JPH11352759A - 非磁性一成分現像装置 - Google Patents

非磁性一成分現像装置

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JPH11352759A
JPH11352759A JP6974399A JP6974399A JPH11352759A JP H11352759 A JPH11352759 A JP H11352759A JP 6974399 A JP6974399 A JP 6974399A JP 6974399 A JP6974399 A JP 6974399A JP H11352759 A JPH11352759 A JP H11352759A
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JP
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voltage
roller
toner
developing
toner supply
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Application number
JP6974399A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Shimazaki
大充 島崎
Tetsuhiro Tsuru
哲浩 津留
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像バイアス電圧を変化させて画像濃度を調
整する非磁性一成分現像装置を用いた電子写真装置にお
いて、画像先端の濃度低下や画像後端の濃度低下、現像
ムラを防止することを目的とする。 【解決手段】 トナー供給ローラ6に交流と直流の重畳
電圧である振動電圧のトナー供給バイアス電圧を印加
し、現像バイアス電圧の変化に応じてトナー供給バイア
ス電圧の直流電圧を変化させ、現像バイアス電圧をV
B、トナー供給バイアス電圧の直流電圧をVSR、交流
電圧のピーク間電圧をVPP、周波数をf、現像ローラ
5とトナー供給ローラ6の接触部における相対速度を
v、現像ローラ5とトナー供給ローラ6とのニップ幅を
lとすると、100V ≦|VB|≦|VSR|の関係、
2(|VSR−VB|+50)≦|VPP|≦2|VS
R|の関係、f≧v/lの関係とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真装置や静
電記録装置において、現像剤として非磁性トナーのみを
用いた非磁性一成分現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子写真装置は乾式トナーを
使用する機器が主流を占め、多くの複写機、レーザプリ
ンタ、普通紙ファクシミリ等として実用化されめざまし
い発展をとげている。この電子写真装置は電子写真プロ
セス技術を応用した機器であり、感光体上に形成された
静電潜像をトナー粒子により顕像化するものである。
【0003】この電子写真装置に用いられる現像装置に
おいて、最近では装置の小型化、低コスト化に有利な非
磁性一成分現像装置を用いたものが普及しつつある。
【0004】以下に図面を参照しながら従来の非磁性一
成分現像装置を用いた電子写真装置の構成及び動作につ
いて説明する。図2は従来の非磁性一成分現像装置を用
いた電子写真装置の構成図である。
【0005】図2において、1は感光体で、感光受容層
を薄膜状に塗布して形成されている。静電潜像担持体で
ある感光体1に近接して配設された帯電器2は、タング
ステンワイヤ等の帯電線2aと金属製のシールド板2b
およびグリッド板2cによって構成されている。帯電線
2aがコロナ放電を起こしグリッド板2cを介して感光
体1を一様に帯電する。露光光学系3から照射される露
光光線4は、画像信号をレーザ駆動回路により光強度変
調やパルス幅変調して得られ、感光体1上に静電潜像を
形成する。
【0006】6はトナー撹拌部材11により撹拌、搬送
されたトナー10をトナー担持体である現像ローラ5の
表面に供給するトナー供給ローラで、トナー供給バイア
ス電源26によりトナー供給バイアス電圧が印加されて
いる。このトナー供給バイアス電圧を直流と交流の重畳
電圧とすることで、現像ローラ5へのトナー搬送と未消
費トナーの掻き落としを同時且つ効果的に行うことが可
能であり、画像先端濃度の低下と画像後端濃度の低下と
を同時に解消することができる。現像ローラ5とトナー
供給ローラ6は接触配置され、現像ローラ5はステンレ
