JPH10252876A - 自動変速機のクラッチのドレーン制御装置 - Google Patents

自動変速機のクラッチのドレーン制御装置

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JPH10252876A
JPH10252876A JP9056430A JP5643097A JPH10252876A JP H10252876 A JPH10252876 A JP H10252876A JP 9056430 A JP9056430 A JP 9056430A JP 5643097 A JP5643097 A JP 5643097A JP H10252876 A JPH10252876 A JP H10252876A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーモバルブよりも簡易な構成で、クラッチ
油温の高低に適正に対応したドレーンができるようにす
る。 【解決手段】 Dレンジの第1速段(第1状態)におい
てクラッチ1にオイルを導入し、Nレンジ(第2状態)
においてクラッチよりオイルをドレーンすることが可能
なソレノイドバルブ2と、該ソレノイドバルブ2をバイ
パスしてクラッチ1のオイルをドレーン可能なドレーン
油路20と、DレンジとNレンジ切換えに応じて位置が
切換わり、Dレンジの位置にてドレーン油路20を閉鎖
し、Nレンジの位置にてドレーン油路20を開放するマ
ニュアルバルブ3と、油温センサ26と、Nレンジにお
いて検出した油温に応じてソレノイドバルブ2を制御
し、油温が高いときはソレノイドバルブ2を通してのク
ラッチオイルのドレーンを減少側に制御し、油温が低い
ときは増大側に制御する制御手段25とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機のクラ
ッチのドレーン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用の自動変速機の中に、動力伝達経
路を断接するクラッチの油圧を、直接ソレノイドバルブ
によって制御する形式のものがある。
【0003】この形式のものでは、クラッチのオイル
を、ソレノイドバルブを通して供給・排出している。そ
の場合、オイルの供給については問題はないが、オイル
をドレーンする際に問題が生じることがある。即ち、自
動変速機のオイルは、低温のときには粘性が高いため、
ドレーンされにくい。このため、例えば走行レンジから
ニュートラルレンジへの切換えに際してクラッチを切り
離すときにドレーンに時間がかかり、クラッチの引き摺
りが発生するという問題が発生することがある。
【0004】これに対処するため、ソレノイドバルブを
バイパスするドレーン油路と、該ドレーン油路を開閉す
るサーモバルブを新たに設け、高油温時にはサーモバル
ブが閉じることにより、ソレノイドバルブを介してドレ
ーンし、低油温時にはサーモバルブが開くことにより、
該サーモバルブを介してドレーンするようにしたもの
が、既に提供されている(クライスラー、A−604、
AUTOMATIC TRANSAXLE )。これによれば、高油温時と低
油温時とで完全にドレーンルートが分かれるので、低油
温時のクラッチの引き摺り現象を防止することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この構成の場
合、油温に応じて開閉する機能を有したサーモバルブを
付加しなくてはならないので、バルブボディが大型化す
ると共に、コストアップを招くといった問題がある。
【0006】また、ドレーンを単にソレノイドバルブを
介さずに(バイパスして)行うようにした場合には、常
温時においてドレーン流量が大きくなりすぎてクラッチ
が瞬時に離されてしまい、ショックが大きくなるという
問題が生じる。
【0007】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、サーモバルブを付加するよりも
簡易な構成で、バルブボディの大型化とコストアップを
抑制しながら、油温の高低に適正に対応し、ショックの
小さな状態切換えができるようにした自動変速機のクラ
ッチのドレーン制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、第1
