JP3739894B2 - シリカ充填ゴム組成物の製造方法 - Google Patents

シリカ充填ゴム組成物の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はシリカ充填ゴム組成物中でのアミノシラン化合物の利用に関する。
【0002】
【従来の技術】
硫黄含有有機ケイ素化合物はゴムとシリカ充填材との間の反応性カップリング剤として有用であって、改善された物理的性質を提供する。これらはガラス、金属および他の基材用の接着プライマーとしても有用である。
【0003】
米国特許第3,842,111号、同第3,873,489号および同第3,978,103号明細書に様々な硫黄含有有機ケイ素化合物の合成が開示されている。これらの有機ケイ素化合物は普通シリカ強化ゴム中で使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、シリカ充填ゴム中でアミノシラン化合物を硫黄含有有機ケイ素化合物と組み合せて利用することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、次の:
(i)共役ジエンの単独重合体および共重合体並びに少なくとも一種の共役ジエンと芳香族ビニル化合物との共重合体から選ばれる少なくとも一種の硫黄硬化性エラストマー100重量部;
(ii)10から250phrの微粒子状沈降性シリカ;
(iii)0.05から10phrの、次式:
【化5】
Figure 0003739894
【0006】
(式中、R1、R2 およびR3 は、R1、R2 およびR3 の少なくとも一つがアルコキシ基であるという条件で、それぞれ独立に、1から8個の炭素原子を有するアルコキシ基、1から8個の炭素原子を有するアルキル基および6個の炭素原子を有するアリール基より成る群から選ばれ;R4 は1から18個の炭素原子を有するアルキレン基並びに6から10個の炭素原子を有するアリーレン基およびアルキル置換アリーレン基より成る群から選ばれ;そしてR5 は水素および1から15個の炭素原子を有するアルキル基より成る群から選ばれる。)
で表されるアミノシラン化合物;および
【0007】
(iv)0.05から10phrの、次式:
【化6】
Figure 0003739894
【0008】
(式中、nは2から8の整数である。)
で表される硫黄含有有機ケイ素化合物
を含んでなる、シリカ充填ゴム組成物を加工する方法が開示される。
【0009】
本発明によれば、次の:
(i)共役ジエンの単独重合体および共重合体並びに少なくとも一種の共役ジエンと芳香族ビニル化合物との共重合体から選ばれる少なくとも一種の硫黄硬化性エラストマー100重量部;
(ii)10から250phrの微粒子状沈降シリカ;
(iii)0.05から10phrの、次式:
【化7】
Figure 0003739894
【0010】
(式中、R1、R2 およびR3 は、R1、R2 およびR3 の少なくとも一つがアルコキシ基であるという条件で、それぞれ独立に、1から8個の炭素原子を有するアルコキシ基、1から8個の炭素原子を有するアルキル基および6個の炭素原子を有するアリール基より成る群から選ばれ;R4 は1から18個の炭素原子を有するアルキレン基並びに6から10個の炭素原子を有するアリーレン基およびアルキル置換アリーレン基より成る群から選ばれ;そしてR5 は水素および1から15個の炭素原子を有するアルキル基より成る群から選ばれる。)
で表されるアミノシラン化合物;および
【0011】
(iv)0.05から10phrの、次式:
【化8】
Figure 0003739894
(式中、nは2から8の整数である。)
で表される硫黄含有有機ケイ素化合物
を含んでなる、シリカ充填ゴム組成物が開示される。
【0012】
本発明では、オレフィン系不飽和結合を含む硫黄硬化性ゴム若しくはエラストマーが用いられる。“オレフィン系不飽和結合を含むゴム若しくはエラストマー”という用語は、天然ゴムおよびその各種の原素材と再生物、並びに各種合成ゴムの両方を含めるものとする。本発明の説明において、“ゴム”および“エラストマー”という用語は、特に断らない限り、互換的に用いられる。“ゴム組成物”、“混練ゴム”および“ゴムコンパウンド”という用語は、各種の配合成分および材料とブレンドまたは混合されたゴムを指すものとして互換的に用いられるが、このような用語はゴム混合またはゴムコンパウンドの調製技術分野の習熟者にはよく知られている。代表的な合成重合体は、例えばメチルブタジエン、ジメチルブタジエンおよびペンタジエンのようなブタジエン並びにその同族体および誘導体の単独重合生成物、さらにはブタジエンまたはその同族体若しくは誘導体と他の不飽和単量体とから作られる重合体のような共重合体である。他の不飽和単量体に含まれる物は、例えばビニルアセチレンなどのアセチレン類;例えばイソプレンと共重合してブチルゴムを生成するイソブチレンのようなオレフィン類;例えばアクリル酸、アクリロニトリル(ブタジエンと重合してNBRを生成する)、メタクリル酸、およびブタジエンと重合してSBRを生成する化合物であるスチレンのようなビニル化合物;さらにはビニルエステル類;および例えばアクロレイン、メチルイソプロペニルケトンおよびビニルエチルエーテルのような各種の不飽和アルデヒド、ケトンおよびエーテル類である。合成ゴムの特定の例は、ネオプレン(ポリクロロプレン)、ポリブタジエン(シス‐1,4‐ポリブタジエンを含む)、ポリイソプレン(シス‐1,4‐ポリイソプレンを含む)、ブチルゴム、スチレン/イソプレン/ブタジエンゴム、イソプレン‐ブタジエン共重合体、1,3‐ブタジエン若しくはイソプレンとスチレン、アクリロニトリルおよびメチルメタクリレートのような単量体との共重合体、さらにはエチレン/プロピレン/ジエン単量体(EPDM)としても知られているエチレン/プロピレン三元共重合体、そして特にエチレン/プロピレン/ジシクロペンタジエン三元共重合体、並びに上記の重合体の混合物である。推奨されるゴム若しくはエラストマーはポリブタジエンおよびSBRである。
