JPH10251450A - シリカ強化ゴム組成物およびトレッドを有するタイヤ - Google Patents

シリカ強化ゴム組成物およびトレッドを有するタイヤ

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JPH10251450A
JPH10251450A JP10051907A JP5190798A JPH10251450A JP H10251450 A JPH10251450 A JP H10251450A JP 10051907 A JP10051907 A JP 10051907A JP 5190798 A JP5190798 A JP 5190798A JP H10251450 A JPH10251450 A JP H10251450A
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polysulfide
bis
silica
rubber
hydrophobizing agent
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JP10051907A
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Martin Paul Cohen
マーティン・ポール・コーエン
Cheryl Ann Losey
チェリル・アン・ロゼイ
Raymond Benjamin Roenau
レイモンド・ベンジャミン・レノー
Shingo Futamura
シンゴ・フタムラ
Thierry Florent Edme Materne
ティエリ・フロラン・エドム・マテルネ
James Oral Hunt
ジェイムズ・オラル・ハント
Ghislain Adolphe Leon Thise
ジスラン・アドルフ・レオン・ティセ
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Goodyear Tire and Rubber Co
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Goodyear Tire and Rubber Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/54Silicon-containing compounds
    • C08K5/541Silicon-containing compounds containing oxygen
    • C08K5/5415Silicon-containing compounds containing oxygen containing at least one Si—O bond
    • C08K5/5419Silicon-containing compounds containing oxygen containing at least one Si—O bond containing at least one Si—C bond
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
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    • B60C1/0016Compositions of the tread
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    • C08K5/548Silicon-containing compounds containing sulfur

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリカ‐反応性のシラン含有疎水性化剤をシ
リカカップラーと併用して、加工性と硬化物の物理的性
質の優れたシリカ強化ゴム組成物を調製し、この組成物
を含んでなるトレッドを有する空気入りゴムタイヤを提
供する。 【解決手段】 少くとも一種のジエン系エラストマー、
シリカ、シリカカップラー、一般式:Rn(R´O)m
i(式中、RおよびR´は、それぞれ1〜30個の炭素
原子を有する、第1、第2および第3アルキル基および
アルカリール基よりなる群から選ばれ;nおよびmは、
nとmの和が4であるような1から3の整数である)で
示される、シリカ‐反応性のアルキルアルコキシシラン
疎水性化剤、およびカーボンブラックを含んでなるゴム
組成物を調製する。このゴム組成物のトレッドを有する
タイヤを調製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリカで定量的に強化さ
れているゴム組成物に関する。一つの面では、このゴム
組成物は、ゴム、特に、シリカ、シリカカップリング
剤、疎水性化剤、そして場合によってはカーボンブラッ
クの組み合せで強化された硫黄硬化性の、もしくは硫黄
硬化したゴムを含んでなる。
【0002】
【従来の技術】大きな強度および耐摩耗性を必要とする
ゴムを利用するさまざまな用途、特にタイヤおよび各種
工業製品のような用途には、複数の強化用充填材を実質
的な量で含有する硫黄硬化したゴムが用いられる。その
ような目的には、通常、カーボンブラックが用いられ、
普通その硫黄硬化ゴムに良好な性質を付与するか、若し
くはその性質を向上させる。そのような目的には、特に
シリカがカップリング剤と併用される場合は、微粒子状
のシリカが用いられることも多い。幾つかの場合には、
タイヤ用トレッドを含めて各種ゴム製品の強化用充填材
として、シリカとカーボンブラックとの組み合せが用い
られる。硫黄硬化性エラストマーを含めてエラストマー
類にかかる強化用充填材を使用することは、この技術分
野の習熟者には良く知られている。
【0003】通常の場合、シリカをカップリング剤、即
ちシリカカップラー(本明細書中では、時にこのように
呼ばれることもある)無しで用いると、ゴム製品、特に
ゴムタイヤトレッドの強化用充填材としては、シリカよ
りカーボンブラックの方がかなり効果的であることを認
識することが大切である。
【0004】カップリング剤は、シリカ表面と反応する
能力のある少くとも一種の第1構成成分もしくは部位
(シラン部分のような部位)と、また、ゴム、特に炭素
−炭素二重結合、即ち不飽和結合を含む硫黄硬化性ゴム
と相互作用する能力のある追加の部位も含むシランから
構成されていることが多い。普通、この追加の部位は、
ポリスルフィド、特に上記の第1部位間のポリスルフィ
ド橋の形をした硫黄である。このようにして、カップラ
ーはシリカとゴムとの間の結合橋として作用し、それに
よりシリカのゴム強化面が高められる。
【0005】このようなカップラーのゴム反応性基成
分、即ち上記の追加部位は、例えばメルカプト、アミ
ノ、ビニル、エポキシおよび硫黄の各基などの一種また
はそれ以上の基、好ましくは硫黄もしくはメルカプト部
位、より好ましくは少くとも二つの上記第1部位間ポリ
