JPH10245953A - 階段構造 - Google Patents

階段構造

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JPH10245953A
JPH10245953A JP9051866A JP5186697A JPH10245953A JP H10245953 A JPH10245953 A JP H10245953A JP 9051866 A JP9051866 A JP 9051866A JP 5186697 A JP5186697 A JP 5186697A JP H10245953 A JPH10245953 A JP H10245953A
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handrail wall
handrail
staircase
unit
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Yoshiharu Osada
義治 長田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床、壁、屋根等が木製パネルからなる住宅に
おいて、階段の手摺壁も壁と同様のパネルとすると、そ
の厚みにより階段の有効な左右幅が減少する。 【解決手段】 手摺壁となる手摺壁パネル2を、矩形枠
状の枠体の両面に面材を貼設してなる壁パネルと異なる
格子状のものとする。すなわち、手摺壁パネル2を縦横
の棧材からなる格子状のものする。そして、この格子状
の手摺壁パネル2に直に折り返し階段となる上直階段ユ
ニット4及び下直階段ユニット3の側面を接合する。そ
の後に、手摺壁パネル2の側面の階段との接合部以外の
部分に石膏ボードやクロス等の仕上げ材を貼設する。ま
た、手摺壁パネル2の棧材を、手摺壁パネル2の厚み方
向に沿った幅を狭くし、手摺壁パネル2の側面方向に沿
った幅を広くする。これらにより、手摺壁パネル2を薄
くして階段の有効に使用できる左右幅を広く確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅に設けられる
階段構造に係わり、特に、手摺を有する折り返し階段に
好適な手摺壁を有する階段構造に関するものである。
【0002】
【背景の技術】壁、床、屋根等を木製の壁パネル、床パ
ネル、屋根パネル等を組み付けることにより構築してプ
レハブ家屋を建築する木質パネル工法においては、家屋
の階段部分も予め工場等で作成されたユニット状のもの
とされ、複数のサブユニットを現場で組み付けることに
より階段を構築することができるようにしている。例え
ば、上述のようなプレハブ家屋に、途中に踊り場を有し
て階段の昇降方向が階段の上部と下部とで180度曲が
る折り返し階段を設ける場合には、例えば、階段の下側
を構成する下階段ユニットと、該下階段ユニットに対し
て折り返した状態で下階段ユニットの上側に配置される
上階段ユニットと、下階段ユニットと上階段ユニットと
の間で踊り場を構成する踊り場ユニットと、一方の側面
の下部に下階段ユニットが接合され、他方の側面の上部
に上階段ユニットが接合され、階段の下部と該階段の下
部に対して折り返した状態に配置された階段の上部とを
仕切る手摺壁パネル(ユニット)と、その他のユニット
とを階段設置位置で組み付けている。
【0003】階段がこのような構造となっていれば、上
述の各サブユニットを組み付けるだけで階段が構築され
るので、現場における階段の構築の省力化や施工期間の
短縮を図ることができる。なお、上記手摺壁パネルは、
住宅の壁であり、木製パネル工法において、基本的に他
の壁パネルと同様の構成を有するものである。従って、
手摺壁パネルは、壁パネルと略同様に、枠体と、該枠体
内に必要に応じて縦横に配置された棧材と、枠体の両側
面にそれぞれ貼設された面板とからなるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、二階建て以
上の住宅においては、階段が必要となるが、床面積が限
られた住宅においては、階段に大きなスペースを取るこ
とが難しく、階段の左右幅等が制限されることになる
が、階段の左右幅をあまり狭くしてしまうと、大きな荷
物等を階段を使って昇降する際などに、使い勝手が悪い
ものとなってしまう。そこで、階段の設置スペースが限
られていても、できるだけ階段の実際に有効に利用可能
な幅を広くする必要がある。しかし、一般的な階段は、
その一方の側面が壁に接合された状態とされ、他方の側
面に手摺壁が配置された状態となっており、上述のよう
な折り返し階段では、中央に手摺壁(仕切壁)が配置さ
れた状態となっているので、手摺壁の厚みだけ、階段の
左右幅が狭められてしまう。
【0005】特に、木製パネル工法において、上記手摺
