JPH10242294A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH10242294A
JPH10242294A JP9044243A JP4424397A JPH10242294A JP H10242294 A JPH10242294 A JP H10242294A JP 9044243 A JP9044243 A JP 9044243A JP 4424397 A JP4424397 A JP 4424397A JP H10242294 A JPH10242294 A JP H10242294A
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region
impurity
semiconductor device
transistor
well region
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Norihisa Arai
範久 新井
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Toshiba Electronic Device Solutions Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工程数削減によるコスト低減とチップサイズ
の縮小を達成する。 【解決手段】 領域Aには、閾値が0.7V程度のE
(エンハンスメント)タイプMOSトランジスタが形成
され、領域Bには、閾値が0.1V程度のIタイプMO
Sトランジスタが形成される。EタイプMOSトランジ
スタは、ウェル領域15中に形成される。フィ−ルド酸
化膜19の直下には、チャネルストッパとして機能する
ウェル領域15が形成される。つまり、EタイプMOS
トランジスタ用のウェル領域15とチャネルストッパ用
のウェル領域15は、同時に形成され、深さもほぼ同じ
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MOSトランジス
タを有する半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体の分野においては、チップ内の素
子の高密度化、LSI(半導体装置)の低価格化という
市場要求は、現在においても依然として存在する。特
に、不揮発性メモリなどの半導体メモリでは、素子の高
密度化によるメモリ容量の増大、チップサイズの縮小と
共に、プロセスの簡略化による製造コストの低減が、至
急の検討課題となっている。
【0003】そこで、まず、不揮発性メモリを例に、チ
ップサイズの縮小を達成するために、従来、どのような
工夫がなされているかについて述べる。
【0004】不揮発性メモリでは、デ−タの書き込み時
及び消去時に高電圧が使用される。この高電圧は、一般
に、LSIの内部において、チャ−ジポンピング技術に
基づいた昇圧回路を用いて、外部電源電圧を昇圧させる
ことにより得られる(参考文献1: 編者 飯塚「CM
OS超LSIの設計」培風館pp.192,193参
照)。
【0005】しかし、昇圧回路は、極めて高い電圧を生
成しなければならないため、大きな容量のキャパシタ素
子から構成しなければならない。キャパシタ素子の容量
を大きくするということは、一般に、キャパシタ面積、
即ち、キャパシタ素子自体を大きくすることを意味す
る。よって、チップ内において昇圧回路が占める面積が
大きくなり、チップサイズやコストの増大を招く。
【0006】従来、このような問題を解決するために、
不揮発性メモリでは、閾値が0.1V程度と極めて低
く、バックゲ−トバイアス効果が小さいMOSトランジ
スタ(以後、I (intrinsic)タイプMOSトランジスタ
と称する)により昇圧回路を構成し、昇圧効率を向上さ
せるようにしている。
【0007】IタイプのNチャネルMOSトランジスタ
は、閾値制御用の不純物が素子領域(MOSトランジス
タのチャネル部)に何ら導入されていないもので、約2
×1016cm-3の不純物濃度を有するPタイプシリコン
基板に形成することができる(参考文献2: 著者
S.M.ジィ−「半導体デバイス」南日,川辺,長谷川
訳 産業図書pp.220,221 参照)。
【0008】即ち、IタイプMOSトランジスタは、そ
のチャネル部に閾値制御用の不純物が導入されない点に
おいて、チャネル部に閾値制御用の不純物が導入される
通常のE(エンハンスメント)タイプMOSトランジス
タと相違し、かつ、EタイプMOSトランジスタと比べ
てバックゲ−トバイアス効果が小さいという特徴を有す
る(参考文献3: 監修 武石,原「MOS集積回路の
基礎」近代科学社pp.12,13 参照)。
【0009】このように、チャ−ジポンピング技術に基
づく昇圧回路をIタイプMOSトランジスタにより構成
することにより、高電圧を生成するに際して、キャパシ
タ素子の容量を極力抑えることができるため、チップサ
イズの縮小に貢献することができる。
【0010】ところで、半導体の分野においては、LS
Iの低価格化を達成するために、プロセスの簡略化(削
減)による製造コストの低減が必要不可欠である。そこ
で、従来のいくつかの製造方法について説明する。
【0011】i. 第1例 まず、図32及び図33に示すように、Pタイプシリコ
ン基板11上にシリコン酸化膜12を形成する。PEP
(フォトエッチングプロセス)により、シリコン酸化膜
12上にレジストパタ−ン13を形成する。
【0012】このレジストパタ−ン13をマスクにし
て、イオン注入法により、Pタイプの不純物(例えば、
ボロンイオン)14をシリコン基板11中に導入する。
この後、レジストパタ−ン13は、剥離される。
【0013】次に、図34及び図35に示すように、長
時間の高温熱拡散を行い、シリコン基板11中に導入さ
れたボロンイオンを拡散させることにより、Pタイプの
ウェル領域15を形成する(このプロセスを「ウェル拡
散プロセス」という)。
【0014】この後、例えば、LPCVD法により、シ
リコン酸化膜12上にシリコン窒化膜16を形成する。
また、PEP(フォトエッチングプロセス)により、シ
リコン窒化膜16上にレジストパタ−ン17を形成す
る。
【0015】このレジストパタ−ン17をマスクにし
て、例えば、RIE(反応性イオンエッチング)法によ
り、シリコン窒化膜16をパタ−ニングする。また、レ
ジストパタ−ン17をマスクにして、イオン注入法によ
り、Pタイプの不純物(例えば、ボロンイオン)18を
シリコン基板11中に導入する。この後、レジストパタ
−ン17は、剥離される。
【0016】次に、図36に示すように、シリコン窒化
膜16をマスクにして、LOCOS酸化を行うと、シリ
コン基板11上に膜厚が約500nmのフィ−ルド酸化
膜19が形成されると共に、フィ−ルド酸化膜19の直
下には、Pタイプの拡散領域(チャネルストッパ)20
が形成される。この後、シリコン窒化膜16は、剥離さ
れる。
【0017】次に、図37及び図38に示すように、P
EP(フォトエッチングプロセス)により、シリコン酸
化膜12上及びフィ−ルド酸化膜19上にレジストパタ
−ン21を形成する。このレジストパタ−ン21は、通
常のEタイプMOSトランジスタが形成される素子領域
上に開口が設けられ、IタイプMOSトランジスタが形
成される素子領域上を覆うようなパタ−ンを有してい
る。
【0018】このレジストパタ−ン21をマスクにし
て、イオン注入法により、MOSトランジスタの閾値を
制御するためのPタイプの不純物(例えば、ボロンイオ
ン)22をシリコン基板11中に導入する。この後、レ
ジストパタ−ン21及びシリコン酸化膜12は、剥離さ
れる。
【0019】次に、図39に示すように、例えば、熱酸
化法により、フィ−ルド酸化膜19に取り囲まれた素子
領域上にゲ−ト酸化膜23を形成する。ゲ−ト酸化膜2
