JPH10239947A - 帯電装置、現像装置および転写装置 - Google Patents

帯電装置、現像装置および転写装置

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JPH10239947A
JPH10239947A JP9038973A JP3897397A JPH10239947A JP H10239947 A JPH10239947 A JP H10239947A JP 9038973 A JP9038973 A JP 9038973A JP 3897397 A JP3897397 A JP 3897397A JP H10239947 A JPH10239947 A JP H10239947A
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JP
Japan
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toner
discharge electrode
discharge
electrode
image carrier
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Withdrawn
Application number
JP9038973A
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English (en)
Inventor
Shota Oba
正太 大場
Noriaki Yamazaki
憲明 山崎
Akihiko Noda
明彦 野田
Shinichi Kuramoto
新一 倉本
Jun Abe
純 安部
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電装置の放電量を部分的に異ならせること
が可能で、故障時に帯電装置を部分的に交換することの
できる帯電装置およびその帯電装置を用いた現像装置お
よび転写装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 像担持体1を一様に帯電する一次帯電器
10において、像担持体1に近接して配置された放電電
極12aと、放電電極12aと像担持体1とに挟まれた
位置に、放電電極12aとの間に絶縁層12cを介して
放電電極12aと一体的に形成され、電界内に発生する
放電の電離領域を放電電極12aとの間に規制する、多
数の開口を有する制御電極12bとからなる放電ユニッ
トが複数配列されてなる放電器11を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、複写器、
プリンタなどの電子写真方式の画像形成装置に用いられ
る帯電装置、現像装置および転写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置において、
例えば、現像手段、転写手段、および、一次帯電器、除
電器などを含む帯電手段として、放電現象を利用した帯
電装置が広く用いられている。現像手段としては、トナ
ーのみの一成分現像剤を用いる一成分現像方式と、トナ
ーとキャリアとからなる二成分現像剤を用いる二成分現
像方式とが知られている。これらの方式の現像装置には
像担持体と対向する位置に回転可能な現像剤担持体が備
えられており、現像剤は現像剤担持体表面に担持され現
像剤担持体の回転により現像剤担持体と像担持体とが互
いに対向する現像領域に搬送される。現像領域では、現
像剤担持体と像担持体との間に印加された現像バイアス
電圧により電界が形成されており、この電界によりトナ
ーは像担持体上の静電潜像に転移し、像担持体上にトナ
ーによるトナー像が形成される。
【0003】このような現像装置では、現像領域におい
てトナーを像担持体上の静電潜像に確実に転移させるた
めに、トナーに所定の帯電量の電荷を付与する必要があ
る。二成分現像方式の現像装置では、摩擦帯電序列上で
互いに隔たったトナーと磁性キャリアとを混合、撹拌す
ることによりトナーに電荷が付与されるが、混合、撹拌
中にトナーに外添された帯電制御剤が遊離してキャリア
表面を汚染することがある。従って、キャリアを長期間
使用すると帯電制御剤の影響でトナーの帯電能力が次第
に低下してくるため、現像剤の交換が必要になるという
欠点がある。また、トナーとキャリアとの混合比を一定
に保つためのトナー濃度制御装置や現像剤撹拌装置を必
要とし、また、現像剤担持体の内部に磁性キャリアを担
持するためのマグネットを配設する必要があり、装置の
複雑化を招くという問題がある。
【0004】一方、一成分現像方式の現像装置には上記
のような二成分現像方式の欠点がないため一成分現像方
式の現像装置も広く用いられている。一成分現像方式の
現像装置では、現像剤(トナー)担持体にブレードと呼
ばれる弾性材料からなるトナー層形成部材を圧接させ、
トナー担持体上に薄いトナー層を形成するとともに、ト
ナー層とトナー層形成ブレードとの摩擦帯電によりトナ
ーに電荷を付与する方式が広く採用されている。しか
し、一般にブレードによるトナー帯電能力は低いためト
ナーを十分に帯電することが難しく、所望の極性とは逆