壁を通常の壁パネルと同様の構成を有するものとする
と、手摺壁が住宅の他の壁とほぼ同様の厚みを有するこ
とになり、階段の有効な左右幅が厚い手摺壁により狭め
られることになる。また、高齢者対策等として、階段に
沿った壁(手摺壁でも良い)に階段側に突出した状態で
丸棒状の掴みやすい手摺を設ける場合があるが、このよ
うな手摺を設けた場合には、手摺が壁から階段側に突出
していることにより、階段の有効な左右幅が狭められる
ことになる。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、限られた空間に設けられた階段において、階段
の有効な左右幅を拡げることができる階段構造を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
階段構造は、例えば、図1〜図3に示すように、下階と
上階とをつなぐ階段(下直階段ユニット3、上直階段ユ
ニット4)の少なくとも一方の側面に手摺壁2が接合さ
れたものであり、上記手摺壁2が、上下に配置された縦
棧材21a、22a、23aと左右に配置された横棧材
21d、23dとを有する格子状に形成され、かつ、格
子状の上記手摺壁2と階段3、4の側面とが接合される
とともに、上記手摺壁2の上記階段3、4との接合部以
外の側面に仕上げ材が貼設されていることを上記課題の
解決手段とした。
【0008】上記構成によれば、格子状の手摺壁2に直
接階段3、4の側面が接合されているので、例えば、従
来の手摺壁のように枠体に貼設された面板を有し、枠体
と階段とが面板を介して接合される場合よりも、階段
3、4の左右幅に占める手摺壁2の左右幅(厚み)を小
さくして、限られた空間に設けられた階段3、4の有効
な左右幅を拡げることができる。また、格子状の手摺壁
パネル2に階段3、4を接合するものとした場合には、
棧材が面板に覆われて棧材の位置が分からなくなるよう
なことがなく、手摺壁パネル2の棧材21a、22a、
23a、21d、23dと、階段3、4とを容易に接合
することができる。なお、格子状の手摺壁2の横棧材2
1d、23d同士の間や縦棧材21a、22a、23a
同士の間にできる開口部は、上記階段3、4との接合部
以外の側面に貼設された仕上げ材により閉塞されること
になる。
【0009】また、仕上げ材は、従来の手摺壁において
も貼設されるものであり、仕上げ材で格子状の手摺壁2
の開口を閉塞するものとしても、従来に比べて階段の左
右幅に占める手摺壁の割合が大きくなることはない。ま
た、仕上げ材は、例えば、石膏ボード等の耐火性や耐熱
性や防火性等を有するボードを含むとともに、壁の表面
を形成するクロスや壁紙等を含むものである。また、手
摺壁2に階段3、4以外に接合される部材があれば、手
摺壁2の上記部材との接合部分に仕上げ材を貼設しない
ものとしても良い。また、手摺壁2は、必ずしも階段の
荷重を受ける必要はない。また、手摺壁2の形状は、特
に限定されるものではないが、階段の傾斜に沿って傾斜
した上面を有することが好ましい。また、上記階段3、
4は、例えば、側板となる左右のささら桁と、階段の格
段を構成する水平な段板と、各段板間に垂直に配置され
る蹴込板とからなるものであるが、基本的に段板が前後
に位置をずらしながら上下に段々に配置されていれば良
いものである。また、階段3、4は、上述の部材が予め
接合されたユニット状のものでも良い。また、階段3、
4は、下階から上階まで直線状のものであっても良い
し、途中に踊り場を有し、昇降方向が90度や180度
等の角度で屈曲しているものであっても良いし、さら
に、踊り場がなく、三角形状の段板を用いることにより
昇降方向が途中で屈曲しているものであっても良い。ま
た、上記縦棧材21a、22a、23a及び横棧材21
d、23dは、棒状もしくは長尺な板状の部材であり、
縦棧材21a、22a、23aが略垂直に配置され、横
棧材21d、23dが略水平に配置されるが、斜めに配
置される縦棧材21a、22a、23aや、横棧材21
d、23dがあっても良い。
【0010】本発明の請求項2記載の階段構造は、上記
横棧材21d、23d及び縦棧材21a、22a、23
aの少なくとも一部が、上記手摺壁2の側面に沿った方
向の幅が、上記手摺壁2の側面に直交する方向の幅より
広くなっていることを上記課題の解決手段とした。上記
構成によれば、横棧材21d、23d及び縦棧材21
a、22a、23aは、手摺壁2の側面に直交する方
向、すなわち手摺壁2の厚み方向が薄くなっており、手
摺壁2を薄くできるようになっている。また、横棧材2
1d、23d及び縦棧材21a、22a、23aの強度
は、手摺壁2の厚み方向に沿った厚みを所定の厚み以下
とならないようにするとともに、手摺壁2の側面の沿っ
た方向の幅を広くすることで所定の強度を得ることがで
きる。すなわち、所定の強度を有した状態で手摺壁2を
薄くすることができ、手摺壁2を薄くした分、限られた
