JPH10241756A - 電気ケーブルの結線部絶縁構造 - Google Patents

電気ケーブルの結線部絶縁構造

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JPH10241756A
JPH10241756A JP4394497A JP4394497A JPH10241756A JP H10241756 A JPH10241756 A JP H10241756A JP 4394497 A JP4394497 A JP 4394497A JP 4394497 A JP4394497 A JP 4394497A JP H10241756 A JPH10241756 A JP H10241756A
Authority
JP
Japan
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core
electric cable
electric
insulating
insulating structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP4394497A
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English (en)
Inventor
Matsue Tamura
松栄 田村
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GIYOUDA DENSEN KK
Original Assignee
GIYOUDA DENSEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】結線部分の位置決めを確実に行うことで高い信
頼性を得ることができる電気ケーブルの結線部絶縁構造
を提供する。 【解決手段】電気ケーブル1の電線11同士を結線し、
これらの結線部分12を含む電気ケーブル1の端部間
に、樹脂材料を被覆して絶縁部3を形成した結線部分1
2の絶縁構造であって、外周面の長手方向に沿って複数
の溝部23が形成された芯部21と、この芯部21に周
設された鍔部22とを具備する芯材2の前記各溝部23
に、電線11の結線部分12がそれぞれ嵌め込まれて、
これら結線部分12が芯材2に位置決めされるととも
に、この芯材2に樹脂材料が被覆されて、電気ケーブル
1の端部間に絶縁部3が形成された電気ケーブル1の結
線部絶縁構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気ケーブルの電
線同士の結線部分に、樹脂材料を被覆して絶縁部を形成
した電気ケーブルの結線部絶縁構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気ケーブルの電線同士を結線
することで、電気ケーブルを中継したり分岐したりする
ことが行われている。
【0003】従来より、この電気ケーブルの電線同士の
結線部分の絶縁構造としては、図4に示すように、電気
ケーブルaの電線b同士を半田付けなどで結線した後、
これらの結線部分cを含む電気ケーブルaの端部間に、
樹脂材料を被覆して絶縁部dを形成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の絶
縁構造の場合、絶縁部dは、何にも固定されず自由な状
態となっている結線部分cを、直に樹脂材料で被覆する
ことによって形成されているので、この結線部分cが絶
縁部dの中心に寄り過ぎて互いに接触してショートして
しまうといった不都合を生じることとなる。また逆に、
結線部分cが絶縁部dの外部に近くなってしまうと、こ
の絶縁部dを手で持った時に感電し易くなってしまうと
いった不都合を生じる。
【0005】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、結線部分の位置決めを確実に行うことで高い
信頼性を得ることができる電気ケーブルの結線部絶縁構
造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の電気ケーブルの結線部絶縁構造は、電気ケー
ブルの電線同士を結線し、これらの結線部分を含む電気
ケーブルの端部間に、樹脂材料を被覆して絶縁部を形成
した結線部の絶縁構造であって、外周面の長手方向に沿
って複数の溝部が形成された芯部と、この芯部に周設さ
れた鍔部とを具備する芯材の前記各溝部に、電線の結線
部分がそれぞれ嵌め込まれて、これら結線部分が芯材に
位置決めされるとともに、この芯材に樹脂材料が被覆さ
れて、電気ケーブルの端部間に絶縁部が形成されたもの
である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0008】図1は、電気ケーブル1の結線部絶縁構造
の全体構成の概略を示し、図2は同結線部絶縁構造に使
用されている芯材2を示している。
【0009】すなわち、この電気ケーブル1の結線部絶
縁構造は、電気ケーブル1の電線11同士の結線部分1
2を芯材2で位置決めした状態で、この芯材2に樹脂材
料を被覆して、電気ケーブル1の端部間に絶縁部3を形
成している。
【0010】電気ケーブル1は、三本の電線11が束に
なって構成されている。この電線11は、端部同士が半
田付けなどで結線される。この結線部分12は、そのま
まであっても良いし、絶縁テープ(図示省略)などを巻
き付けていても良い。
【0011】芯材2は、図2に示すように、円柱状に形
成された芯部21の一端に円板状の鍔部22が形成され
ている。また、芯部21の外周面には、長手方向に沿っ
て三つの溝部23が形成されている。さらに、鍔部22
にも、外周縁部から、芯部21の溝部23にかけて三箇
所の切込24が形成されている。この芯材2としては絶
縁性を有するものであれば、特に限定されるものではな
く、例えば、ナイロン、ABS樹脂などの絶縁性の各種
樹脂材料から形成されたものを使用することができる。
【0012】この芯材2は、芯部21に形成された溝部
23に、電線11の結線部分12をそれぞれ嵌め込んだ
状態となされる。そして、これによって各結線部分12
