JPH08141533A - 回転式基板洗浄装置 - Google Patents
回転式基板洗浄装置Info
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- JPH08141533A JPH08141533A JP7116380A JP11638095A JPH08141533A JP H08141533 A JPH08141533 A JP H08141533A JP 7116380 A JP7116380 A JP 7116380A JP 11638095 A JP11638095 A JP 11638095A JP H08141533 A JPH08141533 A JP H08141533A
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Links
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Landscapes
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
- Cleaning In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 合理的なシール構成を採用することにより、
軸受けで発生した微粉に起因する基板の汚染を長期にわ
たって良好に防止する。 【構成】 先端側アーム部分7aに軸受け9,9を介し
て回転可能に、電動モータMによって回転される回転体
10を設けるとともに、その回転体10に、洗浄具8を
一体的に取り付けた洗浄具支持体13を昇降可能に設
け、先端側アーム部分7aと回転体10との間におい
て、最下部の軸受け9の下方に、パーティクルの落下を
防止する磁性流体シール22を設けるとともに、その磁
性流体シール22の下方に、磁性流体シール22への水
分の浸入を防止するラビリンスシール23を設ける。
軸受けで発生した微粉に起因する基板の汚染を長期にわ
たって良好に防止する。 【構成】 先端側アーム部分7aに軸受け9,9を介し
て回転可能に、電動モータMによって回転される回転体
10を設けるとともに、その回転体10に、洗浄具8を
一体的に取り付けた洗浄具支持体13を昇降可能に設
け、先端側アーム部分7aと回転体10との間におい
て、最下部の軸受け9の下方に、パーティクルの落下を
防止する磁性流体シール22を設けるとともに、その磁
性流体シール22の下方に、磁性流体シール22への水
分の浸入を防止するラビリンスシール23を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエハ、フォト
マスク用のガラス基板、液晶表示装置用のガラス基板、
光ディスク用の基板等の基板に、純水などの洗浄液を供
給して洗浄処理するために、基板を鉛直方向の軸芯周り
で回転可能に保持する基板保持手段と、基板表面を洗浄
する洗浄具と、洗浄具を鉛直方向の軸芯周りで回転させ
る洗浄具回転手段と、洗浄具を基板表面に沿って水平方
向に変位する洗浄具移動手段と、基板表面の洗浄具によ
る洗浄箇所に洗浄液を供給する洗浄液供給手段とを備え
た回転式基板洗浄装置に関する。
マスク用のガラス基板、液晶表示装置用のガラス基板、
光ディスク用の基板等の基板に、純水などの洗浄液を供
給して洗浄処理するために、基板を鉛直方向の軸芯周り
で回転可能に保持する基板保持手段と、基板表面を洗浄
する洗浄具と、洗浄具を鉛直方向の軸芯周りで回転させ
る洗浄具回転手段と、洗浄具を基板表面に沿って水平方
向に変位する洗浄具移動手段と、基板表面の洗浄具によ
る洗浄箇所に洗浄液を供給する洗浄液供給手段とを備え
た回転式基板洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の回転式基板洗浄装置では、洗浄
具を鉛直方向の軸芯周りで回転させるために、洗浄具を
取り付けた洗浄具支持体を軸受けを介して回転可能に支
持アームなどに支持させている。
具を鉛直方向の軸芯周りで回転させるために、洗浄具を
取り付けた洗浄具支持体を軸受けを介して回転可能に支
持アームなどに支持させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、軸受け
において摩損により発生するパーティクルが基板上に落
下し、基板表面を汚染する問題があった。
において摩損により発生するパーティクルが基板上に落
