JP2002156827A - 非磁性一成分現像装置 - Google Patents

非磁性一成分現像装置

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JP2002156827A
JP2002156827A JP2000352226A JP2000352226A JP2002156827A JP 2002156827 A JP2002156827 A JP 2002156827A JP 2000352226 A JP2000352226 A JP 2000352226A JP 2000352226 A JP2000352226 A JP 2000352226A JP 2002156827 A JP2002156827 A JP 2002156827A
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Japan
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roller
toner
developing
magnetic
metal pipe
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JP2000352226A
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English (en)
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Tetsuhiro Tsuru
哲浩 津留
Hideki Yasuda
秀樹 安田
Naoki Yamaguchi
直樹 山口
Yuzo Kawano
裕三 川野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー薄層を均一にできるトナー薄層化ロー
ラの構成において、シャフトに印加したバイアス電圧が
トナー薄層化ローラ表面にかかるようにすることを目的
とする。 【解決手段】 現像ローラ5と、トナー薄層化ローラ2
7と、感光体1と、現像バイアス電圧供給電源12と、
トナー薄層化バイアス電圧供給電源26とを備えた非磁
性一成分接触現像装置であって、トナー薄層化ローラ2
7の構成は金属シャフト27aと弾性体27bから成る
弾性ローラの外周を金属パイプ27cで覆ったものであ
り、弾性ローラの電気抵抗値を現像ローラ5の電気抵抗
値の10倍以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナー薄層化ロー
ラの表面に十分な電位を発生させることができる非磁性
一成分現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子写真装置は乾式トナーを
使用する機器が主流を占め、多くの複写機、レーザプリ
ンタ、普通紙ファクシミリ等として実用化され、めざま
しい発展をとげている。この電子写真装置は電子写真プ
ロセス技術を応用した機器であり、感光体上に形成され
た静電潜像をトナー粒子により顕像化するものである。
このような電子写真装置に用いられる現像装置として、
最近では装置の小型化、低コスト化に有利な非磁性一成
分現像装置を用いたものが普及しつつある。以下に、従
来の非磁性一成分現像装置を用いた電子写真装置の構成
および動作について図を用いて説明する。
【0003】図9は従来の非磁性一成分現像装置を有す
る電子写真装置を示す概略断面図である。図9におい
て、1は矢印D方向に回転する感光体、2は帯電器、2
aは帯電線、2bはシールド板、2cはグリッド板、3
は露光光学系、4は露光光線、5はシャフト5aを有し
て矢印C方向に回転する現像ローラ、6はシャフト6a
を有して矢印B方向に回転するトナー供給ローラ、7は
金属ばね板部材7aとトナー薄層化部材7bとから構成
されたトナー薄層化ブレード、8はブレードホルダ、9
は現像ホッパ、10はトナー、11はトナー攪拌部材、
12は現像バイアス電圧供給電源、13は除電器、14
は用紙カセット、15は用紙、16は給紙ローラ、17
は搬送ローラ、18はレジストローラ、19はレジスト
ローラ18に当接されている従動ローラ、20はシャフ
ト20aを持つ転写ローラ、21は定着器、22はヒー
トローラ、23は加圧ローラ、24は転写バイアス電圧
