JP2017219570A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中間転写体上の残トナーをトナーの正規の帯電極性とは逆極性に帯電させ像担持体に転移させて回収することで生じる不具合を低減することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置100は、帯電手段10に、トナーの正規の帯電極性と同極性の電圧と、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧と、を切り替えて印加可能な帯電電源E3と、ジョブにおける全てのトナー像の二次転写が終了する前に、帯電電源E3により帯電手段10に印加する電圧の極性を上記逆極性から上記同極性に切り替え、上記逆極性の電圧の印加により上記逆極性に帯電された中間転写体7上の残トナーと、上記同極性の電圧の印加により上記同極性に帯電された中間転写体7上の残トナーと、の両方を像担持体1に転移させるように制御を行う制御部50と、を有する構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関するものである。
従来、例えば電子写真方式を用いた画像形成装置において、像担持体としての感光体に形成したトナー像を一旦中間転写体に一次転写した後に紙などの転写材に二次転写する中間転写方式が知られている。
中間転写方式の画像形成装置では、転写材に転写されずに中間転写体上に残留した残トナーを、トナーの正規の帯電極性とは逆極性に帯電させ、一次転写と同時に中間転写体から感光体に転移させて回収する方法が知られている(特許文献1)。感光体に転移された残トナーは、感光体をクリーニングする感光体クリーニング手段によって回収される。
特開平9−50167号公報
しかしながら、上記従来の方法では、中間転写体上の残トナーをトナーの正規の帯電極性とは逆極性に帯電させているため、残トナーと感光体との間の静電吸着力が正規の帯電極性に帯電したトナーと感光体との静電吸着力よりも強く働く場合がある。典型的には、感光体がトナーの正規の帯電極性と同極性に帯電されている場合である。そのため、感光体のクリーニング性が低下する場合がある。
これに対し、感光体クリーニング手段のクリーニング性を向上させることが考えられるが、クリーニング性を向上させると感光体などの寿命が短くなることがある。例えば、感光体クリーニング手段としては、感光体に当接して配置されたクリーニング部材としてのクリーニングブレード(ゴムブレード)が多く用いられている。クリーニングブレードによるクリーニング性を向上させるためには、感光体に対するクリーニングブレードの侵入量や当接圧を大きくすることが考えられる。しかし、その場合、感光体とクリーニングブレードとの摺擦により感光体やクリーニングブレードが削れる量が増えるため、感光体やクリーニングブレードの寿命が短くなることがある。
このように、感光体のクリーニング性と、感光体やクリーニングブレードの寿命と、を考慮すると、中間転写体から感光体に転移される正規の帯電極性とは逆極性に帯電したトナーの量は極力少ないことが望ましい。
したがって、本発明の目的は、中間転写体上の残トナーをトナーの正規の帯電極性とは逆極性に帯電させ像担持体に転移させて回収することで生じる不具合を低減することのできる画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、トナー像を担持する像担持体と、一次転写部で前記像担持体から転写されたトナー像を二次転写部で転写材に二次転写するために搬送する中間転写体と、前記中間転写体の移動方向において前記二次転写部よりも下流かつ前記一次転写部よりも上流の帯電部で前記中間転写体上のトナーを帯電させる帯電手段と、を有し、前記二次転写部で転写材に転写されずに前記中間転写体上に残留した残トナーを前記帯電部で前記帯電手段により帯電させ、前記一次転写部で前記中間転写体から前記像担持体に転移させて回収する画像形成装置において、前記帯電手段に、トナーの正規の帯電極性と同極性の電圧と、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧と、を切り替えて印加可能な帯電電源と、ジョブにおける全てのトナー像の前記二次転写が終了する前に、前記帯電電源により前記帯電手段に印加する電圧の極性を前記逆極性から前記同極性に切り替え、前記帯電手段への前記逆極性の電圧の印加により前記逆極性に帯電された前記中間転写体上の残トナーと、前記帯電手段への前記同極性の電圧の印加により前記同極性に帯電された前記中間転写体上の残トナーと、の両方を前記像担持体に転移させるように制御を行う制御部と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