空間に設けられた階段の有効な左右幅を拡げることがで
きる。
【0011】なお、手摺壁2は、上述のように必ずしも
階段3、4を支持する必要がないので、手摺壁2が階段
を支持しない構造とすれば、手摺壁2は基本的に間仕切
り壁と同様のものとなり、大きな強度を必要としないも
のとなる。また、縦棧材21a、22a、23a及び横
棧材21d、23dは、手摺壁2の厚み方向に沿った幅
(厚み)が狭く、手摺壁2の側面に沿った方向の幅が広
いもの、すなわち、基本的に、長尺な断面矩形状のもの
であるが、例えば、縦棧材21a、22a、23aが手
摺壁の上下方向に長く延在する場合に、横棧材21d、
23dは、上下に長い縦棧材21a、22a、23a間
に配置される比較的短いものとなる。また、縦棧材21
a、22a、23a及び横棧材21d、23dは、その
全てを手摺壁2の厚み方向に沿った幅(厚み)が狭く、
手摺壁2の側面に沿った方向の幅が広いものとしても良
いが、必ずしも大きな強度を要求されない部分は、手摺
壁2の側面に沿った方向の幅を狭くしても良い。
【0012】本発明の請求項3記載の階段構造は、上記
階段3、4が、階段構築前に予め製作されるとともに下
階の床側に接続される下階段ユニット3と、階段構築前
に予め製作されるとともに上階の床側に接続される上階
段ユニット4とを備え、上記手摺壁2の一方の側面に上
記下階段ユニット3が接合され、上記手摺壁2の他方の
側面に上記上階段ユニット4が接合され、上記階段3、
4が折り返し階段とされていることを上記課題の解決手
段とした。
【0013】上記構成によれば、手摺壁2の左右の側面
側にそれぞれ下階段ユニット3と上階段ユニット4とを
配置することにより、折り返し階段が構成されることに
なり、手摺壁2が、折り返し階段の下階段とこの下階段
に対して折り返した状態に配置された上階段との仕切壁
となる。そして、上述のように仕切壁を面材分だけ薄い
ものとしたり、仕切壁自体を薄いものとすることによ
り、折り返し階段の下階段側と上階段側との両方におい
て、有効な左右幅を拡げることができる。また、階段部
分をユニット化することにより現場作業の省力化を図る
ことができる。
【0014】なお、下階段ユニット3及び上階段ユニッ
ト4は、例えば、ささら桁3b、4bと、段板3c、4
cと、蹴込板3d、4dと、その他の部材とを予め接合
したものである。また、実際に階段を構成するには、下
階段ユニット3、上階段ユニット4、手摺壁2以外に、
例えば、踊り場部分を構成するユニット(下階段踊り場
ユニット5、上階段踊り場ユニット6)や、その他の部
材などが必要となる。
【0015】本発明の請求項4記載の階段構造は、上記
手摺壁2が、階段構築前に予め格子状に形成された手摺
壁ユニット(手摺壁パネル2)とされていることを上記
課題の解決手段とした。上記構成によれば、手摺壁ユニ
ット2が予め形成されているので、現場施工を省力化す
ることができる。
【0016】本発明の請求項5記載の階段構造は、上記
手摺壁2の手摺取り付け位置に、手摺(図4に図示)3
0を取り付けるための埋木21e、23eが予め配置さ
れ、上記埋木21e、23eが手摺壁2の少なくとも縦
棧材21a、22a、23aに接合されていることを上
記課題の解決手段とした。上記構成によれば、手摺壁2
に手摺取り付け用の埋木21e、23eが施されている
ので、容易に手摺30を取り付けるものとすることがで
きるとともに、縦棧材21a、22a、23aに接合さ
れた埋木21e、23eにより手摺30の強度を容易に
確保することができる。また、建築時に階段に手摺30
を付けない構造となっていても、手摺壁2に予め手摺用
の埋木21e、23eが施されていれば、手摺壁2に必
要な強度を有する手摺30を容易に後付けすることがで
きる。
【0017】なお、上記埋木21e、23eは、その左
右側縁部がそれぞれ縦棧材21a、22a、23aに接
合されていることが好ましく、その左右幅が、縦棧材2
1a、22a、23a間の間隔と略等しくなっているこ
とが好ましい。また、埋木21e、23eの厚さは、横
棧材21d、23dや縦棧材21a、22a、23aと
略等しくなっていることが好ましく、さらに、埋木21
e、23eの強度及び埋木21e、23eと縦棧材21
a、22a、23aとの接合強度を高める場合には、埋
木21e、23eの上下幅を長くすれば良い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の一
例の階段構造を説明する。図1はこの一例の階段構造を
用いた階段ユニット1を示すものであり、図2はこの階
段構造の上記階段ユニット1を構成する構成部品となる
各サブユニットを示すものであり、図3はこの階段構造
の階段ユニット1に使用される手摺壁パネル(サブユニ
ット)2を示すものであり、図4は手摺壁パネル2に取