【0013】
一つの態様では、このゴムは少なくとも二種のジエン系ゴムである。例えば、シス‐1,4‐ポリイソプレンゴム(天然または合成で、天然が好ましい)、3,4‐ポリイソプレンゴム、スチレン/イソプレン/ブタジエンゴム、乳化および溶液重合で合成したスチレン/ブタジエンゴム、シス‐1,4‐ポリブタジエンゴム並びに乳化重合で合成したブタジエン/アクリロニトリル共重合体のようなゴムの二種またはそれ以上の組み合せが推奨される。
【0014】
本発明の一つの態様では、結合スチレンが約20から約28パーセントである、比較的普通のスチレン含量を有する乳化重合で合成されたスチレン/ブタジエン(E‐SBR)が使用されることもあるし、或いは、幾つかの用途では、中程度から比較的高いスチレン含有量、即ち約30から45パーセントの結合スチレンを含有するE‐SBRが使用されることもある。
【0015】
このE‐SBRで、約30から約45パーセントと言う比較的高いスチレン含有量は、タイヤトレッドの静止摩擦特性またはスキッド抵抗性(滑り抵抗性)を高めるのに有効であると考えられる。E‐SBRが存在すると、それだけで未硬化エラストマー混合組成物の加工性を、特に溶液重合で合成したSBR(S‐SBR)を利用した場合に比べて向上させるのに有効であると考えられる。
【0016】
乳化重合で合成したE‐SBRとは、スチレンと1,3‐ブタジエンが水系エマルションとして共重合されることを意味する。このような重合法はこの技術分野で良く知られている。結合スチレン含有量は、例えば約5から約50%の範囲で変えることができる。一つの態様では、このE‐SBRはアクリロニトリルを含んでE‐SBARのような三元共重合体ゴムを形成していてもよく、その三元共重合体中の結合アクリロニトリルの量は、例えば約2から約30重量パーセントである。
【0017】
約2から約40重量パーセントの結合アクリロニトリルを共重合体中に含む乳化重合で合成したスチレン/ブタジエン/アクリロニトリル三元共重合体ゴムも、本発明で用いられるジエン系ゴムとして期待できる。
【0018】
溶液重合で合成されるSBR(S‐SBR)は、通常、約5から約50パーセント、好ましくは約9から約36パーセントの範囲の結合したスチレンを含んでいる。このS‐SBRは、例えば炭化水素系有機溶媒の存在下で有機リチウム触媒によりうまく製造できる。
【0019】
S‐SBRを使用する目的は、それがタイヤトレッド組成物中で用いられた時、その低いヒステリシスの結果として、タイヤのころがり抵抗性を向上させることである。
【0020】
3,4‐ポリイソプレンゴム(3,4‐PI)は、それがタイヤトレッド組成物中で用いられた時、タイヤの静止摩擦特性を向上させる目的のために有益であると考えられる。この3,4‐PIおよびその利用は、本明細書で引用、参照されている米国特許第5,087,668号明細書中により十分に記載されている。Tgはガラス転移温度のことで、示差走査熱量計により、加熱速度10℃/分でうまく測定できる。
【0021】
シス1,4‐ポリブタジエンゴム(BR)はタイヤトレッドの摩耗、即ちトレッド摩耗特性を向上させるのに有益であると考えられる。かかるBRは、例えば1,3‐ブタジエンの有機溶媒中での溶液重合によって製造できる。このBRは、普通、例えばシス1,4‐結合の含有量が少くとも90%であるという特徴を持っている。
【0022】
シス1,4‐ポリイソプレンおよびシス1,4‐ポリイソプレン天然ゴムは、ゴムの技術分野の習熟者に良く知られている。
【0023】
本明細書で用いられる“phr”という用語は、通常の用い方に従って“ゴムまたはエラストマー100重量部当たりの個々の材料の重量部”を意味する。
【0024】
本発明で用いられるアミノシラン化合物は次式で表される:
【化9】
Figure 0003739894
【0025】
但し、上記の式において、R1、R2 およびR3 は、R1、R2 およびR3 の少なくとも一つがアルコキシ基であるという条件で、それぞれ独立に、1から8個の炭素原子を有するアルコキシ基、1から8個の炭素原子を有するアルキル基および6個の炭素原子を有するアリール基より成る群から選ばれ;R4 は1から18個の炭素原子を有するアルキレン基並びに6から10個の炭素原子を有するアリーレン基およびアルキル置換アリーレン基より成る群から選ばれ;そしてR5 は水素および1から15個の炭素原子を有するアルキル基より成る群から選ばれる。R1、R2 およびR3 が各々1から3個の炭素原子を有するアルコキシ基であり、R4 が1から3個の炭素原子を有するアルキレン基であり、そしてR5 が水素であるのが好ましい。これらアミノシラン化合物は高純度の製品であってもよいし、或いは上の式Iに一致するアミノシラン化合物の混合物であってもよい。
【0026】
