JP2009205109A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリーニングブレードのめくれや破損を防止可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像剤像を形成する複数の像形成部と、各像形成部へ媒体を搬送する搬送体と、各現像剤像を媒体に転写する転写部と、搬送体に当接して配置されるクリーニング部材とを有する画像形成装置に、各像形成部の現像剤の使用状況を判断する状況判断部と、所定のタイミングで搬送体への現像剤の供給を指示する指示部と、指示部の指示を受け、状況判断部の判断に基づいて、各像形成部の中から特定の像形成部を指定像形成部として指定する指定部と、指定像形成部に所定の現像剤像を形成させる制御部とを設け、転写部は、形成された所定の現像剤像を搬送体に直接転写する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の画像形成ユニットにおいて形成された各トナー像を、ベルト走行体上の媒体に転写してカラー画像を形成する画像形成装置に関し、特に、ベルト走行体に付着したトナーを除去するためのクリーニングブレードを備える画像形成装置に関する。
電子写真方式によりカラー画像形成を行うカラープリンタやカラー複写機、カラーファクシミリ装置、カラー複合機等の画像形成装置には、複数の独立した像形成部としての画像形成ユニットが、記録媒体を搬送するための搬送体としてのベルト走行体に沿って、順に配設されている。各画像形成ユニットには、例えばブラックやイエロー、マゼンタ、シアン等のトナーを供給するためのトナーカートリッジや、感光体ドラムが備えられ、感光体ドラムの表面に形成された各色のトナー像が、記録媒体上に順次重ね合わせて転写され、カラー画像が形成される。
この種の画像形成装置は、ベルト走行体に対するクリーニング手段として、クリーニングブレードを備えている。クリーニングブレードは、ゴム等の弾性材料からなる板状部材であり、先端エッジをベルト走行体の表面に当接して配置される。そして、ベルト走行体の走行に伴い、該ベルト走行体と先端エッジとの摺擦により、ベルト走行体の表面に付着したトナーやゴミ等が掻き取られて除去される(例えば、下記特許文献1参照)。
ところで、このような画像形成装置では、クリーニングブレードとベルト走行体との間に過大な摩擦力が作用すると、クリーニングブレードの先端エッジにめくれや破損等が発生するという問題があった。
そこで、従来、クリーニングブレードの先端エッジには、潤滑性を保持させてベルト走行体との間の摩擦を緩和するために、予めトナーが塗布されている。
特開2004−77607号公報
ところで、クリーニングブレードの先端エッジに塗布されたトナーは、印刷処理の実行に伴い減少する。これにより、ベルト走行体とクリーニングブレードとの間の摩擦力が増大し、クリーニングブレードの先端エッジのめくれや破損が発生するという問題があった。
したがって、クリーニングブレードのめくれや破損を防止可能な画像形成装置が望まれていた。
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
<構成>
本発明に係る画像形成装置は、現像剤像を形成する複数の像形成部と、各像形成部へ媒体を搬送する搬送体と、各現像剤像を媒体に転写する転写部と、搬送体に当接して配置されるクリーニング部材とを有し、各像形成部の現像剤の使用状況を判断する状況判断部と、と、所定のタイミングで搬送体への現像剤の供給を指示する指示部と、指示部の指示を受け、状況判断部の判断に基づいて、各像形成部の中から特定の像形成部を指定像形成部として指定する指定部と、指定された指定像形成部に所定の現像剤像を形成させる制御部とを備え、転写部は、形成された所定の現像剤像を搬送体に直接転写することを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、搬送体への現像剤の供給が指示されると、各像形成部における現像剤の使用状況に基づいて、該像形成部における劣化現像剤の有無が判断され、劣化現像剤が有ると判断された像形成部から搬送体へ現像剤が供給される。したがって、現像剤を無駄に消費することなく、クリーニング部材の破損が防止されると共に、良好な品質の画像形成が可能となる。
以下、本発明の実施形態を、図を用いて詳細に説明する。ここでは、本発明を電子写真方式のカラープリンタに適用した場合を例に、説明する。
図2は、本発明に係るカラープリンタの概略構成図である。
本実施例のカラープリンタ10は、画像形成装置として、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの4色の現像剤であるトナーを重ね合わせて、カラー画像を形成する。
カラープリンタ10には、図2に示されるように、搬送体としてのベルト走行体11の走行方向に沿って、4つの独立した印刷機構12K、12Y、12M及び12Cが、順に配設されている。
印刷機構12K、12Y、12M及び12Cは、それぞれ、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの各色に対する電子写真方式のLEDプリンタ機構であり、本実施例では、図2に示されるように、同一構成要素を備えている。以後、印刷機構12K、12Y、12M及び12Cの同一構成要素を区別する場合には、符号にそれぞれK、Y、M、Cを付加するが、総称する場合には、符号のみを示す。
印刷機構12K、12Y、12M及び12Cは、それぞれ、トナー像を形成する画像形成ユニット13と、露光器としてのLEDヘッド14と、転写器としての転写ローラ16とから構成される。
図3は、画像形成ユニットの概略構成図である。
画像形成ユニット13は、トナー像を形成する像形成部として、カラープリンタ10に着脱可能に配設され、図3に示されるように、感光体ドラム17を備えている。この感光体ドラム17は、表面にトナー像が形成される像担持体として、画像形成ユニット13の下部に露出して配置されている。
