JP7292899B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を用いたプリンタ、複写機等の画像形成装置に関し、特に、表面にトナー像を担持可能な感光ドラムを備えるカラー画像形成装置に関する。
[帯電部材を用いた中間転写体クリーニング手段]
中間転写体方式のタンデムカラー画像形成装置においては、印刷工程等の後に中間転写体上に残留したトナー(以下、残留トナーという)を、中間転写体上から除去する必要がある。残留トナーを除去する方法として、帯電部材を用いた方式が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この方式では、トナー帯電部材を設け、トナー帯電部材により残留トナーを帯電させ、1次転写部で像担持体に逆転写させることで中間転写体上から残留トナーを回収していた。
[クリーニングブレード鳴き]
像担持体上の不要になったトナーをクリーニングする手段として、像担持体に当接してトナーを掻き取って回収するクリーニングブレード(以下、Cブレードと表記する)がある。トナーの枯渇等によって発生する、Cブレードの鳴きやめくれといった課題を防止するため、例えば次のような方法が開示されている。なお、Cブレードの鳴きとは、像担持体とCブレードとの摩擦によって当接部において異音が発生する現象をいう。像担持体の非画像領域に帯状のトナー画像(以下、パージトナーという)を形成し、形成したパージトナーをCブレードのブレードエッジに到達させてトナーを供給する手段(以下、トナー供給工程という)が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
[トナー供給工程]
像担持体と中間転写体とが当接した状態でトナー供給工程を行う場合、パージトナーを中間転写体に転写させずに1次転写部を通過させるために、正規トナーと同極性の1次転写電圧を印加する手段がある。
[中間転写体クリーニングとトナー供給工程の同時実行手段]
あるステーションにおける残留トナーの回収工程と、別のステーションにおけるトナー供給工程での転写防止とを、それぞれのステーションで必要な極性の1次転写電圧を印加することで、同時に行うことができる。
特開2009-205012号公報 特開平11-219040号公報
一方で、コストの抑制を図るため、正規トナーと同極性の1次転写電圧を印加する手段を、全てのステーションには設けない構成を採用することがある。例えば、負極性電圧を第1ステーション(以下、stと表記する)から3stで共通化すると、1st~3stでは、正規トナーと逆極性のトナーの回収とトナー供給工程とを同時に行うことができない。一方、3stの正規トナーと同極性の1次転写電圧を印加する手段をなくした構成においては、3stにおけるトナー供給工程において、十分な転写防止ができない。特に、トナー回収を同時に行うため、1st又は2stで正極性の1次転写電圧を印加すると、その影響を受けて、3stでは十分に転写防止ができず、Cブレードにトナーが十分に供給されないという課題がある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、所定のステーションに正規トナーと同極性の1次転写電圧の印加手段を設けない構成で、トナー供給工程と中間転写体上の残留トナーの回収工程とを共に実施することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)記録材に画像形成する画像形成動作を実行可能な画像形成装置であって、感光体と、前記感光体の表面に正規極性のトナーを供給する現像器と、前記感光体の表面に供給された前記トナーを転写する第1転写手段と、前記第1転写手段に前記正規極性とは逆の極性である逆極性の転写電圧を印加する第1の印加手段と、前記第1転写手段に前記逆極性の転写電圧を印加して前記正規極性のトナーの転写を行った後に前記感光体の表面に残留したトナーをクリーニングするために前記感光体の表面に当接して当接部を形成するブレードと、を有する複数の画像形成ステーションと、複数の前記感光体の表面と当接し、前記複数の感光体の表面に形成されたトナーが転写される中間転写体と、前記中間転写体と当接して転写部を形成し前記転写部において転写されたトナーを記録材に転写する第2転写手段と、を備え、前記複数の画像形成ステーションのうち、前記中間転写体の移動方向において前記転写部よりも下流側に位置する画像形成ステーションの中で最も上流に位置する画像形成ステーションを第1の画像形成ステーション、前記第1の画像形成ステーションよりも前記中間転写体の移動方向において下流側に位置する画像形成ステーションであって、所定の画像形成ステーションよりも前記中間転写体の移動方向において上流側に位置する画像形成ステーションを第2の画像形成ステーション、前記所定の画像形成ステーションを第3の画像形成ステーション、前記所定の画像形成ステーションよりも前記中間転写体の移動方向において下流側に位置する画像形成ステーションを第4の画像形成ステーション、と定義すると、前記画像形成動作と、前記画像形成動作が実行されない非画像形成動作において前記第3の画像形成ステーションの前記当接部に前記正規極性のトナーを供給するための供給動作と、前記中間転写体の表面に転写されたトナーを記録材に転写した後に前記中間転写体の表面に残留したトナーを、前記第1の画像形成ステーションで回収する回収動作と、を実行することが可能な画像形成装置であって、前記第4の画像形成ステーションの前記第1転写手段に前記正規極性の転写電圧を印加する第2の印加手段と、前記第1の印加手段と前記第2の印加手段と、を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第3の画像形成ステーションにおける前記供給動作と前記第1の画像形成ステーションにおける前記回収動作と、を実行する際には、前記第3の画像形成ステーションの前記第1転写手段に前記転写電圧を印加せず、前記第4の画像形成ステーションの前記第1転写手段に、前記第2の印加手段により前記正規極性の転写電圧を印加するように制御することを特徴とする画像形成装置。
