JPH10240269A - 吸音材及びその製造方法 - Google Patents

吸音材及びその製造方法

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JPH10240269A
JPH10240269A JP9040310A JP4031097A JPH10240269A JP H10240269 A JPH10240269 A JP H10240269A JP 9040310 A JP9040310 A JP 9040310A JP 4031097 A JP4031097 A JP 4031097A JP H10240269 A JPH10240269 A JP H10240269A
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JP
Japan
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powder
sound absorbing
fiber
sound
core
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Withdrawn
Application number
JP9040310A
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English (en)
Inventor
Isato Inada
勇人 稲田
Koichi Nogami
晃一 野上
Seishiro Yamakawa
清志郎 山河
Kenji Onishi
兼司 大西
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低周波数域においても良好な吸音特性を有
し、粉体の移動等による偏りによって吸音性能が劣化す
ることを防ぐことができる吸音材を提供する。 【解決手段】 高分子材料のフィブリル1に粉体を保持
させて吸音材を形成する。粉体2はフィブリル1のミク
ロのネットワーク内に包み込まれて保持されており、粉
体が移動したりすることなく、粉体による低周波数域の
吸音特性を高く得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リスニングルーム
や楽器練習室等の音響処理や、空調ダクト内を伝搬する
騒音の低減等のために使用される吸音材及びその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吸音材は、室内の音響特性が問題になる
リスニングルームや楽器練習室等において室内残響特性
や反射特性等を制御する内装材や、遮音性能が要求され
る部屋の二重構造に形成した壁や天井に充填される充填
材や、空調ダクトの側に張って騒音の伝搬を防ぐ内張り
材や、騒音を発生する機器の防音カバーの内側に張る内
張り材等として使用されている。
【0003】このような用途に使用される吸音材として
は、グラスウール、ロックウール、発泡ポリウレタン等
の多孔質吸音材が従来から主として使用されている。こ
れらの多孔質吸音材は内部に連通した空隙を有するため
に、空隙内に音波が入射すると、空隙内を伝播する途中
でファイバーの表面やウレタン気泡壁面との間で粘性摩
擦等が生じ、音波エネルギーが材料内に吸収されること
によって吸音がなされるのである。
【0004】しかし、これらの多孔質吸音材は高周波域
では十分な吸音率を有するが、音の周波数が低くなるに
つれて吸音率が低くなり、低周波域では十分な吸音率を
得ることができないという問題がある。多孔質吸音材の
厚みを増せば低周波域の吸音率は高くなるが、吸音材が
非常に嵩高になり、例えば部屋の内装材として使用する
場合には部屋が狭くなる等の問題が生じ、空調ダクトの
内張りとして使用する場合には空気の通路が狭くなる等
の問題が生じる。
【0005】そこで、厚みが薄くても低周波域で優れた
吸音性能を有する吸音材として、シリカ粉体等の粉体層
から形成したものが提供されている。この吸音材では、
粉体層に音が入射すると粉体粒子が振動し、音波エネル
ギーがこの振動に吸収されて吸音作用が発現するもので
ある。しかしながら、この粉体を材料とする吸音材は、
例えば箱状の容器中に粉体を充填して粉体層を形成し、
音波透過性が良好なフィルム等で蓋をすることによって
形成することができるが、容器に粉体を均一に充填して
も使用過程で粉体が徐々に移動して粉体が偏り、吸音性
能が変化するおそれがあるという問題がある。またグラ
スウール等の非常に目の粗い多孔質材の空隙に粉体を充
填して保持させることによって吸音材を形成することも
