JP4687594B2 - 携帯端末装置及びプログラム - Google Patents

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この発明は、装置本体に対して着脱自在に接続可能な身体装着型の外部スピーカあるいは装置本体に内蔵されている本体スピーカを出力先として選択して音響データを出力する携帯端末装置及びプログラムに関する。
従来、自動車の運転中に携帯電話装置を持たなくても通話が可能なハンズフリー装置としては、イヤホンとマイクを一体化した構成のヘッドセットと呼ばれるハンズフリー装置のほか、自動車のステアリングカバー内に配置されているマイクと自動車ドア内に配置されているスピーカとを使用するようにしたハンズフリー装置(特許文献1参照)が知られている。
この特許文献に示されているハンズフリー装置は、自動車の運転中に電話着信があった際に、携帯電話と車載ユニットとの間で電波の送受信を行い、携帯電話を中継してハンズフリー着信を実行することによって携帯電話をハンズフリー装置に接続しなくても通話を可能としたものである。
特開2001−103547号公報
ところで、近年、テレビ放送を受信して希望するチャンネルの番組内容を視聴可能なテレビ機能、ラジオ放送を受信出力するラジオ機能を備えたり、音楽ファイル/録音ファイルなどを出力するオーディオ機能を備えた携帯電話装置が普及し始めている。この場合、自動車の運転中に、携帯電話装置に接続したハンズフリー装置(ヘッドセット)を装着してそのイヤホンから音楽などを出力させていると、イヤホンによって耳孔が塞がれるほか、集中力がイヤホンに高まってしまい、例えば、他の自動車からのクラクション、緊急自動車からのサイレンなど、周囲の音が聴こえづらくなり、安全運転上の大きな問題となる。
この発明の課題は、自動車運転中にはイヤホンなどの身体装着型外部スピーカの接続有無に拘らず、装置本体に内蔵されている本体スピーカを音響データの出力先として選択できるようにすることである。
請求項1記載の発明は、装置本体に対して着脱自在に接続可能な身体装着型の外部スピーカあるいは装置本体に内蔵されている本体スピーカを出力先として選択して音響データを出力する携帯端末装置であって、自動車運転中か否かを判別する第1の判別手段と、前記外部スピーカの接続有無を判別する第2の判別手段と、前記第1の判別手段によって自動車運転中であることが判別された場合には、前記第2の判別手段による判別結果に拘らず、音響データの出力先として本体スピーカを選択し、前記第1の判別手段によって自動車運転中ではないことが判別され、かつ、前記第2の判別手段によって外部スピーカが接続されていることが判別された場合には、音響データの出力先として当該外部スピーカを選択する音響出力先選択手段とを具備したことを特徴とする。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項9記載の発明)。
なお、上述した請求項1記載の発明は次のようなものであってもよい。
前記第1の判別手段は、自動車内の車載用クレードルに装置本体が接続されたか否かに基づいて自動車運転中か否かを判別する(請求項2記載の発明)。
この場合、前記外部スピーカから音響データを出力している音響出力中において装置本体が前記車載用クレードルに接続された際に、前記音響出力先選択手段は、音響データの出力先を外部スピーカから本体スピーカに切り替えるようにしてもよい(請求項3記載の発明)。
また、本体スピーカから音響データを出力している音響出力中において装置本体が前記車載用クレードルから取り外された際に、前記音響出力先選択手段は、前記外部スピーカが接続されていることを条件に音響データの出力先を本体スピーカから外部スピーカに切り替えるようにしてもよい(請求項4記載の発明)。
前記第1の判別手段は、自動車エンジンが駆動しているか否かに基づいて自動車運転中か否かを判別する(請求項5記載の発明)。
音響データの出力開始が指示された際に、前記第1の判別手段は、自動車運転中か否かを判別し、前記第2の判別手段は、外部スピーカの接続有無を判別する(請求項6記載の発明)。
音声通話を行う音声通話手段を設け、音声通話以外の音響データの出力中に通話着信を検出した際に、前記第1の判別手段は、自動車運転中か否かを判別し、前記第2の判別手段は、外部スピーカの接続有無を判別する(請求項7記載の発明)。