下し、基板表面を汚染する問題があった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、合理的なシール構成を採用することに
より、軸受けで発生したパーティクルに起因する基板の
汚染を長期にわたって良好に防止できるようにすること
を目的とする。
たものであって、合理的なシール構成を採用することに
より、軸受けで発生したパーティクルに起因する基板の
汚染を長期にわたって良好に防止できるようにすること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のような
目的を達成するために、基板を鉛直方向の軸芯周りで回
転可能に保持する基板保持手段と、基板表面を洗浄する
洗浄具と、洗浄具を鉛直方向の軸芯周りで回転させる洗
浄具回転手段と、洗浄具を基板表面に沿って水平方向に
変位する洗浄具移動手段と、基板表面の洗浄具による洗
浄箇所に洗浄液を供給する洗浄液供給手段とを備えた回
転式基板洗浄装置において、洗浄具を取り付けた洗浄具
支持体を軸受けを介して洗浄具移動手段に回転可能に設
け、軸受けの下方に、その軸受けで発生するパーティク
ルの落下を防止する磁性流体シールを設け、かつ、磁性
流体シールへの水分の浸入を防止するラビリンスシール
を設けて構成する。
目的を達成するために、基板を鉛直方向の軸芯周りで回
転可能に保持する基板保持手段と、基板表面を洗浄する
洗浄具と、洗浄具を鉛直方向の軸芯周りで回転させる洗
浄具回転手段と、洗浄具を基板表面に沿って水平方向に
変位する洗浄具移動手段と、基板表面の洗浄具による洗
浄箇所に洗浄液を供給する洗浄液供給手段とを備えた回
転式基板洗浄装置において、洗浄具を取り付けた洗浄具
支持体を軸受けを介して洗浄具移動手段に回転可能に設
け、軸受けの下方に、その軸受けで発生するパーティク
ルの落下を防止する磁性流体シールを設け、かつ、磁性
流体シールへの水分の浸入を防止するラビリンスシール
を設けて構成する。
【0006】
【作用】本発明の回転式基板洗浄装置の構成によれば、
軸受けで発生したパーティクルの落下を磁性流体シール
によって防止しながら、洗浄に伴って発生する水飛沫に
起因して、水分が磁性流体シールに浸入することをラビ
リンスシールによって防止することができる。
軸受けで発生したパーティクルの落下を磁性流体シール
によって防止しながら、洗浄に伴って発生する水飛沫に
起因して、水分が磁性流体シールに浸入することをラビ
リンスシールによって防止することができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の回転式基板洗浄装置の第1実
施例を示す全体概略縦断面図、図2は平面図である。
説明する。図1は本発明の回転式基板洗浄装置の第1実
施例を示す全体概略縦断面図、図2は平面図である。
【0008】電動モータ1の駆動によって鉛直方向の軸
芯周りで回転する回転軸2の上端に、基板Wを真空吸着
保持する回転台3が一体回転可能に取り付けられ、基板
Wを鉛直方向の軸芯周りで回転可能に保持する基板保持
手段4が構成されている。
芯周りで回転する回転軸2の上端に、基板Wを真空吸着
保持する回転台3が一体回転可能に取り付けられ、基板
Wを鉛直方向の軸芯周りで回転可能に保持する基板保持
手段4が構成されている。
【0009】なお、本実施例においては、回転台3を真
空吸着式のものとして基板保持手段4を構成している
が、これに限られるものではなく、例えば、回転台3上
に基板Wの外縁を支持する基板支持部材を複数設けると
ともに、この基板支持部材の上端に基板Wの水平方向の
位置を規制する位置決めピンを設けて基板保持手段を構
成し、基板Wを回転台3上面から離間した状態で回転可
能に保持させるようにしてもよい。
空吸着式のものとして基板保持手段4を構成している
が、これに限られるものではなく、例えば、回転台3上
に基板Wの外縁を支持する基板支持部材を複数設けると
ともに、この基板支持部材の上端に基板Wの水平方向の
位置を規制する位置決めピンを設けて基板保持手段を構
成し、基板Wを回転台3上面から離間した状態で回転可
能に保持させるようにしてもよい。
【0010】基板保持手段4およびそれによって保持さ
れた基板Wの周囲は、昇降駆動機構(図示せず)によっ
て昇降可能なカップ5で覆われている。カップ5の横外
側方に、基板Wの回転中心側に向けて純水などの洗浄液
を噴出供給する洗浄液供給手段としてのノズル6…が設
けられている。
