JP5683155B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
ここで、クリーニング装置には、感光ドラムに当接して、感光ドラム上の転写残トナーを掻き落とすことにより、感光ドラムをクリーニングするクリーニングブレードが用いられる。このクリーニングブレードは、一般的にウレタンゴム等の柔軟性のあるものが用いられる。通常、クリーニングブレードは、ゴム硬度、厚さ、弾性率、突き出し量等の条件を最適化している。しかしながら、感光ドラムとクリーニングブレードとの間の摩擦抵抗が増大し、これによるクリーニングブレードのびびり(スティックスリップ)による異音発生やブレードめくれ(クリーニングブレードがめくれる現象)が発生してしまうことがある。
これらの異音発生やブレードめくれの現象に対して、特許文献1では、印字後から感光ドラムが停止するまでに、現像ユニットから感光ドラム上にトナーを吐出させ、当該トナーをクリーニングブレードに供給している(現像剤吐出し制御)。これにより供給されたトナーを潤滑剤として用いることによってクリーニングブレードと感光ドラムとの間で発生する異音やブレードめくれを防止する。
複数の静電潜像担持体と、
前記各静電潜像担持体に形成された静電潜像を現像剤像へ現像する複数の現像手段と、
前記各静電潜像担持体に形成された現像剤像が転写されて複数の現像剤像が重ね合わされる転写体と、
前記各静電潜像担持体に当接し、前記転写体への転写後に前記各静電潜像担持体上に存在する現像剤を除去する複数のクリーニングブレードと、
を備え、
前記各現像手段から現像剤を吐出させて前記転写体へ現像剤を転写させずに前記各クリーニングブレードに現像剤を供給する現像剤吐出し制御を行う画像形成装置において、
前記現像剤吐出し制御で吐出される現像剤の量は、前記各静電潜像担持体から前記転写体へ現像剤像が転写される際の、前記各静電潜像担持体に残留する転写残現像剤の量と、前記転写体に先に転写されていた現像剤像から前記各静電潜像担持体に再転写される再転写現像剤の量と、が前回の前記現像剤吐出し制御の以後の印字分について積算された量を、基準量から差し引いた量であり、
前記各静電潜像担持体に形成される画像の印字率と前記転写残現像剤の量との関係を予め定めた第1テーブルと、
前記各静電潜像担持体について、前記転写体に先に転写されていた画像に対応する静電潜像担持体に形成される画像の印字率の合計値と前記再転写現像剤の量との関係を予め定めた第2テーブルと、を更に備え、
印字毎の前記転写残現像剤の量は、前記第1テーブルに基づいて導出され、印字毎の前記再転写現像剤の量は、前記第2テーブルに基づいて導出されることを特徴とする。
(画像形成装置)
図1を用いて本発明に係るカラー画像形成装置の一例の構成を説明する。同図に示す画像形成装置における、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)のそれぞれは、独立の4個のプロセスカートリッジである。第1〜第4の画像形成手段であるプロセスカートリッジY、M、C、Bkを転写体である中間転写ベルト10の移動方向(回転方向、矢印方向)の上流から下流側にかけて、(同図では右から左にかけて)横一列に配設している。プロセスカートリッジY、M、C、Bkによって夫々形成した異なる色のトナー像(現像剤像)を中間転写ベルト10上に重ね合わせる。次に2次転写部にて、2次転写ローラ15に+1kVのバイアスを加えることによってトナー像を記録材Pに一括転写する。以上の動作によって4色フルカラーの印字(画像形成)を行う。このような印字を行う装置が、いわゆるインライン方式の画像形成装置である。
