JP2001034115A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001034115A
JP2001034115A JP11208637A JP20863799A JP2001034115A JP 2001034115 A JP2001034115 A JP 2001034115A JP 11208637 A JP11208637 A JP 11208637A JP 20863799 A JP20863799 A JP 20863799A JP 2001034115 A JP2001034115 A JP 2001034115A
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toner
photoreceptor
image
roller
image forming
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JP11208637A
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English (en)
Inventor
Hideki Yasuda
秀樹 安田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置において、感光体のオイル汚染
を防止する。 【解決手段】 静電潜像が形成される感光体1と、所定
の層厚に形成されたトナーを感光体1に供給して静電潜
像を顕像化してトナー像を形成する現像ローラ10と、
現像ローラ10に接触配置され、この現像ローラ10に
トナーを供給するトナー供給ローラと、感光体1上に形
成されたトナー像を記録紙上に転写する転写器と、トナ
ー像転写後に感光体1上に残留しているトナーを除去す
るクリーニングブレード27とを備え、印字動作に先立
って感光体1を回転させ、現像ローラ10およびクリー
ニングブレード27により感光体1の表面に付着したオ
イルを除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真装置や静
電記録装置において、感光体上に形成された静電潜像を
トナー粒子にて顕像化する画像形成装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置では、乾式トナーを使用す
る機器が主流を占め、多くの複写機、レーザプリンタ、
普通紙ファクシミリ等として実用化され、目覚ましい発
展を遂げている。この画像形成装置は電子写真プロセス
技術を応用した機器であり、感光体上に形成された静電
潜像をトナー粒子によりトナー像として顕像化した後、
このトナー像を記録紙に転写、定着させるものである。
【0003】ここで、従来の画像形成装置について説明
する。
【0004】画像形成装置は、感光受容層を薄膜状に塗
布してなる感光体を有している。この感光体は、周方向
に回転して後述する記録紙を搬送するようになってい
る。また、感光体に近接して、感光体を一様に帯電させ
る帯電器が配設されている。
【0005】そして、帯電した感光体に露光光線を照射
すると、感光体が露光されて所定の静電潜像が形成され
る。
【0006】現像器では、トナーホッパに両端を回転自
在に軸支されたトナー撹拌部材で撹拌、搬送されたトナ
ーを現像ローラの表面に供給するとともに、残存した現
像ローラ上のトナーを掻き落とすトナー供給ローラが設
置されている。現像ローラとトナー供給ローラとは相互
に接触配置されており、トナーホッパの両端においてそ
れぞれ回転自在に軸支されている。
【0007】現像ローラは感光体と常時接触しており、
感光体上の静電潜像が形成された部分にトナー供給ロー
ラによりトナーが転移付着されると、静電潜像が顕像化
される。
【0008】現像ローラに当接して、現像ローラに供給
されるトナー量を規制してこの現像ローラ上に所定の厚
さのトナー層を形成する薄層化ブレードが設けられてい
る。
【0009】このような薄層化ブレードにより、トナー
供給ローラにより供給されてきたトナーはトナー層厚が
規制されるとともに摩擦帯電されて、現像ローラの外周
面上に薄層状態を形成する。そして、前述のように、感
光体上の静電潜像が形成された部分にトナーが転移付着
し、静電潜像が顕像化される。
【0010】搬送経路の始点に設けられた記録紙カセッ
トには記録紙が収納されている。この記録紙は給紙ロー
ラによって1枚ずつ搬送ローラへと送り出され、感光体
の方向へと搬送される。
【0011】一時的に記録紙を停止待機させて記録紙と
感光体上に形成されたトナー像とを一致させるため、感
光体に至る前の搬送経路上には、従動ローラに当接され
てレジストローラが設けられている。また、搬送経路を