の極性に帯電した所謂逆極性トナーが発生しやすく、そ
の逆極性トナーにより画像背景部に地カブリを発生する
ことが多いという欠点がある。すなわち、ブレードによ
る摩擦帯電においては、トナー粒子がブレードと接触す
る確率が低く、特に微小トナーは摩擦帯電されずにトナ
ー層形成ブレードを通過してしまうことがある。そこで
摩擦帯電を促進するために、トナー層に対するトナー層
形成ブレードの圧接力を増加させることが考えられる
が、圧接力を増加させると摩擦熱の増大によりトナーの
バインダー樹脂が溶融し、凝集したトナーがブレードに
詰まり、画像に白筋を発生させるという問題を生じるこ
とがある。
【0005】そこで、上記の問題点を解消するために、
トナーに直接電荷を付与する方式の現像装置が、例え
ば、特開昭54−17030号公報、特開昭62−29
1678号公報、特開昭64−62675号公報などに
開示されている。これらの現像装置について、図10お
よび図11を用いて説明する。図10は、従来の現像装
置の一例を示す概略構成図である。
【0006】図10に示す現像装置40には、像担持体
1に近接して配設された、矢印A方向に回転するトナー
担持体42と、現像装置40内のトナーを撹拌しトナー
担持体42表面にトナーを供給する撹拌供給部材44
と、トナー担持体42に圧接し、撹拌供給部材44によ
り供給されたトナーを所定の厚さのトナー層に形成する
トナー層形成ブレード43と、トナー担持体42と接触
あるいは近接して配設された円筒状の放電電極45と、
トナー担持体42に現像バイアス電圧を供給するバイア
ス電源46と、放電電極45にトナー帯電用の電圧を供
給するトナー帯電用電源47と、これら各構成要素のう
ち電源以外の各部を収納するハウジング41とが備えら
れている。このように構成した現像装置40を用い、ト
ナー帯電用電源47により放電電極45に帯電用電圧を
印加し放電電極45とトナー担持体42との間隙に放電
電界を形成し、放電により発生したイオンまたは電子を
トナーに付着させることによりトナーを帯電させる。
【0007】図10に示す方式の現像装置には、前述の
摩擦帯電方式の欠点がなく、また、コロナ放電器ほどの
高電圧を必要とせず、さらに印加電圧が低いためオゾン
の発生も少ないという利点があるが、その反面、以下に
示すような問題点がある。すなわち、この方式の現像装
置では、体積抵抗率の高いトナーを使用しているため、
図10の現像装置40において、放電電極45に印加さ
れる電圧が放電電圧以下であると電荷誘導が十分に行わ
れず、トナーを所望の極性に帯電させることができな
い。そこで、放電電極45への印加電圧を放電電圧以上
に高めて放電電極45からの放電現象によりトナーを帯
電させることが考えられるが、そのようにした場合は、
次に説明するように、所望の極性(この場合はマイナ
ス)とは逆極性(この場合はプラス)に帯電したトナー
が生じてしまう。
【0008】図11は、図10に示す現像装置における
トナー担持体上のトナーの帯電状態を示す図である。図
11に示すように、図10に示す現像装置40におい
て、放電電極45への印加電圧を高めて放電が起こるよ
うにした場合、放電電極45とトナー担持体42との間
に、放電に伴う電離により電子なだれ現象が発生し、そ
の結果、放電領域にプラスイオン4という正の極性を持
つ電荷担体および電子またはマイナスイオン3という負
の極性を持つ電荷担体とが発生する。その結果、帯電後
のトナーは、所望の極性(マイナス)に帯電したトナー
2aと逆極性(プラス)に帯電したトナー2bとが混在
した状態となる。なお、逆極性とは、本例のようにトナ
ーをマイナスに帯電させたい場合はプラス極性をさす
が、トナーをプラスに帯電させたい場合はマイナス極性
をさす。
【0009】このような逆極性トナーがトナー担持体に
より現像領域に搬送されると、現像後のトナー像に地か
ぶりなどの画質劣化が発生し良好な画像を得ることはで
きない。また、逆極性トナーがトナー担持体上のトナー
層から飛散し機内のトナー汚染を招くという問題があ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この逆極性ト
ナーの問題を解決するために、図10に示した放電電極
方式の現像装置の改良型として、放電電極とトナー担持
体との間に、放電電極とトナー担持体との間に生じる電
界の電離領域を制限する、多数の開口を有する制御電極
を設けて逆極性トナーの発生を防止するようにした現像
装置が考えられる。この現像装置では、放電電極と制御
電極との間に放電開始電圧以上の高電圧を印加すること
により強い電界を形成するとともに、制御電極とトナー
担持体との間には放電を起こさない程度の低電圧を印加
することにより弱い電界を形成する。こうして放電電極
と制御電極との間に電離領域を形成して、電子なだれ現
象によりプラスイオン、マイナスイオンおよび電子など
の正負両極性の電荷担体を発生させる。制御電極とトナ
ー担持体との間に形成した電界の作用により、正負両極
性の電荷担体のうち所望の極性の電荷担体のみを、制御
電極に設けた開口を通過させてトナー担持体に引き付け
る。その結果、トナー担持体上のトナーを所望の極性の
みに帯電させることができ、逆極性トナーの問題を解決
