JPH10256851A - 利得制御回路 - Google Patents

利得制御回路

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JPH10256851A
JPH10256851A JP5511197A JP5511197A JPH10256851A JP H10256851 A JPH10256851 A JP H10256851A JP 5511197 A JP5511197 A JP 5511197A JP 5511197 A JP5511197 A JP 5511197A JP H10256851 A JPH10256851 A JP H10256851A
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JP
Japan
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gain control
pin diode
voltage
signal
control circuit
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JP5511197A
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English (en)
Inventor
Michihiro Komatsu
道広 小松
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成部品が少なくて済み、回路構成が比較的
簡単で、製造コストを安価にでき、かつ、信号減衰度に
対して広いダイナミックレンジを持たせることを可能に
した利得制御回路を提供する。 【解決手段】 異極性方向に直列接続された第1及び第
2のPINダイオード5、16と、利得制御信号で駆動
される単一の駆動トランジスタ12と、抵抗20とを備
え、第1及び第2のPINダイオード5、16の共通接
続側の電極を交流的に信号出力端子2及び直流的に抵抗
20を介して基準電位点にそれぞれ接続し、第1のPI
Nダイオード5の共通接続側の電極とは反対側の電極を
交流的に信号入力端子1及び直流的に駆動トランジスタ
12の出力にそれぞれ接続し、第2のPINダイオード
16の共通接続側の電極とは反対側の電極を基準電位と
異なる固定直流電位点に接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利得制御回路に係
り、特に、2個または3個のPINダイオードと利得制
御信号で駆動される単一の駆動トランジスタとを用い、
簡単な回路構成により、大きな信号減衰度が得られる利
得制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョンチューナ等におい
て、自動利得制御(AGC)を行なうための利得制御回
路としては、2個のPINダイオードを用いるL型形式
のものと、3個のPINダイオードを用いるπ型形式の
ものとが知られている。
【0003】図3は、かかる既知のL型形式の利得制御
回路の構成の一例を示す回路図であり、また、図4は、
同じく既知のπ型形式の利得制御回路の構成の一例を示
す回路図である。
【0004】図3に示されるように、このL型形式の利
得制御回路は、信号入力端子31と信号出力端子32と
の間に直流阻止コンデンサ33、34を介して直列接続
された第1のPINダイオード35と、第1のPINダ
イオード35のアノードと接地点(基準電位点)間に直
流阻止コンデンサ36、37を介して直列接続された第
2のPINダイオード38と、第1のPINダイオード
35のカソードと接地点間に接続された抵抗39と、そ
れぞれベースが利得制御電圧供給端子40に接続される
NPN駆動トランジスタ41及びPNP駆動トランジス
タ42と、第1のPINダイオード35のアノードとN
PN駆動トランジスタ41のエミッタ間に接続されるイ
ンダクタ43と、第2のPINダイオード38のカソー
ドとPNP駆動トランジスタ42のエミッタ間に接続さ
れる第2抵抗44とを備えており、第2のPINダイオ
ード38のアノード及びNPN駆動トランジスタ41の
コレクタが電源端子45に接続され、PNP駆動トラン
ジスタ42のコレクタが接地点に接続された構成のもの
である。
【0005】また、図4に示されるように、π型形式の
利得制御回路は、図3に図示されたL型形式の利得制御
回路に加えて、第1のPINダイオード35のカソード
と接地点間に、直流阻止コンデンサ46、47を介して
第3のPINダイオード48が直列接続され、第3のP
INダイオード48のカソードとPNP駆動トランジス
タ42のエミッタ間に、第3抵抗49が接続され、第3
のPINダイオード48のアノードが電源端子45に接
続された構成のものである。なお、図4において、図3
に図示された構成要素と同じ構成要素については同じ符
号を付け、それら構成要素についての説明を省略してい
る。
【0006】前記構成による利得制御回路は、それぞ
れ、概略、次のように動作する。
【0007】まず、L型形式の利得制御回路の動作は、