3上には、ゲ−ト電極24が形成される。
【0020】この後、ゲ−ト電極24をマスクにして、
Nタイプの不純物(例えば、リン)が、セルフアライン
により、シリコン基板11中に導入される。
【0021】最後に、熱酸化法により、ゲ−ト電極24
の表面にシリコン酸化膜30を形成すると、これと同時
に、シリコン基板11中の不純物が活性化され、ソ−ス
・ドレイン領域25が形成される。
【0022】以上の製造プロセスにより、シリコン基板
11上に半導体素子(MOSトランジスタ)が形成され
る。
【0023】図40は、上記製造プロセスの主要部を簡
単に示すものである。この製造プロセスの特徴は、ウェ
ル拡散プロセスが存在する点と、3回のPEPが存在す
る点にある。即ち、ウェル拡散プロセスは、長時間の熱
拡散プロセスであるため、ウェル領域15のためのイオ
ン注入と、閾値制御又はチャネルストッパのためのイオ
ン注入を同時に行うことができない問題がある。
【0024】ii. 第2例 近年、160keVを越えるような高い加速エネルギ−
を用いた高エネルギ−イオン注入技術が開発されてい
る。このイオン注入技術によれば、シリコン基板中の深
い位置に不純物(イオン)を導入することができるた
め、上述の第1例に示す“ウェル拡散プロセス”を省略
することができる。以下、高エネルギ−イオン注入技術
を用いた製造プロセスについて説明する。
【0025】まず、図41及び図42に示すように、例
えば、熱酸化法により、Pタイプのシリコン基板11上
にシリコン酸化膜12を形成する。また、例えば、LP
CVD法により、シリコン酸化膜12上にシリコン窒化
膜16を形成する。この後、PEP(フォトエッチング
プロセス)により、シリコン窒化膜16上にレジストパ
タ−ン17を形成する。
【0026】また、レジストパタ−ン17をマスクにし
て、例えば、RIE(反応性イオンエッチング)法によ
り、シリコン窒化膜16をパタ−ニングする。この後、
レジストパタ−ン17は、剥離される。
【0027】次に、図43に示すように、シリコン窒化
膜16をマスクにして、LOCOS酸化を行うと、シリ
コン基板11上に膜厚が約500nmのフィ−ルド酸化
膜19が形成される。この後、シリコン窒化膜16は、
剥離される。
【0028】次に、図44及び図45に示すように、P
EP(フォトエッチングプロセス)により、フィ−ルド
酸化膜19上に開口を有し、シリコン酸化膜12上を覆
うようなレジストパタ−ン26を形成する。
【0029】このレジストパタ−ン26をマスクにし
て、250keV程度の高い加速エネルギ−を用いたイ
オン注入法により、Pタイプの不純物(例えば、ボロン
イオン)27をフィ−ルド酸化膜19直下のシリコン基
板11中に導入する。この後、レジストパタ−ン26
は、剥離される。
【0030】次に、図46及び図47に示すように、P
EP(フォトエッチングプロセス)により、シリコン酸
化膜12上及びフィ−ルド酸化膜19上にレジストパタ
−ン21を形成する。このレジストパタ−ン21は、通
常のEタイプMOSトランジスタが形成される素子領域
上に開口が設けられ、IタイプMOSトランジスタが形
成される素子領域上を覆うようなパタ−ンを有してい
る。
【0031】このレジストパタ−ン21をマスクにし
て、例えば、400keV及び300keV程度の異な
る複数の加速エネルギ−を用いた高エネルギ−イオン注
入法により、Pタイプの不純物(例えば、ボロンイオ
ン)28をシリコン基板11中の深い位置に導入する。
【0032】また、レジストパタ−ン21をマスクにし
て、例えば、40keV程度の低い加速エネルギ−を用
いたイオン注入法により、MOSトランジスタの閾値を
制御するためのPタイプの不純物(例えば、ボロンイオ
ン)29をシリコン基板11中に導入する。
【0033】この後、レジストパタ−ン21及びシリコ
ン酸化膜12は、剥離される。
【0034】次に、図48に示すように、例えば、熱酸
化法により、フィ−ルド酸化膜19に取り囲まれた素子
領域上にゲ−ト酸化膜23を形成する。ゲ−ト酸化膜2
3上には、ゲ−ト電極24が形成される。
【0035】この後、ゲ−ト電極24をマスクにして、
Nタイプの不純物(例えば、リン)が、セルフアライン
により、シリコン基板11中に導入される。
【0036】最後に、熱酸化法により、ゲ−ト電極24
の表面にシリコン酸化膜30を形成すると、これと同時
に、シリコン基板11中の不純物が活性化され、Pタイ
プのウェル領域15、Pタイプの拡散領域(チャネルス
トッパ)20及びソ−ス・ドレイン領域25がそれぞれ
形成される。
【0037】以上の製造プロセスにより、シリコン基板
11上に半導体素子(MOSトランジスタ)が形成され
る。
【0038】図49は、上記製造プロセスの主要部を簡
単に示すものである。この製造プロセスの特徴は、高い
加速エネルギ−を用いて、シリコン基板中の深い位置に
不純物を導入し、この不純物を活性化させることにより
ウェル領域を形成している点にある。
【0039】このような製造プロセスによれば、長時間
のウェル拡散プロセスが不要であるため、製造時間の短
縮による製造コストの低減に貢献できる。また、MOS
トランジスタの閾値制御とウェル形成のためのイオン注
入を同じマスクを用いて実行できるようになるため、P
EPの削減によるコストの低減にも貢献できる。
【0040】iii. 第3例 この例は、上述の第2例の変形例である。
【0041】まず、図50及び図51に示すように、例
えば、熱酸化法により、Pタイプのシリコン基板11上
にシリコン酸化膜12を形成する。また、例えば、LP
CVD法により、シリコン酸化膜12上にシリコン窒化
膜16を形成する。
【0042】この後、PEP(フォトエッチングプロセ
ス)により、シリコン窒化膜16上にレジストパタ−ン
17を形成する。このレジストパタ−ン17をマスクに
して、例えば、RIE(反応性イオンエッチング)法に
より、シリコン窒化膜16をパタ−ニングする。
【0043】また、レジストパタ−ン17をマスクにし
て、イオン注入法により、Pタイプの不純物(例えば、
ボロンイオン)18をシリコン基板11中に導入する。
この後、レジストパタ−ン17は、剥離される。
【0044】次に、図52に示すように、シリコン窒化
膜16をマスクにして、LOCOS酸化を行うと、シリ
コン基板11上に膜厚が約500nmのフィ−ルド酸化
膜19が形成されると共に、フィ−ルド酸化膜19の直
下には、Pタイプの拡散領域(チャネルストッパ)20
が形成される。この後、シリコン窒化膜16は、剥離さ
れる。
【0045】次に、図53及び図54に示すように、P
EP(フォトエッチングプロセス)により、シリコン酸
化膜12上及びフィ−ルド酸化膜19上にレジストパタ
−ン21を形成する。このレジストパタ−ン21は、通
常のEタイプMOSトランジスタが形成される素子領域
上に開口が設けられ、IタイプMOSトランジスタが形
成される素子領域上を覆うようなパタ−ンを有してい
る。
【0046】このレジストパタ−ン21をマスクにし
て、例えば、400keV及び300keV程度の異な
る複数の加速エネルギ−を用いた高エネルギ−イオン注
入法により、Pタイプの不純物(例えば、ボロンイオ
ン)28をシリコン基板11中の深い位置に導入する。
【0047】また、レジストパタ−ン21をマスクにし
て、例えば、40keV程度の低い加速エネルギ−を用
いたイオン注入法により、MOSトランジスタの閾値を
制御するためのPタイプの不純物(例えば、ボロンイオ
ン)29をシリコン基板11中に導入する。
【0048】この後、レジストパタ−ン21及びシリコ
ン酸化膜12は、剥離される。
【0049】次に、図55に示すように、例えば、熱酸
化法により、フィ−ルド酸化膜19に取り囲まれた素子
領域上にゲ−ト酸化膜23を形成する。ゲ−ト酸化膜2
3上には、ゲ−ト電極24が形成される。
【0050】この後、ゲ−ト電極24をマスクにして、