れた基板Wの周囲は、昇降駆動機構(図示せず)によっ
て昇降可能なカップ5で覆われている。カップ5の横外
側方に、基板Wの回転中心側に向けて純水などの洗浄液
を噴出供給する洗浄液供給手段としてのノズル6…が設
けられている。
【0011】また、カップ5の横外側方に、アングル形
状の支持アーム7が、電動モータ(図示せず)により鉛
直方向の第1の軸芯P1周りで回転可能に設けられ、そ
の支持アーム7の先端側アーム部分7aの下部に、鉛直
方向の第2の軸芯P2周りで回転可能に、基板表面を洗
浄する洗浄具8が設けられている。
状の支持アーム7が、電動モータ(図示せず)により鉛
直方向の第1の軸芯P1周りで回転可能に設けられ、そ
の支持アーム7の先端側アーム部分7aの下部に、鉛直
方向の第2の軸芯P2周りで回転可能に、基板表面を洗
浄する洗浄具8が設けられている。
【0012】図3の要部の拡大縦断面図に示すように、
先端側アーム部分7a内には、軸受け9…を介して中空
筒状の回転体10が前記第2の軸芯P2周りで回転可能
に設けられ、その回転体10の長手方向中間にプーリー
11が一体回転自在に取り付けられるとともに、プーリ
ー11と、支持アーム7の回転中心側に設けられた洗浄
具回転手段としての電動モータMとがタイミングベルト
12を介して連動連結されている。
先端側アーム部分7a内には、軸受け9…を介して中空
筒状の回転体10が前記第2の軸芯P2周りで回転可能
に設けられ、その回転体10の長手方向中間にプーリー
11が一体回転自在に取り付けられるとともに、プーリ
ー11と、支持アーム7の回転中心側に設けられた洗浄
具回転手段としての電動モータMとがタイミングベルト
12を介して連動連結されている。
【0013】前記洗浄具8は多数の毛を植設して構成さ
れ、その洗浄具8が洗浄具支持体13に一体的に取り付
けられ、洗浄具支持体13が回転体10内に挿入され、
洗浄具支持体13の中間よりやや上部側と回転体10の
上部側、および、洗浄具支持体13の中間よりやや下部
側と回転体10の下部側それぞれが、伸縮可能なステン
レス製の第1のベローズ14を介して一体回転可能に連
結されている。
れ、その洗浄具8が洗浄具支持体13に一体的に取り付
けられ、洗浄具支持体13が回転体10内に挿入され、
洗浄具支持体13の中間よりやや上部側と回転体10の
上部側、および、洗浄具支持体13の中間よりやや下部
側と回転体10の下部側それぞれが、伸縮可能なステン
レス製の第1のベローズ14を介して一体回転可能に連
結されている。
【0014】前記洗浄具支持体13の上端に対向する箇
所で、先端側アーム部分7a内に、伸縮可能なステンレ
ス製の第2のベローズ15を介してストッパー部材16
が設けられ、そのストッパー部材16に、洗浄具支持体
13の上端側が回転および相対昇降可能に嵌入保持され
ている。先端側アーム部分7aと第2のベローズ15と
ストッパー部材16とによって密閉空間Sが形成される
とともに、先端側アーム部分7aの上部に密閉空間Sに
連なる給排孔17が設けられている。第1および第2の
ベローズ14,14,15それぞれとしては、プラスチ
ック製のものでも良い。
所で、先端側アーム部分7a内に、伸縮可能なステンレ
ス製の第2のベローズ15を介してストッパー部材16
が設けられ、そのストッパー部材16に、洗浄具支持体
13の上端側が回転および相対昇降可能に嵌入保持され
ている。先端側アーム部分7aと第2のベローズ15と
ストッパー部材16とによって密閉空間Sが形成される
とともに、先端側アーム部分7aの上部に密閉空間Sに
連なる給排孔17が設けられている。第1および第2の
ベローズ14,14,15それぞれとしては、プラスチ
ック製のものでも良い。
【0015】給排孔17には、エアー配管18を介して
加圧空気の供給源(図示せず)が接続され、エアー配管
18の途中箇所に、圧力計19と押圧力を制御するレギ
ュレータ20と開閉弁21が介装され、エアー配管18
内の圧力を設定範囲内に自動的に維持するように構成さ
れている。
加圧空気の供給源(図示せず)が接続され、エアー配管
18の途中箇所に、圧力計19と押圧力を制御するレギ
ュレータ20と開閉弁21が介装され、エアー配管18
内の圧力を設定範囲内に自動的に維持するように構成さ
れている。
【0016】先端側アーム部分7aと回転体10の下部
側との間において、最下部の軸受け9の下方に磁性流体
シール22が設けられるとともに、その下方に、迂回路
を形成したラビリンスシール23が設けられ、その上部
