JPH10242093A - 基板洗浄装置 - Google Patents
基板洗浄装置Info
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- JPH10242093A JPH10242093A JP9043237A JP4323797A JPH10242093A JP H10242093 A JPH10242093 A JP H10242093A JP 9043237 A JP9043237 A JP 9043237A JP 4323797 A JP4323797 A JP 4323797A JP H10242093 A JPH10242093 A JP H10242093A
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Landscapes
- Cleaning In General (AREA)
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造で基板の洗浄面に対して洗浄具を
所定の押圧荷重で作用させ得る基板洗浄装置を提供す
る。 【解決手段】 支持アーム7の先端側アーム部分7aに
回転体10に対して昇降可能に洗浄具支持体13が設け
られ、その下端部に洗浄ブラシ8が取り付けられてい
る。圧縮コイルスプリング16の付勢力を利用した重量
均衡機構17により洗浄ブラシ8や洗浄具支持体13等
の自重と釣り合って洗浄ブラシ8が所定高さに維持され
ている。洗浄具支持体13の上端に錘支持部19が取り
付けられている。錘支持部19に錘WTを載置支持する
と、その錘WTの自重によって洗浄具支持体13が下降
され、洗浄ブラシ8が基板の洗浄面に近づけられ、錘W
Tの荷重に応じた押圧荷重で洗浄ブラシ8が基板の洗浄
面に作用される。
所定の押圧荷重で作用させ得る基板洗浄装置を提供す
る。 【解決手段】 支持アーム7の先端側アーム部分7aに
回転体10に対して昇降可能に洗浄具支持体13が設け
られ、その下端部に洗浄ブラシ8が取り付けられてい
る。圧縮コイルスプリング16の付勢力を利用した重量
均衡機構17により洗浄ブラシ8や洗浄具支持体13等
の自重と釣り合って洗浄ブラシ8が所定高さに維持され
ている。洗浄具支持体13の上端に錘支持部19が取り
付けられている。錘支持部19に錘WTを載置支持する
と、その錘WTの自重によって洗浄具支持体13が下降
され、洗浄ブラシ8が基板の洗浄面に近づけられ、錘W
Tの荷重に応じた押圧荷重で洗浄ブラシ8が基板の洗浄
面に作用される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハやフ
ォトマスク用のガラス基板、液晶表示装置用のガラス基
板、光ディスク用の基板などの基板の洗浄面に対して、
洗浄ブラシなどの洗浄具を所定の押圧荷重で作用させて
基板の洗浄面を洗浄する基板洗浄装置に関する。
ォトマスク用のガラス基板、液晶表示装置用のガラス基
板、光ディスク用の基板などの基板の洗浄面に対して、
洗浄ブラシなどの洗浄具を所定の押圧荷重で作用させて
基板の洗浄面を洗浄する基板洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の基板洗浄装置において、基板の
洗浄面に対して洗浄具を所定の押圧荷重で作用させる機
構は、従来、基板の洗浄面に掛ける洗浄具の押圧荷重を
近似的に圧力に換算し、その圧力を洗浄具に付与するよ
うに構成されている。
洗浄面に対して洗浄具を所定の押圧荷重で作用させる機
構は、従来、基板の洗浄面に掛ける洗浄具の押圧荷重を
近似的に圧力に換算し、その圧力を洗浄具に付与するよ
うに構成されている。
【0003】そして、洗浄具に付与する圧力は、例え
ば、空気圧や、電磁力を駆動源とするリニアアクチュエ
ータなどで得るように構成されている。前者の場合は、
洗浄具に付与する空気圧はレギュレータで調節するよう
に構成され、後者の場合は、駆動源である電磁力を電気
的に調節するように構成されている。
ば、空気圧や、電磁力を駆動源とするリニアアクチュエ
ータなどで得るように構成されている。前者の場合は、
洗浄具に付与する空気圧はレギュレータで調節するよう
に構成され、後者の場合は、駆動源である電磁力を電気
的に調節するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基板の
洗浄面に対して洗浄具を所定の押圧荷重で作用させる上
記従来の機構は、構造が複雑であり、故障などのトラブ
ルが発生し易く、メンテナンスなども行い難く、コスト
高になるなどの問題があった。
洗浄面に対して洗浄具を所定の押圧荷重で作用させる上
記従来の機構は、構造が複雑であり、故障などのトラブ
ルが発生し易く、メンテナンスなども行い難く、コスト
高になるなどの問題があった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、簡単な構造で基板の洗浄面に対して洗
浄具を所定の押圧荷重で作用させることができる基板洗
浄装置を提供することを目的とする。
たものであって、簡単な構造で基板の洗浄面に対して洗
浄具を所定の押圧荷重で作用させることができる基板洗
浄装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、基板の洗浄面に対して洗
浄具を所定の押圧荷重で作用させて前記基板の洗浄面を
洗浄する基板洗浄装置において、前記洗浄具を前記基板
の洗浄面に対して昇降可能に支持する昇降支持手段と、
前記昇降支持手段を下降または上昇させるように前記昇
降支持手段に錘を作用させて、前記洗浄具を前記基板の
洗浄面に近づけることで、前記基板の洗浄面に対して前
記洗浄具を所定の押圧荷重で作用させる押圧荷重付与手
段と、を備えたことを特徴とするものである。
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、基板の洗浄面に対して洗
浄具を所定の押圧荷重で作用させて前記基板の洗浄面を
洗浄する基板洗浄装置において、前記洗浄具を前記基板
の洗浄面に対して昇降可能に支持する昇降支持手段と、
前記昇降支持手段を下降または上昇させるように前記昇
降支持手段に錘を作用させて、前記洗浄具を前記基板の
洗浄面に近づけることで、前記基板の洗浄面に対して前
記洗浄具を所定の押圧荷重で作用させる押圧荷重付与手
段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の基板洗浄装置において、前記洗浄具および洗浄具
と一体に昇降される部材の自重と釣り合って前記洗浄具
を所定高さに維持する重量均衡手段をさらに備えたこと
を特徴とするものである。
記載の基板洗浄装置において、前記洗浄具および洗浄具
と一体に昇降される部材の自重と釣り合って前記洗浄具
を所定高さに維持する重量均衡手段をさらに備えたこと
を特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の基板洗浄装置において、前記昇降支持手
段に錘を支持する錘支持部を設けて前記押圧荷重付与手
段を構成したことを特徴とするものである。
たは2に記載の基板洗浄装置において、前記昇降支持手
段に錘を支持する錘支持部を設けて前記押圧荷重付与手
段を構成したことを特徴とするものである。
【0009】請求項4に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の基板洗浄装置において、所定の揺動支点
周りで揺動可能に支持された揺動アームに錘を支持し
て、前記揺動アームの作用点を前記昇降支持手段に作用
させて前記押圧荷重付与手段を構成したことを特徴とす
るものである。
たは2に記載の基板洗浄装置において、所定の揺動支点
周りで揺動可能に支持された揺動アームに錘を支持し
て、前記揺動アームの作用点を前記昇降支持手段に作用
させて前記押圧荷重付与手段を構成したことを特徴とす
るものである。
【0010】請求項5に記載の発明は、上記請求項4に
記載の基板洗浄装置において、前記揺動アームに沿って