(2)記録材に画像形成する画像形成動作を実行可能な画像形成装置であって、感光体と、前記感光体の表面に正規極性のトナーを供給する現像器と、前記感光体の表面に供給された前記トナーを転写する第1転写手段と、前記第1転写手段に前記正規極性とは逆の極性である逆極性の転写電圧を印加する第1の印加手段と、前記第1転写手段に前記逆極性の転写電圧を印加して前記正規極性のトナーの転写を行った後に前記感光体の表面に残留したトナーをクリーニングするために前記感光体の表面に当接して当接部を形成するブレードと、を有する複数の画像形成ステーションと、複数の前記感光体の表面と当接し、前記複数の感光体の表面に形成されたトナーが転写される中間転写体と、前記中間転写体と当接して転写部を形成し前記転写部において転写されたトナーを記録材に転写する第2転写手段と、を備え、前記複数の画像形成ステーションのうち、前記中間転写体の移動方向において前記転写部よりも下流側に位置する画像形成ステーションの中で最も上流に位置する画像形成ステーションを第1の画像形成ステーション、前記第1の画像形成ステーションよりも前記中間転写体の移動方向において下流側に位置する画像形成ステーションであって、所定の画像形成ステーションよりも前記中間転写体の移動方向において上流側に位置する画像形成ステーションを第2の画像形成ステーション、前記所定の画像形成ステーションを第3の画像形成ステーション、前記所定の画像形成ステーションよりも前記中間転写体の移動方向において下流側に位置する画像形成ステーションを第4の画像形成ステーション、と定義すると、前記画像形成動作と、前記画像形成動作が実行されない非画像形成動作において前記第3の画像形成ステーションの前記当接部に前記正規極性のトナーを供給するための供給動作と、前記中間転写体の表面に転写されたトナーを記録材に転写した後に前記中間転写体の表面に残留したトナーを前記第1の画像形成ステーション、前記第2の画像形成ステーション、前記第3の画像形成ステーションの少なくとも1つの画像形成ステーションにおいて回収する回収動作と、を実行することが可能な画像形成装置であって、前記第1の画像形成ステーションおよび前記第4の画像形成ステーションの前記第1転写手段に前記正規極性の転写電圧を印加する第2の印加手段と、前記第1の印加手段と前記第2の印加手段と、を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第3の画像形成ステーションにおける前記供給動作と、前記第1の画像形成ステーションにおける前記回収動作と、を実行する際には、前記第3の画像形成ステーションの前記第1転写手段に前記転写電圧を印加せず、前記第1の画像形成ステーション、および、前記第4の画像形成ステーションの前記第1転写手段に、前記第2の印加手段により前記正規極性の転写電圧を印加するように制御することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、所定のステーションに正規トナーと同極性の1次転写電圧の印加手段を設けない構成で、トナー供給工程と中間転写体上の残留トナーの回収工程とを共に実施することができる。
実施例1、2のタンデム方式(4ドラム系)のカラー画像形成装置の構成図 実施例1の残留トナー回収工程を示した模式図 実施例1、2の制御部を示すブロック図 実施例1のトナー供給工程を示す模式図 実施例1の残留トナー回収工程とトナー供給工程の同時実行を示す従来の図 実施例1の残留トナー回収工程とトナー供給工程の同時実行を示す従来の図 実施例1の残留トナー回収工程とトナー供給工程の同時実行を示す図 実施例1の残留トナー回収工程とトナー供給工程の同時実行を示す図 実施例2の帯電ブラシの蓄積トナー回収工程を示す従来の図 実施例2の帯電ブラシの蓄積トナー回収工程とトナー供給工程の同時実行を示す従来の図 実施例2の帯電ブラシの蓄積トナー回収工程とトナー供給工程の同時実行を示す従来の図 実施例2の帯電ブラシの蓄積トナー回収工程とトナー供給工程の同時実行を示す図
以下、本発明を実施するための形態を、実施例により図面を参照しながら詳しく説明する。
実施例1では、画像形成装置は、所定のステーションである第3ステーション(以下、stと表記する)に正規トナーと同極性の1次転写電圧を印加する手段を持たない構成である。このような構成において、所定の極性をもつ中間転写ベルト上の残留トナーの回収工程(第1の動作)と、3stにおけるトナー供給工程(第2の動作)とを略同時に実施する際において、クリーニングブレード鳴きを防止する方法を説明する。
[画像形成装置の構成の説明]
図1はタンデム方式(4ドラム系)、中間転写体方式のカラー画像形成装置10の構成図である。画像形成工程では、まずピックアップローラ13によって繰り出された記録材12は、レジストレーション(以下、レジストという)センサ110によって先端位置が検出された後、搬送ローラ対64、65を先端が少し通過した位置で搬送を一旦停止される。スキャナユニット20a、20b、20c、20dは、反射ミラーやレーザーダイオード(発光素子)を含む。カラー画像形成装置10は、複数のステーションを備えている。具体的には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色に対応した第1ステーション、第2ステーション、第3ステーション、第4ステーション(以下、1st~4stと表記する)を備えている。ここで、3stを所定のステーションとするとき、3stよりも移動方向(後述)における上流側に位置するステーションは1st、2stであり、3stよりも下流側に位置するステーションは4stである。
1st~4stは、移動方向D2(時計回り方向)に所定の外周速度(以下、プロセス速度と呼ぶ)で回転駆動される感光体としての感光ドラム22a、22b、22c、22dを有している。スキャナユニット20a~20dは、感光ドラム22a~22dに対して順次、レーザー光21a~21dを照射する。なお、各符号に添えた英文字aはイエロー、bはマゼンタ、cはシアン、dはブラックの構成パーツを示しており、以下の説明においても同じである。以下、英文字a~dは、特定の色について説明をする場合を除いて省略する。
感光ドラム22は、帯電ローラ23によって予め帯電されている。各帯電ローラ23には例えば-1200Vの電圧が印加されており、感光ドラム22表面は例えば-700Vに帯電されている。このように帯電した感光ドラム22表面にレーザー光21を照射して静電潜像を形成すると、レーザー光21が照射された箇所の電位は例えば-100Vとなる。現像器25内の現像スリーブ24には例えば-350Vの電圧が印加され、感光ドラム22上(感光体上)の静電潜像に、例えば負極性(所定の極性)であるトナーを供給して感光ドラム22上にトナー像を現像する。転写手段である1次転写ローラ26に、例えば+1000Vの正極性(逆の極性)の1次転写電圧(以下、T1正電圧とする)を印加する。これにより、感光ドラム22のトナー像を、中間転写体としての中間転写ベルト30(Intermediate Transfer Belt)に順に重畳して転写する。以下、感光ドラム22上のトナー像を中間転写ベルト30に転写する動作を1次転写という。中間転写ベルト30に転写されずに感光ドラム22上に残ったトナーは、クリーニングブレード28によってクリーニングされる。クリーニングブレード28は例えばウレタンゴム等から成る弾性ブレードである。
中間転写ベルト30は、10から1014Ωcmの体積固有抵抗率を持たせた厚さ50~150μm程度の無端のフィルム状部材で構成されている。なお、体積固有抵抗率は、JIS法K6911に準拠した測定プローブを用い、ADVANTEST社製高抵抗計R2340を用いて、温度は25℃、相対湿度は50%で、50~100Vを印加して得た値である。特に、10から1011Ωcm程度の低めの抵抗率を有する中間転写ベルト30を用いた場合に、中間転写ベルト30を介して1次転写の電流が互いに干渉しあうようになる。
