JP3608666B2 - 内燃機関の給気冷却器 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、内燃機関に装着されたインタークーラーの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からインタークーラーに関する技術は公知とされているのである。
しかし、従来は、インタークーラーを内燃機関の側方部分に配置することが多く、シリンダヘッドの上部に支持することは無かったのである。また、従来のインタークーラーは、給気入口が1口で、給気出口が1口であることが多く、給気出口の部分に給気分岐マニホールドを付設する必要があったのである。また従来はエアヒーターを給気マニホールドの部分に設けていたのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、内燃機関の高出力化に伴いインタークーラーCが大型化するが、これによりインタークーラーCをシリンダヘッドHの上部に配置した場合において、インタークーラーCにより、給気の各気筒毎への分岐を行うように構成し、改めて分岐マニホールドを付設する必要の無いように構成したものである。
また、従来は給気マニホールドの部分に設けられていたエアヒーター16を、インタークーラーCに設けることにより、始動不良や低回転域における青白煙の発生を回避すべく構成したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、シリンダヘッドHの上部にインタークーラーCを配置した構成において、該インタークーラーCは上部ケース6と下部ケース7を接合して構成され、該上部ケース6の一面に給気入口11が1孔構成され、また上部ケース6の他面側に、各気筒の数だけ分岐した給気出口8が開口され、前記上部ケース6の内部は、分岐縦壁20により左右に分岐され、該分岐縦壁20の下方は開口部とされ、更に給気入口11の側の部屋は、分岐斜壁9により上下に入口室5と出口室15に分離され、前記給気入口11は入口室5に連通しており、該入口室5内の給気が、分岐縦壁20の下方の開口部を通過して給気通過室22に入り、該給気通過室22に半分の給気出口8が開口され、他の給気出口8 は出口室15の部分に開口され、該給気通過室22と出口室15が給気マニホールドを構成し、各気筒毎に給気を分岐するものである。
【0005】
請求項2においては、請求項1記載の内燃機関の給気冷却器において、インタークーラーCの内部に、複数本の冷却水パイプ12と、エアヒーター16を配置したものである。
【0006】
【作用】
次に作用を説明する。
本発明は、インタークーラーCに給気マニホールドの機能を持たせ、各気筒毎の給気出口8を設けたのである。
【0007】
【実施例】
次に実施例を説明する。
図1はインタークーラーCをシリンダヘッドHの上部に配置した内燃機関の側面図、
図2はインタークーラーCの斜視図、
図3は同じくインタークーラーCの側面断面図、
図4はインタークーラーC内にエアヒーター16を配置した構成の側面図、
図5はエアヒーター16を給気マニホールド18に配置した従来技術の正面図、
図6は同じく図5の側面図である。
【0008】
図1において説明する。
内燃機関のシリンダブロックAの上部にシリンダヘッドHを載置し、該シリンダヘッドHの上部にボンネットBを被覆している。該ボンネットの側部に燃料噴射弁10が配置されている。該燃料噴射弁10とボンネットBの上方にインタークーラーCが配置されている。本発明は該インタークーラーCの支持を、給気慣性管1と排気側ステー2により行ったものである。
【0009】
該シリンダヘッドHからの排気は、排気マニホールド3の部分に吐出され、該排気マニホールド3から過給器17を経て排出される。該過給器17により吸引された給気が、パイプによりインタークーラーCの給気入口11に供給される。
そして、該インタークーラーCの内部で冷却された後に、冷却給気が各気筒毎に設けられた給気出口8・・・から、同じく各気筒毎に設けられた給気慣性管1・・を経て、シリンダヘッドHの吸気パイプ4・・に供給される。
【0010】
給気慣性管1は給気に慣性を付加して、燃焼性能を向上させるものであり、図1に示す如く、円弧状に迂回構成としている。本発明においては、該迂回構成で、各気筒毎に複数本配置された給気慣性管1により、インタークーラーCの支持をさせんとするものである。該給気慣性管1のみによる支持では、インタークーラーCに振動が発生する恐れがあるので、排気マニホールド3の部分から排気側ステー2を突出して、インタークーラーCの逆の側を支持している。
【0011】
次に図2・図3において、インタークーラーCの構成を説明する。
インタークーラーCは上部ケース6と下部ケース7を接合することにより構成されている。該上部ケース6の後面に、過給器17からの給気の給気入口11が1孔構成されている。また上部ケース6の正面側に、各気筒の数だけ分岐した給気出口8が開口されている。該給気出口8に、図1に示す気筒毎の給気慣性管1が付設されるのである。
【0012】
そして、上部ケース6の内部が、中央の分岐縦壁20により、左右に分岐されている。該分岐縦壁20の下方は開口部とされており、該部分に冷却水パイプ12が複数本配置されており、給気入口11からの給気が、該冷却水パイプ12の外壁面を通過することにより冷却されるのである。また更に給気入口11の側の部屋が、分岐斜壁9により上下に入口室5と出口室15に分離されている。
【0013】
