JPH10248081A - 車載用携帯電話システム - Google Patents

車載用携帯電話システム

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Publication number
JPH10248081A
JPH10248081A JP9049468A JP4946897A JPH10248081A JP H10248081 A JPH10248081 A JP H10248081A JP 9049468 A JP9049468 A JP 9049468A JP 4946897 A JP4946897 A JP 4946897A JP H10248081 A JPH10248081 A JP H10248081A
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JP
Japan
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vehicle
mobile phone
call
detecting
driving
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Application number
JP9049468A
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English (en)
Inventor
Ichiro Masuda
一郎 増田
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯電話搭載車の走行中の安全運転に支障がな
い車載用携帯電話システムの実現を課題とする。 【解決手段】車両内に設置された携帯電話機(1)と、
車両が運転中であることを検出する車両運転検出手段
(8、9、43)と、車両運転検出手段(8、9、4
3)により車両が運転中であることが検出された時に携
帯電話機(1)の通話機能を自動で停止させてなる制御
回路B部(6)を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機が搭載
された車両の運転中において、該携帯電話機の使用を制
限する車載用携帯電話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機の急速な普及に伴い、該携帯
電話機を自動車に搭載し、携帯用と自動車用とを兼用す
る自動車用の電話機取付けキットが用いられるようにな
った。この電話機取付けキットは、携帯電話機を車室内
(例えば運転席と助手席との間にあるコンソールボック
ス上/内等)に保持する保持台、及びこの保持台内に設
けられ、保持された携帯電話機に内蔵する2次電池に対
し車両の直流電源で充電する充電装置等から構成され、
車載用無線装置としての免許が不要な自動車電話機が大
量に使用されるようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車のド
ライバが車の運転走行中に前記携帯電話機を使用する場
合の交通事故数は増加の一途を辿り、今や車両の電話中
での交通安全は社会問題化されつつあり、一方、安全走
行を目的としたハンズフリー装置(電話機を保持台に保
持した状態で両手はステアリングの運転操作が可能な通
話補助装置)が実用化されているが、高価であり一般に
普及するまでには至っていない。
【0004】また、運転中の通話は注意力を運転と通話
とに分散させることになり、安全運転に支障を招く結果
となる。本発明は、このような安全運転に支障がない車
載用携帯電話システムの実現を課題とする。
【0005】
【課題が解決するための手段】本発明は、車両内に設置
された携帯電話機と、前記車両の運転状態を検出する車
両運転検出手段と、前記車両運転検出手段からの検出出
力に基づき、前記車両が運転中であると判断した時には
前記携帯電話機の通話機能を自動で停止させてなる通話
機能停止手段を設けたことを特徴とする。
【0006】また、前記携帯電話機は、シリアル信号の
通信を行う携帯電話機側通信手段と、前記携帯電話機側
通信手段により通信されたシリアル信号に基づき、該シ
リアル信号が通話を保留する命令信号であることを検出
すると、相手側から着信があったときに通話を保留する
処理を行う処理手段とを備え、前記通話機能停止手段
は、前記携帯電話機側通信手段と接続され該携帯電話機
側通信手段とシリアル信号の通信を行う通話機能停止側
通信手段と、前記車両の運転状態を検出する車両運転検
出手段と、前記車両運転検出手段により前記車両が運転
中であると判断したときには通話を保留する命令信号を
前記通話機能停止側通信手段を介して前記携帯電話機側