次のとおりである。
【0008】利得制御電圧供給端子40に供給される正
極性の利得制御電圧が大きいとき、NPN駆動トランジ
スタ41が完全なオン状態またはそれに近い状態にな
り、PNP駆動トランジスタ42がオフ状態またはそれ
に近い状態になる。このとき、電源端子45の電源電圧
からNPN駆動トランジスタ41、第1のPINダイオ
ード35、抵抗39をそれぞれ介して接地点に電流が流
れ、第1のPINダイオード35のインピーダンスが小
さくなるのに対し、第2のPINダイオード38は、P
NP駆動トランジスタ42によって電流の通流が遮ら
れ、そのインピーダンスが大きくなるので、信号入力端
子31に加わる信号は、第1のPINダイオード35及
び第2のPINダイオード38の双方で殆んどまたはあ
まり減衰を受けずに、信号出力端子32に供給される。
【0009】利得制御電圧供給端子40に供給される正
極性の利得制御電圧が低下すると、NPN駆動トランジ
スタ41は、完全なオン状態またはそれに近い状態から
半オン状態に移行し、PNP駆動トランジスタ42は、
完全なオフ状態またはそれに近い状態から同様に半オン
状態に移行する。このとき、第1のPINダイオード3
5を流れる電流は、NPN駆動トランジスタ41の通流
電流の減少分に応じて減少し、第1のPINダイオード
35のインピーダンスがやや大きくなるのに対し、PN
P駆動トランジスタ42は、その半オン状態になるのに
伴い、電源端子45から第2のPINダイオード38、
第2抵抗44、PNP駆動トランジスタ42をそれぞれ
介して接地点に電流が流れ、第2のPINダイオード3
8のインピーダンスがやや減少するので、信号入力端子
31に加わる信号は、第1のPINダイオード35及び
第2のPINダイオード38の双方で若干の減衰を受
け、信号出力端子32に供給される。
【0010】利得制御電圧供給端子40に供給される正
極性の利得制御電圧が小さくなると、NPN駆動トラン
ジスタ41は、完全なオフ状態またはそれに近い状態に
なり、PNP駆動トランジスタ42は、完全なオン状態
またはそれに近い状態になる。このとき、第1のPIN
ダイオード35は、NPN駆動トランジスタ41が完全
なオフ状態またはそれに近い状態になるのに伴い、通流
電流が遮られ、そのインピーダンスが大きくなるのに対
し、第2のPINダイオード38は、PNP駆動トラン
ジスタ42が完全なオン状態またはそれに近い状態にな
るのに伴い、通流電流が大きくなり、そのインピーダン
スが小さくなるので、信号入力端子31に加わる信号
は、第1のPINダイオード35及び第2のPINダイ
オード38の双方で大きな減衰を受け、信号出力端子3
2に供給される。
【0011】このように、本例のL型タイプの利得制御
回路によれば、利得制御電圧の大きさの変化に対応し
て、信号減衰度を順次制御することが可能になるもので
ある。そして、受信したテレビジョン放送信号の大きさ
に対応して正極性電圧の大きさが変動する利得制御電
圧、具体的には、受信したテレビジョン放送信号が大き
いときに正極性電圧が小さく、受信したテレビジョン放
送信号が小さくなるにしたがって正極性電圧が大きくな
る利得制御電圧を通常の手段によって形成し、形成した
利得制御電圧を利得制御電圧供給端子40に供給すれ
ば、受信したテレビジョン放送信号が大きくなるにした
がって順次増大した信号減衰度を得ることができる。
【0012】次に、π型形式の利得制御回路の動作は、
次のとおりである。
【0013】L型形式の利得制御回路に対応する構成部
分、即ち、第1のPINダイオード35と第2のPIN
ダイオード38、及び、NPN駆動トランジスタ41と
PNP駆動トランジスタ42からなる構成部分の、正極
性の利得制御電圧の大きさが変動したときの動作は、前
述のL型形式の利得制御回路の動作と殆んど同じであ
る。また、第3のPINダイオード48に関連する構成
部分の動作は、L型形式の利得制御回路における第2の
PINダイオード38の動作と殆んど同じである。
【0014】即ち、利得制御電圧供給端子40に供給さ
れる正極性の利得制御電圧が大きいとき、PNP駆動ト
ランジスタ42がオフ状態またはそれに近い状態になる
ことにより、第3のPINダイオード48は、PNP駆
動トランジスタ42によって電流の通流が遮られ、その
インピーダンスが大きくなるので、信号入力端子31に
加わる信号は、第1のPINダイオード35、第2のP
INダイオード38及び第3のPINダイオード48の
それぞれで殆んどまたはあまり減衰を受けずに、信号出
力端子32に供給される。
【0015】利得制御電圧供給端子40に供給される正
極性の利得制御電圧が低下すると、PNP駆動トランジ
スタ42が完全なオフ状態またはそれに近い状態から半
オン状態に移行するのに伴い、第3のPINダイオード
48の通流電流がやや増大し、そのインピーダンスがや
や減少するので、信号入力端子31に加わる信号は、第
1のPINダイオード35、第2のPINダイオード3
8及び第3のPINダイオード48のそれぞれで若干の
減衰を受け、信号出力端子32に供給される。
【0016】利得制御電圧供給端子40に供給される正