本発明の他の態様によると、トナー像を担持する像担持体と、一次転写部で前記像担持体から転写されたトナー像を二次転写部で転写材に二次転写するために搬送する中間転写体と、前記中間転写体の移動方向において前記二次転写部よりも下流かつ前記一次転写部よりも上流の帯電部で前記中間転写体上のトナーを帯電させる帯電手段と、を有し、前記二次転写部で転写材に転写されずに前記中間転写体上に残留した残トナーを前記帯電部で前記帯電手段により帯電させ、前記一次転写部で前記中間転写体から前記像担持体に転移させて回収する画像形成装置において、前記帯電手段に、トナーの正規の帯電極性と同極性の電圧と、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧と、を切り替えて印加可能な帯電電源と、ジョブにおける全てのトナー像の前記二次転写が終了する前に、前記帯電電源により前記帯電手段に印加する電圧の極性を前記逆極性から前記同極性に切り替え、前記帯電手段に付着した残トナーを前記帯電手段から前記中間転写体へ移動させるように制御を行う制御部と、を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明によれば、中間転写体上の残トナーをトナーの正規の帯電極性とは逆極性に帯電させ像担持体に転移させて回収することで生じる不具合を低減することができる。
実施例1の画像形成装置の概略縦断面図である。 実施例1の制御のタイミングチャート図である。 比較例の制御のタイミングチャート図である。 実施例2の画像形成装置の概略縦断面図である。 実施例2の制御のタイミングチャート図である。 実施例3の画像形成装置の概略縦断面図である。 実施例3の制御のタイミングチャート図である。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
[実施例1]
1.画像形成装置の全体的な構成及び動作
図1は、本実施例に係る画像形成装置100の概略縦断面図である。本実施例の画像形成装置100は、電子写真方式を用いてフルカラー画像を形成することのできる、中間転写方式を採用したインライン型のカラープリンターである。
画像形成装置100は、複数の画像形成部としてそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成する第1、第2、第3、第4の画像形成部SY、SM、SC、SKを有する。各画像形成部SY、SM、SC、SKにおいて同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、いずれかの色用の要素であることを示す符号の末尾のY、M、C、Kを省略して総括的に説明することがある。本実施例では、後述する感光体1、帯電ローラ2、露光装置3、現像装置4、一次転写ローラ5、感光体クリーニング装置6などを有して画像形成部Sが構成される。
画像形成装置100は、後述する中間転写ベルト7の移動方向に並んで配置された、トナー像を担持する複数の像担持体として、4個のドラム型の感光体(感光ドラム)1を有する。感光体1は、図中矢印R1方向(時計回り)に回転駆動される。回転する感光体1の表面は、感光体帯電手段としての帯電ローラ2によって所定の極性(本実施例では負極性)の所定の電位に一様に帯電処理される。帯電処理された感光体1の表面は、露光手段としての露光装置(レーザースキャナー)3によって画像情報に応じて走査露光され、感光体1上に静電潜像(静電像)が形成される。本実施例では、露光装置3は、各画像形成部Sの各感光体1を露光する1つのユニットとして構成されている。
感光体1上に形成された静電潜像は、現像手段としての現像装置4によって現像剤としてのトナーを用いて現像(可視化)され、感光体1上にトナー像が形成される。本実施例では、一様に帯電処理された後に露光されることで電位の絶対値が低下した感光体1上の露光部に、感光体1の帯電極性と同極性(本実施例では負極性)に帯電したトナーが付着する。
4個の感光体1に対向して、中間転写体としての無端状のベルトで構成された中間転写ベルト7が配置されている。中間転写ベルト7は、複数の張架ローラとしての駆動ローラ(二次転写対向ローラ)71、テンションローラ72、アイドラローラ73によって所定の張力で張架されている。中間転写ベルト7の内周面側には、各感光体1に対応して、一次転写手段としてのローラ型の一次転写部材である一次転写ローラ5が配置されている。一次転写ローラ5は、中間転写ベルト7を介して感光体1に向けて押圧され、感光体1と中間転写ベルト7とが接触する一次転写部(一次転写ニップ)N1を形成する。