アミノシラン化合物の代表的な例に次のものがある:トリメトキシシリルエチルアミン、トリエトキシシリルエチルアミン、トリプロポキシシリルエチルアミン、トリブトキシシリルエチルアミン、トリメトキシシリルプロピルアミン、トリエトキシシリルプロピルアミン、トリプロポキシシリルプロピルアミン、トリイソプロポキシシリルプロピルアミン、トリブトキシシリルプロピルアミン、トリメトキシシリルブチルアミン、トリエトキシシリルブチルアミン、トリプロポキシシリルブチルアミン、トリブトキシシリルブチルアミン、トリメトキシシリルペンチルアミン、トリエトキシシリルペンチルアミン、トリプロポキシシリルペンチルアミン、トリブトキシシリルペンチルアミン、トリメトキシシリルヘキシルアミン、トリエトキシシリルヘキシルアミン、トリプロポキシシリルヘキシルアミン、トリブトキシシリルヘキシルアミン、トリメトキシシリルヘプチルアミン、トリエトキシシリルヘプチルアミン、トリプロポキシシリルヘプチルアミン、トリブトキシシリルヘプチルアミン、トリメトキシシリルオクチルアミン、トリエトキシシリルオクチルアミン、トリプロポキシシリルオクチルアミン、トリブトキシシリルオクチルアミンおよびこれらに類するアミノシラン化合物。アミノシラン化合物はトリエトキシシリルプロピルアミンであるのが好ましい。トリエトキシシリルプロピルアミンはウィトコ社(Witco Corporation)のOSiスペシャリティー・グループからA‐1100の名前で商業的に入手できる。
【0027】
本発明で用いられるアミノシラン化合物は、ミル若しくはバンバリーのような任意、常用の方法によってゴムに添加することができる。アミノシラン化合物の量は、ゴムのタイプ、硫黄含有有機ケイ素化合物および本発明の硬化性組成物中に存在する他の化合物の量に依存して、広い範囲で変えられる。一般に、アミノシラン化合物の量は約0.05から約10.0phrの範囲で用いられるが、0.1から約5.0phrの範囲が好ましい。アミノシラン化合物は、シリカおよび硫黄含有機ケイ素カップリング剤と共に非硬化発現工程で添加されるのが好ましい。
【0028】
取り扱いを容易にするために、このアミノシラン化合物はそのまま、若しくは適当な担体に付着させて用いることができる。本発明で用いることができる担体の例に、シリカ、カーボンブラック、アルミナ、ケイ酸アルミニウム、粘土、ケイ藻土、セルロース、シリカゲルおよびケイ酸カルシウムがある。
【0029】
本発明のゴム組成物は、合理的に大きいモジュラスと大きい耐摩耗性に寄与するのに十分な量のシリカと、若し使用するならカーボンブラックを含んでいるべきである。シリカ充填材は10から250phrの範囲の量で添加することができる。シリカは15から90phrの範囲の量で存在するのが好ましい。カーボンブラックも存在する場合、用いられるカーボンブラックの量は変えられる。一般的に言えば、カーボンブラックの量は0から80phrの範囲で変えられる。カーボンブラックの量は0から40phrの範囲であるのが好ましい。硫黄含有有機ケイ素化合物はカーボンブラックと組み合せて、即ちゴム組成物に添加する前にカーボンブラックと前混合して用いることができることを理解すべきであり、この場合カーボンブラックはゴム組成物調合処方についての上述のカーボンブラックの量に含まれるべきである。
【0030】
ゴム組成物がシリカとカーボンブラックの両方を含む場合、カーボンブラックに対するシリカの重量比は変えることができる。例えば、その重量比はシリカ:カーボンブラックが重量で1:5ほどの小さい値から30:1までであり得る。好ましくは、シリカ:カーボンブラックの重量比は1:3から20:1の範囲である。シリカとカーボンブラックを合わせた量は、本明細書で示したように、約15から約100phrの範囲であることができるが、好ましくは約45から約90phrである。
【0031】
焼成および沈降ケイ酸塩系ピグメント(シリカ)を含めてゴム混練用途で普通に使用されるケイ酸塩系ピグメントが本発明におけるシリカとして用いることができるが、沈降シリカが好ましい。本発明で用いられる好ましいケイ酸塩系ピグメントは、例えば可溶性ケイ酸塩、例えばケイ酸ナトリウムの酸処理で得られるような沈降シリカである。
【0032】
このようなシリカは、例えば好ましくは約40から約600m2/gの範囲、そしてより普通には約50から約300m2/gの範囲の、窒素ガスを用いて測定するBET表面積を有すると言う特徴があるだろう。表面積を測定するこのBET法は米国化学会誌(Journal of the American Chemical Society)、第60巻、304頁(1930年)に説明されている。
【0033】
シリカは、通常、約100から約400、そしてより普通には約150から約300の範囲のジブチルフタレート(DBP)吸収値を有すると言う特徴があるだろう。
【0034】
さらに、シリカおよび前述のアルミナおよびケイ酸アルミニウムは約100から約220の範囲のCTAB表面積を有すると期待される。このCTAB表面積はセチルトリメチルアンモニウムブロミドによりpH9で評価される外部表面積である。この方法の設定と評価法はASTM D3849で説明されている。このCTAB表面積はシリカの特性化によく知られた値である。
【0035】
水銀表面積/孔げき率は水銀ポロシメトリーにより求められる比表面積である。この方法では、水銀は、揮発分を除去するための熱処理後に試料の孔内部に入り込む。試験条件は、適切に説明すると、100mgの試料を用い、揮発分を常圧、105℃で2時間除去し、常圧から2000バールまでの圧力で測定すると言うことである。その評価は、ASTMビュレチン、39頁(1959年)のウィンスロー,シャピロ(Winslow,Shapiro)に説明されている方法により、またはDIN66133の方法により行うことができる。この評価には、CARLO‐ERBAポロシメータ2000が用いられる。
【0036】
シリカの平均水銀孔げき率比表面積は約100から300m2/gの範囲であるのがよい。
【0037】
本発明で、このような水銀孔げき率評価法によるシリカ、アルミナおよびケイ酸アルミニウムの適切な孔径分布は、その孔の5パーセント若しくはそれ以下が約10nm未満の直径を有し;その孔の60から90パーセントが約10から約100nmの直径を有し;その孔の10から30パーセントが約100から約1000nmの直径を有し;そしてその孔の5から20パーセントが約1000nm以上の直径を有すると言う、そのような分布であると考えられる。