ス等の金属を基材としてその外周面上に弾性部材が層状
に形成され、現像ホッパー9の両端に回転軸支されてい
る。5a,6aはシャフトである。
【0007】トナー供給ローラ6により供給されてきた
トナー10は、トナー規制ブレード7により摩擦帯電さ
れて、現像ローラ5の外周面上に薄層状態を形成する。
現像ローラ5は感光体1と接触または近接状態であり、
現像バイアス電圧電源12より印加されるバイアス電圧
により感光体1上の静電潜像が形成された部分にトナー
10を転移付着させて静電潜像を顕像化する。
【0008】トナー規制ブレード7は、金属ばね板部材
7aと現像ローラ5上に接触するトナー規制部材7bか
ら成る。8はトナー規制ブレード7を固定するブレード
ホルダであり、ねじ止めにて取り付けられる。トナー撹
拌部材11はトナー供給ローラ6の回転とともに円の軌
跡を描き、現像ホッパー9内に収容されたトナー10の
凝集を防ぐとともに、トナー10をトナー供給ローラ6
の方へ搬送する。
【0009】用紙カセット14に収納されている用紙1
5は用紙カセット14から給紙ローラ16によって1枚
ずつ搬送ローラ17へ送り出される。送り出された用紙
15は搬送ローラ17によって矢印Aで示した方向へ搬
送される。18は用紙15と感光体1上に形成されたト
ナー像とを一致させるため、一時的に用紙15を停止待
機させるためのレジストローラであり、従動ローラ19
に当接されている。転写ローラ20は感光体1と当接し
て回転軸支されている。感光体1の回転にともなってト
ナー像が転写ローラ20と感光体1の当接部に到達する
と、トナー像とタイミングを合わせて用紙15もこの当
接部に到達し、このとき転写ローラ20の金属シャフト
20aへ転写バイアス電源24からの高電圧を印加する
ことによって用紙15の裏面にトナー10と逆極性の電
荷を付与し、感光体1上のトナー像を用紙15上に転写
する。次に、用紙15は図中の左方へ送られ、内部に熱
源を有するヒートローラ22と加圧ローラ23で構成さ
れた定着器21によって、用紙15上に転写されたトナ
ー像をヒートローラ22と加圧ローラ23の挟持回転に
伴い、加圧と熱によって定着する。一方、トナー像が用
紙15上に転写された後の感光体1は、クリーニングブ
レード50により転写残トナーが掻き落とされ、除電器
13により光が照射されて除電され次のプロセスに備え
る。
【0010】このような電子写真装置においては、環境
や経時変化などにより画像濃度が変動するという問題が
あるため、自動、若しくは手動により画像濃度を調整す
る画像濃度制御手段28が設けられ、画像濃度制御手段
28は現像バイアス電圧制御手段27に信号を送り現像
ローラ5に印加する現像バイアス電圧を変化させて最適
な画像濃度に調整する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のような電子
写真装置において、画像濃度を調整するために現像バイ
アス電圧のみを変化させた場合、現像ローラ5とトナー
供給ローラ6との電位差も変化する。トナー供給ローラ
6に印加している直流と交流の重畳電圧は、現像ローラ
5へのトナー10の供給と現像ローラ5上の未消費のト
ナー10の掻き落としを同時に行うためのもので、トナ
ー10の供給が不足すると全面高濃度画像を出力した場
合に画像後端の濃度が低下し、未消費のトナー10の掻
き落としが不十分だと現像ローラ5上のトナー10が複
数回トナー規制ブレード7を通過するため帯電量が上昇
し画像先端の濃度が低下する。よって現像バイアスを変
化させ、現像ローラ5とトナー供給ローラ6との電位差
が変化すると、トナー10の供給と未消費のトナー10
の掻き落としのどちらか一方が不十分になり、画像品質
が低下する。
【0012】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、画像濃度を調整するために現像バイアス電圧を変化
させた場合でも高品質の画像を形成することができる非
磁性一成分現像装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、現像バイアス電圧を変化させて画像濃度を
制御する手段とトナー供給バイアス電圧の直流電圧を変
化させる手段とを備え、現像バイアス電圧の変化に応じ
てトナー供給バイアス電圧の直流電圧を変化させるよう
にしたもので、非磁性一成分現像装置において画像先端
の濃度低下や画像後端の濃度低下を防止することができ
る。
【0014】また、現像バイアス電圧をVB、トナー供
給バイアス電圧の直流電圧をVSRとすると、100V