スルフィド橋としてのポリスルフィドの形をした硫黄で
あることができる。
【0006】シリカとゴムを結合させる際に使用するた
めに、例えばビス‐(3‐トリエトキシシリルプロピ
ル)テトラスルフィドおよび/またはトリスルフィドな
どの、ポリスルフィド橋の中に約2から約8個の硫黄原
子を含む、例えばビス‐(3‐トリアルコキシシリルオ
ルガノ)ポリスルフィドのような、例えばトリアルコキ
シルオルガノシラン・ポリスルフィドのような、例えば
ポリスルフィド成分もしくは構造を含むシランカップリ
ング剤などの非常に多数のカップリング剤が教示されて
いる。
【0007】シリカおよびシリカ強化タイヤトレッドに
関するさまざまな米国特許に、米国特許第3,451,
458号;同第3,664,403号;同第3,76
8,537号;同第3,884,285号;同第3,9
38,574号;同第4,482,663号;同第4,
590,052号および同第5,089,554号明細
書がある。
【0008】一つの面では、そして上述のゴム反応性シ
リカカップリング剤とは対照的に、ただ一つの構成成分
もしくは部位だけを有し、そしてシリカ表面と反応する
能力のある別のシリカ‐反応性材料が、シリカと相互作
用させるために利用されることがある。このような材料
はゴムとは容易には反応せず、そのためにそれら材料は
シリカとゴムの間の相互作用を容易には促進しない。そ
れ故、このような材料は、それ自らでは、シリカがゴム
を満足に強化できるようにするとは考えられない。
【0009】“phr”という用語は、それが本明細書
で用いられる場合、通常の用い方に従って“ゴム、即ち
エラストマー100重量部当たりの個々の材料の部数”
を意味する。
【0010】本発明の説明において、“ゴム”と“エラ
ストマー”という用語は、それらが本発明で用いられる
場合、特に断らない限り、互換的に用いられるだろう。
“ゴム組成物”、“混練ゴム”および“ゴムコンパウン
ド”という用語は、それらが本明細書で用いられる場
合、“各種の構成成分および材料とブレンド若しくは混
合されているゴム”を指すものとして互換的に用いられ
るが、このような用語はゴム混合またはゴム混練技術分
野の習熟者にはよく知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】シリカ‐反応性のシラ
ン含有疎水性化剤をシリカカップラーと併用して、加工
性と硬化物の物理的性質の優れたシリカ強化ゴム組成物
を提供することが本発明の重要な目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、(A)
少くとも一種のジエン系エラストマー100重量部、
(B)約30から約110phr、またはそれに代えて
約35から約85phrもしくは約55から約110p
hrの沈降シリカと、それに対応して約0から約50p
hr、またはそれに代えて約5から約40phrもしく
は約5から約20phrのカーボンブラックからなり、
シリカのカーボンブラックに対する重量比が少くとも約
1/1、またはそれに代えて少くとも約2/1、または
それに代えて少くとも10/1である、約30から約1
20phr、またはそれに代えて約60から約120p
hr、場合によっては約45から約90phrの、沈降
シリカとカーボンブラックから構成される微粒子状の強
化用充填材、(C)上記シリカと反応する部位と上記エ
ラストマーと相互作用する部位を有する少くとも一種の
シリカカップラー、(D)約0.5から約10phr、
またはそれに代えて約0.5から約5phrのシリカ‐
反応性シラン含有疎水性化剤を含んでなるゴム組成物が
提供される。
【0013】シリカ‐反応性のアルキルアルコキシシラ
ン疎水性化剤をシリカカップラーと共に含む、シリカ充
填量が比較的大きいエラストマーを提供することが、本
発明の重要な特徴である。
【0014】“疎水性”という用語は、普通、“水に反
発する物質”で、従って水に溶かすことができない物質
を説明する言葉である。“親水性”という用語は、普通
“水と結合する、若しくは水を吸収する強い傾向を有す
る物質”を説明する言葉である。水は、普通、シリカが
そうであるように極性物質であると考えられ、一方ゴム
は、普通、本来非極性であると考えられる。
【0015】本明細書では、“疎水性化”という用語
は、“極性で、親水性の官能基を、より非‐極性で疎水
性の組成物に化学的に変えることにより、極性をより小
さく、そして親水性をより少なくすること”を意味すべ
く用いられる。
【0016】“シリカ‐反応性疎水性化剤”という用語
は、本明細書では、“この疎水性化剤のアルコキシシラ
ン単位がシリカ表面のシラノール基と反応し”、しかし
て、シリカカップラーのシラン成分もそうであるよう
に、シリカと化学的に結合することを意味する。かくし
て、アルキル炭化水素で官能化された疎水性シリル基
が、シラノール基の代りにシリカ表面を占める。シリカ
カップラー(そのカップラーのシラン部位)と疎水性化
剤は、共に、シリカ表面のシラノール基を求めて競争す
ることが認められるが、エラストマーとの反応性を有す
るのは、シリカカップラーの、即ち、例えばポリスルフ
ィド橋などの前述の追加の部位だけである。
【0017】シラン含有シリカカップラーのシラン部位
と疎水性化剤とは、共に、シリカ表面のシラノール基と
反応性であり、従ってそれを求めて競争するので、その
疎水性化剤がシリカカップラーと同時に、またはシリカ
カップラーに続いてシリカに添加されることが重要であ
る。結果的に見て、その正確な機構もしくは結果は完全
には分からないが、本発明では、この疎水性化剤はシリ
カカップラーに対して相乗的利点を与えるが、その代用
にはならないと考えられている。
【0018】さて、本発明の実施において、ゴム組成物
は、(a)シリカカップラーおよびアルキルアルコキシ
シラン中に含まれている可能性のある硫黄以外の如何な
る硫黄または硫黄供与体も存在しない状態で、ジエン系
エラストマー(一種または複数)、沈降シリカ、若し用
いるならカーボンブラック、およびシリカカップラーを
含んでなる混合物を、少くとも一つの逐次混合段階で、
機械的混合機を用いて、約140℃から約190℃の範
囲内の最高温度まで、約8分以下、好ましくは約0.5
から約5分の時間の間にその最高温度範囲に到達するよ
うに熱機械的に加工および混合し、次いで(b)その混
合物とアルキルアルコキシシランとを、同じ混合段階
で、そしてシリカとシリカカップラーをゴム組成物と混
合して少くとも一分後に混合するか、または後続の混合
段階で、そのシリカカップラー中に含まれている可能性
のある硫黄以外の如何なる硫黄または硫黄供与体も存在
しない状態で、少くとも一つの逐次混合段階で、機械的
混合機を用いて、約140℃から約190℃の範囲の最
高温度まで、約6分以下、好ましくは約0.5から約5
分の時間の間にその最高温度範囲に到達するように混合
し、次いで(c)その混合物と、後続の混合段階で、硫
黄を含む硬化剤(一種または複数)とを、機械的混合機
を用いて、約90℃から約120℃の温度まで、約0.
