JPH1184816A - コロナ放電装置及び画像形成装置 - Google Patents

コロナ放電装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JPH1184816A
JPH1184816A JP23800297A JP23800297A JPH1184816A JP H1184816 A JPH1184816 A JP H1184816A JP 23800297 A JP23800297 A JP 23800297A JP 23800297 A JP23800297 A JP 23800297A JP H1184816 A JPH1184816 A JP H1184816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corona
photoconductor
distance
wire
traveling direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23800297A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuhiro Tsuru
哲浩 津留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP23800297A priority Critical patent/JPH1184816A/ja
Publication of JPH1184816A publication Critical patent/JPH1184816A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体の周速度を大きくしつつ、感光体を十
分且つ均一に帯電できるコロナ放電装置及び画像形成装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】 感光体1に向けて開口された放電用の開
口部を有する金属性シールドケース27cと、シールド
ケース27c内において感光体1の幅方向に張架された
2本のコロナワイヤ27a,27bと、シールドケース
27cの開口部にコロナワイヤ27a,27bと所定の
間隔をあけて取り付けられた制御グリッド板27dとを
備え、感光体の進行方向の上流側のコロナワイヤ27a
とシールドケースの側壁との距離をL2、下流側のコロ
ナワイヤ27bとシールドケースの側壁との距離をL
3、上流側のコロナワイヤ27aと制御グリッド板との
距離をL4、下流側のコロナワイヤ27bと制御グリッ
ド板との距離をL5とし、L2=L3>L4=L5の関
係を満たすように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真装置や静
電記録装置などの画像形成装置において一般的に用いら
れるコロナ放電装置及び画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置では、乾式トナーを使用す
る機器が主流を占め、多くの複写機、レーザプリンタ、
普通紙ファクシミリ等として実用化され、めざましい発
展をとげている。この電子写真装置は、電子写真プロセ
ス技術を応用した機器であり、感光体上に形成された静
電潜像をトナー粒子により顕像化するものである。
【0003】ここで、図4は従来のコロナ放電装置の断
面図である。図4に示すように、従来の電子写真装置で
は、金属ドラムを基材とし、その外周面上に感光受容層
が形成された画像形成装置の感光体1に近接して、コロ
ナ放電装置2が配設されている。このコロナ放電装置2
は、感光体1に向けて開口部が形成された金属製のシー
ルドケース2bと、このシールドケース2b内において
感光体1の幅方向(紙面垂直方向)に張架されたコロナ
ワイヤ2aと、開口部に取り付けられた制御グリッド板
2cとから構成されている。そして、コロナワイヤ2a
によるコロナ放電により、感光体1は一様に帯電する。
【0004】このような感光体1に、画像信号をレーザ
駆動回路(図示せず)により、光強度変調やパルス幅変
調して、露光光学系3から得られる露光光線4を照射す
ると、感光体1が露光して、感光体1の外周面上に所定
の静電潜像が形成される。