供給電源、25はクリーニングブレード、26はトナー
供給バイアス電圧供給電源である。
【0004】感光体1は、アルミニウム等の金属ドラム
を基材とし、その外周面上にセレン(Se)あるいは有
機光導電体(OPC)等の感光受容層を薄膜状に塗布し
て形成されている。静電潜像担持体である感光体1に近
接して配設された帯電器2は、タングステンワイヤ等の
帯電線2aと金属製のシールド板2bとグリッド板2c
によって構成されている。帯電線2aはコロナ放電を起
こし、グリッド板2cを介して感光体1を一様に帯電す
る。露光光学系3から照射される露光光線4は、画像信
号をレーザ駆動回路(図示せず)により光強度変調やパ
ルス幅変調して得られ、感光体1上に静電潜像を形成す
る。
【0005】トナー供給ローラ6は、現像ホッパ9に両
端を回転自在に軸支されたトナー撹拌部材11により撹
拌、搬送されたトナー10をトナー担持体である現像ロ
ーラ5の表面に供給するもので、トナー薄層化バイアス
電圧供給電源26により直流または直流と交流を重畳し
たトナー供給バイアス電圧が印加されている。現像ロー
ラ5とトナー供給ローラ6とは接触配置され、共に、ス
テンレス等の金属を基材としてその外周面上にウレタ
ン、シリコン等の弾性部材が層状に形成され、現像ホッ
パー9の両端に回転軸支されている。
【0006】トナー供給ローラ6により供給されてきた
トナー10は、トナー薄層化ブレード7により摩擦帯電
されて、現像ローラ5の外周面上に薄層状態を形成す
る。現像ローラ5は、感光体1と接触状態であり、現像
バイアス電圧供給電源12より印加される直流の現像バ
イアス電圧により、感光体1上の静電潜像が形成された
部分にトナー10を転移付着させて、静電潜像を顕像化
する。
【0007】トナー薄層化ブレード7は、金属ばね板部
材7aと現像ローラ5上に接触するトナー薄層化部材7
bから成り、トナー薄層化部材7bは金属ばね板部材7
aの一端にシリコンまたはウレタン等の弾性部材を一体
形成したものである。ブレードホルダ8はトナー薄層化
ブレード7をねじ止めにて固定する。トナー撹拌部材1
1はトナー供給ローラ6の回転とともに円の軌跡を描
き、現像ホッパー9内に収容されたトナー10の凝集を
防ぐとともに、トナー10をトナー供給ローラ6の方へ
搬送する。
【0008】用紙カセット14に収納されている用紙1
5は、用紙カセット14から、半月形をした給紙ローラ
16によって1枚ずつ搬送ローラ17へ送り出される。
送り出された記録シートである用紙15は搬送ローラ1
7によって矢印Aで示した方向へ搬送される。従動ロー
ラ19に当接するレジストローラ18は、用紙15と感
光体1上に形成されたトナー像とを一致させるために一
時的に用紙15を停止待機させるものである。
【0009】転写ローラ20は、ステンレス等の金属を
基材としてその外周面上に弾性部材が層状に形成され、
感光体1と当接して回転軸支されている。感光体1の回
転にともなってトナー像が転写ローラ20と感光体1の
当接部に到達すると、トナー像とタイミングを合わせて
用紙15もこの当接部に到達し、このとき、転写ローラ
20の金属製のシャフト20aへ転写バイアス電圧供給
電源24からの高電圧を印加することによって、用紙1
5の裏面にトナー10と逆極性の電荷を付与し、感光体
1上のトナー像を用紙15上に転写する。
【0010】次に、用紙15を図中の左方へ送り、用紙
15上に転写されたトナー像をヒートローラ22と加圧
ローラ23との挟持回転に伴い加圧と熱によって定着す
る。一方、トナー像を用紙15上に転写した後の感光体
1は、クリーニングブレード25により転写残トナーが
掻き落とされ、除電器13により光が照射されて除電さ
れ、次のプロセスに備える。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子写真装置の非磁性一成分現像装置では、トナー
10の帯電を部材の摩擦によって行うため、印字速度が
大きくなるとトナー10に対するストレスが増大するこ
とにより、現像ローラ5とトナー薄層化ブレードとの接
触部においてトナー10が凝集し、最終的にはトナー薄
層化ブレード7表面にトナー10が固着するという問題
点を有する。
【0012】また、定着工程において、用紙15上のト
ナー10がヒートローラ22表面に転移するオフセット
現象防止のため、加熱時に十分に溶融するような低分子