この場合、音響データの出力中に通話着信を検出した際に、前記第1の判別手段によって自動車運転中であることが判別され、かつ、前記第2の判別手段によって外部スピーカが接続されていることが判別された場合に、前記音響出力先選択手段は、音響データの出力先として本体スピーカを選択すると共に、音声通話手段からの音声データの出力先として当該外部スピーカを選択するようにしてもよい(請求項8記載の発明)。
この発明は、自動車運転中にはイヤホンなどの外部スピーカの接続有無に拘らず、装置本体に内蔵されている本体スピーカを音響データの出力先として選択することができ、運転中にイヤホンなどの外部スピーカで音楽などを聴くことを禁止することによって安全運転に寄与することが可能となる。
以下、図1〜図5を参照して本発明の実施例を説明する。
この実施例は、携帯端末装置として携帯電話装置に適用した場合を例示したもので、図1は、この携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図である。
この携帯電話装置は、折り畳み式、スライド式、回転式などのように2つの筐体が開閉可能に取り付けられた構成となっており、音声通話機能、電子メール機能などのほか、テレビ放送電波を受信して出力するテレビ機能と、ラジオ放送を出力して出力するラジオ機能、音楽ファイル/録音ファイルなどを読み出して再生出力するオーディオ機能が備えられている。つまり、この実施例においては音声通話機能以外の音響出力機能として、テレビ機能、ラジオ機能、オーディオ機能が備えられている。
なお、この実施例の特徴部分を詳述する前に、この実施例のハードウェア上の構成について以下、説明しておく。
CPU1は、記憶部2内の各種のプログラムに応じてこの携帯電話装置の全体動作を制御する中核的な中央演算処理装置である。記憶部2は、内部メモリであり、プログラム領域とデータ領域とを有し、このプログラム領域には、後述する図2〜図5に示す動作手順に応じて本実施例を実現するためのプログラムが格納されている。記録メディア3は、着脱自在な可搬型メモリで、例えば、各種のデータ、プログラムのほか、音楽ファイル、録音ファイルなどを外部供給したり、記録保存するもので、スマートメディア、ICカードなどによって構成されている。メモリ4は、ワーク領域を有する内部メモリであり、必要に応じてメモリ4内の各種のデータは、記憶部2にセーブされる。
電話通信部5は、無線部を構成するアンテナに接続された送受信部(ベースバンド部)の受信側から信号を取り込んで受信ベースバンド信号に復調したのちに、音響制御部6を介して受話スピーカ7から音声出力させる。また、電話通信部5は、送話マイク8から入力された音声データを音響制御部6から取り込み、送信ベースバンド信号に符号化したのちに送受信部の送信側に与えられてアンテナから発信出力させる。一方、電子メール機能、テレビ機能によって電話通信部5を介して受信取得した表示データは、表示部9に与えられて表示出力される。
テレビ放送受信部10は、携帯電話などの携帯受信機向けの地上波デジタルテレビ放送を受信するもので、テレビ映像及び音声情報以外にも電子番組表(EPG)なども含めて受信可能である。テレビ放送受信部10は、TVアンテナに接続されていて放送信号を抽出する受信部(アナログ回路部)と、受信した放送信号をOFDM(直交周波数分割多重)復調したり、多重化されている放送信号から映像、音声、データ(文字データ)に分離して復号化したり、圧縮データの解凍などを行うデジタル回路部を有し、テレビ音響データは、音響制御部6に与えられる。また、ラジオ放送受信部11は、専用アンテナを介してラジオ放送(例えば、FM放送)を受信して復調するもので、ラジオ音響データは、音響制御部6に与えられる。
音響制御部6は、デジタル音声データをデジタル/アナログ変換したり、ユーザ操作に応じて電子ボリュームを作動させて音量レベルを調整したり、音響データの出力先として、通話用の受話スピーカ7、本体ステレオスピーカ(本体装置に内蔵されている高音圧スピーカ)12、ハンドセット20を構成するイヤホン(身体装着型の外部スピーカ)21の中から何れかのスピーカを選択して音響データを出力させる。すなわち、音響制御部6には音響データとして、電話通信部5からの音声データ、記録メディア3から読み出された音楽ファイル/録音ファイル、テレビ放送受信部10からのテレビ音響データ、ラジオ放送受信部11からのラジオ音響データが入力されており、CPU1は、後述するヘッドセット接続部13及びクレードル接続部14から検出信号に基づいて音響データの出力先を決定して音響制御部6を制御するようにしている。