【0005】ここで、電子写真装置を含めた画像形成装
置においては、最近では作業効率の向上や大量印字に対
応するため、印字速度を向上することが要求されてい
る。そして、この要求に対応するためには、感光体1の
周速度を大きくする必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電子写真装置において、感光体1の周速度を大きく
すると、感光体1がコロナ放電装置2の開口部を通過す
る時間が十分に確保できなくなる。すると、帯電効率の
低下や放電ムラの発生などの不具合が発生して、画像品
質が低下するという問題点があった。
【0007】そこで本発明は、感光体の周速度を大きく
しつつ、この感光体を十分且つ均一に帯電することので
きるコロナ放電装置及び画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のコロナ放電装置
は、静電潜像が形成される感光体に向けて開口する開口
部を有するシールドケースと、シールドケース内におい
て感光体の幅方向に張架された2本のコロナワイヤと、
開口部にコロナワイヤから所定の間隔をあけて取り付け
られた制御グリッド板とを備え、2本のコロナワイヤの
うち感光体の進行方向の上流側のコロナワイヤとシール
ドケースの側壁との距離をL2、2本のコロナワイヤの
うち感光体の進行方向の下流側のコロナワイヤとシール
ドケースの側壁との距離をL3、2本のコロナワイヤの
うち感光体の進行方向の上流側のコロナワイヤと制御グ
リッド板との距離をL4、2本のコロナワイヤのうち感
光体の進行方向の下流側のコロナワイヤと制御グリッド
板との距離をL5とすると、L2=L3>L4=L5の
関係を満たす。
【0009】この構成により、感光体の周速度を大きく
しつつ、この感光体を十分且つ均一に帯電することので
きるコロナ放電装置及び画像形成装置を実現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1記載のコロナ放電装置
は、静電潜像が形成される感光体に向けて開口する開口
部を有するシールドケースと、シールドケース内におい
て感光体の幅方向に張架された2本のコロナワイヤと、
開口部にコロナワイヤから所定の間隔をあけて取り付け
られた制御グリッド板とを備え、2本のコロナワイヤの
うち感光体の進行方向の上流側のコロナワイヤとシール
ドケースの側壁との距離をL2、2本のコロナワイヤの
うち感光体の進行方向の下流側のコロナワイヤとシール
ドケースの側壁との距離をL3、2本のコロナワイヤの
うち感光体の進行方向の上流側のコロナワイヤと制御グ
リッド板との距離をL4、2本のコロナワイヤのうち感
光体の進行方向の下流側のコロナワイヤと制御グリッド
板との距離をL5とすると、L2=L3>L4=L5の
関係を満たす。
【0011】請求項2記載のコロナ放電装置では、2本
のコロナワイヤ間の距離をL1とすると、L1>L2=
L3の関係を満たす。
【0012】請求項3記載のコロナ放電装置では、制御
グリッド板と感光体との距離をL6とすると、1mm<
L6<3mmの関係を満たす。
【0013】請求項4記載のコロナ放電装置では、2本
のコロナワイヤのうち感光体の進行方向の上流側のコロ
ナワイヤの径をφ1、2本のコロナワイヤのうち感光体
の進行方向の下流側のコロナワイヤの径をφ2とする
と、φ1>φ2且つ40μm<φ2<80μmの関係を
満たす。
【0014】請求項5記載のコロナ放電装置では、制御
グリッド板を感光体の進行方向中央部で分割し、分割さ
れた制御グリッド板のうち感光体の進行方向の上流側の
制御グリッド板の開口率をR1、感光体の進行方向の下
流側の制御グリッド板の開口率をR2とすると、0.4
<R2/R1<0.8の関係を満たす。
【0015】請求項6記載の画像形成装置では、これら
のコロナ放電装置のいずれかが用いられている。
【0016】これらの構成により、感光体の周速度を大
きくしつつ、感光体を十分且つ均一に帯電することがで
き、印字速度を高めた場合でも、高い画像品質を得るこ
とができる。
【0017】以下、図面を参照しながら、本発明の実施
の形態について説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の一実施の形態における
コロナ放電装置が用いられた画像形成装置の概略図、図