5から約4分、好ましくは約1から約3分間混合するこ
とにより調製されるのが好ましい。
【0019】ゴム混合物は、上述の混合段階の各々の間
に、約60℃以下、好ましくは40℃以下の温度まで冷
却されるのが好ましい。
【0020】上に説明した混合工程もしくは段階で、そ
のゴム混合物が上述の工程(a)および(b)の最高温
度範囲に到達するための通常の所要時間は、普通、約2
から約3分で、この時間は、導入されるそのゴム混合物
の初期温度に、さらにまたそのゴム組成物自身の性質に
若干依存し、そしてこの時間が最高温度範囲に到達する
ための所要時間にそのまま加算されて総混合時間とされ
ることを認識すべきである。混合工程(c)では、その
ゴム混合物がその最高温度範囲に到達する所要時間は、
普通、非常に短く、例えば約30秒から1分程度であ
る。また、工程(c)では、ゴム混合物の混合中に発生
する熱がそのゴム組成物の温度を上昇させるので、この
時間は、その温度が上記温度範囲内のある温度に到達す
る時間によって示されることを指摘しなければならな
い。
【0021】かくして、上記アルキルアルコキシシラン
は、これを、シリカとシリカカップラーがそのゴム組成
物に添加され、そして混合されて少くとも一分後に添加
される限り、シリカおよびシリカカップラーと同じく非
‐硬化発現混合段階でそのゴム組成物に添加し、そして
混合することができる。
【0022】“非‐硬化発現混合段階”という用語は、
ゴム混練成分が、オルガノシランポリスルフィド系シリ
カカップラーに含まれているだろう任意の硫黄源は別と
して、硫黄および硬化促進剤のような硫黄硬化剤を加え
ずに、混合される混合段階(一つまたは複数段階)のこ
とである。
【0023】或いはまた、上記アルキルアルコキシシラ
ンは後続の非‐硬化発現混合段階(b)でゴム組成物に
添加され、混合される。
【0024】もう一つの態様では、上記アルキルアルコ
キシシランは、混合段階(b)でゴム混合物に添加し、
混合する代りに、混合段階(c)でゴム混合物に硫黄と
共に添加され、そして混合される。
【0025】もう一つの態様では、上記アルキルアルコ
キシシランは混合段階(b)と混合段階(c)の両方で
ゴム混合物に添加され、そして混合される。
【0026】このシリカ‐反応性疎水性化剤は、更に詳
しくは一般式:Rn(R´O)mSi(式中、RおよびR
´は、それぞれ1〜30個の炭素原子を有する、第1、
第2および第3アルキル基およびアルカリール基よりな
る群から選ばれ;nおよびmは、nとmの和が4である
ような1〜3の整数である)で示されるアルキルアルコ
キシシランと記述することができる。
【0027】好ましくは、R´は1から3個、より好ま
しくは1または2個の炭素原子を含む基である。好まし
くは、R´はアルキル基である。
【0028】好ましくは、Rは1から20個の炭素原子
を含む基であり、ここで少くとも一つのRは6から20
個の炭素原子を含む基である。好ましくは、Rはアルキ
ル基である。一つの推奨される態様では、一つのRだけ
が6から20個の炭素原子を含み、そして、若しあると
すれば、R基の残りは1から3個の炭素原子を含んでい
る。
【0029】それ故、少くとも一つのRがシランのアル
コキシ基に含まれるR´よりかなり多くの炭素原子を含
んでいるという意味で、非常に大きいことが好ましい。
【0030】第1アルキル基の代表的な例は、メチル、
エチル、プロピル、オクチル、n‐オクタデシルおよび
n‐ヘキサデシルの内の少くとも一つから選ばれるもの
である。第2アルキル基の代表的な例は、イソプロピ
ル、sec‐ブチルの内の少くとも一つから選ばれるも
のである。第3アルキル基の代表的な例は、第3‐ブチ
ル、ジメチルブチルの内の少くとも一つから選ばれるも
のである。
【0031】普通はシリカ表面のシラノール基である、
沈降シリカの表面と反応するのは疎水性化剤のアルコキ
シシラン部位である。
【0032】限定を意図するものではないが、様々な疎
水性化剤の代表的なものは、例えばメチル‐トリエトキ
シシラン、プロピル‐トリエトキシシラン、n‐オクチ
ル‐トリエトキシシラン、n‐ヘキサデシル‐トリエト
キシシラン、ジメチル‐ジエトキシシラン、n‐オクタ
デシル‐トリメトキシシラン、n‐オクタデシル‐トリ
エトキシシランおよびメチル‐n‐オクチルジエトキシ
シランである。
【0033】この疎水性化剤は、n‐オクチル‐トリエ
トキシシラン、n‐ヘキサデシル‐トリエトキシシラ
ン、n‐オクタデシル‐トリメトキシシラン、n‐オク
タデシル‐トリエトキシシランおよびメチル‐n‐オク
チルジエトキシシランの内の少くとも一つから選ばれる
アルキルアルコキシシランであるのが好ましい。
【0034】本発明の実施において、シリカカップラー
を含むゴムシリカ組成物に上述のシリカ疎水性化剤を添
加すると、低粘度のような加工特性が改善されるだけで
なく、シリカ、シラン‐含有シリカカップラーおよびシ
ラン‐含有疎水性化剤を含む硬化ゴム組成物の硬化物性
能も改善されることが観察された。例えば、耐摩耗性、
大きなモジュラス、反発弾性および低温ヒステリシスの
内の一つまたはそれ以上のような硬化エラストマーの物
理的性質が、疎水性化剤の使用によって改善されること
が観測された。これは、このような性質を有するタイヤ
トレッドには、それにより改善されたトレッド摩耗性、
ころがり抵抗性および静止摩擦特性の一つまたはそれ以
上の性質が得られると予想されるので、本発明で有益で
あると考えられる。
【0035】これまで、例えばシリカ強化ゴム組成物な
どの各種エラストマー組成物で、各種の疎水性化剤が粘
度調節剤および加工助剤として様々な目的のために用い
られてきた。
【0036】ここで、本発明はこのような従来の慣用法
から逸脱していると考えられる。即ち、この発明におい
て、同様にシラン部位を含んでいるシリカカップラーと
組み合せて用いられる、シラン部位を含むシリカ疎水性
化剤は、シリカで実質的に強化されたゴム組成物におい
ては、新規であると信じられる。さらに、実際に、シリ
カカップラーまたは疎水性化剤のいずれかを単独でシリ
カ強化エラストマー組成物で使用しても観測されなかっ
た、特異な相乗的実用性能が観測された。
【0037】各種のシリカカップラーが使用できるが、
好ましいカップラーは、前述のように、ポリスルフィド
橋中に2から約8個の硫黄原子含んでいるビス‐(トリ
アルコキシシリルアルキル)ポリスルフィドである。例
えば、シリカカップラーはそのポリスルフィド橋中に平
均約4個の硫黄原子を有するビス‐(3‐トリエトキシ
シリルプロピル)テトラスルフィド、または、代りとし
て、そのポリスルフィド橋中に約2個の硫黄原子を有す
るポリスルフィドであることができる。
【0038】一つの面では、アルキル基の一つまたはそ
れ以上がシクロアルキル基であることもできる、上述の
ビス‐(トリアルコキシシリルアルキル)ポリスルフィ
ド、またビス‐(モノアリールジアルキルオキシシリル
アルキル)ポリスルフィドから選ぶことができるビス‐
(トリオルガノ‐オキシシリルオルガノ)ポリスルフィ
ドが、上記のシリカカップラーとして意図される。
【0039】一つの重要な態様では、上記シリカカップ
ラーのポリスルフィド橋は平均約2.1から約3個の結
合している硫黄原子を含んでいることができ、ここでそ
の硫黄原子の約55から90パーセント、好ましくは約
65から85パーセントは二個の硫黄原子の橋である。
