JPH10247732A - 炭化珪素半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

炭化珪素半導体装置およびその製造方法

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JPH10247732A
JPH10247732A JP9050497A JP5049797A JPH10247732A JP H10247732 A JPH10247732 A JP H10247732A JP 9050497 A JP9050497 A JP 9050497A JP 5049797 A JP5049797 A JP 5049797A JP H10247732 A JPH10247732 A JP H10247732A
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groove
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溝ゲート型パワーMOSFETにおいて、溝
側面に炭化珪素薄膜を形成し、高耐圧、低オン抵抗、ゲ
ート閾値電圧が低い構造を得る。 【解決手段】 炭化珪素の半導体基板1上に、n- 型エ
ピタキシャル層2とp型エピタキシャル層3が積層さ
れ、p型エピタキシャル層3の表層部にn+ ソース領域
5が形成されている。n+ ソース領域5の所定位置には
溝7が形成されており、この溝7は、略[11−00]
方向に対し平行な複数の面からなる側面7aを有してい
る。溝7の側面7aには、n型の炭化珪素の薄膜半導体
層8が形成されている。そして、薄膜半導体層8にゲー
ト酸化膜9が形成され、ゲート酸化膜9内にゲート電極
層10が充填され、ゲート電極層10上に層間絶縁膜1
1が形成され、n+ ソース領域5の表面にソース電極層
12が形成されている。また、半導体基板1の裏面には
ドレイン電極層13が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭化珪素半導体装
置およびその製造方法に関し、炭化珪素半導体装置とし
て、例えば、絶縁ゲート型電界効果トランジスタ、とり
わけ大電力用の縦型MOSFET等として用いることが
できるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、炭化珪素半導体装置として、低オ
ン抵抗、高耐圧に優れた溝ゲート型パワーMOSFET
が提案されている(特開平7−326755号公報、あ
るいは特開平8−70124号公報)。この溝ゲート型
パワーMOSFETは、図17に示すように、n+ 型の
単結晶炭化珪素(SiC)半導体基板1とn- 型エピタ
キシャル層2とp型エピタキシャル層3により六方晶系
の単結晶炭化珪素よりなる半導体基板4が構成されてお
り、その上面(主表面)を略(0001−)カーボン面
としている。
【0003】p型エピタキシャル層3の表層部の所定領
域には、n+ 型ソース領域5が形成されており、n+
ソース領域5の所定位置には溝(トレンチ)7が形成さ
れている。この溝7は、n+ 型ソース領域5とp型エピ
タキシャル層3を貫通してn - 型エピタキシャル層2に
達し、p型エピタキシャル層3の表面に垂直な側面7a
およびp型エピタキシャル層3の表面に平行な底面7b
を有する。
【0004】溝7の内部には、ゲート絶縁膜9が形成さ
れ、このゲート絶縁膜9内にはゲート電極層10が充填
されている。ゲート電極層10上には、層間絶縁膜11
が配置されている。さらに、層間絶縁膜11上を含めた
+ 型ソース領域5の表面およびp型エピタキシャル層
3の表面には、ソース電極層12が形成され、このソー
ス電極層12はn+ 型ソース領域5とp型エピタキシャ
ル層3に共に接している。また、n+ 型炭化珪素半導体
基板1の表面(半導体基板4の裏面)には、ドレイン電
極層13が形成されている。
【0005】なお、ゲート電極層10に正電圧を印加す
