JPH10258133A - 耐火スクリーン装置 - Google Patents

耐火スクリーン装置

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JPH10258133A
JPH10258133A JP9064973A JP6497397A JPH10258133A JP H10258133 A JPH10258133 A JP H10258133A JP 9064973 A JP9064973 A JP 9064973A JP 6497397 A JP6497397 A JP 6497397A JP H10258133 A JPH10258133 A JP H10258133A
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Koji Nakajima
厚二 中島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成によって難燃性着床体17の両側端
部と両側部のガイドレール1との間を確実に閉塞して煙
りや火炎が流出することを防止でき、煙りの拡散と延焼
の危険が少なく、避難、誘導、救助活動等を迅速かつ円
滑に行うことに十分に寄与できる耐火スクリーン装置を
提供する。 【解決手段】 被遮蔽部2の両側部に固定し上下方向の
挿入口3を形成したガイドレール1と、この両ガイドレ
ール1の挿入口3に幅方向の両側端部を挿入し被遮蔽部
2を遮蔽する昇降自在の難燃性耐火シート体14と、この
難燃性耐火シート体14の下端部にこの難燃性耐火シート
体14の幅方向の両側端部を残して取り付け被遮蔽部2の
床面16に着床する難燃性着床体17と、この難燃性着床体
17の両側端部に取り付け難燃性着床体17の両側端部と両
ガイドレール1との間に形成される間隙Aを閉塞する難
燃性カバー体32と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐火スクリーン装置
に係り、火災時に煙りの拡散と延焼を防止するものに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の耐火スクリーン装置とし
ては、たとえば、両側部に相対して上下方向のガイドレ
ールをそれぞれ固定し、この両側部のガイドレールの対
向面に形成された上下方向の挿入口に幅方向の両側端部
を挿入してこのガイドレール間の被遮蔽部を遮蔽する耐
火シートを昇降自在に設けたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな耐火スクリーン装置では、下降時に耐火シートが急
速に落下され難いとともに、この耐火シートの下端部が
被遮蔽部の床面に密着され難い、という問題がある。
【0004】そこで、耐火シートの下端部にこの耐火シ
ートを急速に落下させ被遮蔽部の床面に密着させる着床
体を取り付けることが考えられる。この構成では、両側
部のガイドレールの挿入口の開口幅は前記着床体の両側
端部を昇降させる広さを必要とし、このため、耐火シー
トの厚みに比して挿入口の開口幅が拡がり、この耐火シ
ートの幅方向の両側端部と両側部のガイドレールの挿入
口との間に形成される間隙から火災時に煙りが流出し易
くなる、という問題がある。
【0005】そこで、耐火シートの下端部にこの耐火シ
ートの幅方向の両側端部を残して着床体を取り付ける、
すなわち、耐火シートの下端部にこの耐火シートの幅よ
りも若干短く形成した着床体を取り付けることにより、
耐火シートの幅方向の両側端部を挿入する両側部のガイ
ドレールの挿入口の開口幅が着床体の両側端部を挿入し
ない分だけ狭くなり、耐火シートの幅方向の両側端部と
両側部のガイドレールの挿入口との間から火災時に煙り
が流出し難くなり、また、耐火シートは着床体によって
ガイドレールの抵抗を受けることなく昇降させることが
できる利点がある。
【0006】しかし、この構成では、耐火シートにて被
遮蔽部を遮蔽した状態では、着床体の両側端部と両側部
のガイドレールとの間には、耐火シートの下端部にこの
耐火シートの幅方向の両側端部を残して取り付けた着床
体の短い分の広さの間隙がそれぞれ形成され、この両側
端部の間隙から火災時に煙りや火炎が流出し易く煙りの
拡散と延焼の危険がある、という問題がある。
【0007】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、簡単な構成によって難燃性着床体の両側端部と
