JPH10240438A - ジョイスティック装置 - Google Patents

ジョイスティック装置

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JPH10240438A
JPH10240438A JP9056926A JP5692697A JPH10240438A JP H10240438 A JPH10240438 A JP H10240438A JP 9056926 A JP9056926 A JP 9056926A JP 5692697 A JP5692697 A JP 5692697A JP H10240438 A JPH10240438 A JP H10240438A
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interlocking
sensor
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joystick device
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Takeshi Kitagawa
剛 北川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1及び第2の連動部材を小さくすることに
より、全体の小型化を図る。 【構成】 中腹部で傾動可能に支持され、先端部を手で
傾動操作する操作部材100と、操作部材100の第1
の方向への移動のみに連動する第1の連動部材200
と、操作部材100の第1の方向に直交する第2の方向
への移動にのみ連動する第2の連動部材300と、第1
の連動部材200の動きを検出する第1のセンサ400
と、第2の連動部材300の動きを検出する第2のセン
サ500とを備え、第1の連動部材200と第2の連動
部材300とは操作部材100の基端部に形成された溝
部123に嵌め込まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばテレビゲー
ム機等の電子機器の入力装置として用いられるジョイス
ティック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のジョイスティック装置は、実開
平6−26133号公報や特開昭61−198286号
公報等において開示されている。かかるジョイスティッ
ク装置は、手で傾動操作する操作部材と、この操作部材
の第1の方向への移動のみに連動する第1の連動部材
と、前記操作部材の前記第1の方向に直交する第2の方
向への移動にのみ連動する第2の連動部材と、前記第1
の連動部材の動きを検出する第1のセンサと、前記第2
の連動部材の動きを検出する第2のセンサとを有してい
る。
【0003】そして、第1の連動部材と第2の連動部材
とは、操作部材の基端部が嵌まり込むためのスリットが
形成されている。操作部が傾動操作されることにより、
操作部材がスリットに嵌まり込んだ第1の連動部材及び
第2の連動部材が移動することにより、任意のセンサに
よりその傾動量と傾動方向とが検出されるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のジョイスティック装置には以下のような問題点
がある。まず、第1の連動部材及び第2の連動部材にス
リットが形成されているため、両連動部材の幅寸法は操
作部材の基端部の径より大きくなる。このため、ジョイ
スティック装置全体が大きくなりがちである。また、操
作部材が押し込む方向の力は第1の連動部材及び第2の
連動部材が受けるため、破損を防ぐためにも両連動部材
は強固に形成する必要がある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、第1及び第2の連動部材を小さくすることにより、
全体の小型化を図ることができるジョイスティック装置
を提供することを目的としている。また、操作部材を押
し込む方向に力が加えられても、その力を第1の連動部
材及び第2の連動部材で受けることがないので、両連動
部材を強固に構成する必要がなく、ひいては全体の小型
化を図ることができるジョイスティック装置を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】まず、請求項1に係るジ
ョイスティック装置は、中腹部で傾動可能に支持され、
先端部を手で傾動操作する操作部材と、この操作部材の
第1の方向への移動のみに連動する第1の連動部材と、
前記操作部材の前記第1の方向に直交する第2の方向へ
の移動にのみ連動する第2の連動部材と、前記第1の連
動部材の動きを検出する第1のセンサと、前記第2の連
動部材の動きを検出する第2のセンサとを備えており、
前記第1の連動部材と第2の連動部材とは操作部材の基