状態において所定のクラッチに導入されるオイルの油圧
を制御可能で、第2状態においてこのクラッチよりオイ
ルをドレーンすることが可能なソレノイドバルブを有す
る自動変速機のクラッチのドレーン制御装置において、
前記ソレノイドバルブをバイパスしてクラッチのオイル
をドレーン可能なドレーン油路と、前記第1状態と第2
状態との状態切換えに応じて位置が切換わり、第1状態
の位置にて前記ドレーン油路を閉鎖し、第2状態の位置
で前記ドレーン油路を開放する切換バルブと、前記オイ
ルの温度を検出する油温検出手段と、第2状態におい
て、前記油温検出手段の検出値に応じて前記ソレノイド
バルブを制御し、油温が高いときソレノイドバルブを通
してのクラッチオイルのドレーンの開度を閉側に制御
し、油温が低いときソレノイドバルブを通してのクラッ
チオイルのドレーンの開度を開側に制御する制御手段
と、を備えたことことにより、上記課題を解決したもの
である。
【0009】この装置では、自動変速機が第1状態とさ
れるときは、ソレノイドバルブを通して直接クラッチに
オイルが供給され、且つ、ソレノイドバルブによってク
ラッチ油圧が制御される。このとき、ソレノイドバルブ
をバイパスするドレーン油路は、切換バルブによって閉
鎖されるので、クラッチオイルはドレーン油路からドレ
ーンされない。
【0010】また、自動変速機が第2状態とされたとき
は、切換バルブの位置が動くことによって、ドレーン油
路が開放される。従って、クラッチオイルはこのドレー
ン油路を通して一部がドレーンされる。また、残りは、
ソレノイドバルブを制御することで、ソレノイドバルブ
を通してドレーンされる。
【0011】より具体的には、油温が高いときは、オイ
ルの粘度が低く、オイルが流れやすい状態にあるので、
ドレーン油路を通して十分なドレーンがなされる。従っ
て、ソレノイドバルブを通して大量にドレーンすると、
クラッチが一気に切断されてそのショックが問題になる
おそれがあるので、ソレノイドバルブのドレーンの開度
を小さい側に制御する。一方、油温が低いときは、オイ
ルの粘度が高く、オイルが流れにくい状態にあるので、
ドレーン油路を通してだけでは十分なドレーン量を確保
することができない。従って、残りのドレーンを、ソレ
ノイドバルブを通して素早く行うべく、ソレノイドバル
ブのドレーンの開度を大きくする。
【0012】それにより、オイルの温度によらず、所定
の速度でクラッチのオイルをドレーンすることができ、
低油温状態でのクラッチ切断時の引き摺り現象を防止す
ることができると共に、高油温状態でのクラッチの急激
な切断によるショックの発生を防止することができる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明を具体
的に実施する場合に、例えばドライブレンジ(第1状
態)とニュートラルレンジ(第2状態)との切換えにお
いてスプール弁子の位置が切換わる(既存の)マニュア
ルバルブを利用するという形で本発明を適用したもので
ある。これにより、更に低コスト化が実現できる。
【0014】請求項3の発明は、請求項1において、前
記制御手段が、油温が高いときソレノイドバルブのドレ
ーンの開度を全閉とし、油温が低いときソレノイドバル
ブのドレーンの開度を全開とすることにより、上記課題
を解決したものである。
【0015】この装置では、油温が高いときは、全面的
にドレーン油路を通してクラッチオイルがドレーンさ
れ、ソレノイドバルブを通しては全くドレーンされな
い。また、油温が低いときは、ドレーン油路に加えて、
全開にされたソレノイドバルブを通して、クラッチオイ
ルがドレーンされる。従って、油温の高低に応じてソレ
ノイドバルブをON/OFF制御することにより、クラ
ッチオイルを適正に逃がし得るドレーンルートを簡単に
確保することができる。
【0016】請求項3の発明は、請求項1において、前
記制御手段が、油温に応じてソレノイドバルブのドレー
ンの開度を、3段階以上に制御することにより、上記課
題を解決したものである。
【0017】この装置では、ソレノイドバルブを通して
のドレーン量を油温に応じて細かく制御することがで
き、それにより、クラッチオイルのドレーンの一層の適
正化を図り得る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。