できるが、この場合も、当初は粉体を均一に充填してあ
っても使用過程で粉体が徐々に移動して偏り、同様に吸
音性能が変化するおそれがある。
【0006】さらに特開平5−323973号公報、特
開平6−110468号公報、特開平6−158748
号公報等に、粉体層を繊維層と交互に積層した構造の吸
音材が提供されている。しかしこのものでも粉体層の粉
体はフリーな状態のままであり、粉体の移動による問題
は解決されていない。これらに対して、特開平8−39
596号公報では、繊維の空隙に発泡性樹脂バインダー
を介在させ、この発泡性樹脂バインダーで粉体を保持す
るようにした吸音材が提供されている。しかしこのもの
では、吸音材中に占める粉体の割合が発泡性樹脂バイン
ダーによって小さくなるために、粉体による低周波域で
の吸音特性が低下するという問題があり、また繊維と粉
体の他に発泡性樹脂バインダーを用いるために、製造が
煩雑になるという問題もあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、低周
波数域においても良好な吸音特性を有し、粉体の移動等
による偏りによって吸音性能が劣化することを防ぐこと
ができる吸音材を提供することを目的とし、またこのよ
うな吸音材を容易に製造することができる吸音材の製造
方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
吸音材は、高分子材料のフィブリル1に粉体2が保持さ
れて成ることを特徴とするものである。本発明の請求項
2に係る吸音材の製造方法は、高分子材料と粉体2との
混合物に剪断力等の物理的な力を加えることによって、
高分子材料をフィブリル化すると共にこの高分子材料の
フィブリル1に粉体2を保持させることを特徴とするも
のである。
【0009】また請求項3の発明は、高分子材料はポリ
テトラフルオロエチレンであることを特徴とするもので
ある。本発明の請求項4に係る吸音材は、芯材3の表面
を芯材3の融点よりも低い融点の被覆材4で被覆した芯
鞘構造の繊維5の集合体6中に、高分子材料のフィブリ
ル1に粉体2が保持されたフィブリル・粉体複合物7が
分散され、芯鞘構造の繊維5の被覆材4によって繊維と
繊維及びフィブリル・粉体混在物7の少なくとも一部と
繊維が融着されていることを特徴とするものである。
【0010】また請求項5の発明は、芯鞘構造の繊維5
の集合体6中には、芯鞘構造の繊維5よりも形状復元力
の高い繊維8が混在されていることを特徴とするもので
ある。また請求項6の発明は、上記の吸音材が、多孔質
材料9と積層されていることを特徴とするものである。
【0011】また請求項7の発明は、粉体2はタルクと
シラスバルーンの少なくとも一方であることを特徴とす
るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は吸音材Aの実施の形態の一例を示すもので
あり、高分子材料をフィブリル化して得られるフィブリ
ル(微細繊維)1の三次元的なミクロのネットワーク内
に包み込まれるようにして、粉体2が保持されている。
粉体2による吸音特性を活かすには、粉体2がばらばら
で振動できる状態を維持していることが必要であるが、
図1の吸音材Aでは粉体2はこのようにフィブリル1の
ミクロのネットワーク内に包み込まれているだけであ
り、固定されていないので、粉体2による低周波数域の
吸音特性を高く得ることができるものである。しかも粉
体2はミクロのネットワーク内に包み込まれていて移動
や流出するようなことがない状態に吸音材A内に保持さ
れており、粉体2の移動や流出による偏りで吸音材Aの
吸音特性が劣化するようなことを防ぐことができるもの
である。
【0013】高分子材料をフィブリル化するにあたって
は、高分子材料に剪断、圧縮、引張等の物理的な力を加
えることによって行なうことができる。また粉体2とし
ては、特に制限されることなく使用することができる
が、金マイカ、シリカ、アクリル樹脂、タルク、シラス
バルーン、珪酸カルシウム、フッ素樹脂、パーライト、
溶融シリカ、黒鉛、結晶セルロース、炭化ケイ素、珪藻
土、ナイロン、ポリエステル、炭素繊維、二酸化チタ
ン、炭酸カルシウム、ポリ塩化ビニル、ポリメタクル酸
メチル、バリウムフェライト、シリコーン等の粉末を例
示することができ、これらの中から1種あるいは複数種
を組み合わせて用いることができる。これらの中でも低
周波数域の吸音効果を高く得る上で、粉体2としてタル
クを用いるのが好ましい。またシラスバルーンを用いる
ことによって、特に中低周波数域の吸音効果を高く得る
ことができる。これらの粉体2は粒径が0.1〜100
0μmの範囲のものが好ましく、粉体2の嵩密度は0.
