017】そして、難燃性耐火シート体及び第1の難
燃性重錘体にて被遮蔽部を遮蔽した状態でこの難燃性耐
火シート体が熱風等の火災熱により加熱されることによ
りこの難燃性耐火シート体が上方に収縮しても、この難
燃性耐火シート体の下部が略波形状に弛んだ状態に変形
されていることにより、この難燃性耐火シート体の弛ん
だ部分で熱収縮が吸収され、この難燃性耐火シート体が
全体として引き上げられることが防止される。
【0018】したがって、この難燃性耐火シート体にて
第1の難燃性重錘体が床面から上方に引き上げられるこ
とがなく、この第1の難燃性重錘体と床面との間に煙り
や熱風等が流出する隙間が形成されることが防止され、
被遮蔽部の一方側から他方側に向かって熱風等の流出が
防止され、火災時に熱風等の煙りの拡散と延焼が防止さ
れる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0020】1は出入口、非常口及び通路等の被遮蔽部
2の相対する両側壁部にそれぞれ相対して垂直状に固定
された上下方向の左右のガイドレールで、この左右のガ
イドレール1は互いに対向して上下方向の挿入口3を開
口した前後のガイド側板部4を有して断面略コ字形状に
形成されている。
【0021】また、前記左右のガイドレール1の上端部
に後述する重錘体の両端部の係合部を案内するガイド体
5がそれぞれ設けられている。この左右のガイド体5
は、前記ガイドレール1の一方側のガイド側板部4の上
端部に一体に突設された上下方向の第1のガイド片6
と、この第1のガイド片6に対向して前記ガイドレール
1の他方側のガイド側板部4の上端部に一体に突設され
た上下方向の第2のガイド片7と、により形成され、こ
の第1のガイド片6及び第2のガイド片7にて前記挿入
口3に連通し後述する重錘体の両端部の係合部を案内す
る案内路8が形成されている。
【0022】また、前記第1のガイド片6の上端部に後
述する巻取ドラムに向かって拡開傾斜した案内片9がそ
れぞれ一体に突出され、この案内片9の突出端部に後述
する重錘体の両端部の係合部を係合するストッパー10が
それぞれ設けられている。
【0023】前記ストッパー10は、前記案内片9の突出
端部にこの突出端部に対して上方に向かって略直角状に
折り曲げ形成され後述する重錘体の両端部の係合部を係
合して係止する係止片部11と、この係止片部11の上端部
に前記案内片9に対向して前記案内路8に向かって突出
された突出片部12と、を有して断面略コ字形状に形成さ
れている。
【0024】また、前記第2のガイド片7の上端部に前
記案内片9と反対方向に向かって拡開傾斜した案内突片
13がそれぞれ一体に突出され、この案内突片13と前記第
1のガイド片6の案内片9とにより、後述する重錘体の
両端部の係合部を前記案内路8に案内するようになって
いる。
【0025】つぎに、前記被遮蔽部2の上框体等の上側
壁部14には前記左右のガイドレール1の上端部をそれぞ
れ挿入したスクリーンボックス15が固定され、このスク
リーンボックス15は下端部に前記左右のガイドレール1
の挿入口3にそれぞれ連通して開口した左右方向のスク
リーン案内口16が開口して形成されている。
【0026】また、前記スクリーンボックス15の左右の
側板部17に相対して軸受体18がそれぞれ取り付けられ、
この左右の軸受体18に左右方向の巻取ドラム19を有する
巻取軸20の両端部がそれぞれ回転自在に軸架され、この
巻取軸20の一端部にはこの巻取軸20を駆動回転する回転
輪21が固着されている。
【0027】また、前記スクリーンボックス15内には正
逆転可能なモータ22が固定され、このモータ22の出力軸
23には前記回転輪21に対向する位置に駆動輪24が固着さ
れ、この駆動輪24と前記回転輪21との間には無端回行体
25が回行自在に懸架されている。
【0028】前記モータ22は図示しない自動閉鎖装置に
接続され制御手段からの火災信号等の出力信号により作
動され、このモータ22の出力は減速されて前記巻取軸20
に伝達されるようになっている。また、前記モータ22は
後述する重錘体が前記被遮蔽部2の床面26に着床するこ
とにより検知される検知信号を入力した前記制御手段か
らの停止信号により作動が停止されるようになってい
る。
【0029】つぎに、前記巻取ドラム19には前記被遮蔽
部2を遮蔽するシート体27の上端部が固着されて巻き戻
し自在に巻回されている。このシート体27は難燃性耐火
シート体28にて形成され、この難燃性耐火シート体28
は、たとえば、ガラスクロス、シリカクロス等からなる
一枚仕立ての難燃性布地等にて形成されている。
【0030】前記難燃性耐火シート体28は、前記巻取ド
ラム19から巻き戻されて前記被遮蔽部2を遮蔽した際に
弛む長さに形成され、その幅方向の両側端部は前記左右
のガイドレール1の挿入口3に挿入した挿入部29として
それぞれ形成されている。
【0031】そして、前記難燃性耐火シート体28は前記