錘をスライド移動させることで、揺動アームの作用点が
前記昇降支持手段に作用する力を変更可能に構成したこ
と特徴とするものである。
記載の基板洗浄装置において、前記揺動アームに沿って
錘をスライド移動させることで、揺動アームの作用点が
前記昇降支持手段に作用する力を変更可能に構成したこ
と特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。すなわち、押圧荷重付与手段は、洗浄具を基板の洗
浄面に対して昇降可能に支持する昇降支持手段を下降ま
たは上昇させるように昇降支持手段に錘を作用させて、
洗浄具を基板の洗浄面に近づけるという簡単な機械構造
で、基板の洗浄面に対して洗浄具を所定の押圧荷重で作
用させることができる。
る。すなわち、押圧荷重付与手段は、洗浄具を基板の洗
浄面に対して昇降可能に支持する昇降支持手段を下降ま
たは上昇させるように昇降支持手段に錘を作用させて、
洗浄具を基板の洗浄面に近づけるという簡単な機械構造
で、基板の洗浄面に対して洗浄具を所定の押圧荷重で作
用させることができる。
【0012】なお、水平姿勢に保持された基板の上面を
洗浄面として洗浄を行う場合は、昇降支持手段を下降さ
せて洗浄具を基板の洗浄面(上面)に近づけるように構
成し、水平姿勢に保持された基板の下面を洗浄面として
洗浄を行う場合は、昇降支持手段を上昇させて洗浄具を
基板の洗浄面(下面)に近づけるように構成する。
洗浄面として洗浄を行う場合は、昇降支持手段を下降さ
せて洗浄具を基板の洗浄面(上面)に近づけるように構
成し、水平姿勢に保持された基板の下面を洗浄面として
洗浄を行う場合は、昇降支持手段を上昇させて洗浄具を
基板の洗浄面(下面)に近づけるように構成する。
【0013】また、錘の荷重を変えたり、支持位置を変
えるなどによって、基板の洗浄面に対して洗浄具を作用
させる押圧荷重を適宜に変更することもできる。
えるなどによって、基板の洗浄面に対して洗浄具を作用
させる押圧荷重を適宜に変更することもできる。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、重量均衡
手段によって、洗浄具および洗浄具と一体に昇降される
部材の自重と釣り合って洗浄具が所定高さに維持され
る。すなわち、昇降支持手段に錘を作用させていない状
態で、基板の洗浄面に対して作用させる洗浄具の押圧荷
重を「0」にすることができる。従って、昇降支持手段
への錘の作用の程度を変えるだけで、洗浄具などの自重
以下の押圧荷重で基板の洗浄面に洗浄具を作用させるこ
とも可能となる。
手段によって、洗浄具および洗浄具と一体に昇降される
部材の自重と釣り合って洗浄具が所定高さに維持され
る。すなわち、昇降支持手段に錘を作用させていない状
態で、基板の洗浄面に対して作用させる洗浄具の押圧荷
重を「0」にすることができる。従って、昇降支持手段
への錘の作用の程度を変えるだけで、洗浄具などの自重
以下の押圧荷重で基板の洗浄面に洗浄具を作用させるこ
とも可能となる。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、昇降支持
手段に設けた錘支持部に錘を支持させることで、錘の自
重によって昇降支持手段を下降させ、洗浄具を基板の洗
浄面に近づけて、錘の自重(荷重)に応じた押圧荷重
で、基板の洗浄面に対して洗浄具を作用させることがで
きる。
手段に設けた錘支持部に錘を支持させることで、錘の自
重によって昇降支持手段を下降させ、洗浄具を基板の洗
浄面に近づけて、錘の自重(荷重)に応じた押圧荷重
で、基板の洗浄面に対して洗浄具を作用させることがで
きる。
【0016】なお、この請求項3に記載の発明の構成で
は、錘支持部に支持させる錘の荷重を変えることで、基
板の洗浄面に対して洗浄具を作用させる押圧荷重を適宜
に変更することができる。
は、錘支持部に支持させる錘の荷重を変えることで、基
板の洗浄面に対して洗浄具を作用させる押圧荷重を適宜
に変更することができる。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、揺動アー
ムに支持された錘の自重によって揺動アームが揺動支点
周りで揺動され、揺動アームの作用点が昇降支持手段を
下降または上昇させ、洗浄具を基板の洗浄面に近づけ
て、基板の洗浄面に対して洗浄具を所定の押圧荷重で作
用させる。
ムに支持された錘の自重によって揺動アームが揺動支点
周りで揺動され、揺動アームの作用点が昇降支持手段を
下降または上昇させ、洗浄具を基板の洗浄面に近づけ
て、基板の洗浄面に対して洗浄具を所定の押圧荷重で作
用させる。
【0018】なお、この請求項4に記載の発明の構成で
は、錘の荷重を変えたり、揺動アームに対する錘の支持
位置を変えるなどによって、揺動アームの作用点が昇降
支持手段に作用する力を変更して、基板の洗浄面に対し
て洗浄具を作用させる押圧荷重を適宜に変更することが
できる。
は、錘の荷重を変えたり、揺動アームに対する錘の支持
位置を変えるなどによって、揺動アームの作用点が昇降
支持手段に作用する力を変更して、基板の洗浄面に対し
て洗浄具を作用させる押圧荷重を適宜に変更することが
できる。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、上記請求
項4に記載の発明において、揺動アームに沿って錘をス
ライド移動させることで、揺動アームの作用点が昇降支
持手段に作用する力を変更可能に構成し、基板の洗浄面
に対して洗浄具を作用させる押圧荷重を適宜に変更す
る。
項4に記載の発明において、揺動アームに沿って錘をス
ライド移動させることで、揺動アームの作用点が昇降支
持手段に作用する力を変更可能に構成し、基板の洗浄面
に対して洗浄具を作用させる押圧荷重を適宜に変更す
る。
【0020】例えば、揺動支点を挟んで揺動アームの作
用点と反対側に錘を支持させ、その錘を揺動アームに沿
ってスライド移動させてその錘と揺動支点との距離を変
えることで揺動アームの作用点が昇降支持手段に作用す
る力を変更することができるし、または、揺動支点を挟
んで揺動アームの作用点と反対側に錘を支持させるとと
もに、その錘とは別の錘を揺動支点と揺動アームの作用
点との間に支持させ、その別の錘を揺動支点と揺動アー
ムの作用点との間でスライド移動させて、揺動支点を挟
んで支持される各錘のバランス関係を変えることで揺動
アームの作用点が昇降支持手段に作用する力を変更する
こともできる。
用点と反対側に錘を支持させ、その錘を揺動アームに沿
ってスライド移動させてその錘と揺動支点との距離を変
えることで揺動アームの作用点が昇降支持手段に作用す
る力を変更することができるし、または、揺動支点を挟
んで揺動アームの作用点と反対側に錘を支持させるとと
もに、その錘とは別の錘を揺動支点と揺動アームの作用
点との間に支持させ、その別の錘を揺動支点と揺動アー
ムの作用点との間でスライド移動させて、揺動支点を挟
んで支持される各錘のバランス関係を変えることで揺動
アームの作用点が昇降支持手段に作用する力を変更する
こともできる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 <第1実施例>図1は本発明の第1実施例に係る基板洗
浄装置全体の概略構成を示す縦断面図であり、図2はそ
の平面図である。
施の形態を説明する。 <第1実施例>図1は本発明の第1実施例に係る基板洗
浄装置全体の概略構成を示す縦断面図であり、図2はそ
の平面図である。
【0022】電動モータ1の駆動によって鉛直方向の軸
芯周りで回転する回転軸2の上端に、基板Wを真空吸着
保持する回転台3が一体回転可能に取り付けられ、基板
Wを鉛直方向の軸芯周りで回転可能に保持する基板保持
機構4が構成されている。
芯周りで回転する回転軸2の上端に、基板Wを真空吸着
保持する回転台3が一体回転可能に取り付けられ、基板
Wを鉛直方向の軸芯周りで回転可能に保持する基板保持
機構4が構成されている。
【0023】なお、基板保持機構4は真空吸着式のもの
に限らず、例えば、回転台3上に基板Wの外周部の複数
箇所を載置支持する基板支持部材を複数個設けるととも