対してプロセスカートリッジY、M、C、Bkの着脱が行われた時や印字作業終了時等に、読み出し・書き込みが行われる。記憶部40a〜40dには、潜像プロセスユニット20a、20b、20c、20dや現像プロセスユニット(以下、現像ユニット)21a、21b、21c、21dの情報が、装置本体に具備された不図示の読み書き手段を介し読み出し・書き込みが行われる。なお、本実施例では記憶部40a〜40dとして、2kバイトの記憶容量を持つNV−RAM(Non Volatile-RAM)を用いる。しかし記憶部としては、例えば磁性記憶媒体や光記憶媒体等の記憶媒体であってもよい。
各感光ドラム1a〜1dの周囲には、一次帯電ローラ2a、2b、2c、2dが夫々配置される。一次帯電ローラ2a〜2dのR1方向下流側には、情報書き込み装置である露光装置30a、30b、30c、30dが夫々配置される。露光装置30a〜30dのR1方向下流側には、現像手段である現像ユニット21a、21b、21c、21dが夫々配置される。現像ユニット21a〜21dのR1方向下流側には、一次転写ローラ8a、8b、8c、8dが夫々配置される。一次転写ローラ8a〜8dのR1方向下流側には、クリーニングブレード6a、6b、6c、6dが夫々配置される。
感光ドラム1a〜1dは回転過程で、一次帯電ローラ2a〜2dにより所定の極性・電位に一様に帯電処理される。一次帯電ローラ2a〜2dは、−1.2kVのDC電圧が印加されたローラである。一次帯電ローラ2a〜2dは、感光ドラム1a〜1dに当接されていて感光ドラム1a〜1dの回転に伴って従動回転する。一次帯電ローラ2a〜2dによる電圧の印加により、感光ドラム1a〜1dの表面は、−600Vに帯電される。
次いで感光ドラム1a〜1dは、露光装置30a〜30dによる画像露光を受けることにより、目的のカラー画像における第1〜第4の色成分(イエロー、マゼンタ、シアン、
ブラック成分像)に対応した静電潜像が形成される。本実施例で用いた露光装置30a〜
30dは、レーザダイオードを用いたポリゴンスキャナである。画像信号により変調されたレーザビームを感光ドラム1a〜1d上に結像し、静電潜像を形成する。露光部の感光ドラム表面は、−200Vになる。
次いで、静電潜像は、第1〜第4のプロセスカートリッジY、M、C、Bkの現像ユニット21a〜21dにより現像される。現像ユニット21a〜21dにおいては、現像容器43の開口部分に弾性ローラである現像ローラ41を有している。この現像ローラ41を介して感光ドラム1a〜1d上の静電潜像にそれぞれの色のトナーを付着させてトナー像として現像する。各現像ユニット21a〜21d内のトナーは負帯電の非磁性一成分トナーであり、静電潜像の現像は、非磁性一成分接触現像方式によって行われる。本実施例では、現像ユニット21a〜21dの現像ローラ41上に付着するトナーの層厚規制手段として、層厚規制ブレード42を使用している。層厚規制ブレード42は、現像ローラ41の現像位置より回転方向上流で、現像容器43の開口部分に取り付けられている。各現像ローラ41は、感光ドラム1a〜1dに対して順方向に、本実施例では170%のプロセススピードで回転している。そして、コントローラの信号によって変更可能な現像バイアス(本実施例では−350V)が印加され、これにより現像を行う。
中間転写体(転写体)である中間転写ベルト10は、駆動ローラ7と従動ローラ9に掛け渡されている。そして駆動ローラ7の時計回りの回転により、本実施例では矢印方向へ感光ドラム1a〜1dの印字(画像形成)時と同じプロセススピードをもって回転駆動されている。中間転写ベルト10は、1×1010Ωcmに抵抗調整された厚み100μmのポリイミドフィルムの単層樹脂ベルトを無端状に構成したものである。中間転写ベルト10の背面側の両端部には、ベルトの蛇行や偏りを防止するためのリブが設けられている。