ることで、溝7の側面7aでのp型エピタキシャル層3
の表面がチャネルとなって、ソース電極層12とドレイ
ン電極層13の間に電流が流れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した溝ゲート型パ
ワーMOSFETにおけるソース・ドレイン間耐圧は、
p型エピタキシャル層3とn- 型エピタキシャル層2の
pn接合のアバランシェ条件と、p型エピタキシャル層
3が全域空乏化してパンチスルーが生じる条件で決定さ
れる。従って、パンチスルーを防止し、かつアバランシ
ェ発生電圧を高くするためには、p型エピタキシャル層
3の不純物濃度を十分高くし、n+ 型ソース領域5とn
- 型エピタキシャル層2に挟まれた領域の厚さaを十分
厚くする必要がある。
【0007】しかしながら、p型エピタキシャル層3の
不純物濃度を高くすると、ゲート閾値電圧が高くなり、
また不純物散乱の増大によりチャネル移動度が低下し、
オン抵抗が大きくなる。また、厚さaを大きくすると、
チャネル長が長くなり、オン抵抗が大きくなるという課
題がある。そこで、本出願人は、図18に示すように、
溝7の側面7aにおいて、n+ 型ソース領域5、p型エ
ピタキシャル層3、およびn- 型エピタキシャル層2の
表面に、n型の炭化珪素の薄膜半導体層8をエピタキシ
ャル成長法により形成した半導体装置を提案した(特願
平7−229487号)。
【0008】この図18に示す半導体装置においては、
薄膜半導体層8をチャネル形成領域とし、ゲート電極層
10に電圧を印加してゲート絶縁膜9に電界を加えるこ
とにより、薄膜半導体層8に蓄積型チャネルを誘起させ
て、ソース電極層12とドレイン電極層13の間に電流
を流すようにしている。このように、MOSFETの動
作モードを、チャネル形成層の導電型を反転させること
なくチャネルを誘起する蓄積モードとすることで、導電
型を反転させチャネルを誘起する反転モードのMOSF
ETに比べ、低いゲート電圧でMOSFETを動作させ
ることができる。
【0009】また、p型エピタキシャル層3の不純物濃
度とチャネルが形成される薄膜半導体層8の不純物濃度
を独立に制御することができるため、p型エピタキシャ
ル層3の不純物濃度を高くし、n+ 型ソース領域5とn
- 型エピタキシャル層2に挟まれた厚さaを小さくする
ことにより、チャネル長を短くすることができ、高耐圧
で、かつオン抵抗を低くすることができる。
【0010】また、チャネルが形成される薄膜半導体層
8の不純物濃度を低くすることにより、ゲート閾値電圧
を低くしたりキャリアが流れるときの不純物拡散の影響
を小さくすることができるため、チャネル移動度を大き
くすることができ、さらにオン抵抗を小さくし電力損失
を小さくすることができる。従って、図18に示す溝ゲ
ート型パワーMOSFETによれば、高耐圧、低電力損
失で、ゲート閾値電圧が低い炭化珪素半導体装置を得る
ことができる。
【0011】しかしながら、先に提案した図18に示す
溝ゲート型パワーMOSFETにおいては、薄膜半導体
層8が堆積する結晶の面方位をどのようにするかについ
ては検討されていない。その面方位によっては、ソース
・ドレイン間耐圧にばらつきが生じ、薄膜半導体層8を
形成しないものに比べて、ソース・ドレイン間耐圧を高
耐圧に維持できない可能性がある。
【0012】そこで、本発明は、溝側面に炭化珪素の薄
膜を形成した場合においても、ソース・ドレイン間耐圧
のばらつきを少なくし、高耐圧の維持を容易にすること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、薄膜半導
体層8の表面の面方位、すなわちチャネルが形成される
面が異なる溝ゲート型パワーMOSFETを作製し課題
解決の検討を行った。溝7を略[112−0]方向に対
して平行な複数の溝側面からなる形状とし、溝7側面に
薄膜半導体層8を形成した場合、薄膜半導体層8の表面
の面方位は略{11−00}面となる。また、溝7を略
[11−00]方向に対して平行な複数の面からなる溝