通信手段へ出力する出力手段とを備えたものであること
を特徴とする。
【0007】また、前記通話を保留する処理は、相手側
から着信があったとき、通話に出れない旨のメッセージ
を前記相手側へ送信し、送信後、前記相手側からのメッ
セージを受信・記憶し、前記車両が運転中でないときに
該記憶したメッセージを表示または音声出力するもので
あることを特徴とする。また、前記通話機能停止手段は
前記携帯電話機を車内で搭載する搭載手段であって、該
搭載手段は、前記携帯電話機を機械的に係止する係止手
段と、前記車両の運転状態を検出する車両運転検出手段
とを備え、前記車両運転検出手段により前記車両が運転
中であると判断したときに限り前記携帯電話機を前記係
止手段により車両内に係止させ、前記車両が運転中でな
いと判断したときは前記係止手段による前記携帯電話機
の係止を解除するものであることを特徴とする。
【0008】また、前記車両運転検出手段は前記携帯電
話機と前記車両のステアリングとに運転手が接触してい
ることを検出する運転手接触検出手段であって、前記通
話機能停止手段は前記運転手接触検出手段が前記携帯電
話機と前記車両のステアリングとに運転手が接触してい
ることを検出したときに、前記車両が運転中であると判
断するものであることを特徴とする。
【0009】また、前記車両運転検出手段は前記携帯電
話機を搭載した車両の走行速度を検出する車速センサで
あって、前記通話機能停止手段は前記車速センサにより
検出された車速が所定車速以上であるときに前記車両が
運転中であると判断するものであることを特徴とする。
また、前記車両運転検出手段は前記車両を停止させるパ
ーキングブレーキの作動状態を検出するパーキングブレ
ーキ検出手段であって、前記通話機能停止手段は前記パ
ーキングブレーキ検出手段により前記パーキングブレー
キが非作動状態であることを検出したときに前記車両が
運転中であると判断するものであることを特徴とする。
【0010】また、前記車両運転検出手段は前記携帯電
話機と前記車両のステアリングとに運転手が接触してい
ることを検出する運転手接触検出手段及び前記携帯電話
機を搭載した車両の走行速度を検出する車速センサであ
って、前記通話機能停止手段は前記運転手接触検出手段
が前記携帯電話機と前記車両のステアリングとに運転手
が接触していることを検出し、且つ前記車速センサによ
り検出された車速が所定車速以上であるときに前記車両
が運転中であると判断するものであることを特徴とす
る。
【0011】また、前記車両運転検出手段は前記携帯電
話機と前記車両のステアリングとに運転手が接触してい
ることを検出する運転手接触検出手段及び前記車両を停
止させるパーキングブレーキの作動状態を検出するパー
キングブレーキ検出手段であって、前記通話機能停止手
段は前記運転手接触検出手段が前記携帯電話機と前記車
両のステアリングとに運転手が接触していることを検出
し、且つ前記パーキングブレーキ検出手段により、前記
パーキングブレーキが非作動状態であることを検出した
ときに前記車両が運転中であると判断するものであるこ
とを特徴とする。
【0012】また、前記車両の運転席以外の席に搭乗者
が着座しているか否かを検出する搭乗者検出手段を設
け、該搭乗者検出手段により搭乗者が運転席以外の席に
着座していることが検出された場合は前記通話機能停止
手段による停止動作を無効とすることを特徴とする。ま
た、前記搭乗者検出手段は前記運転席以外の席における
シートベルトの施錠の有無を検出するシートベルト施錠
センサであることを特徴とする。
【0013】また、前記通話機能停止手段は、前記携帯
電話機を搭載したまま該携帯電話機に対し充電可能な充
電手段を兼ね備えてなることを特徴とする。
【0014】
【実施例】次に本発明の第1の実施例について説明す
る。図1は第1実施例の主要回路構成を示す構成図であ
り、1は携帯電話機で、送受信回路部3、制御回路A部
4、シリアル通信用コネクタ11、充電用端子13及び
図示しない電話動作用2次電池等から構成され携帯電話
機本体の全機能を有し、一方、2は充電器で、ここに携
帯電話機1を搭載したまま充電することのできる電話機
取付けキットであり、充電用端子21、シリアル通信用
コネクタ22、充電回路部5、及び制御回路B部(CP
U)6等から構成され、前記2次電池を充電する充電電
力を供給する供給路は充電用端子13と充電用端子21
との接続によって構成され、また電話機能を制御する制
御信号(後述するシリアル通信信号、及び携帯電話機1
の車室内取り付け完了信号等)等を供給する供給路は携
帯電話機1のコネクタ11と充電器2のコネクタ22と
がシリアルケーブル7を介して接続されることにより構
成される。
【0015】送受信回路部3はアンテナ・送受信回路・
マイクロホン・スピーカ・表示器・テンキーを含めた操