画像形成ユニット13の内部には、図3に示されるように、感光体ドラム17の周囲に、感光体ドラム17の表面を一様に帯電させるための帯電器である帯電ローラ18と、現像剤担持体である現像ローラ19とが、それぞれ、感光体ドラム17の表面に当接して配設されている。画像形成ユニット13の内部には、更に、現像剤供給部材である供給ローラ20が、現像ローラ19の表面に当接して配置されている。
画像形成ユニット13の上部には、図3に示されるように、トナーを収容する収容部としてのトナーカートリッジ21が、着脱可能に搭載され、該トナーカートリッジ21から画像形成ユニット13の内部に、現像剤としてのトナー22が供給される。
画像形成ユニット13には、更に、RFID(Radio Frequency Identification)タグ23が備えられている。このRFIDタグ23には、感光体ドラム17の回転回数を示すドラム回転数や、画像形成ユニット13による印字ドット数等のトナー情報が、図示しない書込部により書込まれ、記憶される。RFIDタグ23に記憶されるトナー情報については、後述する。
LEDヘッド14は、後述するコントローラ部の制御に基づいて、感光体ドラム17の表面に光を照射して、静電潜像を形成する。
転写ローラ16は、図2に示されるように、記録媒体15の搬送路としてのベルト走行体11を間に、感光体ドラム17に対向して配置され、感光体ドラム17の表面に形成されたトナー像を、ベルト走行体11または記録媒体15の表面に転写する。
画像形成ユニット13の下部には、上述したように、記録媒体15を搬送するためのベルト走行体11が配設されている。ベルト走行体11は、継目なしのエンドレス状に形成され、図2に示されるように、ベルト駆動ローラ24及びベルト従動ローラ25に張架される。このベルト走行体11は、外周面上部を感光体ドラム17の表面に当接した状態で、ベルト駆動ローラ24の駆動により回転走行し、各印刷機構12に記録媒体15を搬送する。
また、ベルト走行体11の下方には、クリーニング部材としてのクリーニングブレード26が、先端エッジをベルト走行体11の外周面下部に、ベルト走行体11の移動方向に対してカウンターとなる、つまり対向する方向に向けた状態で当接するように配置される。このクリーニングブレード26は、例えば可撓性のゴムからなる板状部材であり、潤滑性を保持させるために、予め表面にトナーが塗布されている。クリーニングブレード26は、ベルト走行体11の回転走行に伴い、ベルト走行体11の外周面に付着したトナーやゴミ等を掻き取る。掻き取られたトナーやゴミ等は、クリーニングブレード26の下部に設置された廃トナータンク27に収容される。
カラープリンタ10の下部には、給紙機構28が設けられている。給紙機構28は、複数の記録媒体15が収容されるカセット29と、給紙ローラ30と、給紙センサ31と、上部レジストローラ32及び下部レジストローラ33と、通過センサ34とを有し、ベルト走行体11への給紙を行う。
給紙ローラ30は、カセット29に収容された媒体としての記録媒体15を、1枚ずつ分離して、搬送路35へと搬送する。
給紙センサ31は、搬送路35における上部レジストローラ32及び下部レジストローラ33の上流側に配置され、記録媒体15の先端及び後端の通過を検出し、コントローラ部に通知する。
上部レジストローラ32及び下部レジストローラ33は、搬送路35の上下に配置され、コントローラ部の制御に基づき回転を行い、給紙ローラ30により搬送された記録媒体15のスキューを補正し、ベルト走行体11へと搬送する。
通過センサ34は、搬送路35における上部レジストローラ32及び下部レジストローラ33の下流側に配置され、記録媒体15の先端の通過を検出し、コントローラ部に通知する。
ベルト走行体11による記録媒体15の搬送方向下流側には、図2に示されるように、定着機構36が設置されている。定着機構36は、ヒートローラ37及び加圧ローラ38を備え、ベルト走行体11により搬送された記録媒体15を、ヒートローラ37及び加圧ローラ38が、加熱及び加圧する。これにより、印刷機構12により転写された各色のトナー像が、記録媒体15に定着される。
定着機構36の下流側には、排出センサ39が設けられ、定着機構36における記録媒体15のヒートローラ37への巻き付きやジャムの発生を監視している。
排出センサ39の更に下流側には、定着機構36から排出された記録媒体15を搬送して、カラープリンタ10の上部に排出するための排出ローラ40が設けられている。
次に、本実施例のカラープリンタ10の制御系統について、詳しく説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るカラープリンタの機能構成を示すブロック図である。
なお、図1において、符号K、Y、M、Cは、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各印刷機構12に対応している。
カラープリンタ10は、図1に示されるように、受信部41、コントローラ部42、プリンタカウンタ43、管理部44、供給制御部47、劣化判断部50及び比較選別部53を含んで構成される。
受信部41は、図示されないパーソナルコンピュータ等のホスト装置とのインタフェース部であり、ホスト装置から印刷処理の実行を指示するコマンドや画像データ等の印刷情報を受信して、コントローラ部42へ送る。
コントローラ部42は、受信部41を介してホスト装置から受信した印刷情報に基づき印刷処理を実行すべく、カラープリンタ10の各部を制御する。
コントローラ部42は、所定のタイミングにより、転写ローラ16、帯電ローラ18、現像ローラ19及び供給ローラ20に、図示せぬ各電源から電圧を印加する。また、コントローラ部42は、図示せぬ駆動モータにより、転写ローラ16、感光体ドラム17、帯電ローラ18、現像ローラ19、供給ローラ20、ベルト駆動ローラ24及びヒートローラ37を回転駆動する。