【0019】図1は自動変速機のクラッチのドレーン制
御装置の構成を示す系統図である。図において、1はク
ラッチ、2はソレノイドバルブ、3はマニュアルバルブ
(切換バルブ)である。
【0020】クラッチ1は、Dレンジ(ドライブレン
ジ:第1状態)のとき(より具体的にはその第1変速段
のとき)接続され、Nレンジ(ニュートラルレンジ:第
2状態)のとき切断されるものであり、接続時は、ソレ
ノイドバルブ2を通して、直接オイルが図示略の油圧室
に導入され、クラッチ油圧がソレノイドバルブ2によっ
て制御される。なお、ここでは説明の便宜上、第1状態
としてDレンジ(の第1速段)、第2状態としてNレン
ジを例示するが、クラッチ1が断接される異なる状態同
士の組合せであれば、それに限定されない。例えばDレ
ンジにおいて異なる変速段同士の組合せにも適用でき
る。
【0021】ソレノイドバルブ2は、圧油の入力ポート
2Aと、クラッチ1に接続された出力ポート2Bと、図
示略のリザーバにつながるドレーンポート2Cとを有す
るものであり、制御手段25によってコイル6に対する
通電制御を行うことにより、弁体7が動いて、ドレーン
ポート2Cへの逃し量が調節され、それにより、入力ポ
ート2Aから入って出力ポート2Bから出ていくオイル
の圧力が制御される。また、圧油が供給されないとき
は、コイル6の通電制御により、出力ポート2Bとドレ
ーンポート2Cの実質的な連通開度(ドレーン開度)が
調節される。
【0022】マニュアルバルブ3は、シフトレバー4に
よるレンジの切換え動作に応じて位置が切換わるスプー
ル弁子11を有すると共に、ソレノイドバルブ2への圧
油供給に関係する入力ポート3A、出力ポート3Bの他
に、新たに設けた開閉ポート3Cを有する。入力ポート
3Aにはライン圧が供給され、出力ポート3Bにはソレ
ノイドバルブ2の入力ポート2Aが接続されている。ま
た、開閉ポート3Cには、ソレノイドバルブ2をバイパ
スしてクラッチオイルをドレーンするために設けたドレ
ーン油路20が、オリフィス21を介して接続されてい
る。
【0023】このマニュアルバルブは、Dレンジのとき
に、(シフトレバー4の動きと連動して)図示の位置に
スプール弁子11が移動することで、入力ポート3Aを
出力ポート3Bに連通させ、開閉ポート3Cを閉鎖す
る。また、Nレンジのときに、(シフトレバー4の動き
と連動して)図示の位置から左側にスプール弁子11が
移動することで、入力ポート3Aと出力ポート3Bの連
通を遮断し、開閉ポート3Cをドレーン側12に連通さ
せる。従って、Dレンジのときはドレーン油路20が閉
鎖されるが、Nレンジのときはドレーン油路20が開放
され、このドレーン油路20のオリフィス21を通し
て、クラッチ1のオイルがリザーバへドレーンされる。
【0024】また、制御手段25は、Dレンジのとき
に、ソレノイドバルブ2を通電制御することで、ソレノ
イドバルブ2の入力ポート2Aと出力ポート2Bを連通
させ、圧油をクラッチ1に導入して、クラッチ1を接続
する。また、ドレーンポート2Cへの逃がし量を調節す
ることで、クラッチ1の油圧を制御する。
【0025】一方、Nレンジのときに、自動変速機のオ
イルの温度を検出する油温センサ(油温検出手段)26
の検出値を読み取り、読み取った油温に応じてソレノイ
ドバルブ2のドレーンポート2Cの開度を制御する。N
レンジのときには、マニュアルバルブ3の出力ポート3
Bが閉じられるので、ライン圧はソレノイドバルブ2に
は供給されない。
【0026】なお、油温センサ26は、専用の油温セン
サが既に(他の目的で)備えられている場合はそれを用
いるが、そうでないときは、本発明の実施のためにのみ
備える必要は必ずしもなく、例えばエンジンの油温セン
サやエンジンの冷却水温センサ等の他の既存のセンサに
代用し、その情報を利用するようにしてもよい。
【0027】次に、制御手段25による処理内容を説明
する。
【0028】図2は第1の制御処理例を示すフローチャ
ートである。
【0029】この制御処理例では、ステップS101で
DレンジかNレンジかを判断し、Dレンジであれば、ス
テップS102にて通常のクラッチ油圧制御を行う。即
ち、Dレンジのときには、図1のマニュアルバルブ3の
出力ポート3Bからソレノイドバルブ2に圧油が供給さ
れており、ソレノイドバルブ2をデューティ制御するこ