に、この基板支持部材に支持された基板Wの水平方向の
位置を規制する位置決めピンを設けて基板保持機構を構
成し、基板Wを回転台3の上面から離間した状態で回転
可能に保持させるようにしてもよい。
に限らず、例えば、回転台3上に基板Wの外周部の複数
箇所を載置支持する基板支持部材を複数個設けるととも
に、この基板支持部材に支持された基板Wの水平方向の
位置を規制する位置決めピンを設けて基板保持機構を構
成し、基板Wを回転台3の上面から離間した状態で回転
可能に保持させるようにしてもよい。
【0024】基板保持機構4およびそれによって保持さ
れた基板Wの周囲は、昇降駆動機構(図示せず)によっ
て昇降可能なカップ5で覆われている。カップ5の横外
側方に、基板Wの回転中心側に向けて純水などの洗浄液
を噴出供給するノズル6が設けられている。
れた基板Wの周囲は、昇降駆動機構(図示せず)によっ
て昇降可能なカップ5で覆われている。カップ5の横外
側方に、基板Wの回転中心側に向けて純水などの洗浄液
を噴出供給するノズル6が設けられている。
【0025】また、カップ5の横外側方に、アングル形
状の支持アーム7が、電動モータ(図示せず)により鉛
直方向の第1の軸芯P1周りで回転可能に設けられ、そ
の支持アーム7の先端側アーム部分7aの下部に、鉛直
方向の第2の軸芯P2周りで回転可能に、基板Wの上面
(この実施例における洗浄面であって、通常は基板Wの
表面)を洗浄する洗浄具としての洗浄ブラシ8が設けら
れている。
状の支持アーム7が、電動モータ(図示せず)により鉛
直方向の第1の軸芯P1周りで回転可能に設けられ、そ
の支持アーム7の先端側アーム部分7aの下部に、鉛直
方向の第2の軸芯P2周りで回転可能に、基板Wの上面
(この実施例における洗浄面であって、通常は基板Wの
表面)を洗浄する洗浄具としての洗浄ブラシ8が設けら
れている。
【0026】なお、洗浄ブラシ8としては、ナイロンブ
ラシやモヘアブラシ、あるいは、スポンジ製やフェルト
製、プラスチック製などのものが使用される。
ラシやモヘアブラシ、あるいは、スポンジ製やフェルト
製、プラスチック製などのものが使用される。
【0027】図3の要部の拡大縦断面図に示すように、
支持アーム7の先端側アーム部分7aに、ベアリング9
を介して前記第2の軸芯P2周りで回転可能に回転体1
0が設けられ、回転体10に一体回転可能に取り付けら
れたプーリー11とモータMとがタイミングベルト12
を介して連動連結されている。回転体10のプーリー1
1を挟む両側箇所それぞれにベアリング10aが設けら
れ、そのベアリング10aが洗浄具支持体13の途中箇
所に形成されたスプライン部13aに作用するように構
成され、回転体10と一体回転しながら抵抗少なく洗浄
具支持体13を昇降できるように構成されている。
支持アーム7の先端側アーム部分7aに、ベアリング9
を介して前記第2の軸芯P2周りで回転可能に回転体1
0が設けられ、回転体10に一体回転可能に取り付けら
れたプーリー11とモータMとがタイミングベルト12
を介して連動連結されている。回転体10のプーリー1
1を挟む両側箇所それぞれにベアリング10aが設けら
れ、そのベアリング10aが洗浄具支持体13の途中箇
所に形成されたスプライン部13aに作用するように構
成され、回転体10と一体回転しながら抵抗少なく洗浄
具支持体13を昇降できるように構成されている。
【0028】なお、洗浄具支持体13のスプライン部1
3aは、図4の横断面図に示すように、円柱状の洗浄具
支持体13の4側面が削られて略四角柱状に形成されて
いて、このスプライン部13aの4側面に対してベアリ
ング10aが作用するように構成されている。
3aは、図4の横断面図に示すように、円柱状の洗浄具
支持体13の4側面が削られて略四角柱状に形成されて
いて、このスプライン部13aの4側面に対してベアリ
ング10aが作用するように構成されている。
【0029】洗浄ブラシ8は洗浄具支持体13の下端部
に着脱自在に取り付けられていて、基板Wの上面に形成
された膜の種類や洗浄条件などに応じて適宜に洗浄ブラ
シ8の種類を変えられるようになっている。なお、洗浄
ブラシ8の種類を変える必要がないときには、洗浄ブラ
シ8は洗浄具支持体13の下端部に一体的に取り付ける
ように構成されていてもよい。
に着脱自在に取り付けられていて、基板Wの上面に形成
された膜の種類や洗浄条件などに応じて適宜に洗浄ブラ
シ8の種類を変えられるようになっている。なお、洗浄
ブラシ8の種類を変える必要がないときには、洗浄ブラ
シ8は洗浄具支持体13の下端部に一体的に取り付ける
ように構成されていてもよい。
【0030】洗浄具支持体13のスプライン部13aの
上方の円柱部には、ネジが切られていて、このネジ部1
3bに螺合させてバネ座14が取り付けられている。そ
のバネ座14と、回転体10に取り付けられたバネ座1
5とにわたって圧縮コイルスプリング16が設けられて
いる。そして、洗浄具支持体13に対するバネ座14の
高さ位置を適宜に調節することで、圧縮コイルスプリン
グ16の付勢力を調節し、この圧縮コイルスプリング1
6の付勢力で、洗浄ブラシ8や洗浄具支持体13などの
重量に釣り合って、洗浄ブラシ8を先端側アーム部分7
aに対して所定高さに維持させるように重量均衡機構1
7が構成されている。なお、洗浄ブラシ8の種類を変え
ることで、洗浄ブラシ8の自重が変わる場合には、洗浄
具支持体13に対するバネ座14の高さ位置を適宜に変
えればよい。また、圧縮コイルスプリング16に代え
て、弾性変位の程度にかかわらず反発力が一定の非線形
バネを用いてもよい。
上方の円柱部には、ネジが切られていて、このネジ部1
3bに螺合させてバネ座14が取り付けられている。そ
のバネ座14と、回転体10に取り付けられたバネ座1
5とにわたって圧縮コイルスプリング16が設けられて
いる。そして、洗浄具支持体13に対するバネ座14の
高さ位置を適宜に調節することで、圧縮コイルスプリン
グ16の付勢力を調節し、この圧縮コイルスプリング1
6の付勢力で、洗浄ブラシ8や洗浄具支持体13などの
重量に釣り合って、洗浄ブラシ8を先端側アーム部分7
aに対して所定高さに維持させるように重量均衡機構1
7が構成されている。なお、洗浄ブラシ8の種類を変え
ることで、洗浄ブラシ8の自重が変わる場合には、洗浄
具支持体13に対するバネ座14の高さ位置を適宜に変
えればよい。また、圧縮コイルスプリング16に代え
て、弾性変位の程度にかかわらず反発力が一定の非線形
バネを用いてもよい。
【0031】洗浄具支持体13の上端にベアリング18
を介して相対回転のみ可能に錘支持部19が取り付けら
れている。また、錘支持部19は、支持アーム7の縦壁
に昇降可能に支持された支持部材20に支持されてい
る。
を介して相対回転のみ可能に錘支持部19が取り付けら
れている。また、錘支持部19は、支持アーム7の縦壁
に昇降可能に支持された支持部材20に支持されてい
る。
【0032】上記錘支持部19に錘WTを載置支持させ
ることで、その錘WTの自重によって洗浄具支持体13
が下降され、洗浄ブラシ8が基板Wの上面に近づけら
れ、錘WTの自重(荷重)に応じた押圧荷重で、基板W
の上面に対して洗浄ブラシ8を作用させることができる
ように構成されている。
ることで、その錘WTの自重によって洗浄具支持体13
が下降され、洗浄ブラシ8が基板Wの上面に近づけら
れ、錘WTの自重(荷重)に応じた押圧荷重で、基板W
の上面に対して洗浄ブラシ8を作用させることができる
ように構成されている。
【0033】前記バネ座14、15と圧縮コイルスプリ
ング16とからなる重量均衡機構17、および、錘支持
部19に載置支持された錘WTそれぞれの平面視におけ
る中心が洗浄ブラシ8の回転中心P2に一致するように
構成されている。
ング16とからなる重量均衡機構17、および、錘支持
部19に載置支持された錘WTそれぞれの平面視におけ
る中心が洗浄ブラシ8の回転中心P2に一致するように
構成されている。
【0034】また、錘支持部19に載置支持する錘WT
を取り替えて、錘WTの荷重を変えることで、基板Wの
上面に対して洗浄ブラシ8を作用させる押圧荷重を適宜