更に、コントローラ部42は、印刷情報に含まれる画像データを複数のドットデータからなる印字データに展開して、該印字データに基づいて、各印刷機構12に印字データ信号を送り、印刷処理を実行させる。
また、コントローラ部42は、ドット計数部として、各印刷機構12に送信された印字データに含まれる印字ドット数を計数して、該印字ドット数を管理部44に通知する。
コントローラ部42は、更に、制御部として、供給制御部47からトナー供給指示を受け取ると、ベルト走行体11へのトナー供給処理を実施する。カラープリンタ10におけるトナー供給処理の詳細については、後述する。
プリンタカウンタ43は、不揮発性メモリからなり、カラープリンタ10による印刷枚数を記憶する。プリンタカウンタ43に記憶される印刷枚数は、コントローラ部42の制御に基づき、加算或いは初期化される。コントローラ部42は、ベルト走行体11へのトナー供給処理を実施すると、プリンタカウンタ43の印刷枚数を初期化する。
管理部44は、各画像形成ユニット13のRFIDタグ23(図3)とのデータ送受信機能を有し、各RFIDタグ23において記憶されるトナー情報を管理する。
画像形成ユニット13には、図1に示されるように、ドラムカウンタ45及びドットカウンタ46が備えられている。ドラムカウンタ45及びドットカウンタ46は、それぞれ、RFIDタグ23(図3)に構成されている記憶部に含まれて構成される。
ドラムカウンタ45は、回転計数部として、トナー情報としてのドラム回転数nを計量するカウンタである。ここで、ドラム回転数nは、画像形成ユニット13による感光体ドラム17の回転数を示す。
ドラムカウンタ45は、画像形成ユニット13によりトナー像が形成されると、該トナー像の搬送方向における長さXmmと、感光体ドラム17のドラム周長Ymmとに基づいて、数値X/Yを算出する。そして、算出された数値X/Yを、RFIDタグ23に記憶されているドラム回転数nに加算して、該ドラム回転数nを更新する。また、ドラムカウンタ45は、管理部44の管理に基づいて、記憶されているドラム回転数nの初期化や、管理部44への送信を行う。画像形成ユニット13におけるドラム回転数nは、該画像形成ユニット13によるトナー供給処理に伴い初期化される。
ドットカウンタ46は、ドット計数部として、トナー情報としての印字ドット数nと、総印字ドット数Nとを計数するカウンタである。ここで、印字ドット数nは、画像形成ユニット13による印字ドット数を示し、該画像形成ユニット13によるトナー供給処理の実施に伴い初期化される。総印字ドット数Nは、同様に、画像形成ユニット13による印字ドット数を示し、トナーカートリッジ21の交換に伴い初期化される。
ドットカウンタ46は、管理部44の管理に基づいて、画像形成ユニット13における印字ドット数n及び総印字ドット数Nを計数し、これらをRFIDタグ23に記憶する。また、ドットカウンタ46は、管理部44の管理に基づいて、印字ドット数n及び総印字ドット数Nの初期化や、管理部44への送信を行う。
供給制御部47は、ベルト走行体11へのトナー供給処理を実施するために、所定のタイミングでトナー供給指示を行う機能を有し、監視部48及び指示部49を備えている。
監視部48は、プリンタカウンタ43において計数される印刷枚数を監視して、該印刷枚数が所定枚数に達すると、指示部49に通知する。本実施例では、監視部48は、印刷枚数が50枚に達すると、通知を行うものとする。
指示部49は、監視部48から通知を受けると、コントローラ部42に、ベルト走行体11へのトナー供給を指示する。
劣化判断部50は、コントローラ部42からの劣化判断の指示に基づき、各画像形成ユニット13における劣化トナーの有無を判断する機能を有する。以下に、劣化トナーについての説明を行う。
印刷処理の実行に際し、カラープリンタ10の各画像形成ユニット13では、現像ローラ19の表面にトナー層が形成される。このトナー層に含まれるトナーが、感光体ドラム17上に形成された静電潜像に付着することにより、静電潜像が現像され、トナー像が形成されることとなる。
ところで、現像に供されずに現像ローラ19上に残留したトナーは、残留期間が長引くと、電圧印加に伴い帯電量が増加し、凝集する等の不具合を引き起こす。このようなトナーは、劣化トナーと称され、画像品質にも影響を与えるため、除去される必要がある。
劣化判断部50は、上記のような劣化トナーの有無を判断するために、算出部51及び判断指定部52を備えている。
算出部51は、各画像形成ユニット13の印字比率及び平均印字濃度を、以下のように算出する。
算出部51は、管理部44を介して、画像形成ユニット13のドラムカウンタ45からドラム回転数nを読み出すと共に、ドットカウンタ46から印字ドット数nを読み出す。そして、これらの数値に基づいて、該画像形成ユニット13内の感光体ドラム17の1回転あたりの平均印字ドット数r=n/nを、印字比率として算出する。算出部51は、各画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cに対してそれぞれの印字比率r、r、r、rを算出する。
続いて、算出部51は、算出された印字比率rに基づいて、平均印字濃度dを算出する。本実施例のカラープリンタ10の場合、A4サイズの印刷媒体に5%濃度の印刷を行うときの印字ドット数から算出される印字比率は、r=792であるため、平均印字濃度dは、計算式d=r×5/792[%]に基づき算出される。算出部51は、各画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cに対して、それぞれの平均印字濃度d、d、d、dを算出し、これらの数値を判断指定部52に通知する。
判断指定部52は、平均印字濃度の閾値として、印字濃度閾値dthを記憶しており、算出部51から通知された各平均印字濃度d、d、d、dと印字濃度閾値dthとを比較して、各平均印字濃度d、d、d、dが印字濃度閾値dth未満であるか否かを判断する。そして、判断指定部52は、平均印字濃度dが印字濃度閾値dth未満である場合、該画像形成ユニット13に劣化トナーが有ると判断し、平均印字濃度dが印字濃度閾値dth以上である場合、劣化トナーが無いと判断する。本実施例では、判断指定部52は、印字濃度閾値として、劣化トナーの有無の境となるdth=1.6[%]を記憶しているものとする。