両側部のガイドレールとの間の間隙を確実に閉塞でき、
この難燃性着床体の両側端部と両側部のガイドレールと
の間から煙りや火炎が流出することを防止でき、煙りの
拡散と延焼の危険が少なく、したがって、避難、誘導、
救助活動等を迅速かつ円滑に行うことに十分に寄与でき
る耐火スクリーン装置を提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の耐火スク
リーン装置は、被遮蔽部の両側部に相対して固定され対
向面に上下方向の挿入口をそれぞれ形成したガイドレー
ルと、この両側部のガイドレールの挿入口に幅方向の両
側端部をそれぞれ挿入して昇降自在に設けられ前記被遮
蔽部を遮蔽する難燃性耐火シート体と、この難燃性耐火
シート体の下端部にこの難燃性耐火シート体の幅方向の
両側端部を残して取り付けられ前記被遮蔽部の床面に着
床する難燃性着床体と、この難燃性着床体の両側端部に
それぞれ取り付けられこの難燃性着床体の両側端部と前
記両側部のガイドレールとの間に形成される間隙を閉塞
する難燃性カバー体と、を具備したものである。
【0009】そして、被遮蔽部を遮蔽する際には難燃性
耐火シート体を下降することにより、この難燃性耐火シ
ート体は両側部のガイドレールに案内されて下降され、
この難燃性耐火シート体の下端部の難燃性着床体が被遮
蔽部の床面に着床することにより、被遮蔽部が遮蔽され
る。
【0010】この際、難燃性着床体の両側端部の難燃性
カバー体はガイドレールの抵抗を受けることなくガイド
レールに沿って下降され、したがって、難燃性耐火シー
ト体はスムーズに下降される。
【0011】また、難燃性着床体が被遮蔽部の床面に着
床して難燃性耐火シート体にて被遮蔽部を遮蔽するとと
もに、この難燃性着床体の両側端部の難燃性カバー体に
て難燃性着床体の両側端部と両側部のガイドレールとの
間の間隙が閉塞され、したがって、難燃性着床体の両側
端部と両側部のガイドレールとの間から煙りや火炎が流
出することを防止される。
【0012】請求項2記載の耐火スクリーン装置は、請
求項1記載の耐火スクリーン装置において、難燃性カバ
ー体は、難燃性着床体の両側端部から難燃性耐火シート
体の下端部に突出されガイドレールの挿入口に先端部を
挿入する閉塞板部と、この閉塞板部に一体に形成され難
燃性着床体の両側端部に取り付ける取付板部と、を有す
るものである。
【0013】そして、難燃性耐火シート体の下降時には
閉塞板部の先端部がガイドレールの挿入口に挿入された
状態でスムーズに下降され、また、難燃性耐火シート体
が下降した被遮蔽部の遮蔽時には閉塞板にて難燃性着床
体の両側端部と両側部のガイドレールとの間の間隙が閉
塞される。
【0014】請求項3記載の耐火スクリーン装置は、請
求項1または2記載の耐火スクリーン装置において、難
燃性着床体は、難燃性耐火シート体の下端部を幅方向の
全長に亘って挟持した一対の難燃性挟持板を有し、この
難燃性挟持板の両側端下部に閉塞板部の上端部をそれぞ
れ接合するものである。
【0015】そして、一対の難燃性挟持板にて難燃性耐
火シート体の下端部を幅方向の全長に亘って挟持され、
難燃性耐火シート体がスムーズに下降される。また、被
遮蔽部の遮蔽時には難燃性挟持板の両側端下部に上端部
をそれぞれ接合した閉塞板部にて難燃性着床体の両側端
部と両側部のガイドレールとの間が閉塞される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0017】1は被遮蔽部2の相対する両側壁部にそれ
ぞれ相対して垂直状に固定された上下方向の左右のガイ
ドレールで、この左右のガイドレール1は相対する対向
面に挿入口3をそれぞれ上下方向に形成して断面略コ字
形状に形成され、この左右の挿入口3はそれぞれ開口縁
から相対して外方に向かって略平行に突出した上下方向
の案内片3a,3bにて形成されている。
【0018】また、前記被遮蔽部2の上框体等の上側壁
部4には前記左右のガイドレール1の上端部をそれぞれ
挿入したスクリーンボックス5が固定され、このスクリ
ーンボックス5は下端部に前記左右のガイドレール1の
挿入口3にそれぞれ連通して開口した左右方向の案内口
6を有している。前記被遮蔽部2は出入口、非常口及び
通路等の開口部を意味している。
【0019】また、前記スクリーンボックス5内には左