端部に形成された溝部に嵌め込まれている。
【0007】一方、請求項2に係るジョイスティック装
置は、中腹部で傾動可能に支持され、先端部を手で傾動
操作する操作部材と、この操作部材の第1の方向への移
動のみに連動する第1の連動部材と、前記操作部材の前
記第1の方向に直交する第2の方向への移動にのみ連動
する第2の連動部材と、前記第1の連動部材の動きを検
出する第1のセンサと、前記第2の連動部材の動きを検
出する第2のセンサとを備えており、前記第1の連動部
材と第2の連動部材との一方は、操作部材の基端部に形
成された溝部に嵌め込まれており、前記第1の連動部材
と第2の連動部材との他方は、スリットが形成されてお
り、当該スリットに操作部材の基端部が嵌まり込んでい
る。
【0008】また、前記第1のセンサ及び第2のセンサ
は、第1の連動部材及び第2の連動部材の動きをアナロ
グ信号に変換して出力するものであることが望ましい。
【0009】さらに、前記操作部材に対する外力が解除
されると、当該操作部材を自動的に初期位置に復帰させ
る初期位置復帰機構を設けることが望ましい。
【0010】また、第1の連動部材と第2の連動部材と
を内蔵するケースを有し、前記ケースは操作部材の基端
部を受ける凹部を有する下ケースを含んでいることが好
ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
ジョイスティック装置の概略的分解斜視図、図2は本発
明の実施の形態に係るジョイスティック装置の概略的断
面図、図3は本発明の実施の形態に係るジョイスティッ
ク装置の操作部材を構成するスティック部の概略的断面
図、図4は本発明の実施の形態に係るジョイスティック
装置の操作部材を構成する操作基部の図面であって、同
図(A)は概略的平面図、同図(B)は概略的正面図、
同図(C)は同図(B)のA−A線概略的断面図、図5
は本発明の実施の形態に係るジョイスティック装置の連
動部材の図面であって、同図(A)は第1の連動部材の
概略的正面図、同図(B)は第2の連動部材の概略的正
面図、図6は本発明の実施の形態に係るジョイスティッ
ク装置の概略的側面図である。
【0012】本発明の実施の形態に係るジョイスティッ
ク装置は、中腹部で傾動可能に支持され、先端部を手で
傾動操作する操作部材100と、この操作部材100の
第1の方向Xへの移動のみに連動する第1の連動部材2
00と、前記操作部材100の前記第1の方向Xに直交
する第2の方向Yへの移動にのみ連動する第2の連動部
材300と、前記第1の連動部材200の動きを検出す
る第1のセンサ400と、前記第2の連動部材300の
動きを検出する第2のセンサ500とを備えており、前
記第1の連動部材200と第2の連動部材300とは操
作部材100の基端部に形成された溝部123に嵌め込
まれている。
【0013】手で傾動操作される前記操作部材100
は、図1、図2、図3及び図4に示すように、操作部1
11が設けられたスティック部110と、このスティッ
ク部110が嵌め込まれる操作基部120とから構成さ
れている。
【0014】前記スティック部110は、中心に穴11
1Aが開設され、その周囲に滑り止めのための複数の凸
部111Bが形成された略円板状の操作部111と、こ
の操作部111の下面中心から垂設された嵌合部112
とが一体に形成されたものである。
【0015】操作部111は、親指又は人指し指等が載
せられるサイズに設定さている。また、嵌合部112
は、先端が爪付きの二股部112Aとなっており、この
二股部112Aが操作基部120に嵌め込まれるのであ
る。
【0016】一方、このスティック部110が嵌め込ま
れる操作基部120は、図2及び図4に示すように、上
端側が略半球状の支持部121として形成されている。
そして、この支持部121の頂点部分には、前記操作部
111の二股部112Aが嵌め込まれる孔部122が底
部に向かって開設されている。さらに、この操作基部1
20の底部、すなわち操作部材100の基端部に相当す
る部分には、2つの直交する溝123A、123Bから
なる十文字状の溝部123が形成されている。
【0017】前記支持部121は、操作基部120にス
ティック部110が嵌め込まれた状態では、操作部材1
00の中腹部に位置することになる。この支持部121
は、操作部材100を後述するケース700に対して傾
動可能に支持する部分である。この支持部121は、図
4に示すように、略半球状に形成されており、対向する
ように一対の案内溝121Aが形成されている。この案
内溝121Aは、操作部材100を第1の方向X(図6
に示す矢印X参照)及び第2の方向Y(図6に示す矢印
Y参照)に傾動させるためのガイドである。従って、こ
の案内溝121Aは、孔部122に近づくにつれて幅寸
法が広くなるように設定されている。
【0018】前記孔部122は、図2及び図4(C)に
示すように、操作基部120の底部まで貫通している。