劣化トナーの有無を判断すると、判断指定部52は、劣化トナーが有る画像形成ユニット13を指定ユニットとして指定し、該画像形成ユニット13の識別情報を指定ユニット情報としてコントローラ部42に通知する。また、全ての画像形成ユニット13に劣化トナーが無いと判断すると、判断指定部52は、該判断結果をコントローラ部42に通知する。
比較選別部53は、コントローラ部42からの比較指示に基づき、各画像形成ユニット13におけるトナーの消費量を比較して、消費量が最も少ない、即ちトナーの残量が最も多い画像形成ユニット13を選別する機能を有する。
比較選別部53は、管理部44を介して、各画像形成ユニット13のドットカウンタ46から総印字ドット数Nを読み出して、これらを比較する。ここで、各総印字ドット数Nは、対応する画像形成ユニット13におけるトナーの消費量を反映する数値であり、比較選別部53は、総印字ドット数Nが最小となる画像形成ユニット13を、トナーの消費量が最も少ない、即ちトナーの残量が最も多い画像形成ユニット13として選別する。比較選別部53は、選別された画像形成ユニット13を指定ユニットとして指定し、該画像形成ユニット13の識別情報を指定ユニット情報としてコントローラ部42に通知する。
次に、カラープリンタ10の印刷動作について、簡単に説明する。
カラープリンタ10において、受信部41が図示せぬホスト装置から印刷情報を受信すると、コントローラ部42は、印刷処理を開始すべく、各電源からの電圧印加及び駆動モータによる回転駆動を実施する。また、コントローラ部42は、印刷情報に含まれる画像データを、複数のドットデータからなる印字データに展開する。
各画像形成ユニット13において、現像ローラ19の表面にはトナー層が形成される。また、感光体ドラム17は回転を開始し、電圧が印加された帯電ローラ18が、該感光体ドラム17の表面を一様に帯電させる。定着機構36では、ヒートローラ37が加熱される。
給紙機構28では、コントローラ部42の制御に基づき、給紙ローラ30が回転を開始し、カセット29から記録媒体15を繰り出す。給紙ローラ30は、この記録媒体15が給紙センサ31を通過した後、上部レジストローラ32及び下部レジストローラ33に突き当たってスキューを取り除かれるまで、回転を継続する。
上部レジストローラ32及び下部レジストローラ33は、記録媒体15のスキューを補正すると、コントローラ部42の制御に基づき回転を開始し、該記録媒体15をベルト走行体11へ搬送する。
コントローラ部42は、通過センサ34からの記録媒体15の検出情報に基づいて、各印刷機構12によるトナー像の形成を逐次開始させる。コントローラ部42は、印字データに対応する印字データ信号を各印刷機構12に送信し、1ページ分の印字データ信号の送信が完了すると、プリンタカウンタ43において計数される印刷枚数に1を加算する。
また、コントローラ部42は、各印字データに含まれる印字ドット数を計数し、該印字ドット数を管理部44に送る。管理部44は、受け取った印字ドット数を、対応する画像形成ユニット13に送信し、該印字ドット数を、ドットカウンタ46で計数される印字ドット数n及び総印字ドット数Nにそれぞれ加算する。
印刷機構12において、LEDヘッド14が印字データ信号に基づき発光すると、感光体ドラム17の表面には静電潜像が形成される。そして、現像ローラ19上に保持されるトナーが、この静電潜像に付着することにより、静電潜像が現像されて、感光体ドラム17の表面に、トナー像が形成される。
コントローラ部42の制御に基づき、ベルト走行体11が回転走行を開始し、給紙機構28から給紙された記録媒体15が、感光体ドラム17及び転写ローラ16間に搬送されると、転写ローラ16に転写電圧が印加される。そして、感光体ドラム17上のトナー像が、記録媒体15の表面に転写される。このとき、ドラムカウンタ45は、感光体ドラム17のドラム回転数を算出して、該ドラム回転数を、記憶されているドラム回転数nに加算する
記録媒体15は、ベルト走行体11に搬送されて、各印刷機構12において順次トナー像を転写された後、更に定着機構36へと搬送される。
定着機構36において、記録媒体15は、加熱及び加圧されて、トナー像が定着される。そして、排出ローラ40が、該記録媒体15をカラープリンタ10の上部に排出する。その後、コントローラ部42の制御に基づき、各電源からの電圧印加及び回転駆動が停止され、カラープリンタ10における印刷処理が終了する。
上記のように、各画像形成ユニット13において形成されたトナー像が、ベルト走行体11により搬送された記録媒体15に転写され、カラー画像が形成される。
ところで、カラープリンタ10において、クリーニングブレード26の表面には、前述したように、予めトナーが塗布されている。しかしながら、印刷処理の実行に伴い、クリーニングブレード26及びベルト走行体11との摺擦により、塗布されたトナーが減少すると、該摺擦部における摩擦力が増大し、クリーニングブレード26の先端エッジにめくれや破損が発生するという問題があった。
そこで、本実施例のカラープリンタ10は、クリーニングブレード26及びベルト走行体11間の摩擦力を緩和し、上記しためくれや破損の発生を防止するために、所定の印刷枚数毎に、ベルト走行体11にトナーを供給するトナー供給処理を実施している。ここでは、このトナー供給処理の流れについて、図4及び図5を用いて説明する。
図4は、本発明に係るカラープリンタの実施例1におけるトナー供給動作を示すフローチャート(その1)であり、図5は、本発明に係るカラープリンタの実施例1におけるトナー供給動作を示すフローチャート(その2)である。
まず、何れかの画像形成ユニット13に劣化トナーが有ると判断される場合のトナー供給処理の流れについて、説明を行う。ここでは、画像形成ユニット13Cに劣化トナーが有ると判断される場合を例に、説明する。