2は本発明の実施の形態1から4におけるコロナ放電装
置の断面図である。
【0018】図1に示すように、本実施の形態の画像形
成装置は、電子写真プロセス技術により感光体1上に形
成された静電潜像をトナー粒子により顕像化する電子写
真装置であり、この感光体1は、アルミニウム等の金属
ドラムを基材とし、その外周面上にセレン(Se)ある
いは有機光導電体等の感光受容層を薄膜状に塗布して構
成される。
【0019】静電潜像担持体である感光体1に近接し
て、コロナ放電装置27が配設されている。このコロナ
放電装置27は、図2に詳しく示すように、感光体1に
向かって開口する開口部が形成されたシールドケース2
7cを有している。金属製の導電性部材からなるシール
ドケース27c内には、感光体1の回転方向(進行方
向)の上流側に位置する第1のコロナワイヤ27aと、
下流側に位置する第2のコロナワイヤ27bとが、それ
ぞれ感光体1の幅方向に張架されている。本実施の形態
において、第1および第2のコロナワイヤ27a,27
bはタングステンからなり、その径はともに60μmと
なっている。但し、これ以外の径のものを用いてもよ
い。また、第1および第2のコロナワイヤ27a,27
bが張架されたシールドケース27cの開口部には、制
御グリッド板27dが取り付けられている。
【0020】図1に示すように、第1および第2のコロ
ナワイヤ27a,27bには、コロナ電流供給電源28
が接続され、制御グリッド板27dにはグリッドバイア
ス電圧供給電源29が接続されている。ここでは、コロ
ナ電流供給電源28は、−1mA程度の電流を出力し、
グリッドバイアス電圧供給電源29は、−650Vの電
圧を出力するようになっている。これにより、第1およ
び第2のコロナワイヤ27a,27bがコロナ放電を起
こし、制御グリッド板27dを介して感光体1が一様に
帯電する。
【0021】さらに感光体1の近傍には、画像信号をレ
ーザ駆動回路(図示せず)により光強度変調やパルス幅
変調して得られる露光光線4を、感光体1に向けて照射
する露光光学系3が設置されている。そして、露光光線
4により感光体1が露光して、所定の静電潜像が形成さ
れる。
【0022】現像ホッパー9に両端を回転自在に軸支さ
れたトナー撹拌部材11で、撹拌、搬送されたトナー1
0を、トナー担持体である現像ローラ5の表面に供給す
るとともに、現像されずに残存した現像ローラ5上のト
ナー10を掻き落とすため、トナー供給ローラ6が設置
されている。このトナー供給ローラ6は、金属製のシャ
フト6aの周囲に導電性発泡体を形成してなる抵抗値1
06Ω程度のものであり、シャフト6aには、定電圧電
源であるトナー供給バイアス電圧供給電源26が接続さ
れている。
【0023】現像ローラ5は、金属製のシャフト5aを
基材として、その外周面上に導電性弾性部材であるシリ
コンゴムを形成した単層構成で、抵抗値106Ω程度と
されている。この現像ローラ5のゴム硬度は、30〜6
0度の範囲が好ましく、また表面の平滑性が高い方がト
ナー薄層形成において均一化が図れるため、表面粗さは
7μmRz以下が好ましい。ここでは、現像ローラ5
は、ゴム硬度40度、表面粗さ3μmRzとなってい
る。現像ローラ5のシャフト5aには、定電圧電源であ
る現像バイアス電圧供給電源12が接続されている。ま
た、トナー10は、非磁性一成分系トナーであり、ポリ
エステル樹脂にカーボン、ワックス、帯電制御剤等を均
一分散させたものから構成されている。
【0024】現像ローラ5とトナー供給ローラ6とは、
相互に接触するように配置されて、ニップ幅は、たとえ
ば、2mm程度とされており、現像ホッパー9の両端に
おいて、シャフト5a,6aによりそれぞれ回転自在に
軸支されている。図示するように、現像ローラ5と感光
体1とは接触して相互に反対方向に回転するのに対し、
現像ローラ5とトナー供給ローラ6とは接触して相互に
同一方向に回転するようになっている。したがって、現
像ローラ5とトナー供給ローラ6とは、摩擦接触の状態
になっている。
【0025】そして、現像ローラ5は、感光体1と接触
または近接状態とされており、現像バイアス電圧供給電
源12より印加されるバイアス電圧により、感光体1上
の静電潜像が形成された部分にトナー10が転移付着さ
れると、静電潜像が顕像化される。