巻取ドラム19の巻き戻し回転により幅方向の両側端部の
挿入部29を前記左右のガイドレール1の挿入口3に挿入
した状態で昇降され、その下降時に前記被遮蔽部2を遮
蔽するようになっている。
【0032】また、前記難燃性耐火シート体28の下端部
に前記被遮蔽部2の床面26に着床する難燃性耐火シート
体28の幅方向の第1の重錘体30が設けられている。この
第1の重錘体30は難燃性重錘体31にて形成され、この第
1の難燃性重錘体31は前記難燃性耐火シート体28の下端
部を折り返して形成された円筒状部32と、この円筒状部
32内に挿通された所定の重量を有する棒状材33と、によ
り形成されている。
【0033】そして、前記第1の難燃性重錘体31は両端
部を前記左右のガイドレール1の挿入口3内に昇降自在
に挿入した挿入部31a として形成され、この両端部の挿
入部31a の外端は前記難燃性耐火シート体28の幅方向の
両側端部の挿入部29の外端に連続して形成されている。
【0034】また、前記難燃性耐火シート体28の上部に
すなわち、この難燃性耐火シート体28が巻き戻され前記
第1の重錘体30が前記被遮蔽部2の床面26に着床した際
に前記ガイド体5の案内路8内に位置する部分にこの難
燃性耐火シート体28を弛ませる難燃性耐火シート体28の
幅方向の第2の重錘体34が設けられている。この第2の
重錘体34は両端部を前記ガイド体5の案内路8内に挿入
されかつ前記左右のストッパー10に係合して係止される
係合部35として前記難燃性耐火シート体28の幅方向の両
側端部に突出されている。
【0035】前記第2の重錘体34は難燃性重錘体36にて
形成され、この第2の難燃性重錘体36は前記難燃性耐火
シート体28に形成された円筒状部37と、この円筒状部37
内に挿通された所定の重量を有する棒状材38と、により
形成されている。
【0036】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0037】被遮蔽部2を遮蔽する際、たとえば、被遮
蔽部2を遮蔽する火災時に制御手段からの火災信号によ
りモータ22が作動されると、このモータ22からの出力に
より巻取軸20がシート体27すなわち、難燃性耐火シート
体28を巻き戻す方向に駆動回転され、この巻取軸20の巻
取ドラム19から難燃性耐火シート体28が順次巻き戻され
るとともに、難燃性耐火シート体28の両挿入部29が左右
のガイドレール1の挿入口3に沿ってそれぞれ案内され
て下降され、かつ、この難燃性耐火シート体28の下端部
の第1の重錘体30すなわち、第1の難燃性重錘体31の両
挿入部31a が左右のガイドレール1の挿入口3に沿って
それぞれ案内されながらこの第1の難燃性重錘体31の重
量によりスムーズにかつ迅速に下降される。
【0038】そして、難燃性耐火シート体28(シート体
27)の下端部の第1の難燃性重錘体31が被遮蔽部2の床
面26に着床されるとともに、モータ22は検知される検知
信号を入力した制御手段からの停止信号により作動が停
止され、巻取軸20の巻取ドラム19の駆動回転が停止さ
れ、この難燃性耐火シート体28及び第1の難燃性重錘体
31にて被遮蔽部2が全面的に遮蔽される。
【0039】この際、難燃性耐火シート体28の下端部の
第1の難燃性重錘体31が被遮蔽部2の床面26に着床され
ても巻取ドラム19から難燃性耐火シート体28が更に所定
の長さだけ巻き戻されることにより、第1の難燃性重錘
体31が床面26に着床された状態で第2の重錘体34すなわ
ち第2の難燃性重錘体36の重量により難燃性耐火シート
体28が下方に押動され、この難燃性耐火シート体28の下
部が複数列に亘って略波形状に弛んだ状態に変形され、
この難燃性耐火シート体28の下部に略波形状の伸長部39
が形成される。
【0040】そして、巻取ドラム19の駆動回転が停止さ
れるが、この際、巻取ドラム19が直ちに停止せずに更に
難燃性耐火シート体28を巻き戻す方向に慣性により回動
した場合には、すなわち、巻取ドラム19にて被遮蔽部2
を遮蔽した難燃性耐火シート体28が逆巻きに巻かれて巻
き上げられた場合には、この難燃性耐火シート体28の上
部に設けた第2の難燃性重錘体36の両端部の係合部35が
両側部のガイド体5の第1のガイド片6の案内片9に案
内されてストッパー10にそれぞれ係合される。
【0041】そして、この両側部のストッパー10にて第
2の難燃性重錘体36を介して難燃性耐火シート体28が巻
取ドラム19に逆巻きに巻かれることを阻止されるととも
に、この難燃性耐火シート体28の下端部の第1の難燃性
重錘体31が床面26に着床した状態に保持される。
【0042】この際、巻取ドラム19にて被遮蔽部2を遮
蔽した難燃性耐火シート体28が逆巻きに巻かれて多少巻
き上げられても、この難燃性耐火シート体28は下部に複
数列に亘って略波形状に弛んだ状態に変形された伸長部
39が形成されていることにより、この難燃性耐火シート
体28の弛んだ部分が多少伸長されて引き上げられること