カラープリンタ10において、供給制御部47の監視部48は、プリンタカウンタ43により計数される印刷枚数を常時監視している。そして、該印刷枚数が所定枚数、即ち50枚に到達する(ステップS101)と、監視部48は、指示部49に該到達を通知する。
指示部49は、監視部48からの通知を受けると、ベルト走行体11へのトナー供給をコントローラ部42に指示する(ステップS102)。
コントローラ部42は、指示部49からトナー供給を指示されると、トナー供給処理を実施するために、まず、給紙機構28による給紙を停止させて、記録媒体15の搬送を停止する(ステップS103)。
次に、コントローラ部42は、各画像形成ユニット13における劣化トナーの有無を判断すべく、劣化判断部50に劣化判断を指示する(ステップS104)。
コントローラ部42から劣化判断の指示を受けると、劣化判断部50の算出部51が、各画像形成ユニット13の印字比率rを算出し、該印字比率rに基づいて、平均印字濃度dを算出する(ステップS105)。算出部51は、管理部44を介して、各画像形成ユニット13のドラムカウンタ45からドラム回転数nを読み出すと共に、ドットカウンタ46から印字ドット数nを読み出して、各画像形成ユニット13の印字比率r=n/nを算出する。そして、算出部51は、これらの印字比率rに基づいて、各画像形成ユニット13の平均印字濃度d=r×5/792[%]を算出する。算出部51は、算出された各平均印字濃度dを、判断指定部52に通知する。
続いて、判断指定部52が、算出部51から通知された各平均印字濃度dと、印字濃度閾値dthとを比較して、大小を判断する(ステップS106)。本実施例では、判断指定部52は、印字濃度閾値としてdth=1.6[%]を記憶しており、各画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cに対応する平均印字濃度d、d、d、dが印字濃度閾値dth=1.6[%]以上であるか否かを判断する(ステップS106)。
判断指定部52は、平均印字濃度d、d、dが何れも印字濃度閾値dth=1.6[%]以上であるが、平均印字濃度dが印字濃度閾値dth=1.6[%]未満であると判断する(ステップS106)。この判断結果に基づいて、判断指定部52は、平均印字濃度dに対応する画像形成ユニット13Cに劣化トナーが有ると判断する(ステップS107)。そして、判断指定部52は、該画像形成ユニット13Cを指定ユニットとして指定し、画像形成ユニット13Cの識別情報を、指定ユニット情報としてコントローラ部42に通知する(ステップS107)。
コントローラ部42は、劣化判断部50から通知された指定ユニット情報に基づき、指定ユニットとして指定された画像形成ユニット13Cにより、ベルト走行体11にトナーを供給させる(ステップS108)。画像形成ユニット13Cは、コントローラ部42の制御に基づき、所定のパターン画像を形成して、該パターン画像をベルト走行体11に直接転写する(ステップS108)。本実施例では、所定のパターン画像として、50%濃度の矩形のパッチパターンが使用されるものとする。画像形成ユニット13Cは、LEDヘッド14の幅のパッチパターンからなるトナー像を形成し、ベルト走行体11に直接転写する。
続いて、コントローラ部42は、画像形成ユニット13Cにおいて計数されるドラム回転数n及び印字ドット数nを初期化すべく、管理部44に指示する。管理部44は、画像形成ユニット13Cのドラムカウンタ45Cに記憶されているドラム回転数nと、ドットカウンタ46Cに記憶されている印字ドット数nとの初期化を行う(ステップS109)。このとき、管理部44は、ドットカウンタ46Cに記憶されている総印字ドット数Nの初期化は実施しない。
また、コントローラ部42は、プリンタカウンタ43により計数される印刷枚数を初期化する(ステップS109)。これにより、カラープリンタ10におけるトナー供給処理が終了する。
上記のように、劣化トナーが有ると判断された画像形成ユニット13Cが指定ユニットとして指定され、該指定ユニットからベルト走行体11にトナーが供給される。ベルト走行体11は、コントローラ部42の制御に基づき回転走行を継続し、トナー像の転写部分がクリーニングブレード26との当接部に搬送される。そして、クリーニングブレード26が、このトナーを掻き取ることにより、クリーニングブレード26の先端エッジにトナーが供給され、クリーニングブレード26及びベルト走行体11間の摩擦が緩和される。
次に、何れの画像形成ユニット13にも劣化トナーが無いと判断される場合のトナー供給処理の流れについて、説明する。ここでは、4つの画像形成ユニット13のうち、画像形成ユニット13Cのトナーの残量が最も多いと判断される場合を例に、説明する。
カラープリンタ10において、印刷枚数が所定の枚数、即ち50枚に到達する(ステップS101)と、監視部48からの通知に基づき、指示部49が、ベルト走行体11へのトナー供給をコントローラ部42に指示する(ステップS102)。
コントローラ部42は、記録媒体15の搬送を停止して(ステップS103)、劣化判断部50に劣化判断を指示する(ステップS104)。
そして、劣化判断部50の算出部51が、各画像形成ユニット13の印字比率r及び平均印字濃度dを算出する(ステップS105)。算出部51は、管理部44を介して、各画像形成ユニット13のドラムカウンタ45からドラム回転数nを読み出すと共に、ドットカウンタ46から印字ドット数nを読み出して、各画像形成ユニット13の印字比率r及び平均印字濃度dを算出する。そして、算出部51は、算出された各平均印字濃度dを、判断指定部52に通知する。
続いて、判断指定部52が、通知された各平均印字濃度dと印字濃度閾値dthとを比較して、大小を判断する(ステップS106)。判断指定部52は、各平均印字濃度d、d、d、dが何れも印字濃度閾値dth=1.6[%]以上であると判断する(ステップS106)と、何れの画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cにも劣化トナーが無いと判断し(ステップS110)、該判断結果をコントローラ部42に通知する。