そして、この孔部122の内部には、嵌まり込んだステ
ィック部110の二股部122Aの先端の爪が係合され
る係合部122Aが形成されている。
【0019】また、前記溝部123は、後述する第1の
連動部材200及び第2の連動部材300がそれぞれ嵌
まり込む2つの直交する溝123A、123Bが十文字
状に交わったものである。なお、溝123Aより溝12
3Bの方がより奥側、すなわち支持部121側に位置し
ている。
【0020】一方、第1の連動部材200は、溝123
Aに嵌まり込む線材状で略半円弧状に形成された円弧状
部210と、この円弧状部120の一端に設けられた連
結部220と、前記円弧状部210の他端に設けられた
支持部230とが一体に形成されたものである。
【0021】前記円弧状部210は、操作部材100の
傾動操作がスムーズに第1の連動部材200に伝わるよ
うに、溝123Aの幅寸法より若干小さい径を有してい
る。
【0022】前記連結部220は、前記支持部230と
協同して第1の連動部材200の動きを支持する略横向
き円筒状の連結支持部221と、この連結支持部221
から突設され、後述する第1のセンサ400の一部を構
成するプレート410の開口411Aに嵌合される凸部
222とが一体に形成されたものである。前記連結支持
部221には、平坦部221Aが形成されている。この
平坦部221Aは、第1の連結部材200が初期位置に
ある場合、上方を向く部分に形成されている。また、前
記支持部230は、略横向き円筒形状に形成されてい
る。
【0023】また、前記支持部230は第1の連動部材
200の移動の中心となる中心軸L1に対して変位して
形成されている。すなわち、前記中心軸L1は、支持部
230の中心点の真下側に位置している。さらに、前記
中心軸L1は、連結支持部221の中心点の真下に位置
しているのである。従って、初期状態にある第1の連動
部材200の連結支持部221や支持部230に真下方
向の力が加わっても、第1の連動部材200は移動しな
いが、初期状態から少しでも移動している第1の連動部
材200の連結支持部221等に真下方向の力が加わる
と、第1の連動部材200は初期状態に復帰しようとす
る。
【0024】一方、第2の連動部材300は、上述した
第1の連動部材200と基本的には同一構成になってい
る。異なる点としては、この第2の連動部材300が、
溝部123の溝123Bに嵌まり込む部分であるため、
円弧状部310が第1の連動部材200の円弧状部21
0より小径に設定されていることがある。この第2の連
動部材300のその他の点は、第1の連動部材200と
同一に構成されている。
【0025】前記ケース700は、第1の連動部材20
0、第2の連動部材300等が収納されるものであっ
て、略半円状の凹部711が形成された下ケース710
と、この下ケース710に凹部711を閉塞するように
して取り付けられる上ケース720とから構成されてい
る。
【0026】前記下ケース710は、平面視略矩形状に
形成されており、前記凹部711が中央に設けられると
ともに、直交する2つの外面にそれぞれ第1のセンサ4
00と第2のセンサ500とを収納するセンサ収納部7
15が形成されている(ただし、図面では1つのセンサ
収納部715しかあらわされていない。)。このセンサ
収納部715は、第1の連動部材200の連結部220
が臨む面と、第1の連動部材300の連結部320が臨
む面とにそれぞれ設けられている。なお、前記凹部71
1は、第1の連動部材200の円弧状部210の径より
若干大きく設定されている。従って、この凹部711に
は、第1の連動部材200は接触しないようになってい
る。
【0027】また、この下ケース710の縁部には、第
1の連動部材200を支持する一対の支持用凹部716
と、第2の連動部材300を支持する一対の支持用凹部
(図示省略) とが形成されている。前記支持用凹部71
6には、第1の連動部材200の支持部230及び連結
支持部221が、他方の支持用凹部 (図示省略) には第
2の連動部材300の支持部330及び連結支持部32
1がそれぞれ支持されるようになっている。
【0028】一方、この下ケース710に取り付けられ
る上ケース720は、上面の中央に操作部材100が貫
通する貫通孔721が開設されるとともに、この貫通孔
721を中心とした略擂鉢状の凹部722が形成されて
いる。この凹部722は、操作部材100の傾動操作に
支障がないようなサイズに設定されている。
【0029】また、前記貫通孔721の縁部からは下方
に向かった垂下壁部724が形成されている。この垂下
壁部724には、前記操作部材100の略半球状の支持
部121の案内溝121Aが嵌まり込む凸部724Aが
形成されている。
【0030】また、この上ケース720の下面外周部に
は、後述する初期位置復帰機構600を構成する弾性体
620が嵌まり込む環状溝723が形成されている。