することができる。
【0011】画像形成装置の一次帯電器や除電器などを
含む帯電手段に用いられる帯電装置としては、従来、コ
ロトロン式帯電装置やロール式帯電装置が広く用いられ
ている。コロトロン式帯電装置は放電ワイヤーに高圧を
印加して放電ワイヤー近傍でコロナ放電を起こさせ電離
現象により発生した電荷担体を被帯電体に誘導すること
により被帯電体を帯電させるものである。コロトロン帯
電装置には、経時的にコロトロンワイヤーに汚れが付着
し均一な帯電が得られなくなるという問題が発生するこ
とがある。また、放電ワイヤー近傍の空気層を安定して
電離させるためには5kV以上の高電圧の印加が必要で
あり、小型で低コストの帯電装置を構成することが難し
く、さらに、コロトロン帯電装置にはオゾンの発生が多
いという欠点もある。
【0012】また、ロール式帯電装置は、電圧を印加し
た半導電性のロールを放電電極としこれを被帯電体に接
触させ、接触部近傍の微少ギャップで放電を行わせて被
帯電体に電荷を付与するものである。ロール式帯電装置
の場合は、放電電極と被帯電体との間に、放電に伴う電
離により正の極性を持つプラスイオンおよび負の極性を
持つ電子またはマイナスイオンがともに発生し、その結
果、帯電後の被帯電体は、所望の極性(例えばマイナ
ス)に帯電した部分と逆極性(プラス)に帯電した部分
とが混在した状態となり被帯電体の機能を損なう結果を
招く。
【0013】画像形成装置の転写手段に関しては、従
来、上記のコロトロン帯電装置を用いた転写装置、ある
いは転写ロールとトナー像担持体との間に転写媒体を挟
んでトナー像担持体上のトナー像を転写媒体に押圧転写
するロール式転写装置などが広く用いられている。しか
し、コロトロン方式の転写装置には前述のような欠点が
あり、また、ロール式転写装置にも、トナー像がロール
に押圧されることに起因する画像中抜けなどの画像欠陥
を発生しやすいという問題がある。
【0014】また、これらの問題のほかに、上記の現像
手段、帯電手段、あるいは転写手段などに用いられる帯
電装置に共通する問題として、従来の帯電装置は、帯電
装置全体が一体として機能するものであるため、帯電装
置を構成する各部分、例えば端部と中央部の帯電能力を
異ならせた帯電装置を製造することは容易ではない。ま
た、帯電装置の故障時、すなわち、帯電装置の機能が部
分的に停止したり性能が低下したりした場合、帯電装置
全体を交換しなければならないという問題がある。
【0015】本発明は、上記の事情に鑑み、帯電装置の
放電量を部分的に異ならせることが可能で、故障時に帯
電装置を部分的に交換することのできる帯電装置および
その帯電装置を用いた現像装置および転写装置を提供す
ることを目的とする。また、転写装置においては、上述
の転写装置における固有の問題点を解決することも本発
明の目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の帯電装置は、所定の被帯電体に対し相対的に移動
して被帯電体を帯電する帯電装置において、電荷が供給
される被帯電体に近接して配置された放電電極と、上記
放電電極と上記被帯電体とに挟まれた位置に、上記放電
電極との間に絶縁層を介して放電電極と一体的に形成さ
れ、上記電界内に発生する放電の電離領域を上記放電電
極との間に規制する、多数の開口を有する制御電極とか
らなる放電ユニットが複数配列されてなる放電器を備え
たことを特徴とする。
【0017】また、上記の目的を達成する本発明の現像
装置は、静電潜像を担持して所定の方向に移動する像担
持体に所定の現像領域において近接もしくは接触するよ
うに配置され、供給されたトナーを表面に担持して上記
現像領域に向けて搬送するトナー担持体、トナー担持体
に供給されたトナーを所定の厚さのトナー層に形成する
トナー層形成部材、およびトナー層形成部材により形成
されたトナー層を担持したトナー担持体に対向して配置
された放電電極と、上記放電電極と上記被帯電体とに挟
まれた位置に、上記放電電極との間に絶縁層を介して放
電電極と一体的に形成され、上記電界内に発生する放電
の電離領域を上記放電電極との間に規制する、多数の開
口を有する制御電極とからなる放電ユニットが複数配列
されてなる放電器を備えたことを特徴とする。
【0018】また、上記の目的を達成する本発明の転写
装置は、所定の第1のトナー像担持体上に形成された、
電荷を担持するトナー像を、所定の転写位置において第
1のトナー像担持体に近接ないし接触して移動する所定
の第2のトナー像担持体上に転写する転写装置におい
て、上記第2のトナー像担持体の、トナー像が転写され
る表面に対する裏面側に、第2のトナー像担持体に近接
して配置された放電電極と、上記放電電極と上記第2の
トナー像担持体とに挟まれた位置に、上記放電電極との
間に絶縁層を介して放電電極と一体的に形成され、上記
電界内に発生する放電の電離領域を上記放電電極との間
に規制する、多数の開口を有する制御電極とからなる放
電ユニットが複数配列されてなる放電器を備えたことを
特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態につい
て説明する。図1は、本発明の帯電装置、現像装置およ
