JP2015175993A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像ローラと供給ローラの各々の表面が当接部において同方向に移動する現像装置を用いた場合において、現像ゴースト軽減とベタ追従性不良抑制の両立を図り、高画質、長寿命対応が可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】1つの記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始から画像形成終了までの画像形成期間において、画像形成開始時は、現像バイアスの絶対値が供給バイアスの絶対値よりも大きく、画像形成期間の真中または後半において、現像バイアスと供給バイアスが同電位となり、その後、画像形成終了まで現像バイアスの絶対値が供給バイアスの絶対値よりも小さくなるように、現像バイアス印加部は現像剤担持体に現像バイアスを印加し、供給バイアス印加部は現像剤供給部材に供給バイアスを印加することを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真装置あるいは静電記録装置(以下、画像形成装置)は、非磁性1成分トナーを用いて静電潜像を可視化するための現像装置を備えている。現像装置としては、従来から、トナーを担持搬送する現像剤担持体としての現像ローラと、現像ローラの周囲に配置され現像ローラにトナーを供給する現像剤供給部材としての供給ローラと、を備えたものが知られている。この現像装置においては、供給ローラと現像ローラとの機械的摺擦によりトナーが摩擦帯電されながら現像ローラに供給される。供給されたトナーは、現像剤規制部材によって、現像ローラ上のトナー層厚が一定量に規制された後、静電潜像担持体である感光体ドラムとの近接領域である現像領域に搬送され、静電潜像をトナー像として可視化する。
現像領域で現像に使用されずに現像ローラ上に残留するトナー(以下、「現像残トナー」という)は、供給ローラとの当接部で供給ローラと現像ローラとの機械的摺擦により現像ローラ上から掻き取られる。それと同時に、供給ローラから現像ローラに対してトナーが供給される。一方、掻き取られたトナーは、供給ローラ内部及びその周囲のトナーと混合される。
従来、このような現像装置において画像形成中の印字パターンによっては、背景色のハーフトーン濃度と、ベタ印字直後のハーフトーン濃度とが異なる現象(以下、「現像ゴースト」という)が発生する場合があった。現像ゴーストは印字パターンの違いによるトナー帯電量の差に依って発生し、供給ローラの掻き取り性能が低い場合に発生しやすい。
特に特許文献1のように現像ローラと供給ローラの各々の表面が当接部において同方向に回転するような現像装置(以下、ウィズ現像装置)においては、供給ローラの機械的剥ぎ取りが弱いために顕著に現像ゴーストが発生する場合があった。
ところで、画像先端部とそれ以降の濃度ムラを軽減するために、特許文献2に示すように現像ローラの印字準備動作後の最初の用紙1ページ分の現像の前半部と後半部で現像ローラと供給ローラそれぞれに印加するバイアスを変更している例がある。特許文献2の課題は、印字準備動作後の最初の用紙1ページ分において、特に画像先端から現像ローラ一周の濃度が高くなり、それ以降で薄くなる現象である。
特開2013−228584号公報 特許第5062183号公報
ここで、特許文献1のようなウィズ現像装置において発生する課題は、現像ローラから現像されるトナー量が白後に対して相対的に多くなり、黒後の方が濃度が濃くなる現像ゴースト(以下、「現像ポジゴースト」)であった。このウィズ現像装置の現像ポジゴーストという課題に対して、特許文献2のバイアス制御を行っても、悪いレベルの現像ゴーストが発生する場合があり、課題は解消されなかった。具体的には、特許文献2に示す濃度ムラが発生する条件である現像ローラの印字準備動作後の最初の用紙一枚目だけでなく、連続プリントの二枚目以降においても悪いレベルの現像ポジゴーストが発生するという違いがあった。
この違いは、特許文献2の現像装置における課題が、供給ローラ5から現像ローラ4へ
のトナー供給量ムラが原因である一方、ウィズ現像装置における現像ポジゴーストの課題は、現像残トナーを機械的に剥ぎ取る力が弱いことが原因であることに起因する。具体的には、特許文献2の場合には、印字準備動作後の最初の用紙であるかどうかという条件によってトナー供給ムラのレベルが影響を受けている。一方のウィズ現像装置においては、そのような条件に関わらず、現像残トナーを機械的に剥ぎ取る力が弱いため、連続プリントの二枚目以降においても悪いレベルの現像ポジゴーストが発生するのである。
以上より、特許文献2の濃度ムラとウィズ現像装置における現像ポジゴーストの課題は、発生現象、発生条件、そして発生原因も異なるものである。
このウィズ現像装置に対して、供給ローラの機械的剥ぎ取り力を強めるという対応を行うと、現像ゴーストが軽減するものの、現像ローラと供給ローラとの間の機械的摺擦が増加するため、トナー劣化が促進される。トナー劣化、すなわちトナーの表面における外添剤の遊離・埋没が促進されると、凝集度の増加や帯電性能の低下を招き、現像ローラ表面にトナーが融着するトナーフィルミングなどの問題が発生し、現像装置の長寿命化が妨げられる。そのため、機械的摺擦を高める以外の方法で、現像ゴーストの発生を抑制することが求められる。
また、現像ローラと供給ローラとの間のバイアスを変更し、静電的な力によって現像ローラ上の現像残トナーを剥ぎ取るように制御し、現像ゴーストの発生を抑制する対応が考えられる。しかしながら、ウィズ現像装置においては現像ローラと供給ローラの表面が互いに同方向に回転しているために現像ローラと供給ローラとの互いの摺擦による機械的な供給力も弱い。そのため現像残トナーを剥ぎ取るようなバイアスを印加すると、全ベタ画像のような高印字の印刷が行われた場合に、トナー供給量が不足することによる画像抜け(以下、「ベタ追従性不良」)が発生する場合があった。
本発明の目的は、現像ローラと供給ローラの各々の表面が当接部において同方向に移動する現像装置を用いた場合において、現像ゴースト軽減とベタ追従性不良抑制の両立を図り、高画質、長寿命対応が可能な画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
現像剤を担持し、現像バイアスが印加されることにより、像担持体に形成された静電潜像を現像して、現像剤像を形成する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に現像バイアスを印加する現像バイアス印加部と、
前記現像剤担持体に当接するように設けられ、供給バイアスが印加されることにより、前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と、
前記現像剤供給部材に供給バイアスを印加する供給バイアス印加部と、
を備え、
前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材が、互いが当接する当接部において同方向に移動するように構成された画像形成装置において、