【0038】
シリカは、電子顕微鏡で測定した平均最大粒径が、例えば0.01から0.05ミクロンの範囲であると期待されるが、このシリカ粒子の大きさはそれより更に小さくてもよいし、また多分それより大きくてもよい可能性もある。
【0039】
市場から入手できる各種のシリカが本発明での使用に考慮することができるが、ここで単なる例として、制限を付けずに示すと、PPGインダストリーズ社(PPG Industries)からハイ−シル(Hi‐Sil)という商標名で、210、243などの商品番号で市販されているシリカ;ローン・プーラン社(Rhone‐Poulenc)から、例えばゼオシル(ZeosilTR)1165MPおよびZ165GRという名称で市販されているシリカ;デグッサ社(Degussa AG)から、例えばVN2、VN3、BV3380GRなどの名称で市販されているシリカ;およびフーバー社(Huber)から、例えばフーバー・シル(Huber Sil)8745の名称で市販されているシリカなどがある。
【0040】
式Iのアミノシラン化合物は、硫黄‐含有有機ケイ素化合物と組み合せて使用すると、ゴムの性質を向上させる。適した硫黄‐含有有機ケイ素化合物の例は、次式で示されるものである:
【化10】
Figure 0003739894
【0041】
但し、上記の式において、nは2から8の整数である。
【0042】
本発明に従って用いることができる式IIの硫黄含有有機ケイ素化合物の特定の例に次のものがある:3,3'-ビス(トリメトキシシリルプロピル)ジスルフィド、3,3'-ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、3,3'-ビス(トリエトキシシリルプロピル)オクタスルフィド、3,3'-ビス(トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、2,2'-ビス(トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、3,3'-ビス(トリメトキシシリルプロピル)トリスルフィド、3,3'-ビス(トリエトキシシリルプロピル)トリスルフィド、3,3'-ビス(トリブトキシシリルプロピル)ジスルフィド、3,3'-ビス(トリメトキシシリルプロピル)ヘキサスルフィド、3,3'-ビス(トリメトキシシリルプロピル)オクタスルフィド、3,3'-ビス(トリオクトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、3,3'-ビス(トリヘキソキシシリルプロピル)ジスルフィド、3,3'-ビス(トリ‐2'-エチルヘキソキシシリルプロピル)トリスルフィド、3,3'-ビス(トリイソオクトキシシシリルプロピル)テトラスルフィド、3,3'-ビス(トリ‐t‐ブトキシシリルプロピル)ジスルフィド、2,2'-ビス(メトキシジエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、2,2'-ビス(トリプロポキシシリルエチル)ペンタスルフィド、ビス(トリメトキシシリルメチル)テトラスルフィド、3‐メトキシエトキシプロポキシシリル‐3'-ジエトキシブトキシシリルプロピル・テトラスルフィド、2,2'-ビス(ジメチルメトキシシリルエチル)ジスルフィド、2,2'-ビス(ジメチル‐sec‐ブトキシシリルエチル)トリスルフィド、3,3'-ビス(メチルブチルエトキシシリプルピル)テトラスルフィド、3,3'-ビス(ジ‐t‐ブチルメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、2,2'-ビス(フェニルメチルメトキシシリルエチル)トリスルフィド、3,3'-ビス(ジフェニルイソプロポキシシリルプロピル)テトラスルフィド、3,3'-ビス(ジメチルエチルメルカプトシリルプロピル)テトラスルフィド、2,2'-ビス(メチルジメトキシシリルエチル)トリスルフィド、2,2'-ビス(メチルエトキシプロポキシシリルエチル)テトラスルフィド、3,3'-ビス(ジエチルメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、3,3'-ビス(エチル‐ジ‐sec‐ブトキシシリルプロピル)ジスルフィド、3,3'-ビス(プロピルジエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、3,3'-ビス(ブチルジメトキシシリルプロピル)トリスルフィド、3,3'-ビス(フェニルジメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、3‐フェニルエトキシブトキシシリル‐3'-トリメトキシシリルプロピル・テトラスルフィド、4,4'-ビス(トリメトキシシリルブチル)テトラスルフィド、6,6'-ビス(トリエトキシシリルヘキシル)テトラスルフィド、12,12'-ビス(トリイソプロポキシシリルドデシル)ジスルフィド、18,18'-ビス(トリメトキシシリルオクタデシル)テトラスルフィド、18,18'-ビス(トリプロポキシシリルオクタデセニル)テトラスルフィド、4,4'-ビス(トリメトキシシリル‐ブテン‐2‐イル)テトラスルフィド、4,4'-ビス(トリメトキシシリルシクロヘキシレン)テトラスルフィド、5,5'-ビス(ジメトキシメチルシリルフェニル)トリスルフィド、3,3'-ビス(トリメトキシシリル‐2‐メチルプロピル)テトラスルフィド、3,3'-ビス(ジメトキシフェニルシリル‐2‐メチルプロピル)ジスルフィド。
【0043】