び転写装置を画像形成装置に組み込んだ場合の一実施形
態を示す概略構成図である。図1には、矢印A方向に回
転する像担持体1と、像担持体1表面を一様に帯電させ
る一次帯電器10と、一次帯電器10の放電器11に放
電用電圧を供給する電源13a,13bと、一次帯電さ
れた像担持体1上に画像に基づく静電潜像を形成する静
電潜像形成装置9と、像担持体1上に形成された静電潜
像を、現像領域Cにおいて現像して像担持体1上にトナ
ー像を形成する現像装置20と、現像装置20の放電器
21に放電用電圧を供給する電源23a,23bと、像
担持体1上に形成されたトナー像を転写領域Tにおいて
転写媒体6に転写する転写装置30と、転写装置30の
放電器31に放電用電圧を供給する電源33a,33b
と、転写媒体6を転写領域Tに供給する用紙搬送装置3
5とを備えた画像形成装置が示されている。
【0020】以下に、先ず、本発明の帯電装置の実施形
態について説明し、次に現像装置の実施形態、最後に転
写装置の実施形態について説明する。なお、本実施形態
における一次帯電器10は、本発明にいう帯電装置に相
当するものであり、本実施形態における像担持体1は、
本発明にいう帯電装置の被帯電体に相当する。
【0021】一次帯電器10は、静電潜像形成装置9に
よる像担持体1上への静電潜像形成工程に先立ち像担持
体1表面を一様に帯電させるための装置である。一次帯
電器10には、電荷が供給される像担持体1に近接して
配置された複数の放電ユニット(後述)からなる放電器
11と、放電器11に放電用電圧を供給する第1の電源
13aおよび第2の電源13bとが備えられている。
【0022】なお、像担持体1としては通常Se系感光
体や有機感光体が用いられる。次に、放電器11の詳細
について図2〜図4を参照して説明する。図2は、本実
施形態の帯電装置に用いられる放電器の平面図である。
図2(a)には、放電電極12aと制御電極12bとか
らなる放電ユニット12が、給電用電極11aの上に複
数配列されて構成された放電器11の平面図が示されて
いる。図2(b)は、上記の放電ユニット12が2次元
的に複数配列されて構成された場合の放電器11’の平
面図が示されている。
【0023】なお、各放電ユニット12と給電用電極1
1aとの結合は、接着によるものでもよいが、好ましく
は各放電ユニット12と給電用電極11aとは接離自在
な構造としておくことが好ましい。そうすることで、あ
る放電ユニットが破損した場合などに破損した放電ユニ
ットのみを容易に交換することが可能となり、ランニン
グコストの低減をはかることができる。
【0024】図3は、図2(a)のA−A面で切断した
放電ユニットの断面図である。図3に示すように、この
放電ユニット12は、放電電極12aと、開口12dを
有する制御電極12bとは所定の厚さの絶縁層12cを
介して積層された一体構造として形成されている。放電
電極12aには第1の電源13aが接続され、放電電極
12aに所定の極性の電圧が印加されて像担持体1との
間に強い電界が形成される。また、制御電極12bには
第2の電源13bが接続され、制御電極12bに、放電
電極12aの電位と像担持体1の電位との中間の電位を
形成する電圧が印加される。
【0025】図4は、本実施形態の帯電装置に用いられ
る放電ユニットの種々の実施形態を示す平面図および断
面図である。図4(a)〜図4(d)に示すように、放
電ユニット12には、放電電極12aおよび制御電極1
2bの2種類の電極があり、放電電極12aと制御電極
12bとは絶縁層12cを挟んだ積層体として一体的に
形成されている。放電ユニット12は制御電極12b側
が像担持体1(図2参照)と対向するように配置され
る。
【0026】制御電極12bおよび絶縁層12cには、
多数の微細な開口12dが形成されている。開口12d
の形状は、図4(a)に示すようにスリット状のもの、
図4(b)に示すように傾斜したスリット状のもの、図
4(c)に示すように円形のもの、図4(d)に示すよ
うに矩形状のものなど種々の形状のものが用いられる。
【0027】放電電極12aには、半導電性材料、例え
ば、絶縁体に導電性材料を分散させたものや、イオン導
電材料からなる、体積抵抗率が105 Ω・cmから10
10Ω・cmに調整されたものが用いられるが、さらに1
7 Ω・cmから108 Ω・cmとすることが好まし
い。制御電極12bは、フォトエッチング、エレクトロ
フォーミング、レーザー加工などにより作製した薄いフ
ィルムに、図4(a)〜図4(d)に示したような開口
12dを多数形成したものである。本実施形態では、制
御電極12bにステンレス箔を用い、これに絶縁層12
cとして厚さ10μmのポリイミドを積層させて一体と
した後、エッチングにより直径80μmの孔を開口した
ものを用いている。
【0028】絶縁層12cは、放電電極12aと制御電
極12bとを所定の距離を隔てて絶縁するためのもので
あり、ポリイミドやナイロンなどの有機材料や、ガラス
などの無機材料により絶縁層を形成するようにしてもよ
い。または、放電電極12aと制御電極12bとの間に
所定の距離が保たれるよう放電電極12aと制御電極1
2bとを支持することにより絶縁層(空隙)を形成する
ようにしてもよい。
【0029】放電電極12aと制御電極12bにはそれ