次に、コントローラ部42は、比較選別部53に各画像形成ユニット13のトナー残量を比較すべく指示する(ステップS111)。
比較選別部53は、コントローラ部42から比較を指示されると、各画像形成ユニット13の総印字ドット数Nを比較する(ステップS112)。比較選別部53は、管理部44を介して、各画像形成ユニット13のドットカウンタ46から総印字ドット数Nを読み出して、これらを比較する。
そして、比較選別部53は、総印字ドット数Nが最小の画像形成ユニット13Cを、トナーの消費量が最も少ない、即ちトナーの残量が最も多い画像形成ユニットであると判断し、該画像形成ユニット13Cを指定ユニットとして指定する(ステップS113)。比較選別部53は、指定された画像形成ユニット13Cの識別情報を、指定ユニット情報として、コントローラ部42に通知する。
コントローラ部42は、指定ユニット情報の通知を受けると、該指定ユニット情報に基づいて、指定ユニットとしての画像形成ユニット13Cによる所定のトナー像の形成及び該トナー像のベルト走行体11への転写を実行させる(ステップS108)。
そして、コントローラ部42は、指定ユニットとしての画像形成ユニット13Cにおいて計数されるドラム回転数n及び印字ドット数nを、管理部44により初期化させる(ステップS109)。また、コントローラ部42は、プリンタカウンタ43により計数される印刷枚数を初期化する(ステップS109)。これにより、カラープリンタ10におけるトナー供給処理が終了する。
上記のように、劣化トナーが無いと判断されると、各画像形成ユニット13のトナー残量が比較され、トナー残量が最も多い画像形成ユニット13からベルト走行体11にトナーが供給される。
尚、本実施例では、プリンタカウンタ43により計数される印刷枚数が所定枚数に到達した時点で、トナー供給処理を実施すべく構成しているが、本処理は、他のタイミングで実施しても良い。例えば、電源投入時におけるプリンタの初期化時や、プリンタの画像濃度調整時等、プリンタが画像の印刷を停止して各部の調整動作を行うタイミングで、トナー供給処理を同時に行うことにより、パフォーマンスを保持することもできる。
以上のように、本実施例のカラープリンタ10は、所定の印刷枚数毎に、ベルト走行体11にトナー像を直接転写することにより、クリーニングブレード26の先端エッジにトナーを供給するので、ベルト走行体11及びクリーニングブレード26間の摩擦力を緩和可能となる。したがって、クリーニングブレード26の先端エッジのめくれや破損を防止できる。
その際、カラープリンタ10は、各画像形成ユニット13における劣化トナーの有無を判断し、各画像形成ユニット13の何れかに劣化トナーが有ると判断された場合、該画像形成ユニット13によりトナー供給処理を実施するので、劣化トナーを除去して、良質な画像形成が可能となると共に、劣化トナーを優先的にトナー供給処理で使用する構成としたことにより、良質なトナーの無駄な消費が抑制され、コストの低減が可能となる。更に、劣化トナーが無いと判断された場合、トナー残量が最も多い画像形成ユニット13によりトナー供給処理を実施するので、各画像形成ユニット13におけるトナー残量の平準化が可能となり、トナーカートリッジ21の交換時期を遅らせることができる。
尚、本実施例では、画像形成ユニット13Cに劣化トナーが有ると判断された場合を例に説明を行ったが、複数の画像形成ユニット13に劣化トナーが有ると判断された場合、劣化トナーが有ると判断された全ての画像形成ユニット13から、ベルト走行体11にトナーを供給する。もしくは、劣化トナーが有ると判断された複数の画像形成ユニット13のうち、トナー残量が最も多い画像形成ユニット13からベルト走行体11にトナーを供給する構成としても良い。
図6は、本発明の実施例2に係るカラープリンタの機能構成を示すブロック図である。
本実施例のカラープリンタ60は、各画像形成ユニット13におけるトナーカートリッジ21の交換回数を記憶するための記憶部61が追加される構成が、実施例1とは異なる。
尚、本実施例において、実施例1と同一の構成については同一の符号で示し、これらについての詳しい説明を省略する。
カラープリンタ60は、図6に示されるように、受信部41、コントローラ部62、プリンタカウンタ43、記憶部61、管理部63、供給制御部47、劣化判断部50及び比較選別部64を含んで構成される。
コントローラ部62は、制御部として、カラープリンタ60の各部を制御し、印刷処理やトナー供給処理等の各処理を実行させる。
記憶部61は、不揮発性メモリからなり、カラープリンタ60における消耗品の交換履歴を記憶する。記憶部61は、各画像形成ユニット13におけるトナーカートリッジ21の交換回数mを、それぞれ計数して記憶する。
管理部63は、各画像形成ユニット13のドラムカウンタ45において記憶されるドラム回転数nと、ドットカウンタ46において記憶される印字ドット数n及び総印字ドット数Nとを管理する。また、管理部63は、記憶部61において記憶される交換回数mを管理する。管理部63は、何れかの画像形成ユニット13において、トナーカートリッジ21が交換されると、該画像形成ユニット13に対応して記憶部61に記憶されている交換回数mに、1を加算する。また、該画像形成ユニット13のドットカウンタ46において計数される総印字ドット数Nを初期化する。
比較選別部64は、コントローラ部62からの比較選別指示に基づいて、各画像形成ユニット13におけるトナーカートリッジ21の交換回数の比較及びトナー残量の比較を行い、指定ユニットの選別を行う。