1〜1.5g/cm3 程度の範囲が好ましい。
【0014】図1のような吸音材Aを作製するにあたっ
て、高分子材料のフィブリル1と粉体2とは均一に混合
されていることが望ましく、高分子材料のフィブリル1
と粉体2を均一に混合した吸音材Aを作製する方法とし
て次のような方法がある。すなわちまず、高分子材料の
微細粒子が分散された溶媒中に粉体2を添加して混合す
る。このとき、粉体2と高分子材料の微細粒子とを均一
に混合するにあたっては、物理的な力が加わって高分子
材料がフィブリル化し難い方法、例えば、スターラー等
を用いた低回転での攪拌を行なうのが好ましく、高分子
材料がフィブリル化し難い温度(高分子材料のガラス転
移温度以下)に保ちながら混合を行なうのがよい。そし
て高分子材料をフィブリル化するにあたっては、高分子
材料の微細粒子に物理的な力が十分に作用する方法であ
ればどのような方法でもよいが、例えば高分子材料の微
細粒子の分散溶媒に粉体2を混合した混合液をホモジナ
イザー等による高速回転で攪拌することによって、高分
子材料の微細粒子に剪断力を作用させる方法を採用する
ことができる。このようにして粉体2を均一に混合した
状態で高分子材料の微細粒子をフィブリル化することが
できるものであり、この混合液を乾燥することによっ
て、高分子材料のフィブリル1に粉体2を均一に混合し
た吸音材Aを得ることができるものである。
【0015】この混合液を単に乾燥する他に、溶媒量を
調整しておいて混合液をペースト状となし、これを押し
出し成形した後に乾燥する方法や、押し出し成形したも
のをさらにロール等によって圧延したりする方法で吸音
材Aを作製することもできる。押し出し成形したものを
圧延する場合には、圧延を行なった後に乾燥を行なうよ
うにしても、熱ロール等を用いて圧延しながら乾燥する
ようにしても、押し出し成形して乾燥した後に圧延を行
なうようにしてもいずれでもよい。
【0016】フィブリル1と粉体2の比率は、両者の合
計量に対してフィブリル1が3〜25重量%になるよう
に設定するのが好ましく、高分子材料がこの比率になる
ように高分子材料と粉体2を混合して、高分子材料をフ
ィブリル化するのが好ましい。フィブリル1が3重量%
未満であると、粉体2の保持が不十分になり、逆にフィ
ブリル1が25重量%を超えると、フィブリル1同士が
結着してダマになって粉体2と均一に混合するのが困難
になる。
【0017】ここで、フィブリル化する高分子材料とし
ては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を用い
るのが好ましく、特に乳化重合して得られたPTFEの
微粒子を含む分散液を用いるの好ましい。そして、この
PTFEの分散液に粉体2を80℃以下の温度(好まし
くは50℃以下の温度)で混合した後に、この混合液を
上記のようにホモジナイザー等による高速回転で攪拌す
ることによって、PTFEの微細粒子に剪断力を作用さ
せ、PTFEの微細粒子をフィブリル化することができ
るものであり、この混合液を乾燥することによって、P
TFEのフィブリル1に粉体2を均一に混合した吸音材
Aを得ることができるものである。
【0018】上記のようにして得られる吸音材Aには、
必要に応じて、不織布等の表面材13を片面あるいは両
面に接合して、シート状の吸音材Aとして仕上げるよう
にすることもできる。吸音材Aの両面を不織布等の表面
材13で挟むか、あるいは吸音材Aの片面に不織布等の
表面材13を被せるか敷くかした状態でロールをかける
ことによって、図2のような表面材13付きの吸音材A
に仕上げることができるものである。
【0019】図3は、不織布あるいはウェブとして形成
される繊維の集合体6中に、上記のようにして高分子材
料のフィブリル1に粉体2を保持させて得たフィブリル
・粉体複合物7を分散させるようにした吸音材Bを示す
ものである。繊維の集合体6は、芯材3の表面を芯材3
の融点よりも低い融点の被覆材4で被覆した芯鞘構造の