【0040】そのようなオルガノシランポリスルフィド
・シリカカップラーの代表的な例は、例えば次のものが
ある:2,2'-ビス(トリメトキシシリルエチル)ポリ
スルフィド;3,3'-ビス(トリメトキシシリルプロピ
ル)ポリスルフィド;3,3'-ビス(トリエトキシシリ
ルプロピル)ポリスルフィド;2,2'-ビス(トリエト
キシシリルエチル)ポリスルフィド;2,2'-ビス(ト
リプロポキシシリルエチル)ポリスルフィド;2,2'-
ビス(トリ‐sec‐ブトキシシリルエチル)ポリスル
フィド;ビス(トリエトキシシリルエチルトリル)ポリ
スルフィド;ビス(トリメトキシシリルエチルトリル)
ポリスルフィド;2,2'-ビス(2'-エチルヘキソキシ
シリルエチル)ポリスルフィド;2,2'-ビス(ジメト
キシエトキシシリルエチル)ポリスルフィド;3,3'-
ビス(メトキシエトキシプロポキシシリルプロピル)ポ
リスルフィド;3,3'-ビス(メトキシジメチルシリル
プロピル)ポリスルフィド;3,3'-ビス(シクロヘキ
ソキシジメチルシリルプロピル)ポリスルフィド;4,
4'-ビス(トリメトキシシリルブチル)ポリスルフィ
ド;3,3'-ビス(トリメトキシシリル‐3‐メチルプ
ロピル)ポリスルフィド;3,3'-ビス(トリプロポキ
シシリル‐3‐メチルプロピル)ポリスルフィド;3,
3'-ビス(ジメトキシメチルシリル‐3‐エチルプロピ
ル)ポリスルフィド;3,3'-ビス(トリメトキシシリ
ル‐2‐メチルプロピル)ポリスルフィド;3,3'-ビ
ス(ジメトキシフェニルシリル‐2‐メチルプロピル)
ポリスルフィド;3,3'-ビス(トリメトキシシリルシ
クロヘキシル)ポリスルフィド;12,12'-ビス(ト
リメトキシシリルドデシル)ポリスルフィド;12,1
2'-ビス(トリエトキシシリルドデシル)ポリスルフィ
ド;18,18'-ビス(トリメトキシシリルオクタデシ
ル)ポリスルフィド;18,18'-ビス(メトキシジメ
チルシリルオクタデシル)ポリスルフィド;2,2'-ビ
ス(トリメトキシシリル‐2‐メチルエチル)ポリスル
フィド;2,2'-ビス(トリエトキシシリル‐2‐メチ
ルエチル)ジスルフィド;2,2'-ビス(トリプロポキ
シシリル‐2‐メチルエチル)ポリスルフィド;および
2,2'-ビス(トリオクトキシシリル‐2‐メチルエチ
ル)ポリスルフィド。
【0041】通常、シリカカップラーとシリカとの重量
比は約0.01/1から約0.25/1の範囲である。
【0042】実際には、シラン官能基をベースにした、
シリカ疎水性化剤のシリカカップラーに対するモル比
は、約0.1/1から約2/1の範囲であり、或いはま
た約0.3/1から約1/1のモル比であるのが好まし
い。
【0043】本発明の一つの面において、ゴム組成物
は、エラストマー強化用ピグメントとしてシリカとカー
ボンブラックとの両者の組み合せを含んでおり、その場
合その強化用充填材の主成分はシリカである。
【0044】このゴム組成物は、それ自身、その未硬化
エラストマー組成物の加硫により硫黄硬化された組成物
として提供されることもある。硫黄硬化は、通常の方
法、即ち高温高圧条件下で適切な時間硬化させることに
より達成される。
【0045】さらに、本発明によれば、本発明のゴム組
成物のトレッドを有するタイヤが提供される。
【0046】本発明の方法のための硬化剤は硫黄硬化性
エラストマーに通常用いられる硬化剤であり、それに
は、普通、硫黄と一種またはそれ以上の適切な硬化促進
剤が含まれ、そして時には遅延剤も含まれる。このよう
な硬化剤、および硫黄硬化用エラストマー組成物へのそ
れらの利用は、この技術分野の習熟者には良く知られて
いる。
【0047】さらに、先ず一つ若しくは複数の逐次工程
で、硬化剤を除く関連成分とエラストマーとを混合し、
次いで硬化剤を添加する最終混合工程で混合する硫黄硬
化性ゴム組成物を調製する逐次混合法も、この技術分野
の習熟者に良く知られている。
【0048】本発明の実施においては、先に指摘したよ
うに、ゴム組成物は少くとも一種のジエン系エラストマ
ー、即ちゴムを含んでなる。かかるエラストマーは、普
通、共役ジエンの単独重合体および共重合体、並びに共
役ジエン(一つまたは複数)とビニル芳香族化合物との
共重合体から選ばれる。かかるジエン類は、例えばイソ
プレンおよび1,3‐ブタジエンから選ぶことができ、そ
してかかるビニル芳香族化合物はスチレンおよびα‐メ
チルスチレンから選ぶことができる。このようなエラス
トマー、即ちゴムは、例えば少くとも一種のシス1,4
‐ポリイソプレンゴム(天然および/または合成ゴム
で、好ましくは天然ゴム)、3,4‐ポリイソプレンゴ
ム、スチレン/ブタジエン共重合体ゴム、イソプレン/
ブタジエン共重合体ゴム、スチレン/イソプレン共重合
体ゴム、スチレン/イソプレン/ブタジエン三元共重合
体ゴム、シス1,4‐ポリブタジエンゴム、トランス
1,4‐ポリブタジエンゴム(トランス含量:70‐9
5パーセント)、低ビニルポリブタジエンゴム(ビニル
含量:10‐30パーセント)、中ビニルポリブタジエ
ンゴム(ビニル含量:30‐50パーセント)および高
ビニルポリブタジエンゴム(ビニル含量:50‐90パ
ーセント)から選ばれる。
【0049】一つの面において、特にタイヤトレッドの
場合、このゴムは少くとも二種のジエン系ゴムであるこ
とが好ましい。例えば、シス1,4‐ポリイソプレンゴ
ム(天然および/または合成ゴムであるが、天然ゴムが
好ましい)、3,4‐ポリイソプレンゴム、スチレン/
イソプレン/ブタジエン共重合体ゴム、乳化および/ま
たは溶液重合で合成されたスチレン/ブタジエン共重合
体ゴム、シス1,4‐ポリブタジエンゴムおよび乳化重
合で合成されたブタジエン/アクリロニトリル共重合体
ゴムのような、二種またはそれ以上のゴムの組み合せが
推奨される。
【0050】本発明の一つの面においては、約20から
約28パーセントの結合スチレンを含む、比較的普通の
スチレン含有量の乳化重合で合成されたスチレン/ブタ
ジエン共重合体ゴム(E‐SBR)が用いられることも
あり、またある種の用途では中ないし比較的高い結合ス
チレン含有量、即ち約30から約45パーセントの結合
スチレンを含むE‐SBRが用いられることもある。
【0051】このE‐SBRで、スチレン含有量が約3
0から約45%のように比較的高いと、タイヤトレッド
の静止摩擦特性もしくはスキッド抵抗性(skid r
esistance)を高める目的に有益と考えられ
る。E‐SBR自体が存在すると、特に溶液重合で合成
したSBR(S‐SBR)を利用した場合に比べて、未
硬化エラストマー組成物混合物の加工性を向上させる目
的に有益になると考えられる。
【0052】乳化重合で合成したE‐SBRとは、スチ
レンと1,3‐ブタジエンが水系エマルションとして共重
合されていることを意味する。これは当該技術分野の習
熟者には良く知られている。結合スチレン含有量は、例
えば約5から50%の範囲で変えることができる。一つ
の面では、このE‐SBRはアクリロニトリルを含ん
で、E‐SBARのような三元共重合体ゴムを形成して
いてもよく、その三元共重合体中の結合アクリロニトリ
ルの量は、例えば約2から30重量パーセントである。
【0053】共重合体中に約2から約40重量パーセン
トの結合アクリロニトリルを含む乳化重合で合成したス
チレン/ブタジエン/アクリロニトリル共重合体ゴム
も、特に他のジエン系エラストマーと組み合せて用いる