1つの記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始から画像形成終了までの画像形成期間において、
画像形成開始時は、現像バイアスの絶対値が供給バイアスの絶対値よりも大きく、前記画像形成期間の真中または後半において、現像バイアスと供給バイアスが同電位となり、その後、画像形成終了まで現像バイアスの絶対値が供給バイアスの絶対値よりも小さくなるように、前記現像バイアス印加部は前記現像剤担持体に現像バイアスを印加し、供給バイアス印加部は前記現像剤供給部材に供給バイアスを印加することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
現像剤を担持し、現像バイアスが印加されることにより、像担持体に形成された静電潜像を現像して、現像剤像を形成する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に現像バイアスを印加する現像バイアス印加部と、
前記現像剤担持体に当接するように設けられ、供給バイアスが印加されることにより、前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と、
前記現像剤供給部材に供給バイアスを印加する供給バイアス印加部と、
を備え、
前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材が、互いが当接する当接部において同方向に移動するように構成された画像形成装置において、
1つの記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始から画像形成終了までの画像形成期間において、
前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材との当接部における現像剤に対し、該現像剤を前記現像剤供給部材から前記現像剤担持体に向かわせる付勢力が、徐々に大きくなって作用するように、前記現像バイアス印加部は前記現像剤担持体に現像バイアスを印加し、供給バイアス印加部は前記現像剤供給部材に供給バイアスを印加することを特徴とする。
本発明によれば、現像ローラと供給ローラの各々の表面が当接部において同方向に移動する現像装置を用いた場合に発生する現像ゴーストの軽減とベタ追従性不良防止の両立が可能となる。これにより、高画質で長寿命対応が可能な画像形成装置を提供できる。
本発明の実施例に係る画像形成装置の概略断面図 本発明の実施例におけるプロセスカートリッジの概略断面図 本発明の実施例1における電圧制御のタイミングチャート 本発明の実施例1における電圧制御の変形例のタイミングチャート 本発明の実施例1における電圧制御の変形例のタイミングチャート 本発明の実施例2における電圧制御のタイミングチャート バイアスの電位差とトナー付勢力の関係を説明する模式図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
<実施例>
[画像形成装置]
図1を参照して、本発明の実施例に係る電子写真画像形成装置(画像形成装置)の全体構成について説明する。図1は、本実施例に係る画像形成装置100の模式的断面図である。本実施例では、画像形成装置の一例として、インライン方式、中間転写方式を採用したフルカラーレーザービームプリンタに本発明を適用した場合について説明する。画像形成装置100は、画像情報に従って、記録材(例えば、記録用紙、プラスチックシート、布など)にフルカラー画像を形成することができる。画像情報は、画像形成装置本体に接続された画像読み取り装置、或いは画像形成装置本体に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等のホスト機器から、画像形成装置本体に入力される。
画像形成装置100は、複数の画像形成部としてのプロセスカートリッジ7が、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成するための画像形成部SY、SM、SC、SKを有する。本実施例では、画像形成部SY、SM、SC、SKは、鉛直方向と交差する方向に一列に配置されている。また、各色用
のプロセスカートリッジ7は全て同一形状を有しており、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナーが収容されている。なお、使用頻度の高いブラック用のプロセスカートリッジを、他のプロセスカートリッジよりも大型とする構成としてもよい。
プロセスカートリッジ7は、画像形成装置本体(以下、装置本体)に設けられた装着ガイド、位置決め部材などの装着手段を介して、装置本体に着脱可能となっている。ここで、装置本体とは、画像形成装置100の構成から少なくともプロセスカートリッジ7を除いた装置構成部分のことである。なお、現像装置3が単独で装置本体に着脱可能な構成としても良く、その場合は、画像形成装置100の構成から現像装置3を除いた装置構成部分を装置本体とする場合がある。
感光体ドラム(像担持体)1は、図示しない駆動手段(駆動源)により回転駆動される。感光体ドラム1の周囲にはスキャナユニット(露光装置)30が配置されている。スキャナユニット30は、画像情報に基づきレーザを照射して感光体ドラム1上に静電像(静電潜像)を形成する露光手段である。レーザ露光の書き出しは、主走査方向(記録材12の搬送方向と直交する方向)では、走査ラインごとにBDと呼ばれるポリゴンスキャナ内の位置信号から行われる。一方で、副走査方向(記録材12の搬送方向)では、記録材12搬送路内のスイッチ(不図示)を起点とするTОP信号から所定の時間だけ遅延させて行われる。これにより、4つのプロセスステーションY、M、C、Kにおいて、常に感光体ドラム1上の同じ位置に対してレーザ露光を行うことができる。
4個の感光体ドラム1に対向して、感光体ドラム1上のトナー像(現像剤像)を記録材12に転写するための中間転写体としての中間転写ベルト31が配置されている。中間転写体としての無端状のベルトで形成された中間転写ベルト31は、全ての感光体ドラム1に当接し、図示矢印B方向(反時計方向)に循環移動(回転)する。中間転写ベルト31の内周面側には、各感光体ドラム1に対向するように、一次転写手段としての4個の一次転写ローラ32が並設されている。そして、一次転写ローラ32に、図示しない一次転写バイアス印加手段としての一次転写バイアス電源(高圧電源)から、トナーの正規の帯電極性とは逆極性のバイアスが印加される。これによって、感光体ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト31上に転写(一次転写)される。
また、中間転写ベルト31の外周面側において二次転写手段としての二次転写ローラ33が配置されている。そして、二次転写ローラ33に、図示しない二次転写バイアス印加手段としての二次転写バイアス電源(高圧電源)から、トナーの正規の帯電極性とは逆極性のバイアスが印加される。これによって、中間転写ベルト31上のトナー像が記録材12に転写(二次転写)される。例えば、フルカラー画像の形成時には、上述のプロセスが、画像形成部SY、SM、SC、SKにおいて順次に行われ、中間転写ベルト31上に各色のトナー像が順次に重ね合わせて一次転写される。その後、中間転写ベルト31の移動と同期が取られて記録材12が二次転写部へと搬送される。そして、記録材12を介して中間転写ベルト31に当接している二次転写ローラ33の作用によって、中間転写ベルト31上の4色トナー像は、一括して記録材12上に二次転写される。