中間転写ベルト30には、帯電部材である帯電ブラシ9が設けられている。帯電ブラシ9は、2次転写ニップ部より下流、かつ最上流の1次転写ニップ部より上流に設置されている。ここで、2次転写ニップ部とは、張架ローラ33と2次転写ローラ27とによって形成されるニップ部で、記録材12に中間転写ベルト30上のトナー像が転写される位置をいう。また、1次転写ニップ部とは、1次転写ローラ26と感光ドラム22とによって形成されるニップ部で、中間転写ベルト30上に感光ドラム22上のトナー像が転写される位置をいい、実施例1では4つの1次転写ニップ部がある。
中間転写ベルト30は、駆動ローラ31、張架ローラ32、33によって張架され、駆動ローラ31によって移動方向D1(反時計回り方向)に感光ドラム22と同じプロセス速度で周回駆動される。中間転写ベルト30は、トナー像を第2の転写手段である2次転写ローラ27の位置へ搬送する。このとき、記録材12は、2次転写ローラ27と中間転写ベルト30とでニップされる2次転写位置(又は2次転写ニップ部)において、搬送されたトナー像と転写のタイミングが合うよう搬送が再開される。そして、2次転写ローラ27に印加される2次転写電圧の作用によって中間転写ベルト30から記録材12上(記録材上)にトナー像が転写される。以下、中間転写ベルト30上のトナー像を記録材12に転写する動作を2次転写という。その後、定着ローラ対76、77によって記録材12の未定着のトナー像が加熱定着された後、記録材12は機外へ出力される。
[2次転写残トナー帯電回収方式による2次転写残トナー回収工程の説明]
ここで、2次転写ローラ27によって中間転写ベルト30から記録材12へ転写されなかったトナーを、以下、2次転写残トナーという。2次転写残トナーがクリーニングされずに残留し、再度2次転写部に進入すると、中間転写ベルト30上で次の画像と重なった場合に画像不良となったり、2次転写ローラ27に付着して紙裏汚れを引き起こしたりしてしまう。そのため、中間転写ベルト30上の2次転写残トナーを除去する2次転写残トナー回収工程を行う。以下に、2次転写残トナー回収工程について図2を用いて説明する。なお、図2において、RT1は正極性に帯電されて感光ドラム22aに回収された2次転写残トナーを示し、TT1は感光ドラム22aから中間転写ベルト30に転写された負極性である印刷画像のトナーを示している。なお、図2では3st以降を省略している。
各1次転写ローラ26a~26dは、正極性の1次転写電圧を印加する正電圧印加部41a~41d(第1の印加手段)と、負極性の1次転写電圧を印加する負電圧印加部42a~42dと、を有する印加手段に接続されている。また、帯電ブラシ9は、正極性の電圧を印加する正電圧印加部51と、負極性の電圧を印加する負電圧印加部52と、を有する印加手段に接続されている。それ以外の記号が示すものは図1と同様である。
2次転写残トナーは、帯電ブラシ9を用いた、以下に示すクリーニング工程によって中間転写ベルト30上から除去する。2次転写残トナーが中間転写ベルト30と帯電ブラシ9とのニップ部すなわち帯電部に進入する際、正電圧印加部51によって帯電ブラシ9に正電圧を印加することで、2次転写残トナーが正極性に帯電される。帯電ブラシ9によって正極性に帯電されたトナーが1次転写部に進入する際、1次転写ローラ26a~26dのいずれかに、いずれかの正電圧印加部41a~41dによって正電圧を印加する。例えば、図2では、1次転写ローラ26aに正電圧印加部41aによって正電圧を印加すると、正極性に帯電したトナーRT1は、図2に示すように中間転写ベルト30から感光ドラム22aに転写される。中間転写ベルト30から感光ドラム22aにトナーを転写させることを、以下、逆転写という。このように、トナーを逆転写させることで中間転写ベルト30上から2次転写残トナーを回収する。帯電ブラシ9は、例えば導電性ナイロン製で中間転写ベルト30の周方向に幅4mm、毛足4mmのものを、張架ローラ33を対向部材として中間転写ベルト30に侵入量1mmで当接している。
なお、2次転写残トナーの逆転写に用いる正電圧は、印刷画像の1次転写のための電圧にもなる。このため、図2のRT1に示す2次転写残トナーの回収と、TT1に示す印刷画像の1次転写とを略同時に行う、転写同時回収が可能である。このように、2次転写残トナーを帯電ブラシ9により帯電して、感光ドラム22に逆転写させて回収するクリーニング方式を、2次転写残トナーの帯電回収方式と呼ぶ。
[画像形成装置の制御構成]
図3は、制御部の一例を示すブロック図である。CPU101は、ROM102に格納された各種制御プログラムに基づいてRAM103を作業領域に用いカラー画像形成装置10の各部を制御する。ROM102には、各種制御プログラム、各種データ、テーブル等が格納されている。RAM103にはプログラムロード領域、CPU101の作業領域、各種データの格納領域等が確保される。駆動制御部108は、CPU101からの命令に従って、感光ドラム22、帯電ローラ23、スキャナユニット20、現像器25、中間転写ベルト30を駆動するためのモータや、帯電電圧や現像電圧等を制御する。不揮発メモリ109は、各種データを保存する記憶装置である。
[クリーニングブレード鳴き、めくれの説明]
前述の画像形成工程等において感光ドラム22が回転する間、クリーニングブレード28の当接を、トナーを確実にスクレープでき、ブレード鳴きやブレードめくれが発生しないような状態に安定的に維持する必要がある。そこでクリーニングブレード28の材質に加え、当接角度や侵入量の設定を適正化することにより、これらの課題を防いでいる。しかし、それでも前述のようにトナーが十分に供給されていないとき等には、ブレード鳴きやブレードめくれといった課題が発生する。
[トナー供給工程の説明]
そこで、ブレード鳴きを防止する手段として、前述のトナー供給工程を定期的に行っている。トナー供給工程では、感光ドラム22の非画像領域に、長手方向に均一な量となる潜像を形成し、帯状のトナー像(以下、パージトナーという)を現像する。そして、感光ドラム22上に形成したパージトナーをクリーニングブレード28のエッジに到達させてブレードと感光ドラム22との間の摩擦係数を下げる動作を行っている。ここで、長手方向とは、感光ドラム22の駆動方向に対して直交する方向である。トナー供給工程を実行する条件は、例えば50ページ(所定のページ数)連続印刷したときに、画像領域の面積に占めるトナー像部分の比率である印刷比率が例えば平均1%以下(所定の比率以下)であった場合とする。この条件に到達した時点で印刷制御を中断し、トナー供給工程を実行する。なお印刷ジョブが残っている場合は、そのトナー供給工程を後回転として行い、一度印刷工程を終了した後に、再度前回転からジョブを開始しても良い。また、ダウンタイムを短縮するため、トナー供給工程を紙間で行い、次の画像形成プロセスに復帰してもよい。なお、後回転とは画像形成動作後の後処理動作をいい、前回転とは画像形成動作前の準備動作をいう。