量のポリエチレン、ポリプロピレン等のワックスをトナ
ーに添加してもトナー10の凝集性を増加させ、同様の
問題を有する。
【0013】これら問題点を解決するためには、トナー
薄層化ブレード7に代わり、回動するローラを現像ロー
ラ5に接触配置して現像ローラ5上にトナー層を形成す
るトナー薄層化ローラ方式が有効である。
【0014】更に、トナー薄層化ローラ方式はバイアス
電圧を印加し現像ローラとの間に電位差を持たせること
によって、現像ローラ上トナー量とトナー帯電量を安定
して制御できるという特徴も有する。
【0015】一般に、トナー薄層化ローラは金属などの
剛体で構成され、その両端部に荷重を加えて現像ローラ
軸方向全長にわたってトナーを規制する。ところが、両
端部のみに荷重を加えるため、トナー薄層化ローラに僅
かながら撓みが発生し、中央部の現像ローラに対する荷
重が小さくなることによって現像ローラ上トナー付着量
に差が生じ、画像に濃度のムラが発生する。この課題に
対しては、トナー薄層化ローラを金属シャフトと弾性体
から成る弾性ローラの外周を金属パイプで覆った構成と
することによって、シャフト両端にかかる荷重を弾性体
で吸収し、現像ローラに対し金属パイプ全長にわたって
均一な荷重を発生させることが可能となる。
【0016】しかし、トナー薄層化ローラをこのような
構成にした場合、トナー薄層化ローラに対するバイアス
電圧印加方法が問題となる。一般的な方法であるシャフ
トに対する印加では、シャフトと金属パイプとは弾性体
を介してのみ接触しているため、弾性体が絶縁体、若し
くは高抵抗体であった場合、トナー薄層化ローラ表面に
十分な電位が発生しないことになる。また、接触子から
金属パイプ表面に直接印加する方法は、トナー付着によ
る汚れ、接触子の磨耗、金属パイプ接触部分の磨耗など
が発生し、バイアス印加の安定性に欠ける。
【0017】本発明は、トナー薄層化ローラを金属シャ
フトと弾性体から成る弾性ローラの外周を金属パイプで
覆った構成とした場合にも、トナー薄層化ローラの表面
に十分な電位を発生させることができる非磁性一成分現
像装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために本発明の非磁性一成分現像装置は、非磁性一成
分現像剤のトナー層を表面に形成する現像ローラと、前
記現像ローラ上のトナーを規制し薄層を形成するトナー
薄層化ローラと、前記現像ローラに接触して配設された
静電潜像が形成される静電潜像担持体とを備えた非磁性
一成分接触現像装置であって、トナー薄層化ローラの構
成は金属シャフトと弾性体から成る弾性ローラの外周を
金属パイプで覆ったものであり、前記弾性ローラの電気
抵抗値を前記現像ローラの電気抵抗値の10倍以下とし
たものである。
【0019】本発明においては、金属シャフトと金属パ
イプを電気的に導通させる手段としてコイルばねや板状
ばねを用いた構成とすることができる。
【0020】本発明によれば、金属シャフトにバイアス
電圧を印加しても金属パイプ表面に十分な電位を発生さ
せることが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、非磁性
一成分現像剤のトナー層を表面に形成する現像ローラ
と、現像ローラ上のトナーを規制し薄層を形成するトナ
ー薄層化ローラと、現像ローラに接触して配設された静
電潜像が形成される静電潜像担持体とを備えた非磁性一
成分接触現像装置であって、トナー薄層化ローラの構成
は金属シャフトと弾性体から成る弾性ローラの外周を金
属パイプで覆ったものであり、弾性ローラの電気抵抗値
を現像ローラの電気抵抗値の10倍以下とした非磁性一
成分現像装置であって、金属シャフトにバイアス電圧を
印加しても金属パイプ表面に十分な電位を発生させるこ
とができるという作用を有する。
【0022】請求項2に記載の発明は、非磁性一成分現
像剤のトナー層を表面に形成する現像ローラと、現像ロ
ーラ上のトナーを規制し薄層を形成するトナー薄層化ロ
ーラと、現像ローラに接触して配設された静電潜像が形
成される静電潜像担持体と、を備えた非磁性一成分接触
現像装置であって、トナー薄層化ローラの構成は金属シ
ャフトと弾性体から成る弾性ローラの外周を金属パイプ
で覆ったものであり、金属シャフトと金属パイプを電気
的に導通させる手段としてコイルばねを用いた非磁性一
