JPH10256418A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置及び半導体装置の製造方法Info
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- JPH10256418A JPH10256418A JP9051882A JP5188297A JPH10256418A JP H10256418 A JPH10256418 A JP H10256418A JP 9051882 A JP9051882 A JP 9051882A JP 5188297 A JP5188297 A JP 5188297A JP H10256418 A JPH10256418 A JP H10256418A
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- H05K3/3489—Composition of fluxes; Methods of application thereof; Other methods of activating the contact surfaces
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Abstract
(57)【要約】
【課題】球状突起電極の接合を強固にすることのできる
半導体装置を提供する。 【解決手段】基板12に2次元アレイ状に形成され導体
18を露出して接合部20を形成する接合孔19の側面
上端に円弧形状の凹部23を形成する。そして、凹部2
3上端には、接合部20上に載置された半田ボール22
の表面が接触しない、即ち、半田ボール22の表面と凹
部23の間に通路24を形成するようにした。通路24
は、リフロー時に蒸発したフラックス21が、その通路
24を介して接合部20から逃げだす経路となる。
半導体装置を提供する。 【解決手段】基板12に2次元アレイ状に形成され導体
18を露出して接合部20を形成する接合孔19の側面
上端に円弧形状の凹部23を形成する。そして、凹部2
3上端には、接合部20上に載置された半田ボール22
の表面が接触しない、即ち、半田ボール22の表面と凹
部23の間に通路24を形成するようにした。通路24
は、リフロー時に蒸発したフラックス21が、その通路
24を介して接合部20から逃げだす経路となる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置及び半導
体装置の製造方法に係り、詳しくは半導体装置の入出力
端子として球状の突起電極を備えた半導体装置と、その
半導体装置の製造方法に関するものである。
体装置の製造方法に係り、詳しくは半導体装置の入出力
端子として球状の突起電極を備えた半導体装置と、その
半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】近年の半導体装置においては、そのICパ
ッケージの小型化及び低コスト化の要求に伴い、BGA
と呼ばれるパッケージ形態の半導体装置が提案され、そ
のBGAを安定して製造することが要望されている。
ッケージの小型化及び低コスト化の要求に伴い、BGA
と呼ばれるパッケージ形態の半導体装置が提案され、そ
のBGAを安定して製造することが要望されている。
【0003】
【従来の技術】従来、半導体装置は高集積化され、その
半導体装置のパッケージは外部と接続される入出力端子
の多ピン化が進められている。そして、近年では、多ピ
ンに対応した「BGA(Ball Grid Array) 」パッケージ
が多く用いられるようになってきている。
半導体装置のパッケージは外部と接続される入出力端子
の多ピン化が進められている。そして、近年では、多ピ
ンに対応した「BGA(Ball Grid Array) 」パッケージ
が多く用いられるようになってきている。
【0004】図19(a)に示すように、BGAパッケ
ージに封止された半導体装置の基板1には、円形の開口
部2が2次元アレイ状に形成され、その開口部2から図
示しない半導体チップに接続された導体3の一部を露出
して接合部4が形成されている。接合部4には、フラッ
クス5が塗布された後、開口部2に対応した直径の半田
ボール6が接合部4上に載置される。そして、半導体装
置全体をリフローすることにより、図19(b)に示す
ように、所定の大きさの球状の突起電極7aが形成され
る。
ージに封止された半導体装置の基板1には、円形の開口
部2が2次元アレイ状に形成され、その開口部2から図
示しない半導体チップに接続された導体3の一部を露出
して接合部4が形成されている。接合部4には、フラッ
クス5が塗布された後、開口部2に対応した直径の半田
ボール6が接合部4上に載置される。そして、半導体装
置全体をリフローすることにより、図19(b)に示す
ように、所定の大きさの球状の突起電極7aが形成され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構造では、図19(b)に示すように、リフロー時に半
田ボール6の濡れ性の悪く、導体3と接合強度が低い球
状突起電極7bが発生する。これは、接合部4が半田ボ
ール6により閉塞され、リフロー時に接合部4に残留し
たフラックスによって、半田ボール6の濡れ性が悪化す
るためと考えられる。その結果、半導体装置の歩留まり
が低下し、コストアップを招くという問題があった。
構造では、図19(b)に示すように、リフロー時に半
田ボール6の濡れ性の悪く、導体3と接合強度が低い球
状突起電極7bが発生する。これは、接合部4が半田ボ
ール6により閉塞され、リフロー時に接合部4に残留し
たフラックスによって、半田ボール6の濡れ性が悪化す
るためと考えられる。その結果、半導体装置の歩留まり
が低下し、コストアップを招くという問題があった。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は球状突起電極の接合を強
固にすることのできる半導体装置及び半導体装置の製造
方法を提供することにある。
れたものであって、その目的は球状突起電極の接合を強