トナー供給工程の具体的なプロセスについて図4を用いて説明する。なおP1はクリーニングブレード28aに供給されるパージトナーを示している。それ以外の記号が示すものは図1、図2と同様である。パージトナーが前述のように感光ドラム22a上で現像された後、1次転写部に進入するとき、負電圧印加部42aによって例えば-1000Vの負極性の1次転写電圧(以下、T1負電圧)を1次転写ローラ26a印加する。このT1負電圧によって、パージトナーP1を1次転写させないようにすることで、パージトナーP1を感光ドラム22a上に保持し、クリーニングブレード28aに到達させて供給する。
[従来の2次転写残トナー回収工程とトナー供給工程の同時実行の説明]
2次転写残トナー帯電回収方式においては、連続印刷の制御中、連続して2次転写残トナーが1次転写部に進入する。そのため、トナー供給工程の実行条件が満足され、印刷制御を中断して実行する際は、トナー供給工程と2次転写残トナー回収工程とを、それぞれ正常に実行する必要がある。また互いにダウンタイムに影響を与えることなく略同時に実行することが望ましい。以下に従来におけるトナー供給工程、2次転写残トナー回収工程について説明する。
3stにT1負電圧を印加する手段を有する構成における、2次転写残トナー回収工程と3stにおけるトナー供給工程について、図5を用いて説明する。なお、RT2は正極性に帯電されて感光ドラム22に回収された2次転写残トナーを示し、P2はクリーニングブレード28cに供給されるパージトナーを示している。それ以外の記号が示すものは図1等と同様である。1stにおける2次転写残トナー回収工程は、1stにおいて正電圧印加部41aによって1次転写ローラ26aに正電圧を印加することで正常に実行できる。また、3stにおけるトナー供給工程も、3stにおいて負電圧印加部42cによって1次転写ローラ26cに負電圧を印加することが可能であるため、前述の図4で示したプロセスと同様に正常に実行できる。次にこれらのプロセスを行う時間帯と1次転写電圧を印加するタイミングとの関係について説明する。
図6は1stにおいて2次転写残トナー回収工程を行い、3stにおいてトナー供給工程を行う際の、各ステーションの1次転写電圧を印加するタイミングの関係を示したものである。図6(a)には各ステーションにおける1次転写プロセスを示し、(b)には1次転写電圧(正電圧(+)、負電圧(-))を示している。なお、T1aは各ステーションにおける感光ドラム22上のトナー像の1次転写プロセスを示している。R11は前の周回で中間転写ベルト30上に転写されたトナー像の2次転写後の2次転写残トナーが、1stの転写ニップ部に進入するプロセスを示している。PR13は3stのパージトナーが転写ニップ部に進入するプロセスを示している。またTb3はPR13の時間帯で3stにおいて負電圧印加部42cによって印加されるT1負電圧を示している。
まず、2次転写残トナー回収工程については、1stにおけるR11の時間帯では、正電圧印加部41aによって常時T1正電圧が印加されている。このため、2次転写残トナーは中間転写ベルト30上に残留することなく1stにおいて正常に回収されている。一方、3stのトナー供給工程については、PR13の時間帯において負電圧印加部42cによって-1000VのT1負電圧Tb3が印加されている。このため、パージトナーは中間転写ベルト30に1次転写されることなく正常にクリーニングブレード28cに供給されている。このように、3stに負電圧印加部42cを有する従来の構成では、2次転写残トナー回収工程とトナー供給工程とは、それぞれ独立して影響を及ぼしあわない1次転写電圧を用いているため、図5の構成では略同時に実行できている。以上に示すように、3stに負電圧印加部42cを有する構成においては、2次転写残トナー回収工程と3stにおけるトナー供給工程について、それぞれ正常にかつ略同時に実行できている。
しかし、3stに負電圧印加部42cを有さない構成で同様の制御を行おうとすると、PR13の時間帯においてT1負電圧を印加できず、隣接するステーションの1次転写電圧の影響を受けてしまう。3stで1次転写電圧の印加を停止(オフ)したとしても、例えば図6に示すように隣接するステーションでいずれもT1正電圧を印加すると、その影響を受け、中間転写ベルト30にパージトナーが転写されてしまう。こうして、クリーニングブレード28cに十分な量のパージトナーが供給されず、ブレード鳴きの防止効果が十分に得られなくなってしまうという課題がある。また、この場合の対策として、パージトナーの幅を増やしたり、2次転写残トナー回収工程の終了後にトナー供給工程を行ったりする等が考えられるが、いずれもトナーの無駄な消費や、ダウンタイムの延長といった課題を引き起こしてしまう。
[実施例1の2次転写残トナー回収工程とトナー供給工程の同時実行の説明]
そこで実施例1では、4stのみに負電圧印加手段である負電圧印加部42d(第2の印加手段)を有する構成において、2次転写残トナー回収工程と3stにおけるトナー供給工程とを略同時に実施し、ブレード鳴きを防止する方法を説明する。実施例1では、少なくとも2st及び3stには、1次転写ローラ26b、26cに負電圧を印加する負電圧印加部(図5の42b、42c)を有していない。図7は、4stのみに負電圧印加部42dを有する構成において、2次転写残トナー回収工程と3stにおけるトナー供給工程を行う際の、各ステーションの1次転写電圧の印加タイミングと電圧極性の関係を示したものである。図7(a)は1次転写プロセスを示し、(b)は1次転写電圧を示す。また、(c)にPR23の時間帯における各ステーションの構成を示す。なお、R21は前の周回で中間転写ベルト30上に転写されたトナー像の2次転写後の2次転写残トナーが、1stの転写ニップ部に進入するプロセスを示している。PR23は3stのパージトナーが転写ニップ部に進入するプロセスを示している。またTb1a~Tb4aはそれぞれ、PR23の時間帯において、1st~4stで印加される1次転写電圧を示している。1次転写電圧のうち破線で表した1次転写電圧Tb2a、Tb4aは値(極性)が不定であり、どのような組み合わせが適切かは後述する。T1aが示すものは図6と同様である。
まず、2次転写残トナー回収工程については、従来と同様に2次転写残トナーは正常に回収されている。一方、3stのトナー供給工程については、PR23の時間帯での1次転写電圧Tb1a~Tb4aの値(極性)の設定によって、パージトナーのクリーニングブレード28cへの供給量が異なり、ブレード鳴きの防止効果が異なる。
表1は1次転写電圧Tb1a~Tb4aの極性の組み合わせを変更した場合の、3stの1次転写部に形成される電界と、ブレード鳴きの防止効果のレベルを表したものである。
Figure 0007292899000001