【0026】なお、トナー撹拌部材11は、トナー供給
ローラ6の回転とともに円の軌跡を描き、現像ホッパー
9内に収容されたトナー10の凝集を防ぐとともに、ト
ナー10をトナー供給ローラ6の方へ搬送する。
【0027】現像ローラ5に当接してトナー規制ブレー
ド7が設けられている。このトナー規制ブレード7は、
ステンレス板、リン青銅板等の弾性を有する金属ばね板
部材7aと現像ローラ5上に接触するトナー規制部材7
bからなる。トナー規制部材7bは、金属ばね板部材7
aの一端に、たとえば、ゴム硬度60度のウレタンゴム
やシリコンゴムなどの弾性部材を一体成形して形成され
ている。このようなトナー規制ブレード7は、ブレード
ホルダ8にねじ止めされている。このトナー規制ブレー
ド7aは、現像ローラ5を、たとえば、線圧80g/c
mで押圧しており、トナー供給ローラ6から現像ローラ
5へ供給されてきたトナー10は、トナー規制ブレード
7で摩擦帯電し、現像ローラ5の外周面上に薄層状態の
トナー層が形成される。なお、本実施の形態のように、
非磁性一成分接触現像方式においては、現像ローラ5上
のトナー層は0.4〜0.6mg/平方cmの範囲が好
ましい。
【0028】搬送経路の始点に設けられた用紙カセット
14には、用紙15が収納されている。この用紙15
は、半月形をした給紙ローラ16によって用紙カセット
14から1枚ずつ搬送ローラ17へ送り出される。そし
て、送り出された記録シートである用紙15は、一対の
搬送ローラ17に挟持されて矢印Aで示す感光体1の方
向へと搬送される。
【0029】一時的に用紙15を停止待機させて、用紙
15と感光体1上に形成されたトナー像とを一致させる
ため、感光体1に至る前の搬送経路上には、従動ローラ
19に当接されてレジストローラ18が設けられてい
る。また、感光体1と当接して転写ローラ20が回転自
在に軸支されて設けられている。この転写ローラ20は
ステンレスなどの金属を基材としており、その外周面上
には弾性部材が層状に形成されている。
【0030】そして、感光体1の回転にともなって、ト
ナー像が転写ローラ20と感光体1の当接部に到達する
と、レジストローラ18によりこのトナー像とタイミン
グを合わせて用紙15もこの当接部に到達する。このと
き、転写ローラ20の金属シャフト20aへ転写バイア
ス電源24からの高電圧を印加することにより、用紙1
5の裏面にトナー10と逆極性の電荷を付与すると、感
光体1上のトナー像は用紙15上に転写される。
【0031】搬送経路の後段には、内部に熱源を有する
ヒートローラ22と、このヒートローラ22とともに用
紙15を挟持搬送する加圧ローラ23とで構成された定
着器21が設置されている。したがって、トナー像の転
写された用紙15は、この定着器21へ送られ、ここで
ヒートローラ22と加圧ローラ23の挟持回転により加
圧と熱によってトナー像が定着される。一方、トナー像
が用紙15上に転写された後の感光体1は、クリーニン
グブレード25により転写残トナーが掻き落とされ、除
電器13により光が照射されて除電され、次のプロセス
に備えられる。
【0032】以上のように構成された電子写真装置を用
いて、図2に示す第1のコロナワイヤ27aと制御グリ
ッド板27dとの距離L4と第2のコロナワイヤ27b
と制御グリッド板27dとの距離L5を、等しく6mm
から14mmまで変化させ印字動作を行い、感光体1の
表面の帯電電位から帯電効率を評価して画像から帯電ム
ラを評価した。評価は○、△、×の三段階評価とした。
【0033】なお、第1のコロナワイヤ27aと第2の
コロナワイヤ27bとの距離L1、第1のコロナワイヤ
27aとシールドケース27dの側壁との距離L2、第
2のコロナワイヤ27bとシールドケース27dの側壁
との距離L3はすべて10mmとした。
【0034】また、プロセス速度は200mm/se
c、現像ローラ5の周速度は280mm/sec、トナ
ー供給ローラの周速度は192mm/secとした。こ
れによる評価結果を(表1)に示す。
【0035】
【表1】
【0036】(表1)から明らかなように、図2におい
てL2=L3>L4=L5の関係を満たした場合に、感
光体1を十分且つ均一に帯電することができた。なお、
本実施の形態では、第1および第2のコロナワイヤ27
a,27bに負極性の電流を印加して感光体1を負に帯