り付けられた手摺30を示すものであり、図5から図7
は階段ユニット1の組立工程を示すものである。
【0019】図1に示すように、この一例の階段構造を
用いた階段ユニット1は、住宅の第一の壁11と、この
第一の壁12に互いに間隔を開けて直角に接合される第
二の壁12及び第三の壁(階段ユニット1が見やすいよ
うに図示を省略)とから構成される平面視してコ字状の
凹部に配置されるものであり、階段ユニット1の複数箇
所が第一、第二及び第三の壁11、12に接合されて支
持されるようになっているとともに、階段の下部と上部
とで昇降方向が180度異なる折り返し階段となってい
る。また、第一、第二及び第三の壁11、12の一階部
分及び二階部分は、それぞれ、矩形枠状の枠体(図示
略)と、枠体内部に必要に応じて配置された縦横の棧材
(図示略)と、枠体の左右両側面に貼設された面材(図
示略)とからなる壁パネルを左右に連接することで形成
されている。
【0020】そして、図1及び図2に示すように、上記
階段ユニット1は、以下に示す各サブユニットを建設現
場で組み立てることにより階段となるものであり、階段
の壁に接合されていない側の側面に配置される手摺壁パ
ネル2と、階段の下側となる下直階段ユニット3と、階
段の下側に対して昇降方向が180度異なる階段の上側
となる上直階段ユニット4と、二段にされた階段踊り場
のうちの下側の階段踊り場となる下階段踊り場ユニット
5と、上側の階段踊り場となる上階段踊り場ユニット6
と、下直階段ユニット3の上端部を受ける下直階段受け
パネル7と、踊り場の下側で下階段踊り場ユニット5と
上階段踊り場ユニット6との間を仕切る踊り場下仕切パ
ネル8と、二階の床13の下直階段ユニット4に臨む側
縁部に配置される二階手摺壁パネル9とからなるもので
ある。
【0021】上記手摺壁パネル2は、図3に示すよう
に、下ユニット2aと上ユニット2bとからなるもので
あり、例えば、下ユニット2aの上側縁部と上ユニット
2bの下側縁部とを建築現場で接合するようになってい
る。そして、手摺壁パネル2の下ユニット2aは、矩形
状の図中左側の仕切部21と、上部が階段の傾斜に合わ
せて斜めに傾斜した状態とされた図中右側の袖手摺部2
2とが一体に接合されたものである。
【0022】そして、仕切部21は、三本の縦棧材21
a…と、これら縦棧材21a…の下端部間に架け渡され
た状態で縦棧材21aの下端部に接合されるとともに、
さらに、袖手摺部22側に延出する下横框材21bと、
縦棧材21の上端部間に架け渡された状態で縦棧材21
a…の上端部に接合される上横框材21cと、縦棧材2
1a…同士の間に左右両端部を縦棧材21a…にそれぞ
れ接合された状態で配置される複数の横棧材21d…
と、縦棧材21a…同士の間に左右両端部を縦棧材21
a…にそれぞれ接合された状態で後述する手摺30に対
応して配置される手摺取り付け用の埋木21e…と、仕
切部21の袖手摺部22が接合される側縁部の仕切部2
1が接合されていない部分において縦棧材21aの側縁
部に接合される縦框材21fとからなるものである。
【0023】袖手摺部22は、上端部が階段に傾斜に対
応して斜めにされた二本の互いに長さの異なる縦棧材2
2a、22aと、上述の埋木21eと、上記縦棧材22
a、22aの上端部間に階段の傾斜に対応して斜めに架
け渡された状態で、縦棧材22a、22a上端部に接合
された斜横棧材22bと、仕切部21から延出し、上記
縦棧材22a、22aの下端部間に架け渡された状態
で、縦棧材22a、22aの下端部に接合された下横框
材21bとからなるものである。なお、仕切部21と袖
手摺部22とは、予め工場等で一体に形成されてから、
建築現場に搬送されるものである。
【0024】上記上ユニット2bは、上端部が階段の傾
斜に対応して斜めにされた四本の互いに長さの異なる縦
棧材23a…と、上記縦棧材23a…の上端部間に階段
の傾斜に対応して斜めに架け渡された状態で、縦棧材2
3a…の上端部に接合された斜横棧材23bと、上記縦
棧材23a…の下端部間に架け渡された状態で、縦棧材
23a下端部に接合された下横框材23cと、縦棧材2
3a…同士の間に左右両端部を縦棧材23a…にそれぞ
れ接合された状態で配置される複数の横棧材23d…
と、縦棧材23a…同士の間に左右両端部を縦棧材23
a…にそれぞれ接合された状態で手摺30に対応して配
置される手摺取り付け用の埋木23e、23eとからな
るものである。
【0025】なお、上記下ユニット2aと上ユニット2
bとは、基本的に別体に予め製造され、建築現場で一体
に接合されるものであり、一階の床から二階の下部に至
る上下に長尺な手摺壁パネル2を上下二つに分割した状
態とすることにより、その搬送や建築中の住宅内での取
り扱いを容易なものとしている。また、手摺壁パネル2
おいては、下ユニット2aと上ユニット2bとを一体に
した状態で搬送や建築中の家屋内での取り扱い等が可能