ぞれ専用の電源13a,13bが接続されており、放電
電極12aと制御電極12bとの間には高電圧が印加さ
れ放電が起きるに十分な強い電界が与えられ電離領域が
形成される。この電離領域では、電子なだれ現象により
プラスの電荷を持つ電荷担体およびマイナスの電荷を持
つ電荷担体がともに発生する。一方、制御電極12bと
像担持体1(図2参照)との間にはマイナスの低電圧が
印加され、放電が起きない程度の弱い電界が形成され
る。ここには電離領域は形成されず電荷担体は発生しな
い。しかし、制御電極12bと像担持体1との間に形成
された弱い電界の作用により、上記の正負の電荷担体の
うちマイナスの電荷を持つ電荷担体のみが像担持体側に
誘導され、像担持体1表面はマイナスの電荷で一様に帯
電される。こうして一次帯電器10により一様に帯電さ
れた像担持体1はA方向に回転し、静電潜像形成装置9
により像担持体1表面に静電潜像が形成された後、現像
領域Cにおいて現像装置20によ現像処理が行われる。
【0030】本実施形態の帯電装置に用いられる放電器
は上記のように、放電ユニットが複数配列されて形成さ
れているので、部分的に放電量の異なる放電器を製造す
ることが容易であり、また、故障時に性能の低下した放
電ユニットだけを部分的に交換することが可能である。
放電ユニットを2次元的に配列させる場合の配列パター
ンは、図2(b)に示したものに限らず、例えば、次の
ようにすることもできる。
【0031】図5は、放電ユニットの配列パターンの例
を示す図である。図5に示すように、放電ユニットを互
い違いに複数配列して放電器を構成することにより被帯
電体面を均一に帯電することができる。本実施形態にお
ける放電ユニットは、前述のように約数10μm程度の
径の開口が形成された微小な構造を有するものであるた
め、製造工程における歩留りが低下し、コスト低減上の
障害となる。
【0032】図6は、基板から放電器を製造する際の歩
留りの説明図である。図6(a)は、放電器を一体構造
として形成した場合の放電器の製造歩留りの説明図であ
る。図6(a)に示すように、基板から一体構造の放電
器を切り出す際に、図6(a)に黒点で示したように1
枚の基板中に不良部分が数カ所存在するとした場合、そ
れらの不良部分を避けて放電器を切り出さなければなら
ないため、斜線で示すように基板にロスが生じ、歩留り
は通常、約60から70%程度にとどまる。
【0033】図6(b)は、放電器を複数の放電ユニッ
トから構成した場合の放電器の製造歩留りの説明図であ
る。図6(b)に示すように、図6(a)と同様、数カ
所の不良部分が存在していても、基板から切り出す放電
ユニット1個分のサイズは小さいため、不良部分を避け
て放電ユニットを切り出しても基板のロスは少なく、基
板の歩留りを90%以上に向上させることができる。
【0034】本実施形態のように、放電器を、複数配列
された放電ユニットで構成した場合の他のメリットにつ
いて説明する。図7は、放電器の端部と中央部に放電量
の異なる放電ユニットを配置した場合の説明図である。
図7に示すように、放電器の端部Aに放電量の多い放電
ユニットを配置し、中央部Bに放電量の少ない放電ユニ
ットを配置することにより、被帯電体の端部の帯電量を
中央部分よりも多くすることが可能である。
【0035】図8は、両端の放電量を多くした放電器に
よる効果の説明図である。図8には、放電器から放出さ
れた電荷が広がりながら被帯電体に到達する様子が示さ
れている。図8に示すように、被帯電体の端部Aは、放
電器の端部から放出される電荷の一部しか受け取ること
ができないため被帯電体の端部Aの帯電量は端部以外の
部分より低下する。被帯電体の端部Aの電荷量を端部以
外の部分の電荷量と同じ程度にするには、破線で示した
ように、放電器の長さを被帯電体より長くする必要があ
る。しかし、放電器の長さを長くしないでも、図7に示
すような放電器を用いることにより被帯電体の長さ方向
の帯電量分布を均一なものとすることができる。さら
に、長さ方向だけでなく、2次元的な広さを持つ放電器
の場合、その広がりの所望部分に所望の放電特性を有す
る放電ユニットを配置することにより、被帯電体側のニ
ーズに合った特性を有する放電器を製造することが可能
である。
【0036】図9は、両端の放電量を多くした放電器に
よる別の効果の説明図である。図9には、被帯電体が、
例えば、導電性の基体の表面にトナー層が形成されたト
ナー担持体である場合、トナー担持体の端部に放出され
る電荷は、電荷の流れにくいトナー層よりも電荷の流れ
やすいトナー担持体の端部Aの基体部分に流れてしま
い、端部A近傍のトナー層は帯電が不十分となり逆極性
トナーを生じやすい。そこで、放電器の端部に放電量の
多い放電ユニットを配置することによってトナー担持体
の端部A近傍のトナー層の帯電量が高められて逆極性ト
ナーの発生が防止され、機内へのトナー飛散が減少す
る。
【0037】次に、図1に戻って現像装置の実施形態に
ついて説明する。この現像装置20には、放電器21
と、放電用電圧を供給する電源23a,23bと、トナ
ー担持体24と、トナー層形成ブレード25と、撹拌供
給部材26とが備えられている。本実施形態の現像装置
20には一成分系のトナーが用いられ、トナーとしては