トナー像が転写された記録材12は、定着手段としての定着装置34に搬送される。定着装置34において記録材12に熱および圧力を加えられることで、記録材12にトナー像が定着される。その後、トナー像が定着された記録材12は、装置本体上面に設けられた排紙トレーに排出される。
[プロセスカートリッジ]
図2を参照して、本実施例に係る画像形成装置100に装着されるプロセスカートリッ
ジ7の全体構成について説明する。図2は、本実施例におけるプロセスカートリッジ7の感光体ドラム1の長手方向(回転軸線方向)に垂直な断面を模式的に示す断面(主断面)図である。尚、本実施例では、収容している現像剤の種類(色)を除いて、各色用のプロセスカートリッジ7の構成および動作は実質的に同一である。
プロセスカートリッジ7は、感光体ドラム1等を備えた感光体ユニット13と、現像ローラ4等を備えた現像ユニット3とを有する。感光体ユニット13には、図示しない軸受を介して感光体ドラム1が回転可能に取り付けられている。感光体ドラム1は、感光体ドラム駆動手段アとしての駆動モータの駆動力を受けることによって、画像形成動作に応じて図示矢印A方向に回転駆動される。また、感光体ユニット13には、感光体ドラム1の周面上に接触するように、帯電ローラ2、クリーニング部材6が配置されている。帯電ローラ2には、図示しない帯電バイアス印加手段としての帯電バイアス電源(高圧電源)から、感光体ドラム1上に任意の電荷を載せられるのに十分なバイアスが印加される。本実施例では、感光体ドラム1上の電位(帯電電位:Vd)が−500Vとなるように印加するバイアスを設定した。帯電ローラ2によって帯電された感光体ドラム1上には、スキャナユニット30から画像情報に基づきレーザ11が照射され、感光体ドラム1上に静電像(静電潜像)が形成される。
一方、現像ユニット3は、現像室18aと現像剤収容室18bとを有し、現像剤収容室18bは現像室18aの下方に配置されている。現像剤収容室18bの内部には、現像剤としてのトナー10が収容されている。また、現像剤収容室18bには、このトナー10を現像室18aに搬送するための現像剤搬送部材22が設けられており、図中矢印Gの方向へ回転することによってトナーを現像室18aへと搬送している。なお、本実施例では、トナー10として正規帯電極性が負極性のものを用いており、以下の説明は、負帯電性トナーを用いた場合を前提としている。ただし、本発明で用いることができるトナーは負帯電性トナーに限定されるものではなく、装置構成によっては正規帯電極性が正極性のトナーを用いてもよい。
現像室18aには、感光体ドラム1と接触し、現像駆動手段イとしての駆動モータの駆動力を受けることによって図示矢印D方向に回転する現像剤担持体としての現像ローラ4が設けられている。本実施例では、現像ローラ4と感光体ドラム1とは、対向部(接触部)において互いの表面が同方向に移動するようにそれぞれ回転する。
現像室18aにはさらに、図示矢印E方向に回転するトナー供給ローラ(以下、供給ローラ)5と、トナー量規制部材(以下、規制部材)8が配置されている。供給ローラ(現像剤供給部材)5は、現像剤収容室18bから搬送されたトナーを現像ローラ4に供給するためのローラであり、規制部材8は、供給ローラ5によって供給された現像ローラ4上のトナーのコート量規制及び電荷付与を行う。供給ローラ5と現像ローラ4は、ニップ部を形成するように互いに当接するとともに、当接部において互いの表面が同方向に移動するようにそれぞれ回転する。
次に、現像ローラ4、供給ローラ5、規制ブレード(現像剤量規制部材)8の構成について詳細に説明する。
現像ローラ4は、φ15mmであって、φ6mmの導電性の芯金上にシリコーンゴムを基層とし、その上にウレタンゴムを表層として形成したものを用いている。なお、現像ローラ4の体積抵抗としては10E4〜10E12Ωの抵抗のものを用いることができる。
供給ローラ5は、φ15mmであって、φ6mmの導電性芯金の外周に発泡体層を形成した導電性の弾性スポンジローラであり、その体積抵抗としては10E4〜10E8Ωのものを用いることができる。本実施例で用いた供給ローラ5の抵抗値は、4×10^6Ω
、硬度が200gfのものを用いた。なお、本実施例における供給ローラ8の硬度は、長手幅50mmの平板を供給ローラ5の表面から1mm侵入させたときの荷重を測定した値である。
規制ブレード8は、厚さ0.1mmの金属性のSUS板金であり、現像ローラ4に対して自由端が現像ローラ回転方向の上流側になるように接触配置されている。本実施例で用いた規制ブレード8はSUS板金の先端をDローラ当接面側から切断加工したものを用いた。現像ローラ先端部分は切断加工により切断方向に曲がっており、曲率半径Rに相当する先端の曲がり量は0.02mmである。
現像ローラ4には、現像ローラバイアス印加手段(現像バイアス印加部)としての現像ローラバイアス電源(高圧電源)40から、感光体ドラム1上の静電潜像をトナー像として現像、可視化するのに十分なバイアスが印加される。また、供給ローラ5には、供給ローラバイアス印加手段(供給バイアス印加部)としての供給ローラバイアス電源(高圧電源)50からバイアスが印加される。供給ローラバイアス電源50は、帯電バイアスの高圧電源から高速のバイポーラトランジスタを介して分圧した電圧を印加する高圧構成となっている。このような高圧構成とすることで、供給ローラバイアスを高速でスイッチング可能となる。これにより、画像形成装置のプリント速度が高速となった場合においても、供給バイアスをプリント速度に追従して変動させることができる。本実施例における現像バイアスと供給バイアスの値については後述する。
この際、供給ローラ5に印加するバイアスの値から現像ローラ4に印加するバイアスの値を引いた値が、トナーの正規帯電極性と同極性の場合、供給ローラ5と現像ローラ4の当接部のトナーには供給ローラ5から現像ローラ4へ付勢される方向の力が働く。逆に、供給ローラ5に印加するバイアスの値から現像ローラ4に印加するバイアスの値を引いた値が、トナーの正規帯電極性と逆極性の場合には、トナーに現像ローラ4から供給ローラ5に付勢する力が働く。例えば、現像バイアスが−400V、供給バイアスが−500Vならば、その差は−100Vとなり供給ローラ5から現像ローラ4にトナーが付勢される。トナーに働く付勢力の詳細については後述する。
供給ローラ5によって現像ローラ4に供給されたトナーは、現像ローラ4の矢印D方向への回転によって、規制部材8と現像ローラ4との接触当接部へ進入する。接触当接部に侵入したトナーは、現像ローラ4の表面と規制部材8との摺擦により摩擦帯電され、電荷を付与されると同時にその層厚が規制される。層厚が規制された現像ローラ4上のトナーは、現像ローラ4の回転により、感光体ドラム1との対向部に搬送され、感光体ドラム1上の静電潜像をトナー像として現像、可視化する。