一次転写ローラ8a〜8dは、体積抵抗率1×105Ωcmに調整されたローラである。一次転写ローラ8a〜8dは、中間転写ベルト10をその背面から押圧して中間転写ベルト10を感光ドラム1a〜1d表面に押し付けるようにしている。一次転写ローラ8a〜8dには、転写バイアス電源(不図示)によってプラスの転写バイアスが印加される。この転写バイアスにより、各感光ドラム1a〜1dに形成された複数のトナー像を中間転写ベルト10に順次に転写し重ね合わす。中間転写ベルト10上に積層されたトナー像は、2次転写ローラ15によって記録材Pに一括転写され、記録材Pにフルカラーの印字ができる。
ここで、感光ドラム1a〜1dのクリーニング手段であるクリーニングブレード6a〜6dは、中間転写ベルト10に転写されないで中間転写ベルト10への転写後に感光ドラム1a〜1d上(静電潜像担持体上)に存在するトナー(転写残トナー等)を除去する。クリーニングブレード6a〜6dは、感光ドラム1a〜1dに対してカウンター方向に当接しており、感光ドラム1a〜1d表面のトナーを掻き落とす。
上述構成の画像形成装置において、記録材Pは、給紙カセット(不図示)から給紙されて、レジストローラ(不図示)を通過した後、転写入口ガイド(不図示)を通過して中間転写ベルト10と2次転写ローラ15とのニップ部へ送られるようになっている。
次に、クリーニングブレード6a〜6dの異音やブレードめくれを防止する為の、トナー吐出し制御(現像剤吐出し制御)について説明する。
画像形成装置で印字動作を行っていくと、感光ドラム1a〜1dとクリーニングブレード6a〜6dとの間の摩擦抵抗が増大していく。この増大した摩擦抵抗によって、クリーニングブレード6a〜6dのびびり(スティックスリップ)による異音発生やブレードめくれ(クリーニングブレード6a〜6dがめくれる現象)が発生してしまうことがある。これらの異音発生やブレードめくれの現象に対して、現像ユニット21a〜21dから感光ドラム1a〜1d上にトナーを吐出させ、中間転写ベルト10に転写させずに当該トナーをクリーニングブレードに供給することが行われる(トナー吐出し制御)。トナー吐出し制御によると、供給されたトナーが潤滑剤となり、感光ドラム1a〜1dとクリーニングブレード6a〜6dとの間の摩擦抵抗を低下させて異音やブレードめくれを防止することができる。
このようにして作成された横帯状のトナー像は、感光ドラム1a〜1dの回転に伴ってクリーニングブレード6a〜6dが当接する位置に移動して、感光ドラム1a〜1dとクリーニングブレード6a〜6dとの間に供給される。これにより、感光ドラム1a〜1dとクリーニングブレード6a〜6dとの間の摩擦抵抗を低下させる。摩擦抵抗が低下すると、クリーニングブレード6a〜6dの感光ドラム1a〜1dに対するびびり(スティックスリップ)や、ブレードめくれが発生しなくなり、異音やブレードめくれの発生を防止することができる。なお、トナー吐出し制御の際中は、感光ドラム1a〜1d上に作成されたトナー像が中間転写ベルト10に転写されてしまわないように一次転写ローラ8a〜8dのバイアスを0Vとする。又は、一次転写ローラ8a〜8dのバイアスを、マイナス
バイアス若しくは通常転写時のバイアスより低くすることでもよい。
(転写残トナー量)
転写残現像剤としての転写残トナーとは、現像ユニット21a〜21dによって現像されたトナー像のトナーのうち中間転写ベルト10へ転写されずに感光ドラム1a〜1d上に残留したトナーである。転写残トナー量は、現像ユニット21a〜21dにより感光ドラム1a〜1dにトナー像が形成された時のトナー量に依存する。トナー像のトナー量は、ほとんど現像ユニット21a〜21dにより形成される画像の印字率(像密度、印字比率)で決まってくる。印字率とは、1枚の記録材の印字可能領域に対する画像領域の比率である。すなわち、各感光ドラム1a〜1dに形成される画像の印字率が0%であれば、各感光ドラム1a〜1dの転写残トナー量は0%であり、印字率が100%であれば、転写残トナー量は最大となる。