に変更することもできる。
を取り替えて、錘WTの荷重を変えることで、基板Wの
上面に対して洗浄ブラシ8を作用させる押圧荷重を適宜
に変更することもできる。
【0035】支持アーム7の上カバー21はネジ22に
よって着脱自在に取り付けられていて、この上カバー2
2を取り外すことで、錘支持部19に載置支持する錘W
Tを取り替えることができるようなっている。
よって着脱自在に取り付けられていて、この上カバー2
2を取り外すことで、錘支持部19に載置支持する錘W
Tを取り替えることができるようなっている。
【0036】下方のベアリング10aより下側におい
て、蛇腹部材23の上端側が洗浄具支持体13に固設さ
れている。この蛇腹部材23の下端側は、回転体10に
取り付けられた回転部材24に連結されていて、蛇腹部
材23は洗浄具支持体13と一体回転されるように構成
されている。この回転部材24と蛇腹部材23、磁性流
体シール25によって、回転体10の回転や回転体10
に対する洗浄具支持体13の昇降によって発生するパー
テクィクルが基板W上に落下するのを回避できるように
構成されている。また、先端側アーム部分7aの下端の
洗浄具支持体13の導出部分にはラビリンス機構26が
設けられ、先端側アーム部分7a内部に洗浄液が浸入す
ることを回避できるように構成されている。
て、蛇腹部材23の上端側が洗浄具支持体13に固設さ
れている。この蛇腹部材23の下端側は、回転体10に
取り付けられた回転部材24に連結されていて、蛇腹部
材23は洗浄具支持体13と一体回転されるように構成
されている。この回転部材24と蛇腹部材23、磁性流
体シール25によって、回転体10の回転や回転体10
に対する洗浄具支持体13の昇降によって発生するパー
テクィクルが基板W上に落下するのを回避できるように
構成されている。また、先端側アーム部分7aの下端の
洗浄具支持体13の導出部分にはラビリンス機構26が
設けられ、先端側アーム部分7a内部に洗浄液が浸入す
ることを回避できるように構成されている。
【0037】次に、上記構成の実施例装置の動作を説明
する。まず、基板Wの洗浄に先立ち、基板W上に形成さ
れた膜などの種類(アルミ膜、酸化膜、窒化膜、ポリシ
リコン膜、パターン膜、ベアシリコンなど)や、基板W
に付着している汚染物の性質、種類などに応じて、洗浄
時の押圧荷重が決められ、その洗浄時の押圧荷重に応じ
た荷重の錘WTが錘支持部19に載置支持される。
する。まず、基板Wの洗浄に先立ち、基板W上に形成さ
れた膜などの種類(アルミ膜、酸化膜、窒化膜、ポリシ
リコン膜、パターン膜、ベアシリコンなど)や、基板W
に付着している汚染物の性質、種類などに応じて、洗浄
時の押圧荷重が決められ、その洗浄時の押圧荷重に応じ
た荷重の錘WTが錘支持部19に載置支持される。
【0038】そして、支持アーム7が上記第1の軸芯P
1周りで回転され、図2の実線で示す退避位置から、基
板保持機構4に保持された基板Wの上面の上に移動さ
れ、所定の洗浄高さに維持される。
1周りで回転され、図2の実線で示す退避位置から、基
板保持機構4に保持された基板Wの上面の上に移動さ
れ、所定の洗浄高さに維持される。
【0039】なお、上記支持アーム7の洗浄高さは、錘
支持部19に錘WTが載置されていない状態で、基板保
持機構4に保持された基板Wの上面に対する洗浄ブラシ
8の押圧荷重が「0(g) 」となる高さに設定されてい
る。従って、錘支持部19に載置支持された錘WTの荷
重に相当する押圧荷重で、基板Wの上面に対して洗浄ブ
ラシ8を作用させることができる。また、錘WTが錘支
持部19に載置されていない状態で、重量均衡機構17
によって洗浄ブラシ8や洗浄具支持体13、錘支持部1
9などの自重が基板Wの上面に掛かっていないので、基
板Wの上面に対する洗浄ブラシ8の押圧荷重を「0(g)
」から任意に設定でき、洗浄ブラシ8などの自重以下
の押圧荷重で基板Wの上面に対して洗浄ブラシ8を作用
させることもできる。
支持部19に錘WTが載置されていない状態で、基板保
持機構4に保持された基板Wの上面に対する洗浄ブラシ
8の押圧荷重が「0(g) 」となる高さに設定されてい
る。従って、錘支持部19に載置支持された錘WTの荷
重に相当する押圧荷重で、基板Wの上面に対して洗浄ブ
ラシ8を作用させることができる。また、錘WTが錘支
持部19に載置されていない状態で、重量均衡機構17
によって洗浄ブラシ8や洗浄具支持体13、錘支持部1
9などの自重が基板Wの上面に掛かっていないので、基
板Wの上面に対する洗浄ブラシ8の押圧荷重を「0(g)
」から任意に設定でき、洗浄ブラシ8などの自重以下
の押圧荷重で基板Wの上面に対して洗浄ブラシ8を作用
させることもできる。
【0040】次に、電動モータ1を駆動して基板保持機
構4に保持された基板Wを鉛直方向の軸芯周りで回転さ
せ、ノズル6から洗浄液を噴出供給させて、洗浄ブラシ
8を錘WTの荷重に相当する押圧荷重で基板Wの上面に
作用させた状態で、支持アーム7を第1の軸芯P1周り
で回転させ、支持アーム7が上記洗浄高さに維持されて
上記洗浄ブラシ8を基板Wの上面に沿わせて水平移動さ
せ、基板Wの上面全面を洗浄ブラシ8で洗浄する。な
お、この洗浄中、ハイドロプレーン現象により基板Wの
上面と洗浄ブラシ8の毛とが非接触状態となることもあ
るが、本発明はこのような場合の洗浄も含み、本発明に
おいて洗浄具を基板の洗浄面に作用させるとは、洗浄具
を基板の洗浄面に押し付ける場合だけでなく、洗浄具と
基板の洗浄面とが非接触となる場合も含む。
構4に保持された基板Wを鉛直方向の軸芯周りで回転さ
せ、ノズル6から洗浄液を噴出供給させて、洗浄ブラシ
8を錘WTの荷重に相当する押圧荷重で基板Wの上面に
作用させた状態で、支持アーム7を第1の軸芯P1周り
で回転させ、支持アーム7が上記洗浄高さに維持されて
上記洗浄ブラシ8を基板Wの上面に沿わせて水平移動さ
せ、基板Wの上面全面を洗浄ブラシ8で洗浄する。な
お、この洗浄中、ハイドロプレーン現象により基板Wの
上面と洗浄ブラシ8の毛とが非接触状態となることもあ
るが、本発明はこのような場合の洗浄も含み、本発明に
おいて洗浄具を基板の洗浄面に作用させるとは、洗浄具
を基板の洗浄面に押し付ける場合だけでなく、洗浄具と
基板の洗浄面とが非接触となる場合も含む。
【0041】ところで、基板保持機構4に保持された基
板Wに反り変形などが生じて基板Wの上面に凹凸ができ
ている場合もあるが、このような場合でも、圧縮コイル
スプリング16の弾性変形により、洗浄ブラシ8は基板
Wの上面の凹凸に追従して基板Wの上面に損傷などを与
えずに基板Wの上面を洗浄することができる。なお、圧
縮コイルスプリング16の弾性変形により、基板Wの上
面に対する洗浄ブラシ8の押圧荷重が若干変動するが、
この変動は極く僅か(押圧荷重の変動は1%以下)であ
るので、基板Wの上面に凹凸があっても略一定の押圧荷
重で洗浄ブラシ8を基板Wの上面に作用させて基板Wの
上面を洗浄することができる。
板Wに反り変形などが生じて基板Wの上面に凹凸ができ
ている場合もあるが、このような場合でも、圧縮コイル
スプリング16の弾性変形により、洗浄ブラシ8は基板
Wの上面の凹凸に追従して基板Wの上面に損傷などを与
えずに基板Wの上面を洗浄することができる。なお、圧
縮コイルスプリング16の弾性変形により、基板Wの上
面に対する洗浄ブラシ8の押圧荷重が若干変動するが、
この変動は極く僅か(押圧荷重の変動は1%以下)であ
るので、基板Wの上面に凹凸があっても略一定の押圧荷
重で洗浄ブラシ8を基板Wの上面に作用させて基板Wの
上面を洗浄することができる。
【0042】また、基板Wの上面に形成されている膜の
種類や、洗浄ブラシ8の種類などによっては、モータM
を駆動して洗浄ブラシ8を第2の軸芯P2周りで回転さ
せながら上記基板Wの上面の洗浄が行われることもある
が、このような場合でも、本実施例によれば、錘WTの
荷重に相当する押圧荷重で洗浄ブラシ8を基板Wの上面
に作用させて基板Wの上面を洗浄することができる。な
お、本実施例では、錘支持部19は支持部材20で昇降
可能に支持されているとともに、ベアリング18によっ