の軸受け9で回転に伴う摩耗によって発生するパーティ
クルが基板W上に落下することを磁性流体シール22で
防止し、かつ、磁性流体シール22に、基板Wの洗浄に
伴う水飛沫に起因して洗浄液が浸入することを防止でき
るように構成されている。
側との間において、最下部の軸受け9の下方に磁性流体
シール22が設けられるとともに、その下方に、迂回路
を形成したラビリンスシール23が設けられ、その上部
の軸受け9で回転に伴う摩耗によって発生するパーティ
クルが基板W上に落下することを磁性流体シール22で
防止し、かつ、磁性流体シール22に、基板Wの洗浄に
伴う水飛沫に起因して洗浄液が浸入することを防止でき
るように構成されている。
【0017】以上の構成により、基板Wの表面を、洗浄
液を供給するとともに洗浄具8を基板Wの表面に押圧し
て洗浄するに際し、基板Wに反り変形が生じている場
合、基板Wの回転と洗浄具8の移動に伴い、洗浄具8に
よる基板Wに対する押圧力に変化が生じる。基板Wの反
り上がっている箇所においては、圧力計19により、設
定範囲よりも高い圧力が感知される。そこでレギュレー
タ20は、エアー配管18内の圧力を減じて、エアー配
管18内の圧力が設定範囲内になるように働き、第2の
ベローズ15を縮めさせる。これによって洗浄具支持体
13に支持された洗浄具8を上昇させ、基板Wに対する
洗浄具8の押圧力を設定範囲内に維持できる。一方、基
板Wの凹んでいる箇所においては、圧力計19により、
設定範囲よりも低い圧力が感知される。そこでレギュレ
ータ20は、エアー配管18内の圧力を増加させて、エ
アー配管18内の圧力が設定範囲内になるように第2の
ベローズ15を伸長させる。これによって洗浄具支持体
13に支持された洗浄具8を下降させ、基板Wに対する
洗浄具8の押圧力を設定範囲内に維持できる。
液を供給するとともに洗浄具8を基板Wの表面に押圧し
て洗浄するに際し、基板Wに反り変形が生じている場
合、基板Wの回転と洗浄具8の移動に伴い、洗浄具8に
よる基板Wに対する押圧力に変化が生じる。基板Wの反
り上がっている箇所においては、圧力計19により、設
定範囲よりも高い圧力が感知される。そこでレギュレー
タ20は、エアー配管18内の圧力を減じて、エアー配
管18内の圧力が設定範囲内になるように働き、第2の
ベローズ15を縮めさせる。これによって洗浄具支持体
13に支持された洗浄具8を上昇させ、基板Wに対する
洗浄具8の押圧力を設定範囲内に維持できる。一方、基
板Wの凹んでいる箇所においては、圧力計19により、
設定範囲よりも低い圧力が感知される。そこでレギュレ
ータ20は、エアー配管18内の圧力を増加させて、エ
アー配管18内の圧力が設定範囲内になるように第2の
ベローズ15を伸長させる。これによって洗浄具支持体
13に支持された洗浄具8を下降させ、基板Wに対する
洗浄具8の押圧力を設定範囲内に維持できる。
【0018】図4は、第2実施例の要部の拡大縦断面図
であり、第1実施例と異なるところは次の通りである。
すなわち、第2のベローズ15を無くし、上側の第1の
ベローズ14の上方側が蓋部材24で閉塞されて密閉空
間S1に構成され、蓋部材24が先端側アーム部分7a
にシール部材25を介して回転および昇降可能に設けら
れている。先端側アーム部分7aに形成された給排孔1
7と密閉空間S1とが蓋部材24に形成された貫通孔2
6を介して接続されている。
であり、第1実施例と異なるところは次の通りである。
すなわち、第2のベローズ15を無くし、上側の第1の
ベローズ14の上方側が蓋部材24で閉塞されて密閉空
間S1に構成され、蓋部材24が先端側アーム部分7a
にシール部材25を介して回転および昇降可能に設けら
れている。先端側アーム部分7aに形成された給排孔1
7と密閉空間S1とが蓋部材24に形成された貫通孔2
6を介して接続されている。
【0019】給排孔17には、エアー配管18aを介し
て真空吸引源(図示せず)が接続され、エアー配管18
aの途中箇所に、圧力計19aと真空用レギュレータ2
0aとが介装され、エアー配管18a内の圧力を設定範
囲内に自動的に維持するように構成されている。また、
第1実施例と同様に、先端側アーム部分7aと回転体1
0の下部側との間において、最下部の軸受け9の下方に
磁性流体シール22が設けられるとともに、その下方
に、迂回路を形成したラビリンスシール23が設けられ
ている。他の構成は第1実施例と同じであり、同一図番
を付すことによりその説明は省略する。