Nタイプの不純物(例えば、リン)が、セルフアライン
により、シリコン基板11中に導入される。
【0051】最後に、熱酸化法により、ゲ−ト電極24
の表面にシリコン酸化膜30を形成すると、これと同時
に、シリコン基板11中の不純物が活性化され、Pタイ
プのウェル領域15及びソ−ス・ドレイン領域25がそ
れぞれ形成される。
【0052】以上の製造プロセスにより、シリコン基板
11上に半導体素子(MOSトランジスタ)が形成され
る。
【0053】図56は、上記製造プロセスの主要部を簡
単に示すものである。この製造プロセスの特徴は、高い
加速エネルギ−を用いて、シリコン基板中の深い位置に
不純物を導入し、この不純物を活性化させることにより
ウェル領域を形成している点にある。
【0054】このような製造プロセスによれば、長時間
のウェル拡散プロセスが不要であるため、製造時間の短
縮による製造コストの低減に貢献できる。また、MOS
トランジスタの閾値制御とウェル形成のためのイオン注
入を同じマスクを用いて実行できるようになるため、P
EPの削減によるコストの低減にも貢献できる。
【0055】また、Pタイプの拡散領域(チャネルスト
ッパ)20を形成するためのイオン注入の際に用いるマ
スクパタ−ン(レジストパタ−ン17)と、フィ−ルド
酸化膜19を形成するために用いるマスク(シリコン窒
化膜16)のパタ−ンが同じであるため、全体として、
PEPを1回分だけ減らすことができる。
【0056】
【発明が解決しようとする課題】このように、半導体の
分野においては、チップ内の素子の高密度化によるチッ
プサイズの縮小や、製造プロセスの簡略化による製造コ
ストの低減が、市場要求として強く存在する。
【0057】例えば、不揮発性メモリの場合には、チッ
プ内の昇圧回路の面積を縮小し、チップサイズの縮小を
図るために、昇圧回路をIタイプのMOSトランジスタ
により構成し、また、製造プロセスの簡略化による製造
コストの低減を図るために、高エネルギ−イオン注入法
を用いてPEPの回数を減らしている。
【0058】しかし、EタイプのMOSトランジスタと
IタイプのMOSトランジスタが混在しているLSI
(半導体装置)の製造プロセスを、IタイプのMOSト
ランジスタを有しないLSIにそのまま適用すると、プ
ロセスに無駄が生じる場合がある。
【0059】また、MOSトランジスタを有するLSI
の全てに適用でき、かつ、チップ内の素子の高密度化に
よるチップサイズの縮小と製造プロセスの簡略化による
製造コストの低減を同時に達成できる技術の開発が望ま
れている。
【0060】本発明は、上記欠点を解決すべくなされた
もので、その目的は、MOSトランジスタを有するLS
I(半導体装置)において、チップサイズの縮小及び製
造コストの低減を同時に達成できる半導体装置及びその
製造方法を提供することである。
【0061】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の半導体装置は、第1導電タイプの半導体基
板と、前記半導体基板中に形成される第1導電タイプの
ウェル領域と、前記ウェル領域中に形成される第2導電
タイプの第1トランジスタと、前記半導体基板中に形成
される第2導電タイプの第2トランジスタとを備え、前
記ウェル領域は、前記第2トランジスタを取り囲むよう
に配置されている。
【0062】前記ウェル領域は、素子領域に配置される
第1部分と素子分離膜の直下に配置される第2部分とか
ら構成され、前記第1トランジスタは、前記ウェル領域
の第1部分に形成され、前記第2トランジスタは、前記
ウェル領域の第2部分に取り囲まれている。
【0063】前記ウェル領域の第2部分と前記第2トラ
ンジスタのソ−ス・ドレイン領域は、所定のオフセット
幅だけ、互いに離れている。一方、前記ウェル領域の第
2部分と前記第2トランジスタのソ−ス・ドレイン領域
は、互いに接触していてもよい。
【0064】前記ウェル領域の第2部分と前記第2トラ
ンジスタのソ−ス・ドレイン領域は、少なくとも前記第
2トランジスタのチャネル幅方向については所定のオフ
セット幅だけ互いに離れていてもよい。
【0065】前記ウェル領域の第1部分は、前記ウェル
領域の第2部分よりも深い。前記素子分離膜は、LOC
OS構造及びSTI構造のうちのいずれか1つの構造を
有している。
【0066】前記第2トランジスタのチャネル部の不純
物濃度は、前記半導体基板の不純物濃度と実質的に同じ
である。また、前記第2トランジスタの閾値の絶対値
は、前記第1トランジスタの閾値の絶対値よりも小さ
い。
【0067】本発明の半導体装置の製造方法は、第1導
電タイプの半導体基板上に素子分離膜を形成した後、第
1素子領域上及び前記素子分離膜上に開口を有し、第2
素子領域を覆うようなマスクを設けたうえで、前記第1
素子領域及び前記素子分離膜直下に同時に第1導電タイ
プの第1不純物をイオン注入し、前記第1及び第2素子
領域上にそれぞれゲ−ト電極を形成し、前記ゲ−ト電極
をマスクにして、前記第1及び第2素子領域に同時に第
2導電タイプの第2不純物をイオン注入し、熱処理によ
り、前記第1不純物を活性化して前記第1素子領域及び
前記素子分離膜直下に第1導電タイプのウェル領域を形
成すると同時に、前記第2不純物を活性化して前記第1
及び第2素子領域にソ−ス・ドレイン領域を形成する、
という一連の工程を備えている。
【0068】前記第1不純物は、前記第2素子領域を取
り囲むように、前記素子分離膜直下にイオン注入され
る。
【0069】前記第1不純物をイオン注入する直前又は
直後に、前記マスクを用いて、前記第1素子領域の表面
領域に、MOSトランジスタの閾値制御のための第3不
純物が選択的にイオン注入される。
【0070】前記熱処理により、前記ゲ−ト電極の表面
に酸化膜が形成される。前記第1不純物は、複数の加速
エネルギ−を用いてイオン注入される。
【0071】本発明の半導体装置は、第1導電タイプの
半導体基板と、前記半導体基板中に形成される第2導電
タイプの第1トランジスタを取り囲む第1素子分離膜
と、前記半導体基板中に形成される第2導電タイプの第
2トランジスタを取り囲む第2素子分離膜と、前記第1
素子分離膜と前記第2素子分離膜の間における前記半導
体基板中に形成される第1導電タイプの拡散領域とを備
える。
【0072】前記半導体基板中には、第2導電タイプの
ウェル領域が形成され、前記ウェル領域中には、第1導
電タイプの第3トランジスタが形成される。
【0073】前記第1及び第2トランジスタのチャネル
部の不純物濃度は、前記半導体基板の不純物濃度と実質
的に同じである。前記第1及び第2MOSトランジスタ
の閾値の絶対値は、前記第3トランジスタの閾値の絶対
値よりも小さい。
【0074】前記第1及び第2素子分離膜は、LOCO
S構造及びSTI構造のうちのいずれか1つの構造を有
している。
【0075】本発明の半導体装置の製造方法は、第1導
電タイプの半導体基板上に、少なくとも第1素子領域を
取り囲む第1素子分離膜及び第2素子領域を取り囲む第
2素子分離膜を形成した後、第3素子領域に第2導電タ
イプの第1不純物をイオン注入し、前記第1、第2及び
第3素子領域上にそれぞれゲ−ト電極を形成し、前記ゲ
−ト電極をマスクにして、前記第1及び第2素子領域に
同時に第2導電タイプの第2不純物をイオン注入し、前
記第3素子領域並びに前記第1及び第2素子分離膜の間
における前記半導体基板中にそれぞれ第1導電タイプの
第3不純物をイオン注入し、熱処理により、前記第1不
純物を活性化して前記第3素子領域に第2導電タイプの
ウェル領域を形成すると同時に、前記第2及び第3不純
物を活性化して前記第1、第2及び第3素子領域にソ−
ス・ドレイン領域を形成し、前記第1及び第2素子分離
膜の間における前記半導体基板中に第1導電型の拡散領
域を形成する、という一連の工程を備える。
【0076】前記拡散領域は、前記第1及び第2素子領