形状とし、溝7側面に薄膜半導体層8を形成した場合、
薄膜半導体層8の面方位は略{112−0}面となる。
【0014】薄膜半導体層8の表面の面方位としては、
上記した2つが代表的なものであり、その両者について
検討を行ったころ、前者のものでは、表面形状の凹凸が
少なくなるものの、ウエハ間、ウエハ面内でソース・ド
レイン間耐圧にばらつきが生じたのに対し、後者のもの
では、ウエハ間、ウエハ面内でソース・ドレイン間耐圧
にばらつきがなく、薄膜半導体層8を形成しない場合の
耐圧(設計耐圧)と同等な耐圧に維持することが容易に
できた。
【0015】この結果について、薄膜半導体層8の不純
物濃度とソース・ドレイン間耐圧の関係を示すシミュレ
ーションから検討を行った。図19に、ソース・ドレイ
ン間耐圧が1000Vである溝ゲート型パワーMOSF
ETに、膜厚250nmで一定の膜厚の薄膜半導体層8
を追加した場合のシミュレーションから予想されるソー
ス・ドレイン間耐圧の不純物濃度依存性の一例を示す。
【0016】図19に示すように、薄膜半導体層8の不
純物濃度が7×1015cm-3以下の領域では、薄膜半導
体層8を形成しない場合の耐圧である1000Vを維持
しており、不純物濃度が7×1015cm-3からわずかに
増加しても耐圧は急激に減少していく。不純物濃度が2
×1016cm-3以上になると、耐圧は0Vとなる。従っ
て、薄膜半導体層8の不純物濃度が7×1015cm-3
下であれば、耐圧は設計耐圧の1000Vを維持するこ
とができ、何らかの理由で不純物濃度に多少ばらつきが
発生したとしても、耐圧にばらつきは発生しない。一
方、薄膜半導体層8の不純物濃度の中心値が1×1016
cm-3付近では、何らかの理由で不純物濃度がばらつい
た場合、耐圧は広範囲にばらつく。この耐圧のばらつき
の範囲は、不純物濃度のばらつきの範囲で決まる。
【0017】薄膜半導体層8のチャネル面を略{112
−0}面にした場合には、ソース・ドレイン間耐圧が設
計耐圧を維持していることから、薄膜半導体層8の不純
物濃度の中心値が、設計耐圧を維持できるほどの低濃度
領域にあるものと考えられる。また、薄膜半導体層8の
チャネル面を略{11−00}面にした場合には、薄膜
半導体層8の不純物濃度の中心値が、チャネル面を略
{112−0}面にした場合に比べ、高濃度であり、ち
ょうど耐圧遷移領域にあるものと考えられる。
【0018】すなわち、p型エピタキシャル層3とゲー
ト絶縁膜9の間にp型エピタキシャル層3とは不純物濃
度が異なる薄膜半導体層8を配置する構造では、ソース
・ドレイン間耐圧を維持するためには、薄膜半導体層8
の不純物濃度が低濃度であることが必要不可欠である
が、チャネル面を略{112−0}面にすることで、薄
膜半導体層8の不純物濃度を容易に低濃度にすることが
でき、高耐圧で、ウエハ間、ウエハ面内でばらつきのな
い溝ゲート型パワーMOSFETを得ることができる。
【0019】本発明は上記検討を基になされたもので、
請求項1に記載の発明は、第1の半導体層を貫通する溝
の側面に炭化珪素の薄膜半導体層(第2の半導体層)が
形成された溝ゲート型パワーMOSFETにおいて、溝
を略[11−00]方向に対し平行な側面を有する溝形
状とし、溝側面に第2の半導体層を形成したことを特徴
としている。
【0020】従って、第2の半導体層の面方位は略{1
12−0}面になるため、第2の半導体層の低濃度化が
容易になり、ソース・ドレイン間耐圧を、第2の半導体
層を形成しない場合と同等な耐圧に維持することが可能
になる。この場合、請求項2に記載の発明のように、溝
の形状を各内角が略等しい六角形にすれば、隣接する溝
側面がなす角度は略120度となり、オフ時にソース・
ドレイン間に高電圧が印加された場合に、隣接する溝側
面が形成する領域で電界集中によるアバランシェブレー
クダウンは発生しない。従って、ソース・ドレイン間耐
圧の耐圧設計においては、高抵抗半導体層と第1の半導
体層の不純物濃度及びその膜厚で決まる耐圧を考えれば
