JPH07288869A - 車載用電話装置 - Google Patents

車載用電話装置

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Publication number
JPH07288869A
JPH07288869A JP6101520A JP10152094A JPH07288869A JP H07288869 A JPH07288869 A JP H07288869A JP 6101520 A JP6101520 A JP 6101520A JP 10152094 A JP10152094 A JP 10152094A JP H07288869 A JPH07288869 A JP H07288869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
front unit
call
rear unit
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP6101520A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Nakamura
英雄 中村
Toshiaki Tsuchiya
俊明 土屋
Tadashi Okamoto
正 岡本
Kentaro Shishido
謙太郎 宍戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6101520A priority Critical patent/JPH07288869A/ja
Publication of JPH07288869A publication Critical patent/JPH07288869A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車内配置が容易で車内でも車外でも使用可能
とするとともに、使用性、安全性、操作性を向上させ
る。 【構成】 車載用電話装置の外筺形状として、リアユニ
ットと着脱自在のフロントユニットを有して1DINサ
イズで形成する。フロントユニットは充電バッテリー内
蔵の携帯電話手段として形成し、またリアユニットには
充電回路手段を設ける。またリアユニットにオーディオ
機器部を搭載し、カーステレオ兼用とする。さらにリア
ユニット装着状態/取り外し状態によりフロントユニッ
トの受話スピーカの出力音量を変化させる。またハンズ
フリー通話時に外部配置された送話マイクロホンが用い
られるようにする。またリアユニット装着時と取り外し
時で照明動作を変化させる。また録音手段で通話音声を
録音可能とする。さらにオーディオスピーカで受話音声
が出力されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車搭載用の電話装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アナログセルラー方式やデジタルセルラ
ー方式として自動車電話、携帯電話が広く知られてお
り、実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来、自動車
での電話使用を考えた場合は、いわゆる自動車電話とさ
れた製品を、運転席と助手席の間のコンソールの部分な
どに装備するようにし、アンテナ等も自動車に固定し
て、自動車使用専用の電話機とするか、もしくは携帯電
話とされた製品に対応する車内配置用アクセサリー(充
電器、取付台、アンテナ等)を例えばコンソールに取り
付けて車内配置できるようにし、携帯電話を通常携帯時
と兼用して車内に持込んで使用できできるようにしてい
る。
【0004】ところが、自動車電話の設置、もしくは携
帯電話の車内配置用アクセサリーのコンソールへの設置
により、コンソールが手狭になり、快適な車内空間が阻
害されているという問題がある。また、車種によって異
なるコンソールの形状や、ユーザー毎に異なるコンソー
ルの使用状況などにより都合よく配置できない場合もあ
る。また、自動車電話として固定装備される場合は当然
車外へ持ち出して携帯電話としては使用できない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、自動車内に容易にしかも車内空間が手狭に
なることなく配置することができ、また、車内でも車外
でも使用できるようにするとともに、より使用性を向上
させることを実現する車載用電話装置を提供することを
目的とする。
【0006】このため車載用電話装置の外筺形状とし
て、リアユニットと、このリアユニットに対して着脱自
在とされるフロントユニットを有して、1DINサイズ
で形成されるようにする。そして、フロントユニット
は、充電バッテリーを内蔵した携帯電話手段として形成
されて、リアユニットに装着した状態、及び/又は取り
外した状態で、携帯電話装置として使用できるように
し、またリアユニットは、充電バッテリーに対する充電
回路手段を有し、フロントユニットが装着された状態で
充電バッテリーに対して充電動作を実行することができ
るように構成する。
【0007】また、同じく車載用電話装置の外筺形状と
して、リアユニットと、このリアユニットに対して着脱
自在とされるフロントユニットを有して、1DINサイ
ズで形成されるようにし、フロントユニットは、充電バ
ッテリーを内蔵した携帯電話として形成されて、リアユ
ニットに装着した状態、及び/又は取り外した状態で、
携帯電話装置として使用できるようにされているととも
に、オーディオ機器操作手段を設けるようにする。そし
て、リアユニットは、充電バッテリーに対する充電回路
手段が設けられて、フロントユニットが装着された状態
で充電バッテリーに対して充電動作を実行できるように
なされるとともに、オーディオ機器操作手段の操作に基
づいて、接続された複数のオーディオスピーカーから音
声出力を実行するオーディオ機器部が搭載されているよ
うにする。
【0008】また、これらの構成において、フロントユ
ニットには、リアユニットに装着した状態での通話時
と、リアユニットから取り外した状態での通話時とで、
自動的に受話スピーカ手段の出力音量を変化させる音量
制御手段が搭載されているようにする。
【0009】また、リアユニットに送話マイクロホン手
段が取り付けられて、フロントユニットが装着された状
態でフロントユニットに対して送話マイクロホン手段の
出力が供給されるようになされているとともに、フロン
トユニットには、リアユニットに装着した状態での通話
時では、リアユニット側の送話マイクロホン手段の出力
を通話送信音声とし、リアユニットから取り外した状態
での通話時では、フロントユニット内に配備されている
送話マイクロホン手段の出力を通話送信音声とするよう
に切換を行なうマイクロホン切換制御手段が搭載されて
いるようにする。
【0010】また、フロントユニットは、各種操作手段
の全部又は一部に対して照明手段を有するとともに、当
該照明手段の照明動作状態はリアユニットに対して装着
状態にあるときと取り外し状態にあるときとで変化され
るように制御を行なう照明制御手段が設けられているよ
うにする。
【0011】また、フロントユニットは、通話音声信号
をリアユニット側に供給できるように構成されるととも