表1において、1列目には設定番号(1~5)を示し、2列目には各1次転写ローラ26に印加される1次転写電圧の極性を示し、3列目には3stの1次転写部に形成される電界を示し、4列目にはブレード鳴きの防止効果を示す。2列目の1次転写電圧には、1次転写ローラ26aに印加される1次転写電圧Tb1a、1次転写ローラ26bに印加される1次転写電圧Tb2aをそれぞれ示す。また、1次転写ローラ26cに印加される1次転写電圧Tb3a、1次転写ローラ26dに印加される1次転写電圧Tb4aをそれぞれ示す。各1次転写ローラ26に印加される1次転写電圧、形成される電界については、強い正電圧を++、弱い正電圧を+、強い負電圧を--、弱い負電圧を-で、それぞれ示す。また、±ゼロ付近の電圧を0で示す。0電圧のとき、各印加部から1次転写ローラ26への電圧の印加が停止されている。ブレード鳴きの防止効果のレベルについては、○、△、×を用い、〇は効果が十分な状態、△はやや不十分な状態、×は不十分な状態をそれぞれ示している。なお、1stでは、2次転写残トナー回収工程のためT1正電圧の印加が必要なので、1次転写電圧Tb1aはどの設定番号においても++としている。また、3stでは、パージトナーの中間転写ベルト30への転写防止のためにT1正電圧の印加は避ける必要があるため、どの設定番号でも1次転写電圧Tb3aは0(電圧の印加停止)としている。
設定番号1では、1次転写電圧Tb1a、Tb2a、Tb4aはいずれも++となっており、3stの1次転写部に形成された電界は隣接するステーション(2st、4st)の1次転写電圧の影響を受けて++となっている。設定番号2では、1次転写電圧Tb2aは0であるが、1次転写電圧Tb4aが++であるため、3stの1次転写部に形成された電界は4stの1次転写電圧Tb4aの影響を受けて+となっている。このように、3stに隣接する2つのステーションである2st及び4stのうち少なくとも一方に++の1次転写電圧が印加されていると、3stに形成される電界は正極性となる。このため、パージトナーがクリーニングブレード28cに供給されず、ブレード鳴きの防止効果はいずれも×となっている。
設定番号3では、1次転写電圧Tb1a、tb2aは++、1次転写電圧Tb4aは--となっており、隣接するステーションの1次転写電圧の極性の影響が相殺して3stの1次転写部に形成された電界は0となっている。設定番号4では、1次転写電圧Tb1aは++、1次転写電圧Tb2a、Tb4aは0となっており、3stの1次転写部に形成された電界も0となっている。この場合、設定番号1、2のようにパージトナーがクリーニングブレード28cに供給されないということはないが、その量は不十分であり、ブレード鳴きの防止効果はいずれも△となっている。
設定番号5では、1次転写電圧Tb1aは++、1次転写電圧Tb2aは0、1次転写電圧Tb4aが--となっており、3stの1次転写部に形成された電界は4stの1次転写電圧Tb4aの影響を受けて-となっている。3stの1次転写部に形成された電界が負極性となるため、パージトナーがクリーニングブレード28cに供給され、ブレード鳴きの防止効果が〇となっている。
表1の結果より、ゼロ電圧を印加した(言い換えれば、正電圧印加部41cによる電圧の印加を停止した)3stにおいても、隣接するステーションからの干渉電流によって、強くはないものの電界が形成されている。そして設定番号5のように、2stをゼロ、4stを強い負極性(++)に設定したときに、3stの1次転写部に形成される電界が負極性になる。これにより、3stにおいてもパージトナーの中間転写ベルト30への転写を防止することができている。これにより、十分なブレード鳴きの防止効果を得ることができた。図8は、表1の設定番号5のように各ステーションにおける1次転写電圧を設定した場合の図であり、(a)は1次転写プロセスを示し、(b)は1次転写電圧を示す。また、(c)に実施例1のPR23の時間帯における各ステーションの構成を示す。なお、R21等は図7と同様である。
なお、設定番号5においても1stの1次転写電圧は++であるが、3stに形成される電界は-となっており、1stの印加電圧の影響をほぼ受けていないことがわかる。これは、実施例1で用いている中間転写ベルト30の抵抗値では、ステーション間を2つまたぐような距離では干渉電流の影響がほぼないことを示す。このように、3stの1次転写電圧をゼロに設定しても、隣接ステーションの1次転写電圧による干渉電流が影響する。そして、2stをゼロ、4stを負極性に設定することによって、2次転写残トナー回収工程とトナー供給工程とは、いずれも正常にかつ略同時に実行できる。
以上に示すように、T1負電圧の印加手段を2st、3stに持たず、4stに持つ構成においても、中間転写ベルト30上の正極性を持ったトナーの回収と、3stにおけるトナー供給工程とを略同時に行い、かつブレード鳴きを防止することができる。また、そのためには、3stにおけるトナー供給工程において、2st、3stでゼロ電圧、4stで負電圧の1次転写電圧を印加すればよい。
[変形例]
なお、実施例1では、中間転写ベルト30上のトナーが正極性となる2次転写残トナーの場合について示した。しかし、印刷プロセス以外の、例えばジャム処理や、画像濃度制御用のパッチ形成プロセスといった、中間転写ベルト30上に負極性のトナーのみが残留した場合についても実施例1の構成を適用することができる。すなわち、前述のように1stと2st以降のプロセスは独立して行うことができる。このため、中間転写ベルト30上の残留トナーが負極性であっても、1stで負電圧印加部42aによってT1負電圧を印加することで2次転写残トナーの回収は可能である。そして、この場合も、3stにおけるトナー供給工程を略同時に行い、かつブレード鳴きを防止することができる。ただし、この場合は、1stにもT1負電圧を印加する手段である負電圧印加部42aが必要である。
また、実施例1では、3stにおけるトナー供給工程について示したが、他のステーションにおいてクリーニングブレード28にトナーを供給したい場合については、例えば以下のような方法がある。1stのクリーニングブレード28aにトナーを供給したい場合は、2次転写残トナー回収工程によって回収したトナーをクリーニングブレード28aに供給する。4stのクリーニングブレード28dにトナーを供給したい場合は、負電圧印加部42d(第2の印加手段)を有しているため、PR23等の時間帯で中間転写ベルト30への転写防止を行うようトナー供給工程を行う。いずれも、不要なダウンタイムの発生もない。2stのクリーニングブレード28bでトナー供給工程を行うためには、1stに負電圧印加部42aを有することが必須である。負電圧印加部を有しない2stにおいてトナー供給工程を行うためには、隣接ステーションでの1次転写電圧の印加状態が、図7で説明したPR23における3stと同様になるようにする。すなわち、表1の設定番号5にならい、2st、3stをゼロ、1stを負極性に設定することによって、2stにおけるトナー供給工程を実行する。ただし、3stをゼロ電圧とする必要があるため、2stでトナー供給工程を実行するためには3stにおける1次転写が終了したタイミング以降で実行する必要がある。
以上、実施例1によれば、所定のステーションに正規トナーと同極性の1次転写電圧の印加手段を設けない構成で、トナー供給工程と中間転写体上の残留トナーの回収工程とを共に実施することができる。