ヘッドセット接続部13は、ヘッドセット(ハンズフリーセット)20が挿入接続されるジャック部を有し、ヘッドセット接続部13にハンドセット20をケーブル接続するようにしている。ヘッドセット接続部13は、CPU1からの指示に応答してヘッドセット20(イヤホン21)が接続されたか否かを検出してその検出信号をCPU1に与える。なお、ヘッドセット20は、イヤホン21とマイク22とを一体化したもので、頭部装着用であり、装置本体に対して着脱自在に接続可能となっている。そして、ヘッドセット20は、ハンズフリー通話用として使用されるほか、通話音声以外の音響(テレビ放送、ラジオ放送、音楽ファイル、録音ファイルなど)をそのイヤホン21で聴く際にも使用可能であるが、通話音声以外の音響データをイヤホン21から出力させるときには、運転中でないことが条件となる。
車載用クレードル30は、自動車内に設置されているスタンドで、自動車の電源部にケーブル接続されていると共に、起動キー操作に応じてエンジンを駆動させる電気系統にケーブル接続されている。この車載用クレードル30には、装置本体が載置(接続)された際に装置本体側の二次電池(図示せず)に充電電流を供給する充電機能のほか、エンジンの駆動状態(運転中か否か)を監視する運転監視機能が設けられている。クレードル接続部14は、車載用クレードル30に装置本体が載置(接続)されているかを検出して、その検出信号(クレードル接続信号)をCPU1に与えるほか、クレードル30の運転監視機能によって検出された検出信号(エンジン駆動信号)を取得してCPU1に与える。
キー操作部15は、押しボタン式の各種のキーを備え、ダイヤル入力、文字入力、コマンド入力などを行うもので、キー操作部15には、テレビ放送あるいはラジオ放送の受信出力をON/OFFさせるキーと、テレビ放送の録画(録音を含む)あるいはラジオ放送の録音を指示する録画/録音キー、音楽ファイル/録音ファイルの再生出力を指示する再生キーなどを有し、CPU1は、キー操作部15からのキー入力信号に応じた処理を実行する。
次にこの実施例における携帯電話装置の動作概念を図2〜図5に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施例特有の動作を実行することもできる。なお、図2〜図5は、携帯電話装置の全体動作のうち、本実施例の特徴部分の動作概要を示したフローチャートであり、この図2〜図5のフローから抜けた際には、全体動作のフロー(図示省略)に戻る。
図2は、通話音声以外の音響データの出力開始時に実行開始される携帯電話装置の動作を示したフローチャートである。
先ず、CPU1は、通話音声以外の音響データの出力開始が指示された際に、つまり、テレビ放送受信開始/ラジオ放送の受信開始/音楽ファイルあるいは録音ファイルなどの再生開始が指示された際に、ヘッドセット接続部13からの検出信号を取得してハンドセット20(イヤホン21)が接続されているか否かを判別する(ステップA1)。ここで、イヤホン21が接続されていなければ、本体ステレオスピーカ12を音響データの出力先として選択すべきことを音響制御部6に対して指示したのち、音響制御部6を介して本体ステレオスピーカ12から音響出力させる(ステップA2)。
また、装置本体にハンドセット20(イヤホン21)が接続されていれば(ステップA1でYES)、CPU1は、クレードル接続部14からの検出信号(クレードル接続信号)を取得して装置本体が車載用クレードル30に載置(接続)されているかを判別する(ステップA2)。いま、クレードル接続されていなければ(ステップA2でNO)、ハンドセット20(イヤホン21)を音響データの出力先として選択すべきことを音響制御部6に対して指示したのち、音響制御部6を介してイヤホン21から音響出力させる(ステップA4)。