そして、給気入口11は入口室5に連通しており、該入口室5内の給気が分岐縦壁20の下方の開口部を通過して、給気通過室22に入る。該給気通過室22にも、給気出口8が半分だけ開口されているが、他の半分の給気出口8は、出口室15の部分に開口されている。
【0014】
該出口室15は分岐斜壁9により入口室5と区画された空間であり、側面視三角形に構成されている。
本発明は、該給気通過室22と出口室15が給気マニホールドの役目をしており、該部分で各気筒毎に分岐されるのである。故にインタークーラーCからでた冷却水を再度各気筒毎に分岐する給気マニホールドを構成する必要が無くなったのである。
【0015】
図4・図5・図6において、インタークーラーCに設けたエアヒーター16について説明する。
従来は図5及び図6に開示した如く、給気マニホールド18が設けられていた為に、該給気マニホールド18にエアヒーター16が付設されていたのである。
しかし、本発明の如く、インタークーラーCが給気マニホールドを兼用した構成の場合には、このように給気マニホールド18にエアヒーター16を設けることが不可能となったのである。
本発明はこの点を解消すべくインタークーラーCの上部の、上部ケース6の内部にエアヒーター16を付設したものである。
図4においては排気マニホールド3から過給器17に排気を供給し、過給器17を駆動する構成が図示されている。
【0016】
内燃機関の高出力化に伴い、インタークーラーCは大型化するが、これを固定する為のシリンダヘッドH又はシリンダブロックAには十分なスペースが確保し難いのである。
本構成の如く、インタークーラーCを支持する構造とすることにより、ステー取付ボスや取付ボルト等を簡略化することが可能となり、剛性が有り、コンパクトで軽量な支持構造を得ることが出来たのである。
【0017】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
請求項1の如く構成したので、従来はインタークーラーCからの給気出口8は1孔であり、該給気出口8に給気マニホールド18を連結し、該給気マニホールド18で各気筒に給気を分岐していたのであるが、本発明の如くインタークーラーC内に分岐機能を設け、給気出口8を気筒の数だけ開口したことにより、給気マニホールド18を設ける必要がなくなったのである。
これによりコスト及び性能面の向上を図ることが出来たのである。
【0018】
請求項2の如く構成したので、インタークーラーCの容積を有効に利用して、各気筒間へ供給する給気の偏温を少なくすることが出来るので、内燃機関の始動性や低回転数域における青白煙の発生を少なくすることが出来たのである。
また、インタークーラーCの容積部にエアヒーター16を取付けたので、給気流速の影響を受けにくいので従来の構成に比較して、広い回転数域において使用が可能となったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】インタークーラーCをシリンダヘッドHの上部に配置した内燃機関の側面図。
【図2】インタークーラーCの斜視図。
【図3】同じくインタークーラーCの側面断面図。
【図4】インタークーラーC内にエアヒーター16を配置した構成の側面図。
【図5】エアヒーター16を給気マニホールド18に配置した従来技術の正面図。
【図6】同じく図5の側面図である。
【符号の説明】
A シリンダブロック
B ボンネット
C インタークーラー
H シリンダヘッド
1 給気慣性管
2 排気側ステー
3 排気マニホールド
4 吸気パイプ
5 入口室
6 上部ケース
7 下部ケース
8 給気出口
11 給気入口
Claims (2)
- シリンダヘッドHの上部にインタークーラーCを配置した構成において、該インタークーラーCは上部ケース6と下部ケース7を接合して構成され、該上部ケース6の一面に給気入口11が1孔構成され、また上部ケース6の他面側に、各気筒の数だけ分岐した給気出口8が開口され、
前記上部ケース6の内部は、分岐縦壁20により左右に分岐され、該分岐縦壁20の下方は開口部とされ、更に給気入口11の側の部屋は、分岐斜壁9により上下に入口室5と出口室15に分離され、前記給気入口11は入口室5に連通しており、
該入口室5内の給気が、分岐縦壁20の下方の開口部を通過して給気通過室22に入り、該給気通過室22に半分の給気出口8が開口され、他の給気出口8は出口室15の部分に開口され、該給気通過室22と出口室15が給気マニホールドを構成し、各気筒毎に給気を分岐することを特徴とする内燃機関の給気冷却器。 - 請求項1記載の内燃機関の給気冷却器において、インタークーラーCの内部に、複数本の冷却水パイプ12と、エアヒーター16を配置したことを特徴とする内燃機関の給気冷却器。
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JP21937592A JP3608666B2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 内燃機関の給気冷却器 |
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1992
- 1992-08-18 JP JP21937592A patent/JP3608666B2/ja not_active Expired - Fee Related
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