比較選別部64は、管理部63を介して、記憶部61から各画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cに対応する交換回数m、m、m、mをそれぞれ読み出して、これらを比較する。各交換回数m、m、m、mに偏りがある場合、比較選別部64は、交換回数mが最大となる画像形成ユニット13を選別して、該画像形成ユニット13を除外する。その後、比較選別部64は、他の各画像形成ユニット13におけるトナーの消費量を比較して、トナー残量が最も多い画像形成ユニットを選別し、該画像形成ユニット13を指定ユニットとして指定する。比較選別部64は、指定ユニットの識別情報を指定ユニット情報としてコントローラ部62に通知する。
次に、本実施例のカラープリンタ60の動作について、説明する。
カラープリンタ60の印刷動作は、実施例1と同一であるので、説明を省略する。ここでは、ベルト走行体11へのトナー供給処理の流れについて、説明を行う。
図7は、本発明に係るカラープリンタの実施例2におけるトナー供給動作を示すフローチャート(その1)であり、図8は、本発明に係るカラープリンタの実施例2におけるトナー供給動作を示すフローチャート(その2)である。
何れかの画像形成ユニット13に劣化トナーが有ると判断される場合のトナー供給処理の流れについては、実施例1と同一であるので、説明を省略する。ここでは、何れの画像形成ユニット13にも劣化トナーが無いと判断され、各画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cに対応するトナーカートリッジ21の交換回数が、m=5、m=4、m=3、m=2である場合を例に、説明する。
カラープリンタ60において、印刷枚数が所定の枚数、即ち50枚に到達する(ステップS101)と、監視部48からの通知に基づき、指示部49が、ベルト走行体11へのトナー供給をコントローラ部62に指示する(ステップS102)。
コントローラ部62は、記録媒体15の搬送を停止して(ステップS103)、劣化判断部50に劣化判断を指示する(ステップS104)。
そして、劣化判断部50の算出部51が、各画像形成ユニット13の印字比率r及び平均印字濃度dを算出し、算出された各平均印字濃度dを判断指定部52に通知する(ステップS105)。
判断指定部52は、通知された各平均印字濃度dと印字濃度閾値dthとを比較して、大小を判断する(ステップS106)。判断指定部52は、各平均印字濃度d、d、d、dが何れも印字濃度閾値dth=1.6[%]以上であると判断する(ステップS106)と、何れの画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cにも劣化トナーが無いと判断し(ステップS110)、該判断結果をコントローラ部62に通知する。
続いて、コントローラ部62は、比較選別部64に各画像形成ユニット13の比較選別を指示する(ステップS201)。
比較選別部64は、コントローラ部62から比較選別を指示されると、まず、各画像形成ユニット13におけるトナーカートリッジ21の交換回数mを比較する(ステップS202)。比較選別部64は、管理部63を介して、記憶部61から各画像形成ユニット13に対応する交換回数mを読み出して、これらを比較する。ここでは、記憶部61には、各画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cに対応して、交換回数m=5、m=4、m=3、m=2が記憶されているので、比較選別部64は、各交換回数mが全て同一ではない、即ち偏りが有ると判断する(ステップS203)。
交換回数mに偏りが有ると判断する(ステップS203)と、比較選別部64は、交換回数mが最大となる画像形成ユニット13、即ちトナーカートリッジ21の交換回数が最も多い画像形成ユニット13を選別して、指定ユニットの選別対象から除外する(ステップS204)。比較選別部64は、交換回数m=5に対応する画像形成ユニット13Kを除外する。
次に、比較選別部64は、残りの各画像形成ユニット13Y、13M、13Cのトナー残量を比較すべく、総印字ドット数Nを比較する(ステップS205)。比較選別部64は、各画像形成ユニット13Y、13M、13Cのドットカウンタ46Y、46M、46Cから、それぞれの総印字ドット数Nを読み出して、これらを比較する。
そして、比較選別部64は、総印字ドット数Nが最小となる画像形成ユニット13を、トナーの残量が最も多い画像形成ユニットであると判断し、該画像形成ユニット13を指定ユニットとして指定する(ステップS113)。比較選別部64は、指定された画像形成ユニット13の識別情報を、指定ユニット情報としてコントローラ部62に通知する。
コントローラ部62は、通知された指定ユニット情報に基づいて、指定ユニットとしての画像形成ユニット13による所定のトナー像の形成及び該トナー像のベルト走行体11への転写を実行させる(ステップS108)。
そして、コントローラ部62は、指定ユニットとしての画像形成ユニット13において計数されるドラム回転数n及び印字ドット数nを、管理部63により初期化させる(ステップS109)。また、コントローラ部62は、プリンタカウンタ43により計数される印刷枚数を初期化する(ステップS109)。これにより、カラープリンタ60におけるトナー供給処理が終了する。
上記のように、劣化トナーが無いと判断されると、各画像形成ユニット13のトナーカートリッジ21の交換回数が比較され、交換回数が最も多い画像形成ユニット13が除外される。そして、他の各画像形成ユニット13のうち、トナー残量が最も多い画像形成ユニット13からベルト走行体11にトナーが供給される。
なお、ステップS203において、各画像形成ユニット13に対応するトナーカートリッジ21の交換回数mが全て同一であった場合、比較選別部64は、交換回数に偏りが無いと判断して、ステップS204の処理をスキップする。そして、比較選別部64は、全ての画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cにおけるトナー残量を比較して(ステップS205)、指定ユニットの選別を行う(ステップS113)。