て錘支持部19と洗浄具支持体13の上端とが相対回転
可能に連結されているので、洗浄具支持体13が第2の
軸芯P2周りで回転されても、錘支持部19は回転され
ない。従って、錘支持部19に載置支持された錘WTが
回転によって振り落とされるなどの不都合も起きない。
種類や、洗浄ブラシ8の種類などによっては、モータM
を駆動して洗浄ブラシ8を第2の軸芯P2周りで回転さ
せながら上記基板Wの上面の洗浄が行われることもある
が、このような場合でも、本実施例によれば、錘WTの
荷重に相当する押圧荷重で洗浄ブラシ8を基板Wの上面
に作用させて基板Wの上面を洗浄することができる。な
お、本実施例では、錘支持部19は支持部材20で昇降
可能に支持されているとともに、ベアリング18によっ
て錘支持部19と洗浄具支持体13の上端とが相対回転
可能に連結されているので、洗浄具支持体13が第2の
軸芯P2周りで回転されても、錘支持部19は回転され
ない。従って、錘支持部19に載置支持された錘WTが
回転によって振り落とされるなどの不都合も起きない。
【0043】上記第1実施例では、錘支持部19を洗浄
具支持体13の上端に取り付けたが、本発明はこれに限
らず、例えば、図5に示すように、洗浄具支持体13の
途中箇所に錘支持部19を設け、リング状の錘WTを洗
浄具支持体13に貫通させて錘支持部19に支持させる
ように構成してもよく、このような構成であっても、上
記第1実施例と同様の効果を得ることができる。
具支持体13の上端に取り付けたが、本発明はこれに限
らず、例えば、図5に示すように、洗浄具支持体13の
途中箇所に錘支持部19を設け、リング状の錘WTを洗
浄具支持体13に貫通させて錘支持部19に支持させる
ように構成してもよく、このような構成であっても、上
記第1実施例と同様の効果を得ることができる。
【0044】<第2実施例>次に、図6を参照して第2
実施例装置の構成を説明する。
実施例装置の構成を説明する。
【0045】この第2実施例装置は、上記第1実施例装
置の錘支持部19に代えて、当接部材30が、ベアリン
グ31によって相対回転可能に洗浄具支持体13の上端
に取り付けれている。この当接部材30も、支持アーム
7の縦壁に昇降可能に支持された支持部材20に支持さ
れている。
置の錘支持部19に代えて、当接部材30が、ベアリン
グ31によって相対回転可能に洗浄具支持体13の上端
に取り付けれている。この当接部材30も、支持アーム
7の縦壁に昇降可能に支持された支持部材20に支持さ
れている。
【0046】また、支持アーム7内には柱部材32が立
設されている。図6、図7に示すように、柱部材32の
上端部は側面から見て「コ」の字になっていて、中央の
凹部に第1の水平軸33が架け渡されている。この第1
の水平軸33に連結部材34が回動可能に貫通支持され
た状態で、柱部材32の上端部の凹部に嵌め込まれてい
る。連結部材34には、揺動アーム35が嵌入されてネ
ジ止めされている。これにより、揺動アーム35は、第
1の水平軸33の軸芯を揺動支点として揺動されるよう
に構成されている。
設されている。図6、図7に示すように、柱部材32の
上端部は側面から見て「コ」の字になっていて、中央の
凹部に第1の水平軸33が架け渡されている。この第1
の水平軸33に連結部材34が回動可能に貫通支持され
た状態で、柱部材32の上端部の凹部に嵌め込まれてい
る。連結部材34には、揺動アーム35が嵌入されてネ
ジ止めされている。これにより、揺動アーム35は、第
1の水平軸33の軸芯を揺動支点として揺動されるよう
に構成されている。
【0047】揺動アーム35の一端側(図6の左端部)
には部材36が取り付けられている。図6、図8に示す
ように、この部材36に第2の水平軸37が取り付けら
れ、この第2の水平軸37に回動可能にベアリング38
が支持され、ベアリング38が当接部材30の上端面に
常に一点(一線)で当接されるようになっている。この
ベアリング38と当接部材30の当接点が揺動アーム3
5の作用点となり、この作用点は、第2の軸芯P2上に
とられている。なお、後述するように、揺動アーム35
が揺動支点周りで揺動されることにより、作用点が第2
の軸芯P2からずれることもあるが、揺動アーム35の
最大揺動角度は数度程度であり、作用点が第2の軸芯P
2からずれるずれ量は極く僅かである。従って、作用点
が洗浄具支持体13を下降させる力は、略、洗浄ブラシ
8の回転中心P2上に働き、基板Wの上面に対して洗浄
ブラシ8を略均一に作用させることができる。
には部材36が取り付けられている。図6、図8に示す
ように、この部材36に第2の水平軸37が取り付けら
れ、この第2の水平軸37に回動可能にベアリング38
が支持され、ベアリング38が当接部材30の上端面に
常に一点(一線)で当接されるようになっている。この
ベアリング38と当接部材30の当接点が揺動アーム3
5の作用点となり、この作用点は、第2の軸芯P2上に
とられている。なお、後述するように、揺動アーム35
が揺動支点周りで揺動されることにより、作用点が第2
の軸芯P2からずれることもあるが、揺動アーム35の
最大揺動角度は数度程度であり、作用点が第2の軸芯P
2からずれるずれ量は極く僅かである。従って、作用点
が洗浄具支持体13を下降させる力は、略、洗浄ブラシ
8の回転中心P2上に働き、基板Wの上面に対して洗浄
ブラシ8を略均一に作用させることができる。
【0048】揺動アーム35の他端部(図6の右端部)
には、第1の錘WT1が支持されている。一方、第2の
錘WT2は、揺動アーム35に嵌め付けられていて、ベ
アリング38と揺動支点との間においてスライド移動で
きるように構成されている。また、第2の錘WT2はネ
ジ39によって揺動アーム35の適宜の位置で固定でき
るようにもなっている。
には、第1の錘WT1が支持されている。一方、第2の
錘WT2は、揺動アーム35に嵌め付けられていて、ベ
アリング38と揺動支点との間においてスライド移動で
きるように構成されている。また、第2の錘WT2はネ
ジ39によって揺動アーム35の適宜の位置で固定でき
るようにもなっている。
【0049】上記構成により、第2の錘WTを揺動アー
ム35に沿わせてスライド移動させて適宜の位置に固定
することで、第1の錘WT1を含む揺動支点よりも右側
の揺動アーム35側の重量に比べて、第2の錘WT2を
含む揺動支点よりも左側の揺動アーム35側の重量が重
くなり、ベアリング38が下がる方向に揺動アーム35
が揺動され、揺動アーム35の作用点が当接部材30を
押し下げ、この押し下げる力により、洗浄具支持体13
が下降され、洗浄ブラシ8が基板Wの上面に近づけられ
て、所定の押圧荷重で洗浄ブラシ8を基板Wの上面に作
用させることができる。第2の錘WTをベアリング38
側に近づけるに従って、基板Wの上面に対する洗浄ブラ
シ8の押圧荷重が大きくなる。なお、第2の錘WT2の
揺動アーム35上の位置と基板Wの上面に対する洗浄ブ
ラシ8の押圧荷重との関係は、予め理論的に、あるい
は、実験的に求めておき、揺動アーム35にその対応関
係を示す目盛りが付けられている。作業者は、支持アー
ム7の上カバー21を取り外して前記目盛りに従って第
2の錘WT2を揺動アーム35の適宜の位置に移動させ
て固定させることで、所望の押圧荷重で洗浄ブラシ8を
基板Wの上面に作用させることができる。なお、第2の
錘WT2を図6の二点鎖線の位置に位置させたときは、
第1の錘WT1を含む揺動支点よりも右側の揺動アーム
35側の重量と、第2の錘WT2を含む揺動支点よりも
左側の揺動アーム35側の重量とのバランスがとれて、
揺動アーム35の作用点が当接部材35を下降させる力
が働かなくなり、基板Wの上面に対する洗浄ブラシ8の
押圧荷重が「0(g) 」になるように構成されている。
ム35に沿わせてスライド移動させて適宜の位置に固定
することで、第1の錘WT1を含む揺動支点よりも右側
の揺動アーム35側の重量に比べて、第2の錘WT2を
含む揺動支点よりも左側の揺動アーム35側の重量が重
くなり、ベアリング38が下がる方向に揺動アーム35
が揺動され、揺動アーム35の作用点が当接部材30を