スチレン樹脂、アクリル樹脂およびポリエステル樹脂な
どの各種熱可塑性樹脂中に顔料や含金属アゾ染料などの
極性制御剤を分散し、粉砕したものを分級により3〜2
0μmの大きさに揃え電荷制御剤を外添したものが用い
られる。電荷制御剤としては、疎水化処理したシリカ、
アルミナ、チタンなどの0.1μm以下の微粒子が用い
られるが、なかでも疎水性シリカが好ましい。さらにト
ナー流動性助剤を外添してもい。
【0038】トナー担持体24は、本実施形態では、直
径20mmのアルミニウムパイプを切削加工した後、円
周表面をサンドブラストしたものが用いられている。な
お、サンドブラストの代わりに、表面を酸化皮膜処理し
たものや導電材料を分散した樹脂などを表面に塗布した
ものを用いてもよい。なお、トナー担持体24は、像担
持体1と接触させて配置してもよいし、あるいは100
〜400μm程度の隙間を隔てて対向させて配置しても
よい。
【0039】トナー層形成ブレード25は、本発明の現
像装置にいうトナー層形成部材に相当するものであり、
厚さ0.03〜0.3mm程度のステンレスの板バネに
シリコーンゴムやEPDMゴムを加硫接着したものが用
いられている。ゴムの硬度は20〜80度の範囲のもの
を用いることができるが、特に、30〜60度の範囲の
ものが好ましい。トナー層形成ブレード25のトナー担
持体24への接触圧力は5〜100g/cm程度に設定
する。これによりトナーは5〜30μm程度の薄層に形
成される。
【0040】現像装置20の放電器21は、図2〜図4
を参照して説明した一次帯電器10の放電器11と本質
的に同一の構成を有している。すなわち、放電器21
は、放電電極22aと、複数の開口を有する制御電極2
2bとからなる放電ユニット(図示せず)が複数配列さ
れて構成されている。この放電ユニットは、図3に示し
た放電ユニット12と同様、放電電極22aと制御電極
22bとの間に絶縁層22cを挟んだ積層体として形成
されている。また、放電電極22aには第1の電源23
aが接続され、放電電極22aに所定の極性の電圧が印
加されてトナー担持体24との間に強い電界が形成され
る。また、制御電極22bには第2の電源23bが接続
され、制御電極22bに、放電電極22aの電位とトナ
ー担持体24の電位との中間の電位を形成する電圧が印
加される。
【0041】このように構成された現像装置20におい
て、撹拌供給部材26の回転により現像装置20内のト
ナーが撹拌され、トナー担持体24表面に供給される。
トナー担持体24の表面に供給されたトナーはトナー担
持体24の矢印B方向への回転に伴いトナー層形成ブレ
ード25との対向位置へ搬送され、トナー層形成ブレー
ド25の押圧力によりトナー担持体24上に所定の層厚
のトナー層が形成される。次に、トナー層は放電器21
との対向位置に搬送され、放電器21によりマイナスに
帯電される。帯電されたトナー層はさらに現像領域Cに
搬送される。像担持体1とトナー担持体24との間には
現像用バイアス電源(図示せず)によりバイアス電圧が
印加されており、現像領域Cに搬送されてきたトナー層
から像担持体1にトナーが選択的に転移されることによ
り像担持体1上の静電潜像が可視化されてトナー像が生
成される。
【0042】こうして、現像装置20によりトナー像が
形成された後、転写領域Tにおいて転写装置30による
転写が行われる。次に、図1に戻って転写装置の実施形
態について説明する。前述のように、図1に示す画像形
成装置には、像担持体1と、一次帯電器10およびその
放電器11用の電源13a,13bと、静電潜像形成装
置9と、現像装置20およびその放電器21用の電源2
3a,23bと、転写装置30およびその放電器31用
の電源33a,33bと、用紙搬送装置35とが備えら
れている。ここで、本実施形態における像担持体1は、
本発明の転写装置にいう第1のトナー像担持体に相当す
るものであり、また、本実施形態における転写媒体6は
本発明の転写装置にいう第2のトナー像担持体に相当す
るものである。
【0043】なお、本発明の転写装置における第1のト
ナー像担持体および第2のトナー像担持体の組み合わせ
は、上記の組み合わせのみに限定されるものではなく、
例えば、第1のトナー像担持体を像担持体とし第2のト
ナー像担持体を中間転写ドラムとする組み合わせでもよ
く、また、第1のトナー像担持体を中間転写ドラムとし
第2のトナー像担持体を転写媒体とする組み合わせでも
よい。
【0044】転写装置30は、画像形成装置の像担持体
1のほぼ真下に約2mmの間隙をおいて像担持体1に対
向配置されており、現像装置20により像担持体1上に
形成されたトナー像を、転写位置Tにおいて像担持体1
に近接ないし接触して移動する転写媒体6上に転写す
る。この転写装置30には、放電電極32a、制御電極
32bからなる放電器31と、第1および第2の電源3
3a,33bと、用紙押し付けプレート34とが備えら
れている。放電器31の放電電極32aは、転写媒体6
のトナー像が転写される表面に対する裏面側に、転写媒
体6に近接して配置されており、第1の電源62aは、
放電電極32aに所定の極性の電圧を印加して転写媒体
6との間に転写用の電界を形成する。制御電極32b