固にすることのできる半導体装置及び半導体装置の製造
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、基板に設けられた導体
と、前記基板に形成され前記導体を露出する接合孔とか
らなる接合部にフラックスを塗布した後、前記接合部に
載置された球状の端子部材を加熱して形成される球状接
続端子を備えた半導体装置において、加熱する際に蒸発
するフラックスの前記接合部からの逃避経路を備えたこ
とを要旨とする。
め、請求項1に記載の発明は、基板に設けられた導体
と、前記基板に形成され前記導体を露出する接合孔とか
らなる接合部にフラックスを塗布した後、前記接合部に
載置された球状の端子部材を加熱して形成される球状接
続端子を備えた半導体装置において、加熱する際に蒸発
するフラックスの前記接合部からの逃避経路を備えたこ
とを要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の半導体装置において、前記接合孔側面に凹部を形成
し、該凹部を前記経路としたことを要旨とする。請求項
3に記載の発明は、請求項1に記載の半導体装置におい
て、前記経路は、前記基板表面、前記端子部材表面の少
なくとも一方に形成した溝であることを要旨とする。
の半導体装置において、前記接合孔側面に凹部を形成
し、該凹部を前記経路としたことを要旨とする。請求項
3に記載の発明は、請求項1に記載の半導体装置におい
て、前記経路は、前記基板表面、前記端子部材表面の少
なくとも一方に形成した溝であることを要旨とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の半導体装置において、前記端子部材、前記導体の少な
くとも一方に貫通孔を形成し、該貫通孔を前記経路とし
たことを要旨とする。
の半導体装置において、前記端子部材、前記導体の少な
くとも一方に貫通孔を形成し、該貫通孔を前記経路とし
たことを要旨とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の半導体装置において、前記導体を凸状に形成し、前記
端子部材表面を前記接合孔側面上端から離間させて前記
経路を形成したことを要旨とする。
の半導体装置において、前記導体を凸状に形成し、前記
端子部材表面を前記接合孔側面上端から離間させて前記
経路を形成したことを要旨とする。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
の半導体装置において、前記導体上に前記端子部材表面
を前記接合孔側面上端から離間させる支持部材を備えた
ことを要旨とする。
の半導体装置において、前記導体上に前記端子部材表面
を前記接合孔側面上端から離間させる支持部材を備えた
ことを要旨とする。
【0012】請求項7に記載の発明は、基板に設けられ
た導体と、前記基板に形成され前記導体を露出する接合
孔とからなる接合部にフラックスを塗布した後、前記接
合部に載置された球状の端子部材を加熱して前記導体に
接合される球状接続端子を形成する半導体装置の製造方
法において、加熱時に前記基板に対して振動装置により
振動を与え、前記端子部材表面を前記接合孔側面上端か
ら離間させるようにしたことを要旨とする。
た導体と、前記基板に形成され前記導体を露出する接合
孔とからなる接合部にフラックスを塗布した後、前記接
合部に載置された球状の端子部材を加熱して前記導体に
接合される球状接続端子を形成する半導体装置の製造方
法において、加熱時に前記基板に対して振動装置により
振動を与え、前記端子部材表面を前記接合孔側面上端か
ら離間させるようにしたことを要旨とする。
【0013】請求項8に記載の発明は、基板に設けられ
た導体と、前記基板に形成され前記導体を露出する接合
孔とからなる接合部にフラックスを塗布した後、前記接
合部に載置された球状の端子部材を加熱して前記導体に
接合される球状接続端子を形成する半導体装置の製造方
法において、加熱時に所定の治具により前記端子部材表
面を前記接合孔側面上端から離間させるようにしたこと
を要旨とする。
た導体と、前記基板に形成され前記導体を露出する接合
孔とからなる接合部にフラックスを塗布した後、前記接
合部に載置された球状の端子部材を加熱して前記導体に
接合される球状接続端子を形成する半導体装置の製造方
法において、加熱時に所定の治具により前記端子部材表
面を前記接合孔側面上端から離間させるようにしたこと
を要旨とする。
【0014】請求項9に記載の発明は、基板に設けられ
た導体と、前記基板に形成され前記導体を露出する接合
孔とからなる接合部にフラックスを塗布した後、前記接
合部に載置された球状の端子部材を加熱して前記導体に
接合される球状接続端子を形成する半導体装置の製造方
法において、前記端子部材が載置された基板を容器内に
収容し、加熱時に前記容器内を減圧して前記蒸発するフ
ラックスを前記接合部から吸い出すようにしたことを要
旨とする。
た導体と、前記基板に形成され前記導体を露出する接合
孔とからなる接合部にフラックスを塗布した後、前記接
合部に載置された球状の端子部材を加熱して前記導体に
接合される球状接続端子を形成する半導体装置の製造方
法において、前記端子部材が載置された基板を容器内に
収容し、加熱時に前記容器内を減圧して前記蒸発するフ
ラックスを前記接合部から吸い出すようにしたことを要
旨とする。
【0015】(作用)従って、請求項1乃至6に記載の
発明によれば、加熱する際に蒸発するフラックスは逃避
経路を介して接合部から逃げだし、導体に対して接合強
度の強い球状突起電極が形成される。
発明によれば、加熱する際に蒸発するフラックスは逃避
経路を介して接合部から逃げだし、導体に対して接合強
度の強い球状突起電極が形成される。
【0016】請求項7に記載の発明によれば、加熱する
際に蒸発するフラックスは離間した端子部材表面と接合
孔側面上端との間から逃げだし、導体に対して接合強度
の強い球状突起電極が形成される。
際に蒸発するフラックスは離間した端子部材表面と接合
孔側面上端との間から逃げだし、導体に対して接合強度
の強い球状突起電極が形成される。