押し下げ、この押し下げる力により、洗浄具支持体13
が下降され、洗浄ブラシ8が基板Wの上面に近づけられ
て、所定の押圧荷重で洗浄ブラシ8を基板Wの上面に作
用させることができる。第2の錘WTをベアリング38
側に近づけるに従って、基板Wの上面に対する洗浄ブラ
シ8の押圧荷重が大きくなる。なお、第2の錘WT2の
揺動アーム35上の位置と基板Wの上面に対する洗浄ブ
ラシ8の押圧荷重との関係は、予め理論的に、あるい
は、実験的に求めておき、揺動アーム35にその対応関
係を示す目盛りが付けられている。作業者は、支持アー
ム7の上カバー21を取り外して前記目盛りに従って第
2の錘WT2を揺動アーム35の適宜の位置に移動させ
て固定させることで、所望の押圧荷重で洗浄ブラシ8を
基板Wの上面に作用させることができる。なお、第2の
錘WT2を図6の二点鎖線の位置に位置させたときは、
第1の錘WT1を含む揺動支点よりも右側の揺動アーム
35側の重量と、第2の錘WT2を含む揺動支点よりも
左側の揺動アーム35側の重量とのバランスがとれて、
揺動アーム35の作用点が当接部材35を下降させる力
が働かなくなり、基板Wの上面に対する洗浄ブラシ8の
押圧荷重が「0(g) 」になるように構成されている。
【0050】その他の構成は第1実施例装置と同じであ
るので、共通する部分は図3などと同一符号を付してそ
の詳述は省略する。そして、上述したように所望の押圧
荷重で洗浄ブラシ8を基板Wの上面に作用させ、上記第
1実施例で説明したように基板Wの上面が洗浄される。
るので、共通する部分は図3などと同一符号を付してそ
の詳述は省略する。そして、上述したように所望の押圧
荷重で洗浄ブラシ8を基板Wの上面に作用させ、上記第
1実施例で説明したように基板Wの上面が洗浄される。
【0051】なお、上記第2実施例装置では、揺動アー
ム35の作用点を洗浄具支持体13の上方から作用させ
るように構成したが、請求項4に記載の発明はこれに限
らず、例えば、図9に示すように、揺動アーム35の作
用点STを洗浄具支持体13の途中箇所に作用させるよ
うに構成してもよく、このように構成しても、上記第2
実施例装置と同様の効果を得ることができる。なお、図
9中の符号40は、洗浄具支持体13の途中箇所に貫通
された水平軸であり、作用点STはこの水平軸40を介
して洗浄具支持体13を下降させる。
ム35の作用点を洗浄具支持体13の上方から作用させ
るように構成したが、請求項4に記載の発明はこれに限
らず、例えば、図9に示すように、揺動アーム35の作
用点STを洗浄具支持体13の途中箇所に作用させるよ
うに構成してもよく、このように構成しても、上記第2
実施例装置と同様の効果を得ることができる。なお、図
9中の符号40は、洗浄具支持体13の途中箇所に貫通
された水平軸であり、作用点STはこの水平軸40を介
して洗浄具支持体13を下降させる。
【0052】また、請求項4、5に記載の発明は上記第
2実施例の構成に限定されず、原理的には例えば図10
の各図のように構成することもできる。なお、図10の
各図において、符号YSは揺動支点を示し、STは揺動
アーム35の作用点を示す。また、符号Fは作用点ST
が洗浄具支持体13(図10では図示せず)を下降させ
る力を示し、基板Wの上面に対する洗浄ブラシ8の押圧
荷重は、この力Fの大きさに比例する。
2実施例の構成に限定されず、原理的には例えば図10
の各図のように構成することもできる。なお、図10の
各図において、符号YSは揺動支点を示し、STは揺動
アーム35の作用点を示す。また、符号Fは作用点ST
が洗浄具支持体13(図10では図示せず)を下降させ
る力を示し、基板Wの上面に対する洗浄ブラシ8の押圧
荷重は、この力Fの大きさに比例する。
【0053】図10(a)は、揺動支点YSを挟んで作
用点STと反対側において、錘WTを揺動アーム35に
沿ってスライド移動可能に支持させたものである。この
構成によれば、錘WTを所定の位置に位置させることで
作用点STの力Fを無くすことができ、その位置よりも
錘WTを揺動支点YSに近づけるに従って作用点の力F
が大きくなる。なお、揺動支点YSよりも作用点ST側
の揺動アーム35などの重量が十分に重くない場合に
は、図10(b)に示すように、揺動アーム35の揺動
支点YSと作用点STとの間の適宜の位置に別の錘W
T’を支持させるようにしてもよい。
用点STと反対側において、錘WTを揺動アーム35に
沿ってスライド移動可能に支持させたものである。この
構成によれば、錘WTを所定の位置に位置させることで
作用点STの力Fを無くすことができ、その位置よりも
錘WTを揺動支点YSに近づけるに従って作用点の力F
が大きくなる。なお、揺動支点YSよりも作用点ST側
の揺動アーム35などの重量が十分に重くない場合に
は、図10(b)に示すように、揺動アーム35の揺動
支点YSと作用点STとの間の適宜の位置に別の錘W
T’を支持させるようにしてもよい。
【0054】図10(c)は、揺動支点YSを挟んで作
用点STと反対側において、錘WTを支持する錘支持部
45を揺動アーム35に取り付け、揺動アーム35に対
して錘WTを取り替え可能に支持させたものである。こ
の構成によれば、所定の荷重の錘WTを錘支持部45に
支持させれば作用点STの力Fが無くなり、それよりも
軽い錘WTを錘支持部45に支持させれば作用点STの
力Fが得られ、錘WTの荷重を軽くするに従って作用点
の力Fが大きくなる。なお、揺動支点STよりも作用点
ST側の揺動アーム35などの重量が十分に重くない場
合には、図10(b)と同様に、揺動アーム35の揺動
支点YSと作用点STとの間の適宜の位置に別の錘W
T’を支持させるようにしてもよい(図10(d))。
用点STと反対側において、錘WTを支持する錘支持部
45を揺動アーム35に取り付け、揺動アーム35に対
して錘WTを取り替え可能に支持させたものである。こ
の構成によれば、所定の荷重の錘WTを錘支持部45に
支持させれば作用点STの力Fが無くなり、それよりも
軽い錘WTを錘支持部45に支持させれば作用点STの
力Fが得られ、錘WTの荷重を軽くするに従って作用点
の力Fが大きくなる。なお、揺動支点STよりも作用点
ST側の揺動アーム35などの重量が十分に重くない場
合には、図10(b)と同様に、揺動アーム35の揺動
支点YSと作用点STとの間の適宜の位置に別の錘W
T’を支持させるようにしてもよい(図10(d))。
【0055】図10(e)は、上記第2実施例におい
て、第2の錘WT2を揺動アーム35に沿ってスライド
移動させて作用点STの力Fを変えたのに代えて、揺動
アーム35の揺動支点YSと作用点STとの間の適宜の
位置に錘支持部45を取り付け、この錘支持部45に支
持させる第2の錘WT2の荷重を変えることで、作用点
STの力Fを変えるように構成したものである。
て、第2の錘WT2を揺動アーム35に沿ってスライド
移動させて作用点STの力Fを変えたのに代えて、揺動
アーム35の揺動支点YSと作用点STとの間の適宜の
位置に錘支持部45を取り付け、この錘支持部45に支
持させる第2の錘WT2の荷重を変えることで、作用点
STの力Fを変えるように構成したものである。
【0056】請求項4、5に記載の発明は、保持された
基板Wの上面を洗浄面とした洗浄に限らず、例えば、図
11や図12に示すようにように保持された基板Wの下
面(通常は裏面)を洗浄面とした洗浄にも同様に適用す
ることができる。
基板Wの上面を洗浄面とした洗浄に限らず、例えば、図
11や図12に示すようにように保持された基板Wの下
面(通常は裏面)を洗浄面とした洗浄にも同様に適用す
ることができる。
【0057】図11の基板保持機構50は、電動モータ
1の駆動によって鉛直方向の軸芯周りで回転する回転軸
2の下端に回転台51が一体回転可能に取り付けられ、
回転台51の下面から下方に導出された複数本の基板保
持部材52によって基板Wの外周部の複数箇所を保持す
るように構成されている。
1の駆動によって鉛直方向の軸芯周りで回転する回転軸
2の下端に回転台51が一体回転可能に取り付けられ、
回転台51の下面から下方に導出された複数本の基板保