【0031】また、このケース700には、前記操作部
材100に対する外力が解除されると、当該操作部材1
00を自動的に初期位置に復帰させる初期位置復帰機構
600が組み込まれる。ここで、初期状態とは、操作部
材100が直立した状態にあることをいうものとする。
【0032】この初期位置復帰機構600は、第1の連
動部材300及び第2の連動部材400を抑え込むリン
グ610と、このリング610を抑え込む弾性体620
とから構成される。
【0033】前記リング610は、下ケース710に搭
載された第1の連動部材200の支持部230、連結支
持部221の平坦部221Aと、第2の連動部材300
の支持部330、連結支持部321の平坦部321Aと
の上に載せられるものであり、内側に壁部611が形成
されている。
【0034】一方、このリング610は、前記環状溝7
23に嵌め込まれた弾性体620によって、下ケース7
10側へと抑え付けられる。上述したように、第1の連
動部材200の中心軸L1は、各連動部材200、30
0の支持部230等の中心点の真下に位置しているた
め、弾性体620により下向きの力が加えられるため、
傾動操作された操作部材100に対する外力が解除され
ると、操作部材100が初期状態に復帰するように移動
する。
【0035】これは、第2の連動部材300であっても
同様である。
【0036】前記第1のセンサ400と第2のセンサ5
00とは、同一の構成である。従って、第1のセンサ4
00を代表として説明する。第1のセンサ400は、磁
気に基づいて第1の連動部材300の動きを検出するよ
うになっており、前記第1の連動部材200に取り付け
られるプレート410と、このプレート410の位置を
検出するセンサ本体部420とを有している。
【0037】前記プレート410は、図6に示すよう
に、開口411Aが開設された腕部411と、この腕部
411から延設された略扇形に形成された扇部412と
を有している。このプレート410は、例えば無方向性
珪素鋼板等の磁性体の板材から構成されている。
【0038】また、センサ本体420は、前記センサ収
納部715に収納されるものであって、センサユニット
421に納められた3つのコイル422A、422B、
422Cを有している。この3つのコイル422A、4
22B、422Cは、図6に示すように、前記凸部22
2を中心とする円周線の上に位置している。この3つの
コイル422A、422B、422Cのうち、中央のコ
イル422Aは二次側コイルであり、左右の2つのコイ
ル422B、422Cは一次側コイルである。
【0039】2つの一次側コイルである左右の2つのコ
イル422B、422Cには、位相が90°ずれた正弦
波の電流を供給する。すると、プレート410を介して
二次側コイルである中央のコイル422Aに誘導電流が
発生する。この誘導電流は、左右の2つのコイル422
B、422Cに供給された電流の合成波に基づくことに
なる。このため、誘導電流に含まれる2つの正弦波の割
合を測定することにより、プレート410のコイル42
2A、422B、422Cに対する相対的な位置を検出
することができる。すなわち、この第1のセンサ400
は、第1の連動部材300の移動方向と移動量とを検出
し、その検出結果をアナログ信号として出力することが
できるのである。
【0040】第2のセンサ500も上述した第1のセン
サ400と同じ構成になっており、プレート510は第
2の連動部材300の凸部322に取り付けられるよう
になっている。従って、この第2のセンサ500は、第
2の連動部材300の移動方向と移動量とを検出するこ
とができるのである。
【0041】次に、このジョイスティック装置の組立手
順について説明する。まず、下ケース710のセンサ収
納部715に第1のセンサ500のセンサ本体420び
第2のセンサ500のセンサ本体520を収納する。
【0042】第1の連動部材200にプレート410を
取り付ける。すなわち、第1の連動部材200の凸部2
22にプレート410の開口411Aを挿入するのであ
る。同様にして、第2の連動部材300にプレート51
0を取り付ける。
【0043】プレート410、510が取り付けられた
第1の連動部材200及び第2の連動部材300を下ケ
ース710の支持用凹部716(第2の連動部材300
に対するものは図示されていない。)に載せる。する
と、両連動部材200、300の円弧状部210、31
0は凹部711において十文字状に交差する。また、こ
の状態では第1の連動部材200に取り付けられたプレ
ート410は、第1のセンサ400のセンサ本体420
の中央のコイル422Aに正対し、第2の連動部材30
0に取り付けられたプレート510は、第2のセンサ5
00のセンサ本体(図示省略) の中央のコイル522A
に正対する。
【0044】初期位置復帰機構600を構成するリング