は、多数の開口(後述)を有しており、放電電極32a
と転写媒体6とに挟まれた位置に配備され、上記の電界
内に発生する放電の電離領域を放電電極32aとの間に
規制する。第2の電源33bは、制御電極32bに、放
電電極32aの電位と像担持体1の電位との中間の電位
を形成する電圧を印加する。
【0045】この転写装置30の放電器31を構成する
放電電極32a、制御電極32bおよび絶縁層32c
は、本発明の帯電装置および現像装置の放電器(図1:
放電器11および放電器21)における各構成要素と本
質的に同一の構成を有している。すなわち、放電器31
は、放電電極32aと、複数の開口を有する制御電極3
2bとからなる放電ユニット(図示せず)が複数配列さ
れて構成されている。この放電ユニットは、図3に示し
た放電ユニット12と同様、放電電極32aと制御電極
32bとの間に絶縁層32cを挟んだ積層体として形成
されている。また、放電電極32aには第1の電源33
aが接続され、放電電極32aに所定の極性の電圧が印
加されて像担持体1との間に強い電界が形成される。ま
た、制御電極32bには第2の電源33bが接続され、
制御電極32bに、放電電極22aの電位と像担持体1
の電位との中間の電位を形成する電圧が印加される。
【0046】このように構成された転写装置30におい
て、用紙搬送装置35により転写媒体6が転写位置Tに
搬送されてくると、用紙押し付けプレート34は転写媒
体6の先端を像担持体1に押し付ける。その結果、転写
媒体6は像担持体1に密着した状態で転写位置Tの、像
担持体1と制御電極32bとにより形成されたニップ部
に供給される。転写媒体6は当初は電荷を持っていない
ので、帯電している像担持体1に静電的に吸着された状
態で転写装置30のニップ部を通過する。
【0047】本実施形態では、転写媒体6を負帯電トナ
ーとは逆の電荷で帯電させるため、放電電極32aと制
御電極32bとの間に放電開始電圧以上の高電圧により
強い電界を形成し、制御電極32bと転写媒体6との間
には放電を生じない程度の弱い電界で、かつ正電荷を転
写媒体6に引き付ける方向の電界を形成する。なお、像
担持体1、放電電極32a、および制御電極32bの各
電位は、転写装置30と像担持体1上のトナー像との間
隔、制御電極32bの構造、厚さなどによって適宜調整
される。また、放電電極32a、制御電極32b、およ
び像担持体1がそれぞれ間隙をおいて配置されている時
には、これらの間隙の大きさも考慮して定められる。本
実施形態では、像担持体1の表面は、一次帯電器10の
放電により−700Vに帯電されており、放電電極32
aには、第1の電源33aから2.5KVの直流電圧が
印加され、制御電極32bには、第2の電源33bから
800Vの直流電圧が印加される。これらの直流電圧は
トナーの帯電極性とは逆の極性で印加される。
【0048】このように構成された転写装置30の転写
位置Tに、像担持体1上に形成されたトナー像が到達す
ると、トナー像は、トナーとは逆の極性(この場合はプ
ラス)のイオンにより帯電した転写媒体6に引き付けら
れ転写媒体6が帯電し、トナー像は転写媒体6に転写さ
れる。
【0049】
【実施例】本実施形態の帯電装置、現像装置および転写
装置に用いられた放電器の帯電特性を確認するために、
図1に示した画像形成装置を用いて下記の条件にてプリ
ントテストを行った。 像担持体 :負帯電用有機感光体 プロセススピード :200mm/sec 制御電極 :厚さ25μmのポリイミドフィル
ムと厚さ15μmのSUSの電極板とを一体として形成
した電極に直径100μmの微小開口を開口率80%で
開口させたもの 放電電極 :ガラス中に導電性微粒子を配合し
たもの、体積抵抗率は108 Ω・cm トナー担持体 :直径20mm、表面粗さRa=
0.5μmのアルミニウム製ロール 攪拌供給部材 :直径10mmの半導電性スポンジ
材料からなるロール トナー層形成部材 :厚さ0.12mmのSUS303
の板バネに1mm厚のEPDMゴムを接着したもの、接
着圧力は約30gf/cm、体積抵抗率は105 Ω・c
m、ゴム硬度50度 潜像電位 :−100V 背景部電位 :―350V 上記条件でプリントテストを行ったところ、地カブリが
なく良好なプリントを得ることができた。また、転写装
置における画像中抜けなどの問題も発生しなかった。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の帯電装
置、現像装置および転写装置によれば、被帯電体に近接
して配置された放電電極と電離領域を規制する制御電極
と両電極を絶縁する絶縁層とからなる放電ユニットが複
数配列されてなる放電器を備えたことにより、帯電装置
の放電量を部分的に異ならせることが可能で、故障時に
帯電装置を部分的に交換することのできる帯電装置およ
びその帯電装置を用いた現像装置および転写装置を容易
に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の帯電装置、現像装置および転写装置を
画像形成装置に組み込んだ場合の一実施形態を示す概略
構成図である。
【図2】本実施形態の帯電装置に用いられる放電器の平
面図である。
【図3】図2(a)のA−A面で切断した放電ユニット