以上のように、本実施例のカラープリンタ60は、トナー供給処理に使用する画像形成ユニット13の指定に際して、トナーカートリッジ21の交換回数が最も多い画像形成ユニット13を除外するので、使用頻度の高い画像形成ユニット13が指定対象外となる。したがって、各画像形成ユニット13の長寿命化が可能となる。
上記した各実施例では、ドラム回転数や印字ドット数等のトナー情報は、各画像形成ユニットに設置されたRFIDタグにおいて記憶されているが、本発明はこれに限定されない。各画像形成ユニットの外部に、トナー情報を記憶するための不揮発性メモリを設ける構成をとることも可能である。
また、上記した各実施例では、本発明に係る画像形成装置を、カラープリンタに適用した場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、複写機やファクシミリ装置、複合機等に適用することも可能である。
本発明の実施例1に係るカラープリンタの機能構成を示すブロック図である。 本発明に係るカラープリンタの概略構成図である。 画像形成ユニットの概略構成図である。 本発明に係るカラープリンタの実施例1におけるトナー供給動作を示すフローチャート(その1)である。 本発明に係るカラープリンタの実施例1におけるトナー供給動作を示すフローチャート(その2)である。 本発明の実施例2に係るカラープリンタの機能構成を示すブロック図である。 本発明に係るカラープリンタの実施例2におけるトナー供給動作を示すフローチャート(その1)である。 本発明に係るカラープリンタの実施例2におけるトナー供給動作を示すフローチャート(その2)である。
符号の説明
10、60 カラープリンタ
11 ベルト走行体
12 印刷機構
13 画像形成ユニット
21 トナーカートリッジ
23 RFIDタグ
26 クリーニングブレード
42、62 コントローラ部
43 プリンタカウンタ
44、63 管理部
45 ドラムカウンタ
46 ドットカウンタ
47 供給制御部
48 監視部
49 指示部
50 劣化判断部
51 算出部
52 判断指定部
53、64 比較選別部
61 記憶部

Claims (7)

  1. 現像剤像を形成する複数の像形成部と、各前記像形成部へ媒体を搬送する搬送体と、各前記現像剤像を前記媒体に転写する転写部と、前記搬送体に当接して配置されるクリーニング部材とを有する画像形成装置であって、
    各前記像形成部の現像剤の使用状況を判断する状況判断部と、
    所定のタイミングで前記搬送体への現像剤の供給を指示する指示部と、
    前記指示部の指示を受け、前記状況判断部の判断に基づいて、各前記像形成部の中から特定の像形成部を指定像形成部として指定する指定部と、
    指定された前記指定像形成部に所定の現像剤像を形成させる制御部と、
    を備え、
    前記転写部は、形成された前記所定の現像剤像を前記搬送体に直接転写する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記状況判断部は、
    各前記像形成部の動作量をそれぞれ計量して記憶する動作計量部と、
    各前記像形成部の印字量をそれぞれ計量して記憶する印字計量部と、
    各前記動作量及び前記印字量に基づいて、各前記像形成部の単位動作量あたりの印字量を該像形成部の印字比率としてそれぞれ算出する算出部と、
    算出された各前記印字比率が所定の閾値未満となるか否かを判断する判断部と、
    を備え、
    前記指定部は、各像形成部のうち、印字比率が所定の閾値未満となると判断された像形成部を、指定像形成部として指定する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記動作計量部は、更に前記像形成部に対応する動作量を初期化し、前記印字計量部は、更に前記像形成部に対応する印字量を初期化することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 各前記像形成部は、表面に現像剤が形成され、回転動作する像担持体をそれぞれ有し、
    前記動作計量部は、各前記像担持体の回転回数を計数して記憶する回転計数部からなり、
    前記算出部は、各前記回転回数に基づいて、1回転あたりの印字量を印字比率として算出する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 各前記像形成部は、複数のドットデータからなる印字データに基づいて前記現像剤像を形成し、
    前記印字計量部は、前記印字データに含まれる印字ドット数を計数して記憶するドット計数部からなり、
    前記算出部は、各前記印字ドット数に基づいて、前記印字比率を算出する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  6. 各前記像形成部は、所定量の現像剤を収容可能な収容部をそれぞれ有し、
    前記印字計量部による各前記印字量に基づいて、各前記収容部における現像剤の残量を管理する管理部と、
    前記判断部により、各前記印字比率が何れも所定の閾値以上となると判断されると、各前記残量を比較して、各前記像形成部のうち、現像剤の残量が最も多い像形成部を選別する比較選別部と、
    を更に備え、
    前記指定部は、選別された前記像形成部を指定像形成部として指定する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  7. 各前記収容部は、現像剤を補充可能であり、
    各前記収容部への現像剤の補充回数を記憶する記憶部を更に備え、
    前記比較選別部は、更に各前記補充回数を比較して、各前記像形成部の中、補充回数が最も多い像形成部を選別して、前記残量の比較から除外する
    ことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
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