また、イヤホン21が接続されている状態において(ステップA1でYES)、装置本体が車載用クレードル30に載置(接続)された際に(ステップA2でYES)、CPU1は、クレードル接続部14からの検出信号(エンジン駆動信号)に基づいてエンジンが駆動中か(運転中か)否かを判別し(ステップA3)、自動車内であってもエンジンが非駆動状態で運転していないときには(ステップA3でNO)、イヤホン21から音響出力させるが(ステップA4)、エンジンが駆動中(運転中)であれば(ステップA3でYES)、イヤホン21が接続されていても、本体ステレオスピーカ12から音響出力させる(ステップA2)。
図3は、携帯電話装置を車載用クレードル30に取り付けた際に実行開始される携帯電話装置側の動作を示したフローチャートである。
先ず、CPU1は、携帯電話装置を車載用クレードル30に取り付けることによってクレードル接続部14からの検出信号(クレードル接続信号)が“OFF”から“ON”、つまり、非接続から接続状態に変わると、通話音声以外の音響出力中であるかを判別する(ステップB1)。いま、テレビ放送出力中/ラジオ放送出力中/再生出力中でなければ、このフローから抜けるが、何れかの音響出力中であれば、ヘッドセット接続部13からの検出信号を取得してハンドセット20(イヤホン21)が接続されているか否かを判別する(ステップB2)。
ここで、イヤホン21が接続されていなければ(ステップB2でNO)、つまり、本体ステレオスピーカ12で音楽などを聴いている状態において、車載用クレードル30に接続させた際には、引き続いて音響データを本体ステレオスピーカ12から継続出力させる(ステップB4)。また、イヤホン21で音楽などを聴いている状態において、車載用クレードル30に接続させた際には(ステップB3でYES)、この音響データの出力先を本体ステレオスピーカ12に変更してイヤホン21から本体ステレオスピーカ12に切り替え出力させる(ステップB3)。
図4は、携帯電話装置を車載用クレードル30から取り外した際に実行開始される携帯電話装置側の動作を示したフローチャートである。
先ず、CPU1は、クレードル接続部14からの検出信号(クレードル接続信号)が “ON”から“OFF”、つまり、装置本体を車載用クレードル30から取り外してその接続を解除すると、通話音声以外の音響データを出力中であるかを判別する(ステップC1)。いま、音響出力中ではない場合(テレビ放送出力中/ラジオ放送出力中/再生出力中でなければ)、このフローから抜けるが、何れかの音響データの出力中であれば、ヘッドセット接続部13からの検出信号を取得してハンドセット20(イヤホン21)が接続されているか否かを判別する(ステップC2)。
ここで、イヤホン21が接続されていなければ(ステップC2でNO)、つまり、本体ステレオスピーカ12から音楽データなど出力している場合に、装置本体が車載用クレードル30から取り外されたときには、引き続いて音響データを本体ステレオスピーカ12から継続出力させるが(ステップC4)、イヤホン21が接続されていれば(ステップC2でYES)、この音響データの出力先をイヤホン21に変更して本体ステレオスピーカ12からイヤホン21に切り替え出力させる(ステップC3)。
図5は、通話着信時における携帯電話装置の動作を示したフローチャートである。
先ず、CPU1は、電話着信を検出すると、本体ステレオスピーカ12から着信音を発生出力させて着信報知を行ったのち(ステップD1)、通話開始のオフフック操作に応答して(ステップD2でYES)、通話音声以外の音響出力中であるかを判別する(ステップD3)。いま、音響出力中ではなければ、クレードル接続部14からの検出信号(クレードル接続信号)に基づいて車載用クレードル30に接続されているかを判別する(ステップD16)。ここで、車載用クレードル30に接続されていない場合(ステップD16でNO)あるいはクレードル30に接続されていても(自動車内であっても)、エンジンが非駆動状態で運転していない場合には(ステップD17でNO)、通話音声を受話スピーカ7から出力させる(ステップD19)。
また、エンジン駆動中(運転中)であれば(ステップD17でYES)、通話音声を本体ステレオスピーカ12から出力させてハンズフリー通話可能とする(ステップD18)。その後、回線が遮断されるまで通話状態となるが、オンフック操作が行われて通話終了となると(ステップD20でYES)、音響出力をその途中で停止したかを調べるが(ステップD21)、この場合、当初から音響出力を行っていないので、オンフック操作に応答して図5のフローから抜ける。