極性の利得制御電圧が小さくなると、PNP駆動トラン
ジスタ42が完全なオン状態またはそれに近い状態にな
ることにより、第3のPINダイオード48の通流電流
が増大し、そのインピーダンスが小さくなるので、信号
入力端子31に加わる信号は、第1のPINダイオード
35、第2のPINダイオード38及び第3のPINダ
イオード48のそれぞれで大きな減衰を受け、信号出力
端子32に供給される。
【0017】このように、本例のπ型タイプの利得制御
回路によれば、第3のPINダイオード48による信号
の減衰機能が加わったことにより、前述のL型タイプの
利得制御回路に比べて大きな信号減衰度が得られる、即
ち、前述のL型タイプの利得制御回路よりも信号減衰に
対して広いダイナミックレンジを持たせることができ
る。
【0018】そして、本例のπ型タイプの利得制御回路
においても、前述のL型タイプの利得制御回路と同様
に、受信したテレビジョン放送信号の大きさに対応して
正極性電圧の大きさが変動する利得制御電圧、具体的
に、受信したテレビジョン放送信号が大きいときに正極
性電圧が小さく、受信したテレビジョン放送信号が小さ
くなるにしたがって正極性電圧が大きくなる利得制御電
圧を通常の手段によって形成し、この利得制御電圧を利
得制御電圧供給端子40に供給すれば、受信したテレビ
ジョン放送信号が大きくなるにしたがって順次増大する
信号減衰度を得ることができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】前記既知のL型タイプ
の利得制御回路及びπ型タイプの利得制御回路は、いず
れも、利得制御電圧により第1のPINダイオード35
及び第2のPINダイオード38を制御する際、また
は、利得制御電圧により第1のPINダイオード35、
第2のPINダイオード38及び第3のPINダイオー
ド48を制御する際に、異なる導電型の2個のトランジ
スタ41、42、即ち、NPN駆動トランジスタ41及
びPNP駆動トランジスタ42が必要になり、その上
に、第2のPINダイオード38の両端に直流阻止コン
デンサ36、37を接続し、または、第2のPINダイ
オード38及び第3のPINダイオード48の両端にそ
れぞれ直流阻止コンデンサ36、37及び直流阻止コン
デンサ46、47を接続する必要があるので、構成部品
が多くなり、その分回路構成が複雑になって、製造コス
トが高くなるという問題がある。
【0020】本発明は、これらの問題点を解決するもの
で、その1つの目的は、構成部品が少なくて済み、回路
構成が比較的簡単であり、製造コストを安価にできる利
得制御回路を提供することにある。
【0021】また、本発明の他の目的は、信号減衰度に
対して広いダイナミックレンジを持たせることを可能に
した利得制御回路を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記1つの目的を達成す
るために、本発明の利得制御回路は、同極性方向に直列
接続された第1及び第2のPINダイオード及び利得制
御信号で駆動される単一の駆動トランジスタを有し、第
1のPINダイオードを信号伝送路に直接接続し、第2
のPINダイオードを信号伝送路に分路接続して、第1
及び第2のPINダイオードのインピーダンスを、単一
の駆動トランジスタの出力によって、互いに逆方向に変
化させる第1の手段を具備している。
【0023】また、前記1つの目的及び他の目的を達成
するために、本発明の利得制御回路は、異極性方向に直
列接続された第1及び第2のPINダイオード、抵抗、
利得制御信号で駆動される単一の駆動トランジスタを有
し、第1のPINダイオードを信号伝送路に直列接続
し、第2のPINダイオードを抵抗とともに信号伝送路
に分路接続して、第1及び第2のPINダイオードのイ
ンピーダンスを、単一の駆動トランジスタの出力によっ
て、互いに逆方向に変化させる第2の手段を具備してい
る。
【0024】前記第1の手段によれば、同極性方向に直
列接続された第1及び第2のPINダイオードと単一の
駆動トランジスタとを用い、利得制御電圧が印加される
単一の駆動トランジスタの出力により第1及び第2のP
INダイオードが制御されるので、既知のこの種の利得
制御回路に比べて、用いられる構成部品が少なく、回路
構成が比較的簡単になり、製造コストが安価になる。
【0025】また、前記第2の手段によれば、異極性方
向に直列接続された第1及び第2のPINダイオードと
単一の駆動トランジスタと抵抗とを用い、利得制御電圧
が印加される単一の駆動トランジスタの出力により第1
及び第2のPINダイオードが制御され、既知のこの種
の利得制御回路に比べて、用いられる構成部品が少な
く、回路構成が比較的簡単になり、製造コストが安価に
なる他に、大きな信号減衰時に、抵抗の両端に得られる
電圧により第1のPINダイオードに逆バイアス電圧が
印加されるので、既知のこの種の利得制御回路に比べ
て、信号減衰度がより大きくなる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態におい
て、利得制御回路は、同極性方向に直列接続された第1