電させたが、正帯電の場合においても同様に適用でき
る。
【0037】(実施の形態2)本実施の形態では、電源
28,29による印加電圧、ワイヤ径、現像ローラ5、
トナー供給ローラ6、トナー規制ブレード7、トナー1
0、転写ローラ20の特性等、およびプロセス速度、現
像ローラ5の周速度、トナー供給ローラ6の周速度も、
実施の形態1と同様である。
【0038】以上のような構成の電子写真装置を用い
て、図2に示すL4およびL5を10mmとし、L1を
6mmから14mmまで、L2,L3を8mmから12
mmまで変化させて印字動作を行い、感光体1の表面の
帯電電位から帯電効率を評価し、画像から帯電ムラを評
価した。評価は○、△、×の三段階評価とした。その結
果を(表2)に示す。
【0039】
【表2】
【0040】(表2)から明らかなように、図2におい
てL1>L2=L3の関係を満たした場合に、感光体1
を十分且つ均一に帯電することができた。なお、本実施
の形態では、第1および第2のコロナワイヤ27a,2
7bに負極性の電流を印加して感光体1を負に帯電させ
たが、正帯電の場合においても同様に適用できる。
【0041】(実施の形態3)本実施の形態において
も、電源28,29による印加電圧、ワイヤ径、現像ロ
ーラ5、トナー供給ローラ6、トナー規制ブレード7、
トナー10、転写ローラ20の特性等、およびプロセス
速度、現像ローラ5の周速度、トナー供給ローラ6の周
速度は、実施の形態1と同様である。
【0042】以上のような構成の電子写真装置を用い
て、図2に示すL1,L2,L3,L4およびL5をす
べて10mmとし、L6を0.5mmから4mmまで変
化させて印字動作を行い、感光体1の表面の帯電電位か
ら帯電効率を評価し、画像から帯電ムラを評価した。評
価は○、△、×の三段階評価とした。その結果を(表
3)に示す。
【0043】
【表3】
【0044】(表3)から明らかなように、図2におい
て1mm<L6<3mmの関係を満たした場合に、感光
体1を十分且つ均一に帯電することができた。なお、本
実施の形態では、第1および第2のコロナワイヤ27
a,27bに負極性の電流を印加して感光体1を負に帯
電させたが、正帯電の場合においても同様に適用でき
る。
【0045】(実施の形態4)本実施の形態において
も、電源28,29による印加電圧、ワイヤ径、現像ロ
ーラ5、トナー供給ローラ6、トナー規制ブレード7、
トナー10、転写ローラ20の特性等、およびプロセス
速度、現像ローラ5の周速度、トナー供給ローラ6の周
速度は、実施の形態1と同様である。
【0046】以上のような構成の電子写真装置を用い
て、図2に示すL1,L2,L3,L4およびL5をす
べて10mm、L6を2mmとして、第1のコロナワイ
ヤ27aの径φ1を40μmから100μmまで変化さ
せ、第2のコロナワイヤ27bの径φ2を30μmから
100μmまで変化させて印字動作を行い、感光体1の
表面の帯電電位から帯電効率を評価し、画像から帯電ム
ラを評価した。評価は○、△、×の三段階評価とした。
その結果を(表4)に示す。
【0047】
【表4】
【0048】(表4)から明らかなように、φ1>φ2
且つ40μm<φ2<80μmの関係を満たした場合
に、感光体1を十分且つ均一に帯電することができた。
なお、本実施の形態では、第1および第2のコロナワイ
ヤ27a,27bに負極性の電流を印加して感光体1を
負に帯電させたが、正帯電の場合においても同様に適用
できる。
【0049】(実施の形態5)図3は、本発明の実施の
形態5におけるコロナ放電装置の断面図である。本実施
の形態においても、電源28,29による印加電圧、ワ
イヤ径、現像ローラ5、トナー供給ローラ6、トナー規
制ブレード7、トナー10、転写ローラ20の特性等、
およびプロセス速度、現像ローラ5の周速度、トナー供
給ローラ6の周速度は、実施の形態1と同様である。こ
こで、制御グリッド板27dは、図3に示すように、感
光体1の進行方向の中央部で分割され、感光体1の進行
方向の上流側と下流側で、その開口率が異なっている。
【0050】以上のような構成の電子写真装置を用い
て、図3に示すL1,L2,L3,L4およびL5をす
べて10mm、L6を2mmとして、感光体進行方向の
上流側の制御グリッド板27dの開口率R1を60%か