ならば、手摺壁パネル2を下ユニット2aと上ユニット
2bとが予め一体になった構造としても良い。
【0026】また、図1においては、手摺壁パネル2の
左右の側面に後述する手摺30取付用の手摺下地材3
1、31と、下直階段ユニット3の壁調整材3a及び上
直階段ユニット4の壁調整材4aとが取り付けられた状
態で図示している。そして、図1に破線で示すように、
手摺壁パネル2の一方の側面の下部に下直階段ユニット
3が接合され、他方の側面の上部に上直階段ユニット4
が接合されるようになっており、手摺壁パネル2は、階
段の手摺壁となるとともに、下直階段ユニット3と上直
階段ユニット4との間の仕切壁となるものである。
【0027】そして、手摺壁パネル2は、基本的に縦棧
材21a、22a、23aと、横棧材21d、23d
と、上框材21cと、下框材21b、23cと、斜横棧
材22b、23bとから格子状に構成され、上述の壁パ
ネルと異なり、左右の両側面に面材が貼設されていない
構造となっている。そして、上述のように格子状の手摺
壁パネル2に直に下直階段ユニット3の壁調整材3aと
上直階段ユニット4の壁調整材4aとが接合されるよう
になっている。また、格子状の手摺壁の開口部は、壁調
整材3a、4aとの接合部と、手摺下地材31、31と
の接合部を除いた部分に石膏ボード(図示略)が貼設さ
れ、その上にクロス(図示略)等の仕上げ材が施され
て、閉塞されるようになっている。
【0028】また、手摺壁パネル2を形成する縦棧材2
1a、22a、23aと、横棧材21d、23dと、斜
横棧材22b、23bとは、手摺壁パネル2の側面方向
に沿った幅が、手摺壁パネル2の側面方向に直交する方
向(厚み方向)に沿った幅(厚み)より広くなってい
る。すなわち、縦棧材21a、22a、23aと、横棧
材21d、23dと、斜横棧材22b、23bとは、断
面矩形状の木材であり、手摺壁パネル2の側面方向に沿
った幅が広く、手摺壁パネル2の厚み方向に沿った幅
(厚み)が薄くなっている。なお、上下の框材21b、
21c、23cは、基本的に、棧材であるが、この例に
おいては、手摺壁パネル2の側面方向に沿った幅が狭く
されている。また、手摺壁パネル2には、図4に示すよ
うに、手摺30が取り付けられるようになっている。そ
して、手摺30は、折り返し階段に対応して、手摺壁パ
ネル2の一方の側面の下部から他方の側面の上部に回り
込むように配置されている。また、手摺30の支柱部3
2…は、上述の手摺壁パネル2の埋木21e、23e
と、該埋木21e、23eに対応して手摺壁パネル2に
取り付けられた手摺下地31、31とに支持されるよう
になっており、例えば、支柱部32…を手摺壁パネル2
に接合するビスが、手摺下地31、31を貫通して、埋
木21e、23eに打ち込まれた状態となっている。
【0029】上記下直階段ユニット3は、図2(B)に
示すように、側板をなす左右のささら桁(図中片方だけ
図示)3bと、これらささら桁3b間に、段階的に設け
られ踏み板となる段板3c…と、これら段板3c…間に
設けられた蹴込板3d…と、二つのささら桁4bの外側
面にそれぞれ設けられ、かつ、第二の壁12もしくは手
摺壁パネル2に接合される壁調整材(図中片方だけを図
示)3aとからなるものである。
【0030】上記上直階段ユニット4は、図2(C)に
示すように、側板をなす左右のささら桁4b、4bと、
これらささら桁4b、4b間に、段階的に設けられ踏み
板となる段板4c…と、これら段板4c…間に設けられ
た(図中一つだけ背面から図示)蹴込板4dと、二つの
ささら桁4bの外側面にそれぞれ設けられ、かつ、第三
の壁もしくは手摺壁パネル2に接合される壁調整材(図
中片方だけを図示)4aとからなるものである。
【0031】上記下階段踊り場ユニット5は、図2
(D)に示すように、四角枠状の枠体5aと、この枠体
5a上に貼設され踊り場の床面となる面材5bと、枠体
5aの一つの側面に取り付けられ、下直階段ユニット3
との接合部となる蹴込板5cと、枠体5aの上記一つの
側面に隣接する側面に設けられ、上階段踊り場ユニット
6と接合される接合部5dと、残りの二つの側面に設け
られ、第一及び第二の壁11、12と接合される図示し
ない壁調整材とからなるものであり、予め、工場等でこ
れらの部材が一体に接合されてなるものである。なお、
枠体5a内部には、複数本の図示しない棧材(根太)が
配置されている。また、蹴込板5cは、下直階段ユニッ
ト3の最上段の段板3cと下階段踊り場ユニット5の面
材5bとの間の蹴込板となるものである。
【0032】上階段踊り場ユニット6は、図2(E)に
示すように、四角枠状の枠体6aと、この枠体6a上に
貼設され踊り場の床面となる面材6bと、枠体6aの一
つの側面に取り付けられ、下階段踊り場ユニット5との
接合部となる蹴込板6cと、枠体6aの上記一つの側面
に隣接する側面に設けられ、上直階段ユニット4と接合