現像ローラ4上の現像領域で現像に使用されずに残留するトナー(以下、「現像残トナー」)は、現像ローラ4の回転によって供給ローラ5との接触当接部へ進入する。現像残トナーの一部は、現像ローラ4と供給ローラ5との機械的摺擦および現像ローラ4と供給ローラ5との間の電位差によって供給ローラ5に回収され、供給ローラ5内のトナー及び周囲のトナーと混合される。一方、供給ローラ5に回収されず現像ローラ4上に残留したトナーは、供給ローラ5との摺擦によって電荷付与されつつ、供給ローラ5から新たに供給されたトナー混合される。
[トナーに働く付勢力]
図7を参照して、供給ローラ5と現像ローラ4の当接部のトナーに作用する付勢力について説明する。図7は、縦軸を電位、横軸を時間とし、変化する供給ローラバイアスと現像ローラバイアスの種々のパターン(a)〜(f)を示している。上述したように、供給ローラ5と現像ローラ4の当接部のトナーには、供給ローラ5に印加するバイアスと現像
ローラ4に印加するバイアスの大小関係に応じて、トナーを供給ローラ5と現像ローラ4のいずれかの側に付勢する力が働く。
[[バイアスの電位差が一定の場合]]
トナーに働く付勢力の方向が供給ローラ5と現像ローラ4のいずれの方向となるかは、供給ローラ5に印加するバイアスの値から現像ローラ4に印加するバイアスの値を引いた値の極性によって決まる。すなわち、現像ローラバイアスの電位に対する供給ローラバイアスの電位の差が、どちらの極性で形成されているかにより、トナーを付勢する方向が決まる。このバイアス電位差の極性がトナーの正規帯電極性と同極性の場合、トナーを供給ローラ5から現像ローラ4側に付勢する力が当接部のトナーに働く(パターン(b))。逆に、バイアス電位差の極性がトナーの正規帯電極性と逆極性の場合、トナーを現像ローラ4から供給ローラ5側に付勢する力が当接部のトナーに働く(パターン(a))。
具体的には、図7のパターン(a)のように、現像ローラバイアスが−400V、供給ローラバイアスが−300Vの場合、バイアス電位差は(−300V)−(−400V)=+100Vとなり、その極性はプラスとなる。トナーの正規帯電極性がマイナスの場合、バイアス電位差の極性はトナーの正規帯電極性と逆極性となるため、トナーには現像ローラ4から供給ローラ5側に付勢する力が働くことになる。
一方、図7のパターン(b)のように、現像ローラバイアスが−400V、供給ローラバイアスが−500Vの場合、バイアス電位差は(−500V)−(−400V)=−100Vとなり、その極性はマイナスとなる。トナーの正規帯電極性がマイナスの場合、バイアス電位差の極性はトナーの正規帯電極性と同極性となるため、トナーには供給ローラ5から現像ローラ4側に付勢する力が働くことになる。
また、トナーに働く付勢力の大きさは、供給ローラ5と現像ローラ4のバイアス電位差が大きいほど大きくなる。当接部のトナーには、トナーを供給ローラ5側に付勢する力と現像ローラ4側に付勢する力の両方が作用しており、バイアス電位差は両方の力の大きさの差を表している。すなわち、トナーに作用する力において、トナーを供給ローラ5側に付勢する力と現像ローラ4側に付勢する力のどちらがより支配的なのかが、供給ローラ5と現像ローラ4の電位差の極性と大きさとによって決まるということである。したがって、電位差がゼロのときは、上記2つの付勢力が拮抗した状態であり、結果としてトナーに働く付勢力がゼロになる。
[[バイアス電位差が変化する場合]]
上記現象は、印加されるそれぞれのバイアスの値が一定の場合、すなわちバイアス電位差が一定の場合に生じるものである。一方、バイアスの値が変化することによりバイアス電位差が変化する場合(バイアス電位差が変化している間)は、バイアス電位差の変化の仕方に応じて、トナーに作用する付勢力の方向が変化する。
例えば、バイアス電位差を、トナーを供給ローラ5から現像ローラ4へ付勢する力が強まる大きさに徐々に変化させた場合、供給ローラ5内のトナーに対しては、供給ローラ5内に保持す力が弱まっていき、現像ローラ4へ供給される力が強まっていく。これに伴って、供給ローラ5内および表面に存在するトナーのうち、電位差に対する応答性の高いトナーから徐々に現像ローラ4へ供給されるようになる。すなわち、バイアス電位差が、その極性によって方向が決まる付勢力の大きさを減少させるように変化する場合には、その極性によって決まる方向とは逆方向の付勢力が、その時点におけるバイアス電位差の極性及び大きさにかかわらず、支配的な状態となる。その結果、トナーに働く付勢力の方向が逆転する(パターン(c)、(d))。
図7のパターン(c)のように、現像ローラバイアスが−400Vの一定値であるのに対し、供給ローラバイアスが所定の時間の間に−300Vから−350Vに変化した場合、バイアス電位差は+100Vから+50Vに変化する。すなわち、バイアス電位差(供給バイアスの大きさ)は、時間経過とともに−50V変化したことになり、単位時間当たりの変化量(傾き)の極性は、マイナスとなる。その変化の仕方は、トナーの正規帯電極性がマイナスとした場合、トナーとは逆極性のプラス極性による現像ローラ4から供給ローラ5の方向にトナーを付勢する付勢力の大きさを、徐々に減少させる変化となる。したがって、バイアス電位差が変化している間にトナーに作用する力は、プラス極性により決まる方向とは逆の方向、すなわち、マイナス極性による供給ローラ5から現像ローラ4の方向にトナーを付勢する付勢力が支配的な状態となる。その結果、バイアス電位差の極性がプラスであるにもかかわらず、マイナス極性による方向の付勢力がトナーに働くようになる。
同様に、図7のパターン(d)のように、現像ローラバイアスが−400Vの一定値であるのに対し、供給ローラバイアスが所定の時間の間に−500Vから−450Vに変化した場合、バイアス電位差は−100Vから−50Vに変化する。すなわち、バイアス電位差(供給バイアスの大きさ)は、時間経過とともに+50V変化したことになり、単位時間当たりの変化量(傾き)の極性は、プラスとなる。その変化の仕方は、トナーの正規帯電極性がマイナスとした場合、トナーと同極性のマイナス極性による供給ローラ5から現像ローラ4の方向にトナーを付勢する付勢力の大きさを、徐々に減少させる変化となる。したがって、バイアス電位差が変化している間にトナーに作用する力は、マイナス極性により決まる方向とは逆の方向、すなわち、プラス極性による現像ローラ4から供給ローラ5の方向にトナーを付勢する付勢力が支配的な状態となる。その結果、バイアス電位差の極性がマイナスであるにもかかわらず、プラス極性による方向の付勢力がトナーに働くようになる。
一方、バイアス電位差が、その極性によって方向が決まる付勢力の大きさを増大させるように変化する場合には、当該付勢力がさらに支配的となり、トナーに作用する付勢力の方向は変化せず、維持される(パターン(e)、(f))。