右方向の巻取ドラム7を有する巻取軸8が回転自在に軸
架され、この巻取軸8の一端部にはこの巻取軸8を回転
駆動する回転輪9が固着されている。また、前記回転輪
9の下方に位置して前記スクリーンボックス5内には正
逆転可能なモータ10が固定され、このモータ10の出力軸
11には前記回転輪9に対向する位置に駆動輪12が固着さ
れ、この駆動輪12と前記回転輪9との間には無端回行体
13が回行自在に懸架されている。
【0020】前記モータ10は図示しない制御盤等からの
煙感知、熱感知等の火災信号により作動されるようにな
っている。そして、前記モータ10の出力は減速されて前
記巻取軸8に伝達されるようになっている。
【0021】つぎに、前記巻取ドラム7には前記被遮蔽
部2を遮蔽する昇降自在の難燃性耐火シート体14の一端
部(上端部)が固着されて巻き付けられ、この難燃性耐
火シート体14は前記巻取ドラム7の巻き戻しにより前記
左右のガイドレール1の挿入口3に沿って下降され前記
被遮蔽部2を遮蔽するようになっている。
【0022】前記難燃性耐火シート体14は、ガラスクロ
ス、シリカクロス等からなる一枚仕立ての難燃性布地等
にて前記被遮蔽部2を遮蔽する幅にて形成され、その幅
方向の両側端部が前記左右のガイドレール1の挿入口3
に挿入する挿入部15として形成されている。
【0023】また、前記難燃性耐火シート体14の下端部
には前記被遮蔽部2の床面16に着床する難燃性耐火シー
ト体14の幅方向の両側端部を残して難燃性着床体17が取
り付けられている。前記難燃性着床体17は、難燃性耐火
シート体14の幅方向の長さよりも僅かに短くこの難燃性
耐火シート体14の幅方向の両側端部を残す長さで形成さ
れた着床材18と、この着床材18の上端部に相対して平行
に一体に固着され前記難燃性耐火シート体14の幅方向の
長さと同長の一対の難燃性挟持板19と、を有している。
【0024】前記着床材18は、下端部に前記床面16に着
床する水平状の着床板20と、この着床板20の幅方向の両
端部から相対して一体に突設された両側板21と、この両
側板21の上端部間に一体に水平状に形成され前記一対の
難燃性挟持板19を固着した支持板22と、を有して断面略
矩形状に形成されている。そして、前記着床材18は両側
端部が前記難燃性耐火シート体14の幅方向の両側端部よ
り短く、この着床材18は両側端部と前記左右のガイドレ
ール1との間には所定の間隔の間隙Aが形成されるよう
になっている。
【0025】また、前記両側板21には長さ方向の両側端
部及びその途中に所定の間隔をおいてそれぞれ相対して
複数のねじ孔23がそれぞれ形成されている。そして、前
記両側板21は各位置の複数のねじ孔23にワッシャ24を介
して複数の固定ねじ25を螺着することにより固着され、
しかして、着床材18は全体的に断面略矩形状に形成され
ている。すなわち、前記着床材18は二つ割りに形成さ
れ、各位置の複数の固定ねじ25にて固着されることによ
り、全体的に断面略矩形状に形成されている。
【0026】また、前記一対の難燃性挟持板19は前記支
持板22上に前記難燃性耐火シート体14を挿通する挿通間
隙26を形成して相対して一体に立設され、この挿通間隙
26は前記支持板22にこの挿通間隙26に連通した連通口27
を介して前記着床材18内に連通されている。
【0027】また、前記難燃性耐火シート体14の下端部
にはこの難燃性耐火シート体14の幅方向と同長で前記連
通口27より大径の円筒状の抜止部28が形成されている。
この抜止部28は、前記難燃性耐火シート体14の下端部を
折り返して難燃性耐火シート体14に重合して固定した折
返片29と、この折返片29の折り返しにより形成された中
空部30内に挿通した難燃性耐火シート体14の幅方向と同
長の丸棒状の心材31とにより形成されている。
【0028】そして、前記難燃性耐火シート体14は、そ
の下端部の折返片29及びこの折返片29を重合して固定し
た難燃性耐火シート体14の重合部が前記連通口27に挿通
されて前記一対の難燃性挟持板19にて挟持されるととも
に前記抜止部28が前記着床材18内に配置されて抜け止め
されている。
【0029】つぎに、前記難燃性着床体17の着床材18の
両側端部にはこの着床材18の両側端部と前記左右のガイ
ドレール1との間に形成された前記間隙Aを閉塞する難
燃性カバー体32がそれぞれ取り付けられている。
【0030】前記両側端部の難燃性カバー体32は、前記