推奨される式IIの硫黄含有有機ケイ素化合物は3,3'-ビス(トリメトキシ‐またはトリエトキシ‐シリルプロピル)スルフィド類である。最も好ましくは、その有機ケイ素化合物は3,3'-ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドおよび3,3'-ビス(トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィドである。
【0044】
本発明に従って用いることができる式IIIの代表的な硫黄含有有機ケイ素化合物に次のものがある:2‐ベンゾチアジル‐(3‐トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(2‐トリメトキシシリルエチル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(3‐トリメトキシシリルプロピル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(2‐トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(2‐トリプロポキシシリルエチル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(2‐トリ‐sec‐ブトキシシリルエチル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(2‐トリ‐t‐ブトキシシリルエチル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(3‐トリイソプロポキシシリルプロピル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(3‐トリオクトキシシリルプロピル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(2,2´‐エチルヘキソキシシリルエチル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(2‐ジメトキシエトキシシリルエチル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(3‐メトキシエトキシプロポキシシリルプロピル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(3‐ジメトキシメチルシリルプロピル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(3‐メトキシジメチルシリルプロピル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(3‐ジエトキシメチルシリルプロピル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(3‐エトキシジメチルシリルプロピル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(4‐トリメトキシシリルブチル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(3‐トリメトキシシリル‐3‐メチルプロピル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(3‐トリプロポキシシリル‐3‐メチルプロピル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(3‐ジメトキシメチルシリル‐3‐エチルプロピル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(3‐トリメトキシシリル‐2‐メチルプロピル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(3‐ジメトキシフェニルシリル‐2‐メチルプロピル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(12‐トリメトキシシリルドデシル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(12‐トリエトキシシリルドデシル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(18‐トリメトキシシリルオクタデシル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(18‐メトキシジメチルシリルオクタデシル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(2‐トリメトキシシリル‐2‐メチルエチル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(2‐トリプロポキシシリル‐2‐メチルエチル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(2‐トリオクトキシシリル‐2‐メチルエチル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(2‐トリメトキシシリル‐フェニル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(2‐トリエトキシシリル‐フェニル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(2‐トリメトキシシリル‐トリル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(2‐トリエトキシシリル‐トリル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(2‐トリメトキシシリル‐メチルトリル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(2‐トリエトキシシリル‐メチルトリル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(2‐トリメトキシシリル‐エチルフェニル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(2‐トリエトキシシリル‐エチルフェニル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(2‐トリメトキシシリル‐エチルトリル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(2‐トリエトキシシリル‐エチルトリル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(3‐トリメトキシシリル‐プロピルフェニル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(3‐トリエトキシシリル‐プロピルフェニル)ジスルフィド;2‐ベンゾチアジル‐(3‐トリメトキシシリル‐プロピルトリル)ジスルフィド;および2‐ベンゾチアジル‐(3‐トリエトキシシリル‐プロピルトリル)ジスルフィド。
【0045】
ゴム組成物中の上記の硫黄含有有機ケイ素化合物の量は、使用されるシリカの水準に依存して変えられる。一般的にいえば、式II若しくは式IIIの化合物の量は0.05から10.0phrの範囲である。好ましくは、この量は0.1から8phrの範囲である。式IIとIIIの硫黄含有有機ケイ素化合物の混合物も使用することができる。
【0046】
本発明の一つの態様によれば、ゴム組成物は次の逐次工程を含んでなる方法により調製される:
(A)少くとも1つの予備混合工程において、
(i)共役ジエンの単独重合体および共重合体並びに少くとも一種の共役ジエンと芳香族ビニル化合物との共重合体から選ばれる少くとも一種の硫黄‐硬化性エラストマー100重量部;
(ii)沈降シリカ、アルミナ、ケイ酸アルミニウム、カーボンブラックおよびそれらの混合物より成る群から選ばれる、約15から約100phrの微粒子状充填材;
(iii)その微粒子状充填材1重量部当たり約0.001から約0.10重量部の少くとも一種の式Iのアミノシラン化合物;および
(iv)その微粒子状充填材1重量部当たり約0.03から約0.20重量部の、式IIの化合物、式IIIの化合物若しくはそれらの混合物よりなる硫黄‐含有有機ケイ素化合物
を約140℃から約190℃の温度で約2から約20分の総混合時間熱機械的に混合する工程;
(B)次いで、最終熱機械的混合工程において、約100℃から約130℃の温度で約1から約3分の時間約0.4から約3phrの元素硫黄とブレンドする工程;
但し、前記予備的混合工程で加えられた前記硫黄供与体添加物と上記最終混合工程で加えれる元素硫黄からの総フリー硫黄は、約0.45から約5phrの範囲であるものとする。
【0047】
この技術分野の習熟者には容易に理解されるように、本発明のゴム組成物はゴム混練技術分野で一般に知られている方法、例えば、各種の硫黄硬化性成分ゴムを、例えば硫黄供与剤;活性化剤および遅延剤のような硬化助剤;オイルのような加工助剤;粘着性樹脂を含めて樹脂類;並びに可塑剤;充填材;顔料;脂肪酸;酸化亜鉛;ワックス;酸化防止剤;オゾン亀裂防止剤;および素練り促進剤のような普通に用いられている様々な添加材料と混合する方法によって混練される。この技術分野の習熟者には知られているように、硫黄硬化性の、および硫黄硬化した基材(ゴム)の利用目的に応じて前記の添加物を選び、そして普通常用の量で使用する。
【0048】
若し用いるなら、本発明のための強化タイプのカーボンブラック(一種または複数)の典型的な添加量は本明細書に示されている。硫黄供与剤の代表的な例は、元素硫黄(フリー硫黄)、アミンジスルフィド、高分子ポリスルフィドおよび硫黄‐オレフィン付加体である。好ましい硫黄硬化剤は元素硫黄である。硫黄硬化剤は0.5から8phrの範囲の量で用いることができ、1.5から6phrの範囲が好ましい。粘着樹脂を使用するなら、その標準的な量は約0.5から約10phr、普通は約1から約5phrの範囲である。加工助剤の標準量は約1から約50phrである。このような加工助剤に含まれるものは、例えば芳香族系、ナフテン系および/またはパラフィン系のプロセスオイルであることができる。酸化防止剤の標準量は約1から約5phrである。代表的酸化防止剤は、例えばジフェニル‐p‐フェニレンジアミン、および例えばヴァンデルビルトのゴムハンドブック(Vanderbilt Rubber Handbook)、344−346頁(1978年)に開示されているような酸化防止剤である。オゾン亀裂防止剤の標準量は約1から約5phrである。ステアリン酸を挙げ得るが、もしそのような脂肪酸を使用するなら、その常用量は約0.5から約3phrである。酸化亜鉛の標準量は約2から約5phrである。ワックスの常用量は約1から約5phrである。マイクロクリスタリンワックスがよく用いられる。素練り促進剤の標準量は約0.1から約1phrである。代表的な素練り促進剤は、例えばペンタクロロチオフェノールおよびジベンズアミドジフェニルジスルフィドである。
【0049】
本発明の一つの態様では、この硫黄硬化性ゴム組成物は、次いで硫黄硬化即ち加硫される。
【0050】