持部材52によって基板Wの外周部の複数箇所を保持す
るように構成されている。
【0058】図12の基板保持機構60は、複数個の回
転保持ローラー61で基板Wの外周部の複数箇所を保持
する。そして、複数個の回転保持ローラー61のうちの
幾つかの回転保持ローラー61(主動ローラー)が、図
示しない電動モータによって鉛直方向の軸芯J周りで回
転されることで、主動ローラーと基板Wとの摩擦によっ
て基板Wが鉛直方向の軸芯周りで回転される。なお、主
動ローラー以外の回転保持ローラー61(従動ローラ
ー)は、積極的に回転駆動されないが軸芯J周りに回転
可能に支持されている。
転保持ローラー61で基板Wの外周部の複数箇所を保持
する。そして、複数個の回転保持ローラー61のうちの
幾つかの回転保持ローラー61(主動ローラー)が、図
示しない電動モータによって鉛直方向の軸芯J周りで回
転されることで、主動ローラーと基板Wとの摩擦によっ
て基板Wが鉛直方向の軸芯周りで回転される。なお、主
動ローラー以外の回転保持ローラー61(従動ローラ
ー)は、積極的に回転駆動されないが軸芯J周りに回転
可能に支持されている。
【0059】図11や図12の装置において基板Wの下
面を洗浄ブラシ8で洗浄する場合には、図6と略同じ構
成の支持アーム7を上下逆転させて基板Wの下方に配置
される。ただしこの場合は、揺動アーム35の作用点の
力が上向きに働き、洗浄具支持体13を上昇させて、洗
浄ブラシ8を基板Wの下面(洗浄面)に近づけること
で、基板Wの下面に対して洗浄ブラシ8を所定の押圧荷
重で作用させることになる。
面を洗浄ブラシ8で洗浄する場合には、図6と略同じ構
成の支持アーム7を上下逆転させて基板Wの下方に配置
される。ただしこの場合は、揺動アーム35の作用点の
力が上向きに働き、洗浄具支持体13を上昇させて、洗
浄ブラシ8を基板Wの下面(洗浄面)に近づけること
で、基板Wの下面に対して洗浄ブラシ8を所定の押圧荷
重で作用させることになる。
【0060】このような構成は、原理的には図13の各
図で示すような構成で実現することができる。なお、図
13の各図の符号は図10中の符号と同じである。
図で示すような構成で実現することができる。なお、図
13の各図の符号は図10中の符号と同じである。
【0061】図13(a)は、第2実施例と同様の構成
であるが、この場合、第2の錘WT2が揺動支点YSと
作用点YSとの中間の所定位置に位置された状態で、作
用点STの力Fが無くなるように設定しておき、その位
置から第2の錘WT2を揺動支点YSに近づけるに従っ
て作用点STの力Fが大きなる。
であるが、この場合、第2の錘WT2が揺動支点YSと
作用点YSとの中間の所定位置に位置された状態で、作
用点STの力Fが無くなるように設定しておき、その位
置から第2の錘WT2を揺動支点YSに近づけるに従っ
て作用点STの力Fが大きなる。
【0062】図13(b)は、図10(a)と同様の構
成であるが、この場合、錘WTを揺動支点YS近くの位
置に位置させたとき作用点STの力が無くなり、その位
置より錘WTを揺動支点YSから離すに従って作用点S
Tの力Fが大きなる。
成であるが、この場合、錘WTを揺動支点YS近くの位
置に位置させたとき作用点STの力が無くなり、その位
置より錘WTを揺動支点YSから離すに従って作用点S
Tの力Fが大きなる。
【0063】図13(c)は、図10(c)と同様の構
成であるが、錘支持部45に支持させる錘WTの荷重を
重くするに従って作用点STの力Fが大きなる。
成であるが、錘支持部45に支持させる錘WTの荷重を
重くするに従って作用点STの力Fが大きなる。
【0064】上記機構を用いれば、さらに、基板Wの表
裏面を同時に洗浄することも可能である。
裏面を同時に洗浄することも可能である。
【0065】なお、上記各実施例では、回転される基板
Wの洗浄面全面を洗浄ブラシ8で洗浄するために、支持
アーム7を第1の軸芯P1周りで回転させて、洗浄ブラ
シ8を基板Wの洗浄面に沿わせて基板Wの中心から外周
部へと円弧状に水平移動(必要に応じてその間を往復移
動)させているが、例えば、エアシリンダやボールネジ
などの周知の1軸方向移動機構により支持アーム7を直
線方向に移動させるように構成しても良い。
Wの洗浄面全面を洗浄ブラシ8で洗浄するために、支持
アーム7を第1の軸芯P1周りで回転させて、洗浄ブラ
シ8を基板Wの洗浄面に沿わせて基板Wの中心から外周
部へと円弧状に水平移動(必要に応じてその間を往復移
動)させているが、例えば、エアシリンダやボールネジ
などの周知の1軸方向移動機構により支持アーム7を直
線方向に移動させるように構成しても良い。
【0066】本発明は、上記各実施例のような円形基板
に限らず、角型基板に対する基板洗浄装置にも同様に適
用できる。
に限らず、角型基板に対する基板洗浄装置にも同様に適
用できる。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、洗浄具を基板の洗浄面に対し
て昇降可能に支持する昇降支持手段を下降または上昇さ
せるように昇降支持手段に錘を作用させて、洗浄具を基
板の洗浄面に近づけることで、基板の洗浄面に対して洗
浄具を所定の押圧荷重で作用させるという簡単な機械構
造で押圧荷重付与手段を構成したので、装置の構造が単
純になり、故障などのトラブルが発生し難く、メンテナ
ンスも行い易く、さらにコストを低減させることもでき
るようになった。
1に記載の発明によれば、洗浄具を基板の洗浄面に対し
て昇降可能に支持する昇降支持手段を下降または上昇さ
せるように昇降支持手段に錘を作用させて、洗浄具を基
板の洗浄面に近づけることで、基板の洗浄面に対して洗
浄具を所定の押圧荷重で作用させるという簡単な機械構
造で押圧荷重付与手段を構成したので、装置の構造が単
純になり、故障などのトラブルが発生し難く、メンテナ
ンスも行い易く、さらにコストを低減させることもでき
るようになった。
【0068】また、錘の荷重を変えたり、支持位置を変
えるなどによって、基板の洗浄面に対して洗浄具を作用
させる押圧荷重を適宜に変更することもできる。
えるなどによって、基板の洗浄面に対して洗浄具を作用
させる押圧荷重を適宜に変更することもできる。
【0069】請求項2に記載の発明によれば、洗浄具お
よび洗浄具と一体に昇降される部材の自重と釣り合って
洗浄具を所定高さに維持する重量均衡手段を備えたの
で、洗浄具などの自重以下の押圧荷重で基板の洗浄面に
洗浄具を作用させることもできる。
よび洗浄具と一体に昇降される部材の自重と釣り合って
洗浄具を所定高さに維持する重量均衡手段を備えたの
で、洗浄具などの自重以下の押圧荷重で基板の洗浄面に
洗浄具を作用させることもできる。
【0070】請求項3に記載の発明によれば、昇降支持
手段に錘を支持させて、錘の自重(荷重)を昇降支持手
段に直接作用させ、その錘の荷重に応じた押圧荷重で基
板の洗浄面に対して洗浄具を作用させるように構成した
ので、押圧荷重付与手段を極めて簡単な構造で実現で
き、請求項1に記載の発明をより効果的に発揮させるこ
とができる。
手段に錘を支持させて、錘の自重(荷重)を昇降支持手
段に直接作用させ、その錘の荷重に応じた押圧荷重で基
板の洗浄面に対して洗浄具を作用させるように構成した
ので、押圧荷重付与手段を極めて簡単な構造で実現で
き、請求項1に記載の発明をより効果的に発揮させるこ
とができる。
【0071】また、錘支持部に支持させる錘の荷重を変
えることで、基板の洗浄面に対して洗浄具を作用させる
押圧荷重を適宜に変更することもできる。
えることで、基板の洗浄面に対して洗浄具を作用させる
押圧荷重を適宜に変更することもできる。
【0072】請求項4に記載の発明によれば、所定の揺
動支点周りで揺動可能に支持された揺動アームに錘を支
持させ、揺動アームの作用点を昇降支持手段に作用させ
ることで押圧荷重付与手段を構成したので、比較的簡単
な構造で押圧荷重付与手段を実現でき、しかも、水平姿
勢で保持された基板の上面、下面のいずれの面を洗浄面
とした基板洗浄にも対応することができる。
動支点周りで揺動可能に支持された揺動アームに錘を支
持させ、揺動アームの作用点を昇降支持手段に作用させ