着床材18の両側端面18a に当接してこの着床材18の両側
端面18a の開口を閉塞し下端面が前記着床板20の下端面
と一致する着床材18の幅方向の閉塞板兼用の当接板部33
と、この当接板部33の一端部から前記一方側の難燃性挟
持板19の下端部に沿って前記ガイドレール1に向かって
突出されガイドレール1の挿入口3内に挿入する先端部
34を有しかつ下端面が前記着床板20の下端面と一致する
閉塞板部35と、前記当接板部33の他端部に一体に形成さ
れ前記着床材18の一方側の側板21に取り付ける取付板部
36と、をそれぞれ有している。
【0031】また、前記取付板部36には前記着床材18の
両側端部の複数のねじ孔23にそれぞれ連通する複数の取
付孔37が形成されている。
【0032】そして、前記着床材18の一方側の側板21の
両側端部に前記取付板部36をそれぞれ当接し、この取付
板部36の各取付孔37から一方側の側板21及び他方側の側
板21の各ねじ孔23に前記ワッシャ24を介して前記固定ね
じ25をそれぞれ捩じ込んで締着する。
【0033】これにより、一方側の側板21の両側端部に
取付板部36がそれぞれ取れ付けられて固着され、かつ、
前記閉塞板部35が上端部を前記一方側の難燃性挟持板19
の側端下部に接合された状態で前記ガイドレール1に向
かってそれぞれ突出され、この閉塞板部35の先端部34が
前記前記難燃性耐火シート体14の幅方向の両側端及び前
記一対の難燃性挟持板19の両側端に一致する位置に突出
されている。
【0034】そして、前記着床材18の両側端部に前記難
燃性カバー体32をそれぞれ取り付けた状態では、この着
床材18及びこの着床材18の両側端部の難燃性カバー体32
の閉塞板部35からなる長さは前記難燃性耐火シート体14
の幅に一致する長さとなり、この両側端部の難燃性カバ
ー体32の閉塞板部35にて前記一方側の難燃性挟持板19の
両側端下部に位置して前記着床材18の両側端部と前記左
右のガイドレール1との間に形成された間隙Aが閉塞さ
れるようになっている。
【0035】なお、前記難燃性耐火シート体14、難燃性
着床体17及び難燃性カバー体32は火災時の火の熱に強く
燃えにくいものからなっている。
【0036】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0037】火災時に制御盤等からの火災信号によりモ
ータ10が作動されると、このモータ10からの出力により
巻取軸8が難燃性耐火シート体14を巻き戻す方向に回転
駆動され、この巻取軸8の巻取ドラム7にて難燃性耐火
シート体14が順次巻き戻され、この難燃性耐火シート体
14が、その両側端部を左右のガイドレール1の挿入口3
に挿入した状態で順次下降され、かつ、この難燃性耐火
シート体14の下降に先行して難燃性耐火シート体14の下
端部の難燃性着床体17が、その両側端部の難燃性カバー
体32の先端部34を左右のガイドレール1の挿入口3に挿
入した状態で順次下降される。
【0038】この際、難燃性耐火シート体14の下端部の
抜止部28は一対の難燃性挟持板19の連通口27より大径の
円筒状に形成されているため、この抜止部28にて難燃性
耐火シート体14の下降時に難燃性着床体17の重量により
この難燃性着床体17が難燃性耐火シート体14の下端部か
ら抜け落ちて落下することが防止される。そして、この
難燃性着床体17の重量により難燃性耐火シート体14が順
次スムーズに下降される。
【0039】また、この難燃性耐火シート体14の下端部
の着床材18の着床板20が床面16に着床され、かつ、この
着床材18の両側端部の難燃性カバー体32の閉塞板部35の
下端部が床面16に着床されるとともにモータ10の作動が
停止される。
【0040】そして、この難燃性耐火シート体14、この
難燃性耐火シート体14の下端部の着床材18及びこの着床
材18の両側端部の難燃性カバー体32の閉塞板部35にて被
遮蔽部2が遮蔽される。
【0041】この際、難燃性着床体17の両側端部に固着
された難燃性カバー体32の閉塞板部35の先端部34は一方
側の難燃性挟持板19と同一平面に形成されているため、
難燃性耐火シート体14の下降時には両側端部の閉塞板部
35の先端部34が左右のガイドレール1の抵抗を受けるこ
となく左右のガイドレール1に沿ってスムーズに下降さ
れ、したがって、難燃性耐火シート体14はスムーズに下
降される。
【0042】また、難燃性着床体17の着床材18の着床板