て真空吸引源(図示せず)が接続され、エアー配管18
aの途中箇所に、圧力計19aと真空用レギュレータ2
0aとが介装され、エアー配管18a内の圧力を設定範
囲内に自動的に維持するように構成されている。また、
第1実施例と同様に、先端側アーム部分7aと回転体1
0の下部側との間において、最下部の軸受け9の下方に
磁性流体シール22が設けられるとともに、その下方
に、迂回路を形成したラビリンスシール23が設けられ
ている。他の構成は第1実施例と同じであり、同一図番
を付すことによりその説明は省略する。
【0020】この第2実施例によれば、洗浄具8および
洗浄具支持体13の重量が、それら自体で基板Wに与え
る押圧力が設定圧力よりも大きくなるような場合に、内
部空間S1内の圧力を負圧にすることで引き上げ、上記
重量分の一部を打ち消し、設定圧力を得ることができる
利点を有している。設定圧力が上記重量分よりも大きく
なるときには、第1実施例と同じようにエアー配管18
aを加圧空気源に接続すれば良い。
洗浄具支持体13の重量が、それら自体で基板Wに与え
る押圧力が設定圧力よりも大きくなるような場合に、内
部空間S1内の圧力を負圧にすることで引き上げ、上記
重量分の一部を打ち消し、設定圧力を得ることができる
利点を有している。設定圧力が上記重量分よりも大きく
なるときには、第1実施例と同じようにエアー配管18
aを加圧空気源に接続すれば良い。
【0021】図5は第3実施例の要部の拡大縦断面図、
図6は横断面図であり、第1実施例と異なるところは次
の通りである。すなわち、洗浄具支持体13の長手方向
途中箇所が横断面形状小判形に構成され、その小判形部
分により回転体10に昇降のみ可能に設けられている。
洗浄具支持体13の上端と先端側アーム部分7aの上部
とが、洗浄具支持体13を下降させる側に押圧力を付与
するように、圧縮コイルスプリング27を介装した単動
式エアシリンダ28を介して連結され、その単動式エア
シリンダ28にエアー配管18が接続されている。ま
た、第1実施例と同様に、先端側アーム部分7aと回転
体10の下部側との間において、最下部の軸受け9の下
方に磁性流体シール22が設けられるとともに、その下
方に、迂回路を形成したラビリンスシール23が設けら
れている。そして、回転体10の下部と洗浄具支持体1
3の下部側との間に、伸縮可能なシール部材29が熱溶
着によって一体的に設けられ、回転体10と洗浄具支持
体13との間での摺動に伴って発生するゴミが基板W上
に落下したり、洗浄液が浸入したりすることを回避でき
るように構成されている。他の構成は第1実施例と同じ
であり、同一図番を付すことによりその説明は省略す
る。
図6は横断面図であり、第1実施例と異なるところは次
の通りである。すなわち、洗浄具支持体13の長手方向
途中箇所が横断面形状小判形に構成され、その小判形部
分により回転体10に昇降のみ可能に設けられている。
洗浄具支持体13の上端と先端側アーム部分7aの上部
とが、洗浄具支持体13を下降させる側に押圧力を付与
するように、圧縮コイルスプリング27を介装した単動
式エアシリンダ28を介して連結され、その単動式エア
シリンダ28にエアー配管18が接続されている。ま
た、第1実施例と同様に、先端側アーム部分7aと回転
体10の下部側との間において、最下部の軸受け9の下
方に磁性流体シール22が設けられるとともに、その下
方に、迂回路を形成したラビリンスシール23が設けら
れている。そして、回転体10の下部と洗浄具支持体1
3の下部側との間に、伸縮可能なシール部材29が熱溶
着によって一体的に設けられ、回転体10と洗浄具支持
体13との間での摺動に伴って発生するゴミが基板W上
に落下したり、洗浄液が浸入したりすることを回避でき
るように構成されている。他の構成は第1実施例と同じ
であり、同一図番を付すことによりその説明は省略す
る。
【0022】上記実施例では、洗浄具8を一体的に取り
付けた洗浄具支持体13を回転体10に対して昇降さ
せ、その回転体10を先端側アーム部分7aに軸受け
9,9を介して回転可能に設けるように構成している
が、例えば、昇降構成を無くし、洗浄具支持体13を先
端側アーム部分7aに軸受け9,9を介して回転可能に
設けるように構成するものでも良く、洗浄具支持体13
と回転体10とから成るもの、ならびに、洗浄具支持体
13自体など、要するに、洗浄具8を取り付けて先端側
アーム部分7aに軸受け9,9を介して回転可能に設け
られるものをして洗浄具支持体と総称する。