本実施例では、転写残トナー量を算出するために、感光ドラム上の画像が現像される潜像ドットをカウントし、印字情報演算部にて一定期間、具体的には画像1枚のカウントされたドット数を演算し、その総ドット数を記憶部40a〜40dに記憶する。このドット数の情報、つまり各感光ドラム1a〜1dに形成される画像の印字率から、各感光ドラム1a〜1dの転写残トナー量を算出する。感光ドラムに形成される画像の印字率は、感光ドラム上の1枚の記録材に相当する印字可能領域に対する画像領域の比率となる。本実施例では、図2(a)に示すように、予め、感光ドラムに形成される画像の印字率と、当該印字率から推定される転写残トナー量と、の関係を定めた参照テーブル(第1テーブル)が用意してある。そして、図2(a)の参照テーブルに記憶部40a〜40dに記憶した画像の印字率を取り込んで、各感光ドラム1a〜1dの転写残トナー量を導出する。なお、本実施例では、画像形成装置で印字される記録材Pが1サイズであると想定して図2(a)に示す参照テーブルを用意している。しかし、記録材が複数サイズ適用できる場合には、参照テーブルを対応した数だけ用意するようにしてもよい。
再転写現像剤としての再転写トナーとは、中間転写ベルト10上に先に重ね合わされた多重トナー像のトナーが、更にトナー像を中間転写ベルト10上に転写させる際に、感光ドラム1a〜1dに再転写してしまうトナーである。本実施例では、第1のプロセスカー
トリッジYは中間転写ベルト搬送方向の最も上流に配設されている。そのため、中間転写ベルト10上にはトナー像が存在せず、感光ドラム1aの再転写量は0mgとなる。次に第2、第3、第4のプロセスカートリッジM、C、Bkの各々は、中間転写ベルト搬送方向上流に先に中間転写ベルト10にトナー像を転写するプロセスカートリッジが存在する。そのため、感光ドラム1b、1c、1dの再転写トナー量は、各感光ドラム1b、1c、1dがトナー像を転写するよりも先に中間転写ベルト10上に転写されているトナー像のトナー量に依存する。第2のプロセスカートリッジMの感光ドラム1bの再転写トナー量は、それよりも上流で中間転写ベルト10上に転写されているプロセスカートリッジYによるトナー像のトナー量に依存する。ここで、中間転写ベルト10上のトナー像のトナー量は、現像ユニット21a〜21dにより現像される画像の印字率で決まってくる。よって、感光ドラム1bの再転写トナー量は、感光ドラム1aの画像の印字率から算出することができる。第3のプロセスカートリッジCの感光ドラム1cの再転写トナー量は、感光ドラム1a、1bの画像の印字率の合計値から算出することができる。第4のプロセスカートリッジBkの感光ドラム1dの再転写トナー量は、感光ドラム1a、1b、1cの画像の印字率の合計値から算出することができる。本実施例では、図2(b)に示すように、予め、中間転写ベルト10に先に転写されていた画像の印字率と、当該印字率から推定される再転写トナー量と、の関係を定めた参照テーブル(第2テーブル)が用意してある。そして、記憶部40a〜40dに記憶した画像の印字率から中間転写ベルト10に先に転写されていた画像の印字率(合計印字率)を求める。図2(b)の参照テーブルに当該求めた印字率(合計印字率)を取り込んで、各感光ドラム1a〜1dの再転写トナー量を導出する。なお、本実施例では、画像形成装置で印字される記録材Pが1サイズであると想定して図2(b)に示す参照テーブルを用意している。しかし、記録材が複数サイズ適用できる場合には、参照テーブルを対応した数だけ用意するようにしてもよい。