に、リアユニットには、供給された通話音声を所定の記
録媒体に録音する録音手段が設けられているようにす
る。
【0012】また、リアユニットにオーディオ機器部を
有する構成において、フロントユニットは、着信音声信
号をリアユニット側に供給できるように構成されるとと
もに、リアユニットには、着信音声信号をオーディオ機
器部に供給し、接続された複数のオーディオスピーカの
一部から音声出力させるとともに、他のオーディオスピ
ーカの出力音量を低下させるように制御するオーディオ
出力制御手段が設けられているようにする。
【0013】
【作用】外筺形状を1DINサイズ(正面サイズが縦5
0mm,横178mm)とすることで、自動車のフロン
トコンソールに装備することが可能となり、また、フロ
ントユニットをリアユニットに対して着脱自在とすると
ともに、フロントユニットのみで携帯電話装置としての
構成を備えるようにしておけば、通常オーディオ機器が
取り付けられるフロントコンソールにリアユニットを固
定しておくとともに、フロントユニットを取り外して
(又はリアユニットに装着したまま)通話を行なうこと
ができ、車外に持ち出して通常の携帯電話と同様に使用
することも可能となる。
【0014】また、オーディオ機器としての構成も備え
ることにより、車内配置空間の節約になり、またオーデ
ィオ機能と電話機能の複合的な動作が容易に可能とな
る。
【0015】また、リアユニットへの装着状態/リアユ
ニットからの取り外し状態によりフロントユニットの受
話スピーカ手段の出力音量を変化させることにより、ユ
ーザーが操作することなく、装着状態での通話時(ハン
ズフリー通話時)と取り外し状態での通話時(通常通話
時)でそれぞれ好適なスピーカ音量が得られることにな
る。
【0016】また、ハンズフリー通話時にはフロントユ
ニットの送話マイクロホンでは運転者等の声の集音を良
好に行なうことができない場合があるため、外部に別に
送話マイクロホン手段を設けることが好適となるが、こ
の送話マイクロホン手段がリアユニットに接続されるよ
うにし、装着状態でのハンズフリー通話時に自動的にそ
の送話マイクロホン手段が用いられるようにすること
で、操作性及び通話性能の向上を実現できる。
【0017】また、フロントユニットにおいては、照明
手段で各種操作手段(操作キー)の内部側などから照明
を行なうことで暗所での操作の利便性や、車内における
イルミネーションとしての美観が得られるが、リアユニ
ット装着状態と取り外し状態にあるときとで照明動作を
変化させることで、携帯時(取り外し状態時)のフロン
トユニットの充電バッテリーの節約をはかることなどが
可能となる。
【0018】また、録音手段で通話音声を録音すること
ができるようにすることで、運転時の通話におけるメモ
がわりとしてなどの使用ができる。
【0019】また、着信通話音声をカーオーディオのス
ピーカ(例えば運転席に近いフロント右スピーカ)から
出力することで、装着状態での通話時に必要な大音量出
力のスピーカとして兼用できるとともに、他のスピーカ
からはそれまで聞いていた音楽などを音量をおとして出
力することで通話中のBGMとなり、快適な通話が行な
える。
【0020】
【実施例】以下、本発明の車載用電話装置として図1〜
図9を参照しながら第1〜第4の実施例を説明し、その
後、実施例として説明したものの変形例等について述べ
る。
【0021】<第1の実施例>図1〜図3により第1の
実施例を説明する。図1は車載用電話装置の外観図、図
2は内部の構成のブロック図、図3は自動車への装着状
態の説明図である。図1、図2に示されるように、この
車載用電話装置は、フロントユニット1とリアユニット
2から構成される。そしてその外筺形状は1DINサイ
ズ(正面サイズが縦50mm,横178mm)とされて
おり、図3に示すように自動車内のフロントコンソール
FCに装着されるようになされている。
【0022】フロントユニット1はリアユニット2に対
して着脱可能とされている。3はフロントユニット1を
リアユニット2から取り外す際に操作するリリースボタ
ン、4はリアユニット2側のリリースボタン3に対応し
た位置において設けられているリリーススイッチ、5は
フロントユニット1の一方の被係止部、6は可動係止
爪、7はフロントユニット1の他方の被係止部、8は係
止部である。
【0023】フロントユニット1をリアユニット2に装
着する際には、被係止部7を係止部8にあてがった状態
で、被係止部5を可動係止爪6の方向に押し付ける。詳
しい機構説明は省略するが、被係止部5を可動係止爪6
の方向に押し付けることで、被係止部5が可動係止爪6
に係止され、図1(a)のようにフロントユニット1が
リアユニット2の正面側に装着されることになる。
【0024】また、図1(a)の状態からリリースボタ
ン3を押すと、フロントユニット1の背面側からピン3
aが押し出され、リリーススイッチ4が押し込まれる。
すると内部の機構により可動係止爪6の係止方向への付
勢が解除され、被係止部5と可動係止爪6の係止状態が
解かれ、これによって図1(b)のとおり、フロントユ
ニット1をリアユニット2から取り外すことができるよ
うにされている。
【0025】9は受話スピーカ、10は送話マイクロホ
ンであり、図1(b)のようにフロントユニット1の背
面側に向かって設けられている。フロントユニット1の
背面に設けられる11はマイクロスイッチを示し、この
マイクロスイッチ11はフロントユニット1がリアユニ
ット2に装着されている際には、リアユニット2の押圧
部12により押圧されている。そして、フロントユニッ
ト1が取り外されるとマイクロスイッチ11の押圧が解
除される。即ちマイクロスイッチ11はフロントユニッ
ト1における装着/取り外しの各状態の検出機構とされ
ている。
【0026】13はフロントユニット1内に装填されて
いる充電バッテリーを示し、フロントユニット1の動作
電源となるとともに、充電バッテリー13が充電されて
いることによりフロントユニット1をリアユニット2か
ら取り外して単独で使用することができる。14はフロ
ントユニット1に設けられる電話アンテナであり、フロ
ントユニット1をリアユニット2から取り外して携帯電
話として使用する際のアンテナである。
【0027】15、16はフロントユニット1とリアユ
ニット2の間の充電電流の供給や各種信号の送受信に用
いられる接続端子部であり、フロントユニット1がリア
ユニット2に装着された状態で接続端子部15と接続端
子部16が接触するようにされている。15a,15b
と16a,16bは+及び−の充電電流端子、15c〜
15m及び16c〜16mは各種信号の送受信端子であ
る。なお、この第1の実施例としては各種信号の送受信
端子として15c,15d及び16c,16dが設けら
れるのみで、15e〜15m及び16e〜16mは後述
する第2〜第4の実施例で設けられる。
【0028】図1(a)のように、フロントユニット1
の正面側には例えば液晶パネルによる表示部(以下LC
D)17が設けられ、ダイヤル番号や短縮登録電話番
号、モード状態、動作状態、受信電界強度など、各種の
表示がなされる。また18は操作キーであり、この実施
例の場合、ダイヤルキー、オンフック通話キー、通話開
始(オフフック)キー、通話終了(オンフック)キー、