【0017】請求項8に記載の発明によれば、加熱する
際に蒸発するフラックスは治具により離間した端子部材
表面と接合孔側面上端との間から逃げだし、導体に対し
て接合強度の強い球状突起電極が形成される。
際に蒸発するフラックスは治具により離間した端子部材
表面と接合孔側面上端との間から逃げだし、導体に対し
て接合強度の強い球状突起電極が形成される。
【0018】請求項9に記載の発明によれば、加熱する
際に蒸発するフラックスは容器内と接合部との圧力差に
よって吸い出され、導体に対して接合強度の強い球状突
起電極が形成される。
際に蒸発するフラックスは容器内と接合部との圧力差に
よって吸い出され、導体に対して接合強度の強い球状突
起電極が形成される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図3に従って説明する。図1に示すよう
に、BGAパッケージに封止された半導体装置11に
は、基板12が設けられている。基板12は、ガラスエ
ポキシ樹脂、TABテープ(ポリイミド)、セラミック
等よりなる所定厚さの基板であって、例えば平面略正方
形状に形成されている。基板12の一方の面12aに
は、後述する導体18(図1において図示せず)が所定
のパターンで形成されている。また、基板12の面12
aには、ポリイミド等よりなる絶縁膜13が接着され、
その絶縁膜13には半導体チップ14が接着されてい
る。
の形態を図1〜図3に従って説明する。図1に示すよう
に、BGAパッケージに封止された半導体装置11に
は、基板12が設けられている。基板12は、ガラスエ
ポキシ樹脂、TABテープ(ポリイミド)、セラミック
等よりなる所定厚さの基板であって、例えば平面略正方
形状に形成されている。基板12の一方の面12aに
は、後述する導体18(図1において図示せず)が所定
のパターンで形成されている。また、基板12の面12
aには、ポリイミド等よりなる絶縁膜13が接着され、
その絶縁膜13には半導体チップ14が接着されてい
る。
【0020】半導体チップ14には、その上面(図1に
おいて上面)に図示しないパッドが形成され、パッドに
はボンディングワイヤ15の一端が電気的に接続され、
ボンディングワイヤ15の他端は導体18に電気的に接
続されている。半導体チップ14及びボンディングワイ
ヤ15は、エポキシ等の樹脂16により封止されてい
る。
おいて上面)に図示しないパッドが形成され、パッドに
はボンディングワイヤ15の一端が電気的に接続され、
ボンディングワイヤ15の他端は導体18に電気的に接
続されている。半導体チップ14及びボンディングワイ
ヤ15は、エポキシ等の樹脂16により封止されてい
る。
【0021】基板12の他方の面12bには、複数の球
状突起電極17が突出形成されている。球状突起電極1
7は、平面2次元アレイ状に配列され、導体18に接続
されている。従って、半導体チップ14は、ボンディン
グワイヤ15及び導体18を介して球状突起電極17と
電気的に接続されている。
状突起電極17が突出形成されている。球状突起電極1
7は、平面2次元アレイ状に配列され、導体18に接続
されている。従って、半導体チップ14は、ボンディン
グワイヤ15及び導体18を介して球状突起電極17と
電気的に接続されている。
【0022】図2(a)は、半導体装置11の概略一部
断面図、図2(b)は半導体装置11の概略一部平面図
である。尚、図2(a)(b)は、リフロー時における
半導体装置11を示し、図1に示される半導体装置11
の上下を逆にして示してある。
断面図、図2(b)は半導体装置11の概略一部平面図
である。尚、図2(a)(b)は、リフロー時における
半導体装置11を示し、図1に示される半導体装置11
の上下を逆にして示してある。
【0023】図2(a)に示すように、基板12には、
その基板19を上下方向に貫通する接合孔19が2次元
アレイ状に形成されている。接合孔19は、その直径が
図1に示される球状突起電極17の大きさに対応して形
成されている。そして、基板12と樹脂16により挟ま
れた導体18の下面一部が接合孔19から下方(図2
(a)において上方)へ露出される。その露出した部分
と接合孔19側面とにより接合部20が構成される。
その基板19を上下方向に貫通する接合孔19が2次元
アレイ状に形成されている。接合孔19は、その直径が
図1に示される球状突起電極17の大きさに対応して形
成されている。そして、基板12と樹脂16により挟ま
れた導体18の下面一部が接合孔19から下方(図2
(a)において上方)へ露出される。その露出した部分
と接合孔19側面とにより接合部20が構成される。
【0024】図2(a)に示すように、接合部20に
は、接合孔19からフラックス21が所定量塗布され
る。また、接合部20には、端子部材としての半田ボー
ル22が載置される。半田ボール22は所定の径を有す
る球状に形成されるとともに、接合部20上に載置され
た場合に、半田ボール22の表面が接合孔19の側面上
端に接触する大きさに形成されている。そして、半田ボ
ール22をリフローすることにより、導体18に接合さ
れた球状突起電極17(図1参照)が形成される。
は、接合孔19からフラックス21が所定量塗布され
る。また、接合部20には、端子部材としての半田ボー
ル22が載置される。半田ボール22は所定の径を有す
る球状に形成されるとともに、接合部20上に載置され
た場合に、半田ボール22の表面が接合孔19の側面上
端に接触する大きさに形成されている。そして、半田ボ
ール22をリフローすることにより、導体18に接合さ
れた球状突起電極17(図1参照)が形成される。
【0025】また、接合孔19の側面には凹部23が形
成されている。凹部22は、接合孔19の側面上端を半
径方向外側に向かって円弧形状に形成されている。従っ
て、接合部19に載置された半田ボール22の表面は、
接合孔19の側面上端に接触し、凹部23上端には接触
しない。即ち、半田ボール22の表面と凹部23の間に
通路24が形成される。
成されている。凹部22は、接合孔19の側面上端を半
径方向外側に向かって円弧形状に形成されている。従っ