図7のパターン(e)のように、現像ローラバイアスが−400Vの一定値であるのに対し、供給ローラバイアスが所定の時間の間に−350Vから−300Vに変化した場合、バイアス電位差は+50Vから+100Vに変化する。すなわち、バイアス電位差(供給バイアスの大きさ)は、時間経過とともに+50V変化したことになり、単位時間当たりの変化量(傾き)の極性は、プラスとなる。その変化の仕方は、トナーの正規帯電極性がマイナスとした場合、トナーとは逆極性のプラス極性による現像ローラ4から供給ローラ5の方向にトナーを付勢する付勢力の大きさを、徐々に増大させる変化となる。したがって、バイアス電位差が変化している間にトナーに作用する力は、プラス極性により決まるトナーの付勢方向を維持するとともに、その付勢力がより支配的となる。
同様に、図7のパターン(f)のように、現像ローラバイアスが−400Vの一定値であるのに対し、供給ローラバイアスが所定の時間の間に−500Vから−450Vに変化した場合、バイアス電位差は−50Vから−100Vに変化する。すなわち、バイアス電位差(供給バイアスの大きさ)は、時間経過とともに−50V変化したことになり、単位時間当たりの変化量(傾き)の極性は、マイナスとなる。その変化の仕方は、トナーの正規帯電極性がマイナスとした場合、トナーと同極性のマイナス極性による供給ローラ5から現像ローラ4の方向にトナーを付勢する付勢力の大きさを、徐々に増大させる変化となる。したがって、バイアス電位差が変化している間にトナーに作用する力は、マイナス極性により決まるトナーの付勢方向を維持するとともに、その付勢力がより支配的となる。
[現像ゴースト発生メカニズム]
次に現像ゴーストの発生メカニズムについて説明する。現像ゴーストは、現像ローラ4上のトナーをほぼ全て現像した一周後の現像ローラ上のトナー(以下、「黒後」)の帯電量と、非印字部における現像ローラ上のトナー(以下、「白後」)の帯電量が異なることが原因で発生する。白後と黒後のトナー帯電量が異なるのは、それぞれの摩擦帯電回数の違いに起因する。黒後の現像ローラ4上のトナーは、現像ローラ4上のトナーがその都度消費されるために、規制ブレード8と供給ローラ5で一度だけ摩擦帯電された帯電量となる。一方、白後では、あらかじめ帯電された現像残トナーに対して、供給ローラ5と現像ローラ4との間の摩擦帯電と規制ブレード8による摩擦帯電が加わる。この摩擦帯電回数の違いにより、白後のトナー帯電量は黒後のトナー帯電量と比較して高くなりやすい。
本実施例で現像ゴーストレベルの判定に用いた画像パターンは、ベタのパッチ画像の、現像ローラ一周後にX−Rite製SPECTORDENSITOMETER 500による測定濃度が0.6となる一面ハーフトーンの画像を印字したパターンである。本画像パターンにおけるベタのパッチ画像を印字した現像ローラ一周後のハーフトーン、つまり黒後に対応する位置では、現像ローラ上のトナーの帯電量が相対的に低い。従って、現像γ特性から、ハーフトーン部において現像ローラから現像されるトナー量が白後に対して相対的に多くなり、黒後の方が濃度が濃くなる現像ゴースト(以下、「現像ポジゴースト」)が発生する。
以上のメカニズムより、現像ゴーストを良化させるためには、供給ローラ5で剥ぎ取って回収する現像残トナー量を多くすることができれば、白後と黒後のトナー帯電量を近づけることができる。白後と黒後のトナー帯電量を近づけることができれば、現像ゴーストを良化させることができる。
ここで、本実施例で用いるウィズ現像装置では、現像ローラ4と供給ローラ5の表面が互いに逆方向に回転する現像装置(以下、「カウンター現像装置」)に対して、現像残トナーを機械的に剥ぎ取って回収する力が弱いため、現像残トナーが多量に残る。現像残トナーが多量に残ると、白後のトリボが高くなりやすい。このウィズ現像装置に対して、供給ローラの機械的剥ぎ取り力を強めるという対応を行うと、現像ゴーストが軽減するものの、現像ローラと供給ローラとの間の機械的摺擦が増加するため、トナー劣化が促進される。トナー劣化、すなわちトナーの表面における外添剤の遊離・埋没が促進されると、凝集度の増加や帯電性能の低下を招き、現像ローラ表面にトナーが融着するトナーフィルミングなどの問題が発生し、現像装置の長寿命化が妨げられる。そのため、機械的摺擦を高める以外の方法で、現像ゴーストの発生を抑制することが求められる。
また、現像ローラと供給ローラとの間のバイアスを変更し、静電的な力によって現像ローラ上の現像残トナーを剥ぎ取るように制御し、現像ゴーストの発生を抑制する対応が考えられる。しかしながら、ウィズ現像装置においては現像ローラと供給ローラの表面が互いに同方向に回転しているために現像ローラと供給ローラとの互いの摺擦による機械的な供給力も弱い。そのため現像残トナーを剥ぎ取るようなバイアスを印加すると、全ベタ画像のような高印字の印刷が行われた場合に、トナー供給量が不足することによる画像抜け(以下、「ベタ追従性不良」)が発生する場合があった。
以上のことを鑑みると、ベタ追従性不良を防止しつつ、かつ現像残トナーの供給ローラ5への回収量を増加させることによって現像ゴーストの発生を軽減する方法が必要である。本実施例では、現像ローラ4と供給ローラ5との間の電位差制御を行うことによってこれを達成した。以下の実施例にて、制御の詳細とその効果について比較例を用いながら説明する。
(実施例1)
[供給ローラバイアス制御]
本発明の実施例1における現像ローラ4と供給ローラ5間のバイアス制御について、図3を用いて説明する。図3は、複数枚連続プリントを行った場合(ここでは二枚)のバイアス制御を実施例1と比較例とを比較して示したタイミングチャートである。
ここで、タイミングチャート内の各タイミングについて詳しく説明する。以下の各タイミングは、1枚の記録材のプリント中(画像形成動作時)におけるそれぞれのタイミングである。
「現像駆動開始」タイミングとは、現像ローラ4及び供給ローラ5が現像駆動手段イとしての駆動モータの駆動力を受け回転を開始したタイミングである。
「画像形成開始」タイミングとは、副走査方向のレーザ露光の書き出しタイミングである。
「画像形成終了」タイミングとは、副走査方向のレーザ露光が終了するタイミングとしている。
「現像駆動停止」タイミングとは、現像駆動手段イとしての駆動モータの駆動力が停止し、現像ローラ4および供給ローラ5の回転が停止するタイミングである。
ただし、上記各タイミングは、1枚の記録材のプリント(画像形成動作)中で完結する範囲であれば、上記に限られるものではない。例えば、「画像形成開始」タイミングを副走査方向のレーザ露光の書き出しタイミングより所定の時間(所定期間)だけ前に設定してもよい。また、「画像形成終了」タイミングについても、例えばレーザ露光終了タイミングより所定の時間だけ後に設定してもよい。現像装置および画像形成装置の構成に応じて最適になるよう変更して良い。
現像ローラ4に印加するバイアスは、「現像駆動開始」から「現像駆動終了」まで一定のバイアスであり、本実施例では−400Vを印加する。なお、現像バイアスは必ずしも一定に制御する必要はない。また、本実施例では供給ローラ5に印加するバイアスは、「現像駆動開始」から「画像形成開始」までの間(以下、「前回転」)では、現像ローラ4と供給ローラ5との電位差は同電位に制御してある。