ら80%まで変化させ、下流側の制御グリッド板dの開
口率R2を18%から72%まで変化させて印字動作を
行い、感光体1の表面の帯電電位から帯電効率を評価
し、画像から帯電ムラを評価した。評価は○、△、×の
三段階評価とした。その結果を(表5)に示す。
【0051】
【表5】
【0052】(表5)から明らかなように、制御グリッ
ド板27dを、感光体1の進行方向の中央部で分割し、
感光体1の進行方向の上流側の開口率をR1、下流側の
開口率をR2とすると、0.4<R2/R1<0.8の
関係を満たした場合に、感光体1を十分且つ均一に帯電
することができた。
【0053】なお、本実施の形態では、第1および第2
のコロナワイヤ27a,27bに負極性の電流を印加し
て感光体1を負に帯電させたが、正帯電の場合において
も同様に適用できる。なお、以上の説明では、本発明に
よるコロナ放電装置を電子写真装置に適用した例で説明
したが、静電気記録装置など種々の画像形成装置につい
て広く適用することが可能である。
【0054】
【発明の効果】本発明のコロナ放電装置によれば、感光
体の周速度を大きくしつつ感光体を十分且つ均一に帯電
することができる。また、このようなコロナ放電装置を
用いて画像形成装置を構成することにより、印字速度を
高くした場合でも、高い画像品質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるコロナ放電装置
が用いられた画像形成装置の概略図
【図2】本発明の実施の形態1から4におけるコロナ放
電装置の断面図
【図3】本発明の実施の形態5におけるコロナ放電装置
の断面図
【図4】従来のコロナ放電装置の断面図
【符号の説明】
1 感光体 27a 第1のコロナワイヤ 27b 第2のコロナワイヤ 27c シールドケース 27d 制御グリッド板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像が形成される感光体に向けて開口
    する開口部を有するシールドケースと、前記シールドケ
    ース内において前記感光体の幅方向に張架された2本の
    コロナワイヤと、前記開口部に前記コロナワイヤから所
    定の間隔をあけて取り付けられた制御グリッド板とを備
    え、前記2本のコロナワイヤのうち前記感光体の進行方
    向の上流側のコロナワイヤと前記シールドケースの側壁
    との距離をL2、前記2本のコロナワイヤのうち前記感
    光体の進行方向の下流側のコロナワイヤと前記シールド
    ケースの側壁との距離をL3、前記2本のコロナワイヤ
    のうち前記感光体の進行方向の上流側のコロナワイヤと
    前記制御グリッド板との距離をL4、前記2本のコロナ
    ワイヤのうち前記感光体の進行方向の下流側のコロナワ
    イヤと前記制御グリッド板との距離をL5とすると、L
    2=L3>L4=L5の関係を満たすことを特徴とする
    コロナ放電装置。
  2. 【請求項2】前記2本のコロナワイヤ間の距離をL1と
    すると、L1>L2=L3の関係を満たすことを特徴と
    する請求項1記載のコロナ放電装置。
  3. 【請求項3】前記制御グリッド板と前記感光体との距離
    をL6とすると、1mm<L6<3mmの関係を満たす
    ことを特徴とする請求項1記載のコロナ放電装置。
  4. 【請求項4】前記2本のコロナワイヤのうち前記感光体
    の進行方向の上流側のコロナワイヤの径をφ1、前記2
    本のコロナワイヤのうち前記感光体の進行方向の下流側
    のコロナワイヤの径をφ2とすると、φ1>φ2且つ4
    0μm<φ2<80μmの関係を満たすことを特徴とす
    る請求項1記載のコロナ放電装置。
  5. 【請求項5】前記制御グリッド板を前記感光体の進行方
    向中央部で分割し、分割された制御グリッド板のうち前
    記感光体の進行方向の上流側の制御グリッド板の開口率
    をR1、前記感光体の進行方向の下流側の制御グリッド
    板の開口率をR2とすると、0.4<R2/R1<0.
    8の関係を満たすことを特徴とする請求項1記載のコロ
    ナ放電装置。
  6. 【請求項6】請求項1から5記載のコロナ放電装置が用
    いられていることを特徴とする画像形成装置。