短縮ダイヤルキー、リダイヤルキー、ワンタッチダイヤ
ルキー、受話スピーカ9の音量調節キー、充電モードキ
ーなどが設けられている。
【0029】図2からわかるように、リアユニット2か
らはアンテナ線19が導出され、電話アンテナ20に接
続されている。この電話アンテナ20は自動車に取り付
けられているもので、電話アンテナ20からのライン
は、フロントユニット1がリアユニット2に装着されて
いる際は、リアユニット2を介して端子16d、15d
からフロントユニット1側においてアンテナ切換スイッ
チ33のT1 端子につながれている。上述したフロント
ユニット1に設けられている電話アンテナ14はアンテ
ナ切換スイッチ33のT2 端子に接続されている。
【0030】またリアユニット2は電源ライン21でカ
ーバッテリー22(12V直流電源)からの電源電圧が
充電回路43に供給されている。充電回路43は12V
電源電圧をフロントユニット1における動作電源電圧へ
変換して供給するとともに、フロントユニット1におけ
る充電バッテリー13に対して充電電流を供給する回路
であり、端子16a,15a、及び端子16b,15b
を介してフロントユニット1内の電源回路42に供給さ
れ、充電バッテリー13への充電が行なわれる。また、
このようにフロントユニット1がリアユニット2に装着
されているときは、フロントユニット1の動作電源とし
ては充電回路43を介して供給される電源電圧が用いら
れる。
【0031】フロントユニット1内において、23は電
話送受信動作や他の各部の動作の制御を行なうCPU
(マイクロコンピュータ)である。なお、CPU23の
マイクロコンピュータとしての各種制御動作の実行の際
に必要なRAM、レジスタ、プログラムROM、インタ
ーフェース部などのハード構成については図示を省略し
ている。
【0032】またフロントユニット1内には、デジタル
セルラー方式の携帯電話としての回路部が搭載されてい
る。即ち、通話時においては、送話マイクロホン10か
らの音声信号はマイクアンプ24で増幅された後、A/
D変換器25でデジタル信号に変換され、符号化/復号
化処理部26に供給されて符号化処理(音声コーデック
処理)が実行される。
【0033】27はフレーム処理としてのTDMA(時
分割多重化)処理を行なうTDMA処理部であり、CP
U23の制御に基づいて処理が実行される。TDMA処
理が施された信号はデジタル変復調部に供給される。即
ち、差動符号化/復号化処理部28で差動符号化処理が
施され、D/A変換器29でアナログ信号とされる。そ
して直交変調器30でπ/4シフトQPSK変調が行な
われる。
【0034】このようにデジタル変調された信号は線形
電力増幅器等を備えたRF部31に供給され、送信信号
として処理され、アンテナスイッチ32のTT 端子を介
してスイッチ33に供給される。アンテナスイッチ32
は通話中に送信フレーム期間と受信フレーム期間で高速
に端子TT と端子TR が切り換えられるもので、その制
御はCPU23によってなされる。
【0035】またアンテナ切換スイッチ33は上述した
ように端子T1 に電話アンテナ20が、また端子T2
電話アンテナ14が接続されるもので、CPU23によ
って接続端子の切換制御が行なわれる。即ち、マイクロ
スイッチ11の状態によりCPU23が、フロントユニ
ット1がリアユニット2に装着されていることを検出し
ているときはアンテナ切換スイッチ33は端子T1 に設
定され、自動車に取り付けられている電話アンテナ20
が使用されるようになされる。また、フロントユニット
1がリアユニット2から取り外されているときは、CP
U23はアンテナ切換スイッチ33をT2 端子に接続し
ており、電話アンテナ14が送受信に用いられるように
している。
【0036】電話アンテナ14又は20によって受信さ
れた信号はアンテナスイッチ32のTR 端子を介してR
F部31に供給される。そしてRF部31の出力は同期
検波器34で同期検波された後、A/D変換器35でデ
ジタル信号とされ、差動符号化/復号化処理部28で差
動復号処理が施されてTDMA処理部27に供給され
る。
【0037】TDMA処理部27で取り出された受信デ
ータは符号化/復号化処理部26で復号及びエラー訂正
処理がなされて、D/A変換器36でアナログ信号に変
換される。そして音量制御部37で操作キー18による
ユーザーの音量操作に応じてCPU23によってレベル
調整され、パワーアンプ38を介して受話スピーカ9か
ら音声として出力されることになる。
【0038】上述したようにフロントユニット1の前面
に設けられる各種の操作キー18の押圧情報はコマンド
デコード部39で操作情報にデコードされ、CPU23
に供給される。CPU23はその操作情報に応じて、ダ
イヤル発信、送受信動作、リダイヤル発信、短縮ダイヤ
ル発信、ワンタッチダイヤル発信、表示モード変更、充
電モード切換、受話スピーカ9の出力音量調整などの制
御を行なうことになる。
【0039】40は表示ドライバであり、CPU23か
らの表示データに基づいてLCD17における表示動作
を実行させる。41は短縮ダイヤル、ワンタッチダイヤ
ル等のダイヤル番号を登録するメモリであり、CPU2
3は、ユーザーの短縮ダイヤル発信、ワンタッチダイヤ
ル発信の操作に応じて該当するダイヤルナンバをメモリ
41から読み出し、そのダイヤルナンバの発信動作を実
行させる。
【0040】また、CPU23からは端子15c,16
cを介してリアユニット2の充電回路43に制御信号を
供給している。この実施例では充電バッテリー13に対
してトリクル充電動作と急速充電動作が実行できるよう
になされ、ユーザーがその充電モードを選択することが
できるようになっている。
【0041】フロントユニット1がリアユニット2に装
着されている際、通常は常に微小な充電電流を充電バッ
テリー3に与えるというトリクル充電を行なっている。
このようにトリクル充電を行なうことにより、いつフロ
ントユニット1を取り外しても充電バッテリー13は十
分な充電状態になっていることになる。ところが充電バ
ッテリー13を使い切った状態からフル充電状態にまで
充電を行なうには、トリクル充電では例えば24〜48
時間という長時間が必要であり、例えば長時間フロント
ユニット1を携帯して使用していてバッテリーがカラと
なった後、またすぐに使用したいという場合に対応でき
ない。そこで、このような場合、ユーザーが急速充電モ
ードと操作することに応じて、CPU23は充電回路4
3に比較的大電流となる充電電流を発生させるように制
御し、例えば10分〜1時間程度で充電が完了する急速
充電を行なわせるようにしている。なお、充電バッテリ
ー13の端子電圧についてはCPU23が監視してお
り、その電圧値に応じて充電回路43からの充電電流の
コントロールを行っている。例えばトリクル充電時や急
速充電時の充電電流量や充電動作の終了の制御、さらに
充電バッテリー13の端子電圧の低下による充電開始制
御等を行う。
【0042】44は例えば操作キー18の一部又は全部
に対して配される照明部であり、例えば操作キー18が
透明又は半透明の樹脂で形成されてその背部に照明が配
置されて、操作キー18を発光させるようにしている。
例えばダイヤル操作キーの各数字が光っているようにす
ることにより、車内が暗い場合や、携帯時に暗所でダイ
