JPH08141519A - 回転式基板洗浄装置 - Google Patents

回転式基板洗浄装置

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JPH08141519A
JPH08141519A JP7061885A JP6188595A JPH08141519A JP H08141519 A JPH08141519 A JP H08141519A JP 7061885 A JP7061885 A JP 7061885A JP 6188595 A JP6188595 A JP 6188595A JP H08141519 A JPH08141519 A JP H08141519A
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JP
Japan
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substrate
cleaning tool
cleaning
pressing force
support
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Application number
JP7061885A
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English (en)
Inventor
Joichi Nishimura
讓一 西村
Tadashi Sasaki
忠司 佐々木
Masami Otani
正美 大谷
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP7061885A priority Critical patent/JPH08141519A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板の反り変形のいかんにかかわらず、比較
的簡単な構成で基板の反り変形に容易に追随して、基板
表面全面を均一に洗浄できるようにする。 【構成】 電動モータMによって回転される回転体10
に、第1および第2のベローズ14,15を介して、洗
浄具8を一体的に取り付けた洗浄具支持体13を昇降可
能に設け、第2のベローズ15で形成される密閉空間S
にエアー配管18を接続するとともに、そのエアー配管
18に圧力計19とレギュレータ20とを介装し、基板
Wに対する洗浄具8の押圧力の変化に応じてレギュレー
タ20を働かせ、洗浄具支持体13を基板Wに対して昇
降し、基板Wに対する洗浄具8の押圧力を設定範囲内に
維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエハ、フォト
マスク用のガラス基板、液晶表示装置用のガラス基板、
光ディスク用の基板等の基板に、純水などの洗浄液を供
給して洗浄処理するために、基板を鉛直方向の軸芯周り
で回転可能に保持する基板保持手段と、基板表面を洗浄
する洗浄具と、その洗浄具を鉛直方向の軸芯周りで回転
させる洗浄具回転手段と、洗浄具を基板表面に沿って水
平方向に変位する洗浄具移動手段と、基板表面の洗浄具
による洗浄箇所に洗浄液を供給する洗浄液供給手段とを
備えた回転式基板洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転式基板洗浄装置としては、例
えば、実開平1−107129号公報に開示されている
ものが知られている。この従来例によれば、基板を鉛直
方向の軸芯周りで回転させながら、その基板表面に洗浄
液を供給し、洗浄具を回転させながら基板表面に沿わせ
て移動させ、洗浄具を所定の押圧力により基板に押し付
けながら基板表面に付着したパーティクルやゴミを剥離
させるとともに、その剥離したパーティクルやゴミなど
の洗浄除去物を洗浄液とともに基板回転による遠心力を
利用しながら基板の外方へ流出させるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
の場合、洗浄位置における洗浄時の洗浄具の高さは一定
であり、洗浄具から基板に付与される押圧力は初期設定
によって一義的に決定されていた。一方、基板では、そ
れ自体の重量や、冷却や加熱などの熱処理の影響を受け
ることに起因し、高低差で 0.5mm程度の反り変形を生じ
ていることが多い。その結果、反り上がっている箇所と