作スイッチパネル等で構成され、制御回路A部4は、マ
イクロプロセッサ(マイコン)とその周辺回路とで構成
され、外部からの呼び出し受信時(着信時)のリンギン
グ制御や呼び出し表示、停車中等に車内から呼びかけ送
信時(発信時)の操作スイッチパネルの操作に応じた送
信体制の制御、そして、走行中に外部からの呼び出し受
信時には後述する「メッセージ通信」コマンドに従って
現在電話に出られないことの情報を自動で送信すること
等の信号処理を行って、走行中の運転者に対しては携帯
電話機の使用ができないような通話抑止動作、つまり、
通話保留動作を行う。これらは制御回路B部6との内部
シリアル通信の結果で信号処理を行うように構成され
る。
【0016】充電回路部5は定電流出力回路等で構成さ
れ、携帯電話機1内の2次電池を搭載車の電源+Bライ
ンから供給する電力でフローティング充電を行うように
構成され、制御回路B部6はマイクロコンピュータ(マ
イコン)とその周辺回路で構成され、搭載車の車速パル
ス信号等を受入れるための入力ポート、及び該車速パル
ス信号を検出した場合は走行中であることを判定し、走
行中のために通話を保留する旨の「メッセージ通信」コ
マンドをシリアル通信で制御回路A部4へ送出するため
のシリアル通信ポート等により構成される。
【0017】尚、前記車速パルス信号は車軸の回転に応
じて回転する多極マグネットと磁気抵抗素子とを用いた
車速センサ8から出力するので、車速パルス信号の有無
で走行中か停車中かをCPU6が判別することができ、
また別途、前記車速パルス信号に替えて、パーキングブ
レーキ信号を用いてもよい。一般にパーキングブレーキ
(PKB)スイッチ9はブレーキがかけられた状態で0
V、かけない時は+B電圧を出力するのでこれを運転
(走行)中か否かの信号に使用することができる。更に
この他、携帯電話機1と後述の車両のステアリングとに
運転手が接触していることを検出する高抵抗検出回路部
43からの運転手接触信号に基づいて車両が運転中であ
るとCPU6が判断するようにしてもよい。
【0018】尚、この「メッセージ通信」機能は元々携
帯電話機1そのものに付加されている機能であって、携
帯電話機1単独でも動作するものである。即ち、テンキ
ーにより「メッセージ通信」機能をセットすると相手側
から着信があった場合、その相手側に対して自動的に電
話に出られない旨のメッセージを出し、更に相手側の電
話番号をプッシュするように促すメッセージを出す。こ
れと共に携帯電話機側では着信ありを示す記号を携帯電
話機の表示器に示す。そして、相手側よりその番号がプ
ッシュされると携帯電話機1はこの番号情報を受信し
て、その番号を記憶しておく。その後、使用者が表示器
に表示された記号を確認したとき、所定のテンキーを操
作すると携帯電話機1は記憶した番号を読み出し表示器
に表示する。また着信日時も表示する。これにより、電
話に出られない時は、この機能を利用すれば、着信があ
った時一旦通信を保留とし、後で相手先に電話すること
ができる。また、本発明ではこの「メッセージ通信」機
能の替わりに「留守番電話」機能を用いることもでき
る。即ち、「留守番電話」機能は電話センターを介在さ
せ、相手側が上記電話番号をプッシュする替わりに音声
での留守番メッセージを電話センターを介して携帯電話
機1へ送信し、あとでその留守番メッセージが聴けるよ
うにしたものである。
【0019】また、シリアル通信用コネクタ11も元々
携帯電話機1に設けられているものであり、元来、パー
ソナルコンピュータとケーブルで接続して、パソコン通
信を行うためのものであって、このコネクタ11を介在
して、シリアルデータの送受信を行えるようにしてあ
る。一方、充電器2にも元々充電電圧を精密にコントロ
ールするための制御回路B部6が設けられており、本側
ではこのような元々存在する機能や部品を利用するもの
である。従って、ソフトウェアの追加等を行うだけで実
現することができ、コストアップを抑えるという利点も
ある。
【0020】以上の構成により、「メッセージ通信」機
能の自動設定の動作について図2を用い説明する。図に
ない車両内のアクセサリスイッチ/イグニションスイッ
チがONされると充電器2に+B電源が供給され、制御
回路A部4及び制御回路B部6の各マイコンの定期的な
動作はスタートする。先ず充電回路部2側の動作とし
て、ステップS1では、運転中か否か(パーキングブレ
ーキがかけてなく+B信号が入力しているか否か、又は
車速が零より大きいか否か、又は携帯電話機1と後述の
車両のステアリングとに運転手が接触しているか否か)
をチェックし、運転(走行)中であればステップS2へ
進み、停車中であればステップS3へ進む。ステップS
2では、「メッセージ通信」命令信号(コマンド)を制
御回路B部6のシリアル通信ポートから制御回路A部4
