JPH10252493A - V型ディーゼルエンジン - Google Patents
V型ディーゼルエンジンInfo
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- JPH10252493A JPH10252493A JP9053313A JP5331397A JPH10252493A JP H10252493 A JPH10252493 A JP H10252493A JP 9053313 A JP9053313 A JP 9053313A JP 5331397 A JP5331397 A JP 5331397A JP H10252493 A JPH10252493 A JP H10252493A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/22—Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
Abstract
リンダヘッドの間の冷却水をまとめて、ラジエータに戻
す為の連結管が、左右のシリンダヘッドの間に、燃料噴
射ポンプPが突出している為に、直接的に連結すること
が不可能となるのである。本発明はこのように、左右の
シリンダヘッドの間を直接的に連結できない連結管5の
為に、燃料噴射ポンプを迂回する為の構成を、シリンダ
ヘッドと別体にサーモスタット室Aを配置することによ
り構成したものである。 【解決手段】 クランク軸Sを垂直に配置したバーチカ
ルタイプのV型ディーゼルエンジンにおいて、低い方の
シリンダヘッド側の、冷却水ジャケットの上方で、シリ
ンダヘッドの頂部付近に、シリンダヘッドとは別体に構
成したサーモスタット室Aを配置し、該サーモスタット
室A内に、サーモスタットTを横向きに配置した。
Description
に配置したV型ディーゼルエンジンにおいて、該V型デ
ィーゼルエンジンの上方に配置するラジエータRと、シ
リンダヘッドHとの間に介装するサーモスタットの配置
に関する技術である。
サーモスタットを配置したサーモスタット室は、シリン
ダヘッドと一体的に構成されていたのである。例えば、
特公平5−78642号公報に記載の技術の如くであ
る。またV型ディーゼルエンジンに関する技術は、ホリ
ゾンタルタイプの技術が、特開平6−272615号公
報において開示されているのである。
ゼルエンジンにおいて、左右のシリンダヘッドの間の冷
却水をまとめて、ラジエータに戻す為の連結管が、左右
のシリンダヘッドHの間に、燃料噴射ポンプPが突出し
ている為に、直接的に連結することが不可能となるので
ある。本発明はこのような、左右のシリンダヘッドHの
間を直接的に連結できない連結管5の為に、燃料噴射ポ
ンプを迂回する為の構成を、シリンダヘッドHと別体に
サーモスタット室Aを配置することにより構成したもの
である。
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項1においては、クランク軸S
を垂直に配置したバーチカルタイプのV型ディーゼルエ
ンジンにおいて、低い方のシリンダヘッド側の、冷却水
ジャケットの上方で、シリンダヘッドの頂部付近に、シ
リンダヘッドとは別体に構成したサーモスタット室Aを
配置し、該サーモスタット室A内に、サーモスタットT
を横向きに配置したものである。
に配置したバーチカルタイプのV型ディーゼルエンジン
において、V型のシリンダの間に燃料噴射ポンプPを配
置し、シリンダヘッドと別体に設けたサーモスタット室
Aおよび連結管5を燃料噴射ポンプPを回避して配置し
たものである。
管5を傾斜させて、該連結管5の内部でのエア溜まりの
発生を無くすべく構成したものである。
をサーモスタットケース3とサーモスタットカバー2と
により構成し、該サーモスタット室Aの吐出口aを、上
方のラジエータRに連結したものである。
る。図1は本発明のV型ディーゼルエンジンの平面図、
図2は同じく側面図、図3は同じく側面断面図、図4は
本発明のV型ディーゼルエンジンのサーモスタット室A
の部分を示す拡大側面図、図5は連結管5とサーモスタ
ット室Aの部分を示す拡大平面図、図6はサーモスタッ
ト室Aを構成する部品であるサーモスタットケース3の
詳細を示す図面、図7はサーモスタット室Aを構成する
もう一つの部品であるサーモスタットカバー2の詳細を
示す図面である。
イプのV型ディーゼルエンジンの構成を説明する。左右
のシリンダヘッドHL,HRをV字型に構成して、該シ
リンダヘッドHの線が交わる点の近傍にクランク軸Sが
配置されている。該クランク軸Sは、下方に配置された
作業機を駆動する為に、バーチカルタイプとしている。
下方に作業機が配置されるので、ラジエータRの取付け
位置が限定され、本構成においては、ラジエータRをシ
リンダブロックBの上方に配置している。該シリンダブ
ロックBの下面にオイルパンOを接当し、シリンダブロ
ックBのV字型のシリンダ部分に、左右のシリンダヘッ
ドHL,HRを接当し、これらを一体化することによ
り、密閉されたオイルパンに構成している。
方に突出した部分に、直接的又はベルトやプーリーを介
して、又は電動モーターを介して、冷却ファンFが駆動