ヤル操作するような場合に好適となる。また、車内にお
いてイルミネーションとしての美観も得られる。照明部
44の照明動作はCPU23によって制御される。
【0043】以上のように構成されている本実施例の車
載用電話装置では、次のような各種動作が行なわれるこ
とになる。
【0044】まず、電話装置としては、フロントユニッ
ト1をリアユニット2から取り外して通話を行なう通常
の携帯電話と同様の通話動作と、例えば運転中などにフ
ロントユニット1をリアユニット2に装着したままのい
わゆるハンズフリー通話による通話動作が実行される。
【0045】上記したようにフロントユニット1がリア
ユニット2に装着されている際はアンテナ切換スイッチ
33がT1 端子に接続されているため、例えば自動車の
外部に装備されている電話アンテナ20により、着信及
びハンズフリー発信が行なわれる。
【0046】着信時やハンズフリー発信の後の回線接続
時にユーザーがフロントユニット1を取り外せばアンテ
ナ切換スイッチ33がT2 端子に切り換えられ、電話ア
ンテナ14による送受信で通話が実行される。もちろん
フロントユニット1を取りはずして携帯しているような
場合も、電話アンテナ14により発信/着信及び通話を
実行できる。また、着信時などにフロントユニット1を
取り外さなくとも、ハンズフリー操作を行なうことによ
り回線が接続され、ハンズフリー通話ができることにな
る。そして、フロントユニット1のリアユニット2への
装着時には電話アンテナ20を用いるようにすること
で、電話アンテナ14を使用する場合より良好な送受信
を行なうことができる。
【0047】このように本実施例は、従来の自動車電話
機及び携帯電話機を兼ね備えた電話装置となる。そして
1DINサイズで形成されて図3のように車内のフロン
トコンソールFCに配備することができるため、例えば
運転席と助手席の間のコンソールなどに配置することに
よって車内の空間が手狭になったり、場合によっては運
転の邪魔になるような位置に配置しなければならないと
いうこともない。
【0048】また、リアユニット2側に充電回路43を
備え、フロントユニット1をリアユニット2に装着した
際に充電が行なわれるようにすることで、小型とならざ
るを得ないフロントユニット1内の実装スペース負担を
軽くすることができ、フロントユニット1に携帯電話と
して必要な構成を容易に実装できる。また、充電装置を
別体アクセサリー的に設ける必要もなく、車内配置スペ
ースの有効利用につながる。さらに、上述のとおり、ト
リクル充電と急速充電を使い分けることにより、フロン
トユニット1の単独使用状況に応じて好適な充電が行な
われる。
【0049】また、操作キー18に対応して照明部44
が設けられているが、CPU23はマイクロスイッチ1
1からの情報によりフロントユニット1がリアユニット
2に装着されていることを検出しているときは、常時、
照明部44を発光させておくことにより、車内の美観を
高めることができ、また、フロントユニット1が外され
たことを検出したら、使用時(通話開始キーが押された
場合)のみ照明動作を実行させて、ユーザーがダイヤル
操作等のキー選択をやりやすいようにするとともに、回
線接続後の通話時や使用していない時などは照明部44
の動作を停止させることで、充電バッテリー13の消費
電力を減らし、より長時間の単独使用を実現することが
できる。
【0050】<第2の実施例>図4及び図5により本発
明の第2の実施例を説明する。、なお、この第2の実施
例から後述する第4の実施例の説明においては、既に説
明済の実施例と同一の構成部分については同一符号を付
し、重複説明を避ける。また、各実施例はいづれも1D
INサイズとして形成され、図3のようにフロントコン
ソールFCに配備できるものである。
【0051】図4は第2の実施例の車載用電話装置の外
観図、図5はその回路構成のブロック図である。この実
施例の場合、操作キー8としては上記第1の実施例と同
様の操作キーの他、通話音声を録音したい際にユーザー
が操作する録音キー、及び録音した通話音声を再生させ
たい場合に用いる再生キーや、再生サーチキーが設けら
れている。
【0052】図4(a)からわかるようにフロントユニ
ット1において受話スピーカ9及び送話マイクロホン1
0は、フロントユニット1の前面側に向かって設けられ
ている。これはハンズフリー通話時において受話スピー
カ9からの音声を良好に聞けるように配慮したものであ
り、また、フロントユニット1の単独使用時に用いる送
話マイクロホン10は、受話スピーカ9が前面側に向く
ことに対応して前面向きとされる。
【0053】47はハンズフリー通話時に使用される送
話マイクロホンであり、コード48によりリアユニット
2から接続されている。この送話マイクロホン47は運
転中などにドライバーがその姿勢のままで話す言葉を良
好に集音できるように、ハンドルの中央部分やサンバイ
ザーなどに取り付けられることが好適である。
【0054】図5に示されるように、コード48でリア
ユニット2に供給される送話マイクロホン47からの音
声信号は、フロントユニット1の装着時において端子1
6e,15eを介してマイクスイッチ51のT1 端子に
供給されるようになされている。フロントユニット1内
に設けられる送話マイクロホン10からの音声信号はマ
イクスイッチ51のT2 端子に供給される。マイクスイ
ッチ51の切換制御は、CPU23がマイクロスイッチ
11からの情報に基づいて行なうもので、即ち、フロン
トユニット1をリアユニット2に装着するとT1 端子が
接続され、フロントユニット1を取り外すとT2 端子が
接続される。
【0055】図4に示す45は例えば赤外線伝送方式に
よるリモートコマンダー、46は受光部を示し、例えば
後部座席側からでも容易に操作ができるようにされてい
る。受光部46では受光した赤外線が電気信号に変換さ
れ、コマンドデコード部39で復調されて、操作情報と
してCPU23に供給される。
【0056】また、リアユニット2にはメモリコントロ
ーラ49及びRAMボード等の固体メモリ50が配備さ
れている。そして、メモリコントローラ49には電話装
置としての回路部からの通話音声信号が供給され、これ
を固体メモリ50に記憶させることができるようになさ
れる。即ち、受話音声については符号化/復号化処理部
26の出力であるデジタル音声データがミキサ87に供
給され、また送話音声についてはA/D変換器25の出
力であるデジタル音声データがミキサ87に供給され、
ミキサ87で送信及び受信音声データが混合されて端子
15f,16fを介してメモリコントローラ49に供給
されるようにされている。
【0057】また、固体メモリ50から読み出した音声
データは、メモリコントローラ49から端子16g,1
5gを介して再生スイッチ52の端子TPBに供給され
る。再生スイッチ52はユーザーが再生キーを押して再
生を実行する場合のみCPU23によって端子TPBが接
続されるように制御され、それ以外のときは端子TNR
接続されて、通常の電話回路として符号化/復号化処理
部26の出力をD/A変換器36に供給するようにして
いる。
【0058】固体メモリ50に対する録音/再生制御は
CPU23によってなされる。即ち端子15m,16m
を介してCPU23からメモリコントローラ49に制御