また、電話着信時に音響出力中(テレビ放送出力中/ラジオ放送出力中/再生出力中)であれば(ステップD3でYES)、CPU1は、ヘッドセット接続部13からの検出信号を取得してイヤホン21が接続されているかを判別する(ステップD4)。いま、イヤホン21が接続されていなければ、音響データは本体ステレオスピーカ12から出力されているので、この本体ステレオスピーカ12からの音響出力を通話終了まで一時停止させる(ステップD15)。
そして、車載用クレードル30に接続されているかを判別するが(ステップD16)、クレードル30に接続されていない場合(ステップD16でNO)あるいはクレードル30に接続されていても運転中でない場合には(ステップD17でNO)、通話音声を受話スピーカ7から出力させるが(ステップD19)エンジン駆動中(運転中)であれば(ステップD17でYES)、通話音声を本体ステレオスピーカ12から出力させてハンズフリー通話を行う(ステップD18)。
その後、回線が遮断されるまで通話状態となるが、オンフック操作が行われて通話終了となると(ステップD20でYES)、音響出力をその途中で停止したかを調べるが(ステップD21)、いま、電話着信に応じて本体ステレオスピーカ12からの音響出力を一時停止させている中断状態にあるので、CPU1は、オンフック操作に応答して本体ステレオスピーカ12からの音響出力を再開させたのち(ステップD22)、図5のフローから抜ける。
他方、電話着信時に音響出力中で(ステップD3でYES)、イヤホン21が接続されている場合(ステップD4でYES)、つまり、イヤホン21から音楽などを聴いている音響出力中に電話着信を受けた場合には、車載用クレードル30に接続されているかを判別する(ステップD5)。いま、クレードル30に接続されていない場合(ステップD5でNO)あるいはクレードル30に接続されていても運転中でなければ(ステップD6でNO)、イヤホン21からの音響出力を通話終了まで一時停止させたのち(ステップD7)、通話音声をイヤホン21から出力させる(ステップD8)。その後、オンフック操作が行われて通話終了となると(ステップD9でYES)、イヤホン21からの音響出力を再開させる(ステップD10)。
また、イヤホン21から音楽などを聴いている音響出力中に電話着信を受けたとき、車載用クレードル30に接続されていて運転中であれば(ステップD6でYES)、音響データの出力先を本体ステレオスピーカ12に変更してイヤホン21から本体ステレオスピーカ12に切り替え出力させたのち(ステップD11)、イヤホン21から通話音声を出力させる(ステップD12)。その後、オンフック操作が行われて通話終了となると(ステップD13でYES)、音響データを本体ステレオスピーカ12から継続出力させる(ステップD14)。
以上のように、この実施例においてCPU1は、車載用のクレードル接続部14からの検出信号に基づいて運転中か否かを判別すると共に、ヘッドセット接続部13からの検出信号に基づいてハンドセット20(イヤホン21)が接続されているか否かを判別し、運転中であれば、イヤホン21の接続有無に拘らず、テレビ放送、ラジオ放送などの音響データの出力先として本体ステレオスピーカ12を選択し、運転中ではなく、イヤホン21が接続されていれば、音響データの出力先としてイヤホン21を選択するようにしたから、運転中に音楽などをイヤホンを使用して聴くことを禁止することができ、安全運転に寄与することが可能となる。
この場合、CPU1は、音響データをイヤホン21から出力している状態において装置本体が車載用クレードル30に接続されると、音響出力先をイヤホン21から本体ステレオスピーカ12に切り替え、逆に、本体ステレオスピーカ12音響データを出力している状態において装置本体を車載用クレードル30から取り外してその接続を解除された際に、イヤホン21が接続されていれば、音響出力先を本体ステレオスピーカ12からイヤホン21に切り替えるようにしたから、クレードル接続/解除に連動して音響出力先を変更することができる。
CPU1は、クレードル接続部14からの検出信号(クレードル接続信号)のほか、車載用クレードル30によって検出された検出信号(エンジン駆動信号)に基づいて自動車運転中か否かを判別するようにしたから、運転中か否かの確実な判別が可能となる。