なお、前回転時のバイアス制御については、トナーが現像ローラ4から供給ローラ5へと付勢される方向に制御すると、前回転中に現像ローラ5上のトナーを剥ぎ取り回収する量が増加する。よって、画像先端付近の現像ゴーストが、本実施例の同電位に対して、更に良化する効果が得られる。また、前回転時のバイアス制御を、供給ローラ5から現像ローラ4へと付勢される方向になるバイアスにしても、後述する比較例1−1における供給側の固定バイアスに対して現像ゴーストが良化する効果は得られる。
また、本実施例では連続プリント時のメディア間(以下、「紙間」)についても、現像ローラ4と供給ローラ5との電位差は同電位に制御してある。すなわち、連続的に複数の記録材に画像を形成する場合において、先行の記録材の画像形成動作時における画像形成終了時から後続の記録材における画像形成動作時の画像形成開始時までの期間、現像バイアスと供給バイアスを同電位に制御する。
なお、紙間におけるバイアス制御については、トナーが現像ローラ4から供給ローラ5へと付勢される方向に制御すると、紙間で現像ローラ5上のトナーを剥ぎ取り回収する量が増加する。よって二枚目以降の画像先端の現像ゴーストが本実施例の同電位に対して、更に良化する効果が得られる。制御の具体例を、図5に示す。図5(a)は、図7のパターン(a)に対応する。また図5(b)は、図7のパターン(d)、(e)の組み合わせに対応する。図5に示すものに限られず、図7のパターン(a)、(d)、(e)を種々
組み合わせた制御を行ってよい。
また、紙間のバイアス制御を、供給ローラ5から現像ローラ4へと付勢される方向になるバイアスにしても、後述する比較例1−1における固定バイアスに対して現像ゴーストが良化する効果は得られる。制御の具体例は、図示は省略するが、図7のパターン(b)、(c)、(f)、あるいはこれらを種々組み合わせた制御を行ってよい。
次に一枚の画像形成中における供給バイアス制御について説明する。「画像形成開始」から「画像形成終了」までの間では、供給ローラ5に印加するバイアスに傾きを持たせ、トナーが供給ローラ5から現像ローラ4へ付勢される方向に徐々に大きくする制御を行う。また、本実施例では、一枚の画像形成の期間中に、供給バイアスと現像バイアスの絶対値の大小関係が逆転する位置、すなわち、現像バイアスと供給バイアスが同電位となる位置を設けている。この現像バイアスと供給バイアスの同電位位置は、画像の搬送方向の中央部(画像形成期間の真中、あるいは記録材の搬送方向の中央、真中)か、中央部より後方の後端からXの距離とする。本実施例では画像の搬送方向の中央部とした。すなわち、本実施例の供給バイアス制御は、現像バイアスと供給バイアスが同電位となる位置を境目として図7のパターン(c)、(f)の組み合わせた制御となる。このような制御は、画像の先端から後端に向かって、供給ローラ5のトナー保持力を少しずつ弱めるような制御である。この制御により、供給ローラ5が画像前半部において剥ぎ取り回収バイアスで多量に保持したトナーを画像後端に対して放出するような作用が得られる。この作用により、画像先端から後端まで一定値の剥ぎ取り回収バイアスを印加した場合に比較して、現像ローラ4に対して画像後端まで安定したトナー供給量を確保することができる。
また、画像後半部においては、現像ローラ4と供給ローラ5との間の電位差を十分に設けているため、十分な量のトナー供給量が現像ローラ4上に供給されている。その結果、例えば全ベタ画像のような高印字画像が印刷された場合においても、トナー供給量不足によるベタ追従性不良が発生することなく、高品質な画像を提供することができる。
以上より、本実施例の供給ローラバイアス制御によって、供給バイアスを現像残トナーの剥ぎ取り回収方向に制御しつつ、ベタ追従性不良を抑制することが可能となる。結果、画像形成中において白後のトナー帯電量の上昇が抑制でき、白後のトナー帯電量と黒後のトナー帯電量との差を小さくして現像ゴーストを良化させることができる。なお、本実施例では画像形成中に供給ローラ5に印加するバイアスの単位時間当たりの変化量(以下、「供給バイアス傾き」という)を一定として変化させる制御を行ったが、供給バイアス傾きは種々に変化させてよい。
図4に、本実施例における供給バイアス制御のパターンの変形例を示す。図4(a)は、同電位位置Xを通過後に、図7のパターン(f)からパターン(b)に切り替えた制御例である。図4(b)は、画像形成開始後の所定期間を図7のパターン(a)とし、その後、本実施例における供給バイアス制御(図7のパターン(c)、(f))を開始する制御例である。なお、供給バイアス傾きは1回変化させる場合に限られず、複数回変化させてもよい。図4(c)は、バイアスの変化が正弦曲線を描くように供給バイアス傾きを連続的(段階的)に変化させた場合の制御例である。なお、これらはあくまで一例であり、制御パターンはこれらに限定されるものでなない。
[実験]
ここで、本実施例の効果を示すために行った実験について説明する。本実験は、温度23℃、湿度50%の環境にて、LETTERサイズの用紙を用いて前述の現像ゴースト判定画像と全ベタ画像を印刷し、現像ゴーストとベタ追従性不良の評価を行った。
現像ゴーストの判定は、前述した現像ゴースト判定画像の黒後のハーフトーン画像濃度と白後のハーフトーン画像濃度をX−Rite製SPECTORDENSITOMETER 500用いて測定し、その濃度差から以下のような基準でランク付けを行った。
A:ハーフトーン画像において、濃度差が0.04未満
B:ハーフトーン画像において、濃度差が0.04〜0.08未満
C:ハーフトーン画像において、濃度差が0.08以上
ベタ追従性不良の評価は、ベタ黒画像を出力し、画像の出力先端と後端の濃度差から下記に示す評価を、X−Rite製SPECTORDENSITOMETER 500を用いて行った。尚、印字テスト及び評価画像は単色で出力した。
A:全ベタ画像において、紙先端と紙後端での濃度差が0.2未満
B:全ベタ画像において、紙先端と紙後端での濃度差が0.2〜0.3未満
C:全ベタ画像において、紙先端と紙後端での濃度差が0.3以上
また、本実施例の効果を比較する例として、図3中に示してある比較例1−1、比較例1−2、比較例1−3のバイアス制御を行った場合に対して同様の実験を行い、現像ゴーストとベタ追従性不良の評価を行った。比較例1と比較例1−2は、「現像駆動開始」から「現像駆動停止」まで一定のバイアスをかける制御を行った場合であり、比較例1−1では−500V、比較例1−2では−300Vを印加し、実験を行った。また、比較例1−3は連続プリントの一枚目のみ本発明の制御を行い、二枚目は供給バイアスとして比較例1−1と同じー500Vを印加した。表1では、連続プリント二枚の両方の画像を評価した。表2では、連続プリントの一枚目と二枚目を分けて画像を評価した。
[表1]各例における連続プリント二枚の画像レベル
Figure 2015175993
[表2]各例における連続プリント一枚目と二枚目の画像レベル
Figure 2015175993
まず表1の結果について説明する。比較例1−1の制御を行った場合では、画像形成中において必要以上のトナーが現像ローラ4へ供給されてしまい、供給ローラ5による回収量が不足してしまった。その結果、白後のトナー帯電量が上昇し、黒後のトナー帯電量と白後のトナー帯電量との差が広がってしまうため、現像ゴーストが発生してしまった。