信号が供給され、メモリコントローラ49はその制御信
号に応じて書込/読出動作、書込/読出アドレス発生動
作等を行なうことになる。
【0059】例えば通話中にユーザーが録音キーを操作
すると、CPU23はそれに応じてメモリコントローラ
49に書込動作を実行させる。即ちメモリコントローラ
49はミキサ87から供給される音声データを固体メモ
リ50の所定のアドレスに記憶させていく動作を実行す
る。
【0060】また、ユーザーが再生操作を行なったらC
PU23は再生スイッチ52をTPB端子に設定するとと
もに、メモリコントローラ49に対して固体メモリ50
からの音声データの読出動作を実行させる。すると、読
み出された音声データは再生スイッチ52を介してD/
A変換器36に供給されてアナログ音声信号とされ、受
話スピーカ9から音声として出力されることになり、即
ちユーザーが再生音声を聞くことができる。さらに、再
生サーチキーが押された場合は、CPU23はメモリコ
ントローラ49に対して読出アドレスを変更させる(つ
まり再生位置の頭出しを実行させる)制御を行ない、ユ
ーザーが聞きたい音声をサーチさせることになる。
【0061】またこの実施例ではパワーワンプ38の前
段にアッテネータ54及び音量切換スイッチ53が設け
られている。音量切換スイッチ53は、CPU23がマ
イクロスイッチ11の状態によるフロントユニット1の
リアユニット2に対する装着/非装着の検出に応じて切
換制御するもので、装着時にはT1 端子が、また取り外
されている際にはT2 端子が接続される。T1 端子が接
続されているときは、音声信号はアッテネータ54をバ
イパスされてパワーアンプ38に入力され、またT2
子が接続されているときは、音声信号はアッテネータ5
4で所定レベル減衰されてパワーアンプ38に供給され
る。
【0062】この実施例では、上記第1の実施例で実現
可能な動作に加えて、次のような動作が実現されること
になる。まず、ハンズフリー通話に対して非常に好適と
なる。即ち、ハンズフリー通話時にはフロントユニット
1の前面側に向いた受話スピーカ9によって、通話相手
の話し声が出力されるとともに、この時の音声信号はア
ッテネータ54をバイパスした或る程度大きい音量で出
力されるため、運転者等が通話相手の話し声を良好に聞
くことができる。
【0063】また、運転者等の話し声はサンバイザー等
に装着される送話マイクロホン47によって良好に集音
され、マイクスイッチ51のT1 端子から電話回路とし
ての送信系に入力されるため、送話信号も好適なレベル
となり、特に運転者にとっては通常の運転姿勢のまま快
適な通話を行なうことができることになり、運転中の安
全性も向上される。
【0064】さらに、フロントユニット1を取り外して
通話を行なう場合は、受話音声信号はアッテネータ54
で減衰されて音量レベルが下げられるため、受話スピー
カ9の出力音量は耳元にあてがう受話スピーカとしての
適度な音量となり、特にハンズフリー通話時と通常通話
時とで手動でスピーカ音量調整をしなくてもよく、使用
性は非常に向上される。
【0065】また、上述のとおり固体メモリ50に通話
音声を録音し、所望の時点で再生することができるた
め、例えば通話内容をメモをとっておくことができない
運転中でも、固体メモリ50をメモがわりに使用でき、
使用性及び運転時の安全性を向上させることができる。
【0066】さらに、リモートコマンダー45による操
作により、例えばダイヤル操作などを後部座席の人が行
なうことも容易となる。
【0067】<第3の実施例>図6,図7により第3の
実施例を説明する。この実施例はリアユニット2におい
てカーステレオとしてラジオチューナ及びカセットテー
ププレーヤの機能を搭載した例である。図6はこの実施
例の車載用電話装置の外観図、図2は内部の構成のブロ
ック図である。
【0068】この場合、図6のようにフロントユニット
1の正面側に設けられる操作キー18としては、上記第
1の実施例と同様に各種電話機能のための操作キーに加
え、カーステレオ機能に対応する操作キーとして、ラジ
オチューナに対する選局キー、カセットテーププレーヤ
の再生/早送り/巻き戻し/停止/イジェクトなどの動
作を実行させるための操作キー、カーステレオとしての
オーディオ音声信号の音量レベル/イコライジング/エ
フェクト等の操作キー、動作モードとしてチューナ動作
/カセットテーププレーヤ動作を切換えるファンクショ
ンキーなどが設けられている。またさらに、ハンズフリ
ー通話時において受話音声をオーディオスピーカから出
力するようにする操作キーも設けられている。
【0069】外観としては上記第2の実施例の車載用電
話装置とほぼ同様であるが、フロントユニット1をリア
ユニット2に装着したままの状態でもカセットテープの
挿脱ができるようにフロントユニット1にカセット孔5
5が設けられ、またリアユニット2側にはカセット孔5
5に対応する位置にカセットローディング部56が設け
られている。なお、必ずしもフロントユニット1にカセ
ット孔55を設けなくともよく、例えばフロントユニッ
ト1をリアユニット2に装着したまま回動できるように
してカセットテープを出し入れ可能とすることもでき
る。
【0070】また、LCD17では、電話動作に関する
表示だけでなく、カーステレオ動作に対応する各種表示
も実行される。
【0071】リアユニット2にはアンテナ線57によ
り、例えば自動車の外部に取り付けられているFM/A
Mアンテナ58が接続されている。またリアユニット2
からはカーステレオのスピーカライン59,60,6
1,62により、車内のフロント左右及び後部座席の後
方左右等に配されているオーディオスピーカ63,6
4,65,66が接続されている。例えば、63は運転
席の脇に配されるフロントRスピーカ、64は助手席の
脇に配されるフロントLスピーカ、65は後部座席後方
右側に配されるリアRスピーカ、66は後部座席後方左
側に配されるリアLスピーカとする。
【0072】67はFM/AM放送を受信し、復調して
音声信号を出力するチューナ、68はカセットテープの
再生音声信号を出力するカセットテーププレーヤであ
る。また69はファンクションスイッチであり、チュー
ナ受信モード時にはTTN端子が、カセット再生モード時
にはTCT端子が選択される。
【0073】70は受信音声又はカセット再生音声の処
理を行なうオーディオ回路部であり、例えばA/D変換
器70a、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)70
b、D/A変換器70c等が設けられている。オーディ
オ回路部70ではチューナ67又はカセットテーププレ
ーヤ68から供給されたモノラル又はステレオ音声信号
を一旦デジタル信号化し、DSP70bで各種処理を行
なう。例えばサラウンド処理、イコライジング処理、レ
ベル設定処理、エコー/リバーブ処理などの各種処理が
可能である。
【0074】DSP70bで例えば4チャンネル化処理
された信号はD/A変換器70cでアナログ信号に変換
され、それぞれパワーワンプ73,74,75,76で
増幅されてオーディオスピーカ63,64,65,66
に供給され、音声出力される。
【0075】71はこれらのカーステレオとしての構成
部に対する制御を行なうマイクロコンピュータ(CP
U)であり、このCPU71には、端子15h,16h