付けた洗浄具支持体13を回転体10に対して昇降さ
せ、その回転体10を先端側アーム部分7aに軸受け
9,9を介して回転可能に設けるように構成している
が、例えば、昇降構成を無くし、洗浄具支持体13を先
端側アーム部分7aに軸受け9,9を介して回転可能に
設けるように構成するものでも良く、洗浄具支持体13
と回転体10とから成るもの、ならびに、洗浄具支持体
13自体など、要するに、洗浄具8を取り付けて先端側
アーム部分7aに軸受け9,9を介して回転可能に設け
られるものをして洗浄具支持体と総称する。
【0023】また、上記実施例では、洗浄具8を基板W
の表面に沿って水平方向に変位するのに、電動モータに
より支持アーム7を鉛直方向の第1の軸芯P1周りで回
転させるように構成しているが、エアシリンダなどによ
り支持アーム7を直線方向に移動させるように構成して
も良く、それらの構成をして洗浄具移動手段と総称す
る。
の表面に沿って水平方向に変位するのに、電動モータに
より支持アーム7を鉛直方向の第1の軸芯P1周りで回
転させるように構成しているが、エアシリンダなどによ
り支持アーム7を直線方向に移動させるように構成して
も良く、それらの構成をして洗浄具移動手段と総称す
る。
【0024】また、上記実施例では、ラビリンスシール
23を構成するのに、その迂回路部分を磁性流体シール
22の下方に設けたものを示しているが、迂回路部分を
磁性流体シール22よりも上側でかつその横外側方に設
けるように構成するものでも良い。
23を構成するのに、その迂回路部分を磁性流体シール
22の下方に設けたものを示しているが、迂回路部分を
磁性流体シール22よりも上側でかつその横外側方に設
けるように構成するものでも良い。
【0025】本発明としては、洗浄具8として、ナイロ
ンブラシやモヘアブラシやスポンジ製やフェルト製など
のように、軟質材料の洗浄具を使用する場合により好適
に実施できるが、プラスチック製の洗浄具を使用する場
合にも適用できる。
ンブラシやモヘアブラシやスポンジ製やフェルト製など
のように、軟質材料の洗浄具を使用する場合により好適
に実施できるが、プラスチック製の洗浄具を使用する場
合にも適用できる。
【0026】本発明としては、上述実施例のような円形
基板に限らず、角型基板に対する回転式基板洗浄装置に
も適用できる。
基板に限らず、角型基板に対する回転式基板洗浄装置に
も適用できる。
【0027】
【発明の効果】本発明の回転式基板洗浄装置によれば、
軸受けで発生したパーティクルの落下を磁性流体シール
で防止し、その磁性流体シールに水分が浸入することを
ラビリンスシールで防止するという合理的なシール構成
を採用することにより、相互の欠点を補完して、軸受け
で発生したパーティクルが基板上に落下することを良好
に防止できるとともに、磁性流体シールの劣化を抑制し
て耐久性を向上でき、軸受けで発生したパーティクルに
起因する基板の汚染を長期にわたって良好に防止できる
ようになった。
軸受けで発生したパーティクルの落下を磁性流体シール
で防止し、その磁性流体シールに水分が浸入することを
ラビリンスシールで防止するという合理的なシール構成
を採用することにより、相互の欠点を補完して、軸受け
で発生したパーティクルが基板上に落下することを良好
に防止できるとともに、磁性流体シールの劣化を抑制し
て耐久性を向上でき、軸受けで発生したパーティクルに
起因する基板の汚染を長期にわたって良好に防止できる
ようになった。
【図1】本発明の回転式基板洗浄装置の第1実施例を示
す全体概略縦断面図である。
す全体概略縦断面図である。
【図2】平面図である。
【図3】要部の拡大縦断面図である。
【図4】第2実施例の要部の拡大縦断面図である。
【図5】第3実施例の要部の拡大縦断面図である。
【図6】図5の横断面図である。
4…基板保持手段 6…洗浄液供給手段としてのノズル 7a…先端側アーム部分 8…洗浄具 9…軸受け 10…回転体(洗浄具支持体) 13…洗浄具支持体 22…磁性流体シール 23…ラビリンスシール M…洗浄具回転手段としての電動モータ P2…洗浄具の回転軸芯 W…基板
Claims (1)
- 【請求項1】 基板を鉛直方向の軸芯周りで回転可能に
保持する基板保持手段と、 基板表面を洗浄する洗浄具と、 前記洗浄具を鉛直方向の軸芯周りで回転させる洗浄具回
転手段と、 前記洗浄具を基板表面に沿って水平方向に変位する洗浄
具移動手段と、 基板表面の前記洗浄具による洗浄箇所に洗浄液を供給す
る洗浄液供給手段とを備えた回転式基板洗浄装置におい