凹んでいる箇所とで、洗浄具から基板に付与される押圧
力に違いを生じ、基板表面での洗浄性が不均一になる欠
点があった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、請求項1に係る発明の回転式基板洗浄
装置は、基板の反り変形のいかんにかかわらず、基板の
反り変形に容易に追随して、基板表面全面を均一に洗浄
できるようにすることを目的とし、また、請求項2に係
る発明の回転式基板洗浄装置は、基板の反り変形のいか
んにかかわらず、比較的簡単な構成で基板の反り変形に
容易に追随して、基板表面全面を均一に洗浄できるよう
にすることを目的とし、また、請求項3に係る発明の回
転式基板洗浄装置は、基板の反り変形により良好に追随
しやすくして基板に対する押圧力を良好に一定化できる
ようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の回
転式基板洗浄装置は、上述のような目的を達成するため
に、基板を鉛直方向の軸芯周りで回転可能に保持する基
板保持手段と、基板表面を洗浄する洗浄具と、その洗浄
具を鉛直方向の軸芯周りで回転させる洗浄具回転手段
と、洗浄具を基板表面に沿って水平方向に変位する洗浄
具移動手段と、基板表面の洗浄具による洗浄箇所に洗浄
液を供給する洗浄液供給手段とを備えた回転式基板洗浄
装置において、洗浄具を基板に対して昇降可能に支持す
る昇降支持手段と、洗浄具の基板に対する押圧力を付与
する押圧手段と、基板に対する洗浄具の押圧力を感知す
る押圧力感知手段と、その押圧力感知手段によって感知
した圧力が設定範囲内に維持されるように押圧手段を作
動して洗浄具を基板に対して昇降する押圧力制御機構と
を備えて構成する。
【0006】また、請求項2に係る発明の回転式基板洗
浄装置は、上述のような目的を達成するために、請求項
1に係る発明の回転式基板洗浄装置における洗浄具回転
手段によって回転される回転体を洗浄具移動手段に対し
て回転可能に設け、洗浄具を一体的に取り付けた洗浄具
支持体を昇降支持手段を介して回転体に対して昇降可能
に設け、かつ、洗浄具支持体を洗浄具移動手段に対して
押圧手段を介して設け、洗浄具支持体を基板に対して昇
降可能とするとともに基板に対する押圧力を付与するよ
うに構成する。
【0007】また、請求項3に係る発明の回転式基板洗
浄装置は、上述のような目的を達成するために、請求項
1または請求項2に係る発明の回転式基板洗浄装置にお
ける押圧手段を、エアーを駆動源とする伸縮機構で構成
する。
【0008】
【作用】請求項1に係る発明の回転式基板洗浄装置の構
成によれば、昇降支持手段によって洗浄具は基板に対し
て昇降可能に支持されており、基板の反り変形に起因し
て回転基板に対する洗浄具による押圧力が設定範囲から
変化すると、そのことを押圧力感知手段が感知し、その
感知した押圧力が設定範囲よりも大きければ、押圧手段
によって洗浄具を上昇させることにより、洗浄具を基板
から離れる側に上昇させ、一方、感知した押圧力が設定
範囲よりも小さければ、洗浄具を基板に対して下降させ
ることにより、洗浄具を基板に近づく側に移動させ、基
板に対する洗浄具の押圧力を設定範囲内に維持すること
ができる。
【0009】請求項2に係る発明の回転式基板洗浄装置
の構成によれば、基板の反り変形に起因して回転基板に
対する洗浄具による押圧力が設定範囲から変化すると、
そのことを押圧力感知手段が感知し、その感知した押圧
力が設定範囲よりも大きければ、洗浄具支持体を回転体
に対して上昇させることにより洗浄具を基板から離れる
側に移動させ、一方、感知した押圧力が設定範囲よりも
小さければ、洗浄具支持体を回転体に対して下降させる
ことにより洗浄具を基板に近づく側に移動させ、基板に
対する洗浄具の押圧力を設定範囲内に維持することがで
きる。
【0010】請求項3に係る発明の回転式基板洗浄装置
の構成によれば、回転基板に対する洗浄具による押圧力
の変化を、エアー自体の膨張収縮による緩衝性能を利用
しながら抑えることができる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の回転式基板洗浄装置の第1実
施例を示す全体概略縦断面図、図2は平面図である。
【0012】電動モータ1の駆動によって鉛直方向の軸
芯周りで回転する回転軸2の上端に、基板Wを真空吸着
保持する回転台3が一体回転可能に取り付けられ、基板