及び第2のPINダイオードと、利得制御信号で駆動さ
れる単一の駆動トランジスタとを備え、第1及び第2の
PINダイオードにおける共通接続側の電極を交流的に
信号入力端子及び直流的に駆動トランジスタの出力にそ
れぞれ接続し、第2のPINダイオードにおける共通接
続側の電極とは反対側の電極を固定直流電位点に接続
し、第1のPINダイオードの共通接続側の電極とは反
対側の電極を交流的に信号出力端子及び直流的に基準電
位点(接地点)にそれぞれ接続したものである。
【0027】本発明の第1の実施の形態の具体例におい
ては、固定直流電位点が直流電源電圧を抵抗分圧回路に
よって分圧した点である。
【0028】本発明の第1の実施の形態の好適例におい
ては、直列接続された第1及び第2のPINダイオード
をツインダイオードで構成している。
【0029】また、本発明の第2の実施の形態におい
て、利得制御回路は、異極性方向に直列接続された第1
及び第2のPINダイオードと、利得制御信号で駆動さ
れる単一の駆動トランジスタと、抵抗とを備え、第1及
び第2のPINダイオードの共通接続側の電極を交流的
に信号出力端子及び直流的に抵抗を介して基準電位点
(接地点)にそれぞれ接続し、第1のPINダイオード
の共通接続側の電極とは反対側の電極を交流的に信号入
力端子及び直流的に駆動トランジスタの出力にそれぞれ
接続し、第2のPINダイオードの共通接続側の電極と
は反対側の電極を基準電位と異なる固定電位点に接続し
たものである。
【0030】本発明の第2の実施の1つの形態において
は、第1のPINダイオードの共通接続側の電極とは反
対側の電極と第2の固定直流電位点との間に第3のPI
Nダイオードを接続したものである。
【0031】本発明の第2の実施の形態の具体例におい
ては、第2の固定直流電位点が直流電源電圧を抵抗分圧
回路によって分圧した点である。
【0032】本発明の第1の実施の形態によれば、同極
性方向に直列接続された第1及び第2のPINダイオー
ドと利得制御電圧が印加される単一の駆動トランジスタ
とを用い、第1のPINダイオードを信号伝送路に直接
接続し、第2のPINダイオードを信号伝送路に分路接
続して、単一の駆動トランジスタの出力により第1及び
第2のPINダイオードを流れる電流を互いに逆方向に
制御し、それらのインピーダンスを互いに逆方向に制御
しているので、既知のこの種の利得制御回路に比べて、
用いられる構成部品が少なく、簡単な回路構成を有し、
製造コストが安価な利得制御回路を得ることができる。
【0033】また、本発明の第2の実施の形態によれ
ば、異極性方向に直列接続された第1及び第2のPIN
ダイオードと利得制御電圧が印加される単一の駆動トラ
ンジスタと抵抗とを用い、第1のPINダイオードを信
号伝送路に直接接続し、第2のPINダイオード及び抵
抗を信号伝送路に分路接続して、単一の駆動トランジス
タの出力により第1及び第2のPINダイオードを流れ
る電流を互いに逆方向に制御し、それらのインピーダン
スを互いに逆方向に制御するとともに、第1及び第2の
PINダイオードを流れる電流を抵抗を通して流すよう
にしているので、既知のこの種の利得制御回路に比べ
て、用いられる構成部品が少なく、簡単な回路構成を有
し、製造コストが安価な利得制御回路が得られる他に、
信号減衰度が大きくなったとき、抵抗の両端に発生する
電圧が第1のPINダイオードに逆バイアス電圧を加え
るので、第1のPINダイオードのインピーダンスが相
当に大きくなり、既知のこの種の利得制御回路に比べ
て、信号減衰度がより大きな利得制御回路が得られる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0035】図1は、本発明による利得制御回路の第1
の実施例の構成を示す回路図であって、2個のPINダ
イオードを用いたL型形式の利得制御回路の例を示すも
のである。
【0036】図1に示されるように、第1の実施例によ
るL型形式の利得制御回路は、信号入力端子1と信号出
力端子2との間に直流阻止コンデンサ3、4を介して直
列接続された第1のPINダイオード5と、第1のPI
Nダイオード5のアノードと接地点(請求項の基準電位
点)間に平滑コンデンサ7を介して直列接続され、第1
のPINダイオード5に対して同極性に直列接続された
第2のPINダイオード6と、第1のPINダイオード
5のカソードと接地点間に接続された信号阻止用インダ
クタ10と、ベースが利得制御電圧供給端子11に接続
された駆動トランジスタ12と、駆動トランジスタ12
のエミッタと接地点間に接続されたエミッタ出力抵抗1
3と、第1のPINダイオード5のアノードと駆動トラ
ンジスタ12のエミッタ間に接続された信号阻止用イン
ダクタ14と、第2のPINダイオード6のアノードと
電源端子15及び接地点との間にそれぞれ接続された分
圧抵抗8、9とを備えており、駆動トランジスタ12の
コレクタが電源端子15に接続された構成になってい
る。
【0037】前記構成による第1の実施例の利得制御回
路は、次のように動作する。
【0038】いま、利得制御電圧供給端子11に加わる
正極性の利得制御電圧が大きいと、駆動トランジスタ1