≦|VB|≦|VSR|の関係を満たすようにしたもの
で、非磁性一成分現像装置において画像先端の濃度低下
や画像後端の濃度低下をより確実に防止することができ
る。また、現像バイアス電圧をVB、前記トナー供給バ
イアス電圧の直流電圧をVSR、前記トナー供給バイア
ス電圧の交流電圧のピーク間電圧をVPPとすると、2
(|VSR−VB|+50)≦|VPP|≦2|VSR
|の関係を満たすようにしたもので、非磁性一成分現像
装置において画像先端の濃度低下や画像後端の濃度低下
をより確実に防止することができる。
【0015】また、トナー供給バイアス電圧の交流電圧
の周波数をf〔Hz〕、現像ローラとトナー供給ローラ
の接触部における相対速度をv〔mm/sec〕、現像
ローラとトナー供給ローラとのニップ幅をl〔mm〕と
すると、f≧v/lの関係を満たすようにしたもので、
交流電圧の周波数に起因する周期的な現像ムラを防止す
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、非磁性一成分のトナー層を表面に形成する現像ロー
ラと、この現像ローラに接触配置し現像ローラにトナー
を供給する導電性部材で構成されたトナー供給ローラ
と、現像ローラ上のトナーを規制し薄層を形成するトナ
ー規制ブレードからなり、静電潜像担持体上の静電潜像
にトナーを付着させ可視像化する非磁性一成分現像装置
であって、現像ローラに直流の現像バイアス電圧を印加
する手段と、トナー供給ローラに交流と直流の重畳電圧
であるトナー供給バイアス電圧を印加する手段と、現像
バイアス電圧を変化させて画像濃度を制御する手段と、
トナー供給バイアス電圧の直流電圧を変化させる手段と
を備え、現像バイアス電圧の変化に応じてトナー供給バ
イアス電圧の直流電圧を変化させるようにしたものであ
り、非磁性一成分現像装置において画像先端の濃度低下
や画像後端の濃度低下を防止することができる。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、現像バイアス電圧をVB、トナー供給バ
イアス電圧の直流電圧をVSRとすると、100V≦|
VB|≦|VSR|の関係を満たすようにしたものであ
り、非磁性一成分現像装置において画像先端の濃度低下
や画像後端の濃度低下をより確実に防止することができ
る。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、現像バイアス電圧をVB、トナ
ー供給バイアス電圧の直流電圧をVSR、トナー供給バ
イアス電圧の交流電圧のピーク間電圧をVPPとする
と、2(|VSR−VB|+50)≦|VPP|≦2|
VSR|の関係を満たすようにしたものであり、非磁性
一成分現像装置において画像先端の濃度低下や画像後端
の濃度低下をより確実に防止することができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、トナー供給バイアス電圧の交流電圧の周
波数をf〔Hz〕、現像ローラとトナー供給ローラの接
触部における相対速度をv〔mm/sec〕、現像ロー
ラとトナー供給ローラとのニップ幅をl〔mm〕とする
と、f≧v/lの関係を満たすようにしたものであり、
交流電圧の周波数に起因する周期的な現像ムラを防止す
ることができる。
【0020】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。図1は本発明の一実施の形態による非磁性一成分現
像装置を用いた電子写真装置の構成図である。
【0021】図1において、1は感光体であり、アルミ
ニウム等の金属ドラムを基材とし、その外周面上にセレ
ン(Se)あるいは有機光導電体(以下、OPCとい
う)等の感光受容層を薄膜状に塗布して形成されてい
る。静電潜像担持体である感光体1に近接して配設され
た帯電器2は、タングステンワイヤ等の帯電線2aと金
属製のシールド板2bおよびグリッド板2cによって構
成されている。帯電線2aがコロナ放電を起こしグリッ
ド板2cを介して感光体1を一様に帯電する。露光光学
系3から照射される露光光線4は、画像信号をレーザ駆
動回路により光強度変調やパルス幅変調して得られ、感
光体1上に静電潜像を形成する。
【0022】6は現像ホッパー9に両端を回転自在に軸
支されたトナー撹拌部材11により撹拌、搬送されたト
ナー10をトナー担持体である現像ローラ5の表面に供
給するトナー供給ローラで、トナー供給バイアス電源2
5によりトナー供給バイアス電圧が印加されている。こ
のトナー供給バイアス電圧を直流と交流の重畳電圧とす
ることで、現像ローラ5へのトナー搬送と未消費トナー