場合に、本発明で用いられるジエン系ゴムとして意図さ
れる。
【0054】この溶液重合で合成されたSBR(S‐S
BR)は、通常、約5から約50パーセント、好ましく
は約9から約36パーセントの範囲の結合スチレンを含
んでいる。このS‐SBRは、例えば炭化水素系有機溶
媒の存在下で有機リチウム触媒の作用によってうまく製
造できる。
【0055】S‐SBRを使用する目的は、それがタイ
ヤトレッド組成物中で用いられた時、その低いヒステリ
シスの結果として、タイヤのころがり抵抗性の低下を促
進することにある。
【0056】3,4‐ポリイソプレンゴム(3,4‐P
I)は、それがタイヤトレッド組成物中で用いられた
時、タイヤの静止摩擦特性を向上させる目的に有益と考
えられる。
【0057】3,4‐PIおよびその利用は、本明細書
で引用、参照することによってここに含まれるものとさ
れる米国特許第5,087,668号明細書により十分
に説明されている。Tgとはガラス転移温度のことであ
り、それは示差走査熱量計により、加熱速度10℃/分
でうまく測定することができる。
【0058】シス1,4‐ポリブタジエンゴム(BR)
は、タイヤトレッドの摩耗、即ちトレッド摩耗特性を向
上させる目的に有用であると考えられる。
【0059】かかるBRは、例えば1,3‐ブタジエンの
有機溶媒中での溶液重合によって製造することができ
る。
【0060】BRは、普通、例えば少くとも90%のシ
ス1,4‐結合含有量を有することを特徴とするものが
好都合である。
【0061】シス1,4‐ポリイソプレンおよびシス
1,4‐ポリイソプレン天然ゴムは、ゴムの技術分野の
習熟者には良く知られている。
【0062】硬化したゴム組成物は、その組成物に合理
的な程度に大きいモジュラスと大きい引裂抵抗性を与え
るべく十分な量の強化用充填材(一種または複数)、即
ち沈降シリカ、および若し用いられるならカーボンブラ
ック含んでいるべきである。シリカとカーボンブラック
とを合せた重量は、前に説明したように、ゴム100部
当たり約30部程度の少量でもよいが、約45から約9
0重量部であるのが好ましい。
【0063】実際には、強化用充填材としてシリカとカ
ーボンブラックの両方を用いる場合には、かかる充填材
の主要部はシリカであるのが好ましい。
【0064】本発明におけるシリカとして、熱分解法シ
リカ系および沈降シリカ系のピグメント(シリカ)を含
めて、ゴムコンパウンドの調製用に通常使用されるシリ
カ系ピグメントを用いることができるが、沈降シリカが
望ましい。
【0065】本発明で好んで用いられるシリカ系ピグメ
ントは、例えば可溶性ケイ酸塩、例えばケイ酸ナトリウ
ムの酸処理で得られるもののような沈降シリカであっ
て、これには普通シリカゲルは含まれない。
【0066】このようなシリカには、例えば、窒素ガス
を用いて測定したBET表面積が、好ましくは約40か
ら約600m2/g、より普通には約50から約300
2/gの範囲であると言う特徴がある。この表面積を
測定するBET法は、米国化学会誌(Journal
of the American ChemicalS
ociety)、第60巻、304頁(1939年)に
説明されている。
【0067】シリカには、また、標準的には、約100
から約400、より普通には約150から約300の範
囲のジブチルフタレート(DBP)吸収値を有すると言
う特徴もある。
【0068】シリカは、電子顕微鏡で測定した平均最大
粒径が、例えば0.01から0.05ミクロンの範囲で
あると予想される。但し、シリカ粒子の大きさはそれよ
り小さい場合も、或いは多分もっと大きい場合もあり得
る。
【0069】市場から入手できる各種のシリカが本発明
での使用に考慮することができ、単に例として限定する
のではなく示すと、PPGインダストリーズ社(PPG
Industries)からハイ−シル(Hi‐Si
l)という商標名で、210、243などの商品番号で
市販されているシリカ;ローン・プーラン社(Rhon
e‐Poulenc)から、例えばゼオシル(Zeos
il)Z1165MPという名称で市販されているシリ
カ;およびデグッサ社(Degussa AG)から、
例えばVN2およびVN3などの名称で市販されている
シリカがある。
【0070】この技術分野の習熟者には容易に理解され
るように、本発明のゴム組成物は、ゴム混練技術分野で
一般に知られている方法、例えば各種の硫黄硬化性成分
ゴムを、例えば、硫黄、活性化剤、遅延剤および促進剤
のような硬化助剤、オイル、粘着性樹脂を含めて樹脂
類、シリカおよび可塑剤のような加工助剤、充填材、顔
料、脂肪酸、酸化亜鉛、ワックス、酸化防止剤、オゾン
亀裂防止剤、素練り促進剤、および例えばカーボンブラ
ックのような強化材等、普通用いられるさまざまな添加
材料と混合する方法によって混練される。この技術分野
の習熟者には知られているように、上記の添加物は硫黄
硬化可能な、および硫黄硬化した材料(ゴム)の利用目
的に応じて選ばれ、そして、普通、常用の量で使用され
る。
【0071】本発明では、若し使用するなら、前に説明
したように、強化用タイプのカーボンブラック(一種ま
たは複数)が標準量で添加される。シリカカップラーお
よび/またはシリカ疎水性化剤をカーボンブラックと一
緒に用いてもよいこと、即ちゴム組成物に添加する前に
カーボンブラックと予備混合してもよいことを認識すべ
きであり、そしてこのカーボンブラックはゴム組成物処
方のカーボンブラックの前記量の中に含められるべきで
ある。粘着樹脂を使用するなら、その標準量は約0.5
から約10phr、普通は約1から約5phrである。
加工助剤の標準量は約1から約50phrである。この
ような加工助剤は、例えば芳香族系、ナフテン系および
/またはパラフィン系のプロセスオイルであることがで
きる。酸化防止剤の標準量は約1から約5phrであ
る。代表的酸化防止剤は、例えばジフェニル‐p‐フェ
ニレンジアミン、および例えばヴァンデルビルトのゴム
ハンドブックVanderbilt Rubber
Handbook)(1978年)、344−346頁
に記載されているようなその他の酸化防止剤である。オ
ゾン亀裂防止剤の標準量は約1から約5phrである。
【0072】脂肪酸─ステアリン酸、パルンミチン酸、
リノール酸もしくは一種またはそれ以上の脂肪酸の混合
物などを挙げることができる─を若し使用するなら、そ
の標準量は約0.5から約3phrであることができ
る。
【0073】ステアリン酸は比較的不純な状態で用いら
れることが多く、ゴムの混練を行う場合は、この不純な
物が普通“ステアリン酸”と呼ばれている。本発明の説
明と実施においてもそのように呼ばれる。
【0074】酸化亜鉛の標準量は約2から約5phrで
ある。ワックスの標準量は約1から約5phrである。
マイクロクリスタリンワックスがよく用いられる。若し
用いるなら、素練り促進剤(peptizer)の標準
量は約0.1から約1phrである。代表的素練り促進
剤は、例えばペンタクロロチオフェノールおよびジベン
ズアミドジフェニルジスルフィドである。
【0075】硬化は硫黄硬化剤の存在下で行われる。適
した硫黄硬化剤の例に元素硫黄(フリー硫黄)または硫
黄供給性硬化剤、例えばアミンジスルフィド、高分子ポ
リスルフィドもしくは硫黄−オレフィン付加体がある。
硫黄硬化剤は元素硫黄であるのが好ましい。この技術分
野の習熟者に知られているように、硫黄硬化剤は約0.