挟んで感光体と反対側には、感光体上のトナー像を記録
紙上に転写する転写器が配置されている。
【0012】そして、感光体の回転にともなってトナー
像が感光体と搬送経路との接触部に到達すると、レジス
トローラによりこのトナー像とタイミングを合わせて記
録紙もこの位置に到達し、感光体上のトナー像は記録紙
上に転写される。
【0013】搬送経路の後段には、内部に熱源を有する
ヒートローラと、このヒートローラとともに記録紙を挟
持搬送する加圧ローラとで構成された定着器が設置され
ている。そして、トナー像の転写された記録紙はこの定
着器へ送られ、ここでトナー像が定着される。
【0014】また、トナー像が記録紙上に転写された後
の感光体は、クリーニングブレードにより転写残トナー
が掻き落とされてトナー回収容器に回収され、その下流
側において、除電器により光が照射されて静電気的に初
期化され、次のプロセスに備えられる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置では、現像ローラが感光体に常
時接触しているので、長時間放置した状態が続くと、現
像ローラ表面のゴムが含有するオイル成分が感光体に移
行してそのニップラインが画像に横スジとなって現れ
る、いわゆる感光体のオイル汚染が発生するという問題
点を有している。
【0016】そこで、本発明は、感光体のオイル汚染を
防止することのできる画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の画像形成装置は、静電潜像が形成される感
光体と、所定の層厚に形成されたトナーを感光体に供給
して静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現像ロー
ラと、現像ローラに接触配置され、この現像ローラにト
ナーを供給するトナー供給ローラと、感光体上に形成さ
れたトナー像を被転写体上に転写する転写手段と、トナ
ー像転写後に感光体上に残留しているトナーを除去する
感光体クリーニング手段とを備え、印字動作に先立って
感光体を回転させ、現像ローラおよび感光体クリーニン
グ手段により感光体の表面に付着したオイルを除去する
構成としたものである。
【0018】これにより、印字動作に先立って感光体の
表面に付着したオイルを除去しているので、感光体のオ
イル汚染を防止することが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、静電潜像が形成される感光体と、所定の層厚に形成
されたトナーを感光体に供給して静電潜像を顕像化して
トナー像を形成する現像ローラと、現像ローラに接触配
置され、この現像ローラにトナーを供給するトナー供給
ローラと、感光体上に形成されたトナー像を被転写体上
に転写する転写手段と、トナー像転写後に感光体上に残
留しているトナーを除去する感光体クリーニング手段と
を備え、印字動作に先立って感光体を回転させ、現像ロ
ーラおよび感光体クリーニング手段により感光体の表面
に付着したオイルを除去する画像形成装置であり、印字
動作に先立って感光体の表面に付着したオイルを除去し
ているので、感光体のオイル汚染を防止することが可能
になるという作用を有する。
【0020】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、感光体クリーニング手段は、ク
リーニングブレードまたはクリーニングブラシである画
像形成装置であり、感光体のオイル汚染を防止すること
が可能になり、オイル汚染による劣化のない高品質の画
像を得ることができるという作用を有する。
【0021】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2記載の発明において、被転写体は感光体に形
成されたトナー像が一時的に中間転写体であり、現像ロ
ーラおよび感光体クリーニング手段に加えてこの中間転
写体により感光体の表面に付着したオイルを除去する画
像形成装置であり、感光体のオイル汚染を防止すること
が可能になり、オイル汚染による劣化のない高品質の画
像を得ることができるという作用を有する。
【0022】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3記載の発明において、中間転写体は、感光体に対して
周速差をもって回転する画像形成装置であり、より効果
的に感光体のオイル除去を行うことが可能になるという
作用を有する。
【0023】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1〜4の何れか一項に記載の発明において、感光体の回
転によるオイル除去は、電源投入後のウォームアップ時