よいので、高耐圧設計が可能になる。
【0021】また、請求項3に記載の発明のように、第
2の半導体層を第1導電型とした場合には、チャネル形
成層の導電型を反転させることなくチャネルを誘起する
蓄積モードとして動作させることができる。なお、薄膜
半導体層8の膜厚が厚いときには不純物濃度を低くする
必要があるので、請求項4に記載の発明のように、第2
の半導体層の膜厚が250nm以上のときに不純物濃度
を7×1015cm-3以下にすれば、第2の半導体層を形
成しないものと同等の耐圧を得ることができる。
【0022】請求項1に記載の溝ゲート型パワーMOS
FETは、請求項5に記載の発明を用いて製造すること
ができる。この場合、溝はドライエッチング法を用いて
形成される。ドライエッチング法を用いると、エッチン
グ時のイオン衝撃により溝表面近傍に結晶欠陥が生じ、
エッチングされた表面の凹凸が大きくなるが、溝表面に
第2の半導体層をエピタキシャル成長法により形成する
ことにより、第2の半導体層にはドライエッチング法に
よるイオン衝撃で生じる結晶欠陥は存在せず、チャネル
形成面におけるチャネル移動度を向上させることができ
る。さらに、第2の半導体層の表面は凹凸が小さいため
第2の半導体層を熱酸化して形成されるゲート酸化膜の
膜厚を均一にすることができ、局所的な電界集中が発生
しないためゲート酸化膜耐圧が向上し、ゲート酸化膜寿
命の長い高信頼性の炭化珪素半導体装置を得ることがで
きる。
【0023】また、請求項6に記載の発明のように、第
2の半導体層の結晶型を第1の半導体層の結晶型と同じ
にすることにより、容易に第2の半導体層を形成するこ
とができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1に、本実施形態におけるnチャ
ネルタイプの溝ゲート型パワーMOSFET(縦型パワ
ーMOSFET)を示す。低抵抗半導体層としてのn+
型炭化珪素半導体基板1は、六方晶炭化珪素が用いられ
ている。このn+ 型炭化珪素半導体基板1上に、高抵抗
半導体層としてのn- 型炭化珪素半導体層(n- 型エピ
タキシャル層)2と第1の半導体層としてのp型炭化珪
素半導体層(p型エピタキシャル層)3が順次積層され
ている。このように、n+ 型炭化珪素半導体基板1とn
- 型エピタキシャル層2とp型エピタキシャル層3とか
ら単結晶炭化珪素よりなる半導体基板4が構成されてお
り、その上面を略(0001−)カーボン面としてい
る。
【0025】p型エピタキシャル層3内の表層部におけ
る所定領域には、半導体領域としてのn+ 型ソース領域
5が形成されている。さらに、p型エピタキシャル層3
内の表層部におけるn+ 型ソース領域5の外周側の所定
領域には、低抵抗p型炭化珪素領域6が形成されてい
る。また、n+ 型ソース領域5の所定領域に溝7が形成
され、この溝7は、n+ 型ソース領域5とp型エピタキ
シャル層3を貫通しn- 型エピタキシャル層2に達して
いる。溝7は半導体基板4の表面に垂直な側面7aおよ
び半導体基板4の表面に平行な底面7bを有する。
【0026】また、溝7の側面7aは略[11−00]
方向に延設されている。この場合、[11−00]方向
は、<11−00>、<101−0>、<011−0
>、<1−100>、<101−0>、<0110−>
の6つの方向を総称したものであり、溝7の側面7a
は、略[11−00]方向に対して平行である複数の面
から構成される。
【0027】また、溝7の側面7aの平面形状は、各内
角が略等しい六角形となっている。つまり、図2の半導
体基板4の平面図に示すように、六角形の6つの辺S
1、S2、S3、S4、S5、S6において、辺S1と
S2となす角度(内角)、辺S2とS3となす角度(内
角)、辺S3とS4となす角度(内角)、辺S4とS5
となす角度(内角)、辺S5とS6となす角度(内
角)、辺S6とS1となす角度(内角)は略120゜と
なっている。
【0028】図1の溝7の側面7aにおけるn+ 型ソー
ス領域5とp型エピタキシャル層3とn- 型エピタキシ