される接合部6dと、残りの二つの側面に設けられ、第
一及び第三の壁と接合される壁調整材6eとからなるも
のであり、予め、工場等でこれらの部材が一体に接合さ
れてなるものである。なお、枠体6a内部には、複数本
の図示しない棧材(根太)が配置されている。また、蹴
込板6cは、下階段踊り場ユニット5の面材5bと上階
段踊り場ユニット6の面材6bとの間の蹴込板となるも
のである。
【0033】上記下直階段受けパネル7は、図2(F)
に示すように、矩形枠状の枠体7aと、枠体7a内に上
下に配置された棧材7bとからなる格子状のパネルであ
る。そして、下直階段受けパネル7は、その下端部が一
階の床面に立設された状態で接合されるとともに、その
上端部が下直階段ユニット3と下階段踊り場ユニット5
との接合部分に接合され、下直階段ユニット3の上端部
を支持するように受けた状態で配置される。なお、下直
階段ユニット3は、その左右両側面がそれぞれ第二の壁
12と手摺壁パネル2とに接合さ、下階段踊り場ユニッ
ト5は、その隣り合う側面がそれぞれ第一及び第二の壁
11、12に接合され、さらに、下直階段ユニット3の
上端部が下階段踊り場ユニット5に接合されているの
で、下直階段ユニット3及び下階段踊り場ユニット5を
下直階段受けパネル7が単独で支持しているものではな
い。
【0034】上記踊り場下仕切パネル8は、図2(G)
に示すように、矩形枠状の枠体8aと、枠体8a内に上
下に配置された棧材8bとからなる格子状のパネルであ
る。そして、踊り場下仕切パネル8は、その下端部が一
階の床面に立設された状態で接合されるとともに、その
上端部が下階段踊り場ユニット5と上階段踊り場ユニッ
ト6との接合部分に接合され、上記接合部分を支持する
ように受けた状態で配置される。なお、下階段踊り場ユ
ニット5と上階段踊り場ユニット6とは、その側面が周
囲の壁に接合され支持されているので、下階段踊り場ユ
ニット5と上階段踊り場ユニット6とを踊り場下仕切パ
ネル8が単独で支持しているものではない。
【0035】上記二階手摺壁パネル9は、図2(H)に
示すように、矩形枠状の枠体9aと、枠体9a内に上下
に配置された棧材9bと、一方の側縁部に二階の手摺壁
パネル9の厚み方向に突出して設けられた接合板9cと
からなるものである。上記二階手摺壁パネル9は、図1
に示すようにその下端部が二階の床に接合され、左右側
縁部のうちの一方の側縁部が手摺壁パネル2の上部の一
方の側縁部に接合され、他方の側縁部が接合板9cによ
り第二の壁12に接合されている。
【0036】次に、上述のような階段ユニット1を用い
た階段の施工方法を説明する。まず、図5に示すよう
に、第一の壁11から所定の間隔を開けて第一の壁11
パネルと平行となるとともに、一方の側縁が第二の壁1
2に当接するように下直階段受けパネル7を配置し、下
直階段受けパネル7の下端部7を一階の床に接合すると
ともに、下直階段受けパネル7の一方の側縁部を第二の
壁12に接合する。なお、この例においては、各部材の
接合は、例えば、接着材とスクリュー釘やビス等の接合
部材とにより行われる。
【0037】次に、図6に示すように、下直階段ユニッ
ト3の上端部が下直階段受けパネル7上に載置され、か
つ、下直階段ユニット3の一方の側面が第二の壁12に
当接するように下直階段ユニット3を配置し、下直階段
ユニット3の一方の側面(壁調整材3a)と第二の壁1
2とを接合するとともに、下直階段ユニット3の上端部
(最上部の段板3c)と下直階段受けパネル7の上端部
とを接合する。
【0038】次に、上記下階段踊り場ユニット5を下直
階段ユニット3上に配置し、下階段踊り場ユニット5の
蹴込板5cの下端部を下直階段ユニット3の上端部(最
上部の段板3c)と下直階段受けパネル7の上端部とに
接合し、さらに下階段踊り場ユニット5の二つの側面を
それぞれ第一及び第二の壁11、12に接合する。次
に、図7に示すように、下階段踊り場ユニット5の上階
段踊り場ユニット6と接合される側面の下に踊り場下仕
切パネル8を配置し、踊り場下仕切パネル8の下端部を
一階の床に接合するとともに、一方の側縁部を第一の壁
11に接合し、さらに、踊り場下仕切パネル8の上端部
と下階段踊り場ユニット5とを接合する。
【0039】次に、下階段踊り場ユニット5に隣接して
上階段踊り場ユニット6を配置し、上階段踊り場ユニッ
ト6の蹴込板6cを下階段踊り場ユニット5に接合する
とともに、上階段踊り場ユニット6の二つの側縁部をそ
れぞれ第一の壁11と図示しない第三の壁に接合する。
次に、手摺壁パネル2を下直階段ユニット3の他方の側
面に当接するように配置し、手摺壁パネル2の下端部を
一階の床に接合するとともに、一方の側縁部を踊り場下
仕切パネル8の側縁部に接合し、さらに、下直階段ユニ
ット3の他方の側面(壁調整材3a)と手摺壁パネル2
とを接合する。