域を取り囲むように形成される。
【0077】前記第1不純物をイオン注入する直前又は
直後に、前記第3素子領域の表面領域のみに、MOSト
ランジスタの閾値制御のための第4不純物が選択的にイ
オン注入される。
【0078】前記熱処理により、前記ゲ−ト電極の表面
に酸化膜が形成される。前記第1不純物は、複数の加速
エネルギ−を用いてイオン注入される。
【0079】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の半導体装置及びその製造方法について詳細に説明す
る。
【0080】図1は、本発明の第1実施の形態に関わる
半導体装置を示している。図2は、図1のII−II線
に沿う断面図である。
【0081】この実施の形態においては、イオン注入に
より閾値(0.7V程度)が制御されるE(エンハンス
メント)タイプのMOSトランジスタと、閾値が0.1
V程度のIタイプのMOSトランジスタとを有する半導
体装置(例えば、フラッシュEEPROMなど)につい
て説明する。
【0082】Pタイプのシリコン基板11上の領域は、
Eタイプ又はD(デプレッション)タイプのMOSトラ
ンジスタが形成される領域Aと、IタイプのMOSトラ
ンジスタが形成される領域Bとから構成されている。
【0083】領域Aにおいて、フィ−ルド酸化膜19に
取り囲まれた素子領域には、例えば、EタイプのNチャ
ネルMOSトランジスタが形成されている。このMOS
トランジスタは、Pタイプのウェル領域15中に形成さ
れている。
【0084】ウェル領域15は、素子領域直下の深い部
分と、フィ−ルド酸化膜19直下の浅い部分とから構成
されている。ウェル領域15の浅い部分は、チャネルス
トッパとして機能するが、深い部分と一体形成されてい
る(不純物濃度がほぼ同じ)点において、従来のフィ−
ルド酸化膜直下のみに設けるPタイプの拡散領域と相違
している。
【0085】領域A中のMOSトランジスタは、ゲ−ト
酸化膜23、ゲ−ト電極24、ソ−ス・ドレイン領域2
5を有している。また、ゲ−ト電極24の表面には、シ
リコン酸化膜30が形成されている。
【0086】領域Bにおいて、フィ−ルド酸化膜19に
取り囲まれた素子領域には、IタイプのNチャネルMO
Sトランジスタが形成されている。このMOSトランジ
スタは、シリコン基板11中に直接形成されている。
【0087】領域Bのフィ−ルド酸化膜19の直下に
は、チャネルストッパとして機能するウェル領域15が
形成されている。領域Bのウェル領域15は、領域Aの
ウェル領域15と一体形成され(不純物濃度がほぼ同
じ)、かつ、その深さは、領域Aのウェル領域15の浅
い部分とほぼ同じになっている。
【0088】領域Bのウェル領域15は、上述のよう
に、フィ−ルド酸化膜19の直下にチャネルが形成され
ることを防止するチャネルストッパとして機能するが、
領域Aのウェル領域15と一体形成されている点におい
て、従来のフィ−ルド酸化膜直下のみに設けるPタイプ
の拡散領域と相違している。
【0089】領域B中のMOSトランジスタは、ゲ−ト
酸化膜23、ゲ−ト電極24、ソ−ス・ドレイン領域2
5を有している。また、ゲ−ト電極24の表面には、シ
リコン酸化膜30が形成されている。
【0090】上記構成の半導体装置によれば、Iタイプ
のMOSトランジスタが領域Bに形成されており、この
MOSトランジスタを、チャ−ジポンピング技術による
昇圧回路などに使用すれば、チップサイズの縮小に貢献
することができる。
【0091】また、フィ−ルド酸化膜19の直下には、
チャネルストッパとして機能するウェル領域15が形成
され、かつ、このウェル領域15は、Eタイプ又はDタ
イプのMOSトランジスタが形成されるウェル領域15
と一体形成されている。
【0092】つまり、本実施の形態の半導体装置の場
合、従来のように、ウェル領域とチャネルストッパとし
ての拡散領域とを別個に作る必要がないため、製造工程
の簡略化が可能であり、製造コストの低減に貢献でき
る。
【0093】図3は、上述の第1実施の形態に関わる半
導体装置の領域Bのみを示している。図4は、図3のI
V−IV線に沿う断面図である。
【0094】第1の実施の形態では、ウェル領域15と
ソ−ス・ドレイン領域25が、一定のオフセット幅(例
えば、1μm程度)Sだけ互いに離れるように構成して
いる。このオフセット幅Sは、IタイプMOSトランジ
スタの閾値のばらつきや、ナロ−チャネル効果(チャネ
ル幅が狭くなる効果)を防止するために設けられる。
【0095】図5は、本発明の第2実施の形態に関わる
半導体装置を示している。図6は、図5のVI−VI線
に沿う断面図である。
【0096】この実施の形態の半導体装置は、上述の第
1実施の形態の変形例に関する。即ち、上述の第1の実
施の形態では、ウェル領域15とソ−ス・ドレイン領域
25が一定のオフセット幅Sだけ互いに離れるように構
成されるが、本実施の形態では、ウェル領域15とソ−
ス・ドレイン領域25の間のオフセット幅Sは、零に設
定されている。
【0097】この実施の形態は、ウェル領域15中の不
純物がMOSトランジスタのチャネル領域に進入するこ
とによるMOSトランジスタの閾値のばらつきや、ナロ
−チャネル効果が無視できるような、大きなゲ−ト幅、
ゲ−ト長を有するMOSトランジスタから構成される半
導体装置に有効である。
【0098】図7は、本発明の第3実施の形態に関わる
半導体装置を示している。図8は、図7のVIII−V
III線に沿う断面図である。
【0099】この実施の形態では、MOSトランジスタ
のチャネル幅方向については、ウェル領域15とソ−ス
・ドレイン領域25が一定のオフセット幅Sだけ互いに
離れるように設定し、MOSトランジスタのチャネル長
方向については、ウェル領域15とソ−ス・ドレイン領
域25のオフセット幅Sが零となるように設定してい
る。
【0100】つまり、チャネル幅方向については、ウェ
ル領域15とソ−ス・ドレイン領域25との間にオフセ
ット幅Sを設けることにより、MOSトランジスタの閾
値のばらつきやナロ−チャネル効果を有効に防止でき
る。また、チャネル長方向については、ウェル領域15
とソ−ス・ドレイン領域25との間にオフセット幅Sを
設けないことにより、素子(MOSトランジスタ)の高
密度化に貢献することができる。
【0101】図9は、本発明の第4実施の形態に関わる
半導体装置を示している。図10は、図9のX−X線に
沿う断面図である。
【0102】この実施の形態は、MOSトランジスタの
チャネル幅方向及びチャネル長方向の双方について、ウ
ェル領域15とソ−ス・ドレイン領域25のオフセット
幅Sを零に設定したものである。
【0103】この場合、チャネル幅方向については、ウ
ェル領域15中の不純物がMOSトランジスタのチャネ
ル内に進入し、MOSトランジスタの閾値のばらつき
や、チャネル幅がC1からC2へと狭くなるナロ−チャ
ネル効果を生じさせる。
【0104】よって、本実施の形態は、素子の高密度化
が要求され、かつ、MOSトランジスタの閾値のばらつ
きや、ナロ−チャネル効果が無視できるような、大きな
ゲ−ト幅、ゲ−ト長を有するMOSトランジスタから構
成される半導体装置に有効である。
【0105】図11は、本発明の第5実施の形態に関わ
る半導体装置を示している。図12は、図11のXII
−XII線に沿う断面図である。
【0106】この実施の形態の半導体装置は、上述の第
1実施の形態の変形例に関する。即ち、上述の第1の実
施の形態では、素子分離膜として、LOCOS法による
フィ−ルド酸化膜を用いたが、本実施の形態では、素子
分離膜として、STI(shallow trench isolation)構
造の酸化膜を用いている。
【0107】この実施の形態においても、例えばEタイ
プのMOSトランジスタが形成される領域Aにおいて
は、素子分離膜19´の直下及び素子領域に、それぞれ
Pタイプのウェル領域15が形成され、IタイプのMO