成分現像装置であって、金属シャフトにバイアス電圧を
印加しても金属パイプ表面に十分な電位を発生させるこ
とができるという作用を有する。
【0023】請求項3に記載の発明は、非磁性一成分現
像剤のトナー層を表面に形成する現像ローラと、現像ロ
ーラ上のトナーを規制し薄層を形成するトナー薄層化ロ
ーラと、現像ローラに接触して配設された静電潜像が形
成される静電潜像担持体と、を備えた非磁性一成分接触
現像装置であって、トナー薄層化ローラの構成は金属シ
ャフトと弾性体から成る弾性ローラの外周を金属パイプ
で覆ったものであり、金属シャフトと金属パイプを電気
的に導通させる手段として板状ばねを用いた非磁性一成
分現像装置であって、金属シャフトにバイアス電圧を印
加しても金属パイプ表面に十分な電位を発生させること
ができるという作用を有する。
【0024】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態における非磁性一成分接触現像装置を用いた電子写真
装置の構成を示す概略図である。なお、従来の技術の図
9と同じ構成部材については同一の符号を付して説明を
省略する。
【0025】図中、27は現像ローラ5に当接され押圧
することにより現像ローラ5上のトナー量を規制して現
像ローラ5上にトナー層を形成するトナー薄層化ロー
ラ、26はトナー薄層化ローラ27に接続されトナー薄
層化バイアス電圧をトナー薄層化ローラ27に印加する
トナー薄層化バイアス電圧供給電源、矢印Bはトナー供
給ローラ6の回転方向、矢印Cは現像ローラ5の回転方
向、矢印Dは感光体1の回転方向、矢印Eはトナー薄層
化ローラ27の回転方向である。なお、28はトナー薄
層化ローラ27の周面に接触するスクレーパである。
【0026】現像ローラ5は、金属製のシャフト5aを
基材としてその外周面上に導電性弾性部材であるシリコ
ンゴムを形成した単層構成である。現像ローラ5のシャ
フト5aには、定電圧電源である現像バイアス電圧供給
電源12が接続されている。ここで、現像ローラ5のゴ
ム硬度は30度〜60度の範囲がクリープの防止や打痕
防止の点で好ましく、また、表面粗度は表面の平滑性が
高い方がトナー薄層の形成において均一化が図れるた
め、1μmRz〜7μmRzが好ましい。実施の形態に
おける現像ローラ5は、ゴム硬度が40度、表面粗度が
2μmRzである。
【0027】トナー供給ローラ6は、金属製のシャフト
6aを基材としてその外周面上に発泡体を形成したもの
であり、実施の形態においては、トナー供給ローラ6と
現像ローラ5とのニップ幅は2mmである。
【0028】トナー薄層化ローラ27は、図2に本発明
の実施の形態1におけるトナー薄層化ローラに示すよう
にシャフト27a、弾性層27b、金属パイプ27cか
ら成り、シャフト27aにトナー薄層化バイアス電圧供
給電源26が接続されている。ここで、金属パイプ27
cの外周面の表面粗度は、表面の平滑性が高い方がトナ
ー薄層の形成において均一化が図れるため、表面粗度
0.1μmRz〜5μmRzの範囲が好ましい。実施の
形態における金属パイプ27cは、表面粗度が0.5μ
mRzである。また、回転方向は現像ローラ5と同方向
でありトナー10を現像器内に回収する方向である。
【0029】なお、感光体1、現像ローラ5、トナー供
給ローラ6及びトナー薄層化ローラ27は各々の接触部
において常時接触した状態で配設されている。
【0030】トナー10は非磁性一成分系トナーであ
り、ポリエステル樹脂にカーボン、ワックス、帯電制御
剤等を均一分散させたものである。
【0031】転写ローラ20は、金属製のシャフト20
aの周囲に導電性発泡体を形成したものであり、シャフ
ト20aには定電流電源である転写バイアス電圧供給電
源24が接続されている。
【0032】以上、説明した非磁性一成分現像装置を用
いた電子写真装置において、シャフト27a、弾性体2
7bから構成される弾性ローラの電気抵抗値を102Ω
から108Ωまで変化させ、金属パイプの電圧を測定し
た。現像ローラ5の抵抗値は104Ωと106Ω、現像バ
イアス電圧は−200V、トナー薄層化バイアス電圧は
−300Vと−700Vに設定した。ここで各ローラの
抵抗値は、ローラを接地した金属板に一定の荷重で押し
当て、シャフト27aに電圧100Vを印加して流れる
電流から求めたものである。
【0033】結果を図3に本発明の実施の形態1におけ