610を第1の連動部材200及び第2の連動部材30
0の上に載置する。詳しくは、リング610を第1の連
動部材200の支持部230、平坦部221A、第2の
連動部材300の支持部330、平坦部321Aの上に
載置するのである。
【0045】一方、上ケース720に操作基部120を
組み込む。すなわち、操作基部120の案内溝121A
に、垂下壁部724の凸部724Aを組み込む。さら
に、上ケース720の環状溝723に初期位置復帰機構
600を構成する弾性体620を嵌め込む。
【0046】このように、操作基部120及び弾性体6
20が組み込まれた上ケース720を下ケース710に
取り付ける。その際、操作基部120の基端部に形成さ
れた溝部123の溝123Aに第1の連動部材200の
円弧状部210が、溝部123の溝123Bに第2の連
動部材300の円弧状部310がそれぞれ嵌まり込むよ
うにする。また、弾性体620は、リング610の上に
載るようにする。これにより、第1の連動部材200及
び第2の連動部材300は、弾性体620により下ケー
ス710側へと抑え付けられるようになる。
【0047】また、この状態では、操作基部120の基
端部は、下ケース710の凹部711に当接し、下ケー
ス710の凹部711が操作基部120の基端部を受け
ることになる。
【0048】次に、操作部材100を構成するスティッ
ク部110を操作基部210に取り付ける。この取付
は、上ケース720の貫通孔721に操作基部210の
支持部121が臨んでいるため、ひいては孔部122が
貫通孔721に臨んでいるため、二股部112Aを差し
込むだけでよい。
【0049】このようにして組み立てられたジョイステ
ィック装置は、操作部材100を傾動操作することによ
り、第1の連動部材200及び第2の連動部材300が
操作部材100の傾動に連動して移動し、その移動方向
と移動量とは第1のセンサ400及び第2のセンサ50
0によって検出される。
【0050】なお、上述したジョイスティック装置にお
ける第1のセンサ400及び第2のセンサ500は、中
央のコイル422A、522Aが二次側コイルであり、
左右の2つのコイル422B、422C、522B、5
22Cが一次側コイルであったが、中央のコイル422
A、522Aが一次側コイルであり、左右の2つのコイ
ル422B、422C、522B、522Cが二次側コ
イルであってよい。
【0051】また、第1の連動部材200の円弧状部2
10を線材状ではなく平板状に形成し、そこにスリット
を形成し、当該スリットに操作基部120の基端部を嵌
め込むようにしてもよい。この場合には、第2の連動部
材300は、上述したものと同様に線材状に形成し、溝
123Bに嵌め込む。従って、この場合には、溝部12
3は、溝123Bのみから構成されることになる。
【0052】
【発明の効果】請求項1に係るジョイスティック装置
は、中腹部で傾動可能に支持され、先端部を手で傾動操
作する操作部材と、この操作部材の第1の方向への移動
のみに連動する第1の連動部材と、前記操作部材の前記
第1の方向に直交する第2の方向への移動にのみ連動す
る第2の連動部材と、前記第1の連動部材の動きを検出
する第1のセンサと、前記第2の連動部材の動きを検出
する第2のセンサとを備えており、前記第1の連動部材
と第2の連動部材とは操作部材の基端部に形成された溝
部に嵌め込まれている。
【0053】このように構成すると、第1の連動部材及
び第2の連動部材を操作部材の基端部より細く形成する
ことが可能となり、両連動部材が操作部材の基端部より
太く形成されていた従来のジョイスティック装置と比較
すると、全体を小型化することができる。
【0054】また、請求項2に係るジョイスティック装
置は、中腹部で傾動可能に支持され、先端部を手で傾動
操作する操作部材と、この操作部材の第1の方向への移
動のみに連動する第1の連動部材と、前記操作部材の前
記第1の方向に直交する第2の方向への移動にのみ連動
する第2の連動部材と、前記第1の連動部材の動きを検
出する第1のセンサと、前記第2の連動部材の動きを検
出する第2のセンサとを備えており、前記第1の連動部
材と第2の連動部材との一方は、操作部材の基端部に形
成された溝部に嵌め込まれており、前記第1の連動部材
と第2の連動部材との他方は、スリットが形成されてお
り、当該スリットに操作部材の基端部が嵌まり込んでい
る。
【0055】このため、請求項1に係るジョイスティッ
ク装置ほどではないが、少なくとも一方の連動部材は、
従来のジョイスティック装置における連動部材より細く
形成することができるから、全体の小型化を達成するこ
とが可能となる。
【0056】また、前記第1のセンサ及び第2のセンサ
を、第1の連動部材及び第2の連動部材の動きをアナロ
グ信号に変換して出力するもので構成すると、操作部材
の傾動をアナログ的に電子機器に伝えることができるの
で、操作部材のより微妙な傾動操作をも伝えることがで