ャル層2の表面には、n型の炭化珪素の薄膜半導体層
(第2の半導体層)8が延設されている。薄膜半導体層
8は、厚さがおよそ100〜500nm程度の薄膜より
なり、薄膜半導体層8の結晶型は、p型エピタキシャル
層3の結晶型と同じであり、例えば、6H−SiCとな
っている。この他にも4H−SiCであったり、3C−
SiCであってもよい。また、薄膜半導体層8の不純物
濃度は、n+ 型炭化珪素半導体基板1およびn+ 型ソー
ス領域5の不純物濃度より低くなっている。
【0029】さらに、溝7内での薄膜半導体層8の表面
と溝7の底面7bにはゲート絶縁膜9が形成されてい
る。溝7内におけるゲート絶縁膜9の内側には、ゲート
電極層10が充填されている。ゲート電極層10は層間
絶縁膜11にて覆われている。n+ 型ソース領域5の表
面および低抵抗p型炭化珪素領域6の表面には第1の電
極層としてのソース電極層12が形成されている。n+
型炭化珪素半導体基板1の表面(半導体基板4の裏面)
には、第2の電極層としてのドレイン電極層13が形成
されている。
【0030】このように構成された溝ゲート型パワーM
OSFETにおいて、薄膜半導体層8にチャネルが形成
されるため、チャネル形成面は略[11−00]方向に
平行な面、すなわち、略{112−0}面となる。この
{112−0}面は、(21−1−0)、(112−
0)、(1−21−0)、(2−110)、(112−
0−)、(1210−)の6つの面を総称したものであ
る。
【0031】次に、溝ゲート型パワーMOSFETの製
造工程を、図3〜図14を用いて説明する。まず、図3
に示すように、主表面が(0001−)カーボン面であ
るn+ 型炭化珪素半導体基板1を用意し、その表面にn
- 型エピタキシャル層2をエピタキシャル成長させ、さ
らにn- 型エピタキシャル層2上にp型エピタキシャル
層3をエピタキシャル成長させる。このようにして、n
+ 型炭化珪素半導体基板1とn- 型エピタキシャル層2
とp型エピタキシャル層3とからなる半導体基板4が形
成される。なお、n+ 型炭化珪素半導体基板1の結晶軸
を約3.5°〜8°傾けてn- 型エピタキシャル層2、
p型エピタキシャル層3を形成しており、半導体基板4
の主表面の面方位は(0001−)カーボン面に一致し
た面とはならないため、略(0001−)カーボン面と
表記した。
【0032】次に、図4に示すように、p型エピタキシ
ャル層3の表層部の所定領域に、n + 型ソース領域5を
例えば窒素のイオン注入により形成する。さらに、p型
エピタキシャル層3の表層部の別の所定領域に低抵抗p
型炭化珪素領域6を例えばアルミニウムのイオン注入に
より形成する。そして、図5に示すように、ドライエッ
チング法としてRIE(Reactive Ion E
tching)法を用い、n+ 型ソース領域5及びp型
エピタキシャル層3をともに貫通してn- 型エピタキシ
ャル層2に達する溝7を形成する。この時、溝7の側面
7aが略[11−00]方向に平行となるように溝7を
形成する。それゆえ、図2に示すように、上面から見た
溝7の側面7aの平面形状は、各内角が略等しい六角形
となる。なお、プロセス上の理由により、溝7の側面7
aは、精度よく[11−00]方向に平行になるとは限
らないので、略[11−00]としている。
【0033】さらに、図6に示すように、エピタキシャ
ル成長法により溝7の内壁(側面7aおよび底面7b)
を含めた半導体基板4の上面に薄膜半導体層8を形成す
る。具体的には、CVD法により、6H−SiCの上に
6H−SiCの薄膜層をホモエピタキシャル成長させ、
溝7の内壁におけるn+ 型ソース領域5、p型エピタキ
シャル層3およびn- 型エピタキシャル層2の表面に延
びる薄膜半導体層8を形成する。
【0034】このとき、エピ成長速度は(0001−)
カーボン面に比べて、それに垂直な方向では8〜10倍
以上であるので、薄膜半導体層8を溝側面7aで厚く溝
底面7bで薄く形成することができる。また、ここで、