る弾性ローラの抵抗値と金属パイプの電位の関係図とし
て、図4に本発明の実施の形態1における弾性ローラの
抵抗値と金属パイプの電位の関係図として示す。図示の
ように、弾性ローラの抵抗値が大きくなるにしたがっ
て、金属パイプ27cの電圧が小さくなるのがわかる。
現像ローラ5と弾性ローラの関係は、現像ローラ5の抵
抗と弾性ローラの抵抗の直列接続と考えられるため、両
方の抵抗値が等しい場合にシャフト27aに印加したバ
イアス電圧の約1/2の電圧が金属パイプ27cにかか
り、現像ローラ5に対して弾性ローラの抵抗値が一桁大
きくなると金属パイプ27cにかかる電圧は約1/10
となる。現像ローラ5とトナー薄層化ローラ27の間に
は、50V〜200V程度の電位差が必要であるから、
弾性ローラの抵抗値が現像ローラ5の抵抗値の10倍以
上になると、電源容量の問題などから現実的には適正な
電位差を発生させることが困難となる。
【0034】(実施の形態2)次に、図5に本発明の実
施の形態2におけるトナー薄層化ローラの斜視図とし
て、図6に本発明の実施の形態2におけるコイルばねの
装着方法を示した斜視図として示した構成のトナー薄層
化ローラ27について説明する。
【0035】トナー薄層化ローラ27は、シャフト27
a、弾性体27b、金属パイプ27c、コイルばね27
dから成り、図6中のコイルばね27dが矢印Fの方向
に装着され、シャフト27aと金属パイプ27cとがコ
イルばね27dを介して直接電気的に接続されている。
このような構成では、シャフト27aと金属パイプ27
cは弾性体27bの変形に応じてお互い自在に動くこと
ができるためトナー薄層化ローラ27の撓みの問題も解
決でき、且つ実施の形態1と異なりローラの抵抗値がい
くつであっても十分な電圧を金属パイプ27cに印加す
ることができる。
【0036】(実施の形態3)次に、図7、図8に示し
た構成のトナー薄層化ローラ27について説明する。
【0037】トナー薄層化ローラ27は、シャフト27
a、弾性体27b、金属パイプ27c、板状ばね27e
から成り、図8中の板状ばね27eが矢印Gの方向に装
着され、シャフト27aと金属パイプ27cとが板状ば
ね27eを介して直接電気的に接続されている。このよ
うな構成においても実施の形態2の場合と同様に、シャ
フト27aと金属パイプ27cは弾性体27bの変形に
応じてお互い自在に動くことができるためトナー薄層化
ローラ27の撓みの問題も解決でき、且つ実施の形態1
と異なりローラの抵抗値がいくつであっても十分な電圧
を金属パイプ27cに印加することができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、シャフ
トと弾性体からなる弾性ローラを金属パイプで覆ってト
ナー薄層化ローラを構成し、弾性ローラの抵抗値を現像
ローラの抵抗値の10倍以下とすることにより、シャフ
トにトナー薄層化バイアス電圧を印加しても金属パイプ
に十分な電圧をかけることができるという有効な効果が
得られる。
【0039】また、シャフトと弾性体からなる弾性ロー
ラを金属パイプで覆ってトナー薄層化ローラを構成し、
コイルばねを用いてシャフトと金属パイプを電気的に導
通させることにより、シャフトにトナー薄層化バイアス
電圧を印加しても金属パイプに十分な電圧をかけること
ができるという有効な効果が得られる。
【0040】また、シャフトと弾性体からなる弾性ロー
ラを金属パイプで覆ってトナー薄層化ローラを構成し、
板状ばねを用いてシャフトと金属パイプを電気的に導通
させることにより、シャフトにトナー薄層化バイアス電
圧を印加しても金属パイプに十分な電圧をかけることが
できるという有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における非磁性一成分接触
現像装置を用いた電子写真装置の構成を示す概略図
【図2】本発明の実施の形態1におけるトナー薄層化ロ
ーラの斜視図
【図3】本発明の実施の形態1における弾性ローラの抵
抗値と金属パイプの電位の関係図
【図4】本発明の実施の形態1における弾性ローラの抵
抗値と金属パイプの電位の関係図
【図5】本発明の実施の形態2におけるトナー薄層化ロ
ーラの斜視図
【図6】本発明の実施の形態2におけるコイルばねの装
着方法を示した斜視図
【図7】本発明の実施の形態3におけるトナー薄層化ロ
ーラの斜視図