また、音声通話以外の音響データの出力中に通話着信を検出した際に、CPU1は、運転中であり、イヤホン21が接続されていれば、音響出力先として本体ステレオスピーカ12を選択し、通話音声の出力先としてイヤホン21を選択するようにしたから、安全運転の確保のほか、テレビ放送/ラジオ放送聴きながら通話したり、音楽などをバックグランドミュージック(BGM)的に流しながら通話を行うことが可能となる。
なお、上述した実施例においては、車載用クレードル30に設けられている運転監視機能よって検出された検出信号(エンジン駆動信号)に基づいて運転中か否かを判別するようにしたが、クレードル接続部14からの検出信号(クレードル接続信号)に基づいて運転中か否かを判別するようにしてもよい。すなわち、自動車エンジンの駆動/非駆動に拘らず、装置本体が車載用クレードル30に接続されていれば、運転中であると認識してもよい。
また、上述した図2のステップA2で“NO”と判断されるのは、携帯電話装置が自動車内に持ち込まれていない場合のほか、自動車内に持ち込んでも車載用クレードル30に接続していない場合である。このように携帯電話装置を車載用クレードル30に接続していない状態で、携帯電話装置のテレビ受信機能を起動させてテレビ放送をイヤホン21で聴きながら自動車を運転することも考えられるため、イヤホン21からの音響出力開始時に、それに先立って自動車運転中はイヤホンの使用を禁止する旨の音声メッセージをイヤホン21から案内出力するようにしてもよい。
また、上述した実施例においては、車載用クレードル30に接続することによって自動車運転中か否かを判別するようにしたが、車載用クレードル30に接続しなくても、携帯電話装置側で運転中か否かを検出するようにしてもよい。すなわち、自己の自動車のエンジン音を送話マイク8から予め集音してその特徴解析を行い、その解析結果(特徴データ)を照合用の登録データとして設定しておき、例えば、音声通話以外の音響データの出力中に、所定タイミング毎(例えば、2秒間隔)に送話マイク8から周囲音を集音しながらエンジン音に近似しているかを調べ、エンジン音に近似していれば、その特徴解析を行うと共に、その解析結果(特徴データ)と照合用の登録データとを比較することによってエンジン駆動中(運転中)か否かを判別するようにしてもよい。
その他、車載用クレードル30に接続されている状態において、所定タイミング毎に周囲をカメラ撮影して画像解析を行い、周囲の変化状態から運転中か否かを判別するようにしてもよい。また、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)受信部を備えた携帯電話装置においては、所定タイミング毎に現在位置を受信取得するほか、現在地の地図情報を取得して、位置変化と地図上の経路から運転中か否かを判別するようにしてもよい。
上述した実施例においては、ヘッドセット接続部13にハンドセット20をケーブル接続するようにしたが、ハンドセット20を無線接続するようにしてもよい。この場合、電波の送受信に応じての接続有無を判別すればよい。
また、上述した実施例において「自動車」とは、乗用車、トラックのほか、オートバイ、原動機付き自転車を含む広義の車両を意味している。
上述した実施例においては、外部スピーカとして、ハンズフリー用のヘッドセット(イヤホン)を例示したが、イヤホン単体であってもよく、また、ヘッドホンなどであってもよい。つまり、外部スピーカは、イヤホン、ヘッドホンのように身体装着型のスピーカであればよく、また、耳に装着する以外にも首などから吊り下げたり、胸元に装着する形式であってもよく、その装着方法は任意である
その他、携帯電話装置に限らず、例えば、PDA、電子カメラ、電子腕時計、音楽再生機などの携帯端末装置であっても同様に適用可能である。
携帯端末装置として適用した携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図。 通話音声以外の音響データの出力開始時に実行開始される携帯電話装置の動作を示したフローチャート。 携帯電話装置を車載用クレードル30に取り付けた際に実行開始される携帯電話装置側の動作を示したフローチャート。 携帯電話装置を車載用クレードル30から取り外した際に実行開始される携帯電話装置側の動作を示したフローチャート。 通話着信時における携帯電話装置の動作を示したフローチャート。
符号の説明
1 CPU
2 記憶部
5 電話通信部
6 音響制御部
7 受話スピーカ
9 表示部
10 テレビ放送受信部
11 ラジオ放送受信部