実施例2では、1stと4stのみに正規トナーと同極性の1次転写電圧を印加する手段をもつ構成である。実施例2では、両極性のトナーが混在する中間転写ベルト30上の残留トナーの回収工程と、3stにおけるトナー供給工程を略同時に実施する際に、ブレード鳴きを防止する方法を説明する。両極性のトナーが混在する場合として、帯電ブラシ9をクリーニングする帯電ブラシ蓄積トナー回収工程を例に示す。
[帯電ブラシ蓄積トナー回収工程の説明]
帯電ブラシ9は、2次転写残トナーの帯電時等に、帯電ブラシ9の隙間にトナーが蓄積される。帯電ブラシ9に蓄積したトナー(以下、蓄積トナーという)は帯電性能の低下を引き起こし、その後、帯電ブラシ9に進入してくる2次転写残トナーが正常に帯電されなくなる。こうなるとトナー像の1次転写時に2次転写残トナーが中間転写ベルト30上に残留してしまい、画像不良を引き起こす要因となる。このため、帯電ブラシ9は定期的にクリーニングする必要がある。例えば、CPU101は、印刷ジョブの途中で積算印刷ページ数が所定値に到達する等の条件を満たした場合に、帯電ブラシ9の蓄積トナー回収工程を実行する。
以下にその帯電ブラシ9の蓄積トナー回収工程について図9を用いて説明する。なおRP1、RN1はいずれも帯電ブラシ9から吐出されたトナーで、正極性、負極性のものであり、RP1は正極性のトナー(以下、蓄積正トナーという)、RN1は負極性のトナー(以下、蓄積負トナーという)を示している。Ca1は帯電ブラシ9に印加する電圧の極性を交互に切り替える動作を示す。すなわち、正電圧印加部51によって帯電ブラシ9に正電圧を印加する動作と負電圧印加部52によって帯電ブラシ9に負電圧を印加する動作との切り替えを示す。それ以外の記号が示すものは図1と同様である。
帯電ブラシ9に蓄積した蓄積正トナーRP1、蓄積負トナーRN1は、それぞれ、Ca1で示すように帯電ブラシ9に交互に+2000V、-2500Vの電圧を印加することで、帯電ブラシ9から静電的に反発されて中間転写ベルト30上に吐出される。さらに、蓄電負トナーRN1が1stの1次転写部に進入する際、1次転写ローラ26aに負電圧印加部42a(第1の印加手段)によって-1000Vの負電圧が印加されることで、蓄積負トナーRN1は感光ドラム22aに逆転写される。また、蓄電正トナーRP1が2stの1次転写部に侵入する際、1次転写ローラ26bに正電圧印加部41bによって+1000Vの正電圧が印加されることで、蓄積正トナーRP1は感光ドラム22bに逆転写される。これにより、蓄積正トナーRP1、蓄積負トナーRN1はいずれも中間転写ベルト30上から回収される。
[従来の帯電ブラシ蓄積トナー回収工程とトナー供給工程の同時実行の説明]
前述のように、2次転写残トナー帯電回収方式においては、印刷ジョブの途中で所定の条件に達した場合に、帯電ブラシ蓄積トナー回収工程が実行され、蓄積正トナーRP1、蓄積負トナーRN1が1次転写部に進入する。そのため、帯電ブラシ蓄積トナー回収工程とトナー供給工程との実行条件が略同時に成り立ち、印刷制御を中断して両方実行する際は、それぞれ正常に実行する必要がある。また、互いにダウンタイムに影響を与えることなく略同時に実行することが望ましい。以下に従来におけるトナー供給工程、帯電ブラシ蓄積トナー回収工程について説明する。
3stに負電圧印加部42cを有する構成における、帯電ブラシ蓄積トナー回収工程と3stにおけるトナー供給工程について、図10を用いて説明する。なお、RP2、RN2はいずれも帯電ブラシ9から吐出されたトナーで、正極性、負極性のものであり、RP2は蓄積正トナーを示し、RN2は蓄積負トナーを示す。P3は3stのクリーニングブレード28cに供給されるパージトナーを示している。Ca2は帯電ブラシ9に印加される電圧を交互に切り替える動作を示す。その他の記号が示すものは図1等と同様である。
1stと2stにおける帯電ブラシ蓄積トナー回収工程は、1stにおいて負電圧印加部42aによって負電圧を印加し、2stにおいて正電圧印加部41bによって正電圧を印加することが可能である。このため、前述の図9で示したプロセスと同様に正常に実行できる。また、3stにおけるトナー供給工程も、3stにおいて負電圧印加部42cによって負電圧を印加することが可能であるため、実施例1の図5における3stのプロセスと同様に正常に実行できる。次に、これらのプロセスを行う時間帯と1次転写電圧の印加タイミングとの関係について説明する。
図11は1stと2stにおいて帯電ブラシ蓄積トナー回収工程を行い、3stにおいてトナー供給工程を行う際の、各ステーションの1次転写電圧の印加タイミングの関係を示したものである。図11(a)には、各ステーションにおける1次転写プロセスを示し、(b)には1次転写電圧(+、-)を示している。なお、R4P、R4Nは中間転写ベルト30上の蓄積正トナーRP2、蓄積負トナーRN2が、それぞれ2stと1stの転写ニップ部に進入するプロセスを示している。PR33は3stのパージトナーが転写ニップ部に進入するプロセスを示している。またTb1b~Tb3bはそれぞれ、PR33の時間帯において、1st~3stで印加される1次転写電圧を示す。T1aが示すものは図6と同様である。
まず、帯電ブラシ蓄積トナー回収工程については、1stにおけるR4Nの時間帯では、負電圧印加部42aによって常時-1000VのT1負電圧を印加している。また、2stにおけるR4Pの時間帯では、正電圧印加部41bによって常時+1000VのT1正電圧を印加している。すなわち、帯電ブラシ蓄積トナー回収工程については図10で説明した状態になっているため、蓄積正トナーRP2、蓄積負トナーRN2とも正常に回収されている。一方、3stのトナー供給工程については、PR33の時間帯において、負電圧印加部42cによって-1000VのT1負電圧である1次転写電圧Tb3bを印加している。このため、パージトナーは中間転写ベルト30に1次転写されることなく正常にクリーニングブレード28cに供給されている。これらの帯電ブラシ蓄積トナー回収工程とトナー供給工程とは、それぞれ独立して影響を及ぼしあわない1次転写電圧を用いているため、同時に実行できている。以上に示すように、3stにT1負電圧を印加する手段を有する従来の構成においては、帯電ブラシ蓄積トナー回収工程と3stにおけるトナー供給工程について、それぞれ正常に、かつ略同時に実行できている。
しかし、3stにT1負電圧を印加する手段をもたない構成で同様の制御を行おうとすると、PR33の時間帯において3stではT1負電圧を印加できず、隣接ステーションの1次転写電圧の影響を受けてしまう。例えば、図11に示すように隣接ステーションでいずれもT1正電圧を印加すると、その影響を受け、3stの1次転写ニップ部において中間転写ベルト30にパージトナーが転写されてしまう。そうするとクリーニングブレード28cに十分な量のパージトナーが供給されず、ブレード鳴きの防止効果が十分に得られなくなってしまうという課題があった。また、この場合の対策として、パージトナーの幅を増やしたり、2次転写残トナー回収工程の終了後にトナー供給工程を行ったりする等が考えられるが、いずれもトナーの無駄な消費や、ダウンタイム延長といった課題を引き起こす。
[実施例2の帯電ブラシ蓄積トナー回収工程とトナー供給工程の同時実行の説明]