繊維5を集積して調製されるものであり、繊維の集合体
6を嵩高いものとして調製するために、この芯鞘構造の
繊維5よりも形状復元力の高い繊維8を混在しておくの
が好ましい。
【0020】ここで芯鞘構造の繊維5は、繊維本体とな
る芯材3の外周に被覆材4を被覆することによって図4
のように2層構造に形成したものである。芯材3は有機
繊維や無機繊維で形成することができるものであり、有
機繊維としてはポリエステル、ナイロン、ポリアクリロ
ニトリル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビ
ニル等の合成樹脂繊維や、木質ファイバー、木綿、麻、
竹、リンター、絹、羊毛等の天然繊維や、レーヨン等の
再生繊維を例示することができ、無機繊維としてはロッ
クファイバー、ガラス、アルミナ、炭化ケイ素、炭素、
スチール等の繊維を例示することができる。
【0021】この有機繊維や無機繊維からなる芯材3に
被覆される被覆材4は、芯材3の融点よりも低い融点を
有する材料で形成されるものである。被覆材4は芯材3
よりも融点が低い材料であれば特に制限されるものでは
なく、例えば上記の有機繊維材料で形成することができ
るが、被覆材4の融点が芯材3の融点よりも10〜10
0℃程度低いものであることが好ましく、40〜60℃
低いものであることがより好ましい。芯鞘構造の繊維5
の芯材3と被覆材4は、30:70〜50:50の範囲
の重量比率のものが好ましい。またこの芯鞘構造の繊維
5は、1〜15デニールの範囲の繊維径のものを用いる
のが好ましく、繊維長は5〜100mmの範囲のものを
用いるのが好ましい。
【0022】一方、この芯鞘構造の繊維5よりも形状復
元力が大きい繊維8とは、芯鞘構造の繊維5よりもいわ
ゆる腰が強いものであり、例えば、芯鞘構造の繊維5の
芯材3を構成する繊維と同材質の繊維であって、芯鞘構
造の繊維5よりもデニールが大きい芯鞘構造を持たない
通常のものを用いることができる。そして、芯鞘構造の
繊維5と形状復元力が大きい繊維8を重量比で5:5〜
3:7の範囲で混合して集積することによって繊維の集
合体6を調製する。芯鞘構造の繊維5のみを集合させて
繊維集合体6を調製する場合、芯鞘構造の繊維5は表面
の融点の低い被覆材4の影響で腰が弱く形状復元力が小
さいために、繊維集合体6は厚みを保持することができ
ず厚みが薄くなって嵩高さが小さくなるが、芯鞘構造の
繊維5より形状復元力の大きい繊維8を共存させて繊維
集合体6を作製することによって、形状復元力の大きい
繊維8によって繊維集合体6の厚みを保持し、嵩が高い
繊維集合体6を得ることができる。次にこの嵩の高い繊
維集合体6にフィブリル・粉体複合物7を上方から散布
し、繊維集合体6に機械的な振動を与えることによって
フィブリル・粉体複合物7を繊維集合体6の内部の空隙
へと充填させる。ここで繊維集合体6は嵩高く形成して
あって繊維間の空隙が大きいので、フィブリル・粉体複
合物7は繊維複合体8の内部に容易に入り、繊維集合体
6内にフィブリル・粉体複合物7を均一に分散させるこ
とが容易になるものである。ここで、繊維集合体6に対
するフィブリル・粉体複合物7の混合量は、繊維集合体
6が100重量部に対してフィブリル・粉体複合物7が
100〜5000重量部の範囲になるように設定するの
が好ましい。
【0023】上記のように繊維集合体6にフィブリル・
粉体複合物7を分散させた後、これを芯鞘構造の繊維5
の被覆材4の融点よりも30〜40℃程度高い温度で加
熱する。加熱温度は芯鞘構造の繊維5の芯材3の融点や
形状復元力の大きい繊維8の融点よりも低い温度(且つ
フィブリル1や粉体2の融点よりも低い温度)に設定さ
れるものであり、芯材3や形状復元力の大きい繊維8は
溶融しないが、被覆材4は溶融するので、絡み合ってい
る繊維5,8はその交点において被覆材4が融着し、繊
維5,8同士を接合させてネットワーク構造に形成する
ことができる。またこの加熱による被覆材4の溶融でフ