また、比較例1−2の制御を行った場合では、画像形成中において、現像ローラ4上の現像残トナーの回収量が十分であるため、現像ゴーストの発生を軽減できた。しかしながら、画像形成時において供給ローラ5から現像ローラ4へのトナー供給量が不十分なため、全ベタ画像においてベタ追従性不良が発生してしまった。
次に表2の結果について説明する。比較例1−3の制御を行った場合では、前回転直後の連続プリントの一枚目に対しては本実施例のバイアス制御を行っているため現像ゴーストの改善が見られた。しかしながら、連続プリントの一枚目の画像後端以降おいて、比較
例1−1と同じ供給バイアス制御を行うと、白後のトナー帯電量と黒後のトナー帯電量との間に差が生じ、現像ゴーストが発生してしまった。
この連続プリントの二枚目で、現像ゴーストが発生する現象は、供給ローラ5と現像ローラ4の表面が当接部において互いに同方向に回転するウィズ現像装置において顕著であった。ウィズ現像装置では、前述のように供給ローラ5による現像ローラ4上の現像残トナーの剥ぎ取り回収能力が弱いため、カウンター現像装置より現像ゴーストのレベルが悪い。そのため、ウィズ現像装置においては、特許第5062183号のように印字準備動作後の最初の一枚目だけでなく、連続プリントの二枚目以降も、本実施例のバイアス制御が必要であった。
なお、本実施例では、画像形成中に供給バイアスと現像バイアスの大小関係が逆転する位置、すなわち、現像バイアスと供給バイアスが同電位となる位置は、現像ローラ約4周目に位置する例を示した。この位置は、画像の搬送方向の中央部(真中)、すなわち、Xが記録材の搬送方向の寸法の半分の値となる位置である。適正となる現像バイアスと供給バイアスの同電位位置は、供給ローラ5のトナー保持能力や、トナーの流動性、もしくは供給ローラ5の電気抵抗によって変化する。例えば、トナー保持量は供給ローラ5の径や発泡セルが大きい方が増加する。このような現像装置を用いた場合、ベタ追従性能が良化するため、現像バイアスと供給バイアスの同電位位置を画像の後半部となるように適宜制御し、更に現像ゴーストを良化させるようにすることもできる。また、画像形成装置の使用環境が変化した場合においても、現像ゴーストとベタ追従性不良の両立に対して好適な現像バイアスと供給バイアスの同電位位置は変わるため、適宜調整することができる。
以上、実施例1で示した本発明により、現像ローラと供給ローラの各々の表面が同方向に回転するような現像装置を用いた場合に発生する現像ゴーストの軽減とベタ追従性不良防止の両立が可能となる。これにより、高画質で長寿命対応が可能な画像形成装置を提供することができる。
(実施例2)
本発明の実施例2では、現像ポジゴーストのレベルが悪くなりやすい低温低湿条件の環境下(温度15℃、湿度10%)における現像ポジゴーストとベタ追従不良を両立する例を示す。実施例2の構成は、先端に曲率を有する規制ブレード8を用い、ベタ追従性能を向上させる。規制ブレード8を用いてベタ追従性能を向上させることで、画像内でトナーの付勢方向が逆転する位置を、実施例1に対して、より画像後端側となるように制御する。これにより低温低湿条件の環境下で悪化した現像ポジゴーストを良化させ、ベタ追従不良との両立が可能となる。なお、実施例2の説明において、上述した実施例1と重複する部分については、その説明を省略する。
実施例2では、規制ブレード8として、特開2008−90160に示された金属性のSUS板金のような導電性支持体上に、適度に導電性を付与したポリアミド樹脂をラミネートして貼り付けたものを用いた。本実施例で用いた規制ブレード8の先端の曲率Rは0.2mmである。このように先端の曲率Rが0.2mmとなる規制ブレードを用いることで、特開2013−228636に示すように、ウィズ現像装置においてベタ追従性能が良化する効果が得られる。なお、樹脂としてはポリアミドのほかに、ポリエチレンやポリエステルなどを用いても良い。また、上述のように樹脂を設けずにSUS板金自体に所定の曲率を付ける構成としてもよい。また、実施例2では、現像バイアスと供給バイアスの同電位位置が画像後半(後端からX=20mm)となるように制御した。
実施例2の効果を示すために、比較例2−1、比較例2−2を用いて、実施例1と同様の実験を行った。比較例2−1では、規制ブレード8として実施例1と同じもの、すなわ
ち、厚さ0.1mmの金属性のSUS板金であって、実施例2のように先端に所定の曲率を設けないもの(R=0.02mm)を用いた。また、比較例2−1では、実施例1と同じように現像バイアスと供給バイアスの同電位位置が画像の搬送方向の中央部(記録材の搬送方向の真中)となるよう制御した。比較例2−2では、図6に示すように、比較例2−1に対して現像バイアスと供給バイアスの同電位位置を画像の前半部(先端からY)となるように制御した。実施例2、比較例2−1、比較例2−2のバイアス制御を図6に示し、表3に実験結果を示す。なお、実施例2では前述の現像ゴースト判定画像を、画像先端側に印字した場合を(a)、画像後端側に印字した場合を(b)として、画像先端側のゴーストレベルと後端側のゴーストレベルを合わせて判定した。
[表3]各例における連続プリント二枚の画像レベル
Figure 2015175993
実施例2では、現像ゴーストとベタ追従性不良ともに良好であった。この結果は、本実施例で用いた規制ブレード8の効果によりベタ追従性能が向上し、現像バイアスと供給バイアスの同電位位置を画像後半部となるよう制御してもベタ追従不良が発生しなくなる。そしてト現像バイアスと供給バイアスの同電位位置を画像後半部とすることで、供給ローラによる現像残トナーの剥ぎ取り回収能力を画像後端まで高めることができ、現像ポジゴーストとベタ追従性の両立が可能となったからである。
一方、比較例2−1ではベタ追従性不良が発生した。この結果は、先端曲率Rが0.02mmと小さい規制ブレード8を用いておりベタ追従性能の向上がないため、実施例2と同様に現像バイアスと供給バイアスの同電位位置を画像後半部となるよう制御することで、ベタ追従性が悪化してしまった。
また、比較例2−2では、表3のゴースト評価画像の(b)すなわち、画像後端の現像ゴーストのレベルが悪くなっている。この結果は、規制ブレード8の効果によりベタ追従性能が向上しているものの、現像バイアスと供給バイアスの同電位位置を画像前半部となるよう制御したためである。
以上、本発明の実施例2によれば、現像ローラと供給ローラの各々の表面が同方向に回転するような現像装置を用いた場合に発生する現像ゴーストの軽減とベタ追従性不良防止の両立が可能となる。これにより、高画質で長寿命対応が可能な画像形成装置を提供することができる。
なお、上記各実施例においては、それぞれの構成を互いに組み合わせた構成を採用することができる。また、上記実施例では、トナーの正規帯電極性がマイナスで、各印加バイアスがマイナスの構成について説明したが、トナーの正規帯電極性がプラスで、各印加バイアスがプラスの構成についても、本発明が適用可能であることは言うまでもない。
100…画像形成装置、1…感光体ドラム(像担持体)、10…トナー(現像剤)、4
…現像ローラ(現像剤担持体)、5…現像剤供給部材(供給ローラ)、40…現像ローラバイアス印加手段(現像バイアス印加手段)、50…供給ローラバイアス印加手段(供給バイアス印加手段)