が接触しないように位置決めした状態で、この結線部分
12を芯材2とともに金型(図示省略)に入れ、この芯
材2を樹脂材料で被覆することで、電気ケーブル1の端
部間に絶縁部3が形成される。
【0013】このようにして形成された絶縁部3は、結
線部分12がそれぞれ溝部23に嵌め込まれ、この溝部
23を形成した芯部21によって、結線部分12をそれ
ぞれ隔てた状態とすることができるので、これらの結線
部分12が接触してショートするといった心配が無い。
【0014】また、鍔部22の外周縁部を金型(図示省
略)に保持させることで、金型(図示省略)内の中心位
置に芯材2を位置決めした状態で絶縁部3を形成するこ
とができる。加えて、この芯材2の芯部21の周りに結
線部分12が位置決めされるので、結線部分12が絶縁
部3の外部近くに偏った状態になってしまうといったこ
とを防止することができる。したがって、この絶縁部3
を人が手で握っても感電するといった心配が無く、信頼
性の高い絶縁構造となる。
【0015】なお、本実施の形態では、芯材2の一端部
に鍔部22を形成しているが、この鍔部22は、芯材2
の両端に設けられていても良いし、中央部に設けられて
いても良い。ただし、両端部に設けた場合、金型(図示
省略)に芯材2をセットするのが複雑になってくるの
で、鍔部22は一つの方が好ましい。
【0016】また、本実施の形態では、溝部23に合わ
せて鍔部22にも切込24を設けているが、この切込2
4の代わりに、図3に示すように、電線挿通孔25を形
成した芯材2を使用しても良い。ただし、この電線挿通
孔25を形成した芯材2の場合、絶縁部3を構成する樹
脂材料を金型(図示省略)に流し込んだ際、この樹脂材
料が鍔部22によって分断されてしまい、金型(図示省
略)内に樹脂材料が充分に行き渡らないこととなるの
で、樹脂の通過する樹脂材料通過孔26を別途設けてお
かなければならない。また、この電線挿通孔25を形成
した芯材2の場合、電気ケーブル1の電線11同士を結
線する前に、電線挿通孔25に電線11を挿通させてお
かなければならない。
【0017】さらに、本実施の形態では、三本の電線1
1が束になった電気ケーブル1同士を中継する場合につ
いて述べているが、特に、このような三本の電線11に
限定されるものではなく、二本もしくは四本以上の電線
11が束になった電気ケーブル1の場合であっても良
い。ただし、この場合、電線11の数に合わせた数の溝
部23を有する芯材2を使用しなければならない。
【0018】さらに、本実施の形態では、同本数の電線
11を中継する場合について述べているが、例えば、四
本の電線11を有する一本の電気ケーブル1に、二本の
電線11が束になった二本の電気ケーブル1を接続する
といった分岐の場合であっても良い。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、芯
材の芯部に形成された各溝部に、電線の各結線部分を嵌
め込んで位置決めした状態で、この芯材に樹脂材料を被
覆して、電気ケーブルの端部間に絶縁部を形成している
ので、各結線部分が芯部で隔てられることとなり、ショ
ートするといった心配も無い。また、各結線部分を溝部
に嵌め込んで芯材の周りに集結させた状態で、この芯材
に樹脂材料を被覆して絶縁部を形成しているので、各結
線部分が絶縁部の外部近くに偏ってしまうといったこと
を防止することができ、感電する心配も無い。したがっ
て、結線部分を確実に位置決めして信頼性の高い絶縁構
造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は、電気ケーブルの結線部
絶縁構造の全体構成の概略を示す外観図および断面図で
ある。
【図2】芯材の全体構成の概略を示す斜視図である。
【図3】芯材の他の実施の形態を示す斜視図である。
【図4】従来の電気ケーブルの結線部絶縁構造を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 電気ケーブル 11 電線 12 結線部分 2 芯材 21 芯部 22 鍔部 23 溝部 3 絶縁部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気ケーブルの電線同士を結線し、これ
    らの結線部分を含む電気ケーブルの端部間に、樹脂材料
    を被覆して絶縁部を形成した結線部の絶縁構造であっ
    て、 外周面の長手方向に沿って複数の溝部が形成された芯部
    と、この芯部に周設された鍔部とを具備する芯材の前記
    各溝部に、電線の結線部分がそれぞれ嵌め込まれて、こ
    れら結線部分が芯材に位置決めされるとともに、この芯
    材に樹脂材料が被覆されて、電気ケーブルの端部間に絶
    縁部が形成されたことを特徴とする電気ケーブルの結線
    部絶縁構造。
JP4394497A 1997-02-27 1997-02-27 電気ケーブルの結線部絶縁構造 Pending JPH10241756A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4394497A JPH10241756A (ja) 1997-02-27 1997-02-27 電気ケーブルの結線部絶縁構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP4394497A JPH10241756A (ja) 1997-02-27 1997-02-27 電気ケーブルの結線部絶縁構造

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JPH10241756A true JPH10241756A (ja) 1998-09-11

Family

ID=12677821

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JP4394497A Pending JPH10241756A (ja) 1997-02-27 1997-02-27 電気ケーブルの結線部絶縁構造

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