を介してフロントユニット1側からの操作キー18やリ
モートコマンダー45による操作情報、即ちコマンドデ
コード部39の出力が供給されるようになされている。
【0076】そして、CPU71は供給された操作情報
に応じて、チューナ67の選局動作、カセットテーププ
レーヤ68の再生/早送り/巻き戻し/停止/イジェク
トなどの各動作、ファンクションスイッチ69の切換動
作、DSP70bでの各種処理動作等を制御することに
なる。
【0077】また、CPU71はこれらの部位のカース
テレオとしての動作に応じて、音量レベル表示、イコラ
イジング表示、再生/早送り等の動作状態、選局周波
数、モード状態などの各種表示データを発生させ、端子
16j,15jを介して表示ドライバ40に供給してお
り、従って表示ドライバ40ではフロントユニット1側
のCPU23による電話動作に関する表示データと、C
PU71からのカーステレオ動作に関する表示データを
同時に、もしくはそのときの動作モード(例えば電話モ
ードか否か等)に応じて、LCD17での表示を実行さ
せている。
【0078】また、フロントRスピーカ63に対する音
声信号ラインにおいてパワーアンプ73の前段には拡声
スイッチ72が設けられ、チューナ受信時又はカセット
テープ再生時には拡声スイッチ72はTAU端子が接続さ
れているため、オーディオ処理部70からの信号は端子
AUを介してパワーアンプ73に供給される。端子TTL
には、端子15i,16iを介して受話切換スイッチ7
7の端子T3が接続されている。
【0079】受話切換スイッチ77は、上記第2の実施
例における音量切換スイッチ53と同様に端子T1 ,T
2 が切換えられることにより、アッテネータ54のバイ
パス/挿入が切換えられ、ハンズフリー通話時と通常通
話時での受話スピーカ9の出力音量を自動的に変化させ
るものであるが、ハンズフリー通話時においては、ユー
ザーが受話音声のオーディオスピーカ出力を行なわせる
操作がなされたことに応じてCPU23は受話切換スイ
ッチ77を端子T3 に切り換えることも行なう。また、
同時にその操作に応じてCPU71は拡声スイッチ72
をTTL端子に切り換える。
【0080】すると、通常、受話スピーカ9に供給され
ている音声信号は受話切換スイッチ77のT3 端子か
ら、端子15i,16iを介して拡声スイッチ72の端
子TTLに供給され、パワーアンプ73を介してフロント
Rスピーカ63から出力されることになる。
【0081】以上のように構成されている本実施例の車
載用電話装置では、第1の実施例と同様の動作に基づく
使用態様の実現やその他の効果に加え、第2の実施例と
同様にアッテネータ54のバイパス/挿入、使用する送
話マイクロホン10,47の切換による、使用性の向上
が促進されるほか、さらに次のような利点が生じるもの
となる。
【0082】まず、電話装置とカーオーディオを一体化
することにより、別体のカーステレオ(例えば1DIN
サイズ)は不要となり、自動車内の配置スペースを有効
に利用できる。例えばフロントコンソールに1DIN分
の装置しか装着できない自動車であっても、カーステレ
オと電話の両方を装備できることになる。さらに、カー
ステレオと電話装置の連係動作が容易に可能となる。
【0083】例えば上記のようにオーディオ用のパワー
の大きいスピーカから受話音声を聞くことができるよう
になり、特にフロントRスピーカ63から受話音声を出
力することにより、運転者にとっては通話の聞き取り状
態が非常に良好となる。また本実施例では、このよう
に、フロントRスピーカ63から受話音声を聞くように
したときは、もし、その通話する時点でカセットテープ
の再生又はラジオ受信が行なわれていたとしたら、CP
U71は他のスピーカ64,65,66の音量を所定レ
ベル低下させ、ステレオ音楽が通話中のBGMとして聞
こえるように処理を行なっている。
【0084】スピーカ64,65,66の音量制御は例
えばDSP70bによる信号処理で実現できるし、場合
によってはパワーアンプ(73〜76)の前段に配され
るアナログ信号段階でのボリューム部を配し、これを制
御するようにしてもよい。なお、通話開始とともに、オ
ーディオ音声出力にミュートをかけるような処理を行な
うようにすることもできる。
【0085】また、この実施例の構成では、受話音声は
フロントRスピーカ63から出力されるようにしている
が、他のオーディオスピーカに設定したり、或はユーザ
ー操作に応じて受話音声が出力されるオーディオスピー
カを選択可能とすることもできる。例えば助手席の人が
通話を行う場合は、フロントLスピーカ64から受信音
声を出力させるようにしてもよい。もちろん選択される
オーディオスピーカは1つであることに限らず、複数の
オーディオスピーカから受話音声を出力するようにして
もよい。
【0086】また、この実施例ではカーステレオ音声の
ソースとしてチューナ67とカセットテーププレーヤ6
8をあげているが、CDプレーヤやミニディスクプレー
ヤ、CATプレーヤなどをリアユニット2に搭載しても
よいことはいうまでもない。さらに8mmVTRのよう
な映像/音響機器であってもよい。
【0087】<第4の実施例>図8及び図9により本発
明の第4の実施例を説明する。、図8は第4の実施例の
車載用電話装置の外観図、図9はその回路構成のブロッ
ク図である。この実施例は上記各種実施例の機能に加え
てさらにナビゲーションシステムを拡張的に接続して連
係動作を実行させることができるものであり、またカー
ステレオとしてミニディスクプレーヤ/レコーダを搭載
しており、さらにこのミニディスクプレーヤ/レコーダ
を利用して通話音声を録音/再生できるようにするもの
である。
【0088】この場合、操作キー18としては上記第
1,第2の実施例と同様の操作キーの他、カーオディオ
としてのミニディスクプレーヤ/レコーダの動作及びオ
ーディオ処理部70の処理などの操作キー、電話動作時
の各種表示を外部モニタに実行させるための操作キーな
どが設けられている。
【0089】外観としては上記第3の実施例の車載用電
話装置とほぼ同様であるが、フロントユニット1をリア
ユニット2に装着したままの状態でもミニディスクの挿
脱ができるようにフロントユニット1にディスク孔78
が設けられ、またリアユニット2側にはディスク孔78
に対応する位置にディスクローディング部79が設けら
れている。なお、この場合も必ずしもフロントユニット
1にディスク孔78を設けなくともよく、例えばフロン
トユニット1をリアユニット2に装着したまま回動でき
るようにしてミニディスクを出し入れ可能とすることも
できる。
【0090】80は操作手段の1つとしてのロータリー
エンコーダであり、ミニディスク再生等の動作やナビゲ
ーションシステム動作、及び電話の際の登録されている
ダイヤル発信番号の選択操作などができるようにされて
いる。ロータリーエンコーダ80はライン81によりリ
アユニット2に接続され、その出力はコマンドデコード
部81で操作情報にデコードされてCPU71に入力さ
れる。
【0091】83はミニディスク記録/再生部であり、
音声圧縮/伸長処理部、EFM/CIRC処理部等が設
けられてミニディスクの再生信号及び記録信号処理がな
される。84はミニディスク85に対して再生及び記録
動作を行なう光磁気ヘッドである。