Wを鉛直方向の軸芯周りで回転可能に保持する基板保持
手段4が構成されている。
【0013】なお、本実施例においては、回転台3を真
空吸着式のものとして基板保持手段4を構成している
が、これに限られるものではなく、例えば、回転台3上
に基板Wの外縁を支持する基板支持部材を複数設けると
ともに、この基板支持部材の上端に基板Wの水平方向の
位置を規制する位置決めピンを設けて基板保持手段を構
成し、基板Wを回転台3上面から離間した状態で回転可
能に保持させるようにしてもよい。
【0014】基板保持手段4およびそれによって保持さ
れた基板Wの周囲は、昇降駆動機構(図示せず)によっ
て昇降可能なカップ5で覆われている。カップ5の横外
側方に、基板Wの回転中心側に向けて純水などの洗浄液
を噴出供給する洗浄液供給手段としてのノズル6…が設
けられている。
【0015】また、カップ5の横外側方に、アングル形
状の支持アーム7が、電動モータ(図示せず)により鉛
直方向の第1の軸芯P1周りで回転可能に設けられ、そ
の支持アーム7の先端側アーム部分7aの下部に、鉛直
方向の第2の軸芯P2周りで回転可能に、基板表面を洗
浄する洗浄具8が設けられている。
【0016】図3の要部の拡大縦断面図に示すように、
先端側アーム部分7a内には、ベアリング9…を介して
中空筒状の回転体10が前記第2の軸芯P2周りで回転
可能に設けられ、その回転体10の長手方向中間にプー
リー11が一体回転自在に取り付けられるとともに、プ
ーリー11と、支持アーム7の回転中心側に設けられた
洗浄具回転手段としての電動モータMとがタイミングベ
ルト12を介して連動連結されている。
【0017】前記洗浄具8は多数の毛を植設して構成さ
れ、その洗浄具8が洗浄具支持体13に一体的に取り付
けられ、洗浄具支持体13が回転体10内に挿入され、
洗浄具支持体13の中間よりやや上部側と回転体10の
上部側、および、洗浄具支持体13の中間よりやや下部
側と回転体10の下部側それぞれが、伸縮可能なステン
レス製の第1のベローズ14を介して一体回転可能に連
結されている。
【0018】前記洗浄具支持体13の上端に対向する箇
所で、先端側アーム部分7a内に、伸縮可能なステンレ
ス製の第2のベローズ15を介してストッパー部材16
が設けられ、そのストッパー部材16に、洗浄具支持体
13の上端側が回転および相対昇降可能に嵌入保持され
ている。先端側アーム部分7aと第2のベローズ15と
ストッパー部材16とによって密閉空間Sが形成される
とともに、先端側アーム部分7aの上部に密閉空間Sに
連なる給排孔17が設けられている。第1および第2の
ベローズ14,14,15と、密閉空間Sと、その密閉
空間Sにエアーを給排する構成とから成るものをして、
エアーを駆動源とする伸縮機構と称する。第1および第
2のベローズ14,14,15それぞれとしては、プラ
スチック製のものでも良い。
【0019】なお、この第1実施例において、第1のベ
ローズ14,14は洗浄具8を昇降可能に支持する昇降
支持手段を構成している。また、密閉空間Sを形成する
先端側アーム部分7aと第2のベローズ15とストッパ
ー部材16と、その密閉空間Sにエアーを給排するもの
とで、洗浄具8の基板Wに対する押圧力を付与する押圧
手段を構成している。
【0020】給排孔17には、エアー配管18を介して
加圧空気の供給源(図示せず)が接続され、エアー配管
18の途中箇所に、押圧力感知手段としての圧力計19
と押圧力制御機構としてのレギュレータ20と開閉弁2
1が介装され、エアー配管18内の圧力を設定範囲内に
自動的に維持するように構成されている。
【0021】先端側アーム部分7aと回転体10の下部
側との間に、磁性流体シール22とラビリンス機構23
が設けられ、その上部のベアリング9で回転に伴う摩耗
によって発生するゴミが基板W上に落下したり、洗浄液
が浸入したりすることを回避できるように構成されてい
る。
【0022】以上の構成により、基板Wの表面を、洗浄
液を供給するとともに洗浄具8を基板Wの表面に押圧し
て洗浄するに際し、基板Wに反り変形が生じている場
合、基板Wの回転と洗浄具8の移動に伴い、洗浄具8に
よる基板Wに対する押圧力に変化が生じる。基板Wの反
り上がっている箇所においては、圧力計19により、設
定範囲よりも高い圧力が感知される。そこでレギュレー
タ20は、エアー配管18内の圧力を減じて、エアー配
管18内の圧力が設定範囲内になるように働き、第2の