12 本体ステレオスピーカ
13 ヘッドセット接続部
14 クレードル接続部
15 キー操作部
21 ハンドセット
21 イヤホン
30 車載用クレードル

Claims (9)

  1. 装置本体に対して着脱自在に接続可能な身体装着型の外部スピーカあるいは装置本体に内蔵されている本体スピーカを出力先として選択して音響データを出力する携帯端末装置であって、
    自動車運転中か否かを判別する第1の判別手段と、
    前記外部スピーカの接続有無を判別する第2の判別手段と、
    前記第1の判別手段によって自動車運転中であることが判別された場合には、前記第2の判別手段による判別結果に拘らず、音響データの出力先として本体スピーカを選択し、前記第1の判別手段によって自動車運転中ではないことが判別され、かつ、前記第2の判別手段によって外部スピーカが接続されていることが判別された場合には、音響データの出力先として当該外部スピーカを選択する音響出力先選択手段と、
    を具備したことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記第1の判別手段は、自動車内の車載用クレードルに装置本体が接続されたか否かに基づいて自動車運転中か否かを判別する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  3. 前記外部スピーカから音響データを出力している音響出力中において装置本体が前記車載用クレードルに接続された際に、前記音響出力先選択手段は、音響データの出力先を外部スピーカから本体スピーカに切り替える、
    ようにしたことを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
  4. 本体スピーカから音響データを出力している音響出力中において装置本体が前記車載用クレードルから取り外された際に、前記音響出力先選択手段は、前記外部スピーカが接続されていることを条件に音響データの出力先を本体スピーカから外部スピーカに切り替える、
    ようにしたことを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
  5. 前記第1の判別手段は、自動車エンジンが駆動しているか否かに基づいて自動車運転中か否かを判別する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  6. 音響データの出力開始が指示された際に、前記第1の判別手段は、自動車運転中か否かを判別し、前記第2の判別手段は、外部スピーカの接続有無を判別する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  7. 音声通話を行う音声通話手段を設け、
    音声通話以外の音響データの出力中に通話着信を検出した際に、前記第1の判別手段は、自動車運転中か否かを判別し、前記第2の判別手段は、外部スピーカの接続有無を判別する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  8. 音響データの出力中に通話着信を検出した際に、前記第1の判別手段によって自動車運転中であることが判別され、かつ、前記第2の判別手段によって外部スピーカが接続されていることが判別された場合に、前記音響出力先選択手段は、音響データの出力先として本体スピーカを選択すると共に、音声通話手段からの音声データの出力先として外部スピーカを選択する、
    ようにしたことを特徴とする請求項7記載の携帯端末装置。
  9. コンピュータに対して、
    自動車運転中か否かを判別する機能と、
    装置本体に対して着脱自在に接続可能な身体装着型の外部スピーカの接続有無を判別する機能と、
    自動車運転中であることが判別された場合には、前記外部スピーカの接続有無に拘らず、音響データの出力先として本体スピーカを選択し、自動車運転中ではないことが判別され、かつ、前記外部スピーカが接続されていることが判別された場合には、音響データの出力先として当該外部スピーカを選択する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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