て、接合部19に載置された半田ボール22の表面は、
接合孔19の側面上端に接触し、凹部23上端には接触
しない。即ち、半田ボール22の表面と凹部23の間に
通路24が形成される。
【0026】従って、図3に示すように、リフロー時に
蒸発したフラックス21は、通路24を介して接合部2
0から逃げだす。即ち、通路24は、蒸発するフラック
ス21が逃げ出す経路となる。その結果、フラックス2
1が接合部20上に残留することはないので、半田ボー
ル22は、適度な濡れ性となって接合部22に接合さ
れ、球状突起電極17が形成される。
蒸発したフラックス21は、通路24を介して接合部2
0から逃げだす。即ち、通路24は、蒸発するフラック
ス21が逃げ出す経路となる。その結果、フラックス2
1が接合部20上に残留することはないので、半田ボー
ル22は、適度な濡れ性となって接合部22に接合さ
れ、球状突起電極17が形成される。
【0027】凹部23は、基板12を所定形状に成形す
る行程において、接合孔19を形成するのと同時に形成
される。従って、特別な行程が増える訳ではないので、
半田応対装置11の行程に変更はなく、製造にかかるコ
ストアップはない。
る行程において、接合孔19を形成するのと同時に形成
される。従って、特別な行程が増える訳ではないので、
半田応対装置11の行程に変更はなく、製造にかかるコ
ストアップはない。
【0028】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。 (1)基板12に2次元アレイ状に形成され導体18を
露出して接合部20を形成する接合孔19の側面上端に
円弧形状の凹部23を形成する。そして、凹部23上端
には、接合部20上に載置された半田ボール22の表面
が接触しない、即ち、半田ボール22の表面と凹部23
の間に通路24を形成するようにした。通路24は、リ
フロー時に蒸発したフラックス21が、その通路24を
介して接合部20から逃げだす経路となるため、フラッ
クス21が接合部20上に残留することはないので、半
田ボール22が適度な濡れ性となって接合部22に接合
され、球状突起電極17が形成される。その結果、従来
のように結合強度の低い球状突起電極の発生が防止され
るので、半導体装置11の歩留まりの低下を抑えること
ができ、コストアップを抑えることができる。
ば、以下の効果を奏する。 (1)基板12に2次元アレイ状に形成され導体18を
露出して接合部20を形成する接合孔19の側面上端に
円弧形状の凹部23を形成する。そして、凹部23上端
には、接合部20上に載置された半田ボール22の表面
が接触しない、即ち、半田ボール22の表面と凹部23
の間に通路24を形成するようにした。通路24は、リ
フロー時に蒸発したフラックス21が、その通路24を
介して接合部20から逃げだす経路となるため、フラッ
クス21が接合部20上に残留することはないので、半
田ボール22が適度な濡れ性となって接合部22に接合
され、球状突起電極17が形成される。その結果、従来
のように結合強度の低い球状突起電極の発生が防止され
るので、半導体装置11の歩留まりの低下を抑えること
ができ、コストアップを抑えることができる。
【0029】(2)更に、凹部23は、基板12を成形
する行程において同時に形成されるので、半導体装置1
1の製造行程は増えない。その結果、半導体装置11の
製造に関わるコストアップを抑えることができる。
する行程において同時に形成されるので、半導体装置1
1の製造行程は増えない。その結果、半導体装置11の
製造に関わるコストアップを抑えることができる。
【0030】尚、本発明は前記実施形態の他、以下の態
様で実施してもよい。上記実施形態では、半導体チップ
14と基板12の導体18とをボンディングワイヤ15
にて電気的に接続するようにしたが、TAB,バンプ等
を用いて電気的に接続するようにしてもよい。
様で実施してもよい。上記実施形態では、半導体チップ
14と基板12の導体18とをボンディングワイヤ15
にて電気的に接続するようにしたが、TAB,バンプ等
を用いて電気的に接続するようにしてもよい。
【0031】上記実施形態では、基板12のに凹部23
を形成してリフロー時のフラックス21が通過する経路
としての通路24を形成したが、基板12以外に経路を
形成して実施してもよい。
を形成してリフロー時のフラックス21が通過する経路
としての通路24を形成したが、基板12以外に経路を
形成して実施してもよい。
【0032】例えば、図3(a)(b)に示すように、
半田ボール22側に貫通孔31を設け、その貫通孔31
を基板12に対して垂直になるように半田ボール22を
配置する。接合部20上に塗布されたフラックス21
は、リフロー時に蒸発して貫通孔31を経路として接合
部20から逃げだすことにより、結合強度の低い球状突
起電極の発生が防止される。また、貫通孔31は、半田
ボール22を基板12の接合部20上へ搬送する際等に
も使用される。更に、貫通孔31は、その形成も半田ボ
ール22の材質に軟質の金属(Pbなど)を用いること
により比較的容易に形成できる。
半田ボール22側に貫通孔31を設け、その貫通孔31
を基板12に対して垂直になるように半田ボール22を
配置する。接合部20上に塗布されたフラックス21
は、リフロー時に蒸発して貫通孔31を経路として接合
部20から逃げだすことにより、結合強度の低い球状突
起電極の発生が防止される。また、貫通孔31は、半田
ボール22を基板12の接合部20上へ搬送する際等に
も使用される。更に、貫通孔31は、その形成も半田ボ
ール22の材質に軟質の金属(Pbなど)を用いること
により比較的容易に形成できる。
【0033】また、図4(a)(b)に示すように、基
板12の導体18を凸状に形成する。すると、半田ボー
ル22の表面は、導体18の膨らみによって接合孔19
の側面上端から離間し、フラックス21が逃げる経路が
形成され、結合強度の低い球状突起電極の発生が防止さ
れる。導体18は、プレスなどの機械的加工で容易に形
成可能である。
板12の導体18を凸状に形成する。すると、半田ボー
ル22の表面は、導体18の膨らみによって接合孔19