ベローズ15を縮めさせる。これによって洗浄具支持体
13に支持された洗浄具8を上昇させ、基板Wに対する
洗浄具8の押圧力を設定範囲内に維持できる。一方、基
板Wの凹んでいる箇所においては、圧力計19により、
設定範囲よりも低い圧力が感知される。そこでレギュレ
ータ20は、エアー配管18内の圧力を増加させて、エ
アー配管18内の圧力が設定範囲内になるように第2の
ベローズ15を伸長させる。これによって洗浄具支持体
13に支持された洗浄具8を下降させ、基板Wに対する
洗浄具8の押圧力を設定範囲内に維持できる。
【0023】なお、第1のベローズ14,14が洗浄具
8と洗浄具支持体13の重さで縮むように弾性変形され
ることによる反発力と、洗浄具8と洗浄具支持体13の
重さとが、等しく釣り合うように構成すれば、エアー配
管18内の圧が、洗浄具8の基板Wに対する押圧とほぼ
一致し、設定しやすくて望ましい。その場合には第1の
ベローズ14,14としてバネ定数を極力小さいものを
使用することが好ましい。
【0024】図4は、第2実施例の要部の拡大縦断面図
であり、第1実施例と異なるところは次の通りである。
すなわち、第2のベローズ15を無くし、上側の第1の
ベローズ14の上方側が蓋部材24で閉塞されて密閉空
間S1に構成され、蓋部材24が先端側アーム部分7a
にシール部材25を介して回転および昇降可能に設けら
れている。先端側アーム部分7aに形成された給排孔1
7と密閉空間S1とが蓋部材24に形成された貫通孔2
6を介して接続されている。第1のベローズ14,14
と、密閉空間S1と、その密閉空間S1にエアーを給排
する構成とか成るものをして、エアーを駆動源とする伸
縮機構と称する。
【0025】給排孔17には、エアー配管18aを介し
て真空吸引源(図示せず)が接続され、エアー配管18
aの途中箇所に、押圧力感知手段としての圧力計19a
と押圧力制御機構としての真空用レギュレータ20aと
が介装され、エアー配管18a内の圧力を設定範囲内に
自動的に維持するように構成されている。他の構成は第
1実施例と同じであり、同一図番を付すことによりその
説明は省略する。
【0026】なお、この第2実施例において、第1のベ
ローズ14,14は洗浄具8を昇降自在に支持する昇降
支持手段を構成している。また、密閉空間S1を形成す
る蓋部材24と上側の第1のベローズ14と洗浄具支持
体13の上側フランジ部分と、その密閉空間S1にエア
ーを給排するもので、洗浄具8を基板Wに押圧する力を
付与する押圧手段を構成している。
【0027】この第2実施例によれば、洗浄具8および
洗浄具支持体13の重量が、それら自体で基板Wに与え
る押圧力が設定圧力よりも大きくなるような場合に、内
部空間S1内の圧力を負圧にすることで引き上げ、上記
重量分の一部を打ち消し、設定圧力を得ることができる
利点を有している。設定圧力が上記重量分よりも大きく
なるときには、第1実施例と同じようにエアー配管18
aを加圧空気源に接続すれば良い。
【0028】図5は要部の拡大縦断面図、図6は横断面
図であり、第1実施例と異なるところは次の通りであ
る。すなわち、洗浄具支持体13の長手方向途中箇所が
横断面形状小判形に構成され、その小判形部分により回
転体10に昇降のみ可能に設けられている。洗浄具支持
体13の上端と先端側アーム部分7aの上部とが、洗浄
具支持体13を下降させる側に押圧力を付与するよう
に、エアーを駆動源とする伸縮機構としての、圧縮コイ
ルスプリング27を介装した単動式エアシリンダ28を
介して連結され、その単動式エアシリンダ28にエアー
配管18が接続されている。また、回転体10の下部と
洗浄具支持体13の下部側との間に、伸縮可能なシール
部材29が熱溶着によって一体的に設けられ、回転体1
0と洗浄具支持体13との間での摺動に伴って発生する
ゴミが基板W上に落下したり、洗浄液が浸入したりする
ことを回避できるように構成されている。他の構成は第
1実施例と同じであり、同一図番を付すことによりその
説明は省略する。
【0029】なお、この第3実施例において、回転体1
0と、回転体10に対して僅かな隙間を有して貫通させ
た洗浄具支持体13の横断面小判形部分と、洗浄具支持
体13を釣り上げるように支持している単動式エアシリ
ンダ28とで、洗浄具8を昇降自在に支持する昇降支持
手段を構成している。また、単動式エアシリンダ28と
圧縮コイルスプリング27と、単動式エアシリンダ28