ィブリル・粉体複合物7は被覆材4に融着し、芯鞘構造
の繊維5に付着して保持される。フィブリル・粉体複合
物7の総てが繊維5に融着保持されることが理想的であ
るが、必ずしもその必要はない。少なくとも一部のフィ
ブリル・粉体複合物7が繊維5に融着されていればよ
く、フィブリル・粉体複合物7のうち10重量%程度以
上のものが繊維5に融着保持されていればよい。
【0024】上記のようにして、繊維の集合体6中にフ
ィブリル・粉体複合物7を分散させた吸音材Bを得るこ
とができるものであり、繊維の集合体6によって強度の
高い吸音材Bを形成することができるものであり、しか
もフィブリル・粉体複合物7は芯鞘構造の繊維5の被覆
材4に融着して繊維の集合体6に繋がっているので、使
用過程での振動によって粉体2が移動することを確実に
抑制することができ、粉体2による低周波吸音特性を活
かしながら、粉体2の移動・偏りによる吸音性能の劣化
を防ぐことができるものである。図3の実施の形態で
は、この吸音材Bの両面に不織布等の表面材13を接合
するようにしてあり、芯鞘構造の繊維5の被覆材4に融
着させることによって表面材13を接合することができ
る。
【0025】また、上記のようにして得られた吸音材
A,Bをグラスウールやロックウール、発泡ポリウレタ
ン、フェルト、不織布、紙などの多孔質材料9と積層す
ることによって、図5に示すような複合構成の吸音材C
を作製することができる。高周波数域の吸音特性は優れ
ているが低周波数域の吸音特性が低い多孔質材料9に、
低周波数域の吸音特性が高い上記の吸音材A,Bを積層
することによって、低周波数域から、高周波数域に至る
まで吸音特性に優れた吸音材Cを得ることができるもの
である。またこのように多孔質材料9を積層一体化する
ことによって、機械的強度の高い吸音材Cを得ることが
できるものであり、さらに多孔質材料9が背後空気層と
しての作用をして低周波数域の吸音特性を一層向上させ
ることができるものである。ここで多孔質材料9は単に
重ね合わせて積層するだけでもよいが、吸音材Cを垂直
面に施工する場合など、吸音材A,Bから多孔質材料9
が離れると不都合が生じる場合には、接着シートやホッ
トメルトバインダーなどの接着剤で接着して積層一体化
するようにしてもよい。
【0026】
【実施例】次に、本発明を実施例によって具体的に説明
する。 (実施例1)PTFEディスパージョン(ダイキン工業
株式会社製「D−2C」:PTFE微粒子の平均粒径
0.2μm、PTFE60重量%、界面活性剤3.6重
量%、残り水)に、PTFE固形分5重量部に対して9
5重量部の配合量でタルク粉末(嵩密度0.4g/cm
3 、平均粒径20μm)を19℃以下の温度で混合し、
これを2000rpmの回転数のミキサーで剪断力を与
えながら5分間攪拌し、次にこれを乾燥した後、常温で
50g/cm2 の圧力で30mmの厚さにまで圧縮する
成形を行なうことによって、厚さ30mm、面密度30
kg/m2 の吸音材を得た。
【0027】(実施例2)PTFEディスパージョン
(ダイキン工業株式会社製「D−2C」:PTFE微粒
子の平均粒径0.2μm、PTFE60重量%、界面活
性剤3.6重量%、残り水)に、PTFE固形分5重量
部に対して95重量部の配合量でシラスバルーン粉末
(嵩密度0.2g/cm3 、平均粒径80μm)を19
℃以下の温度で混合し、これを2000rpmの回転数
のミキサーで剪断力を与えながら5分間攪拌し、次にこ
れを乾燥したのちに、面密度50g/m2 のポリエステ
ル不織布で上下両面を挟んで、常温で50g/cm2
圧力で3mmの厚さにまで圧縮する成形を行なうことに
よって、厚さ3mm、面密度1.7kg/m2 の吸音材
を得た。このシート状に成形した吸音材を、連続気泡の
厚さ発泡ポリウレタン(密度16kg/m3 )からなる
多孔質材料の上に積層して、複合構成の吸音材を得た。
【0028】(実施例3)PTFEディスパージョン
(ダイキン工業株式会社製「D−2C」:PTFE微粒