20が被遮蔽部2の床面16に着床して難燃性耐火シート体
14にて被遮蔽部2を遮蔽する際には、これと同時にこの
着床材18の両側端部の難燃性カバー体32の閉塞板部35の
下端部が被遮蔽部2の床面16に着床し、この両側端部の
閉塞板部35が着床材18の両側端部と両側部のガイドレー
ル1との間に位置される。
【0043】そして、この両側端部の閉塞板部35にて着
床材18の両側端部と両側部のガイドレール1との間に形
成される間隙Aが閉塞され、かつ、この閉塞板部35に一
体の当接板部33にて着床材18の両側端部が閉塞されてい
ることにより、この着床材18の両側端部と両側部のガイ
ドレール1との間に火災時の煙り等が流出する間隙Aが
形成されることがなく、この着床材18の両側端部と両側
部のガイドレール1との間が確実に閉塞される。
【0044】したがって、難燃性耐火シート体14、難燃
性着床体17及びこの難燃性着床体17の両側端部の難燃性
カバー体32にて被遮蔽部2が遮蔽され、この被遮蔽部2
の手前側と反対側が気密に仕切られ、かつ、難燃性着床
体17の両側端部と両側部のガイドレール1との間も確実
に遮蔽される。
【0045】そして、火災時の煙り等が流出することを
防止され、煙りの拡散と延焼が防止され、避難、誘導、
救助活動等が迅速かつ円滑に混乱なく整然と行われ易く
なる。
【0046】つぎに、前記実施の形態では、難燃性カバ
ー体32は難燃性着床体17の両側端部にワッシャ24を介し
て複数の固定ねじ25にてそれぞれ固定する場合について
説明したが、これに限らず、難燃性カバー体32は難燃性
着床体17の両側端部にワッシャ24を介して1本の固定ね
じ25にてそれぞれ固定するようにしてもよい。
【0047】このように構成することにより、難燃性カ
バー体32の取付板部36及び難燃性着床体17の両側板21の
両側端部に複数のねじ孔23及びこの複数のねじ孔23に連
通する複数の取付孔37をそれぞれ形成する必要がなく、
これらの孔加工の手数が少なくなるとともに、難燃性カ
バー体32の取り付け作業が容易になる。
【0048】また、前記実施の形態では、難燃性カバー
体32は難燃性着床体17の両側端部にワッシャ24を介して
複数の固定ねじ25にてそれぞれ固定する場合について説
明したが、これに限らず、難燃性カバー体32は難燃性着
床体17の両側端部に溶接または接着等の固定手段にて固
定するようにしてもよい。
【0049】このように構成することにより、難燃性カ
バー体32の取付板部36及び難燃性着床体17の両側板21の
両側端部に固定ねじ25を挿通するねじ孔23及び取付孔37
を形成する孔加工の必要がなく、難燃性カバー体32は現
場の状況に応じて難燃性着床体17の両側端部に位置決め
して容易に一体に固着することができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、難燃性着床体
の両側端部にこの難燃性着床体の両側端部と両側部のガ
イドレールとの間を閉塞する難燃性カバー体をそれぞれ
取り付けたので、被遮蔽部を遮蔽した遮蔽時には難燃性
カバー体にて難燃性着床体の両側端部と両側部のガイド
レールとの間を確実に閉塞でき、この難燃性着床体の両
側端部と両側部のガイドレールとの間から煙りや火炎が
流出することを確実に防止でき、全体として被遮蔽部を
確実に閉塞して火災時に煙りの拡散と延焼を確実に防止
できる。
【0051】また、難燃性着床体の両側端部に難燃性カ
バー体を取り付けたので、難燃性着床体の両側端部と両
側部のガイドレールとの間を閉塞する構成が簡単であ
り、この難燃性カバー体を取り付けてもこの難燃性カバ
ー体が難燃性耐火シート体の昇降時の抵抗になることが
なく難燃性耐火シート体をスムーズに昇降させることが
できる。
【0052】したがって、簡単な構成によって火災時の
煙り等の流出を確実に防止して煙りが拡散したり延焼す
ることを防止できる一方、避難、誘導、救助活動等を迅
速かつ円滑に行うことに十分に寄与できる耐火スクリー
ン装置を提供することができる。
【0053】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、難燃性カバー体は、難燃性着床体の両側
端部から難燃性耐火シート体の下端部に突出されガイド
レールの挿入口に挿入する先端部を有する閉塞板部と、
この閉塞板部に一体に形成され難燃性着床体の両側端部
に取り付ける取付板部とを有するので、難燃性耐火シー