間、または電源が投入された状態における所定時間経過
後の印字再開時に行われる画像形成装置であり、感光体
のオイル汚染を防止することが可能になり、オイル汚染
による劣化のない高品質の画像を得ることができるとい
う作用を有する。
【0024】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1〜5の何れか一項に記載の発明において、印字動作終
了時に、感光体の全面に現像を行ってトナーを付着させ
ておく画像形成装置であり、現像ローラから感光体への
オイルの移行を抑制することが可能になるという作用を
有する。
【0025】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図3を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。
【0026】図1は本発明の一実施の形態における画像
形成装置の構成を示す概略図、図2は図1の要部を示す
説明図、図3は本発明の他の実施の形態における画像形
成装置の要部を示す説明図である。
【0027】本実施の形態の画像形成装置は電子写真プ
ロセス技術により感光体上に形成された静電潜像をトナ
ー粒子により顕像化する画像形成装置であり、図1に示
すように、アルミニウム等の金属ドラムを基材とし、そ
の外周面上にセレン(Se)あるいは有機光導電体(以
下、「OPC」という。)等の感光受容層を薄膜状に塗
布してなる負帯電型の感光体1を有している。そしてこ
の感光体1は、周方向に回転して後述する記録紙を搬送
するようになっている。
【0028】静電潜像担持体である感光体1に近接し
て、帯電器2が配設されている。この帯電器2は、感光
体1に向けて開口部が形成された金属製のシールド板2
bと、たとえばタングステンワイヤ等からなり、このシ
ールド板2b内において感光体1の幅方向に張架された
帯電線2aと、開口部に取り付けられたグリッド板2c
とから構成されている。そして、帯電線2aによるコロ
ナ放電により、グリッド板2cを介して感光体1が一様
に帯電される。
【0029】このような感光体1に、画像信号をレーザ
駆動回路(図示せず)により光強度変調やパルス幅変調
して露光光学系3から得られる露光光線4を照射する
と、感光体1が露光されて所定の静電潜像が形成され
る。
【0030】次に、現像器5について説明する。
【0031】トナーホッパ7に両端を回転自在に軸支さ
れて矩形状に屈曲形成されたトナー撹拌部材8で撹拌、
搬送されたトナー9をトナー担持体である現像ローラ1
0の表面に供給するとともに、現像されずに残存した現
像ローラ10上のトナー9を掻き落とすため、トナー供
給ローラ6が設置されている。このトナー供給ローラ6
は、ステンレス等の金属製のシャフト6aを基材とし、
その外周面上に抵抗値106Ωcm以下の導電性発泡体
を形成したものからなる。トナー供給ローラ6のシャフ
ト6aには定電圧電源であるトナー供給バイアス電源1
1が保護抵抗12を介して接続され、直流または直流と
交流とが重畳されたトナー供給バイアス電圧が印加され
ている。
【0032】現像ローラ10は、ステンレス等の金属製
のシャフト10aを基材とし、その外周面上に抵抗値1
6Ωcmの導電性弾性部材であるシリコーンゴムを形
成した単層構成のものからなる。そして、現像ローラ1
0のシャフト10aには、定電圧電源である現像バイア
ス電源16が接続されている。
【0033】なお、本実施の形態において、現像バイア
ス電源16のバイアス電圧値は−300V、トナー供給
バイアス電源11のバイアス電圧値は−400V、保護
抵抗12の抵抗値は22MΩとされている。
【0034】ここで、現像ローラ10のゴム硬度は5度
〜60度の範囲がクリープの防止や打痕防止の点で好ま
しく、また、表面粗度は表面の平滑性が高い方がトナー
薄層の形成において均一化が図れるため、7μmRz以
下が好ましい。
【0035】トナー9は負帯電性の非磁性一成分系トナ
ーであり、たとえばポリエステル樹脂にカーボン、ワッ
クス、帯電制御剤等を均一分散させたものから構成され
ている。
【0036】トナー供給ローラ6の外径はたとえば14
mm、現像ローラ10の外径はたとえば18mmとされ
ている。そして、トナー供給ローラ6は現像ローラ10
に対し0.5mmの食い込み量をもって相互に接触配置
されており、トナーホッパ7の両端において、シャフト
10a,6aによりそれぞれ回転自在に軸支されてい
る。図示するように、現像ローラ10と感光体1とは接
触して相互に反対方向に回転するのに対し、現像ローラ
10とトナー供給ローラ6とは接触して相互に同一方向
に回転するようになっている(反時計回りである現像ロ
ーラ10の回転方向およびトナー供給ローラ6の回転方
向に対して、時計回りである感光体1の回転方向)。し