【0092】ミニディスク記録/再生部83からの再生
デジタル信号はオーディオ処理部70に供給されてDS
P70bによって処理され、D/A変換器70cでアナ
ログ信号とされて、上記第3の実施例の場合と同様にオ
ーディオスピーカ63,64,65,66から出力され
る。またミニディスク記録/再生部83に対しては、通
話音声、即ち受話音声と送話音声がミキサー87を介し
て供給され、これをミニディスク85に録音できるよう
になされている。
【0093】88はナビゲーションコントローラであ
り、89はその制御部としてのCPUである。90はナ
ビゲゲーションコントローラ88により地図などの表示
を行なうモニタ、91はGPSアンテナ、92はGPS
受信機、93は地図情報等が記録されたCD−ROMを
再生するCD−ROMドライバである。
【0094】ここで82はバスラインを示し、フロント
ユニット1とリアユニット2の間では端子15k,16
kを介してCPU23とCPU71がバスライン82で
接続されている。また、CPU23,CPU71に対し
て、ナビゲーションコントローラ88のCPU89も接
続されている。このバスライン82により、CPU2
3,CPU71,CPU89の間で、操作情報(操作キ
ー18,リモートコマンダー45,ロータリーエンコー
ダ80による操作情報)や、各種表示データ(LCD1
7に対する表示データやモニタ90に対する表示デー
タ)、各種制御データ等の授受が実行され、各部に対す
る連動制御が実行できるようになされている。
【0095】この実施例では、上記第1〜第3の実施例
で実現可能な動作に加えて、さらに広範な動作が実現さ
れることになる。即ち、ナビゲーションシステムにおけ
るモニタ90を利用することにより、ダイヤル発信時に
メモリ41に登録されているダイヤル番号をモニタ90
に一覧表時させ、ロータリーエンコーダ80を操作して
発信するダイヤル番号を選択することも可能となる。も
ちろんオーディオ操作時の操作状況や受話音声のオーデ
ィオスピーカ63からの出力及びその際の他のオーディ
オスピーカの音量の設定操作などについても、比較的大
きい画面であるモニタ90を利用することで、操作性の
向上を促すことができる。
【0096】また、通話音声の録音媒体としてミニディ
スクを搭載していることにより、より長時間分の録音が
可能となり、また再生アクセスも容易であることから通
話メモとしての機能も向上される。
【0097】<各種変形例>以上第1〜第4の実施例を
説明してきたが、これらの実施例に上げた各種機能部位
は、選択的に複合させて電話装置として構成できること
はいうまでもない。さらに、ナビゲーションシステム以
外にも他の機器を接続して拡張的なシステムを構築する
こともできる。例えばファクシミリ、プリンタ、パーソ
ナルコンピュータ、モデム等を接続して画像通信を行な
うようにしてもよい。また第4の実施例のようにミニデ
ィスクプレーヤ/デコーダを搭載する場合は、その記録
容量が大きいことを利用して通信画像データの記録を行
なうようにしてもよい。また、CDチェンジャープレー
ヤなどの外部オーディオ機器や、テレビジョンチュー
ナ、VTRなどの映像機器を接続することも当然考えら
れる。
【0098】また、電話装置としては、リアユニット2
側に音声合成手段を配し、例えば発信ダイヤルの選択操
作に応じてダイヤル番号の表示だけでなくその番号を音
声で出力させることなどにより、運転者の表示確認動作
を最小限とすれば、運転中の安全性はより向上される。
【0099】また、ハンズフリー通話時に用いるマイク
ロホンやスピーカの例として実施例について各種述べた
が、さらにヘッドホン形態のスピーカ及びマイクロホン
を有線又は無線接続してハンズフリー通話などで使用で
きるようにすることも考えられる。
【0100】また、上記実施例の場合は、通話音声を録
音できるのはハンズフリー通話時のみとなってしまう
が、通話音声及び操作情報を赤外線や電波でフロントユ
ニット1側からリアユニット2側に伝送するようにする
ことにより、フロントユニット1を単独で使用して通話
しているときでも、その音声の録音できるようになる。
【0101】また、実施例における各部の構成は同機能
の他の手段に置き換えることができることはいうまでも
ない。例えば表示部は液晶パネルに限定されない。ま
た、実施例ではデジタルセルラー方式の電話の回路構成
を示したがアナログセルラー方式としても当然本発明を
実現できる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように本発明の車載用電話
装置は、外筺形状を1DINサイズとすることで、自動
車のフロントコンソールに装備することが可能となり、
また、フロントユニットをリアユニットを着脱自在とす
るとともに、フロントユニットのみで携帯電話装置とし
ての構成を備えるようにしているため、通常オーディオ
機器が取り付けられるフロントコンソールにリアユニッ
トを固定しておくとともに、フロントユニットを取り外
して(又はリアユニットに装着したまま)通話を行なう
ことができ、車外に持ち出して通常の携帯電話と同様に
使用することも可能となる。即ち、自動車電話機として
の使用態様と携帯電話機としての使用態様とを複合的に
実現できる汎用的な電話装置となり、利便性は格段に向
上するという効果があるとともに、車内において配置が
邪魔になることや空間の浪費を生じさせないという効果
もある。また、オーディオ機器としての構成も備えるこ
とにより、車内配置空間のより一層の節約になり、オー
ディオ機能と電話機能の複合的な動作が容易に可能とな
る。
【0103】また、リアユニット装着状態/取り外し状
態によりフロントユニットの受話スピーカ手段の出力音
量を変化させることにより、ユーザーが操作することな
く、いわゆるハンズフリー通話時と通常通話時でそれぞ
れ好適なスピーカ音量が得られ、操作性が向上される。
【0104】さらに、ハンズフリー通話時に使用される
送話マイクロホン手段をリアユニットに接続し、ハンズ
フリー通話/通常通話で使用される送話マイクロホンが
自動的に切り換えられるようにすることで、操作性及び
通話性能の向上を実現できる。
【0105】また、フロントユニットにおいては、照明
手段で各種操作手段(操作キー)の内部側などから照明
を行なうことで暗所での操作の利便性や、車内における
イルミネーションとしての美観が得られるとともに、リ
アユニット装着状態と取り外し状態にあるときとで照明
動作を変化させることで、フロントユニットの充電バッ
テリーの節約をはかることなどが可能となる。
【0106】また、録音手段で通話音声を録音すること
ができるようにすることで、運転時の通話におけるメモ
がわりとしての使用ができる。
【0107】また、オーディオ機能との複合的な動作と
して、着信通話音声をカーオーディオのスピーカ(例え
ば運転席に近いフロント右スピーカ)から出力すること
で、ハンズフリー通話時に必要な大音量出力のスピーカ
として兼用できるとともに、他のスピーカからはそれま
で聞いていた音楽などを音量をおとして出力することで
通話中のBGMとなり、快適な通話が行なえるという効
果も生ずる。
【0108】以上の各種効果により本発明では、利便
性、操作性、運転時の安全性が著しく向上され、また車
内配置も容易とされる車載用電話装置が提供されること