に送出し、ステップS3では、行われていた「メッセー
ジ通信」を解除するように解除命令信号を制御回路B部
6のシリアル通信ポートから制御回路A部4に送出す
る。ステップS4では、「メッセージ通信」には直接関
係ないが充電器の充電完了時の自動停止等を行い、ステ
ップS1に戻る。
【0021】一方、携帯電話機1側の動作として、ステ
ップS5では、制御回路A部4のシリアル通信ポートに
何らかの通信信号があるか否かをチェックし、信号があ
る場合はステップS7に進み、信号がないときはステッ
プS6に進む。ステップS6では、電話受信の監視や電
話の一般使用の動作処理を行い、ステップS7では、前
述のステップS2で送出された「メッセージ通信」を行
うための命令信号であるか否かをチェックし、「メッセ
ージ通信」命令信号であればステップS11に進み、ス
テップS11では「メッセージ通信」機能を自動でスタ
ンバイさせる(ステップS6に戻る)。その後、走行中
に着信があれば携帯電話機1は上述したようなメッセー
ジ通信機能を動作させる。
【0022】また、ステップS7で、「メッセージ通
信」命令信号ではないと判定した時はステップS8に進
み、ステップS8では前述のステップS3で送出された
「メッセージ通信」を解除する解除命令信号であるか否
かをチェックし、解除命令信号であればステップS9に
進み、ステップS9では「メッセージ通信」機能を解除
し、ステップS8で解除命令信号ではないと判定した時
はステップS10に進み、ステップS10では、一般的
な短縮ダイヤル等の命令信号の処理を行い完了する。
【0023】尚、前記車両が走行中か否かを検出する手
段として、主に車速センサから出力する車速パルス信号
が使用されるが、助手席には搭乗者の体重等で動作する
着座スイッチ(図省略)を設け、搭乗者が着座した時は
着座スイッチの開閉に応じて前記車速パルス信号が遮断
されるように構成することにより助手席に搭乗者が存在
する時は前記通話制限されず通話が可能となる。あるい
はパーキングブレーキ信号や運転者接触信号を遮断する
ようにしてもよい。また、前記着座スイッチに替えて、
助手席のシートベルトの施錠部に設けられた施錠が完了
したか否かを検出する施錠検出スイッチ(図省略)を用
いることが可能である。
【0024】以上、本実施例によれば、電話搭載車両の
走行中に外部から電話呼び出し(着信)があった場合に
運転者の通話は制限され、呼び出し音を聞くに止まり、
呼び出し元には走行中であること、即ち、電話には出ら
れないことの情報を自動で伝え、その後、必要に応じて
駐車/停車が行なわれれば着信時の電話番号表示に応じ
て安全な通話が可能となる。
【0025】次に、本発明の第2の実施例について、図
3を用い説明する。図1に示した構成と同様の回路構成
については、同一の番号を付し、詳細な説明は省略す
る。図3は携帯電話部1を置台31上に乗せて搭載車の
コンソールボックス上等に水平に取り付けた構造の側面
図と動作原理とを示した図であり、本例は走行中の車両
内においては電話機を取り上げることができないように
電話機を機械的に固定し、停車/駐車時に限定してこの
電話機の前記固定を解除するものであり、31は置台
で、プラスチック成形品又は金属プレス品で構成され、
携帯電話部1を乗せて置く台であり、また、電話部1の
一部(右側コネクタ/ケーブルの下部)と係合するよう
に構成される。32は電磁フックで電話部1の一部(左
側アンテナの下部)と係合し、コイルバネ33によって
電話部1が置台31にロックされ、また、電磁フック3
2は電磁コイル34と回動係合するように構成される。
【0026】35はコイル制御回路部でパワートランジ
スタ又はリレー等で構成されCPU6から入力する電磁
フックを制御する電磁フック制御信号で電磁コイル34
を励磁制御するように構成され、パーキングブレーキが
オフ状態、又は車速が零より大きい、又は携帯電話機1
と後述の車両のステアリングとに運転手が接触している
ことをCPU6が判断している時は電磁コイル34を励
磁せず、これ以外の状態、すなわち車両が停止/駐車状
態である時に限り図にない押しボタン等の操作が行われ
ることで電磁コイル34の励磁が可能となり、電磁フッ
ク32は矢印の方向に回動し、電話部1のロックが解除
される。
【0027】次に、本発明の第3の実施例について、図
4を用いて説明する。図4は携帯電話機部1を充電回路
部2に乗せて乗用車のコンソールボックス上等に水平に
取り付けてあり、ステアリング41の運転操作を行いな
がら携帯電話機部1に触れようとしている運転手を示す
構造の原理図である。42は運転手(人体)の導電抵抗
であり、43は高抵抗検出回路部で、導電処理が施され
たステアリング41と携帯電話機1(表面が導電処理さ
れ、ステアリング41とは絶縁されている)との間に導