にエアーを給排するもので、洗浄具8を基板Wに押圧す
る力を付与する押圧手段を構成している。
【0030】図7は、本発明の回転式基板洗浄装置の第
4実施例を示す全体概略縦断面図であり、装置フレーム
29に支持筒体30がベアリング31を介して回転可能
に設けられ、その支持筒体30に、支持アーム7の一端
側に一体の回転支軸32が昇降のみ可能に設けられてい
る。支持筒体30にプーリー33が一体的に取り付けら
れ、そのプーリー33と正逆転可能な電動モータ34と
が伝動ベルト35を介して連動連結されている。
【0031】支持アーム7の他端側に、洗浄具8を取り
付けた洗浄具支持体13が回転のみ可能に設けられ、そ
の洗浄具支持体13と、支持アーム7に設けた電動モー
タMとがベルト式伝動機構36を介して連動連結されて
いる。
【0032】回転支軸32の下方に対応位置させて押圧
手段としてのエアーを駆動源とする伸縮機構としての単
動式エアシリンダ37が設けられ、その単動式エアシリ
ンダ37のシリンダロッド37aの上端が回転支軸32
の下端に当接されている。
【0033】単動式エアシリンダ37に、前述第1実施
例と同様に、エアー配管18を介して加圧空気の供給源
(図示せず)が接続され、エアー配管18の途中箇所
に、押圧力感知手段としての圧力計19と押圧力制御機
構としてのレギュレータ20と開閉弁21が介装され、
エアー配管18内の圧力を設定範囲内に自動的に維持す
るように構成されている。
【0034】なお、この第4実施例において、支持筒体
30と、支持アーム7の回転支軸32と、単動式エアシ
リンダ37とで、洗浄具8を昇降自在に支持する昇降支
持手段を構成している。また、支持アーム7と、支持ア
ーム7が支持する洗浄具8・洗浄具支持体13や電動モ
ータM・ベルト式伝動機構36や、回転支軸32と、こ
れら回転支軸32が支える物品の重さを支える単動式エ
アシリンダ37と、単動式エアシリンダ37にエアーを
給排するもので、洗浄具8を基板Wに押圧する力を付与
する押圧手段を構成している。
【0035】以上の構成により、基板Wの表面を、洗浄
液を供給するとともに洗浄具8を基板Wの表面に押圧し
て洗浄するに際し、基板Wに反り変形が生じている場
合、基板Wの回転と洗浄具8の移動に伴い、洗浄具8に
よる基板Wに対する押圧力に変化が生じる。基板Wの反
り上がっている箇所においては、圧力計19により、設
定範囲よりも高い圧力が感知される。そこでレギュレー
タ20は、エアー配管18内の圧力を減じて、エアー配
管18内の圧力が設定範囲内になるように働き、単動式
エアシリンダ37を伸長する。これによって洗浄具支持
体13に支持された洗浄具8を上昇させ、基板Wに対す
る洗浄具8の押圧力を設定範囲内に維持できる。一方、
基板Wの凹んでいる箇所においては、圧力計19によ
り、設定範囲よりも低い圧力が感知される。そこでレギ
ュレータ20は、エアー配管18内の圧力を増加させ
て、エアー配管18内の圧力が設定範囲内になるように
単動式エアシリンダ37を短縮する。これによって洗浄
具支持体13に支持された洗浄具8を下降させ、基板W
に対する洗浄具8の押圧力を設定範囲内に維持できる。
【0036】なお、上記実施例においてエアー配管18
内の圧力を設定範囲内に維持するようにして、基板Wに
対する洗浄具8の押圧力を設定範囲内に維持する場合と
は、設定値に幅を設けずに、所定の一点の圧力のみを設
定値とするような場合をも含むものである。
【0037】本発明としては、洗浄具8として、ナイロ
ンブラシやモヘアブラシやスポンジ製やフェルト製など
のように、軟質材料の洗浄具を使用する場合により好適
に実施できるが、プラスチック製の洗浄具を使用する場
合にも適用できる。
【0038】また、上記実施例では、エアーを駆動源と
する伸縮機構により洗浄具支持体13を回転体10に対
して昇降させるように構成しているが、例えば、回転体
10に、電動モータによって正逆転可能にネジ軸を設
け、そのネジ軸に螺合する内ネジ部材を洗浄具支持体1
3に取り付けるなど各種の構成が採用でき、それらの構
成をして押圧手段と称する。
【0039】また、上記実施例では、洗浄具8を基板W
の表面に沿って水平方向に変位するのに、電動モータに
より支持アーム7を鉛直方向の第1の軸芯P1周りで回
転させるように構成しているが、エアシリンダなどによ
り支持アーム7を直線方向に移動させるように構成して
も良く、それらの構成をして洗浄具移動手段と総称す
る。