そこで実施例2では、1stと4stのみにT1負電圧を印加する負電圧印加部42a、42dをもつ構成とする。2st、3stは負電圧印加部を有しない。このような構成において、帯電ブラシ蓄積トナー回収工程と3stにおけるトナー供給工程を略同時に実施する際において、ブレード鳴きを防止する方法を説明する。
図12は、1stと4stのみに負電圧印加部42a、42dを有する構成で、帯電ブラシ蓄積トナー回収工程と3stにおけるトナー供給工程を行う際の、各ステーションの1次転写電圧の印加タイミングと電圧極性の関係を示したものである。図12(a)は1次転写プロセスを示し、(b)は1次転写電圧を示す。また、(c)に実施例2のPR43の時間帯における各ステーションの構成を示す。なお、R5Nは、中間転写ベルト30上の蓄積負トナーが1stのT1ニップ部に進入するプロセスを示している。R5Pは、中間転写ベルト30上の蓄積正トナーが2stのT1ニップ部に進入するプロセスを示している。PR43は、3stのパージトナーがT1ニップ部に進入するプロセスを示している。Tb2c、Tb3c1、Tb4cは、PR43の時間帯において、2st~4stで印加する1次転写電圧をそれぞれ示す。PT43は2stにおいて1次転写電圧Tb2cを印加した時間帯に2stを通過したトナーが、3stのT1ニップ部に進入するプロセスを示している。Tb3c2は、PT43の時間帯において、3stで印加される1次転写電圧を示す。T1aが示すものは図11と同様である。
まず、PR43の時間帯では、3stのトナー供給工程のため、実施例1での構成(表1の設定番号5)と同様、2st、3stの1次転写電圧Tb2c、Tb3c1はゼロ電圧(印加停止)、4stの1次転写電圧Tb4cは負電圧を印加する。これにより、実施例1と同様、3stにおけるパージトナーの中間転写ベルト30への転写防止を図ることができ、十分なブレード鳴きの防止効果が得られる。
また、帯電ブラシ蓄積トナー回収工程について、蓄積負トナーについては従来と同様にR5Nで1stの負電圧印加部42aによって-1000VのT1負電圧印加により正常に回収されている。一方、蓄積正トナーについては、PR43の時間帯以外においては、従来と同様にR5Pで2stの正電圧印加部41bによって+1000VのT1正電圧印加により正常に回収される。ただし、PR43の時間帯においては、2stでは前述のように1次転写電圧Tb2cに0Vを設定している。このため、PR43の時間帯では蓄積正トナーが正常に回収されず、2stの1次転写部を通過してしまう。そこで、2stにおいて回収されなかった蓄積正トナーが3stに進入するPT43の時間帯において、2次転写残トナー回収に適した+1000Vの正電圧である1次転写電圧Tb3c2を3stの正電圧印加部41cによって印加する。これにより、2stのT1ニップ部を通過した蓄積正トナーを3stにおいて感光ドラム22cに逆転写し、回収する。こうして、全ての蓄積正トナーを回収することができる。このように3stにおけるトナー供給工程のために3stの1次転写電圧を0Vに設定すると、他のステーションの電圧極性が影響してしまう。しかし、上述したような設定によって、帯電ブラシ蓄積トナー回収工程とトナー供給工程とは、いずれも正常に、かつ略同時に実行できる。
以上に示すように、実施例2は、1st、4stにT1負電圧を印加する負電圧印加部42a、42dを持つ構成である。このような構成においても、両極性のトナーが混在する中間転写ベルト30上の残留トナーの回収と、3stにおけるトナー供給工程とを略同時に行い、かつブレード鳴きを防止することができる。また、そのためには、両極性のトナーの回収において、1stで負極性の電圧を印加し、2stで正極性の電圧を印加すればよい。3stにおけるトナー供給工程においては、実施例1と同様に2st、3stでゼロ電圧、4stで負電圧の1次転写電圧をそれぞれ印加する。かつ、3stのトナー供給工程のために2stを通過した中間転写ベルト30上の領域が3stに進入する時間帯において、3stで正電圧の1次転写電圧を印加すればよい。
[変形例]
また、実施例2では3stにおけるトナー供給工程について示したが、他のステーションにおいてクリーニングブレードにトナーを供給したい場合については、例えば以下のような方法がある。1stでは、2次転写残トナー回収工程によって回収したトナーをクリーニングブレード28aに供給する。また、4stでは負電圧印加部42dを有しており、PR43等の時間帯で転写防止を行うようなトナー供給工程を行う。いずれも不要なダウンタイムの発生もない。2stでは、隣接ステーションでの1次転写電圧の印加状態がPR43における3stと同様になるように設定する。すなわち、2st、3stをゼロ電圧の1次転写電圧とし、1stを負極性の1次転写電圧に設定する。これにより、2stにおけるトナー供給工程を実行する。ただし、3stの1次転写電圧をゼロ電圧とする必要があるため、2stでのトナー供給工程を実行するためには、3stにおける1次転写が終了したタイミング以降で実行する必要がある。
また、図7(c)のように、2st、3stがそれぞれ1つの正電圧印加部41b、41cのみ有する場合には、正電圧印加部41b、41cを共通化して1つの正電圧印加部を有する構成としてもよい。
以上、実施例2によれば、所定のステーションに正規トナーと同極性の1次転写電圧の印加手段を設けない構成で、トナー供給工程と中間転写体上の残留トナーの回収工程とを共に実施することができる。
22a~22d 感光ドラム
26a~26d 1次転写ローラ
28a~28d クリーニングブレード
30 中間転写ベルト
41a~41d 正電圧印加部
42d 負電圧印加部

Claims (10)

  1. 記録材に画像形成する画像形成動作を実行可能な画像形成装置であって、
    感光体と、前記感光体の表面に正規極性のトナーを供給する現像器と、前記感光体の表面に供給された前記トナーを転写する第1転写手段と、前記第1転写手段に前記正規極性とは逆の極性である逆極性の転写電圧を印加する第1の印加手段と、前記第1転写手段に前記逆極性の転写電圧を印加して前記正規極性のトナーの転写を行った後に前記感光体の表面に残留したトナーをクリーニングするために前記感光体の表面に当接して当接部を形成するブレードと、を有する複数の画像形成ステーションと、
    複数の前記感光体の表面と当接し、前記複数の感光体の表面に形成されたトナーが転写される中間転写体と、
    前記中間転写体と当接して転写部を形成し前記転写部において転写されたトナーを記録材に転写する第2転写手段と、
    を備え、
    前記複数の画像形成ステーションのうち、前記中間転写体の移動方向において前記転写部よりも下流側に位置する画像形成ステーションの中で最も上流に位置する画像形成ステーションを第1の画像形成ステーション、前記第1の画像形成ステーションよりも前記中間転写体の移動方向において下流側に位置する画像形成ステーションであって、所定の画像形成ステーションよりも前記中間転写体の移動方向において上流側に位置する画像形成ステーションを第2の画像形成ステーション、前記所定の画像形成ステーションを第3の画像形成ステーション、前記所定の画像形成ステーションよりも前記中間転写体の移動方向において下流側に位置する画像形成ステーションを第4の画像形成ステーション、と定義すると、