の断面図である。
【図4】本実施形態の帯電装置に用いられる放電ユニッ
トの種々の実施形態を示す平面図および断面図である。
【図5】放電ユニットの配列パターンの例を示す図であ
る。
【図6】基板から放電器を製造する際の歩留りの説明図
である。
【図7】放電器の端部と中央部に放電量の異なる放電ユ
ニットを配置した場合の説明図である。
【図8】両端の放電量を多くした放電器による効果の説
明図である。
【図9】両端の放電量を多くした放電器による別の効果
の説明図である。
【図10】従来の現像装置の一例を示す概略構成図であ
る。
【図11】図10に示す現像装置におけるトナー担持体
上のトナーの帯電状態を示す図である。
【符号の説明】
1 像担持体 2,2a,2b トナー 3 電子またはマイナスイオン 4 プラスイオン 6 転写媒体 9 静電潜像形成装置 10 一次帯電器 11,21,31 放電器 11a 給電用電極 12 放電ユニット 12a,12b,22a,22b,32a,32b
電極 12c,22c,32c 絶縁層 12d 開口 13a,13b,23a,23b,33a,33b
電源 20 現像装置 24 トナー担持体 25 トナー層形成ブレード 26 撹拌供給部材 30 転写装置 34 用紙押し付けプレート 35 用紙搬送装置 40 現像装置 41 ハウジング 42 トナー担持体 43 トナー層形成ブレード 44 撹拌供給部材 45 放電電極 46 電源 47 トナー帯電用電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉本 新一 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 安部 純 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の被帯電体に対し相対的に移動して
    該被帯電体を帯電する帯電装置において、 電荷が供給される被帯電体に近接して配置された放電電
    極と、該放電電極と前記被帯電体とに挟まれた位置に、
    前記放電電極との間に絶縁層を介して該放電電極と一体
    的に形成され、前記電界内に発生する放電の電離領域を
    前記放電電極との間に規制する、多数の開口を有する制
    御電極とからなる放電ユニットが複数配列されてなる放
    電器を備えたことを特徴とする帯電装置。
  2. 【請求項2】 静電潜像を担持して所定の方向に移動す
    る像担持体に所定の現像領域において近接もしくは接触
    するように配置され、供給されたトナーを表面に担持し
    て前記現像領域に向けて搬送するトナー担持体、 該トナー担持体に供給されたトナーを所定の厚さのトナ
    ー層に形成するトナー層形成部材、および該トナー層形
    成部材により形成されたトナー層を担持したトナー担持
    体に対向して配置された放電電極と、該放電電極と前記
    被帯電体とに挟まれた位置に、前記放電電極との間に絶
    縁層を介して該放電電極と一体的に形成され、前記電界
    内に発生する放電の電離領域を前記放電電極との間に規
    制する、多数の開口を有する制御電極とからなる放電ユ
    ニットが複数配列されてなる放電器を備えたことを特徴
    とする現像装置。
  3. 【請求項3】 所定の第1のトナー像担持体上に形成さ
    れた、電荷を担持するトナー像を、所定の転写位置にお
    いて該第1のトナー像担持体に近接ないし接触して移動
    する所定の第2のトナー像担持体上に転写する転写装置
    において、 前記第2のトナー像担持体の、トナー像が転写される表
    面に対する裏面側に、該第2のトナー像担持体に近接し
    て配置された放電電極と、該放電電極と前記第2のトナ
    ー像担持体とに挟まれた位置に、前記放電電極との間に
    絶縁層を介して該放電電極と一体的に形成され、前記電
    界内に発生する放電の電離領域を前記放電電極との間に
    規制する、多数の開口を有する制御電極とからなる放電
    ユニットが複数配列されてなる放電器を備えたことを特
    徴とする転写装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011069879A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Fuji Xerox Co Ltd 帯電装置、画像形成装置用カートリッジ、及び画像形成装置
JP2014102414A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Fuji Xerox Co Ltd 帯電装置および画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011069879A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Fuji Xerox Co Ltd 帯電装置、画像形成装置用カートリッジ、及び画像形成装置
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