溝側面7aの薄膜半導体層8の不純物濃度は、図19を
用いて説明したように、設計耐圧を維持できるほどに低
濃度にする。具体的には、膜厚が250nm以上のとき
に7×1015cm-3以下の不純物濃度にする。
【0035】この薄膜半導体層8の形成工程において、
溝形成工程によって生じた表面凹凸を低減しながら成長
する。よって、チャネル形成面は平坦な面となり、チャ
ネル移動度が向上する。また、薄膜半導体層8にはRI
E法によるイオン衝撃で生じる結晶欠陥は存在しないの
で、移動度の低下を防止することができ、ソース・ドレ
イン間のオン抵抗を低減することができる。
【0036】引き続き、図7に示すように、熱酸化によ
り半導体基板4および薄膜半導体層8の表面と溝7の底
面7bにはゲート絶縁膜(熱酸化膜)9を形成する。こ
のとき、熱酸化膜は側面7aで薄く基板表面および溝底
面7bで厚くなり、半導体基板4表面上および溝底面7
b上にエピ成長で形成された薄膜半導体層8が酸化膜に
なる。これは、六方晶炭化珪素の酸化速度が(0001
−)カーボン面で最も速く(0001−)カーボン面に
垂直な面に比べ約5倍であるからである。このようにし
て、エピタキシャル成長による薄膜半導体層8のうち半
導体基板4表面上および溝底面7bの薄膜半導体層8が
熱酸化して溝側面7aにのみ薄膜半導体層8が残ること
となる。
【0037】このゲート絶縁膜9の形成工程において、
前述したようにチャネル形成面は平坦な面となるので、
チャネル形成面に形成されるゲート絶縁膜(ゲート酸化
膜)9の膜厚も均一とすることができる。その結果、完
成したMOSFETにおいて、ゲート電圧印加時に局所
的な電界集中箇所はない。そのため、ゲート酸化膜耐圧
を向上することができる。また、同様な理由からゲート
酸化膜寿命を長くすることができる。
【0038】そして、図8に示すように、溝7内のゲー
ト絶縁膜9の内側に、ゲート電極層10を充填する。さ
らに、図9に示すように、ゲート電極層10の上面に絶
縁膜11を形成する。その後、図1に示すように、層間
絶縁膜11上を含むn+ 型ソース領域5と低抵抗p型炭
化珪素領域6の上に、ソース電極層12を形成する。ま
た、n+ 型炭化珪素半導体基板1の表面に、ドレイン電
極層13を形成して、溝ゲート型パワーMOSFETを
完成する。
【0039】なお、上述した実施形態において、n+
ソース領域5と低抵抗p型炭化珪素層6に形成されるソ
ース電極層12は、異なる材料でもよい。また、低抵抗
p型炭化珪素層6は省略も可能であり、この場合、ソー
ス電極層12はn+ 型ソース領域5と第1のp型エピタ
キシャル層3に接するように形成される。また、ソース
電極層12は、少なくともn+ 型ソース領域5の表面に
形成されていればよい。
【0040】さらに、本発明に係る炭化珪素半導体装置
は、上述したnチャネル縦型のMOSFETに限らず、
図1においてp型とn型を入れ替えた、pチャネル縦型
MOSFETにおいても同様に適用することができる。
さらに、図1に示す構成では、溝7は半導体基板4の表
面に対し側面7aがほぼ90゜となっているが、図10
に示すように、溝7の側面7aと半導体基板4の表面の
なす角度は必ずしも90゜に近くなくてもよい。また、
溝7は底面を有しないV字型でもよい。さらに図11に
示すように溝7の側面7aは平面でなくてもよく、滑ら
かな曲面でもよい。
【0041】なお、溝7の側面7aと半導体基板4の表
面のなす角度は、チャネル移動度が大きくなるように設
計することにより、より良い効果が得られる。また、図
12に示すように、ゲート電極層10の上部が、n+
ソース領域5の上方に延びる形状であってもよい。本構
成とすることで、n+ 型ソース領域5と薄膜半導体層8
に誘起されたチャネルとの接続抵抗を低減することがで
きる。
【0042】さらに、図13に示すように、ゲート絶縁
膜9の厚さは、チャネルが形成される薄膜半導体層8の
中央部と下端でほぼ等しく、かつ薄膜半導体層8の下端
より下までゲート電極層10が達している構造であって
もよい。本構造とすることで薄膜半導体層8に誘起され