があっても、この難燃性耐火シート体28が全体として引
き上げられることが阻止される。
【0043】したがって、この難燃性耐火シート体28に
てこの難燃性耐火シート体28の下端部の第1の難燃性重
錘体31が床面26から上方に引き上げられることがなく、
この第1の難燃性重錘体31と床面26との間に煙りや熱風
等が流出する隙間が形成されることを防止される。
【0044】また、難燃性耐火シート体28及び第1の難
燃性重錘体31にて被遮蔽部2を遮蔽した状態でこの難燃
性耐火シート体28が熱風等の火災熱により加熱されるこ
とによりこの難燃性耐火シート体28が上方に収縮して
も、この難燃性耐火シート体28は下部に略波形状に弛ん
だ状態に変形された伸長部39が形成されていることによ
り、この難燃性耐火シート体28の弛んだ部分の伸長部39
が伸長して熱収縮が吸収され、この難燃性耐火シート体
28が全体として引き上げられることが防止される。
【0045】したがって、この難燃性耐火シート体28に
て第1の難燃性重錘体31が床面26から上方に引き上げら
れることがく、この第1の難燃性重錘体31と床面26との
間に煙りや熱風等が流出する隙間が形成されることが防
止され、この第1の難燃性重錘体31と床面26との間の気
密性が確実に保持され、この第1の難燃性重錘体31と床
面26との間から煙りや熱風等が流出するを確実に防止さ
れる。そして、被遮蔽部2の一方側から他方側に向かっ
て熱風等の流出が防止され、火災時に熱風等の煙りの拡
散と延焼が防止される。
【0046】また、難燃性耐火シート体28が巻き戻され
て第1の難燃性重錘体31が床面26に着床された際にこの
第1の難燃性重錘体31にて難燃性耐火シート体28の下端
部が熱風等により捲れ上がることを防止される。
【0047】また、難燃性耐火シート体28が巻き戻され
て第1の難燃性重錘体31が床面26に着床された際はこの
難燃性耐火シート体28の第2の難燃性重錘体36の両端部
の係合部35が案内路8内にそれぞれ案内されて挿入さ
れ、この両側部の案内路8内に両端部の係合部35を挿入
した第2の難燃性重錘体36にて難燃性耐火シート体28が
補強され、この難燃性耐火シート体28の両側端部に撓ん
で両挿入部29が左右のガイドレール1の挿入口3から外
れることを防止される。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、シート体の下
端部の第1の重錘体が被遮蔽部の床面に着床することに
より、このシート体及び第1の重錘体にて被遮蔽部が遮
蔽されるが、この際、シート体の下端部の第1の重錘体
が被遮蔽部の床面に着床されても巻取ドラムからシート
体が更に所定の長さだけ巻き戻されることにより、第1
の重錘体が床面に着床された状態で第2の重錘体の重量
によりシート体が下方に押動され、このシート体の下部
が略波形状に弛んだ状態に変形される。
【0049】そして、巻取ドラムの駆動回転が停止され
るが、この際、巻取ドラムが直ちに停止せずに更にシー
ト体を巻き戻す方向に慣性により回動した場合には、す
なわち、巻取ドラムにて被遮蔽部を遮蔽したシート体が
逆巻きに巻かれて巻き上げられる場合には、このシート
体の上部に設けた第2の重錘体の両端部の係合部が両側
部のガイド体のストッパーにそれぞれ係合され、この両
側部のストッパーにて第2の重錘体を介してシート体が
巻取ドラムに逆巻きに巻かれて巻き上げられることを確
実に阻止できるとともに、このシート体の下端部の第1
の重錘体を床面に着床した状態に確実に保持することが
できる。
【0050】この際、巻取ドラムにて被遮蔽部を遮蔽し
たシート体が逆巻きに巻かれて多少巻き上げられても、
このシート体の下部が略波形状に弛んだ状態に変形され
ていることにより、このシート体の弛んだ部分が多少伸
長されて引き上げられることがあっても、このシート体
が全体として引き上げられることがなく、この第1の重
錘体と床面との間に煙りや熱風等が流出する隙間が形成
されることを確実に防止できる。
【0051】したがって、シート体を下降して被遮蔽部
を遮蔽した際は常時第1の重錘体を床面に着床でき、こ
のシート体にて第1の重錘体を床面から引き上げらるこ
とを防止して第1の重錘体と床面との間の気密性を確実
に保持でき、この第1の重錘体と床面との間から煙りや
熱風等が流出するを確実に防止できる。
【0052】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、シート体が巻き戻されて第1の重錘体が
床面に着床された際はこのシート体の第2の重錘体の両
端部の係合部が案内路内にそれぞれ案内されて挿入さ
れ、この両側部の案内路内に両端部の係合部を挿入した
第2の重錘体にてシート体を補強することができる。
【0053】また、巻取ドラムにて被遮蔽部を遮蔽した
シート体が逆巻きに巻かれて巻き上げられる場合には、
このシート体の上部に設けた第2の重錘体の両端部の係