Sトランジスタが形成される領域Bにおいては、素子分
離膜19´の直下に、Pタイプのウェル領域15が形成
される。
【0108】次に、本発明の半導体装置の製造方法につ
いて説明する。
【0109】この製造方法は、上述の第1乃至第4の実
施の形態に関わる半導体装置の全てに適用可能である。
また、素子分離膜の形成方法を除いて、上述の第5の実
施の形態に関わる半導体装置にも適用できる。
【0110】まず、図13及び図14に示すように、例
えば、熱酸化法により、Pタイプのシリコン基板11上
にシリコン酸化膜12を形成する。また、例えば、LP
CVD法により、シリコン酸化膜12上にシリコン窒化
膜16を形成する。この後、PEP(フォトエッチング
プロセス)により、シリコン窒化膜16上にレジストパ
タ−ン17を形成する。
【0111】また、レジストパタ−ン17をマスクにし
て、例えば、RIE(反応性イオンエッチング)法によ
り、シリコン窒化膜16をパタ−ニングする。この後、
レジストパタ−ン17は、剥離される。
【0112】次に、図15に示すように、シリコン窒化
膜16をマスクにして、LOCOS酸化を行うと、シリ
コン基板11上に膜厚が約600nmのフィ−ルド酸化
膜19が形成される。
【0113】この後、シリコン窒化膜16及びシリコン
酸化膜12が除去される。
【0114】なお、STI構造の素子分離膜を用いる場
合は、シリコン基板11中に溝を形成し、例えば、LP
CVD法及びCMP(化学的機械的研磨)法を用いて、
この溝内にシリコン酸化膜を埋め込めばよい。
【0115】次に、図16及び図17に示すように、熱
酸化法により、フィ−ルド酸化膜19に取り囲まれた素
子領域に、約20nmのシリコン酸化膜12´を新たに
形成する。
【0116】また、PEP(フォトエッチングプロセ
ス)により、フィ−ルド酸化膜19上及び一部の素子領
域(Eタイプ又はDタイプのMOSトランジスタが形成
される領域)上にそれぞれ開口を有し、他の一部の素子
領域(IタイプのMOSトランジスタが形成される領
域)上を覆うようなレジストパタ−ン31を形成する。
【0117】このレジストパタ−ン31をマスクにし
て、まず、40keV程度の低い加速エネルギ−を用い
たイオン注入法により、Pタイプの不純物(例えば、ボ
ロンイオン)32を、ド−ズ量約2.5×1013cm-2
の条件でシリコン基板11中に注入する。
【0118】このイオン注入(MOSトランジスタの閾
値制御用)は、加速エネルギ−が小さいため、不純物3
2は、シリコン基板11の一部の素子領域の表面部のみ
に注入される。
【0119】続けて、レジストパタ−ン31をマスクに
して、300keV程度及び400keV程度の高い加
速エネルギ−を用いたイオン注入法により、Pタイプの
不純物(例えば、ボロンイオン)33を、ド−ズ量約2
×1013cm-2の条件でシリコン基板11中に注入す
る。
【0120】このイオン注入(ウェル領域形成用)は、
加速エネルギ−が大きいため、不純物33は、シリコン
基板11の一部の素子領域の深い部分、及びフィ−ルド
酸化膜19直下のシリコン基板11中に注入される。
【0121】なお、高エネルギ−イオン注入において、
不純物(イオン)の加速エネルギ−は、2種類用いた
が、当然に、1種類でも、又は3種類以上であってもよ
い。また、閾値制御用のイオン注入とウェル領域形成用
のイオン注入の順序は、どちらが先であってもよい。
【0122】この後、レジストパタ−ン31及びシリコ
ン酸化膜12´は、剥離される。
【0123】次に、図18に示すように、例えば、熱酸
化法により、フィ−ルド酸化膜19に取り囲まれた素子
領域上にゲ−ト酸化膜23を形成する。ゲ−ト酸化膜2
3上には、ゲ−ト電極24が形成される。
【0124】この後、ゲ−ト電極24をマスクにして、
Nタイプの不純物(例えば、砒素)34が、セルフアラ
インにより、加速エネルギ−約60keV、ド−ズ量約
4.0×1015cm-2の条件で、シリコン基板11中に
導入される。
【0125】最後に、図19に示すように、酸素雰囲気
中において、温度約850℃、時間40分の熱酸化を行
うと、ゲ−ト電極24の表面にシリコン酸化膜30が形
成され、これと同時に、シリコン基板11中の不純物が
活性化され、Pタイプのウェル領域15及びソ−ス・ド
レイン領域25がそれぞれ形成される。
【0126】以上の製造プロセスにより、シリコン基板
11上に半導体素子(MOSトランジスタ)が形成され
る。
【0127】図20は、上記製造プロセスの主要部を簡
単に示すものである。
【0128】この製造プロセスの第一の特徴は、高い加
速エネルギ−を用いて、シリコン基板中の深い位置に不
純物を導入し、この不純物を活性化させることによりウ
ェル領域を形成している点にある。これにより、長時間
のウェル拡散プロセスが不要となり、製造時間の短縮に
よる製造コストの低減に貢献できる。
【0129】また、上述の製造プロセスの第二の特徴
は、MOSトランジスタの閾値制御とウェル形成のため
のイオン注入を同じマスクを用いて実行している点にあ
る。これにより、PEPの回数(マスクの数)が従来よ
りも削減され、製造コストの低減に貢献できる。
【0130】また、上述の製造プロセスの第三の特徴
は、Eタイプ又はDタイプのMOSトランジスタのため
のウェル領域と、フィ−ルド酸化膜直下のチャネルスト
ッパとしてのウェル領域が、一度の高エネルギ−イオン
注入により、同時に形成される点にある。これにより、
PEPの回数(マスクの数)が従来よりも削減され、製
造コストの低減に貢献できる。
【0131】図21は、本発明の第6実施の形態に関わ
る半導体装置を示している。図22は、図21のXXI
I−XXII線に沿う断面図である。
【0132】この実施の形態においては、イオン注入に
より閾値(0.7V程度)が制御されるE(エンハンス
メント)タイプのMOSトランジスタと、閾値が0.1
V程度のIタイプのMOSトランジスタとを有するCM
OSタイプの半導体装置(例えば、フラッシュEEPR
OMなど)について説明する。
【0133】Pタイプのシリコン基板11上の領域は、
Eタイプ又はDタイプのNチャネル、PチャネルMOS
トランジスタが形成される領域Aと、IタイプのNチャ
ネルMOSトランジスタが形成される領域Bとから構成
されている。
【0134】領域Aにおいて、フィ−ルド酸化膜19に
取り囲まれた素子領域には、例えば、EタイプのNチャ
ネルMOSトランジスタ及びEタイプのPチャネルMO
Sトランジスタが形成されている。NチャネルMOSト
ランジスタは、Pタイプのウェル領域15中に形成さ
れ、PチャネルMOSトランジスタは、Nタイプのウェ
ル領域15´中に形成されている。
【0135】領域A中のNチャネルMOSトランジスタ
は、ゲ−ト酸化膜23、ゲ−ト電極24、ソ−ス・ドレ
イン領域25を有している。また、領域A中のPチャネ
ルMOSトランジスタは、ゲ−ト酸化膜23´、ゲ−ト
電極24´、ソ−ス・ドレイン領域25´を有してい
る。ゲ−ト電極24,24´の表面には、シリコン酸化
膜30が形成されている。
【0136】領域Bにおいて、フィ−ルド酸化膜19に
取り囲まれた素子領域には、IタイプのNチャネルMO
Sトランジスタが形成されている。このMOSトランジ
スタは、シリコン基板11中に直接形成されている。
【0137】領域Bにおいては、素子領域と素子領域の
間に、チャネルストッパとして機能するPタイプの拡散
領域35が設けられている。この拡散領域35は、フィ
−ルド酸化膜19の直下に形成されるのではなく、フィ
−ルド酸化膜19の間に形成されている。
【0138】但し、必要に応じて、高エネルギ−又は低
エネルギ−でのイオン注入技術を用いて、フィ−ルド酸
化膜19の直下にも、チャネルストッパとしてのPタイ
プの拡散領域を設けても構わない。
【0139】Pタイプの拡散領域35の深さは、領域A