5から約4phrの範囲の量であって、場合によっては
約8phrまでも用いられることもあるが、約1.5か
ら約2.5phr、時には約2から約2.5phrの範
囲が好ましい。
【0076】硬化促進剤は硬化に必要な時間および/ま
たは温度を調節し、そして硬化物の性質を改善するため
に用いられる。一つの態様では、単一の促進剤系、即ち
一次促進剤が用いられる。通常、そして好ましくは、一
次促進剤(一種または複数)は総量で約0.5から約4
phr、好ましくは約0.8から約2phrの範囲で用
いられる。もう一つの態様では、硬化を活性化し、硬化
物の性質を改善するために、一次促進剤と二次促進剤と
を組み合わせて使用することもあり、その場合二次促進
剤は約0.05から約3phrの量で使用される。これ
ら促進剤の組み合せは最終製品の性質に対して相乗効果
を生むと期待され、いずれかの促進剤を単独で用いて製
造した物より性質が幾分良好である。さらに、標準の加
工温度では影響を及ぼさないが、常用の硬化温度では満
足な硬化をもたらす遅効型促進剤も用いることができ
る。硬化遅延剤が使用されることもある。本発明で使用
することができる適したタイプの促進剤は、アミン類、
ジスルフィド類、グアニジン類、チオ尿素類、チアゾー
ル類、チウラム類、スルフェンアミド類、ジチオカルバ
メート類およびザンテート類である。一次促進剤はスル
フェンアミドであるのが好ましい。二次促進剤が用いら
れる場合、二次促進剤はグアニジン、ジチオカルバメー
トまたはチウラム化合物であるのが好ましい。硫黄硬化
剤および促進剤(一種または複数)の存在や両者の相対
量は本発明の特徴をなすとは考えられず、本発明は、よ
り一義的に、前に説明した疎水性化剤をシリカ強化ゴム
組成物中でシリカカップラーと組み合わせて用いること
に向けられるものである。
【0077】上に説明した他の添加剤の存在や相対量
も、本発明の特徴とは考えられず、本発明は、より一義
的には、前に説明した疎水性化剤をシリカ強化ゴム組成
物中でシリカカップラーと組み合わせて使用することに
向けられるものである。
【0078】このゴム組成物の混合はゴム混合技術分野
の習熟者に知られている方法によって行われる。例え
ば、これら構成成分は、通常、少くとも二段階、即ち少
くとも一つの非‐硬化発現段階とそれに続く硬化発現混
合段階で混合される。最終硬化剤は、普通“硬化発現”
混合段階と呼ばれる最終段階で混合され、この段階で
は、混合は、通常、それに先行する非硬化発現混合段階
(一または複数段階)より低い混合温度(一つまたは複
数)である温度若しくは最終温度で行われる。ゴム、シ
リカおよびシリカカップラー、シリカ疎水性化剤、およ
び若し用いるならカーボンブラックが一つまたはそれ以
上の非硬化発現混合段階で混合される。この“非‐硬化
発現”および“硬化発現”混合段階という用語は、ゴム
混合技術分野の習熟者にはよく知られているものであ
る。
【0079】本発明のゴム組成物は様々な目的に使用で
きる。例えば、それは各種のタイヤ・コンパウンドに使
用できる。このようなタイヤは、この技術分野の習熟者
に知られ、容易に明かになる種々の方法で組み立てら
れ、賦形され、成形され、そして硬化される。
【0080】
【実施例】本発明は、次の実施例を参照することにより
更によく理解されるであろう。これらの実施例におい
て、特に断らない限りは、部およびパーセントは重量で
与えられる。
【0081】実施例1 本実施例では、シリカで定量的に強化されたエラストマ
ー組成物での混練構成成分の一成分として、シラン‐含
有疎水性化剤が評価された。
【0082】表1に示した材料を含むゴム組成物は、別
々の二つの添加(混合)段階および一つの再練り(re
mill)段階、即ち一つの非硬化発現混合段階、一つ
の再練り混合段階および一つの硬化発現混合段階を用
い、コーベ(KobeTM)密閉式混合機中で、それぞれ
160℃、140℃および100℃で、それぞれ9分、
1.3分および2分間混合して調製された。疎水性化剤
の量は表1に“可変”と記され、そして表2により具体
的に示される。
【0083】この実施例において、アルキルアルコキシ
シランは、第1非硬化発現混合段階で、シリカとシリカ
カップラーとが添加された3分後に添加され、そしてゴ
ム混合物と混合された。第1非硬化発現混合段階では、
ゴム混合物は約2分で約160℃の温度に達し、そして
さらに7分間約160℃で混合が続けられた。上記で再
練り段階として示した密閉式混合機中での第2非硬化発
現混合段階では、このゴム混合物は、追加添加成分を何
も加えずに、約140℃の温度になるまで約1.3分間
単に混合された。
【0084】本発明では、シリカを含むゴムコンパウン
ドに適切な硬化物性能を得るために、シラン‐含有カッ
プリング剤が用いられる。このような性能には300%
モジュラス、反発弾性、そして特に0℃と60℃でのタ
ンデルタ値がある。
【0085】試料1に比べて、3phrの疎水性化剤を
添加して調製された試料2は、明らかに、混合仕事量が
より小さく、そしてコンパウンドの粘度がより低いとい
う加工上の利点を示すことに加えて、低温および高温の
ヒステリシスおよびモジュラスにおいて硬化物の性質に
関する利点を示している。特に、3.0phrの疎水性
化剤を含む試料2の、タイヤトレッドの実用性能の指標
となる性質は、試料1のそれら性質より良好である。即
ち、300%モジュラスがより大きいが、これは改善さ
れた強化性とトレッド耐摩耗性能を示し、0℃でのタン
デルタ値がより大きいのは静止摩擦特性が改善される可
能性を示し、そして100℃での反発弾性がより大き
く、さらにまた60℃でのタンデルタ値がより小さいの
は、共に、ころがり抵抗性が改善される(小さいくな
る)可能性を示している。
【0086】
【表1】
【0087】1)グッドイヤー タイヤ アンド ラバ
ー社(The Goodyear Tire & Ru
bber Company)から入手したスチレン含有
量が約40パーセントである乳化重合で合成されたスチ
レン/ブタジエン共重合体ゴム;