合部がそれぞれ案内片に案内されて両側部のストッパー
にそれぞれ確実に係合され、この両側部のストッパーに
てシート体が巻取ドラムに逆巻きに巻かれて巻き上げら
れることを確実に阻止できるとともに、このシート体の
下端部の第1の重錘体を床面に着床した状態に確実に保
持することができる。
【0054】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明の効果に加え、難燃性耐火シート体及び第1の
難燃性重錘体にて被遮蔽部を遮蔽した状態でこの難燃性
耐火シート体が熱風等の火災熱により加熱されることに
よりこの難燃性耐火シート体が上方に収縮しても、この
難燃性耐火シート体の下部が略波形状に弛んだ状態に変
形されていることにより、この難燃性耐火シート体の弛
んだ部分で熱収縮が吸収され、この難燃性耐火シート体
が全体として引き上げられることを確実に防止できる。
【0055】したがって、この難燃性耐火シート体にて
第1の難燃性重錘体が床面から上方に引き上げられるこ
とがく、この第1の難燃性重錘体と床面との間に煙りや
熱風等が流出する隙間が形成されることを確実に防止で
き、被遮蔽部の一方側から他方側に向かって熱風等の流
出が防止され、火災時に熱風等の煙りの拡散と延焼を防
止できる耐火スクリーン装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すスクリーン装置の一
部を切欠した正面図である。
【図2】同上ストッパーに第2の重錘体の係合部を係合
した状態の斜視図である。
【図3】同上スクリーン装置の側面図である。
【図4】同上シート体の下降状態を示す説明側面図であ
る。
【図5】同上シート体を下降して被遮蔽部を遮蔽した状
態を示す説明側面図である。
【図6】同上ストッパーに第2の重錘体の係合部が係合
された状態を示す説明側面図である。
【符号の説明】
1 ガイドレール 2 被遮蔽部 3 挿入口 5 ガイド体 6 第1のガイド片 7 第2のガイド片 8 案内路 9 案内片 10 ストッパー 19 巻取ドラム 26 床面 27 シート体 28 難燃性耐火シート体 30 第1の重錘体 31,36 難燃性重錘体 34 第2の重錘体 35 係合部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E06B 9/17 E06B 9/17 B H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被遮蔽部の両側部に相対して固定され互
    いに対向して挿入口を上下方向に形成したガイドレール
    と、この両側部のガイドレール間の上方に回転自在に設
    けられた巻取ドラムと、この巻取ドラムに巻き戻し自在
    に巻回され巻き戻し時に前記両側部のガイドレールの挿
    入口に幅方向の両側端部を挿入した状態で下降され下端
    部が前記被遮蔽部の床面に着床してこの被遮蔽部を遮蔽
    するシート体と、を具備し、 前記シート体は、前記巻取ドラムから巻き戻されて前記
    被遮蔽部を遮蔽した際に弛む長さに形成され、このシー
    ト体の下端部に設けられ前記被遮蔽部の床面に着床する
    シート体の幅方向の第1の重錘体と、このシート体の上
    部に設けられ両端部を係合部としてこのシート体の両側
    端部に突出し前記第1の重錘体の着床時にこのシート体
    を弛ませるシート体の幅方向の第2の重錘体と、を有
    し、 前記両側部のガイドレールは、このガイドレールにそれ
    ぞれ設けられ前記第2の重錘体の係合部を案内するガイ
    ド体と、このガイド体にそれぞれ設けられ前記被遮蔽部
    を遮蔽した位置に前記シート体を巻き戻し下降した前記
    巻取ドラムの慣性による回動時に前記第2の重錘体の係
    合部を係合して前記シート体の巻き上げを阻止するスト
    ッパーと、を有する、 ことを特徴とするスクリーン装置。
  2. 【請求項2】 ガイド体は、ガイドレールの挿入口に連
    通し第2の重錘体の係合部を案内する案内路を形成した
    相対する上下方向の第1のガイド片及び第2のガイド片
    にて形成され、ストッパーは、前記第1のガイド片と第
    2のガイド片とのいずれか一方の上端部に巻取ドラムに
    向かって拡開傾斜して突出され前記第2の重錘体の係合
    部を案内する案内片に設けられている、 ことを特徴とする請求項1記載のスクリーン装置。
  3. 【請求項3】 シート体は、難燃性耐火シート体にて形
    成され、第1の重錘体及び第2の重錘体は、難燃性重錘
    体にて形成されている、 ことを特徴とする請求項1または2に記載のスクリーン
    装置。