の側面上端から離間し、フラックス21が逃げる経路が
形成され、結合強度の低い球状突起電極の発生が防止さ
れる。導体18は、プレスなどの機械的加工で容易に形
成可能である。
【0034】また、図5(a)(b)に示すように、基
板12の導体18上にスタッドバンプ(Stud Bump) 32
を形成する。スタッドバンプ32は、2段突起の金(Au)
バンプであり、従来のワイヤボンディング法によるプロ
セスにて極めて容易に形成できる。半田ボール22は、
その表面がスタッドバンプ32により接合孔19の側面
上端から離間した位置に支持され、フラックス21が逃
げる経路が形成され、結合強度の低い球状突起電極の発
生が防止される。
板12の導体18上にスタッドバンプ(Stud Bump) 32
を形成する。スタッドバンプ32は、2段突起の金(Au)
バンプであり、従来のワイヤボンディング法によるプロ
セスにて極めて容易に形成できる。半田ボール22は、
その表面がスタッドバンプ32により接合孔19の側面
上端から離間した位置に支持され、フラックス21が逃
げる経路が形成され、結合強度の低い球状突起電極の発
生が防止される。
【0035】また、図6(a)(b)に示すように、基
板12の導体18に貫通孔33を形成し、その貫通孔3
3をリフロー時のフラックス21が通過する経路とな
り、結合強度の低い球状突起電極の発生が防止される。
貫通孔33は通常のエッチング法などで極めて容易に形
成できる。この場合、貫通孔33の大きさは、形成され
る球状突起電極17が貫通孔33から流れ出さない大き
さに形成する必要がある。
板12の導体18に貫通孔33を形成し、その貫通孔3
3をリフロー時のフラックス21が通過する経路とな
り、結合強度の低い球状突起電極の発生が防止される。
貫通孔33は通常のエッチング法などで極めて容易に形
成できる。この場合、貫通孔33の大きさは、形成され
る球状突起電極17が貫通孔33から流れ出さない大き
さに形成する必要がある。
【0036】また、図7(a)(b)に示すように、基
板12の導体18上に突起物34を設置する。半田ボー
ル22は、その表面が突起物34により接合孔19の側
面上端から離間した位置に支持され、フラックス21が
逃げる経路が形成され、結合強度の低い球状突起電極の
発生が防止される。突起物34は、加熱時に溶融する材
質であれば濡れ性の向上にも寄与する。
板12の導体18上に突起物34を設置する。半田ボー
ル22は、その表面が突起物34により接合孔19の側
面上端から離間した位置に支持され、フラックス21が
逃げる経路が形成され、結合強度の低い球状突起電極の
発生が防止される。突起物34は、加熱時に溶融する材
質であれば濡れ性の向上にも寄与する。
【0037】また、図8(a)(b)に示すように、基
板12に接合孔19に連続する所定深さの溝35を形成
する。半田ボール22は、その表面が溝35により接合
孔19の側面上端から離間した位置に支持され、フラッ
クス21が逃げる経路が形成され、結合強度の低い球状
突起電極の発生が防止される。溝35は、エッチング法
などで極めて容易に形成できる。尚、図8(a)(b)
において、溝35を接合孔19間に連続して形成した
が、接合孔19の半径方向に所定長さだけ溝35を形成
するようにしてもよい。また、接合孔19に対して3つ
以上複数の溝35を形成するようにしてもよい。
板12に接合孔19に連続する所定深さの溝35を形成
する。半田ボール22は、その表面が溝35により接合
孔19の側面上端から離間した位置に支持され、フラッ
クス21が逃げる経路が形成され、結合強度の低い球状
突起電極の発生が防止される。溝35は、エッチング法
などで極めて容易に形成できる。尚、図8(a)(b)
において、溝35を接合孔19間に連続して形成した
が、接合孔19の半径方向に所定長さだけ溝35を形成
するようにしてもよい。また、接合孔19に対して3つ
以上複数の溝35を形成するようにしてもよい。
【0038】また、図9(a)(b)に示すように、基
板12の接合孔19側面を波状に形成してもよく、側面
の谷部36が半田ボール22の表面から離間して蒸発す
るフラックス21が逃げる経路となり、結合強度の低い
球状突起電極の発生が防止される。側面波状の接合孔1
9は、基板12を成形する際に、金型、マスクの変更に
より容易に形成できる。
板12の接合孔19側面を波状に形成してもよく、側面
の谷部36が半田ボール22の表面から離間して蒸発す
るフラックス21が逃げる経路となり、結合強度の低い
球状突起電極の発生が防止される。側面波状の接合孔1
9は、基板12を成形する際に、金型、マスクの変更に
より容易に形成できる。
【0039】また、図10(a)(b)に示すように、
基板12の接合孔19側面を梨地状にしてフラックス2
1の経路を形成することにより、結合強度の低い球状突
起電極の発生が防止される。接合孔19の梨地状側面
は、サンドブラスト加工などにより容易に形成できる。
基板12の接合孔19側面を梨地状にしてフラックス2
1の経路を形成することにより、結合強度の低い球状突
起電極の発生が防止される。接合孔19の梨地状側面
は、サンドブラスト加工などにより容易に形成できる。
【0040】また、図11(a)(b)に示すように、
半田ボール22の表面に所定深さの溝41を形成する。
その溝41の底面及び側面は、接合孔19の側面上端か
ら離間し、リフロー時に蒸発するフラックス21の経路
となり、結合強度の低い球状突起電極の発生が防止され
る。溝41は、機械加工等により容易に形成できる。
半田ボール22の表面に所定深さの溝41を形成する。
その溝41の底面及び側面は、接合孔19の側面上端か
ら離間し、リフロー時に蒸発するフラックス21の経路
となり、結合強度の低い球状突起電極の発生が防止され
る。溝41は、機械加工等により容易に形成できる。
【0041】また、図12(a)(b)に示すように、
半田ボール22の表面に凹凸を形成する。凹部は、凸部
によって接合孔19の側面上端から離間し、リフロー時
に蒸発するフラックス21の経路が形成され、結合強度
の低い球状突起電極の発生が防止される。凹凸は、半田
ボール22への金属添加物や、加熱−冷却プロファイル