ト体を閉塞板部の先端部がガイドレールの挿入口に挿入
した状態でスムーズに下降させることができ、また、難
燃性耐火シート体にて被遮蔽部を遮蔽した遮蔽時には閉
塞板部にて難燃性着床体の両側端部と両側部のガイドレ
ールとの間を確実に閉塞することができる。
【0054】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明の効果に加え、難燃性着床体は、難燃性耐火シ
ート体の下端部を幅方向の全長に亘って挟持した一対の
難燃性挟持板を有し、この難燃性挟持板の両側端下部に
閉塞板部の上端部をそれぞれ接合したので、一対の難燃
性挟持板にて難燃性耐火シート体の下端部を幅方向の全
長に亘って確実に挟持でき、下降時には難燃性耐火シー
ト体の下端部が煽られることを防止でき、被遮蔽部の遮
蔽時には難燃性挟持板の両側端下部に上端部をそれぞれ
接合した閉塞板部にて難燃性着床体の両側端部と両側部
のガイドレールとの間を確実に閉塞することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す耐火スクリーン装
置の一部の斜視図である。
【図2】同上分解斜視図である。
【図3】同上組み立て状態の斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態を示す耐火スクリーン装
置の正面図である。
【図5】同上側面図である。
【符号の説明】
1 ガイドレール 2 被遮蔽部 3 挿入口 14 難燃性耐火シート体 16 床面 17 難燃性着床体 19 難燃性挟持板 32 難燃性カバー体 34 先端部 35 閉塞板部 36 取付板部 A 間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E06B 9/17 F A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被遮蔽部の両側部に相対して固定され対
    向面に上下方向の挿入口をそれぞれ形成したガイドレー
    ルと、この両側部のガイドレールの挿入口に幅方向の両
    側端部をそれぞれ挿入して昇降自在に設けられ前記被遮
    蔽部を遮蔽する難燃性耐火シート体と、この難燃性耐火
    シート体の下端部にこの難燃性耐火シート体の幅方向の
    両側端部を残して取り付けられ前記被遮蔽部の床面に着
    床する難燃性着床体と、この難燃性着床体の両側端部に
    それぞれ取り付けられこの難燃性着床体の両側端部と前
    記両側部のガイドレールとの間に形成される間隙を閉塞
    する難燃性カバー体と、を具備したことを特徴とする耐
    火スクリーン装置。
  2. 【請求項2】 難燃性カバー体は、難燃性着床体の両側
    端部から難燃性耐火シート体の下端部に突出されガイド
    レールの挿入口に先端部を挿入する閉塞板部と、この閉
    塞板部に一体に形成され難燃性着床体の両側端部に取り
    付ける取付板部と、を有することを特徴とする請求項1
    記載の耐火スクリーン装置。
  3. 【請求項3】 難燃性着床体は、難燃性耐火シート体の
    下端部を幅方向の全長に亘って挟持した一対の難燃性挟
    持板を有し、この難燃性挟持板の両側端下部に閉塞板部
    の上端部をそれぞれ接合することを特徴とする請求項1
    または2記載の耐火スクリーン装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007056449A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Sanwa Shutter Corp 防火シートシャッター装置
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KR101058484B1 (ko) * 2010-11-10 2011-08-24 제이엠스테이지(주) 무대 방화장치 및 이의 제어방법
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CN111424992A (zh) * 2020-05-14 2020-07-17 胡德凯 一种临时防火墙的搭建方法

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