たがって、現像ローラ10とトナ供給ローラ6とは摩擦
接触の状態になっている。
【0037】現像ローラ10は感光体1と接触してお
り、現像バイアス電源16より印加される直流電圧であ
る現像バイアス電圧、または直流と交流の重畳電圧であ
る現像バイアス電圧により感光体1上の静電潜像が形成
された部分にトナー供給ローラ6によりトナー9が転移
付着されると、静電潜像が顕像化される。
【0038】感光体1の周速度つまりプロセス速度は9
6mm/sec、現像ローラ10の周速度は192mm
/secとされている。したがって、現像ローラ10の
感光体1に対する周速比は2である。また、トナー供給
ローラ6の周速度は132mm/secである。
【0039】なお、トナー撹拌部材8はトナー供給ロー
ラ6の回転とともに円の軌跡を描き、トナーホッパ7内
に収容されたトナー9の凝集を防ぐとともに、トナー9
をトナー供給ローラ6の方へ搬送する。
【0040】現像ローラ10に当接して、現像ローラ1
0に供給されるトナー量を規制してこの現像ローラ10
上に所定の厚さのトナー層を形成する薄層化ブレード1
3が設けられている。この薄層化ブレード13は、ステ
ンレスやリン青銅等のような金属製の板バネの先端部に
ウレタンゴム等の弾性ゴムを取り付けたもので構成され
ている。そして、先端部は、現像ローラ10に対して線
圧40〜100gf/cm程度、本実施の形態では70
gf/cmの線圧で圧接している。
【0041】このような薄層化ブレード13により、ト
ナー供給ローラ6により供給されてきたトナー9はトナ
ー層厚が規制されるとともに摩擦帯電されて、現像ロー
ラ10の外周面上に薄層状態を形成する。そして、前述
のように、現像バイアス電源16より現像ローラ10に
印加されるバイアス電圧により感光体1上の静電潜像が
形成された部分にトナー9が転移付着し、静電潜像が顕
像化される。
【0042】ここで、現像時の現像ローラ10上のトナ
ー9の層厚は0.2mg/cm2〜1.0mg/cm2
好ましくは0.4mg/cm2〜0.6mg/cm2の範
囲に設定される。これは、現像ローラ10と薄層化ブレ
ード13の接触部ではトナー9の帯電が行われており、
層厚が0.6mg/cm2を超えるとトナー9を十分に
帯電することができず、トナー帯電量が低下してカブリ
が発生するからである。特に層厚が1.0mg/cm2
を越えるとその傾向が著しくなるので好ましくない。ま
た、逆に層厚が0.4mg/cm2未満では、印字画像
における画像濃度が薄くなる傾向が認められ、特に層厚
が0.2mg/cm2未満では急激に画像濃度が薄くな
るので好ましくない。
【0043】搬送経路の始点に設けられた記録紙カセッ
ト17には、記録紙(被転写体)18が収納されてい
る。この記録紙18は半月形をした給紙ローラ19によ
って記録紙カセット17から1枚ずつ搬送ローラ20
a,20bへと送り出される。そして、送り出された記
録シートである記録紙18は一対の搬送ローラ20a,
20bに挟持されて矢印Aで示す感光体1の方向へと搬
送される。
【0044】一時的に記録紙18を停止待機させて記録
紙18と感光体1上に形成されたトナー像とを一致させ
るため、感光体1に至る前の搬送経路上には、従動ロー
ラ22に当接されてレジストローラ21が設けられてい
る。
【0045】また、搬送経路を挟んで感光体1と反対側
には、感光体1上のトナー像を記録紙18上に転写する
転写器(転写手段)23が配置されている。この転写器
23は、たとえばタングステンワイヤからなる転写線2
3aと、この転写線23aを包囲する金属板であるシー
ルド板23bとによって構成されている。
【0046】そして、感光体1の回転にともなってトナ
ー像が感光体1と搬送経路との接触部に到達すると、レ
ジストローラ21によりこのトナー像とタイミングを合
わせて記録紙18もこの位置に到達する。このとき、転
写線23aへ高電圧を印加することにより転写線23a
がコロナ放電を起こすと、感光体1上のトナー像は記録
紙18上に転写される。
【0047】搬送経路の後段には、内部に熱源を有する
ヒートローラ24と、このヒートローラ24とともに記
録紙18を挟持搬送する加圧ローラ25とで構成された
定着器26が設置されている。したがって、トナー像の
転写された記録紙18はこの定着器26へ送られ、ここ
でヒートローラ24と加圧ローラ25の挟持回転により
加圧と熱によってトナー像が定着される。
【0048】また、トナー像が記録紙18上に転写され
た後の感光体1をクリーニングして次のプロセスに備え
るために、感光体1の周囲には、クリーニング部と除電
器29とが回転方向に沿って配置されている。ここで、
クリーニング部は、感光体1から転写残トナーを掻き落
とすクリーニングブレード(感光体クリーニング手段)