【図8】本発明の実施の形態3における板状ばねの装着
方法を示した斜視図
【図9】従来の非磁性一成分現像装置を用いた電子写真
装置の構成を示す概略図
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電器 2a 帯電線 2b シールド板 2c グリッド板 3 露光光学系 4 露光光線 5 現像ローラ 5a,6a シャフト 6 トナー供給ローラ 7 トナー薄層化ブレード 7a 金属ばね板部材 7b トナー薄層化部材 8 ブレードホルダ 9 現像ホッパ 10 トナー 11 トナー攪拌部材 12 現像バイアス電圧供給電源 13 除電器 14 用紙カセット 15 用紙 16 給紙ローラ 17 搬送ローラ 18 レジストローラ 19 従動ローラ 20 転写ローラ 20a シャフト 21 定着器 22 ヒートローラ 23 加圧ローラ 24 転写バイアス電圧供給電源 25 クリーニングブレード 26 トナー薄層化バイアス電圧供給電源 27 トナー薄層化ローラ 27a シャフト 27b 弾性体 27c 金属パイプ 27d コイルばね 27e 板状ばね 28 スクレーパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 直樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 川野 裕三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AD06 AD14 AD17 EA14 FA12 FA16 FA21 3J103 AA02 AA14 AA33 AA37 AA69 AA74 FA06 FA14 GA02 GA52 HA01 HA03 HA04 HA05 HA06 HA12 HA20 HA31 HA53

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性一成分現像剤のトナー層を表面に形
    成する現像ローラと、前記現像ローラ上のトナーを規制
    し薄層を形成するトナー薄層化ローラと、前記現像ロー
    ラに接触して配設された静電潜像が形成される静電潜像
    担持体とを備えた非磁性一成分接触現像装置であって、
    前記トナー薄層化ローラの構成は金属シャフトと弾性体
    から成る弾性ローラの外周を金属パイプで覆ったもので
    あり、前記弾性ローラの電気抵抗値を前記現像ローラの
    電気抵抗値の10倍以下とすることを特徴とする非磁性
    一成分現像装置。
  2. 【請求項2】非磁性一成分現像剤のトナー層を表面に形
    成する現像ローラと、前記現像ローラ上のトナーを規制
    し薄層を形成するトナー薄層化ローラと、前記現像ロー
    ラに接触して配設された静電潜像が形成される静電潜像
    担持体と、を備えた非磁性一成分接触現像装置であっ
    て、前記トナー薄層化ローラの構成は金属シャフトと弾
    性体から成る弾性ローラの外周を金属パイプで覆ったも
    のであり、前記金属シャフトと前記金属パイプを電気的
    に導通させる手段としてコイルばねを用いることを特徴
    とする非磁性一成分現像装置。
  3. 【請求項3】非磁性一成分現像剤のトナー層を表面に形
    成する現像ローラと、前記現像ローラ上のトナーを規制
    し薄層を形成するトナー薄層化ローラと、前記現像ロー
    ラに接触して配設された静電潜像が形成される静電潜像
    担持体と、を備えた非磁性一成分接触現像装置であっ
    て、前記トナー薄層化ローラの構成は金属シャフトと弾
    性体から成る弾性ローラの外周を金属パイプで覆ったも
    のであり、前記金属シャフトと前記金属パイプを電気的
    に導通させる手段として板状ばねを用いることを特徴と
    する非磁性一成分現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017081905A1 (ja) * 2015-11-09 2018-03-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 像担持体ユニットおよびそれを備えた画像形成装置

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