JP19542897A 1997-07-22 1997-07-22 スクリーン装置 Expired - Fee Related JP3639089B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19542897A JP3639089B2 (ja) 1997-07-22 1997-07-22 スクリーン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19542897A JP3639089B2 (ja) 1997-07-22 1997-07-22 スクリーン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1133133A true JPH1133133A (ja) 1999-02-09
JP3639089B2 JP3639089B2 (ja) 2005-04-13

Family

ID=16340913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19542897A Expired - Fee Related JP3639089B2 (ja) 1997-07-22 1997-07-22 スクリーン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3639089B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003138869A (ja) * 2001-11-05 2003-05-14 Seiki Juko Kk 横引き式網戸
KR100949142B1 (ko) 2008-03-26 2010-03-25 곽병철 과다상승 방지수단이 구비된 출입구 개폐용 천막샷타
JP2013087494A (ja) * 2011-10-18 2013-05-13 Bunka Shutter Co Ltd 開閉体の気密構造
CN106801572A (zh) * 2016-12-21 2017-06-06 丁玉梅 双层防火卷帘

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003138869A (ja) * 2001-11-05 2003-05-14 Seiki Juko Kk 横引き式網戸
KR100949142B1 (ko) 2008-03-26 2010-03-25 곽병철 과다상승 방지수단이 구비된 출입구 개폐용 천막샷타
JP2013087494A (ja) * 2011-10-18 2013-05-13 Bunka Shutter Co Ltd 開閉体の気密構造
CN106801572A (zh) * 2016-12-21 2017-06-06 丁玉梅 双层防火卷帘

Also Published As

Publication number Publication date
JP3639089B2 (ja) 2005-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3007584B2 (ja) 耐火スクリーン装置
JP3470945B2 (ja) スクリーン装置
JP3682150B2 (ja) 耐火スクリーン装置
US5577541A (en) Rolling door assembly having pass door arrangement
JPH1133133A (ja) スクリーン装置
JP2878220B2 (ja) 耐火スクリーン装置
JP3418107B2 (ja) スクリーン装置
JP3511448B2 (ja) シートシャッター装置
JP3073714B2 (ja) スクリーン装置
JP3429640B2 (ja) スクリーン装置
JP3007588B2 (ja) 耐火スクリーン装置
JP3540548B2 (ja) スクリーン装置
JP3599302B2 (ja) 耐火スクリーン装置
JP2004251021A (ja) スクリーン装置
JP3007589B2 (ja) 耐火スクリーン装置
JPH11197261A (ja) 耐火スクリーン装置
JP3593440B2 (ja) スクリーン装置
JPH10165531A (ja) 耐火スクリーン装置
JP3048993B2 (ja) 耐火スクリーン装置
JPH1130084A (ja) シートシャッター装置
JP3593453B2 (ja) 耐火スクリーン装置
JP3085578B2 (ja) 耐火スクリーン装置
JP2960030B2 (ja) 耐火スクリーン装置
JP3088001B2 (ja) スクリーン装置
JP2004244806A (ja) スクリーン装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110121

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110121

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees