JPH10251143A - ソフトカプセル - Google Patents

ソフトカプセル

Info

Publication number
JPH10251143A
JPH10251143A JP7090497A JP7090497A JPH10251143A JP H10251143 A JPH10251143 A JP H10251143A JP 7090497 A JP7090497 A JP 7090497A JP 7090497 A JP7090497 A JP 7090497A JP H10251143 A JPH10251143 A JP H10251143A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
parsley
soft capsule
strong odor
strong
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7090497A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kondo
隆 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANSEI IYAKU KK
Original Assignee
SANSEI IYAKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANSEI IYAKU KK filed Critical SANSEI IYAKU KK
Priority to JP7090497A priority Critical patent/JPH10251143A/ja
Publication of JPH10251143A publication Critical patent/JPH10251143A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 強臭性物質を内容物とするソフトカプセルの
悪臭を中和し、その利用性を向上すること。 【解決手段】 強臭性物質を内容物とするソフトカプセ
ルにおいて、内容物にパセリオイル及び/又はパセリシ
ードオイルを添加してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧品、調味油等の
一般食品健康食品及び医薬品等を構成して好適なソフト
カプセルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、入浴剤や調味料や健康食品とし
て、にんにく、DHA、肝油、黒焼卵油等の必ずしも好
ましくはない臭いを発する強臭性物質を有効成分とした
ソフトカプセルが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、強臭性物
質を内容物とするソフトカプセルには、以下の問題点が
ある。 強臭性物質の悪臭がソフトカプセルの皮膜を通してソ
フトカプセル外に放散し、ソフトカプセルを飲用しにく
いものとする。ソフトカプセルをびん等に保管している
場合には、飲用に際してびん等を開封したときにびん等
の内部に充満していた悪臭が直ちに飲用を阻害する。
【0004】ソフトカプセルを飲用後、皮膜の溶解に
より胃袋内に充満した強臭性物質の悪臭が食道を逆流し
て口臭となる。
【0005】にんにく等の強臭成分を有効成分とする
バスオイルカプセルでは、入浴時にんにく臭が発生し、
肌に有効であっても、快適な入浴とはならない。
【0006】尚、強臭性物質の悪臭を抑制する方法とし
て、一般に強臭性物質に香料を添加して臭いを変えた
り、強臭性物質に吸着剤を添加して臭いを吸着除去する
ことが行なわれていた。ところがソフトカプセルは内容
液が油液であり従来の悪臭抑制成分は油性液との混和性
が十分でなく、結果として、十分な悪臭抑制効果を得る
ことができない。
【0007】本発明の課題は、強臭性物質を内容物とす
るソフトカプセルの悪臭を抑制し、その利用性を向上す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】粉末や水溶液の悪臭抑制
成分はカプセル内容液(油性液)と完全に溶解しない事
から、油状成分で、悪臭抑制効果を有する各種油をスク
リーニングした所、驚くべき事に、パセリオイル又はパ
セリシードオイルはそれ自体必ずしも好ましくない強臭
を有していながら、別の強臭成分と混合すると、それぞ
れが中和しあい、悪臭抑制効果を有することを見いだし
た。
【0009】請求項1に記載の本発明は、強臭性物質を
内容物とするソフトカプセルにおいて、内容物にパセリ
オイル及び/又はパセリシードオイルを添加してなるよ
うにしたものである。
【0010】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記パセリオイル及び/又は
パセリシードオイルの添加重量を、内容物の重量の0.1
〜50%としてなるようにしたものである。
【0011】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記の作用
がある。 パセリオイル、パセリシードオイルは、天然の食習慣
のある油であり、それ自体強臭がありながら、他の強臭
を抑制する作用を備える。即ち、パセリオイル、パセリ
シードオイルは、その油性の故に、ソフトカプセルの内
容物である油性液(強臭性物質)とお互いに良く溶け合
い、その強臭性物質に十分な消臭作用を及ぼし、強臭性
物質の悪臭を確実抑制する。
【0012】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 パセリオイル及び/又はパセリシードオイルの内容液
に対する添加比率(重量比)が、0.1 %より少ない場合
には悪臭抑制効果が十分でなく、50%より多い場合には
パセリ臭が強くなり、逆にソフトカプセルの味覚及び臭
いを好まなくなる。従って、添加比率は0.1 〜50%とす
るのが好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のソフトカプセルは、ゼラ
チン等を皮膜とし、にんにく、DHA、肝油、黒焼卵油
等の強臭性物質を内容物とするものを、ロータリー充填
法、滴下法等によりカプセル化するに際し、予め内容物
にパセリオイル及び/又はパセリシードオイルを添加し
ておくことにて製造される。
【0014】このとき、内容物に対するパセリオイル及
び/又はパセリシードオイルの添加比率(重量比)は、
0.1 〜50%とするのが好適である。
【0015】尚、カプセル皮膜としては、ゼラチンに限
らず、寒天、カラギーナン、ジェランガム等を採用する
ものであっても良く、本発明の対象は内容物が油性液の
カプセル全てである。
【0016】本実施形態によれば、下記、の作用が
ある。 パセリオイル、パセリシードオイルは、天然の食習慣
のある油であり、然も消臭作用を備える。即ち、パセリ
オイル、パセリシードオイルは、その油性の故に、ソフ
トカプセルの内容物である油性液(強臭性物質)と互い
に良く溶け合い、その強臭性物質に十分な消臭作用を及
ぼし、強臭性物質の悪臭を確実に中和抑制する。
【0017】従って、ソフトカプセルの飲用前に、その
皮膜内で内容物である強臭性物質の臭いはパセリオイル
及び/又はパセリシードオイルの消臭作用により消臭さ
れており、その強臭性物質の臭いが皮膜を通してソフト
カプセル外に放散して飲用を妨げる如くを防止できる。
ソフトカプセルの保管びん等にその強臭性物質の臭いが
充満することもない。
【0018】また、ソフトカプセルの飲用後に、皮膜の
溶解により胃袋内に流出する内容物の強臭性物質の臭い
がパセリオイル及び/又はパセリシードオイルの消臭作
用により既に消臭されており、強臭性物質の悪臭が食道
を逆流して口臭となることもない。
【0019】パセリオイル及び/又はパセリシードオ
イルの内容物に対する添加比率を0.1 %以上としたか
ら、十分な悪臭抑制効果を確保できる。また、50%以下
としたから、パセリ臭自体がソフトカプセルの味覚を阻
害することもない。
【0020】
【実施例】ゼラチン皮膜(ゼラチンとグリセリンと水)
により黒焼卵油を皮包したソフトカプセルに本発明を適
用した。
【0021】即ち、内容物である黒焼卵油に0.1 %、 1
%、10%、20%、50%の添加比率(重量比)でパセリオ
イルを添加したものをそれぞれ実施例1〜5とし、この
添加比率を 0%、0.05%、60%とするものをそれぞれ比
較例1〜3とした。
【0022】そして、実施例1〜5、比較例1〜3のカ
プセルを6号規格ガラスびんに密栓して、40℃で1週間
保管し、保管後、開栓時のびん内の臭い、カプセルの臭
い・味覚及びカプセル服用後10分の口臭等を総合的に
人による官能試験で判定し、表1の結果を得た。表1に
おいて、○は良、×は不良である。表1によれば、添加
比率が0.1 %より少ないと黒焼卵油の悪臭を感じ(比較
例1、2)、添加比率が50%より多いとパセリ臭による
不快感を感じた(比較例3)。
【0023】即ち、表1より本発明の効果を確認でき
た。
【表1】
【0024】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があっても本発明に含まれる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、強臭性物
質を内容物とするソフトカプセルの悪臭を中和抑制し、
その利用性を向上することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強臭性物質を内容物とするソフトカプセ
    ルにおいて、 内容物にパセリオイル及び/又はパセリシードオイルを
    添加し強臭を低下又は中和したことを特徴とするソフト
    カプセル。
  2. 【請求項2】 前記パセリオイル及び/又はパセリシー
    ドオイルの添加重量を、内容物の重量の0.1 〜50%とし
    てなる請求項1記載のソフトカプセル。
JP7090497A 1997-03-10 1997-03-10 ソフトカプセル Withdrawn JPH10251143A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7090497A JPH10251143A (ja) 1997-03-10 1997-03-10 ソフトカプセル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7090497A JPH10251143A (ja) 1997-03-10 1997-03-10 ソフトカプセル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10251143A true JPH10251143A (ja) 1998-09-22

Family

ID=13444989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7090497A Withdrawn JPH10251143A (ja) 1997-03-10 1997-03-10 ソフトカプセル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10251143A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002056709A1 (en) * 2001-01-17 2002-07-25 R.P. Scherer Technologies, Inc. Ingestible compositions containing an odoriferous oil
JP2008024696A (ja) * 2006-06-19 2008-02-07 Morishita Jintan Kk 口臭除去用多重ソフトカプセル
US7425342B2 (en) * 2000-04-06 2008-09-16 David Kannar Odourless garlic supplement comprising an enteric coating and a deodorising layer

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7425342B2 (en) * 2000-04-06 2008-09-16 David Kannar Odourless garlic supplement comprising an enteric coating and a deodorising layer
WO2002056709A1 (en) * 2001-01-17 2002-07-25 R.P. Scherer Technologies, Inc. Ingestible compositions containing an odoriferous oil
JP2004520355A (ja) * 2001-01-17 2004-07-08 アール.ピー. シェーラー テクノロジーズ インコーポレイテッド 臭気性オイルを含有する摂取可能な組成物
KR100901518B1 (ko) * 2001-01-17 2009-06-08 알.피.쉐러 테크놀러지즈 인코포레이티드 방향성 오일을 함유하는 섭취가능한 조성물
US9532585B2 (en) 2001-01-17 2017-01-03 R.P. Scherer Technologies, Llc Ingestible compositions containing an odoriferous oil
JP2008024696A (ja) * 2006-06-19 2008-02-07 Morishita Jintan Kk 口臭除去用多重ソフトカプセル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4267166A (en) Cyclodextrins as malodorous breath reducing agents
JP5183104B2 (ja) 口臭除去用多重ソフトカプセル
JPH10251143A (ja) ソフトカプセル
JPH07236418A (ja) ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸用抗酸化矯臭剤
JP2007016021A (ja) 口腔ケア用組成物
JPH10263064A (ja) 消臭剤
JP6644182B1 (ja) ツインパックのソース
JP3665327B1 (ja) 消臭剤
JPH08214831A (ja) レモン風味を有する液体調味料
JPH09262057A (ja) 口臭除去食物
JP2010022728A (ja) タバコ臭気用の消臭剤、およびタバコ臭気の消臭機能を有する飲食品、消臭添加剤
WO2010140272A1 (ja) ωーメチルチオアルキルイソチオシアネートを含有する消臭剤
FR2588475A1 (fr) Moderateur de la sensation de faim et de l'envie de fumer par inhalation d'eugenia caryophyllata
JP4441716B2 (ja) ソフトカプセル
CN209720239U (zh) 具有雪莲及鱼胶原蛋白复合微粒的瓶体结构
KR102410960B1 (ko) 방향 탈취용 조성물
JP3560904B2 (ja) 鉄クロロフィリンナトリウム含有食品
JP2711064B2 (ja) 健康食品
JP4895422B2 (ja) 呼気清涼化剤
JP2006095149A (ja) 消臭剤
JPH11103823A (ja) 塩化マグネシウム含有液の苦味緩和法および飲食料用塩化マグネシウム含有食品
JP3611204B2 (ja) ニンニク臭が低減されたニンニクエキス含有食品
KR19990046681A (ko) 치즈순대
JP2001238651A (ja) 嚥下補助剤
JP4469660B2 (ja) ソフトカプセル製剤

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040511