【0088】2)グッドイヤー タイヤ アンド ラバ
ー社から入手した、約50パーセントのイソプレンを含
み、Tgが約−43℃であるイソプレン/ブタジエン共
重合体ゴム;
【0089】3)グッドイヤー タイヤ アンド ラバ
ー社からブデン(Budene)‐1254として入手
したシス1,4‐ポリブタジエンゴム;
【0090】4)天然シス‐1,4‐ポリイソプレンゴ
ム; 5)フェニレンジアミン・タイプのもの; 6)ローンプーラン社からZ1165MPとして得られ
るシリカ;
【0091】7)デグッサ社からX50Sとして、ビス
‐(3‐トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィ
ド(このテトラスルフィドはデグッサ社からSi69と
しても入手できる)とカーボンブラックとの50/50
ブレンドの形で市販されている複合材料であって、従っ
てそのテトラスルフィドはこの複合材料の50%である
と考えられる。技術的には、このテトラスルフィドは複
合物、即ち混合物としての有機シランポリスルフィドで
あると理解されるもので、その中でその混合物は約2か
ら約8個の連結硫黄原子を有するポリスルフィドを含ん
でいることができるが、その平均的ポリスルフィド橋は
3.5から約4個の連結硫黄原子を含んでいる。
【0092】8)デグッサ社からシル(Si1)18と
して得られたもの。
【0093】
【表2】
【0094】特に、この実施例は、シリカカップラーと
組み合せて試料No.2に用いられている疎水性化剤、
即ちn‐オクタデシルトリメトキシシランが、この疎水
性化剤なしで、シリカカップラーだけを含んでいる対照
試料No.1と比べた場合、トレッド摩耗性、静止摩擦
特性およびころがり抵抗性の指標となる特性を有意に改
善し得ることを示している。
【0095】実施例2 表1のゴム組成物は、二段混合法で、コーベ密閉式混合
機中で、一つの非‐硬化発現混合段階と一つの硬化発現
混合段階を用い、それぞれ160℃および100℃まで
6分および2分間混合して調製された。この場合もま
た、疎水性化剤の量は、表1に“可変”と記され、そし
て表3により具体的に示される。
【0096】この実施例において、アルキルアルコキシ
シランは、非‐硬化発現混合段階で、シリカとシリカカ
ップラーが添加された約2分後に添加され、そしてゴム
混合物と混合された。この非‐硬化発現混合では、ゴム
混合物は約2分で約160℃に達し、そしてさらに4分
間約160℃で混合が続けられた。硫黄と硬化促進剤が
加えられる硬化発現混合段階では、約100℃の温度に
なるまで混合が続けられた。
【0097】表3の試料No.3に比べて、6phrの
疎水性化剤を添加して調製された試料No.4は、それ
ぞれころがり抵抗性、トレッド摩耗性および静止摩擦特
性の点でタイヤトレッドの実用性能がより良好であるこ
とを示す、より大きい反発弾性、より小さいDIN摩耗
試験で測定した摩擦損失およびより大きい0℃でのタン
デルタ値を含めて硬化物の諸性質の優位性を明らかに示
している。
【0098】
【表3】
【0099】実施例3 表4に示した材料を含む実施例1で説明されたゴム組成
物を、コーベ密閉式混合機中での一つの非‐硬化発現混
合段階と一つの硬化発現混合段階を用い、それぞれ16
0℃および100℃の温度まで8分および2分間混合し
て調製した。シリカカップラーおよび疎水性化剤の両者
の量は、表4に“可変”として記され、そして表5によ
り具体的に示される。
【0100】この実施例において、試料5ではシランを
添加せず、試料6ではアルキルアルコキシシランをシリ
カと同時に添加し、そしてシリカカップラーは添加しな
かった。
【0101】疎水性化剤だけを9.0phr含み、シリ
カカップラーを含んでいない試料No.6は、シリカカ
ップラーだけを6.4phr含み、疎水性化剤を含んで
いない試料No.5に比べて、モジュラス、DIN摩耗
抵抗性および反発弾性を含めて強化性能が非常に劣って
いることを明らかに示している。
【0102】かくして、シリカカップラー無しに疎水性
化剤を使用すると、指標としての全ての物理的実用性能
が劣っていることが観察される。対照的に、疎水性化剤
をシリカカップラーと組み合せて使用すると、指標とし
ての全ての物理的性能が相乗的に改善された。(上記実
施例1および2)。
【0103】
【表4】
【0104】1)グッドイヤー タイヤ アンド ラバ
ー社からソルフレックス(Solflex)1216と
して入手できる、約12パーセントのスチレンを含み、
Tgが約−43℃である、有機溶液重合で合成したスチ
レン/ブタジエン共重合体エラストマー。
【0105】表4に列記した添加成分の残りは、表1に
列記した成分に類似のものか、または同じものである。
【0106】表4に列記したエラストマー組成物の物理
的性質は次の表5に報告されており、そして本実施例に
ついては試料No.5および試料No.6として報告さ
れている。
【0107】
【表5】
【0108】実施例4 表4に示した材料を含む実施例1で説明されたゴム組成
物を、シリカカップラーと、異なる疎水性化剤との色々
な組み合せを用いて調製した。これら材料の量を次の表
6に具体的に示す。
【0109】この実施例において、アルキルアルコキシ
シランはシリカとシリカカップラーが添加された約30
秒後に添加され、そしてゴム混合物と混合された。
【0110】試料8、9、10および11はシリカカッ
プラーと疎水性化剤とのブレンドを表し、一方試料N
o.7は疎水性化剤無しでシリカカップラーだけを含ん
でいるものである。
【0111】試料8と9では、そのシリカカップラーの
半分が同重量の二種の疎水性化剤、即ちn‐オクタデシ
ルトリメトキシシランまたはn‐オクチルトリエトキシ
シランのいずれかで置き換えられている。
【0112】試料10と11では、そのシリカカップラ
ーの1/4が同重量の上記二種の疎水性化剤のいずれか
で置き換えられている。
【0113】試料8‐11の硬化物の物理的性質は、疎
水性化剤無しでシリカカップラーを使用した試料No.