に形成されるPチャネルMOSトランジスタのソ−ス・
ドレイン領域25´の深さと同じである。即ち、Pタイ
プの拡散領域35とPチャネルMOSトランジスタのソ
−ス・ドレイン領域25´は、同時に形成される。
【0140】領域B中のIタイプのNチャネルMOSト
ランジスタは、ゲ−ト酸化膜23、ゲ−ト電極24、ソ
−ス・ドレイン領域25を有している。また、ゲ−ト電
極24の表面には、シリコン酸化膜30が形成されてい
る。
【0141】上記構成の半導体装置によれば、Iタイプ
のMOSトランジスタが領域Bに形成されており、この
MOSトランジスタを、チャ−ジポンピング技術による
昇圧回路などに使用すれば、チップサイズの縮小に貢献
することができる。
【0142】また、チャネルストッパとして機能する拡
散領域35は、フィ−ルド酸化膜19直下ではなく、フ
ィ−ルド酸化膜19の間の新たな領域に形成されてい
る。つまり、この拡散領域35は、PチャネルMOSト
ランジスタのソ−ス・ドレイン領域の形成と同時に形成
できるため、拡散領域35のためのPEP(マスクの形
成)は、不要である。
【0143】よって、本実施の形態の半導体装置によれ
ば、製造工程が簡略化でき、製造コストの低減に貢献で
きる。
【0144】図23は、本発明の第7実施の形態に関わ
る半導体装置を示している。図24は、図23のXXI
V−XXIV線に沿う断面図である。
【0145】この実施の形態の半導体装置は、上述の第
6実施の形態の変形例に関する。即ち、上述の第6の実
施の形態では、素子分離膜として、LOCOS法による
フィ−ルド酸化膜を用いたが、本実施の形態では、素子
分離膜として、STI(shallow trench isolation)構
造の酸化膜を用いている。
【0146】この実施の形態においても、例えばEタイ
プのMOSトランジスタが形成される領域Aにおいて
は、素子分離膜19´の直下及び素子領域に、Pタイプ
のウェル領域15又はNタイプのウェル領域15´が形
成され、IタイプのMOSトランジスタが形成される領
域Bにおいては、素子分離膜19´の間に、素子領域を
取り囲むようなPタイプの拡散領域35が形成される。
【0147】次に、本発明の半導体装置の製造方法につ
いて説明する。
【0148】この製造方法は、上述の第6の実施の形態
に関わる半導体装置に適用可能である。但し、ここで
は、説明の簡略化のため、Eタイプ又はDタイプのMO
Sトランジスタが形成される領域に関し、NチャネルM
OSトランジスタについてだけを示すものとする。
【0149】また、この製造方法は、素子分離膜の形成
方法を除いて、上述の第7の実施の形態に関わる半導体
装置にも適用できる。
【0150】まず、図25及び図26に示すように、例
えば、熱酸化法により、Pタイプのシリコン基板11上
にシリコン酸化膜12を形成する。また、例えば、LP
CVD法により、シリコン酸化膜12上にシリコン窒化
膜16を形成する。この後、PEP(フォトエッチング
プロセス)により、シリコン窒化膜16上にレジストパ
タ−ン17を形成する。
【0151】また、レジストパタ−ン17をマスクにし
て、例えば、RIE(反応性イオンエッチング)法によ
り、シリコン窒化膜16をパタ−ニングする。この後、
レジストパタ−ン17は、剥離される。
【0152】次に、図27に示すように、シリコン窒化
膜16をマスクにして、LOCOS酸化を行うと、シリ
コン基板11上に膜厚が約600nmのフィ−ルド酸化
膜19が形成される。
【0153】この後、シリコン窒化膜16及びシリコン
酸化膜12が除去される。
【0154】なお、STI構造の素子分離膜を用いる場
合は、シリコン基板11中に溝を形成し、例えば、LP
CVD法及びCMP(化学的機械的研磨)法を用いて、
この溝内にシリコン酸化膜を埋め込めばよい。
【0155】次に、図28及び図29に示すように、熱
酸化法により、フィ−ルド酸化膜19に取り囲まれた素
子領域に、約20nmのシリコン酸化膜12´を新たに
形成する。
【0156】また、PEP(フォトエッチングプロセ
ス)により、Eタイプ又はDタイプのMOSトランジス
タが形成される領域A上に開口を有し、IタイプのMO
Sトランジスタが形成される領域B上を覆うレジストパ
タ−ン36を形成する。
【0157】このレジストパタ−ン31をマスクにし
て、まず、40keV程度の低い加速エネルギ−を用い
たイオン注入法により、Pタイプの不純物(例えば、ボ
ロンイオン)37を、ド−ズ量約2.5×1013cm-2
の条件でシリコン基板11中に注入する。
【0158】このイオン注入(MOSトランジスタの閾
値制御用)は、加速エネルギ−が小さいため、不純物3
7は、領域Aにおいてシリコン基板11の素子領域の表
面部のみに注入される。
【0159】続けて、レジストパタ−ン36をマスクに
して、300keV程度及び400keV程度の高い加
速エネルギ−を用いたイオン注入法により、Pタイプの
不純物(例えば、ボロンイオン)38を、ド−ズ量約2
×1013cm-2の条件でシリコン基板11中に注入す
る。
【0160】このイオン注入(ウェル領域形成用)は、
加速エネルギ−が大きいため、不純物38は、シリコン
基板11の一部の素子領域の深い部分、及びフィ−ルド
酸化膜19直下のシリコン基板11中に注入される。
【0161】なお、高エネルギ−イオン注入において、
不純物(イオン)の加速エネルギ−は、2種類用いた
が、当然に、1種類でも、又は3種類以上であってもよ
い。また、閾値制御用のイオン注入とウェル領域形成用
のイオン注入の順序は、どちらが先であってもよい。
【0162】この後、レジストパタ−ン36及びシリコ
ン酸化膜12´は、剥離される。
【0163】次に、図30及び図31に示すように、例
えば、熱酸化法により、フィ−ルド酸化膜19に取り囲
まれた素子領域上にゲ−ト酸化膜23を形成する。ゲ−
ト酸化膜23上には、ゲ−ト電極24が形成される。
【0164】この後、PチャネルMOSトランジスタが
形成される領域をフォトレジスト(図示せず)で覆い、
ゲ−ト電極24をマスクにして、Nタイプの不純物(例
えば、砒素)が、セルフアラインにより、加速エネルギ
−約60keV、ド−ズ量約4.0×1015cm-2の条
件で、シリコン基板11中に導入される。
【0165】また、NチャネルMOSトランジスタが形
成される領域をフォトレジスト(図示せず)で覆い、ゲ
−ト電極をマスクにして、Pタイプの不純物(例えば、
ボロン)が、セルフアラインにより、加速エネルギ−約
60keV、ド−ズ量約4.0×1015cm-2の条件
で、シリコン基板11中に導入される。
【0166】この時、Pタイプの不純物は、領域Bにお
いてフィ−ルド酸化膜19の間のシリコン基板11中に
も導入される。
【0167】最後に、酸素雰囲気中において、温度約8
50℃、時間40分の熱酸化を行うと、ゲ−ト電極24
の表面にシリコン酸化膜30が形成され、これと同時
に、シリコン基板11中の不純物が活性化され、Pタイ
プのウェル領域15、ソ−ス・ドレイン領域25及びP
タイプの拡散領域(チャネルストッパ)35がそれぞれ
形成される。
【0168】以上の製造プロセスにより、シリコン基板
11上に半導体素子(MOSトランジスタ)が形成され
る。
【0169】この製造プロセスの第一の特徴は、高い加
速エネルギ−を用いて、シリコン基板中の深い位置に不
純物を導入し、この不純物を活性化させることによりウ
ェル領域を形成している点にある。これにより、長時間
のウェル拡散プロセスが不要となり、製造時間の短縮に
よる製造コストの低減に貢献できる。
【0170】また、上述の製造プロセスの第二の特徴
は、MOSトランジスタの閾値制御とウェル形成のため
のイオン注入を同じマスクを用いて実行している点にあ
る。これにより、PEPの回数(マスクの数)が従来よ
りも削減され、製造コストの低減に貢献できる。
【0171】また、上述の製造プロセスの第三の特徴
は、フィ−ルド酸化膜19の間に形成される拡散領域