たチャネルとドレイン領域との接続抵抗を低減すること
ができる。さらには、図14に示すように実施してもよ
い。つまり、図12に示したようにゲート電極層10の
上部が、n+ 型ソース領域5の上方に延びる形状であっ
て、かつ、図13に示したように薄膜半導体層8の下端
より下までゲート電極層10が延びている構造であって
もよい。
【0043】また、薄膜半導体層8とp型エピタキシャ
ル層3とは異なる結晶型でもよく、例えば、p型エピタ
キシャル層3を6HのSiC、薄膜半導体層8を4Hの
SiCとしてキャリアが流れる方向の移動度を大きくす
ることにより低電力損失のMOSFETが得られる。ま
た、上述した実施形態においては、溝側面に成長させる
薄膜層すなわち薄膜半導体層8をn型としているが、溝
側面に成長させる薄膜層はn型に限らずp型であっても
よい。なお、p型の場合には、図13のようにゲート電
極層10の上部が、n+ 型ソース領域5の上方に延びる
形状であって、かつ、溝側面に成長させる薄膜層の下端
より下までゲート電極層10が延びている構造であるこ
とが望ましい。
【0044】さらに、図15に示すように、溝7の側面
の平面形状(詳しくは、ゲート電極層10側の形状)
は、各内角が略等しい六角形としても良い。つまり、図
16の基板4の平面図に示すように、六角形の6つの辺
S11、S12、S13、S14、S15、S16にお
いて、辺S11とS12となす角度(内角)、辺S12
とS13となす角度(内角)、辺S13とS14となす
角度(内角)、辺S14とS15となす角度(内角)、
辺S15とS16となす角度(内角)、辺S16とS1
1となす角度(内角)は略120度となっている。
【0045】なお、本明細書において、六方晶系の単結
晶炭化珪素の面および方向軸を表す場合、本来ならば図
面に記載されているように、所要の数字の上にバーを付
した表現を取るべきであるが、表現手段に制約があるた
め、所要の数字の上にバーを付す表現の代わりに、所要
数字の後に「−」を付して表現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る溝ゲート型パワーM
OSFETの斜視図である。
【図2】図1に示す半導体基板4の平面図である。
【図3】図1に示す溝ゲート型パワーMOSFETの製
造工程を説明するための断面図である。
【図4】図3に続く製造工程を説明するための断面図で
ある。
【図5】図4に続く製造工程を説明するための断面図で
ある。
【図6】図5に続く製造工程を説明するための断面図で
ある。
【図7】図6に続く製造工程を説明するための断面図で
ある。
【図8】図7に続く製造工程を説明するための断面図で
ある。
【図9】図8に続く製造工程を説明するための断面図で
ある。
【図10】図1に示す溝ゲート型パワーMOSFETの
変形例を示す断面構造模式図である。
【図11】図1に示す溝ゲート型パワーMOSFETの
変形例を示す断面構造模式図である。
【図12】図1に示す溝ゲート型パワーMOSFETの
変形例を示す断面構造模式図である。
【図13】図1に示す溝ゲート型パワーMOSFETの
変形例を示す断面構造模式図である。
【図14】図1に示す溝ゲート型パワーMOSFETの
変形例を示す断面構造模式図である。
【図15】図1に示す溝ゲート型パワーMOSFETの
変形例を示す斜視図である。
【図16】図15に示す半導体基板4の平面図である。
【図17】従来の溝ゲート型パワーMOSFETの断面
構造模式図である。
【図18】本出願人が先に提案した溝ゲート型パワーM
OSFETの断面構造模式図である。
【図19】ソース・ドレイン間耐圧が1000Vである
溝ゲート型パワーMOSFETに薄膜半導体層を追加し
た場合のソース・ドレイン間耐圧の不純物濃度依存性を
示す図である。
【符号の説明】
1…低抵抗半導体層としてのn+ 型炭化珪素半導体基
板、2…高抵抗半導体層としてのn- 型エピタキシャル
層、3…第1の半導体層としてのp型エピタキシャル