2は完全なオン状態またはそれに近い状態になる。この
とき、第1のPINダイオード5は、電源端子15から
トランジスタ12のエミッタ電圧、即ち、抵抗13には
利得制御電圧に近い電圧が加わり、駆動トランジスタ1
2、インダクタ14、第1のPINダイオード5、イン
ダクタ10をそれぞれ通して接地点に流れる比較的大き
な電流によって、そのインピーダンスが小さくなる。一
方、第2のPINダイオード6は、アノードに分圧抵抗
8、9で分圧された固定直流電圧が、また、カソードに
利得制御電圧に近い電圧がそれぞれ印加されてオフ状態
またはそれに近い状態になり、そのインピーダンスが大
きくなる。このため、信号入力端子1に加わる信号は、
第1のPINダイオード5及び第2のPINダイオード
6の双方で殆んどまたはあまり減衰を受けずに、信号出
力端子2に供給される。
【0039】次に、利得制御電圧供給端子11に加わる
正極性の利得制御電圧が中間値の近くまで低下すると、
駆動トランジスタ12は、完全なオン状態またはそれに
近い状態から半オン状態に移行する。このとき、第1の
PINダイオード5は、駆動トランジスタ12の半オン
状態への移行による通流電流の減少によってそのインピ
ーダンスがやや大きくなる。一方、第2のPINダイオ
ード6は、駆動トランジスタ12の半オン状態への移行
により、カソードにアノードに加わる固定直流電圧より
も若干小さい電圧が加わって半オン状態に近い状態にな
り、そのインピーダンスがやや減少する。このため、信
号入力端子1に加わる信号は、第1のPINダイオード
5及び第2のPINダイオード6の双方で若干の減衰を
受け、信号出力端子2に供給される。
【0040】続いて、利得制御電圧供給端子11に加わ
る正極性の利得制御電圧が小さくなると、駆動トランジ
スタ12は、完全なオフ状態またはそれに近い状態にな
る。このとき、第1のPINダイオード5は通流電流が
遮られ、そのインピーダンスが大きくなる。一方、第2
のPINダイオード6は、カソードに接地電圧に近い電
圧が加わって完全なオン状態またはそれに近い状態にな
り、そのインピーダンスが小さくなる。このため、信号
入力端子1に加わる信号は、第1のPINダイオード5
及び第2のPINダイオード6の双方で大きな減衰を受
け、信号出力端子2に供給される。
【0041】そして、利得制御電圧供給端子11に供給
される正極性の利得制御電圧が大きい状態と中間値の状
態の間にあれば、利得制御電圧の大きさの度合に応じ
て、利得制御電圧が大きいときの動作と利得制御電圧が
中間値のときの動作との中間的な動作が行なわれ、ま
た、利得制御電圧供給端子11に供給される正極性の利
得制御電圧が中間値の状態と小さい状態の間にあれば、
同様に、利得制御電圧の大きさの度合に応じて、利得制
御電圧が中間値のときの動作と利得制御電圧が小さいと
きの動作との中間的な動作が行われる。
【0042】この場合、第2のPINダイオード6のア
ノードに接続される分圧抵抗8、9は、利得制御電圧が
大きい状態から順次低下した際の第2のPINダイオー
ド6の利得制御の開始レベルを設定するもので、分圧抵
抗8、9の抵抗値を選択して固定直流電圧を調整すれ
ば、第2のPINダイオード6の利得制御の開始レベル
を適宜設定することができる。
【0043】また、第1の実施例において、利得制御電
圧の可変範囲に余裕がある場合は、第1のPINダイオ
ード5のカソードと接地点間に接続されるインダクタ1
0の代わりに抵抗を用いてもよい。
【0044】このように、第1の実施例によれば、利得
制御電圧の大きさが変動するにしたがって、信号減衰度
を順次制御することが可能になるもので、少ない構成部
品の使用により、比較的簡単な回路構成を採用した、製
造コストが安価な利得制御回路を得ることができる。
【0045】また、第1のPINダイオード5及び第2
のPINダイオード6に、一体にモールド外装されたツ
インダイオードを用いれば、回路構成がより簡単にな
り、小型化も可能になる。
【0046】なお、第1の実施例において、受信したテ
レビジョン放送信号が大きいときに正極性電圧が小さ
く、受信したテレビジョン放送信号が小さくなるにした
がって正極性電圧が大きくなる利得制御電圧を通常の利
得制御電圧発生手段によって形成し、得られた利得制御
電圧を利得制御電圧供給端子11に供給すると、受信し
たテレビジョン放送信号の大きさに対応した信号減衰、
即ち、自動利得制御(AGC)を行なうことができる。
【0047】また、図2は、本発明による利得制御回路
の第2の実施例の構成を示す回路図であって、3個のP
INダイオードを用いたπ型形式の利得制御回路の例を
示すものである。
【0048】図2に示されるように、第2の実施例のπ
型形式の利得制御回路は、図1に図示された第1の実施
例のL型形式の利得制御回路に加えて、第1のPINダ
イオード5のカソードと接地点間に、第3のPINダイ
オード(請求項4乃至6における第2のPINダイオー
ド)16と第2の平滑コンデンサ17の直列回路が、第
1のPINダイオード5のカソードと第3のPINダイ
オード16のカソードとが直接接続される状態で接続さ
れ、第3のPINダイオード16のアノードと、電源端