【0040】次に、図1に示すように、上階段踊り場ユ
ニット6に上直階段ユニット4を配置し、上直階段ユニ
ット4の下端部を上階段踊り場ユニット6に接合し、上
直階段ユニット4の上端部を図示しない二階の床(一部
を床13として図示)と接合し、上直階段ユニット4の
一方の側面を手摺壁パネル2に接合し、他方の側面を図
示しない第三の壁に接合する。
【0041】次に、二階の床13上に二階手摺壁パネル
9を配置し、その下端部を二階の床13に接合し、一方
の側縁部を手摺壁パネル2に接合し、他方の側縁部を第
二の壁に接合する。以上の工程により、階段ユニット1
を構成する各サブユニットの組立を終了し、次いで、手
摺壁パネル2及び二階手摺壁パネル9の両側面に石膏ボ
ードを貼設し、さらにその上にクロス等を貼設する。す
なわち、手摺壁パネル2及び二階手摺壁パネル9の側面
に内装材を貼設し、格子状の手摺壁パネル2及び二階手
摺壁パネル9の開口を閉塞する。
【0042】また、各壁面等にも内装材を貼設し、必要
に応じて上直階段ユニット4の下に間仕切り壁等を配置
して、階段部分の施工を終了する。上述のような階段ユ
ニット1による階段構造によれば、手摺壁パネル2が木
製パネル工法の壁パネルや2×4工法の壁と異なり、そ
の両面に面材が施されていないので、その分だけ手摺壁
を薄くすることができる。
【0043】さらに、手摺壁パネル2を形成する縦棧材
21a、22a、23aと、横棧材21d、23dと、
斜横棧材22b、23bとは、手摺壁パネル2の側面方
向に沿った幅が、手摺壁パネル2の側面方向に直交する
方向(厚み方向)に沿った幅(厚み)より広くなってい
るので、各棧材の手摺壁パネル2の側面に沿った方向の
幅を広くすることで強度を高めた状態で、手摺壁パネル
2の厚みに沿った方向の幅を狭くすることで、手摺壁パ
ネル2に所定の強度を持たせた状態で、手摺壁パネル2
を薄くすることができる。
【0044】従って、さらに、手摺壁パネル2を薄くす
ることができる。そして、上述のように手摺壁パネル2
を薄くすることで、限られた空間に設けられた階段にお
いて、階段の有効な左右幅を拡げることができるので、
階段の使い勝手を向上することができる。さらに、壁面
から階段側に突出するように手摺30を設けることによ
り、階段の有効な左右幅が減少しても、上述のように手
摺壁パネル2を薄くして、階段の有効な左右幅を拡げて
おくことにより、階段側に突出する手摺30により階段
の使い勝手が悪くなるのを防止することができるととも
に、階段全体の幅を広くしなくとも階段側に突出する手
摺30を設けた状態で階段に必要な有効な左右幅を確保
することができる。なお、上記階段ユニット1は、本発
明の一例であり、階段の段数、階段の左右幅、踊り場の
形状、階段の格段の前後幅等は、自由に設計変更するこ
とが可能である。
【0045】また、手摺壁パネル2の形状も変更するこ
とが可能であり、例えば、図8に示すような形状の手摺
壁パネル40を用いることができる。この手摺壁パネル
40は、上記例の手摺壁パネル2の下ユニット2aの袖
手摺部22を無くして、手摺壁パネル40の下ユニット
40aの全体を仕切部としたものである。そして、手摺
壁パネル40の上ユニット40bは、上記例の手摺壁パ
ネル2の上ユニット2aと同様の構成を有するものであ
り、同様の構成要素に同一の符号を付してその説明を省
略する。
【0046】手摺壁パネル40の下ユニット40aは、
四本の縦棧材41a…と、これら縦棧材41a…の下端
部間に架け渡された状態で縦棧材41aの下端部に接合
される下横框材41bと、縦棧材41a…の上端部間に
架け渡された状態で縦棧材41a…の上端部に接合され
る上横框材41cと、縦棧材41a…同士の間に左右両
端部を縦棧材41a…にそれぞれ接合された状態で配置
される複数の横棧材41d…と、縦棧材41a…同士の
間に左右両端部を縦棧材41a…にそれぞれ接合された
状態で後述する手摺30に対応して配置される手摺取り
付け用の埋木41e…と、一方の側縁部の縦棧材41a
の外側の側縁部に接合される縦框材41fとからなるも
のである。
【0047】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の階段構造によれ
ば、格子状の手摺壁に直接階段の側面が接合されている
ので、例えば、従来の手摺壁のように枠体に貼設された
面板を有し、枠体と階段とが面板を介して接合される場
合よりも、階段の左右幅に占める手摺壁の左右幅(厚
み)を小さくして、限られた空間に設けられた階段の有
効な左右幅を拡げることができる。また、格子状の手摺
壁に階段を接合する際に、従来のように棧材が面板で隠
された状態となっていないので、手摺壁の棧材と階段と
を容易に接合することができる。
【0048】本発明の請求項2記載の階段構造によれ
ば、横棧材及び縦棧材は、手摺壁の側面に直交する方