層、4…半導体基板、5…半導体領域としてのn+ 型ソ
ース領域、7…溝、7a…側面、7b…底面、8…第2
の半導体層としての薄膜半導体層、9…ゲート絶縁膜、
10…ゲート電極層、11…層間絶縁膜、12…第1の
電極層としてのソース電極層、13…第2の電極層とし
てのドレイン電極層。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の低抵抗半導体層と第1導電
    型の高抵抗半導体層と第2導電型の第1の半導体層とが
    積層され、六方晶系の単結晶炭化珪素よりなる半導体基
    板と、 前記第1の半導体層の表層部の所定領域に形成された第
    1導電型の半導体領域と、 前記半導体基板の表面から前記半導体領域と前記第1の
    半導体層を貫通し前記高抵抗半導体層に達するととも
    に、略[11−00]方向に対して平行な側面を有する
    溝と、 前記溝の側面における少なくとも前記第1の半導体層の
    表面に形成された炭化珪素の薄膜よりなる第2の半導体
    層と、 少なくとも前記第2の半導体層の表面に形成されたゲー
    ト絶縁膜と、 前記溝内における前記ゲート絶縁膜の上に形成されたゲ
    ート電極層と、 前記半導体基板の表面のうち少なくとも前記半導体領域
    の一部の表面上に形成された第1の電極層と、 前記半導体基板の裏面に形成された第2の電極層とを備
    えたことを特徴とする炭化珪素半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体基板の表面における前記溝の
    形状が、各内角が略等しい六角形になっていることを特
    徴とする請求項1に記載の炭化珪素半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の半導体層は、第1導電型であ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の炭化珪素半
    導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の半導体層は、膜厚が250n
    m以上で不純物濃度が7×1015cm-3以下であること
    を特徴とする請求項3に記載の炭化珪素半導体装置。
  5. 【請求項5】 第1導電型の低抵抗半導体層と第1導電
    型の高抵抗半導体層と第2導電型の第1の半導体層とを
    積層し、六方晶系の単結晶炭化珪素よりなる半導体基板
    を用意する工程と、 前記第1の半導体層の表層部の所定領域に第1導電型の
    半導体領域を形成する工程と、 前記半導体基板の表面から前記半導体領域と前記第1の
    半導体層を貫通し前記高抵抗半導体層に達するととも
    に、略[11−00]方向に対して平行な側面を有する
    溝をドライエッチング法により形成する工程と、 前記溝の側面における少なくとも前記第1の半導体層の
    表面に、炭化珪素の薄膜よりなる第2の半導体層をエピ
    タキシャル成長法により形成する工程と、 前記第2の半導体層を熱酸化して、前記第2の半導体層
    の表面にゲート酸化膜を形成する工程と、 前記溝内における前記ゲート酸化膜の上にゲート電極層
    を形成する工程と、 前記半導体基板の表面のうち少なくとも前記半導体領域
    の一部の表面上に第1の電極層を形成し、前記半導体基
    板の裏面に第2の電極層を形成する工程とを有すること
    を特徴とする炭化珪素半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第2の半導体層を、前記第1の半導
    体層の結晶型と同じ結晶型で形成することを特徴とする
    請求項5に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
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