されるように構成している。該冷却ファンFの上に、ラ
ジエータRが配置されているる。またラジエータRの側
方の位置にエアクリーナーCが配置されており、該エア
クリーナーCから吸引し濾過した吸気を、吸気管6によ
り左右に分岐して、シリンダヘッドHヘ吸気を供給して
いる。該吸気管6も、シリンダヘッドHの上部に配置さ
れて、シリンダヘッドHL,HRに直結されている。更
に、1リンダヘッドHの下面から、排気管13が突出さ
れており、該排気管13は排気消音器Mに連結されてい
る。
発明は、シリンダヘッドH内の冷却水ジャケットを通過
して高温となった冷却水を、最終的にラジエータRに還
流して、再度冷却ファンFからの冷却風により冷却する
為の、還流経路に関する。該シリンダヘッドHL,HR
からの高温の冷却水は、右側のシリンダヘッドHRか
ら、冷却水取出管7に出てくる。該冷却水取出管7に連
結管5を連結し、該連結管5が、本発明の要部を構成す
るサーモスタット室Aの冷却水合流継手3aに連結され
ている。本発明においては、この連結管5により連結す
る、冷却水合流継手3aと冷却水取出管7の高さ関係を
相違させ、冷却水合流継手3aの方を高く、冷却水取出
管7の方を低くして、連結管5や冷却水取出管7やサー
モスタット室Aの内部に、空気溜まりが出来るのを阻止
すべく構成している。
ッドHL,HRの間に無ければ、左右のシリンダヘッド
HL,HRの間を直接的に真っ直ぐな連結管により連結
するのが良いのであるが、本発明においては、左右のシ
リンダヘッドHL,HRの間に、2気筒分の燃料噴射ポ
ンプPが突出し、該燃料噴射ポンプPから高圧燃料供給
管4L・4Rが突出されているので、これを連結管5が
迂回する必要があり、冷却水取出管7とサーモスタット
室Aにより、上方へ迂回させた後で、連結管5により連
結しているので、この『コ』型に迂回した部分に空気溜
まりが発生しやすいのである。このような空気溜まりの
不具合を解消する為に、連結管5を傾斜して配置したの
である。
サーモスタット室を構成して配置していたサーモスタッ
トTを、シリンダヘッドHの外に出して、サーモスタッ
ト室Aの内部に配置したのである。該サーモスタットT
を介装する理由は、ディーゼルエンジンの始動初期の段
階において、エンジンが暖まる前においては、冷却水の
温度も上昇しておらず、この低温の冷却水をそのままラ
ジエータRに供給して冷却していたのでは、エンジンの
燃焼部分がいつまでも低温のままで、燃焼性能が低下す
るのである。故に、冷却水の温度をサーモスタットTに
より判断し、一定温度以下の冷却水の温度の場合には、
サーモスタット室AからラジエータRへの供給経路を閉
鎖または絞って、冷却水の全部又は一部を、直接にラジ
エータRからシリンダブロックBへの還流経路にショー
トカットして戻す為に必要な装置なのである。
6と図7において説明する。サーモスタット室Aには、
左側のシリンダヘッドHLのシリンダヘッド取付面3e
を一体的に構成している。
成するサーモスタットケース3の構造は、サーモスタッ
トTを挿入した状態で、サーモスタットカバー2を固定
する為のサーモスタットカバー固定面3fが設けられて
いる。該サーモスタットカバー固定面3fには、サーモ
スタットTを挿入した後に、サーモスタットカバー2が
接当されてサーモスタットTはサーモスタットケース3
とサーモスタットカバー2に挟まれて固定される。また
該サーモスタットケース3には、冷却水温度が低温の場
合に、ラジエータRの出口部分に短絡供給させる為の短
絡回路継手3cが設けられている。また前述の如く、シ
リンダヘッドHRの冷却水取出管7との間を連結する連
結管5の連結継手部である冷却水合流継手3aが設けら
れている。また、シリンダヘッドHLの上面に固定する
為のシリンダヘッド取付面3eが設けられている。
2の構成を説明する。該サーモスタットカバー2は、サ
ーモスタットケース3のサーモスタットカバー固定面3
fに、サーモスタットカバー2を固定する為の取付面2
bが構成されている。また、垂直方向に延びて、上方の
ラジエータRに連結される連結継手管2aが設けられて
いる。該連結継手管2aとラジエータRとの間にも、連
結管8が介装されている。該連結管5や連結管8は、高
温耐久性の高い可撓性の合成樹脂材等により構成されて
いる。本発明の構成において、シリンダヘッドHLの上
面に冷却水取出部3gの部分が垂直に取付けられてお
り、サーモスタットTは、サーモスタット室Aの内部に
水平方向に挿入されている。またサーモスタット室Aも
水平方向に長くなるように構成して、シリンダヘッドH
Lと冷却ファンF又はラジエータRとの間の間隙が出来
るだけ狭くなるように構成している。
ような効果を奏するのである。請求項1の如く、クラン
ク軸Sを垂直に配置したバーチカルタイプのV型ディー
ゼルエンジンにおいて、低い方のシリンダヘッド側の、
冷却水ジャケットの上方で、シリンダヘッドの頂部付近
に、シリンダヘッドとは別体に構成したサーモスタット
室Aを配置し、該サーモスタット室A内に、サーモスタ
ットTを横向きに配置したので、シリンダヘッドとエア
クリーナーCの間又は、シリンダヘッドとラジエータR
との間の距離を短く構成することができて、V型ディー
ゼルエンジン全体をコンパクトにまとめることが出来た