の掻き落としを同時且つ効果的に行うことが可能であ
り、画像先端濃度の低下と画像後端濃度の低下とを同時
に解消することができる。現像ローラ5とトナー供給ロ
ーラ6は接触配置されている。
【0023】この現像ローラ5は、現像ホッパー9の両
端に回転軸支され、ステンレス等の金属製のシャフト5
aを基材としてその外周面上に導電性弾性部材であるシ
リコンゴムを形成した単層構成で抵抗値106Ωであ
る。現像ローラ5のシャフト5aには、定電圧電源であ
る現像バイアス電源12が接続されている。この現像ロ
ーラ5のゴム硬度は30〜60度の範囲が好ましく、ま
た表面粗さは表面の平滑性が高い方がトナー薄層形成に
おいて均一化が図れるため、7μmRz以下が好まし
い。本実施の形態において現像ローラ5は、ゴム硬度4
0度、表面粗さ3μmRzとした。
【0024】また、トナー供給ローラ6は、金属製のシ
ャフト6aの周囲に導電性発泡体を形成したもので抵抗
値106Ωであり、シャフト6aにはトナー供給バイア
ス電源25が接続されている。このトナー供給バイアス
電圧を直流と交流の重畳電圧とすることで、トナー供給
ローラ6は現像ホッパー9から供給されたトナー10を
現像ローラ5に供給すると共に、現像されずに残存した
現像ローラ5上のトナー10を掻き落とす機能を有す
る。トナー供給ローラ6と現像ローラ5とのニップ幅は
2mmである。
【0025】現像バイアス電源12とトナー供給バイア
ス電源25にはそれぞれ現像バイアス電圧制御手段27
とトナー供給バイアス電圧制御手段29とが接続され、
更に現像バイアス電圧制御手段27とトナー供給バイア
ス電圧制御手段29には画像濃度制御手段28が接続さ
れている。画像濃度制御手段28は操作パネル等から手
入力することにより現像バイアス電源12とトナー供給
バイアス電源25との出力電圧を、現像バイアス電圧の
変化に応じてトナー供給バイアス電圧の直流電圧が変化
するように変化させて、画像濃度を7段階変化させるこ
とができる。
【0026】トナー供給ローラ6により供給されてきた
トナー10は、トナー規制ブレード7により摩擦帯電さ
れて、現像ローラ5の外周面上に薄層状態を形成する。
現像ローラ5は感光体1と接触または近接状態であり、
現像バイアス電圧電源12より印加されるバイアス電圧
により感光体1上の静電潜像が形成された部分にトナー
10を転移付着させて静電潜像を顕像化する。
【0027】トナー規制ブレード7は、ステンレス板、
リン青銅板等の弾性を有する金属ばね板部材7aと、そ
の一端にトナー規制部材7bとして弾性部材であるゴム
硬度60度のウレタンゴムを一体成形したもので、ブレ
ードホルダ8にねじ止めされている。トナー規制部材7
bは現像ローラ5を線圧80g/cmで押圧し、現像ロ
ーラ5の表面にトナー層を形成する。本実施の形態のよ
うに非磁性一成分接触現像方式においては、現像ローラ
5上のトナー層は0.4〜0.6mg/cm2の範囲が
好ましい。
【0028】8はトナー規制ブレード7を固定するブレ
ードホルダであり、ねじ止めにて取り付けられる。
【0029】用紙カセット14に収納されている用紙1
5は用紙カセット14から半月形をした給紙ローラ16
によって1枚ずつ搬送ローラ17へ送り出される。送り
出された記録シートである用紙15は搬送ローラ17に
よって矢印Aで示した方向へ搬送される。18は用紙1
5と感光体1上に形成されたトナー像とを一致させるた
め、一時的に用紙15を停止待機させるためのレジスト
ローラであり、従動ローラ19に当接されている。
【0030】転写ローラ20は、ステンレス等の金属の
シャフト20aの周囲に導電性発泡体を形成したもので
抵抗値107Ωであり、シャフト20aには転写バイア
ス電源24が接続され、感光体1と当接して回転軸支さ
れている。転写バイアス電源24は定電流電源である。
【0031】感光体1、現像ローラ5及びトナー供給ロ
ーラ6の回転方向は図1に示す矢印方向となっており、
各接触部において摩擦接触の状態になっている。
【0032】感光体1の回転にともなってトナー像が転
写ローラ20と感光体1の当接部に到達すると、トナー
像とタイミングを合わせて用紙15もこの当接部に到達
し、このとき転写ローラ20の金属シャフト20aへ転
写バイアス電源24からの高電圧を印加することによっ
て用紙15の裏面にトナー10と逆極性の電荷を付与
し、感光体1上のトナー像を用紙15上に転写する。次
に、用紙15は図中の左方へ送られ、内部に熱源を有す
るヒートローラ22と加圧ローラ23で構成された定着
器21によって、用紙15上に転写されたトナー像をヒ