電抵抗42が挿入されているか否かを検出し、導電抵抗
42を検出した時にはその情報(運転者接触信号)を制
御回路B部6に伝達するように構成される。この抵抗検
出信号に応じて制御回路B部6と前記制御回路A部4と
のシリアル通信が行われ、前述の第1実施例と同様に携
帯電話機1は通話抑止動作状態となる。本実施例によれ
ば、運転中の運転手は通話を抑止されるが、助手席の搭
乗者は通話が可能であり、助手席に特別な通話抑止解除
スイッチ等が不要となる。また、ステアリングに着眼す
ることでカーブ走行等最も危険な状態の時に通話を抑制
することができる。以上、各実施例で説明したように、
携帯電話機の搭載車が走行中においては、運転手は電話
の使用が抑止されると共に外部からの呼び出しがある場
合は走行中である旨の情報を自動で発信する車載用携帯
電話システムを実現することができる。
【0028】尚、このような通話抑止をやわらげる手段
として、運転者接触信号が検出され、且つ車速が零より
大きいときに限って、または運転者接触信号が検出さ
れ、且つパーキングブレーキが非作動(オフ状態)であ
るときに限って通話を抑止するようにしてもよい。この
ようにすれば、運転者がステアリングと携帯電話とに触
れていても、車両が走行していなければ通話することが
できる。
【0029】また、以上の実施例では車速が零であると
きのみ通話を許可するようにしたが、これに限らず、仕
様にあわせて微低速(例えば10km/h以下)の範囲
であれば通話を許可するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、携帯電話機搭載車が走行中であることを検出し、こ
の場合に運転手は電話の使用が抑止されるので、安全運
転に支障がないという基本的効果を奏する。また、外部
からの呼び出しがある場合は走行中で電話に出られない
旨の情報を自動で発信し、後で相手先のメッセージを確
認できるので、最低限の通信を損なうことなく、しかも
低コストで実現できるメリットもある。更に、助手席等
に搭乗者がいる場合はその搭乗者に対し、電話の使用が
可能となる車載用携帯電話システムの実現が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の回路構成を示す構成図。
【図2】第1実施例のメッセージ通信機能の自動設定を
示すフロー図。
【図3】本発明の第2実施例の構造を示す構造図。
【図4】本発明の第3実施例の構造を示す構造図。
【符号の説明】
1・・・・・携帯電話機 2・・・・・充電器 3・・・・・送受信回路部 4・・・・・制御回路A部 5・・・・・充電回路部 6・・・・・制御回路B部 7・・・・・シリアルケーブル 11・・・・シリアル通信用コネクタ 13・・・・充電用端子 21・・・・充電用端子 22・・・・シリアル通信用コネクタ 31・・・・置台 32・・・・電磁フック 33・・・・コイルバネ 34・・・・電磁コイル 41・・・・ステアリング 42・・・・導電抵抗(人体) 43・・・・高抵抗検出回路部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内に設置された携帯電話機と、 前記車両の運転状態を検出する車両運転検出手段と、 前記車両運転検出手段からの検出出力に基づき、前記車
    両が運転中であると判断した時には前記携帯電話機の通
    話機能を自動で停止させてなる通話機能停止手段を設け
    たことを特徴とする車載用携帯電話システム。
  2. 【請求項2】 前記携帯電話機は、シリアル信号の通信
    を行う携帯電話機側通信手段と、前記携帯電話機側通信
    手段により通信されたシリアル信号に基づき、該シリア
    ル信号が通話を保留する命令信号であることを検出する
    と、相手側から着信があったときに通話を保留する処理
    を行う処理手段とを備え、 前記通話機能停止手段は、前記携帯電話機側通信手段と
    接続され該携帯電話機側通信手段とシリアル信号の通信
    を行う通話機能停止側通信手段と、前記車両の運転状態
    を検出する車両運転検出手段と、前記車両運転検出手段
    により前記車両が運転中であると判断したときには通話
    を保留する命令信号を前記通話機能停止側通信手段を介
    して前記携帯電話機側通信手段へ出力する出力手段とを
    備えたものであることを特徴とする請求項1記載の車載
    用携帯電話システム。
  3. 【請求項3】 前記通話を保留する処理は、相手側から
    着信があったとき、通話に出れない旨のメッセージを前
    記相手側へ送信し、送信後、前記相手側からのメッセー
    ジを受信・記憶し、前記車両が運転中でないときに該記
    憶したメッセージを表示または音声出力するものである