【0040】本発明としては、上述実施例のような円形
基板に限らず、角型基板に対する回転式基板洗浄装置に
も適用できる。
【0041】
【発明の効果】請求項1に係る発明の回転式基板洗浄装
置によれば、基板の反り変形に起因する回転基板に対す
る洗浄具による押圧力の変化に伴い、押圧手段により洗
浄具を基板に対して昇降させ、基板に対する洗浄具の押
圧力を設定範囲内に維持するから、基板表面での反り変
形に追随し、基板の反り変形のいかんにかかわらず、基
板表面全面を、所定の押圧力を付与しながら洗浄具によ
って均一に洗浄できるようになった。
【0042】また、請求項2に係る発明の回転式基板洗
浄装置によれば、基板の反り変形に起因する回転基板に
対する洗浄具による押圧力の変化に伴い、洗浄具を取り
付けた洗浄具支持体を回転体に対して昇降させ、基板に
対する洗浄具の押圧力を設定範囲内に維持するから、例
えば、洗浄具回転手段や洗浄具移動手段を支持する基端
側において、その全体を昇降する場合に比べて、昇降す
べき部材重量が軽量で迅速容易に洗浄具を昇降でき、基
板表面での反り変形に追随しやすく、基板の反り変形の
いかんにかかわらず、比較的簡単な構成で、基板表面全
面を、所定の押圧力を付与しながら洗浄具により均一に
洗浄できるようになった。
【0043】また、請求項3に係る発明の回転式基板洗
浄装置によれば、回転基板に対する洗浄具による押圧力
の変化を、エアー自体の膨張収縮による緩衝性能を利用
しながら抑えることができるから、洗浄具を基板表面で
の反り変形に一層追随させやすく、基板に対する押圧力
を良好に一定化でき、一層均一に洗浄できるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転式基板洗浄装置の第1実施例を示
す全体概略縦断面図である。
【図2】平面図である。
【図3】要部の拡大縦断面図である。
【図4】第2実施例の要部の拡大縦断面図である。
【図5】第3実施例の要部の拡大縦断面図である。
【図6】図5の横断面図である。
【図7】本発明の回転式基板洗浄装置の第4実施例を示
す全体概略縦断面図である。
【符号の説明】
4…基板保持手段 6…洗浄液供給手段としてのノズル 8…洗浄具 10…回転体 13…洗浄具支持体 19…圧力計 20…レギュレータ 37…単動式エアシリンダ M…洗浄具回転手段としての電動モータ W…基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を鉛直方向の軸芯周りで回転可能に
    保持する基板保持手段と、 基板表面を洗浄する洗浄具と、 前記洗浄具を鉛直方向の軸芯周りで回転させる洗浄具回
    転手段と、 前記洗浄具を基板表面に沿って水平方向に変位する洗浄
    具移動手段と、 基板表面の前記洗浄具による洗浄箇所に洗浄液を供給す
    る洗浄液供給手段とを備えた回転式基板洗浄装置におい
    て、 前記洗浄具を前記基板に対して昇降可能に支持する昇降
    支持手段と、 前記洗浄具の前記基板に対する押圧力を付与する押圧手
    段と、 前記基板に対する前記洗浄具の押圧力を感知する押圧力
    感知手段と、 その押圧力感知手段によって感知した圧力が設定範囲内
    に維持されるように前記押圧手段を作動して前記洗浄具
    を前記基板に対して昇降する押圧力制御機構と、 を備えたことを特徴とする回転式基板洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の洗浄具回転手段によっ
    て回転される回転体を洗浄具移動手段に対して回転可能
    に設け、洗浄具を一体的に取り付けた洗浄具支持体を昇
    降支持手段を介して前記回転体に対して昇降可能に設
    け、かつ、前記洗浄具支持体を前記洗浄具移動手段に対
    して押圧手段を介して設け、前記洗浄具支持体を基板に
    対して昇降可能とするとともに前記基板に対する押圧力
    を付与するものである回転式基板洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の押圧手
    段が、エアーを駆動源とする伸縮機構である回転式基板
    洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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