ートローラ22と加圧ローラ23の挟持回転に伴い、加
圧と熱によって定着する。一方、トナー像が用紙15上
に転写された後の感光体1は、クリーニングブレード5
0により転写残トナーが掻き落とされ、除電器13によ
り光が照射されて除電され次のプロセスに備える。
【0033】なお、ここで用いられているトナー10は
非磁性一成分系トナーであり、ポリエステル樹脂にカー
ボン、ワックス、帯電制御剤等を均一分散させたもので
ある。
【0034】ここで、現像バイアス電圧VBと、トナー
供給バイアス電圧の直流電圧VSRと、トナー供給バイ
アス電圧の交流電圧のピーク間電圧VPPと、トナー供
給バイアス電圧の直流電圧VSRと現像バイアスVBと
の電位差VSR−VBとを変化させて画像品質を評価し
た。
【0035】このときのトナー供給バイアスの交流電圧
の周波数fは300Hz、プロセス速度は76mm/s
ec、現像ローラ5の周速度は105mm/sec、ト
ナー供給ローラ6の周速度は75mm/secとした。
【0036】上記条件において、全面高濃度画像を得た
後、画像先端の濃度低下や画像後端の濃度低下を目視評
価した。評価は、○,△,×の3段階評価とし、結果を
(表1)に示す。
【0037】
【表1】
【0038】(表1)から明らかなように、現像バイア
ス電圧をVB、トナー供給バイアス電圧の直流電圧をV
SR、トナー供給バイアス電圧の交流電圧のピーク間電
圧をVPPとすると、100V≦|VB|≦|VSR|
の関係を満たすこと、2(|VSR−VB|+50)≦
|VPP|≦2|VSR|の関係を満たすことで、非磁
性一成分現像装置において画像先端の濃度低下や画像後
端の濃度低下を防止することができた。
【0039】さらに、100V≦|VB|≦|VSR|
の関係と2(|VSR−VB|+50)≦|VPP|≦
2|VSR|の関係とを同時に満たすことで、非磁性一
成分現像装置において画像先端の濃度低下や画像後端の
濃度低下をより確実に防止することができた。
【0040】次に、トナー供給バイアスの交流電圧の周
波数fと、現像ローラ5とトナー供給ローラ6の接触部
における相対速度vとを変化させて画像品質を評価し
た。vを変化させる手段としては、トナー供給ローラ6
の周速度を変化させることによって行った。
【0041】現像バイアスVBは−250V、トナー供
給バイアスの直流電圧VSRは−350V、トナー供給
バイアスの交流電圧のピーク間電圧VPPは500V、
プロセス速度は76mm/sec、現像ローラ5の周速
度は105mm/sec、トナー供給ローラ6と現像ロ
ーラ5とのニップ幅lは2mmとした。
【0042】上記条件において、全面高濃度画像を得た
後、交流電圧の周波数に起因する周期的な現像ムラを目
視評価した。評価は、○,△,×の3段階評価とし、結
果を(表2)に示す。
【0043】
【表2】
【0044】(表2)の結果から、v=180mm/s
ecの場合はf=90Hzで現像ムラが目立たなくな
り、f=120Hzでは全くなくなった。また、v=2
40mm/secの場合はf=120Hzで現像ムラが
目立たなくなり、f=150Hzで全くなくなった。こ
のように、現像ローラ5とトナー供給ローラ6の接触部
における相対速度vの違いによってトナー供給バイアス
の交流電圧の周波数fの適正値が異なることから、以下
のことが判明した。
【0045】トナー供給ローラ6が、現像ローラ5とト
ナー供給ローラ6のニップ幅lを通過する間に交流電圧
の周期が1以上ないと現像ローラ上トナー層にムラが生
じ、現像ムラが発生する。よって現像ムラが生じないた
めには、v/l≦fの関係を満たす必要がある。本実施
の形態では、現像ローラ5とトナー供給ローラ6とのニ
ップ幅は2mmであるから、v=180mm/secの
場合の周波数fの適正値は90Hz以上となる。
【0046】以上のように、トナー供給バイアス電圧の
交流電圧の周波数をf〔Hz〕、現像ローラとトナー供
給ローラの接触部における相対速度をv〔mm/se
c〕、現像ローラとトナー供給ローラとのニップ幅をl
〔mm〕とすると、f≧v/lの関係を満たすことで、
交流電圧の周波数に起因する周期的な現像ムラを防止す
ることができた。
【0047】本実施の形態では、画像濃度制御は操作パ
ネルからの手入力で行ったが、電子写真装置内に温度検
知素子、湿度検知素子、画像濃度検知素子などの各種検
知素子を設け、その検知信号より自動で画像濃度制御を
行った場合にも適用できる。また、トナー規制部材7b
として弾性部材であるウレタンゴムを使用したが、この
他にシリコンゴム,フッ素ゴム,アクリルゴム,ブタジ