PC200から取得した画像データは、画像形成情報として本体制御部100のメモリ部に展開される。メモリ部に展開された画像形成情報は、制御部により装置本体の印字のタイミングに合わせて、レーザ駆動部に順次送られ、各色の露光装置30a〜30dを制御し、夫々の感光ドラム1a〜1d上に静電潜像が形成される。これと同時に、メモリ部に展開された画像形成情報から、ドットカウンタにおいて、画像が現像される潜像ドットをカウントする。そして、演算部にて一定期間のカウントされたドット数を積算し、その総ドット数をメモリ部及び記憶部40a〜40dに記憶する。このドット数の情報が、各感光ドラム1a〜1dに形成される画像の印字率であり、各色夫々の画像毎に印字率を算出し、この印字率を基に転写残トナー量と再転写トナー量を算出する。各色の記憶部40a〜40dには、各感光ドラム1a〜1dに形成される各色の画像の印字率並びに、当該印字率と転写残トナー量及び再転写トナー量との関係を示す図2(a)及び(b)の参照テーブルが格納されている。これらのテーブルに印字毎に画像の印字率を取り込むことで転写残トナー量と再転写トナー量とが算出される。
図4は、トナー吐出し制御ルーチン1を示すフローチャートである。以下に図4のフローチャートを参照して、トナー吐出し量適正化を行うトナー吐出し制御ルーチン1を詳しく説明する。
図4に示すフローチャートにおいて、まずPC200から画像形成装置へ画像データが送られ印字(画像形成)動作が開始される(S1)。印字動作が開始されると、クリーニングブレード6a〜6dへのトナー供給量を算出する(S2)。この時点で、前回までの
転写残トナー量と再転写トナー量との合計値Wが各色プロセスカートリッジの記憶部40a〜40dに夫々保存されているので、この合計値Wを読み出す(S3)。そして、印字動作において画像1枚が印字される毎に、ドットカウンタにより各感光ドラム1a〜1d上の画像の印字率を算出する(S4)。この各感光ドラム1a〜1dの画像の印字率から、図2(a)の参照テーブルを用い本体制御部100の演算部によって各色の感光ドラム1a〜1d上の転写残トナー量Aを導出する(S5)。次に、転写残トナー量Aの算出と同様に、各感光ドラム1a〜1dの画像の印字率から、図2(b)の参照テーブルを用い本体制御部100の演算部によって各色の感光ドラム1a〜1d上の再転写トナー量Bを導出する(S6)。そして、本体制御部100の演算部によって転写残トナー量Aと再転写トナー量Bとの合計値Wc(=A+B)を算出する(S7)。WにWcを加算して累積した転写残トナー量と再転写トナー量との合計値W(=W+Wc)を更新する(S8)。つまり、合計値Wは、常に、前回のトナー吐出し制御の以後の印字分について積算された量となる。ここで、記憶部40a〜40dに記憶された各色の印字枚数を読み出し、トナー吐出し制御が必要な所定の印字枚数、本実施例では130枚に到達したか否かを判断する(S9)。所定の130枚に到達していると判定された場合、トナー吐出し量適正化を開始する(S11)。所定の130枚の印字枚数に到達していないと判定された場合は、PC200から取得した指定の印字が終了したか判断する(S10)。本体制御部100の制御部において指定の印字が終了していると判定された場合、印字動作を終了する(S17)。指定の印字が終了していないと判定された場合は、再び印字動作を開始する(S1)。トナー吐出し量適正化を開始(S11)した後は、本体制御部100の演算部において、基準量である所定のトナー吐出し量値Ewから、累積した転写残トナー量と再転写トナー量との合計値Wを減算し、トナー吐出し適正量Wd(=Ew−W)を算出する(S12)。そして、トナー吐出し量適正値Wdに基づき、レーザ駆動部を制御し、トナー吐出し制御を実行する(S13)。その後、各色プロセスカートリッジの記憶部40a〜40dに記憶されている転写残トナー量と再転写トナー量との合計値Wを0とし(S14)、トナー吐出し制御を終了する(S15)。最後に、本体制御部100の制御部において、PC200から取得した指定の印字が終了したか判断をし(S16)、指定の印字が終了していると判定された場合は、印字動作を終了する(S17)。指定の印字が終了していないと判定された場合は、再び、印字動作を開始する(S1)。