(チャネルストッパ)35のイオン注入は、シリコン基
板11上のPチャネルMOSトランジスタのソ−ス・ド
レイン領域のイオン注入と同時に行われる点にある。こ
れにより、PEPの回数(マスクの数)が従来よりも削
減され、製造コストの低減に貢献できる。
【0172】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の半導体
装置及びその製造方法によれば、次のような効果を奏す
る。
【0173】高い加速エネルギ−を用いて、シリコン基
板中の深い位置に不純物を導入し、この不純物を活性化
させることによりウェル領域を形成しているため、長時
間のウェル拡散プロセスが不要となり、製造時間の短縮
による製造コストの低減に貢献できる。
【0174】また、MOSトランジスタの閾値制御とウ
ェル領域形成のためのイオン注入を同じマスクを用いて
実行しているため、PEPの回数(マスクの数)が従来
よりも削減され、製造コストの低減に貢献できる。
【0175】さらに、チャネルストッパは、ウェル領域
形成のためのイオン注入時に、同時に、フィ−ルド酸化
膜直下にイオンを注入することにより形成できる。
【0176】また、チャネルストッパのためのイオン注
入は、PチャネルMOSトランジスタのソ−ス・ドレイ
ン領域のイオン注入と同時に行ってもよい。この場合、
チャネルストッパは、フィ−ルド酸化膜の間に形成され
る。
【0177】本発明は、閾値制御用のイオン注入が必要
なEタイプのMOSトランジスタと閾値制御用のイオン
注入が不要なIタイプのMOSトランジスタが混載され
た半導体装置に適用すると、チップサイズの縮小及びコ
ストの低減という効果が最も顕著に現れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に関わる半導体装置を
示す平面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】図1の半導体装置の一部を詳細に示す平面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図。
【図5】本発明の第2実施の形態に関わる半導体装置を
示す平面図。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図。
【図7】本発明の第3実施の形態に関わる半導体装置を
示す平面図。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面図。
【図9】本発明の第4実施の形態に関わる半導体装置を
示す平面図。
【図10】図9のX−X線に沿う断面図。
【図11】本発明の第5実施の形態に関わる半導体装置
を示す平面図。
【図12】図11のXII−XII線に沿う断面図。
【図13】本発明の半導体装置の製造方法の一工程を示
す平面図。
【図14】図13のXIV−XIV線に沿う断面図。
【図15】本発明の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図。
【図16】本発明の半導体装置の製造方法の一工程を示
す平面図。
【図17】図16のXVII−XVII線に沿う断面
図。
【図18】本発明の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図。
【図19】本発明の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図。
【図20】本発明の製造方法の主要部を簡略的に示す
図。
【図21】本発明の第6実施の形態に関わる半導体装置
を示す平面図。
【図22】図21のXXII−XXII線に沿う断面
図。
【図23】本発明の第7実施の形態に関わる半導体装置
を示す平面図。
【図24】図23のXXIV−XXIV線に沿う断面
図。
【図25】本発明の半導体装置の製造方法の一工程を示
す平面図。
【図26】図25のXXVI−XXVI線に沿う断面
図。
【図27】本発明の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図。
【図28】本発明の半導体装置の製造方法の一工程を示
す平面図。
【図29】図28のXXIX−XXIX線に沿う断面
図。
【図30】本発明の半導体装置の製造方法の一工程を示
す平面図。
【図31】図30のXXXI−XXXI線に沿う断面
図。
【図32】従来の半導体装置の製造方法の一工程を示す
平面図。
【図33】図32のXXXIII−XXXIII線に沿
う断面図。
【図34】従来の半導体装置の製造方法の一工程を示す
平面図。
【図35】図34のXXXV−XXXV線に沿う断面
図。
【図36】従来の半導体装置の製造方法の一工程を示す
断面図。
【図37】従来の半導体装置の製造方法の一工程を示す
平面図。
【図38】図37のXXXVIII−XXXVIII線
に沿う断面図。
【図39】従来の半導体装置の製造方法の一工程を示す
断面図。
【図40】従来の製造方法の主要部を簡略的に示す図。
【図41】従来の半導体装置の製造方法の一工程を示す
平面図。
【図42】図41のXLII−XLII線に沿う断面
図。
【図43】従来の半導体装置の製造方法の一工程を示す
断面図。
【図44】従来の半導体装置の製造方法の一工程を示す
平面図。
【図45】図44のXLV−XLV線に沿う断面図。
【図46】従来の半導体装置の製造方法の一工程を示す
平面図。
【図47】図46のXLVII−XLVII線に沿う断
面図。
【図48】従来の半導体装置の製造方法の一工程を示す
断面図。
【図49】従来の製造方法の主要部を簡略的に示す図。
【図50】従来の半導体装置の製造方法の一工程を示す
平面図。
【図51】図50のLI−LI線に沿う断面図。
【図52】従来の半導体装置の製造方法の一工程を示す
断面図。
【図53】従来の半導体装置の製造方法の一工程を示す
平面図。
【図54】図53のLIV−LIV線に沿う断面図。
【図55】従来の半導体装置の製造方法の一工程を示す
断面図。
【図56】従来の製造方法の主要部を簡略的に示す図。
【符号の説明】 11 :Pタイプシリコン基板、 12,30 :シリコン酸化膜、 13,17,21,26,31,36 :レジストパタ
−ン、 14,18,22,27〜29,32,33,37,3
8:不純物(ボロンイオン)、 15 :Pタイプウェル領域、 16 :シリコン窒化膜、 19 :フィ−ルド酸化膜、 19´ :STI酸化膜、 20,35 :Pタイプ拡散領域(チャネル
ストッパ)、 23 :ゲ−ト酸化膜、 24 :ゲ−ト電極、 25 :ソ−ス・ドレイン領域、 34 :不純物(砒素イオン)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 27/10 481

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電タイプの半導体基板と、前記半
    導体基板中に形成される第1導電タイプのウェル領域
    と、前記ウェル領域中に形成される第2導電タイプの第
    1トランジスタと、前記半導体基板中に形成される第2
    導電タイプの第2トランジスタとを備え、前記ウェル領
    域は、前記第2トランジスタを取り囲むように配置され
    ていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記ウェル領域は、素子領域に配置され
    る第1部分と素子分離膜の直下に配置される第2部分と
    から構成され、前記第1トランジスタは、前記ウェル領
    域の第1部分に形成され、前記第2トランジスタは、前
    記ウェル領域の第2部分に取り囲まれていることを特徴
    とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記ウェル領域の第2部分と前記第2ト