子の平均粒径0.2μm、PTFE60重量%、界面活
性剤3.6重量%、残り水)に、PTFE固形分5重量
部に対して95重量部の配合量でタルク粉末(嵩密度
0.4g/cm3 、平均粒径20μm)を19℃以下の
温度で混合し、これを2000rpmの回転数のミキサ
ーで剪断力を与えながら5分間攪拌し、次にこれを乾燥
してペースト状にした後、シート状に押し出し成形する
と共にロール圧延してさらに剪断力を与えてフィブリル
化を促進して、厚さ3mm、面密度2kg/m2 の吸音
材を得た。このシート状に成形した吸音材を、連続気泡
の厚さ発泡ポリウレタン(密度16kg/m3 )からな
る厚さ30mmの多孔質材料の上に積層して、複合構成
の吸音材を得た。
【0029】(実施例4)PTFEディスパージョン
(ダイキン工業株式会社製「D−2C」:PTFE微粒
子の平均粒径0.2μm、PTFE60重量%、界面活
性剤3.6重量%、残り水)に、PTFE固形分5重量
部に対して95重量部の配合量でタルク粉末(嵩密度
0.4g/cm3 、平均粒径20μm)を19℃以下の
温度で混合し、これを2000rpmの回転数のミキサ
ーで剪断力を与えながら5分間攪拌し、次にこれを乾燥
してフィブリル・粉体複合物を調製した。
【0030】また芯鞘構造の繊維として芯材がポリエス
テル(融点150℃)、被覆材が低融点ポリエステル
(融点110℃)のユニチカ株式会社製「メルティ<4
080>」(繊維径4デニール、平均長さ51mm)を
用い、形状復元力の大きい繊維としてポリエステル繊維
(繊維径13デニール、平均長さ51mm)を用い、芯
鞘構造の繊維を30重量%、形状復元力の大きい繊維を
70重量%の割合で混合して集積することによって、面
密度が100g/m2 のウェブ状の繊維集合体を形成し
た。この繊維集合体の上に上記のフィブリル・粉体複合
物を1000g/m2 の散布量で均一に散布し、さらに
機械的に振動させてタルク粉を繊維集合体の内部へ落と
し込んで分散させた。次にこの繊維集合体とフィブリル
・粉体複合物とを混合したものの上下両面を、面密度5
0g/m2 のポリエステル不織布で挟んだ後、厚み3m
mになるように加圧しながら150℃で30分間加熱処
理することによって、厚み3mmの吸音材を得た。さら
にこのシート状に成形した吸音材を、連続気泡の厚さ発
泡ポリウレタン(密度16kg/m3 )からなる厚さ3
0mmの多孔質材料の上に積層して、複合構成の吸音材
を得た。
【0031】(比較例1)厚み30mmの連続気泡の発
泡ポリウレタン(密度16kg/m3 )をそのまま吸音
材とした。 (比較例2)2枚のポリエステル不織布(ユニチカ株式
会社製「エルベス」;50g/m2)の間にタルク粉末
(平均粒径20μm)の嵩密度0.2g/cm3 の層を
30mmの厚みで挟むことによって、吸音材を得た。
【0032】(比較例3)連続気泡の厚さ発泡ポリウレ
タン(密度16kg/m3 )からなる厚さ30mmの多
孔質材料の上に、平均粒径80μmのシラスバルーン粉
末を500g/m 2 で均一に散布して厚み3mmの粉体
層を形成することによって、吸音材を得た。
【0033】(比較例4)連続気泡の厚さ発泡ポリウレ
タン(密度16kg/m3 )からなる厚さ30mmの多
孔質材料の上に、平均粒径20μmのタルク粉末を10
00g/m2 で均一に散布して厚み3mmの粉体層を形
成することによって、吸音材を得た。上記の実施例1〜
4及び比較例1〜3で得た各吸音材について、吸音特性
をJIS A 1405「管内法による建築材料の垂直
入射吸音率測定方法」に基づいて測定した。結果を図
6、図7、図8、図9に示す。
【0034】各図にみられるように、実施例1〜4のも
のはいずれも、多孔質吸音材である比較例1のものより
も低周波数域で優れた吸音特性を示している。また比較
例2は粉体のみで吸音材を構成しているが、吸音特性が
特定の周波数で鋭いピークを示すものとなっており、吸
昔する周波数の幅が狭い。これに対して、実施例1の吸