以上により、確実にクリーニングブレード6a〜6dの異音やブレードめくれを防止することができる。更にはトナー吐出し制御で吐出すトナーの量を可及的に少なくし、現像ユニット21a〜21d内のトナーを過度に消費してしまうことを防止し、トナーを効率的に使用することができる。
次に実施例2について説明する。以下の説明において、上述した実施例1と同様の部分については、その説明を省略する。
本実施例では、図5に示すように、クリーニングブレード6a〜6dの初期からの印字枚数が増加するに従って、基準量であるトナー吐出し量値Ewを減少させていく。印字枚数が増加するに従って、クリーニングブレード周辺に堆積する堆積トナー量が増加する。このことから、クリーニングブレード周辺に堆積した堆積トナーが潤滑剤となり、クリーニングブレード6a〜6dの異音やブレードめくれが発生し難くなるためである。なお、本実施例では、図5に示すようにクリーニングブレード6a〜6dの初期からの印字枚数が増加するに従って、基準量であるトナー吐出し量値Ewを減少させていくようにした。なお、印字枚数以外にも、印字時間や印字数、これらの組み合わせ等、クリーニングブレード6a〜6dの初期からの印字の量が増加するに従って、基準量であるトナー吐出し量値Ewを減少させていくようにすればよい。
本実施例では、図5に示す印字枚数と基準量であるトナー吐出し量値Ewの関係は、各色プロセスカートリッジの記憶部40a〜40dに夫々予め記憶させておき、トナー吐出し量適正化を開始した際に本体制御部100によって読み出されるものとした。
図6は、トナー吐出し制御ルーチン2を示すフローチャートである。以下に図6のフローチャートを参照して、トナー吐出し量適正化を行うトナー吐出し制御ルーチン2を詳しく説明する。
図6のフローチャートにおいて、まずPC200から画像形成装置へ画像データが送られ印字(画像形成)動作が開始される(S1)。印字動作が開始されると、クリーニングブレード6a〜6dへのトナー供給量を算出する(S2)。この時点で、前回までの転写残トナー量と再転写トナー量との合計値Wが各色プロセスカートリッジの記憶部40a〜40dに夫々保存されているので、この合計値Wを読み出す(S3)。そして、印字動作において画像1枚が印字される毎に、ドットカウンタにより各感光ドラム1a〜1d上の画像の印字率を算出する(S4)。この各感光ドラム1a〜1dの画像の印字率から、図2(a)の参照テーブルを用い本体制御部100の演算部によって各色の感光ドラム1a〜1d上の転写残トナー量Aを導出する(S5)。次に、転写残トナー量Aの算出と同様に、各感光ドラム1a〜1dの画像の印字率から、図2(b)の参照テーブルを用い本体制御部100の演算部によって各色の感光ドラム1a〜1d上の再転写トナー量Bを導出する(S6)。そして、本体制御部100の演算部によって転写残トナー量Aと再転写トナー量Bとの合計値Wc(=A+B)を算出する(S7)。WにWcを加算して累積した転写残トナー量と再転写トナー量との合計値W(=W+Wc)を更新する(S8)。つまり、合計値Wは、常に、前回のトナー吐出し制御の以後の印字分について積算された量となる。ここで、記憶部40a〜40dに記憶された各色の印字枚数を読み出し、トナー吐出し制御が必要な所定の印字枚数、本実施例では130枚に到達したか否かを判断する(S9)。所定の130枚に到達していると判定された場合、トナー吐出し適正化を開始する(S11)。所定の130枚の印字枚数に到達していないと判定された場合は、PC200から取得した指定の印字が終了したか判断する(S10)。本体制御部100の制御部において指定の印字が終了していると判定された場合、印字動作を終了する(S17)。指定の印字が終了していないと判定された場合は、再び印字動作を開始する(S1)。トナー吐出し量適正化を開始(S11)した後は、本体制御部100によって各色の記憶部40a〜40dに夫々記憶されている印字枚数と、印字枚数とトナー吐出し量値Ewの関係のマップを読み出す。