硬化促進剤は、硬化に必要な時間および/または温度を調節して硬化物の性質を向上させるために用いられる。一つの態様では、単一の促進剤系、即ち一次促進剤が用いられる。一次促進剤(一種または複数)は総量で約0.5から約4phr、好ましくは約0.8から約2.0phr用いることができる。もう一つの態様では、一次促進剤と二次促進剤の組み合せが用いられ、この場合二次促進剤は一次促進剤より少量、同量若しくはより多量で用いられる。これらの促進剤の組み合せは最終製品の性質に対し相乗効果を生むことが期待され、そしていずれかの促進剤を単独で用いた場合より幾分良い性質が期待される。さらに、標準の加工温度では影響を及ぼさないが、常用の硬化温度で満足な硬化ができる遅効型促進剤も用いることができる。硬化遅延剤が用いられることもある。本発明で使用することができる適したタイプの促進剤は、アミン類、ジスルフィド類、グアニジン類、チオ尿素類、チアゾール類、チウラム類、スルフェンアミド類、ジチオカーバメート類およびザンテート類である。推奨される一次促進剤はスルフェンアミドである。二次促進剤が用いられる場合には、好ましい二次促進剤はグアニジン、ジチオカーバメートまたはチウラム化合物である。
【0051】
ゴム組成物の混合はゴム混合技術分野の習熟者に知られている方法によって行うことができる。例えば、各配合成分は、通常、少くとも二段階、即ち一つの非硬化発現工程とそれに続く硬化発現混合工程で混合される。硫黄硬化剤を含めて最終硬化剤は“硬化発現”混合工程と普通呼ばれる最終工程で通常混合され、この工程では、混合は、通常、それに先行する非硬化発現工程(一工程または複数工程)の混合温度(一つまたは複数)より低い温度、即ち最終温度で行われる。ゴム、シリカ、アミノシランと硫黄含有有機ケイ素化合物との組み合せ、そして若し使用するならカーボンブラックが、一工程または複数工程の非硬化発現混合工程で混合される。“非硬化発現”および“硬化発現”混合工程という用語は、ゴム混合技術分野の習熟者にはよく知られている。式Iのアミノシラン、硬化性ゴムおよび一般にシリカの少くとも一部、さらにまた硫黄含有有機ケイ素化合物を含む非硬化発現硫黄硬化性ゴム組成物は、熱機械的混合工程に掛けられる。この熱機械的混合工程は、普通、混合機または押出成形機中で140℃と190℃の間のゴム温度で長時間機械的に混練する(working)ことから成る。この熱機械的混練処理に適した時間は、操業条件および成分の体積と性質並びに望まれる混練ゴムの最終性質の関数として変えられる。この熱機械的混練処理時間は、例えば1から20分であることができる。
【0052】
本発明の一つの態様では、前記予備混合が約140℃から190℃の範囲の温度までの少くとも二工程の熱機械的混合工程で行われ、この少くとも二回の混合工程の間でそのゴム組成物を約50℃以下の温度に中間冷却する方法が提供される。
【0053】
さらに、本発明によれば、この方法は、調製されたゴム組成物を約100℃から約200℃の範囲の温度で硬化させる追加の工程を含んでなる。
【0054】
従って、本発明はこのような方法で調製された硬化ゴム組成物も意図するものである。
【0055】
さらに、本発明によれば、この方法は、本発明の方法により調製されたそのゴム組成物を含んでなるトレッドを有するタイヤ若しくは硫黄硬化性ゴムの集合体を調製し、そしてその集合体を約100℃から約200℃の範囲の温度で硬化する追加の工程を含んでなる。
【0056】
従って、本発明は、また、そのような方法で調製された硬化されたタイヤをも意図するものである。
【0057】
本発明のゴム組成物の硬化は、一般に、約100℃から200℃の範囲の常用の温度で行われる。好ましくは、硬化は約110℃から180℃の範囲の温度で行われる。加圧成形機若しくは型の中での加熱、過熱水蒸気若しくは加熱空気での加熱または塩浴中での加熱のような、常用の硬化法の中の任意の方法が用い得る。
【0058】
本発明のゴム組成物は、その硫黄硬化性組成物が硬化され、様々な目的に使用することができる。例えば、この硫黄硬化ゴム組成物はタイヤ、ベルトまたはホースの形を取ることができる。タイヤの場合、その硬化組成物は各種タイヤ構成成分用に使用できる。このようなタイヤは、この技術分野での習熟者に知られており、すぐに分かるであろう種々の方法で組み立てられ、形を作り、成形され、そして硬化される。好ましくは、このゴム組成物はタイヤのトレッドで用いられる。当然考えられるように、そのタイヤは乗用車用タイヤ、航空機用タイヤ、トラック用タイヤおよびこれらに類するタイヤである。好ましくは、そのタイヤは乗用車用タイヤである。このタイヤはラジアルでも、バイアスでもよいが、ラジアルタイヤが好ましい。
【0059】
【実施例】
実施例1
この実施例では、トリエトキシシリルプロピルアミンが各種の硫黄含有有機ケイ素化合物との組み合せで評価される。表1および2に示した材料を含むゴム組成物は、二つの別個の添加(混合)段階、即ち1つの非硬化発現混合工程と1つの硬化発現工程を用いて、コウベTM(KobeTM)ミキサー中で調製された。非硬化発現工程の総混合時間は、160℃のゴム温度での5分を含めて8分であった。最初の3分はゴムストックの温度を160℃に上げるのに要した時間であった。硬化発現工程の総混合時間は120℃以下のゴム温度で2分であった。アミノシランと各種の硫黄含有有機ケイ素化合物、硬化促進剤および硫黄は、表1で“可変”であると記載され、表2でより具体的に示されている。
【0060】
【表1】
Figure 0003739894
【0061】
1:乳化重合で合成した、40重量パーセントの結合スチレンを含むスチレン/ブタジエン共重合体ゴム。このゴムは100重量部のゴムと37.5重量部 の芳香族オイルから成り、そしてグッドイヤー タイヤ アンド ラバー社 (Goodyear Tire & Rubber Company)から 得られたものであった。