エンゴム,EPDMゴム等の各種ゴム材、剛性部材であ
る各種樹脂材、また金属部材を用いても良い。但し、現
像ローラ5上のトナー付着量の経時変化を防ぐため、耐
摩耗特性が優れていることが好ましい。更に、現像ロー
ラ5に関しても弾性ローラに限る必要はなく、金属ロー
ラ、樹脂ローラであっても差し支えない。
【0048】また、トナー供給バイアス電圧の交流電圧
にはサイン波のほか、三角波、矩形波等を用いても好適
な結果が得られた。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、現像バイ
アス電圧を変化させて画像濃度を制御する手段とトナー
供給バイアス電圧の直流電圧を変化させる手段とを備
え、現像バイアス電圧の変化に応じてトナー供給バイア
ス電圧の直流電圧を変化させ、現像未消費トナーの掻き
落としとトナー供給を同時に行うことができるように設
定することにより、画像先端の濃度低下や画像後端の濃
度低下、現像ムラを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非磁性一成分現像装置を用いた電子写
真装置の構成図
【図2】従来の非磁性一成分現像装置を用いた電子写真
装置の構成図
【符号の説明】
5 現像ローラ 6 トナー供給ローラ 12 現像バイアス電源 25 トナー供給バイアス電源 27 現像バイアス電圧制御手段 28 画像濃度制御手段 29 トナー供給バイアス電圧制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性一成分のトナー層を表面に形成する
    現像ローラと、前記現像ローラに接触配置し該現像ロー
    ラにトナーを供給する導電性部材で構成されたトナー供
    給ローラと、前記現像ローラ上のトナーを規制し薄層を
    形成するトナー規制ブレードからなり静電潜像担持体上
    の静電潜像にトナーを付着させ可視像化する非磁性一成
    分現像装置であって、前記現像ローラに直流の現像バイ
    アス電圧を印加する手段と、前記トナー供給ローラに交
    流と直流の重畳電圧である振動電圧のトナー供給バイア
    ス電圧を印加する手段と、前記現像バイアス電圧を変化
    させて画像濃度を制御する手段と、前記トナー供給バイ
    アス電圧の直流電圧を変化させる手段とを備え、前記現
    像バイアス電圧の変化に応じて前記トナー供給バイアス
    の直流電圧を変化させることを特徴とする非磁性一成分
    現像装置。
  2. 【請求項2】前記現像バイアス電圧をVB、前記トナー
    供給バイアス電圧の直流電圧をVSRとすると、100
    V≦|VB|≦|VSR|の関係を満たすことを特徴と
    する請求項1記載の非磁性一成分現像装置。
  3. 【請求項3】前記現像バイアス電圧をVB、前記トナー
    供給バイアス電圧の直流電圧をVSR、前記トナー供給
    バイアス電圧の交流電圧のピーク間電圧をVPPとする
    と、2(|VSR−VB|+50)≦|VPP|≦2|
    VSR|の関係を満たすことを特徴とする請求項1また
    は2記載の非磁性一成分現像装置。
  4. 【請求項4】前記トナー供給バイアス電圧の交流電圧の
    周波数をf〔Hz〕、前記現像ローラと前記トナー供給
    ローラの接触部における相対速度をv〔mm/se
    c〕、前記現像ローラと前記トナー供給ローラとのニッ
    プ幅をl〔mm〕とすると、f≧v/lの関係を満たす
    ことを特徴とする請求項1記載の一成分現像装置。
JP6974399A 1998-04-09 1999-03-16 非磁性一成分現像装置 Pending JPH11352759A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1324416C (zh) * 2002-12-20 2007-07-04 夏普株式会社 显影设备、成像设备及调色剂补充方法
JP2007323029A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Canon Inc 画像形成装置
JP2008009412A (ja) * 2006-05-30 2008-01-17 Canon Inc 現像装置
JP2015175993A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 キヤノン株式会社 画像形成装置

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