て、 前記洗浄具を取り付けた洗浄具支持体を軸受けを介して
前記洗浄具移動手段に回転可能に設け、前記軸受けの下
方に、その軸受けで発生するパーティクルの落下を防止
する磁性流体シールを設け、かつ、前記磁性流体シール
への水分の浸入を防止するラビリンスシールを設けたこ
とを特徴とする回転式基板洗浄装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7116380A JPH08141533A (ja) | 1994-09-20 | 1995-04-17 | 回転式基板洗浄装置 |
KR1019950030253A KR0171491B1 (ko) | 1994-09-20 | 1995-09-15 | 회전식 기판세정장치 |
US08/529,832 US5829087A (en) | 1994-09-20 | 1995-09-18 | Substrate spin cleaning apparatus |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-252961 | 1994-09-20 | ||
JP25296194 | 1994-09-20 | ||
JP7116380A JPH08141533A (ja) | 1994-09-20 | 1995-04-17 | 回転式基板洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08141533A true JPH08141533A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=26454719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7116380A Pending JPH08141533A (ja) | 1994-09-20 | 1995-04-17 | 回転式基板洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08141533A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010238781A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板処理装置 |
US8899172B2 (en) | 2009-03-30 | 2014-12-02 | SCREEN Holdings Co., Ltd. | Substrate treatment apparatus and substrate treatment method |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05302676A (ja) * | 1992-04-27 | 1993-11-16 | Toshiba Corp | 縦型回転機械の軸封装置 |
-
1995
- 1995-04-17 JP JP7116380A patent/JPH08141533A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05302676A (ja) * | 1992-04-27 | 1993-11-16 | Toshiba Corp | 縦型回転機械の軸封装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010238781A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板処理装置 |
US8899172B2 (en) | 2009-03-30 | 2014-12-02 | SCREEN Holdings Co., Ltd. | Substrate treatment apparatus and substrate treatment method |
US9630200B2 (en) | 2009-03-30 | 2017-04-25 | SCREEN Holdings Co., Ltd. | Substrate treatment apparatus with elongating treatment liquid supply pipe |
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