    ランジスタのソ−ス・ドレイン領域は、所定のオフセッ
    ト幅だけ、互いに離れていることを特徴とする請求項2
    記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記ウェル領域の第2部分と前記第2ト
    ランジスタのソ−ス・ドレイン領域は、互いに接触して
    いることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記ウェル領域の第2部分と前記第2ト
    ランジスタのソ−ス・ドレイン領域は、少なくとも前記
    第2トランジスタのチャネル幅方向について所定のオフ
    セット幅だけ互いに離れていることを特徴とする請求項
    2記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記ウェル領域の第1部分は、前記ウェ
    ル領域の第2部分よりも深いことを特徴とする請求項2
    記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記素子分離膜は、LOCOS構造及び
    STI構造のうちのいずれか1つの構造を有しているこ
    とを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記第2トランジスタのチャネル部の不
    純物濃度は、前記半導体基板の不純物濃度と実質的に同
    じであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記第2トランジスタの閾値の絶対値
    は、前記第1トランジスタの閾値の絶対値よりも小さい
    ことを特徴とする請求項8記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 第1導電タイプの半導体基板上に素子
    分離膜を形成する工程と、第1素子領域上及び前記素子
    分離膜上に開口を有し、第2素子領域を覆うようなマス
    クを設けたうえで、前記第1素子領域及び前記素子分離
    膜直下に同時に第1導電タイプの第1不純物をイオン注
    入する工程と、前記第1及び第2素子領域上にそれぞれ
    ゲ−ト電極を形成する工程と、前記ゲ−ト電極をマスク
    にして、前記第1及び第2素子領域に同時に第2導電タ
    イプの第2不純物をイオン注入する工程と、熱処理によ
    り、前記第1不純物を活性化して前記第1素子領域及び
    前記素子分離膜直下に第1導電タイプのウェル領域を形
    成すると同時に、前記第2不純物を活性化して前記第1
    及び第2素子領域にソ−ス・ドレイン領域を形成する工
    程とを具備することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 前記第1不純物は、前記第2素子領域
    を取り囲むように、前記素子分離膜直下にイオン注入さ
    れることを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 前記第1不純物をイオン注入する直前
    又は直後に、前記マスクを用いて、前記第1素子領域の
    表面領域に、MOSトランジスタの閾値制御のための第
    3不純物を選択的にイオン注入することを特徴とする請
    求項10記載の半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記熱処理により、前記ゲ−ト電極の
    表面に酸化膜を形成することを特徴とする請求項10記
    載の半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記第1不純物は、複数の加速エネル
    ギ−を用いてイオン注入されることを特徴とする請求項
    10記載の半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 第1導電タイプの半導体基板と、前記
    半導体基板中に形成される第2導電タイプの第1トラン
    ジスタを取り囲む第1素子分離膜と、前記半導体基板中
    に形成される第2導電タイプの第2トランジスタを取り
    囲む第2素子分離膜と、前記第1素子分離膜と前記第2
    素子分離膜の間における前記半導体基板中に形成される
    第1導電タイプの拡散領域とを具備することを特徴とす
    る半導体装置。
  16. 【請求項16】 前記半導体基板中に第2導電タイプの
    ウェル領域が形成され、前記ウェル領域中には、第1導
    電タイプの第3トランジスタが形成されていることを特
    徴とする請求項15記載の半導体装置。
  17. 【請求項17】 前記第1及び第2トランジスタのチャ
    ネル部の不純物濃度は、前記半導体基板の不純物濃度と
    実質的に同じであることを特徴とする請求項15又は1
    6記載の半導体装置。
  18. 【請求項18】 前記第1及び第2トランジスタの閾値
    の絶対値は、前記第3トランジスタの閾値の絶対値より
    も小さいことを特徴とする請求項17記載の半導体装
    置。
  19. 【請求項19】 前記第1及び第2素子分離膜は、LO
    COS構造及びSTI構造のうちのいずれか1つの構造
    を有していることを特徴とする請求項15記載の半導体
    装置。
  20. 【請求項20】 第1導電タイプの半導体基板上に、少
    なくとも第1素子領域を取り囲む第1素子分離膜及び第
    2素子領域を取り囲む第2素子分離膜を形成する工程
    と、第3素子領域に第2導電タイプの第1不純物をイオ
    ン注入する工程と、前記第1、第2及び第3素子領域上
    にそれぞれゲ−ト電極を形成する工程と、前記ゲ−ト電
    極をマスクにして、前記第1及び第2素子領域に同時に
    第2導電タイプの第2不純物をイオン注入すると共に、
    前記第3素子領域並びに前記第1及び第2素子分離膜の
    間における前記半導体基板中にそれぞれ第1導電タイプ
    の第3不純物をイオン注入する工程と、熱処理により、
    前記第1不純物を活性化して前記第3素子領域に第2導
    電タイプのウェル領域を形成すると同時に、前記第2及
    び第3不純物を活性化して前記第1、第2及び第3素子
    領域にソ−ス・ドレイン領域を形成し、前記第1及び第
    2素子分離膜の間における前記半導体基板中に第1導電
    型の拡散領域を形成する工程とを具備することを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記拡散領域は、前記第1及び第2素
    子領域を取り囲むように形成されることを特徴とする請
    求項20記載の半導体装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記第1不純物をイオン注入する直前
    又は直後に、前記第3素子領域の表面領域のみに、MO
    Sトランジスタの閾値制御のための第4不純物を選択的
    にイオン注入することを特徴とする請求項20記載の半
    導体装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記熱処理により、前記ゲ−ト電極の
    表面に酸化膜を形成することを特徴とする請求項20記
    載の半導体装置の製造方法。
  24. 【請求項24】 前記第1不純物は、複数の加速エネル
    ギ−を用いてイオン注入されることを特徴とする請求項
    20記載の半導体装置の製造方法。
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