により容易に形成できる。
半田ボール22の表面に凹凸を形成する。凹部は、凸部
によって接合孔19の側面上端から離間し、リフロー時
に蒸発するフラックス21の経路が形成され、結合強度
の低い球状突起電極の発生が防止される。凹凸は、半田
ボール22への金属添加物や、加熱−冷却プロファイル
により容易に形成できる。
【0042】また、図13(a)(b)に示すように、
基板12の導体18の端を屈曲形成して基板12から剥
離させてた剥離部42を形成する。剥離部42は、接合
部20上に塗布されたフラックス21を図13(a)に
おける下方へ逃がす通路となり、結合強度の低い球状突
起電極の発生が防止される。剥離部42は、マスクなど
の加工により容易に形成できる。
基板12の導体18の端を屈曲形成して基板12から剥
離させてた剥離部42を形成する。剥離部42は、接合
部20上に塗布されたフラックス21を図13(a)に
おける下方へ逃がす通路となり、結合強度の低い球状突
起電極の発生が防止される。剥離部42は、マスクなど
の加工により容易に形成できる。
【0043】また、上記実施形態では、基板12、導体
18、又は、半田ボール22を加工してフラックス21
の逃げる経路を形成したが、リフロー時においてフラッ
クス21を接合部20から逃がすようにしてもよい。こ
の場合、図19(a)に示される従来と半導体装置と同
じ形状の半導体装置51を用いることができる。
18、又は、半田ボール22を加工してフラックス21
の逃げる経路を形成したが、リフロー時においてフラッ
クス21を接合部20から逃がすようにしてもよい。こ
の場合、図19(a)に示される従来と半導体装置と同
じ形状の半導体装置51を用いることができる。
【0044】即ち、図14に示すように、リフロー時に
振動装置52にて従来の半導体装置1を水平方向に振動
させる。すると、半田ボール22の表面は、振動装置5
2により加えられる振動によって接合孔19の側面上端
から時々離間し、その離間した時に蒸発したフラックス
21が接合部20から逃げ出す。即ち、振動装置52の
振動によってフラックス21の経路が形成され、結合強
度の低い球状突起電極の発生が防止される。
振動装置52にて従来の半導体装置1を水平方向に振動
させる。すると、半田ボール22の表面は、振動装置5
2により加えられる振動によって接合孔19の側面上端
から時々離間し、その離間した時に蒸発したフラックス
21が接合部20から逃げ出す。即ち、振動装置52の
振動によってフラックス21の経路が形成され、結合強
度の低い球状突起電極の発生が防止される。
【0045】また、図15に示すように、リフロー時に
半導体装置51を収容する収容容器53の内部を排気ポ
ンプ54によって減圧する。すると、半田ボール22に
よって接合孔19内に閉じこめられたフラックス21
は、圧力差によって接合孔19から吸い出され、結合強
度の低い球状突起電極の発生が防止される。
半導体装置51を収容する収容容器53の内部を排気ポ
ンプ54によって減圧する。すると、半田ボール22に
よって接合孔19内に閉じこめられたフラックス21
は、圧力差によって接合孔19から吸い出され、結合強
度の低い球状突起電極の発生が防止される。
【0046】また、図16に示すように、リフロー時に
半導体装置51の接合部20上に載置された半田ボール
22を、駆動装置55に連結された操作部56により回
転させるようにしてもよい。半田ボール22が回転駆動
されると、その回転によって接合孔19内に閉じこめら
れたフラックス21が外部へ逃げ出すことにより、結合
強度の低い球状突起電極の発生が防止される。
半導体装置51の接合部20上に載置された半田ボール
22を、駆動装置55に連結された操作部56により回
転させるようにしてもよい。半田ボール22が回転駆動
されると、その回転によって接合孔19内に閉じこめら
れたフラックス21が外部へ逃げ出すことにより、結合
強度の低い球状突起電極の発生が防止される。
【0047】また、図17に示すように、2次元アレイ
状に配列された吸引治具57によりリフロー時に半田ボ
ール22を基板12から離間させることにより、フラッ
クス21の経路が形成される。そして、所定のタイミン
グで半田ボール22を基板12の接合部20上に載置す
る事により、結合強度の低い球状突起電極の発生が防止
される。
状に配列された吸引治具57によりリフロー時に半田ボ
ール22を基板12から離間させることにより、フラッ
クス21の経路が形成される。そして、所定のタイミン
グで半田ボール22を基板12の接合部20上に載置す
る事により、結合強度の低い球状突起電極の発生が防止
される。
【0048】また、図18(a)に示すように、治具5
8を用いる。治具58には、半田ボール22を支持する
とともに、軟化した半田ボール22が接合部20上に落
下可能な孔59が2次元アレイ状に形成されている。半
田ボール22は、リフロー時に接合部20から離間して
支持され、フラックス21の経路が形成される。図18
(b)に示すように、軟化した半田ボール22は孔59
を通過して接合部20上に落下し、導体18と接合され
て球状突起電極17が形成される。その結果、結合強度
の低い球状突起電極の発生が防止される。
8を用いる。治具58には、半田ボール22を支持する
とともに、軟化した半田ボール22が接合部20上に落
下可能な孔59が2次元アレイ状に形成されている。半
田ボール22は、リフロー時に接合部20から離間して
支持され、フラックス21の経路が形成される。図18
(b)に示すように、軟化した半田ボール22は孔59
を通過して接合部20上に落下し、導体18と接合され
て球状突起電極17が形成される。その結果、結合強度
の低い球状突起電極の発生が防止される。
【0049】次に、上記各実施の形態から把握できる請
求項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と
共に記載する。 (イ)請求項1に記載の半導体装置において、基板側の
導体の一部を基板から剥離させて前記経路を形成した半
導体装置。この構成によれば、上記実施形態と同じ効果
を奏するとともに、剥離部はマスクなどの加工により容