JP23800297A 1997-09-03 1997-09-03 コロナ放電装置及び画像形成装置 Pending JPH1184816A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23800297A JPH1184816A (ja) 1997-09-03 1997-09-03 コロナ放電装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23800297A JPH1184816A (ja) 1997-09-03 1997-09-03 コロナ放電装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1184816A true JPH1184816A (ja) 1999-03-30

Family

ID=17023682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23800297A Pending JPH1184816A (ja) 1997-09-03 1997-09-03 コロナ放電装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1184816A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7110701B2 (en) * 2004-07-14 2006-09-19 Xerox Corporation Xerographic charging device having two pin arrays
JP2007256394A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Sharp Corp 帯電装置および画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7110701B2 (en) * 2004-07-14 2006-09-19 Xerox Corporation Xerographic charging device having two pin arrays
CN100465807C (zh) * 2004-07-14 2009-03-04 施乐公司 具有两个销阵列的静电印刷充电装置
JP2007256394A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Sharp Corp 帯電装置および画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0731454B2 (ja) 現像装置
US6134397A (en) Non-magnetic one-component developing apparatus
JP2003084560A (ja) 現像装置
JP3454204B2 (ja) 非磁性一成分現像装置
JP4351887B2 (ja) 画像形成装置における現像方法及び装置
JPH1184816A (ja) コロナ放電装置及び画像形成装置
JPH1039621A (ja) 現像装置
JPH1184817A (ja) コロナ放電装置
JPH1195523A (ja) 画像形成装置
JPH1069162A (ja) 非磁性一成分現像装置
JP3362676B2 (ja) 非磁性一成分現像装置
JPH10221933A (ja) 非磁性一成分現像装置
JP3502565B2 (ja) 一成分現像装置
JPH10319677A (ja) コロナ放電装置およびそれを用いた画像形成装置
JP2001034115A (ja) 画像形成装置
JPH0990747A (ja) 画像形成装置
JP3508413B2 (ja) 画像形成装置
JPH09305013A (ja) 非磁性一成分現像装置
JPH1031360A (ja) 画像形成装置
JP3539333B2 (ja) ブラシ帯電装置
JP2002116625A (ja) 画像形成装置
JPH10232553A (ja) 現像装置、帯電装置および転写装置
JP2002156827A (ja) 非磁性一成分現像装置
JP2907756B2 (ja) 画像形成装置
JP2002149026A (ja) 画像形成装置