きる。
【0057】また、前記操作部材に対する外力が解除さ
れると、当該操作部材を自動的に初期位置に復帰させる
初期位置復帰機構を設けることにより、操作部材への外
力を解除すると、テレビゲーム等で操作すべきキャラク
タを即座に停止させることができる。
【0058】さらに、これらのジョイスティック装置に
おいて、第1の連動部材と第2の連動部材とを内蔵する
ケースを備え、前記ケースは操作部材の基端部を受ける
凹部を有する下ケースを含んでいる。このため、操作部
材を押し下げる方向に力が加えられた場合、例えば操作
部材を足で踏んづけた場合等に、前記力は第1の連動部
材と第2の連動部材ではなく、下ケースで受けるため、
両連動部材をそれほど強固に構成する必要もなく、破損
しにくくなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るジョイスティック装
置の概略的分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るジョイスティック装
置の概略的断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るジョイスティック装
置の操作部材を構成するスティック部の概略的断面図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態に係るジョイスティック装
置の操作部材を構成する操作基部の図面であって、同図
(A)は概略的平面図、同図(B)は概略的正面図、同
図(C)は同図(B)のA−A線概略的断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るジョイスティック装
置の連動部材の図面であって、同図(A)は第1の連動
部材の概略的正面図、同図(B)は第2の連動部材の概
略的正面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るジョイスティック装
置の概略的側面図である。
【符号の説明】
100 操作部材 123 溝部 200 第1の連動部材 300 第2の連動部材 400 第1のセンサ 500 第2のセンサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中腹部で傾動可能に支持され、先端部を
    手で傾動操作する操作部材と、この操作部材の第1の方
    向への移動のみに連動する第1の連動部材と、前記操作
    部材の前記第1の方向に直交する第2の方向への移動に
    のみ連動する第2の連動部材と、前記第1の連動部材の
    動きを検出する第1のセンサと、前記第2の連動部材の
    動きを検出する第2のセンサとを具備しており、前記第
    1の連動部材と第2の連動部材とは操作部材の基端部に
    形成された溝部に嵌め込まれていることを特徴とするジ
    ョイスティック装置。
  2. 【請求項2】 中腹部で傾動可能に支持され、先端部を
    手で傾動操作する操作部材と、この操作部材の第1の方
    向への移動のみに連動する第1の連動部材と、前記操作
    部材の前記第1の方向に直交する第2の方向への移動に
    のみ連動する第2の連動部材と、前記第1の連動部材の
    動きを検出する第1のセンサと、前記第2の連動部材の
    動きを検出する第2のセンサとを具備しており、前記第
    1の連動部材と第2の連動部材との一方は、操作部材の
    基端部に形成された溝部に嵌め込まれており、前記第1
    の連動部材と第2の連動部材との他方は、スリットが形
    成されており、当該スリットに操作部材の基端部が嵌ま
    り込んでいることを特徴とするジョイスティック装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のセンサ及び第2のセンサは、
    第1の連動部材及び第2の連動部材の動きをアナログ信
    号に変換して出力するものであることを特徴とする請求
    項1又は2記載のジョイスティック装置。
  4. 【請求項4】 前記操作部材に対する外力が解除される
    と、当該操作部材を自動的に初期位置に復帰させる初期
    位置復帰機構を具備したことを特徴とする請求項1、2
    又は3記載のジョイスティック装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載のジョイス
    ティック装置において、第1の連動部材と第2の連動部
    材とを内蔵するケースを具備しており、前記ケースは操
    作部材の基端部を受ける凹部を有する下ケースを含んで
    いることを特徴とするジョイスティック装置。
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