のである。
置したバーチカルタイプのV型ディーゼルエンジンにお
いて、V型のシリンダの間に燃料噴射ポンプPを配置
し、シリンダヘッドと別体に設けたサーモスタット室A
および連結管5を燃料噴射ポンプPを回避して配置した
ので、ディーゼルエンジンである為に、シリンダヘッド
の間に燃料噴射ポンプPが配置されて、高圧燃料供給管
4L・4Rが間に配置されている為に、直接的にシリン
ダヘッドHL,HRの間を連結できない場合に、迂回し
た状態で連結管5により連結することが可能となったの
である。
を傾斜させて、該連結管5の内部でのエア溜まりの発生
を無くすべく構成したので、冷却水取出管7と連結管5
とサーモスタット室Aにより、『コ』型に、燃料噴射ポ
ンプPや高圧燃料供給管4L・4Rを迂回した冷却水路
を構成した場合に、該連結管5やサーモスタット室Aの
内部に空気溜まりが構成されて、冷却水の循環が悪くな
るという不具合を解消することが出来たのである。
ーモスタットケース3とサーモスタットカバー2とによ
り構成し、該サーモスタット室Aの吐出口aを、上方の
ラジエータRに連結したので、サーモスタット室Aとラ
ジエータRとの間を直接的に簡単に連結することが可能
となり、サーモスタット室Aが配置されているにも関わ
らず、シリンダヘッドとラジエータRの間隔を小さくし
てコンパクトにすることが出来たのである。
ット室Aの部分を示す拡大側面図。
大平面図。
モスタットケース3の詳細を示す図面。
であるサーモスタットカバー2の詳細を示す図面。
Claims (4)
- 【請求項1】 クランク軸Sを垂直に配置したバーチカ
ルタイプのV型ディーゼルエンジンにおいて、低い方の
シリンダヘッド側の、冷却水ジャケットの上方で、シリ
ンダヘッドの頂部付近に、シリンダヘッドとは別体に構
成したサーモスタット室Aを配置し、該サーモスタット
室A内に、サーモスタットTを横向きに配置したことを
特徴とするV型ディーゼルエンジン。 - 【請求項2】 クランク軸Sを垂直に配置したバーチカ
ルタイプのV型ディーゼルエンジンにおいて、V型のシ
リンダの間に燃料噴射ポンプPを配置し、シリンダヘッ
ドと別体に設けたサーモスタット室Aおよび連結管5を
燃料噴射ポンプPを回避して配置したことを特徴とする
V型ディーゼルエンジン。 - 【請求項3】 請求項2記載の連結管5を傾斜させて、
該連結管5の内部でのエア溜まりの発生を無くすべく構
成したことを特徴とするV型ディーゼルエンジン。 - 【請求項4】 サーモスタット室Aをサーモスタットケ
ース3とサーモスタットカバー2とにより構成し、該サ
ーモスタット室Aの吐出口aを、上方のラジエータRに
連結したことを特徴とするV型ディーゼルエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05331397A JP3844839B2 (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | V型ディーゼルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05331397A JP3844839B2 (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | V型ディーゼルエンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10252493A true JPH10252493A (ja) | 1998-09-22 |
JP3844839B2 JP3844839B2 (ja) | 2006-11-15 |
Family
ID=12939243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05331397A Expired - Fee Related JP3844839B2 (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | V型ディーゼルエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3844839B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU170557U1 (ru) * | 2016-12-07 | 2017-04-28 | Публичное акционерное общество "ЗВЕЗДА" (ПАО "ЗВЕЗДА") | Двигатель для дизель-генераторных установок |
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-
1997
- 1997-03-07 JP JP05331397A patent/JP3844839B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3844839B2 (ja) | 2006-11-15 |
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