とにより、クラッチ1へ圧油を供給すると共にそのクラ
ッチ油圧を制御する。
【0030】一方、Nレンジのときは、ステップS10
3にて油温センサ26の検出値を読み取り、油温が設定
値α℃以下の低温であれば、ステップS104にてソレ
ノイドバルブ2のドレーン開度(ドレーンポート2Cと
出力ポート2Bの連通開度)を全開にする。つまり、デ
ューティ値を100%とする。また、油温が設定値α℃
を超える高温(常温)であれば、ステップS105にて
ソレノイドバルブ2のドレーン開度を全閉にする。つま
り、デューティ値を0%とする。
【0031】このように制御することにより、Dレンジ
からNレンジに切換えた際に、油温が低い場合は、ドレ
ーン油路20を通してドレーンする以外に、ソレノイド
バルブ2を通してもドレーンするので、粘性の高い状態
のオイルも、円滑にドレーンすることができる。従っ
て、クラッチ1の引き摺り現象の発生を防止することが
できる。また、油温が高い場合は、ソレノイドバルブ2
が閉鎖されることにより、ドレーン油路20を通しての
みドレーンされることになるので、クラッチ1からの急
速なドレーンによるショックを和らげることができる。
その結果、クラッチ1のドレーン流量の管理の適正化が
図れる。
【0032】また、図1に示すごとく、それを実現する
ための構成としては、マニュアルバルブ3に開閉ポート
3Cを新設して、その開閉ポート3Cにドレーン油路2
0を接続し、制御手段25の動作プログラムに若干の変
更を加えるだけであるから、従来の油温に応じて作動す
るサーモバルブのような新規な(メカニカルな)付加機
構を自動変速機用のバルブボディに組み込まなくてよく
なり、バルブボディの大型化とコストアップを抑制する
ことが可能となる。
【0033】なお、図2の制御処理例の場合は、Nレン
ジのときのソレノイドバルブ2の制御を、ON/OFF
制御としているので、プログラムの追加も極めて容易に
できる。
【0034】また、前述したように油温センサ26とし
て既存のセンサを代用した場合には、油温センサに関す
るコスト上昇を抑えることもできる。
【0035】図3は制御手段25による他の処理例を示
すフローチャートである。
【0036】この制御処理例では、図2の例と同様に、
ステップS201でDレンジかNレンジかを判断し、D
レンジであれば、ステップS202にて通常のクラッチ
油圧制御を行う。
【0037】一方、Nレンジのときは、ステップS20
3にて油温センサ26の検出値を読み取り、ステップS
204で、油温に応じて図4のマップからソレノイドバ
ルブ2のデューティ値を求め、ステップS205でその
デューティ値を出力してソレノイドバルブ2を制御す
る。
【0038】図4のマップは、油温とデューティ値の関
係を定めたもので、油温が低温の所定値β1以下のとき
デューティ値を100%とし、油温が高温の所定値β2
以上のときデューティ値を0%とし、油温がβ1〜β2
の間にあるとき、100%から0%にリニアに変化する
ように定めている。つまり、中間油温に応じて中間のド
レン開度を定めている。
【0039】このように、中間油温に応じて連続的にソ
レノイドバルブ2を通してのドレン量を調節することに
より、細かなドレーン管理が可能となる。
【0040】なお、ソレノイドバルブ2のドレーンの開
度の設定は、最大(100%)と最小(0%)を含む少
なくとも3段階以上にすれば、ある程度の細かな制御は
期待できる。
【0041】最後に上記のクラッチ1の適用対象例につ
いて簡単に説明する。
【0042】図5は、自動変速機の動力伝達系を示すス
ケルトン図である。この複合クラッチ式自動変速機は、
変速機入力軸Ji、変速機出力軸Jo、中間軸Jm、動
力伝達軸J1、J2を有する。エンジンの駆動力は変速
機入力軸Jiに入力され、クラッチC1またはクラッチ
C2を接続することで、動力伝達軸J1、J2に伝達さ
れ、ギヤ群Gの噛み合わせを適当に切り換えることによ
り、所定の前進段、後進段を形成する。
【0043】クラッチC1、クラッチC2はNレンジで
は切り離され、走行レンジ(Dレンジ、Rレンジ、Lレ
ンジ、2レンジ等)のときに適宜に接続されるものであ
り、これらのクラッチC1、C2の油圧制御装置として
本発明を適用することができる。又、Dレンジの各変速
段においてもクラッチC1、C2は適宜に選択的に接続