音材では、比較例1と同機のシラスバルーン粉末を用い
ており、吸音ピーク周波数はほほ同じで、吸音率のピー
ク値が0.1程度低下しているものの、吸音特性が広い
周波数範囲に及んでいる。しかも比較例2は粉体をポリ
エステル不繊布で挟んだだけであるので、傾けたり、揺
すったりすると粉体が偏り、また飛散するが、実施例1
の吸音材では内部での粉体の偏りや飛散は認められず、
安定した吸音特性が得られた。
【0035】そして実施例2の吸音材では、比較例3の
粉体層と多孔質吸音材との組合せと同等の低周波数での
吸音性能を示している。また、実施例1に準じた方法で
製造しているため、粉体の偏りやこほれ等は認められな
かった。次に、実施例3及び4は、粉体にタルクを使用
しているが、比較例1に示されるような、従来の一般的
な多孔質吸音材に比較すると、500Hz前後で吸音率
が格段に向上している。また、比較例4に示されるタル
ク単独の粉体層と発泡ポリウレタンとの組み合わせで
は、実施例3よりも吸音率のピークを示す周波教が10
0Hz程度下がっているが、吸音率で見た場合、実施例
3の方が約倍の周波数範囲で吸音特性を持っており、ト
ータルの吸音性としては実施例3のほうが向上してい
る。
【0036】さらに、実施例4では、比較例4に比べて
極端な吸音特性の向上は認められないが、粉体の移動は
十分に阻止されており、長期信頼性の向上が図られてい
る。上記のように、各実施例の吸音材は、従来の吸音材
に対して、低周波数域においても良好な吸音特性を示
し、粉体のこぼれ、偏り等による性能劣化を生じ難いも
のであった。
【0037】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に係る吸
音材は、高分子材料のフィブリルに粉体が保持されて成
ることを特徴とするものであり、粉体はフィブリルのミ
クロのネットワーク内に包み込まれて保持されているだ
けであって、固定されていず、粉体による低周波数域の
吸音特性を高く得ることができるものであり、しかも粉
体はフィブリルに保持されていて移動や流出することが
なく、粉体の移動や流出による偏りで吸音材の吸音特性
が劣化するようなことを防ぐことができるものである。
【0038】本発明の請求項2に係る吸音材の製造方法
は、高分子材料と粉体との混合物に剪断力等の物理的な
力を加えることによって、高分子材料をフィブリル化す
ると共にこの高分子材料のフィブリルに粉体を保持させ
ることを特徴とするものであり、粉体を混合しながら高
分子材料をフィブリル化することができ、高分子材料の
フィブリルに粉体を均一に混合して保持させることがで
きるものである。
【0039】また請求項3の発明は、高分子材料はポリ
テトラフルオロエチレンであることを特徴とするもので
あり、物理的な力の付与で容易にフィブリル化すること
ができるものである。本発明の請求項4に係る吸音材
は、芯材の表面を芯材の融点よりも低い融点の被覆材で
被覆した芯鞘構造の繊維の集合体中に、高分子材料のフ
ィブリルに粉体が保持されたフィブリル・粉体複合物が
分散され、芯鞘構造の繊維の被覆材によって繊維と繊維
及びフィブリル・粉体混在物の少なくとも一部と繊維が
融着されていることを特徴とするものであり、繊維の集
合体によって強度の高い吸音材を形成することができる
ものであり、しかもフィブリル・粉体複合物は芯鞘構造
の繊維の被覆材に融着して繊維の集合体に繋がってお
り、使用過程での振動によって粉体が移動することを確
実に抑制することができるものである。
【0040】また請求項5の発明は、芯鞘構造の繊維の
集合体中には、芯鞘構造の繊維よりも形状復元力の高い
繊維が混在されていることを特徴とするものであり、形
状復元力の高い繊維によって繊維の集合体を嵩高く形成
することができ、繊維間の空隙を大きく形成して、繊維
の集合体内にフィブリル・粉体複合物を均一に分散させ
ることが容易になるものである。
【0041】また請求項6の発明は、上記の吸音材が、