易に形成できる。 (ロ)請求項1に記載の半導体装置において、前記接合
部側面、前記端子部材表面の少なくとも一方に凹凸を形
成して該凹部を前記経路とした半導体装置。この構成に
よれば、上記実施形態と同じ効果を奏するとともに、凹
凸を容易に形成できる。 (ハ)請求項6に記載の半導体装置において、前記支持
部材は二段バンプである半導体装置。この構成によれ
ば、上記実施形態と同じ効果を奏するとともに、従来の
プロセスにより二段バンプを極めて容易に形成できる。 (ニ)請求項6に記載の半導体装置において、前記導体
上に突起物を設置した半導体装置。この構成によれば、
上記実施形態と同じ効果を奏するとともに、突起物は、
加熱時に溶融する材質であれば濡れ性の向上にも寄与す
る。 (ホ)基板に設けられた導体と、前記基板に形成され前
記導体を露出する接合孔とからなる接合部にフラックス
を塗布した後、前記接合部に載置された球状の端子部材
を加熱して前記導体に接合される球状接続端子を形成す
る半導体装置の製造方法において、加熱時に前記接続端
子を駆動手段にて回転駆動するようにした半導体装置の
製造方法。この方法によれば、端子部材の回転によって
接合孔内に閉じこめられたフラックスが外部へ逃げ出す
ことにより、結合強度の低い球状突起電極の発生が防止
される。
求項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と
共に記載する。 (イ)請求項1に記載の半導体装置において、基板側の
導体の一部を基板から剥離させて前記経路を形成した半
導体装置。この構成によれば、上記実施形態と同じ効果
を奏するとともに、剥離部はマスクなどの加工により容
易に形成できる。 (ロ)請求項1に記載の半導体装置において、前記接合
部側面、前記端子部材表面の少なくとも一方に凹凸を形
成して該凹部を前記経路とした半導体装置。この構成に
よれば、上記実施形態と同じ効果を奏するとともに、凹
凸を容易に形成できる。 (ハ)請求項6に記載の半導体装置において、前記支持
部材は二段バンプである半導体装置。この構成によれ
ば、上記実施形態と同じ効果を奏するとともに、従来の
プロセスにより二段バンプを極めて容易に形成できる。 (ニ)請求項6に記載の半導体装置において、前記導体
上に突起物を設置した半導体装置。この構成によれば、
上記実施形態と同じ効果を奏するとともに、突起物は、
加熱時に溶融する材質であれば濡れ性の向上にも寄与す
る。 (ホ)基板に設けられた導体と、前記基板に形成され前
記導体を露出する接合孔とからなる接合部にフラックス
を塗布した後、前記接合部に載置された球状の端子部材
を加熱して前記導体に接合される球状接続端子を形成す
る半導体装置の製造方法において、加熱時に前記接続端
子を駆動手段にて回転駆動するようにした半導体装置の
製造方法。この方法によれば、端子部材の回転によって
接合孔内に閉じこめられたフラックスが外部へ逃げ出す
ことにより、結合強度の低い球状突起電極の発生が防止
される。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至6に
記載の発明によれば、球状突起電極の接合を強固にする
ことの可能な半導体装置を提供することができる。
記載の発明によれば、球状突起電極の接合を強固にする
ことの可能な半導体装置を提供することができる。
【0051】また、請求項7乃至9に記載の発明によれ
ば、球状突起電極の接合を強固にすることの可能な半導
体装置の製造方法を提供することができる。
ば、球状突起電極の接合を強固にすることの可能な半導
体装置の製造方法を提供することができる。
【図1】 一実施形態の半導体装置の概略断面図。
【図2】 (a) は半導体装置の一部断面図、(b) はその
一部平面図。
一部平面図。
【図3】 (a) は別の半導体装置の一部断面図、(b) は
その一部平面図。
その一部平面図。
【図4】 (a) は別の半導体装置の一部断面図、(b) は
その一部平面図。
その一部平面図。
【図5】 (a) は別の半導体装置の一部断面図、(b) は
その一部平面図。
その一部平面図。
【図6】 (a) は別の半導体装置の一部断面図、(b) は
その一部平面図、(c)はリフロー後の半導体装置の一部
平面図。
その一部平面図、(c)はリフロー後の半導体装置の一部
平面図。
【図7】 (a) は別の半導体装置の一部断面図、(b) は
その一部平面図。
その一部平面図。
【図8】 (a) は別の半導体装置の一部断面図、(b) は
その一部平面図。
その一部平面図。
【図9】 (a) は別の半導体装置の一部断面図、(b) は
その一部平面図。
その一部平面図。
【図10】 (a) は別の半導体装置の一部断面図、(b)
はその一部平面図。
はその一部平面図。
【図11】 (a) は別の半導体装置の一部断面図、(b)
はその一部平面図。
はその一部平面図。
【図12】 (a) は別の半導体装置の一部断面図、(b)
はその一部平面図。
はその一部平面図。
【図13】 (a) は別の半導体装置の一部断面図、(b)
はその一部平面図。
はその一部平面図。
【図14】 半導体装置の製造行程を示す説明図。
【図15】 別の半導体装置の製造行程を示す説明図。
【図16】 別の半導体装置の製造行程を示す説明図。
【図17】 別の半導体装置の製造行程を示す説明図。
【図18】 (a)(b)は別の半導体装置の製造行程を示す
説明図。
説明図。
【図19】 (a)(b)は従来の半導体装置の概略一部断面
図。
図。
12 基板 14 半導体チップ 17 球状突起電極 19 接合孔 20 接合部 21 フラックス 22 半田ボール 23 凹部 24 通路
Claims (9)
- 【請求項1】 基板に設けられた導体と、前記基板に形
成され前記導体を露出する接合孔とからなる接合部にフ
ラックスを塗布した後、前記接合部に載置された球状の
端子部材を加熱して形成される球状接続端子を備えた半
導体装置において、 加熱する際に蒸発するフラックスの前記接合部からの逃
避経路を備えた半導体装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記接合孔側面に凹部を形成し、該凹部を前記経路とし