    ことを特徴とする請求項2記載の車載用携帯電話システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記通話機能停止手段は前記携帯電話機
    を車内で搭載する搭載手段であって、該搭載手段は、前
    記携帯電話機を機械的に係止する係止手段と、前記車両
    の運転状態を検出する車両運転検出手段とを備え、前記
    車両運転検出手段により前記車両が運転中であると判断
    したときに限り前記携帯電話機を前記係止手段により車
    両内に係止させ、前記車両が運転中でないと判断したと
    きは前記係止手段による前記携帯電話機の係止を解除す
    るものであることを特徴とする請求項1記載の車載用携
    帯電話システム。
  5. 【請求項5】 前記車両運転検出手段は前記携帯電話機
    と前記車両のステアリングとに運転手が接触しているこ
    とを検出する運転手接触検出手段であって、 前記通話機能停止手段は前記運転手接触検出手段が前記
    携帯電話機と前記車両のステアリングとに運転手が接触
    していることを検出したときに、前記車両が運転中であ
    ると判断するものであることを特徴とする請求項1乃至
    請求項4記載の車載用携帯電話システム。
  6. 【請求項6】 前記車両運転検出手段は前記携帯電話機
    を搭載した車両の走行速度を検出する車速センサであっ
    て、 前記通話機能停止手段は前記車速センサにより検出され
    た車速が所定車速以上であるときに前記車両が運転中で
    あると判断するものであることを特徴とする請求項1乃
    至請求項4記載の車載用携帯電話システム。
  7. 【請求項7】 前記車両運転検出手段は前記車両を停止
    させるパーキングブレーキの作動状態を検出するパーキ
    ングブレーキ検出手段であって、前記通話機能停止手段
    は前記パーキングブレーキ検出手段により前記パーキン
    グブレーキが非作動状態であることを検出したときに前
    記車両が運転中であると判断するものであることを特徴
    とする請求項1乃至請求項4記載の車載用携帯電話シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記車両運転検出手段は前記携帯電話機
    と前記車両のステアリングとに運転手が接触しているこ
    とを検出する運転手接触検出手段及び前記携帯電話機を
    搭載した車両の走行速度を検出する車速センサであっ
    て、 前記通話機能停止手段は前記運転手接触検出手段が前記
    携帯電話機と前記車両のステアリングとに運転手が接触
    していることを検出し、且つ前記車速センサにより検出
    された車速が所定車速以上であるときに前記車両が運転
    中であると判断するものであることを特徴とする請求項
    1乃至請求項4記載の車載用携帯電話システム。
  9. 【請求項9】 前記車両運転検出手段は前記携帯電話機
    と前記車両のステアリングとに運転手が接触しているこ
    とを検出する運転手接触検出手段及び前記車両を停止さ
    せるパーキングブレーキの作動状態を検出するパーキン
    グブレーキ検出手段であって、 前記通話機能停止手段は前記運転手接触検出手段が前記
    携帯電話機と前記車両のステアリングとに運転手が接触
    していることを検出し、且つ前記パーキングブレーキ検
    出手段により、前記パーキングブレーキが非作動状態で
    あることを検出したときに前記車両が運転中であると判
    断するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項
    4記載の車載用携帯電話システム。
  10. 【請求項10】 前記車両の運転席以外の席に搭乗者が
    着座しているか否かを検出する搭乗者検出手段を設け、
    該搭乗者検出手段により搭乗者が運転席以外の席に着座
    していることが検出された場合は前記通話機能停止手段
    による停止動作を無効とすることを特徴とする請求項1
    記載の車載用携帯電話システム。
  11. 【請求項11】 前記搭乗者検出手段は前記運転席以外
    の席におけるシートベルトの施錠の有無を検出するシー
    トベルト施錠センサであることを特徴とする請求項10
    記載の車載用携帯電話システム。
  12. 【請求項12】 前記通話機能停止手段は、前記携帯電
    話機を搭載したまま該携帯電話機に対し充電可能な充電
    手段を兼ね備えてなることを特徴とする請求項1記載の
    車載用携帯電話システム。
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