子15との間及び接地点との間にそれぞれ分圧抵抗を1
8、19が接続され、また、第1の実施例のL型形式の
利得制御回路における第1のPINダイオード5のカソ
ードと接地点間に接続された信号阻止用インダクタ10
の代わりに抵抗20を接続した構成になっている。な
お、図2において、図1に図示された構成要素と同じ構
成要素については同じ符号を付け、それらの構成要素に
ついての説明は省略する。
【0049】前記構成による第2の実施例の利得制御回
路は、次のように動作する。
【0050】いま、利得制御電圧供給端子11に加わる
正極性の利得制御電圧が大きいと、駆動トランジスタ1
2は完全なオン状態またはそれに近い状態になる。この
とき、第1のPINダイオード5は、電源端子15から
トランジスタ12のエミッタ電圧、即ち、抵抗13には
利得制御電圧に近い電圧が加わり、駆動トランジスタ1
2、信号阻止用インダクタ14、第1のPINダイオー
ド5、抵抗20をそれぞれ通して接地点に流れる比較的
大きな電流により、そのインピーダンスが小さくなる。
一方、第2のPINダイオード6は、アノードに分圧抵
抗8、9で分圧された第1の固定直流電圧が加わり、カ
ソードに利得制御電圧に近い電圧が加わってオフ状態ま
たはそれに近い状態になり、そのインピーダンスが大き
くなる。また、第3のPINダイオード16は、アノー
ドに分圧抵抗18、19で分圧された第1の固定直流電
圧よりもやや低い第2の固定直流電圧が加わり、カソー
ドに利得制御電圧に近い電圧から第1のPINダイオー
ド5による降下電圧を差し引いた電圧がそれぞれ加わっ
てオフ状態またはそれに近い状態になり、そのインピー
ダンスが大きくなる。このため、信号入力端子1に加わ
る信号は、第1のPINダイオード5、第2のPINダ
イオード6及び第3のPINダイオード16の3者で殆
んどまたはあまり減衰を受けずに、信号出力端子2に供
給される。
【0051】次に、利得制御電圧供給端子11に加わる
正極性の利得制御電圧が中間値の近くまで低下すると、
駆動トランジスタ12は、完全なオン状態またはそれに
近い状態から半オン状態に移行する。このとき、第1の
PINダイオード5は、駆動トランジスタ12の半オン
状態への移行に伴う通流電流の減少によって、そのイン
ピーダンスがやや大きくなる。一方、第2のPINダイ
オード6は、駆動トランジスタ12の半オン状態への移
行に伴い、そのカソードに第1の固定直流電圧よりも若
干小さい電圧が加わって半オン状態に近い状態になり、
そのインピーダンスがやや減少する。また、第3のPI
Nダイオード16は、カソード電圧が第1のPINダイ
オード5のアノード電圧の低下に伴って低下し、アノー
ドに加わる第2の固定直流電圧よりも若干小さい電圧に
低下することから、電源端子15から一方の分圧抵抗1
8、第3のPINダイオード16、抵抗20をそれぞれ
通して接地点に流れる電流が発生して半オン状態に近い
状態になり、そのインピーダンスがやや減少する。この
ため、信号入力端子1に加わる信号は、第1のPINダ
イオード5、第2のPINダイオード6及び第3のPI
Nダイオード16の3者でそれぞれ若干の減衰を受け、
信号出力端子2に供給される。
【0052】次いで、利得制御電圧供給端子11に加わ
る正極性の利得制御電圧が中間値を超えてさらに小さく
なると、駆動トランジスタ12は、オフ状態に近い状態
になる。このとき、第1のPINダイオード5は、駆動
トランジスタ12がオフ状態に近い状態になるだけでな
く、後述するように、第3のPINダイオード16の通
流電流の増大による抵抗20の端子間電圧が増すことに
より、カソード電圧がやや高くなることから、通流電流
が遮られ、そのインピーダンスが大きくなる。一方、第
2のPINダイオード6は、カソードにかなり低い電圧
が加わってオン状態に移行し、そのインピーダンスがか
なり小さくなる。また、第3のPINダイオード16
は、第1のPINダイオード5のアノード電圧の大きな
低下に伴い、カソード電圧が大きく低下してそのアノー
ドに加わる第2の固定直流電圧よりもかなり低い電圧に
なるので、通流電流が増大し、そのインピーダンスがか
なり小さくなる。このため、信号入力端子1に加わる信
号は、第1のPINダイオード5、第2のPINダイオ
ード6及び第3のPINダイオード16の3者でかなり
大きな減衰を受け、信号出力端子2に供給される。
【0053】続いて、利得制御電圧供給端子11に加わ
る正極性の利得制御電圧がもっとも小さい状態またはそ
れに近い状態になると、駆動トランジスタ12は、完全
なオフ状態またはそれに近い状態になる。このとき、第
1のPINダイオード5は、駆動トランジスタ12が完
全なオフ状態またはそれに近い状態になるだけでなく、
抵抗20の端子間電圧のかなりの増大によりカソード電
圧がかなり高くなって、逆バイアス電圧が加わった状態
になり、通流電流が完全に遮断されて、そのインピーダ
ンスが相当に大きくなる。一方、第2のPINダイオー
ド6は、カソードに接地電圧に近い電圧が加わって完全
なオン状態またはそれに近い状態になり、そのインピー
ダンスが相当小さくなる。また、第3のPINダイオー
ド16は、第1のPINダイオード5の完全なオフ状態