27と、書き落とされたトナーを回収するトナー回収容
器28とから構成されている。
【0049】これにより、感光体1の転写残トナーがク
リーニングブレード27により掻き落とされてトナー回
収容器28に回収され、その下流側において、除電器2
9により光が照射されて静電気的に初期化される。
【0050】次に、以上のように構成された本実施の形
態の画像形成装置において、その動作を説明する。
【0051】装置の電源がオフの状態では、現像ローラ
10と感光体1は停止した状態で相互に接触している
が、その状態が長時間続くと、現像ローラ10表面のシ
リコーンゴムが含有するオイル成分が感光体1に移行し
画像を乱してしまう。
【0052】そこで、本実施の形態では、電源投入時に
感光体1と現像ローラ10とがそれぞれ96mm/se
c、192mm/secの周速度で回転するようになっ
ている。そして、これにより、現像ローラ10およびク
リーニングブレード27で感光体1に付着したオイルが
除去される。
【0053】なお、この動作を電源投入時の定着器26
のウォームアップ時間を利用して行うと、効果的なオイ
ル除去と装置の立上がり時間の短縮を達成することがで
きる。また、感光体1と現像ローラ10の回転時の周速
度は、オイル除去の効率や部材の寿命等を考慮して自由
に設定することができる。
【0054】ここで、電源オンの状態でも、長時間印字
を行わない場合には同様に感光体1へのオイル付着が発
生するため、たとえば5時間印字を行わなかった場合に
は、感光体1と現像ローラ10を回転させて感光体1に
付着したオイルの除去を行うようにすることが望まし
い。
【0055】このような感光体1に付着したオイルの除
去が行われた後、感光体1が帯電器2により−700V
に均一に帯電される。そして、画像信号に応じて感光体
1を露光光学系3から照射される露光光線4で選択的に
露光することにより、露光されなかった部分の電位は−
700V、露光された部分の電位は約−100Vとな
り、感光体1上に静電潜像が形成される。
【0056】一方、トナー9はトナー撹拌部材8により
撹拌、搬送された後、トナー供給ローラ6を介してトナ
ー担持体である現像ローラ10の表面に供給される。そ
して、薄層化ブレード13により層厚が規制されるとと
もに摩擦帯電されることにより、現像ローラ10の外周
面上に薄層状態を形成する。その後、現像バイアス電源
16より印加されるバイアス電圧により、感光体1上の
静電潜像が形成された部分にトナー9が転移付着し、静
電潜像が顕像化される。
【0057】次に、タングステンワイヤからなる転写線
23aへたとえば1kVの電圧を印加してコロナ放電を
起こすと、感光体1上のトナー像が記録紙18上に転写
される。トナー像が転写された記録紙18はヒートロー
ラ24と加圧ローラ25とで構成された定着器26に送
られ、ここで加圧と熱によってトナー像が定着されて印
字が完了する。
【0058】ここで、感光体1のオイル汚染を防止する
ために、印字終了時にクリーニングブレード27を感光
体1から待避させて感光体1の全面に現像を行い、トナ
ー9を付着させてトナー層を形成しておくのが望まし
い。これにより、現像ローラ10から感光体1へのオイ
ルの移行が抑制される。
【0059】以上のように、本実施の形態によれば、電
源投入時や長時間経過後の印字再開時の印字動作に先立
って感光体1を回転させ、現像ローラ10とクリーニン
グブレード27によって感光体1の表面に付着したオイ
ルを除去しているので、感光体1のオイル汚染を防止す
ることが可能になる。これにより、オイル汚染による劣
化のない高品質の画像を得ることができる。
【0060】ここで、図3に示すように、カラーレーザ
プリンタ等のようにトナー像が一時的に転写される中間
転写体(被転写体)30が設けられている場合には、感
光体クリーニング手段として、クリーニングブレード2
7の代わりにクリーニングブラシ31を用いることがで
きる。
【0061】なお、この場合も、前述と同様にクリーニ
ングブラシ31を感光体1に接触させた状態で感光体1
を回転させてオイルの除去を行う。そして、そのとき、
中間転写体30を感光体1に対し周速差をもたせて当接
させることにより、より効果的にオイルの除去を行うこ
とができる。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、印字動
作に先立って感光体の表面に付着したオイルを除去して
いるので、感光体のオイル汚染を防止することが可能に
なるという有効な効果が得られる。
【0063】これにより、オイル汚染による劣化のない
高品質の画像を得ることが可能になるという有効な効果
が得られる。
【0064】印字動作終了時に感光体の全面にトナーを
付着させておけば、現像ローラから感光体へのオイルの