    前記画像形成動作と、前記画像形成動作が実行されない非画像形成動作において前記第3の画像形成ステーションの前記当接部に前記正規極性のトナーを供給するための供給動作と、前記中間転写体の表面に転写されたトナーを記録材に転写した後に前記中間転写体の表面に残留したトナーを、前記第1の画像形成ステーションで回収する回収動作と、を実行することが可能な画像形成装置であって、
    前記第4の画像形成ステーションの前記第1転写手段に前記正規極性の転写電圧を印加する第2の印加手段と、
    前記第1の印加手段と前記第2の印加手段と、を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記第3の画像形成ステーションにおける前記供給動作と前記第1の画像形成ステーションにおける前記回収動作と、を実行する際には、
    前記第3の画像形成ステーションの前記第1転写手段に前記転写電圧を印加せず、前記第4の画像形成ステーションの前記第1転写手段に、前記第2の印加手段により前記正規極性の転写電圧を印加するように制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記供給動作を実行している場合において、前記第2の画像形成ステーションの前記第1転写手段に前記転写電圧を印加しないように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記供給動作を実行している場合において、前記第2の画像形成ステーションの前記第1転写手段に前記逆極性の転写電圧を印加するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記回収動作を実行している場合において、前記第1の画像形成ステーションの前記第1転写手段に前記逆極性の転写電圧を印加するように制御することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第4の画像形成ステーションは、ブラックの画像形成ステーションであることを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 記録材に画像形成する画像形成動作を実行可能な画像形成装置であって、
    感光体と、前記感光体の表面に正規極性のトナーを供給する現像器と、前記感光体の表面に供給された前記トナーを転写する第1転写手段と、前記第1転写手段に前記正規極性とは逆の極性である逆極性の転写電圧を印加する第1の印加手段と、前記第1転写手段に前記逆極性の転写電圧を印加して前記正規極性のトナーの転写を行った後に前記感光体の表面に残留したトナーをクリーニングするために前記感光体の表面に当接して当接部を形成するブレードと、を有する複数の画像形成ステーションと、
    複数の前記感光体の表面と当接し、前記複数の感光体の表面に形成されたトナーが転写される中間転写体と、
    前記中間転写体と当接して転写部を形成し前記転写部において転写されたトナーを記録材に転写する第2転写手段と、
    を備え、
    前記複数の画像形成ステーションのうち、前記中間転写体の移動方向において前記転写部よりも下流側に位置する画像形成ステーションの中で最も上流に位置する画像形成ステーションを第1の画像形成ステーション、前記第1の画像形成ステーションよりも前記中間転写体の移動方向において下流側に位置する画像形成ステーションであって、所定の画像形成ステーションよりも前記中間転写体の移動方向において上流側に位置する画像形成ステーションを第2の画像形成ステーション、前記所定の画像形成ステーションを第3の画像形成ステーション、前記所定の画像形成ステーションよりも前記中間転写体の移動方向において下流側に位置する画像形成ステーションを第4の画像形成ステーション、と定義すると、
    前記画像形成動作と、前記画像形成動作が実行されない非画像形成動作において前記第3の画像形成ステーションの前記当接部に前記正規極性のトナーを供給するための供給動作と、前記中間転写体の表面に転写されたトナーを記録材に転写した後に前記中間転写体の表面に残留したトナーを前記第1の画像形成ステーション、前記第2の画像形成ステーション、前記第3の画像形成ステーションの少なくとも1つの画像形成ステーションにおいて回収する回収動作と、を実行することが可能な画像形成装置であって、
    前記第1の画像形成ステーションおよび前記第4の画像形成ステーションの前記第1転写手段に前記正規極性の転写電圧を印加する第2の印加手段と、
    前記第1の印加手段と前記第2の印加手段と、を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記第3の画像形成ステーションにおける前記供給動作と、前記第1の画像形成ステーションにおける前記回収動作と、を実行する際には、
    前記第3の画像形成ステーションの前記第1転写手段に前記転写電圧を印加せず、
    前記第1の画像形成ステーション、および、前記第4の画像形成ステーションの前記第1転写手段に、前記第2の印加手段により前記正規極性の転写電圧を印加するように制御することを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記供給動作を実行している場合において、前記第2の画像形成ステーションの前記第1転写手段に前記転写電圧を印加しないように制御することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記供給動作を実行した後に、前記第2の画像形成ステーションにおいて回収動作を実行する場合において、前記第2の画像形成ステーションの前記第1転写手段に前記逆極性の転写電圧を印加するように制御することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記供給動作を実行した後に、前記第3の画像形成ステーションにおいて回収動作を実行する場合において、前記第3の画像形成ステーションの前記第1転写手段に前記転写電圧を印加しないように制御した後、前記回収動作を行った前記中間転写体の表面が前記第3の画像形成ステーションにおける前記中間転写体と前記感光体との接触部を通過する場合に前記第3の画像形成ステーションの前記第1転写手段に前記逆極性の前記転写電圧を印加するように制御することを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記供給動作を、連続して印刷したページ数が所定のページ数に到達した場合であって、印刷比率が所定の比率以下である条件を満たした場合に実行するように制御することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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