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の車載用電話装置の外観
図である。
【図2】第1の実施例の車載用電話装置のブロック図で
ある。
【図3】実施例の車載用電話装置の車内装備状態の説明
図である。
【図4】本発明の第2の実施例の車載用電話装置の外観
図である。
【図5】第2の実施例の車載用電話装置のブロック図で
ある。
【図6】本発明の第3の実施例の車載用電話装置の外観
図である。
【図7】第3の実施例の車載用電話装置のブロック図で
ある。
【図8】本発明の第4の実施例の車載用電話装置の外観
図である。
【図9】第4の実施例の車載用電話装置のブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 フロントユニット 2 リアユニット 3 リリースボタン 4 リリーススイッチ 5,7 被係止部 6 可動係止爪 8 係止部 9 受話スピーカ 10,47 送話マイクロホン 11 マイクロスイッチ 12 押圧部 13 充電バッテリー 14,20 電話アンテナ 15,16 端子部 17 LCD 18 操作キー 22 カーバッテリー 23,71,89 CPU 24 マイクアンプ 25,35 70a A/D変換器 26 符号化/復号化処理部 27 TDMA処理部 28 差動符号化/復号化処理部 29,36 70c D/A変換器 30 直交変調器 31 RF部 32 アンテナスイッチ 33 アンテナ切換スイッチ 34 同期検波器 37 音量制御部 38,73,74,75,76 パワーアンプ 39,86 コマンドデコード部 40 表示ドライバ 41 メモリ 42 電源回路 43 充電回路 44 照明部 45 リモートコマンダー 46 受光部 49 メモリコントローラ 50 固体メモリ 51 マイクスイッチ 52 再生スイッチ 53 音量切換スイッチ 54 アッテネータ 55 カセット孔 56 カセットローディング部 58 AM/FMアンテナ 63,64,65,66 オーディオスピーカ 67 チューナ 68 カセットテーププレーヤ 69 ファンクションスイッチ 70 オーディオ処理部 70a DSP 72 拡声スイッチ 77 受話切換スイッチ 78 ディスク孔 79 ディスクローディング部 80 ロータリーエンコーダ 82 バスライン 83 ミニディスク記録/再生部 84 光磁気ヘッド 85 ミニディスク 87 ミキサ 88 ナビゲーションコントローラ 90 モニタ 91 GPSアンテナ 92 GPS受信機 93 CD−ROMドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宍戸 謙太郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リアユニットと、このリアユニットに対
    して着脱自在とされるフロントユニットを有して、1D
    INサイズで形成され、 前記フロントユニットは、充電バッテリーを内蔵した携
    帯電話手段として形成されて、前記リアユニットに装着
    した状態、及び/又は取り外した状態で、携帯電話装置
    として使用できるようにされているとともに、 前記リアユニットは、前記充電バッテリーに対する充電
    回路手段を有し、前記フロントユニットが装着された状
    態で前記充電バッテリーに対して充電動作を実行するこ
    とができるように構成されていることを特徴とする車載
    用電話装置。
  2. 【請求項2】 リアユニットと、このリアユニットに対
    して着脱自在とされるフロントユニットを有して、1D
    INサイズで形成され、 前記フロントユニットは、充電バッテリーを内蔵した携
    帯電話として形成されて、前記リアユニットに装着した
    状態、及び/又は取り外した状態で、携帯電話装置とし
    て使用できるようにされているとともに、オーディオ機
    器操作手段を有し、 前記リアユニットは、前記充電バッテリーに対する充電
    回路手段が設けられて、前記フロントユニットが装着さ
    れた状態で前記充電バッテリーに対して充電動作を実行
    できるようになされるとともに、前記オーディオ機器操
    作手段の操作に基づいて、接続された複数のオーディオ
    スピーカーから音声出力を実行するオーディオ機器部が
    搭載されていることを特徴とする車載用電話装置。
  3. 【請求項3】 前記フロントユニットには、リアユニッ
    トに装着した状態での通話時と、リアユニットから取り
    外した状態での通話時とで、自動的に受話スピーカ手段
    の出力音量を変化させる音量制御手段が搭載されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車載用
    電話装置。
  4. 【請求項4】 前記リアユニットに送話マイクロホン手
    段が取り付けられて、前記フロントユニットが装着され
    た状態で前記フロントユニットに対して送話マイクロホ
    ン手段の出力が供給されるようになされているととも
    に、 前記フロントユニットには、リアユニットに装着した状
    態での通話時では、前記リアユニット側の送話マイクロ
    ホン手段の出力を通話送信音声とし、前記リアユニット
    から取り外した状態での通話時では、フロントユニット
    内に配備されている送話マイクロホン手段の出力を通話
    送信音声とするように切換を行なうマイクロホン切換制
    御手段が搭載されていることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の車載用電話装置。
  5. 【請求項5】 前記フロントユニットは、各種操作手段
    の全部又は一部に対して照明手段を有するとともに、当
    該照明手段の照明動作状態は前記リアユニットに対して
    装着状態にあるときと取り外し状態にあるときとで変化
    されるように制御を行なう照明制御手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車載
    用電話装置。
  6. 【請求項6】 前記フロントユニットは、通話音声信号
    を前記リアユニット側に供給できるように構成されると
    ともに、 前記リアユニットには、通話音声を所定の記録媒体に録
    音する録音手段が設けられていることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の車載用電話装置。
  7. 【請求項7】 前記フロントユニットは、着信音声信号
    を前記リアユニット側に供給できるように構成されると
    ともに、 前記リアユニットでは、着信音声信号を前記オーディオ
    機器部に供給し、接続された複数のオーディオスピーカ
    の一部から音声出力させるとともに、他のオーディオス
    ピーカの出力音量を低下させるように制御するオーディ
    オ出力制御手段が設けられていることを特徴とする請求
    項2に記載の車載用電話装置。
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