されるため、ここでの切換えにおけるドレーン制御にも
本発明を適用できる。この場合、切換バルブとしては、
変速段を切換えるための既存のシフトバルブを利用すれ
ばよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクラッチ
のドレーン制御装置によれば、主としてドレーン油路を
介してクラッチオイルをドレーンし、残りをソレノイド
バルブを介してドレーンするようにしたので、ソレノイ
ドバルブのドレーン開度を油温に応じて調節することに
より、クラッチオイルのドレーン量を管理することがで
きる。
【0045】なお、ドレーン油路の開閉を行うバルブと
しては、レンジ切換えによって位置の変わる既存の、例
えばマニュアルバルブを用いことができる。
【0046】従って、ソレノイドバルブの制御内容に、
第2状態での動作プログラムを加えること、及び、例え
ばマニュアルバルブに第2状態でリザーバに連通する開
閉ポートを付加するだけで、サーモバルブのような新規
な付加機構をバルブボディに組み込まなくても、一定の
ドレーン性能を確保することができる。その結果、バル
ブボディの大型化とコストアップを抑制することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す系統図
【図2】本発明の実施形態における第1の制御の例を示
すフローチャート
【図3】本発明の実施形態における第2の制御の例を示
すフローチャート
【図4】同第2の制御において用いるマップの内容を示
す線図
【図5】本発明の適用対象例として示す自動変速機のス
ケルトン図
【符号の説明】
1…クラッチ 2…ソレノイドバルブ 3…マニュアルバルブ(切換バルブ) 20…ドレーン油路 25…制御手段 26…油温センサ(油圧検出手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1状態において所定のクラッチに導入さ
    れるオイルの油圧を制御可能で、第2状態においてこの
    クラッチよりオイルをドレーンすることが可能なソレノ
    イドバルブを有する自動変速機のクラッチのドレーン制
    御装置において、 前記ソレノイドバルブをバイパスしてクラッチのオイル
    をドレーン可能なドレーン油路と、 前記第1状態と第2状態との状態切換えに応じて位置が
    切換わり、第1状態の位置にて前記ドレーン油路を閉鎖
    し、第2状態の位置で前記ドレーン油路を開放する切換
    バルブと、 前記オイルの温度を検出する油温検出手段と、 第2状態において、前記油温検出手段の検出値に応じて
    前記ソレノイドバルブを制御し、油温が高いときソレノ
    イドバルブを通してのクラッチオイルのドレーンの開度
    を閉側に制御し、油温が低いときソレノイドバルブを通
    してのクラッチオイルのドレーンの開度を開側に制御す
    る制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動変速機のクラッチのドレ
    ーン制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 更に、前記第1状態及び第2状態を含む複数の状態を切
    換えるシフトレバーを備え、 前記第1状態がドライブレンジ、第2状態がニュートラ
    ルレンジで、前記切換バルブが前記シフトレバーに連結
    されたマニュアルバルブに相当していることを特徴とす
    る自動変速機のクラッチのドレーン制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記制御手段が、油温が高いとき前記ソレノイドバルブ
    のドレーンの開度を全閉とし、油温が低いとき前記ソレ
    ノイドバルブのドレーンの開度を全開とすることを特徴
    とする自動変速機のクラッチのドレーン制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記制御手段が、油温に応じて前記ソレノイドバルブの
    ドレーンの開度を、3段階以上に制御することを特徴と
    する自動変速機のクラッチのドレーン制御装置。
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