移行を抑制することが可能になるという有効な効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における画像形成装置の
構成を示す概略図
【図2】図1の要部を示す説明図
【図3】本発明の他の実施の形態における画像形成装置
の要部を示す説明図
【符号の説明】
1 感光体 6 トナー供給ローラ 9 トナー 10 現像ローラ 18 記録紙(被転写体) 23 転写器(転写手段) 27 クリーニングブレード(感光体クリーニング手
段) 30 中間転写体(被転写体) 31 クリーニングブラシ(感光体クリーニング手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 ED02 ED08 ED17 ED24 ED26 ED27 ED28 EE02 EE03 EE04 EF02 EF04 EF07 EF11 2H029 CC08 CC10 2H032 AA02 BA07 2H034 BF00 CA04 2H077 AB04 AB13 AC04 AD02 AD06 AD13 AD17 AD23 AD35 AD36 AE03 AE04 EA14 FA01 FA13 FA16 FA22 FA25

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像が形成される感光体と、 所定の層厚に形成されたトナーを前記感光体に供給して
    前記静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現像ロー
    ラと、 前記現像ローラに接触配置され、この現像ローラにトナ
    ーを供給するトナー供給ローラと、 前記感光体上に形成された前記トナー像を被転写体上に
    転写する転写手段と、前記トナー像転写後に前記感光体
    上に残留している前記トナーを除去する感光体クリーニ
    ング手段とを備え、 印字動作に先立って前記感光体を回転させ、前記現像ロ
    ーラおよび前記感光体クリーニング手段により前記感光
    体の表面に付着したオイルを除去することを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記感光体クリーニング手段は、クリーニ
    ングブレードまたはクリーニングブラシであることを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記被転写体は前記感光体に形成された前
    記トナー像が一時的に中間転写体であり、前記現像ロー
    ラおよび前記感光体クリーニング手段に加えてこの中間
    転写体により前記感光体の表面に付着したオイルを除去
    することを特徴とする請求項1または2記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】前記中間転写体は、前記感光体に対して周
    速差をもって回転することを特徴とする請求項3記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記感光体の回転によるオイル除去は、電
    源投入後のウォームアップ時間、または電源が投入され
    た状態における所定時間経過後の印字再開時に行われる
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】印字動作終了時に、前記感光体の全面に現
    像を行って前記トナーを付着させておくことを特徴とす
    る請求項1〜5の何れか一項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7002167B2 (en) 2002-09-30 2006-02-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Charged-particle beam writer
JP2010224394A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Ricoh Co Ltd クリーニング装置及び画像形成装置
US7991309B2 (en) 2008-06-16 2011-08-02 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus
US8290382B2 (en) 2009-03-23 2012-10-16 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus

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