向、すなわち手摺壁の厚み方向が薄くなっており、手摺
壁を薄くできるようになっている。また、横棧材及び縦
棧材の強度は、手摺壁の厚み方向に沿った厚みを所定の
厚み以下とならないようにするとともに、手摺壁の側面
の沿った方向の幅を広くすることで所定の強度を得るこ
とができる。すなわち、所定の強度を有した状態で手摺
壁を薄くすることができ、手摺壁を薄くした分、限られ
た空間に設けられた階段の有効な左右幅を拡げることが
できる。
【0049】本発明の請求項3記載の階段構造によれ
ば、手摺壁の左右の側面側にそれぞれ下階段ユニットと
上階段ユニットとを配置することにより、折り返し階段
が構成されることになり、手摺壁が、折り返し階段の下
階段とこの下階段に対して折り返した状態に配置された
上階段との仕切壁となる。そして、上述のように仕切壁
を面材分だけ薄いものとしたり、仕切壁自体を薄いもの
とすることにより、折り返し階段の下階段側と上階段側
との両方において、有効な左右幅を拡げることができ
る。また、階段部分をユニット下することにより現場作
業の省力化を図ることができる。
【0050】本発明の請求項4記載の階段構造によれ
ば、手摺壁ユニットが予め形成されているので、現場施
工を省力化することができ、特に、階段を構成する他の
部分もユニット化することにより、階段の施工を大幅に
省力化することができる。本発明の請求項5記載の階段
構造によれば、手摺壁がユニット化された段階で、手摺
用の埋木が施されているので、容易に手摺を取り付ける
ものとすることができるとともに、縦棧材に接合された
埋木により手摺の強度を容易に確保することができる。
また、建築時に階段に手摺を付けない構造となっていて
も、手摺壁に予め手摺用の埋木が施されていれば、容易
に手摺壁に必要な強度を有する手摺を後付けすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の階段構造を用いた
階段ユニットを示す斜視図である。
【図2】上記例の階段ユニットを構成する各サブユニッ
トを示す斜視図である。
【図3】上記例の階段ユニットの手摺壁パネルを示す側
面図である。
【図4】上記例の階段ユニットの手摺壁パネルに設けら
れた手摺を示す側面図である。
【図5】上記例の階段ユニットの施工工程を説明するた
めの斜視図である。
【図6】上記例の階段ユニットの施工工程を説明するた
めの斜視図である。
【図7】上記例の階段ユニットの施工工程を説明するた
めの斜視図である。
【図8】上記例とは異なる手摺壁パネルを示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1 階段ユニット 2 手摺壁パネル(手摺壁、手摺壁ユニット) 3 下直階段ユニット(階段、下階段ユニット) 4 上直階段ユニット(階段、下直階段ユニッ
ト) 21a 縦棧材 21d 横棧材 22a 縦棧材 22b 斜横棧材 23a 縦棧材 23d 横棧材 21e 埋木 23e 埋木

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下階と上階とをつなぐ階段の少なくとも
    一方の側面に手摺壁が接合された階段構造であって、 上記手摺壁が、上下に配置された縦棧材と左右に配置さ
    れた横棧材とを有する格子状に形成され、かつ、格子状
    の上記手摺壁と階段の側面とが接合されるとともに、上
    記手摺壁の上記階段との接合部以外の側面に仕上げ材が
    貼設されていることを特徴とする階段構造。
  2. 【請求項2】 上記横棧材及び縦棧材の少なくとも一部
    は、上記手摺壁の側面に沿った方向の幅が、上記手摺壁
    の側面に直交する方向の幅より広くなっていることを特
    徴とする請求項1記載の階段構造。
  3. 【請求項3】 上記階段が、階段構築前に予め製作され
    るとともに下階の床側に接続される下階段ユニットと、
    階段構築前に予め製作されるとともに上階の床側に接続
    される上階段ユニットとを備え、上記手摺壁の一方の側
    面に上記下階段ユニットが接合され、上記手摺壁の他方
    の側面に上記上階段ユニットが接合され、上記階段が折
    り返し階段とされていることを特徴とする請求項1また
    は2記載の階段構造。
  4. 【請求項4】 上記手摺壁が、階段構築前に予め格子状
    に形成された手摺壁ユニットとされていることを特徴と
    する請求項1、2または3記載の階段構造。
  5. 【請求項5】 上記手摺壁の手摺取り付け位置に、手摺
    を取り付けるための埋木が予め配置され、上記埋木が上
    記手摺壁の少なくとも上記縦棧材に接合されていること
    を特徴とする請求項4記載の階段構造。
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