ることで押圧荷重付与手段を構成したので、比較的簡単
な構造で押圧荷重付与手段を実現でき、しかも、水平姿
勢で保持された基板の上面、下面のいずれの面を洗浄面
とした基板洗浄にも対応することができる。
【0073】また、錘の荷重を変えたり、揺動アームに
対する錘の支持位置を変えるなどによって、揺動アーム
の作用点が昇降支持手段に作用する力を変更して、基板
の洗浄面に対して洗浄具を作用させる押圧荷重を適宜に
変更することもできる。
対する錘の支持位置を変えるなどによって、揺動アーム
の作用点が昇降支持手段に作用する力を変更して、基板
の洗浄面に対して洗浄具を作用させる押圧荷重を適宜に
変更することもできる。
【0074】請求項5に記載の発明によれば、揺動アー
ムに沿って錘をスライド移動させることで、揺動アーム
の作用点が昇降支持手段に作用する力を変更可能に構成
したので、多種類の荷重の錘を用意しなくても、基板の
洗浄面に対して洗浄具を作用させる押圧荷重を種々に変
更することができる。
ムに沿って錘をスライド移動させることで、揺動アーム
の作用点が昇降支持手段に作用する力を変更可能に構成
したので、多種類の荷重の錘を用意しなくても、基板の
洗浄面に対して洗浄具を作用させる押圧荷重を種々に変
更することができる。
【図1】本発明の第1実施例に係る基板洗浄装置全体の
概略構成を示す縦断面図である。
概略構成を示す縦断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】第1実施例装置の要部の拡大縦断面図である。
【図4】洗浄具支持体のスプライン部の構成を示す図で
ある。
ある。
【図5】第1実施例の変形例の要部構成を示す図であ
る。
る。
【図6】第2実施例装置の要部の拡大縦断面図である。
【図7】揺動支点付近の構成を示す側面図である。
【図8】作用点付近の構成を示す一部省略平面図であ
る。
る。
【図9】第2実施例装置の変形例の要部構成を示す図で
ある。
ある。
【図10】請求項4、5に記載の発明のその他の実施形
態の原理を示す図である。
態の原理を示す図である。
【図11】基板の下面を洗浄する装置の一例の概略構成
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図12】基板の下面を洗浄する装置の他の例の概略構
成を示す正面図と平面図である。
成を示す正面図と平面図である。
【図13】基板の下面を洗浄する場合の請求項4、5に
記載の発明の実施形態の原理を示す図である。
記載の発明の実施形態の原理を示す図である。
4:基板保持機構 8:洗浄ブラシ 10:回転体 13:洗浄具支持体 17:重量均衡機構 19:錘支持部 35:揺動アーム 38:ベアリング W:基板 WT、WT1、WT2、WT’:錘
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 征弘 京都府京都市伏見区羽束師古川町322 大 日本スクリーン製造株式会社洛西事業所内 (72)発明者 佐々木 忠司 京都府京都市伏見区羽束師古川町322 大 日本スクリーン製造株式会社洛西事業所内
Claims (5)
- 【請求項1】 基板の洗浄面に対して洗浄具を所定の押
圧荷重で作用させて前記基板の洗浄面を洗浄する基板洗
浄装置において、 前記洗浄具を前記基板の洗浄面に対して昇降可能に支持
する昇降支持手段と、 前記昇降支持手段を下降または上昇させるように前記昇
降支持手段に錘を作用させて、前記洗浄具を前記基板の
洗浄面に近づけることで、前記基板の洗浄面に対して前
記洗浄具を所定の押圧荷重で作用させる押圧荷重付与手
段と、 を備えたことを特徴とする基板洗浄装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の基板洗浄装置におい
て、 前記洗浄具および洗浄具と一体に昇降される部材の自重
と釣り合って前記洗浄具を所定高さに維持する重量均衡
手段をさらに備えたことを特徴とする基板洗浄装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の基板洗浄装置
において、 前記昇降支持手段に錘を支持する錘支持部を設けて前記
押圧荷重付与手段を構成したことを特徴とする基板洗浄
装置。 - 【請求項4】 請求項1または2に記載の基板洗浄装置
において、 所定の揺動支点周りで揺動可能に支持された揺動アーム
に錘を支持して、前記揺動アームの作用点を前記昇降支
持手段に作用させて前記押圧荷重付与手段を構成したこ
とを特徴とする基板洗浄装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の基板洗浄装置におい
て、 前記揺動アームに沿って錘をスライド移動させること
で、揺動アームの作用点が前記昇降支持手段に作用する
力を変更可能に構成したこと特徴とする基板洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9043237A JPH10242093A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 基板洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9043237A JPH10242093A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 基板洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10242093A true JPH10242093A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12658303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9043237A Pending JPH10242093A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 基板洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10242093A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009206139A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板処理装置 |
CN112605028A (zh) * | 2020-11-26 | 2021-04-06 | 肇庆新利达电池实业有限公司 | 一种刷式纽扣电池清洗机 |
WO2023090160A1 (ja) * | 2021-11-16 | 2023-05-25 | 日本電気硝子株式会社 | ガラス板の洗浄装置及びガラス板の製造方法 |
-
1997
- 1997-02-27 JP JP9043237A patent/JPH10242093A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009206139A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板処理装置 |
US8316497B2 (en) | 2008-02-26 | 2012-11-27 | Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. | Substrate processing apparatus |
CN112605028A (zh) * | 2020-11-26 | 2021-04-06 | 肇庆新利达电池实业有限公司 | 一种刷式纽扣电池清洗机 |
WO2023090160A1 (ja) * | 2021-11-16 | 2023-05-25 | 日本電気硝子株式会社 | ガラス板の洗浄装置及びガラス板の製造方法 |
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