そして、現時点の印字枚数から基準量であるトナー吐出し量値Ewを決定する(S20)。次に、本体制御部100の演算部において、基準量であるトナー吐出し量値Ewから、累積した転写残トナー量と再転写トナー量との合計値Wを減算し、トナー吐出し適正量Wd(=Ew−W)を算出する(S12)。そして、トナー吐出し量適正値Wdに基づき、レーザ駆動部を制御し、トナー吐出し制御を実行する(S13)。その後、各色プロセスカートリッジの記憶部40a〜40dに記憶されている転写残トナー量と再転写トナー量との合計値Wを0とし(S14)、トナー吐出し制御を終了する(S15)。最後に、本体制御部100の制御部において、PC200から取得した指定の印字が終了したか判断をし(S16)、指定の印字が終了していると判定された場合は、印字動作を終了する(S17)。指定の印字が終了していないと判定された場合は、再び、印字動作を開始する(S1)。
以上によっても、確実にクリーニングブレード6a〜6dの異音やブレードめくれを防止することができる。更にはトナー吐出し制御で吐出すトナーの量を可及的に少なくし、現像ユニット21a〜21d内のトナーを過度に消費してしまうことを防止し、トナーを効率的に使用することができる。実施例2では、実施例1よりもトナー吐出し制御で吐出すトナーの量を可及的に少なくすることができる。
なお、上記実施例では、接触現像方式を採用しているが、本発明は接触現像方式に限るものではなく、トナー供給ローラを用いた非磁成ジャンピング現像方式等を用いた画像形成装置においても有効である。
また、上記実施例では、横型タンデム構成(インライン構成)の4色フルカラー画像形成装置で説明した。しかし、本発明は横型タンデム構成に限るものではない。例えば、ロータリー構成の画像形成装置にも本発明を適用することができる。
Claims (2)
- 複数の静電潜像担持体と、
前記各静電潜像担持体に形成された静電潜像を現像剤像へ現像する複数の現像手段と、
前記各静電潜像担持体に形成された現像剤像が転写されて複数の現像剤像が重ね合わされる転写体と、
前記各静電潜像担持体に当接し、前記転写体への転写後に前記各静電潜像担持体上に存在する現像剤を除去する複数のクリーニングブレードと、
を備え、
前記各現像手段から現像剤を吐出させて前記転写体へ現像剤を転写させずに前記各クリーニングブレードに現像剤を供給する現像剤吐出し制御を行う画像形成装置において、
前記現像剤吐出し制御で吐出される現像剤の量は、前記各静電潜像担持体から前記転写体へ現像剤像が転写される際の、前記各静電潜像担持体に残留する転写残現像剤の量と、前記転写体に先に転写されていた現像剤像から前記各静電潜像担持体に再転写される再転写現像剤の量と、が前回の前記現像剤吐出し制御の以後の印字分について積算された量を、基準量から差し引いた量であり、
前記各静電潜像担持体に形成される画像の印字率と前記転写残現像剤の量との関係を予め定めた第1テーブルと、
前記各静電潜像担持体について、前記転写体に先に転写されていた画像に対応する静電潜像担持体に形成される画像の印字率の合計値と前記再転写現像剤の量との関係を予め定めた第2テーブルと、
を更に備え、
印字毎の前記転写残現像剤の量は、前記第1テーブルに基づいて導出され、印字毎の前記再転写現像剤の量は、前記第2テーブルに基づいて導出されることを特徴とする画像形成装置。 - 前記基準量が前記クリーニングブレードの初期からの印字枚数が増加するに従い減少するようにした、印字枚数と基準量の関係が記憶部に予め記憶されており、前記吐出し制御開始時に、印字枚数に対応する基準量を前記記憶部から読み出して吐出し制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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