またはそれに近い状態への移行により、カソード電圧が
第2の固定直流電圧よりも相当小さい電圧になるので、
通流電流がさらに増大し、そのインピーダンスが相当小
さくなる。このため、信号入力端子1に加わる信号は、
第1のPINダイオード5、第2のPINダイオード6
及び第3のPINダイオード16の3者で著しく大きな
減衰を受け、信号出力端子2に供給される。
【0054】そして、この第2の実施例においても、利
得制御電圧供給端子11に供給される正極性の利得制御
電圧が大きい状態と中間値の状態の間にあれば、利得制
御電圧の大きさの度合に応じて、利得制御電圧が大きい
ときの動作と利得制御電圧が中間値のときの動作との中
間的な動作が行われ、また、利得制御電圧供給端子11
に供給される正極性の利得制御電圧が中間値の状態と中
間値を超えて小さくなった状態の間にあれば、利得制御
電圧の大きさの度合に応じて、利得制御電圧が中間値の
ときの動作と利得制御電圧が中間値を超えて小さくなっ
たときの動作との中間的な動作が行なわれ、さらに、利
得制御電圧供給端子11に供給される正極性の利得制御
電圧が中間値を超えて小さくなった状態と利得制御電圧
がもっとも小さい状態の間にあれば、利得制御電圧の大
きさの度合に応じて、利得制御電圧が中間値を超えて小
さくなったときの動作と利得制御電圧がもっとも小さい
ときとの中間的な動作が行なわれる。
【0055】この場合、第2のPINダイオード6のア
ノードに接続される分圧抵抗8、9は、利得制御電圧が
大きい状態から順次低下した際の第2のPINダイオー
ド6による利得制御の開始レベルを設定するものであ
り、第3のPINダイオード16のアノードに接続され
る分圧抵抗18、19は、同様に利得制御電圧が大きい
状態から順次低下した際の第3のPINダイオード16
による利得制御の開始レベルを設定するものであって、
分圧抵抗8、9及び分圧抵抗18、19の各抵抗値を選
択して第1の固定直流電圧及び第2固定直流電圧を調整
すれば、第2のPINダイオード6及び第3のPINダ
イオード16の利得制御の開始レベルを各別に適宜設定
することができる。
【0056】ところで、第2の実施例においては、多
少、信号減衰度が低下することを容認するならば、第2
のPINダイオード6及びそれに関連する分圧抵抗8、
9及び平滑コンデンサ7を省略することができる。
【0057】このように、第2の実施例の利得制御回路
によれば、第1の実施例と同様に、利得制御電圧の大き
さが変わるにしたがって、信号減衰度を順次制御するこ
とが可能になるもので、少ない構成部品の使用により、
比較的簡単な回路構成を採用した、製造コストが安価な
利得制御回路を得ることができる。
【0058】また、第2の実施例の利得制御回路によれ
ば、利得制御電圧がある値以下に低下すると、抵抗20
の端子間電圧によって、信号伝送路に直列接続された第
1のPINダイオード5に逆バイアス電圧が加わるよう
になるので、第1のPINダイオード5が完全な遮断状
態に駆動されるようになり、それによって、既知のこの
種の利得制御回路に比べて、信号減衰度に対するダイナ
ミックレンジを拡大することができる、信号遮断時にお
ける第1のPINダイオード5の接合容量が減少して信
号漏洩量を減少することができる、信号遮断時に比較的
大きなレベルの信号が第1のPINダイオード5で整流
されることがない等の利点がある。
【0059】この場合、第1のPINダイオード5及び
第2のPINダイオード6としてまたは第1のPINダ
イオード5及び第3のPINダイオード16として、一
体にモールド外装されたツインダイオードを用いれば、
回路構成がより簡単化され、小型化が可能になる。
【0060】そして、この第2の実施例においても、受
信したテレビジョン放送信号が大きいときに正極性電圧
が小さく、受信したテレビジョン放送信号が小さくなる
にしたがって正極性電圧が大きくなる利得制御電圧を通
常の利得制御電圧発生手段によって形成し、得られた利
得制御電圧を利得制御電圧供給端子11に供給すれば、
受信したテレビジョン放送信号の大きさに対応した信号
減衰、即ち、自動利得制御(AGC)を行なうことがで
きる。
【0061】
【発明の効果】以上のように、請求項1乃至3に記載の
発明によれば、同極性方向に直列接続した第1及び第2
のPINダイオードと利得制御電圧が加えられる単一の
駆動トランジスタとを用い、第1のPINダイオードを
信号伝送路に直列接続し、第2のPINダイオードを信
号伝送路に分路接続して、駆動トランジスタの出力で第
1及び第2のPINダイオードの通流電流を互いに逆方
向に制御し、それらのインピーダンスの大きさを互いに
逆方向に制御しているので、既知のこの種の利得制御回
路に比べて、用いる構成部品が少なくて済み、簡単な回
路構成で、製造コストが安価な利得制御回路が得られる
という効果がある。
【0062】また、請求項4乃至6に記載の発明によれ
ば、異極性方向に直列接続した第1及び第2のPINダ
イオードと利得制御電圧が加えられる単一の駆動トラン
ジスタと抵抗とを用い、第1のPINダイオードを信号
伝送路に直列接続し、第2のPINダイオード及び抵抗