【0062】
2:グッドイヤー タイヤ アンド ラバー社からのブーデン(BudeneR)1207という商品名で得たシス‐1,4‐ポリブタジエンゴム。
3:50重量パーセントのイソプレンと50重量パーセントのブタジエンを含む、 ガラス転移温度(Tg)が−45℃のイソプレンとブタジエンとの共重合体 ;グッドイヤー タイヤ アンド ラバー社から得た。
【0063】
4:ゼオシルTM MP1165。
5:N‐1,3‐ジメチルブチル‐N'-フェニル‐p‐フェニレンジアミン。
6:A‐1100。
【0064】
7:デグッサ社からX50Sの商品名で市販されているビス‐3‐(トリエトキ シシリルプロピル)テトラスルフィドとして入手された。これはカーボンブ ラックとの50/50ブレンドとして提供されており、従ってブレンドとし て考えると、活性は50%と見なされる。表2に示したphrは、活性なビ ス‐3‐(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドに基づいた値で ある。
【0065】
【表2】
Figure 0003739894
【0066】
1:DIN53516の方法による。
【0067】
この実施例のゴム組成物は、ここでは試料1〜9と名付けられている。試料1、3、5および7は非硬化発現工程で加えるアミノシランを使用しないもので、対照例と見なされる。かくして、試料2は対照試料1と比較されべきものであり、試料4は対照試料3と、試料6は対照試料5と、そして試料8と9は対照試料7とそれぞれ比較されるべきものである。これら試料は150℃で18分間硬化された。
【0068】
表2は硬化試料1〜9の硬化挙動と物理的性質を説明するものである。アミノシランを硫黄含有有機ケイ素化合物と組み合せて使用すると、より大きいモジュラス値が、さらにまたより大きいM300/M100比が得られることが明らかに分かる。追加のアミノシランが存在すると摩耗重量損失値も低下する。
【0069】
硫黄含有有機ケイ素化合物に追加して、またはその一部を置き換えてアミノシランを添加することによるこれら物理的性質の変化は、これら硬化ゴム組成物の強さと耐摩耗性能がより大きくなることを予測させる。このような組成物は、タイヤトレッドとして使用すると、改善されたトレッド耐摩耗性を提供することが期待される。
【0070】
さらに、アミノシランを硫黄含有有機ケイ素化合物と組み合せて使用すると、より大きい反発弾性値が得られることも明らかに分かる。これは、その硬化ゴム組成物のヒステレシスが小さくなることを予測させる。このような組成物は、タイヤトレッドとして使用すると、改善された(小さい)ころがり抵抗性を提供することが期待される。
【0071】
アミノシランと硫黄含有有機ケイ素化合物との組み合せによってシリカ‐充填ゴム組成物に提供される、耐摩耗性とヒステレシスが共に有利に改善されるこの傾向は非常に望ましいことである。
【0072】
本発明を例示する目的で、一定の代表的態様とその細部を示したが、この技術分野の習熟者には、本発明ではその精神と範囲を逸脱することなしに様々な変更と修正をなし得ることは明らかであろう。

Claims (1)

  1. (i)共役ジエンの単独重合体および共重合体並びに少なくとも一種の共役ジエンと芳香族ビニル化合物との共重合体から選ばれる少なくとも一種の硫黄硬化性エラストマー100重量部;
    (ii)10から250phrの微粒子状沈降シリカ;
    (iii)0.05から10phrの、次式:
    Figure 0003739894
    (式中、R1、R2 およびR3 は、R1、R2 およびR3 の少なくとも一つがアルコキシ基であるという条件で、それぞれ独立に、1から8個の炭素原子を有するアルコキシ基、1から8個の炭素原子を有するアルキル基および6個の炭素原子を有するアリール基より成る群から選ばれ;R4 は1から18個の炭素原子を有するアルキレン基並びに6から10個の炭素原子を有するアリーレン基およびアルキル置換アリーレン基より成る群から選ばれ;そしてR5 は水素および1から15個の炭素原子を有するアルキル基より成る群から選ばれる。)
    で表されるアミノシラン化合物;および
    (iv)0.05から10phrの、次式:
    Figure 0003739894
    (式中、nは2から8の整数である。)
    で表される硫黄含有有機ケイ素化合物若しくはそれらの混合物
    を混合することを特徴とするシリカ充填ゴム組成物の製造方法であって、
    該混合が、
    (A)少なくとも一つの予備混合工程で、
    (i)共役ジエンの単独重合体および共重合体並びに少なくとも一種の共役ジエンと芳香族ビニル化合物との共重合体から選ばれる少なくとも一種の硫黄硬化性エラストマー100重量部;
    (ii)10から250phrの微粒子状沈降シリカ;
    (iii)0.05から10phrの式Iのアミノシラン化合物;および
    (iv)0.05から10phrの式IIの化合物、式IIIの化合物若しくはそれらの混合物の硫黄含有有機ケイ素化合物
    を140℃から190℃の温度で2から20分の総混合時間熱機械的に混合し;
    (B)次いで、この混合物を、最終熱機械的混合工程で、該予備混合工程で加えられたフリー硫黄と該最終混合工程で加えられる元素硫黄の総量が0.45から5phrの範囲であることを前提条件として、0.4から3phrの元素硫黄と100℃から130℃の温度で1から3分の混合時間ブレンドする、
    逐次工程を含む、方法。
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