Claims (12)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
    現像剤を担持し、現像バイアスが印加されることにより、像担持体に形成された静電潜像を現像して、現像剤像を形成する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に現像バイアスを印加する現像バイアス印加部と、
    前記現像剤担持体に当接するように設けられ、供給バイアスが印加されることにより、前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と、
    前記現像剤供給部材に供給バイアスを印加する供給バイアス印加部と、
    を備え、
    前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材が、互いが当接する当接部において同方向に移動するように構成された画像形成装置において、
    1つの記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始から画像形成終了までの画像形成期間において、
    画像形成開始時は、現像バイアスの絶対値が供給バイアスの絶対値よりも大きく、前記画像形成期間の真中または後半において、現像バイアスと供給バイアスが同電位となり、その後、画像形成終了まで現像バイアスの絶対値が供給バイアスの絶対値よりも小さくなるように、前記現像バイアス印加部は前記現像剤担持体に現像バイアスを印加し、供給バイアス印加部は前記現像剤供給部材に供給バイアスを印加することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成期間において、
    現像バイアスの大きさと供給バイアスの大きさとの差が徐々に変化するように、前記現像バイアス印加部は前記現像剤担持体に現像バイアスを印加し、供給バイアス印加部は前記現像剤供給部材に供給バイアスを印加することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成期間において、
    前記現像バイアス印加部は、大きさが一定の現像バイアスを前記現像剤担持体に印加し、
    前記供給バイアス印加部は、絶対値の大きさが徐々に大きくなるように変化する供給バイアスを前記現像剤供給部材に印加することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成期間において、
    前記供給バイアス印加部が印加する供給バイアスの単位時間当たりの変化量の極性が、現像剤の正規帯電極性と同極性であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成期間において、
    前記供給バイアス印加部が印加する供給バイアスの単位時間当たりの変化量が、一定であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成期間において、
    前記供給バイアス印加部が印加する供給バイアスの単位時間当たりの変化量が、少なくとも1回変化することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成期間において、
    前記供給バイアス印加部が印加する供給バイアスの単位時間当たりの変化量が、段階的に変化することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 1つの記録材に形成する画像の画像形成動作における前記画像形成期間を除いた期間において、
    現像バイアスと供給バイアスが同電位となるように、前記現像バイアス印加部は前記現像剤担持体に現像バイアスを印加し、供給バイアス印加部は前記現像剤供給部材に供給バイアスを印加する期間を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 連続的に複数の記録材に画像を形成する場合における、第1の記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成終了から、第1の記録材に続く第2の記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始までの期間において、
    前記供給バイアス印加部は、現像バイアスに対する供給バイアスの大きさの極性が現像剤の正規帯電極性とは逆極性となる大きさの供給バイアスを印加する期間を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
    現像剤を担持し、現像バイアスが印加されることにより、像担持体に形成された静電潜像を現像して、現像剤像を形成する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に現像バイアスを印加する現像バイアス印加部と、
    前記現像剤担持体に当接するように設けられ、供給バイアスが印加されることにより、前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と、
    前記現像剤供給部材に供給バイアスを印加する供給バイアス印加部と、
    を備え、
    前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材が、互いが当接する当接部において同方向に移動するように構成された画像形成装置において、
    1つの記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始から画像形成終了までの画像形成期間において、
    前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材との当接部における現像剤に対し、該現像剤を前記現像剤供給部材から前記現像剤担持体に向かわせる付勢力が、徐々に大きくなって作用するように、前記現像バイアス印加部は前記現像剤担持体に現像バイアスを印加し、供給バイアス印加部は前記現像剤供給部材に供給バイアスを印加することを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記現像剤担持体に当接するように設けられ、前記現像剤担持体に担持される現像剤の量を規制する現像剤量規制部材をさらに備え、
    前記現像剤量規制部材は、自由端の先端に所定の大きさの曲率を有しており、該所定の大きさの曲率を有する部分が、前記現像剤担持体に当接するように構成されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記供給バイアス印加部は、前記像担持体に印加される帯電バイアスの電源からバイポーラトランジスタを介して分圧したバイアスを印加することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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