を信号伝送路に分路接続して、駆動トランジスタの出力
で第1及び第2のPINダイオードの通流電流を互いに
逆方向に制御し、それらのインピーダンスの大きさを互
いに逆方向に制御するとともに、第1及び第2のPIN
ダイオードの通流電流を抵抗にも通流させているので、
既知のこの種の利得制御回路に比べて、用いる構成部品
が少なくて済み、簡単な回路構成で、製造コストが安価
な利得制御回路が得られるという効果に加えて、信号減
衰度が大きくなったとき、抵抗の両端に発生する電圧が
第1のPINダイオードに逆バイアス電圧を加えるの
で、第1のPINダイオードのインピーダンスが相当大
きくなり、既知のこの種の利得制御回路に比べて、信号
減衰度がより大きな利得制御回路が得られるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による利得制御回路の第1の実施例の構
成を示す回路図である。
【図2】本発明による利得制御回路の第2の実施例の構
成を示す回路図である。
【図3】既知のL型形式の利得制御回路の構成の一例を
示す回路図である。
【図4】既知のπ型形式の利得制御回路の構成の一例を
示す回路図である。
【符号の説明】
1 信号入力端子 2 信号出力端子 3、4 直流阻止コンデンサ 5 第1のPINダイオード 6 第2のPINダイオード 7、17 平滑コンデンサ 8、9、18、19 分圧抵抗 10、14 インダクタ 11 利得制御信号供給端子 12 駆動トランジスタ 13 エミッタ出力抵抗 15 電源端子 16 第3のPINダイオード 20 抵抗

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同極性方向に直列接続された第1及び第
    2のPINダイオードと、利得制御信号で駆動される単
    一の駆動トランジスタとを備え、前記第1及び第2のP
    INダイオードにおける共通接続側の電極を交流的に信
    号入力端子及び直流的に前記駆動トランジスタの出力に
    それぞれ接続し、前記第2のPINダイオードにおける
    前記共通接続側の電極とは反対側の電極を固定直流電位
    点に接続し、前記第1のPINダイオードにおける前記
    共通接続側の電極とは反対側の電極を交流的に信号出力
    端子及び直流的に基準電位点にそれぞれ接続したことを
    特徴とする利得制御回路。
  2. 【請求項2】 前記固定直流電位点は、直流電源電圧を
    抵抗分圧回路によって分圧した点であることを特徴とす
    る請求項1に記載の利得制御回路。
  3. 【請求項3】 前記直列接続された第1及び第2のPI
    Nダイオードは、ツインダイオードであることを特徴と
    する請求項1に記載の利得制御回路。
  4. 【請求項4】 異極性方向に直列接続された第1及び第
    2のPINダイオードと、利得制御信号で駆動される単
    一の駆動トランジスタと、抵抗とを備え、前記第1及び
    第2のPINダイオードの共通接続側の電極を交流的に
    信号出力端子及び直流的に前記抵抗を介して基準電位点
    にそれぞれ接続し、前記第1のPINダイオードの前記
    共通接続側の電極とは反対側の電極を交流的に信号入力
    端子及び直流的に前記駆動トランジスタの出力にそれぞ
    れ接続し、前記第2のPINダイオードの前記共通接続
    側の電極とは反対側の電極を前記基準電位と異なる固定
    直流電位点に接続したことを特徴とする利得制御回路。
  5. 【請求項5】 前記第1のPINダイオードの前記共通
    接続側の電極とは反対側の電極と第2の固定直流電位点
    との間に第3のPINダイオードを接続したことを特徴
    とする請求項4に記載の利得制御回路。
  6. 【請求項6】 前記第2の固定直流電位点は、直流電源
    電圧を抵抗分圧回路によって分圧した点であることを特
    徴とする請求項4に記載の利得制御回路。
JP5511197A 1997-03-10 1997-03-10 利得制御回路 Withdrawn JPH10256851A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006117894A1 (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Niigata Seimitsu Co., Ltd. 自動利得制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006117894A1 (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Niigata Seimitsu Co., Ltd. 自動利得制御装置
GB2441065A (en) * 2005-04-27 2008-02-20 Niigata Seimitsu Co Ltd Automatic gain control apparatus
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