多孔質材料と積層されていることを特徴とするものであ
り、多孔質材料による補強作用で機械的強度の高い吸音
材を得ることができると共に、また多孔質材料の持つ吸
音特性と粉体の持つ吸音特性、さらに多孔質材料による
背後空気層の効果の相乗で、広い周波数域で吸音特性を
有する吸音材を得ることができるものである。
【0042】また請求項7の発明は、粉体はタルクとシ
ラスバルーンの少なくとも一方であることを特徴とする
ものであり、タルクを用いることによって低い周波数域
の吸音効果を高く得ることができ、またシラスバルーン
を用いることによって、中低周波数域の吸音効果を高く
得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す概略図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態の他の一例を示す概略図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態の他の一例を示す概略図で
ある。
【図4】本発明で用いる芯鞘構造の繊維の拡大した一部
切欠斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態の他の一例を示す概略図で
ある。
【図6】実施例1及び比較例1,2の吸音特性(吸音率
と周波数の関係)を示すグラフである。
【図7】実施例2及び比較例1,3の吸音特性(吸音率
と周波数の関係)を示すグラフである。
【図8】実施例3及び比較例1,4の吸音特性(吸音率
と周波数の関係)を示すグラフである。
【図9】実施例4及び比較例1,4の吸音特性(吸音率
と周波数の関係)を示すグラフである。
【符号の説明】
1 フィブリル 2 粉体 3 芯材 4 被覆材 5 芯鞘構造の繊維 6 繊維の集合体 7 フィブリル・粉体複合物 8 形状復元力の高い繊維 9 多孔質材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G10K 11/16 G10K 11/16 D (72)発明者 大西 兼司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子材料のフィブリルに粉体が保持さ
    れて成ることを特徴とする吸音材。
  2. 【請求項2】 高分子材料と粉体との混合物に剪断力等
    の物理的な力を加えることによって、高分子材料をフィ
    ブリル化すると共にこの高分子材料のフィブリルに粉体
    を保持させることを特徴とする吸音材の製造方法。
  3. 【請求項3】 高分子材料はポリテトラフルオロエチレ
    ンであることを特徴とする請求項2に記載の吸音材の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 芯材の表面を芯材の融点よりも低い融点
    の被覆材で被覆した芯鞘構造の繊維の集合体中に、高分
    子材料のフィブリルに粉体が保持されたフィブリル・粉
    体複合物が分散され、芯鞘構造の繊維の被覆材によって
    繊維と繊維及びフィブリル・粉体複合物の少なくとも一
    部と繊維が融着されていることを特徴とする吸音材。
  5. 【請求項5】 芯鞘構造の繊維の集合体中には、芯鞘構
    造の繊維よりも形状復元力の高い繊維が混在されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の吸音材。
  6. 【請求項6】 請求項1、4、5のいずれかに記載の吸
    音材が、多孔質材料と積層されていることを特徴とする
    吸音材。
  7. 【請求項7】 粉体はタルクとシラスバルーンの少なく
    とも一方であることを特徴とする請求項1、4、5、6
    のいずれかに記載の吸音材。
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