7の性質より一般に劣っている。具体的には、摩耗損失
は全ての場合でより大きく、そして300%モジュラス
は試料8‐11の全ての場合でより小さい。かくして、
0℃でのタンデルタ値および100℃の反発弾性値は試
料2‐5で試料No.7と同程度であるという事実にも
拘らず、試料8‐11の総体的なタイヤトレッドとして
の実用性能は、前述の摩耗損失における低下とモジュラ
スにおける低下によって示されるように、試料No.7
の性能より劣っていると考えられる。
【0114】これらの実施例におけるデータは、前の実
施例1および2に示されているように、シリカカップラ
ーに加えて疎水性化剤を使用すると、タイヤトレッドの
より良好なころがり抵抗性、静止摩擦特性およびトレッ
ド摩耗特性で示されるように、多くのシリカ強化ゴムコ
ンパウンドの性質に、余り予想されなかった相乗的改善
効果が得られることを明確に示している。
【0115】対照的に、前の実施例3のデータは、シリ
カ強化エラストマー組成物でシリカカップラーの代りに
疎水性化剤を使用すると、劣った結果が得られることを
明瞭に示している。
【0116】同様に、実施例4のデータも、シリカ強化
エラストマー組成物中でシリカカップラーを部分的に疎
水性化剤で置換することは望ましくなく、劣った性質の
硬化ゴムコンパウンドを与えることを明瞭に示してい
る。
【0117】
【表6】
【0118】1)OSiスペシャリティーズ社(OSi
SpecialtiesInc.)からA137とし
て入手した。
【0119】以上、本発明を例示説明する目的から一定
の代表的実施態様と詳細を示したが、この技術分野の習
熟者には、本発明の精神と範囲から逸脱することなし
に、その中でさまざまな変更と改変がなされ得ることは
明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 5/54 C08K 5/54 (71)出願人 590002976 1144 East Market Stre et,Akron,Ohio 44316− 0001,U.S.A. (72)発明者 チェリル・アン・ロゼイ アメリカ合衆国オハイオ州44240,ケント, メロイ・ロード 1634 (72)発明者 レイモンド・ベンジャミン・レノー アメリカ合衆国オハイオ州44224,ストウ, ケイ・ドライブ 3788 (72)発明者 シンゴ・フタムラ アメリカ合衆国オハイオ州44281,ワズワ ース,タンバーク・レーン 642 (72)発明者 ティエリ・フロラン・エドム・マテルネ ベルギー王国ベ−6717 アッテル,リュ ー・ドゥ・ラ・リベラーシヨン 10 (72)発明者 ジェイムズ・オラル・ハント アメリカ合衆国オハイオ州44313,アクロ ン,ケヴィン・ドライブ 1074 (72)発明者 ジスラン・アドルフ・レオン・ティセ ベルギー王国ベ−6600 ヴァルダン,ブラ ー 50

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)少くとも一種のジエン系エラスト
    マー100重量部、(B)約35から約85phrの沈
    降シリカと、それに対応して約5から約40phrのカ
    ーボンブラックからなり、シリカのカーボンブラックに
    対する重量比が少くとも約1/1である、約45から約
    90phrの微粒子状強化用充填材、(C)該シリカと
    反応する部位と該エラストマー(一種または複数)と相
    互作用する部位を有する少くとも一種のシリカカップラ
    ー、(D)約0.5から約5phrのシリカ‐反応性シ
    ラン含有疎水性化剤を含んでなり;そしてシラン官能基
    をベースにした、疎水性化剤のシリカカップラーに対す
    るモル比が約0.1/1から2.0/1の範囲にあり;
    該疎水性化剤が一般式:Rn(R´O)mSi(式中、R
    およびR´はそれぞれ1〜30個の炭素原子を有する、
    第1、第2および第3アルキル基およびアルカリール基
    よりなる群から選ばれ;nおよびmは、nとmの和が4
    であるような1から3の整数である)で示されるアルキ
    ルアルコキシシランであることを特徴とするゴム組成
    物。
  2. 【請求項2】 疎水性化剤がn‐オクチル・トリエトキ
    シシラン、n‐ヘキサデシル・トリエトキシシラン、n
    ‐オクタデシル・トリメトキシシラン、n‐オクタデシ
    ル・トリエトキシシランおよびメチル‐n‐オクチル・
    ジエトキシシランの少くとも一種から選ばれることを特
    徴とする、請求項1に記載のゴム組成物。
  3. 【請求項3】 シリカカップラーがポリスルフィド橋中
    に約2から約8個の硫黄原子を含んでいるビス‐(トリ
    アルコキシシリルオルガノ)ポリスルフィドであること
    を特徴とする、請求項1または2に記載のゴム組成物。
  4. 【請求項4】 シリカカップラーが、2,2'-ビス(ト
    リメトキシシリルエチル)ポリスルフィド;3,3'-ビ
    ス(トリメトキシシリルプロピル)ポリスルフィド;
    3,3'-ビス(トリエトキシシリルプロピル)ポリスル
    フィド;2,2'-ビス(トリエトキシシリルエチル)ポ
    リスルフィド;2,2'-ビス(トリプロポキシシリルエ
    チル)ポリスルフィド;2,2’‐ビス(トリ‐sec
    ‐ブトキシシリルエチル)ポリスルフィド;ビス(トリ
    エトキシシリルエチルトリル)ポリスルフィド;ビス
    (トリメトキシシリルエチルトリル)ポリスルフィド;
    2,2'-ビス(2'-エチルヘキソキシシリルエチル)ポ
    リスルフィド;2,2'-ビス(ジメトキシエトキシシリ
    ルエチル)ポリスルフィド;3,3'-ビス(メトキシエ
    トキシプロポキシシリルプロピル)ポリスルフィド;
    3,3'-ビス(メトキシジメチルシリルプロピル)ポリ
    スルフィド;3,3'-ビス(シクロヘキソキシジメチル
    シリルプロピル)ポリスルフィド;4,4'-ビス(トリ
    メトキシシリルブチル)ポリスルフィド;3,3'-ビス
    (トリメトキシシリル‐3‐メチルプロピル)ポリスル
    フィド;3,3'-ビス(トリプロポキシシリル‐3‐メ
    チルプロピル)ポリスルフィド;3,3'-ビス(ジメト
    キシメチルシリル‐3‐エチルプロピル)ポリスルフィ
    ド;3,3'-ビス(トリメトキシシリル‐2‐メチルプ
    ロピル)ポリスルフィド;3,3'-ビス(ジメトキシフ
    ェニルシリル‐2‐メチルプロピル)ポリスルフィド;
    3,3'-ビス(トリメトキシシリルシクロヘキシル)ポ
    リスルフィド;12,12'-ビス(トリメトキシシリル
    ドデシル)ポリスルフィド;12,12'-ビス(トリエ
    トキシシリルドデシル)ポリスルフィド;18,18'-
    ビス(トリメトキシシリルオクタデシル)ポリスルフィ
    ド;18,18'-ビス(メトキシジメチルシリルオクタ
    デシル)ポリスルフィド;2,2'-ビス(トリメトキシ
    シリル‐2‐メチルエチル)ポリスルフィド;2,2'-
    ビス(トリエトキシシリル‐2‐メチルエチル)ジスル
    フィド;2,2'-ビス(トリプロポキシシリル‐2‐メ
    チルエチル)ポリスルフィド;および2,2'-ビス(ト
    リオクトキシシリル‐2‐メチルエチル)ポリスルフィ
    ドの内の少くとも一つから選ばれることを特徴とする、
    請求項3に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記請求項の任意の一項に記載のゴム組
    成物よりなるトレッドを有することを特徴とするタイ
    ヤ。
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