た半導体装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記経路は、前記基板表面、前記端子部材表面の少なく
とも一方に形成した溝である半導体装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記端子部材、前記導体の少なくとも一方に貫通孔を形
成し、該貫通孔を前記経路とした半導体装置。 - 【請求項5】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記導体を凸状に形成し、前記端子部材表面を前記接合
孔側面上端から離間させて前記経路を形成した半導体装
置。 - 【請求項6】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記導体上に前記端子部材表面を前記接合孔側面上端か
ら離間させる支持部材を備えた半導体装置。 - 【請求項7】 基板に設けられた導体と、前記基板に形
成され前記導体を露出する接合孔とからなる接合部にフ
ラックスを塗布した後、前記接合部に載置された球状の
端子部材を加熱して前記導体に接合される球状接続端子
を形成する半導体装置の製造方法において、 加熱時に前記基板に対して振動装置により振動を与え、
前記端子部材表面を前記接合孔側面上端から離間させる
ようにした半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 基板に設けられた導体と、前記基板に形
成され前記導体を露出する接合孔とからなる接合部にフ
ラックスを塗布した後、前記接合部に載置された球状の
端子部材を加熱して前記導体に接合される球状接続端子
を形成する半導体装置の製造方法において、 加熱時に所定の治具により前記端子部材表面を前記接合
孔側面上端から離間させるようにした半導体装置の製造
方法。 - 【請求項9】 基板に設けられた導体と、前記基板に形
成され前記導体を露出する接合孔とからなる接合部にフ
ラックスを塗布した後、前記接合部に載置された球状の
端子部材を加熱して前記導体に接合される球状接続端子
を形成する半導体装置の製造方法において、 前記端子部材が載置された基板を容器内に収容し、加熱
時に前記容器内を減圧して前記蒸発するフラックスを前
記接合部から吸い出すようにした半導体装置の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9051882A JPH10256418A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9051882A JPH10256418A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10256418A true JPH10256418A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=12899260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9051882A Withdrawn JPH10256418A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10256418A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002033417A (ja) * | 2000-07-17 | 2002-01-31 | Rohm Co Ltd | 半導体装置 |
US6400021B1 (en) | 1999-06-29 | 2002-06-04 | Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. | Wafer level package and method for fabricating the same |
KR100571752B1 (ko) * | 1999-04-06 | 2006-04-18 | 삼성전자주식회사 | 칩 스케일 패키지 |
JP2015220455A (ja) * | 2014-05-16 | 2015-12-07 | インテル・コーポレーション | 集積回路パッケージ用のコンタクトパッド |
US10418310B2 (en) | 2017-06-20 | 2019-09-17 | Fujitsu Limited | BGA package substrate and method of manufacturing the same |
-
1997
- 1997-03-06 JP JP9051882A patent/JPH10256418A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100571752B1 (ko) * | 1999-04-06 | 2006-04-18 | 삼성전자주식회사 | 칩 스케일 패키지 |
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JP2002033417A (ja) * | 2000-07-17 | 2002-01-31 | Rohm Co Ltd | 半導体装置 |
JP2015220455A (ja) * | 2014-05-16 | 2015-12-07 | インテル・コーポレーション | 集積回路パッケージ用のコンタクトパッド |
US10418310B2 (en) | 2017-06-20 | 2019-09-17 | Fujitsu Limited | BGA package substrate and method of manufacturing the same |
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---|---|---|---|
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