上述のように感光体1上に形成されたトナー像は、一次転写部N1において、図中R2方向(反時計回り)に回転している中間転写ベルト7上に静電的に転写(一次転写)される。一次転写工程時に、一次転写ローラ5には、一次転写電源E1から、現像時のトナーの帯電極性(正規の帯電極性)とは逆極性の直流電圧である一次転写電圧(一次転写バイアス)が印加される。例えばフルカラー画像の形成時には、各感光体1上に形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像が、中間転写ベルト7上に重ね合わせるようにして順次転写される。
中間転写ベルト7の外周面側において、二次転写対向ローラを兼ねる駆動ローラ71と対向する位置には、二次転写手段としてのローラ型の二次転写部材である二次転写ローラ8が配置されている。二次転写ローラ8は、中間転写ベルト7を介して駆動ローラ71に向けて押圧され、中間転写ベルト7と二次転写ローラ8とが接触する二次転写部(二次転写ニップ)N2を形成する。
上述のように中間転写ベルト7上に形成されたトナー像は、二次転写部N2において、中間転写ベルト7と二次転写ローラ8とに挟持されて搬送される紙などの転写材(記録媒体、シート)P上に静電的に転写(二次転写)される。二次転写工程時に、二次転写ローラ8には、二次転写電源E2から、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の直流電圧である二次転写電圧(二次転写バイアス)が印加される。転写材Pは、カセット11に収納されており、給送ローラ12によって1枚ずつ分離給送されて、搬送ローラ対13まで搬送される。そして、この転写材Pが、搬送ローラ対13によって中間転写ベルト7上のトナー像とタイミングが合わされて二次転写部N2に供給される。
トナー像が転写された転写材Pは、定着手段としての定着装置9へと搬送される。定着器9は、熱源を備えた加熱部材としての加熱ローラ91と、加熱ローラ91に圧接する加圧部材としての加圧ローラ92とを有する。転写材Pは、加熱ローラ91と加圧ローラ92とによって加熱及び加圧されることで、表面にトナー像が定着(溶融固着)される。その後、転写材Pは、画像形成装置100の装置本体110の外部に排出(出力)される。
一方、一次転写工程後に感光体1上に残留した残トナーは、感光体クリーニング手段としての感光体クリーニング装置6によって感光体1上から除去されて回収される。二次転写工程後に中間転写ベルト7上に残留した残トナーのクリーニングについては後述する。
本実施例では、感光体1と、これに作用するプロセス手段としての帯電ローラ2、現像装置4及び感光体クリーニング装置6とは、一体的にカートリッジ化され、装置本体110に対し着脱可能なプロセスカートリッジ20を形成している。
本実施例では、感光体1は、直径30mmのアルミニウムシリンダの外周面に有機光導電体層(OPC感光体)を塗布して構成したものである。
本実施例では、帯電ローラ2は、ローラ状に形成された導電性ローラであり、感光体1の表面に当接して配置され、帯電工程時に帯電電源(図示せず)から負極性の放電開始電圧以上の所定の帯電電圧(帯電バイアス)が印加される。
本実施例では、一次転写ローラ5は、ローラ状に形成された導電性ローラであり、SUSなどの金属からなる外径6mmシャフトの周囲に外径12mmとなるよう発泡性弾性体が設けられて構成されている。この一次転写ローラ5は、10〜10Ωの電気抵抗を有する。本実施例では、各一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kには、それぞれ独立して一次転写電源E1Y、E1M、E1C、E1Kが接続されている。本実施例では、各一次転写電源E1は、各一次転写部材5に、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧と、トナーの正規の帯電極性と同極性の電圧とを切り替えて印加可能とされている。一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kは、複数の感光体1のそれぞれに対応する複数の一次転写部N1のそれぞれで感光体1から中間転写ベルト7にトナー像を一次転写させる複数の一次転写部材の一例である。
本実施例では、中間転写ベルト7は、10Ωcm〜1014Ωcmの体積固有抵抗率を持たせた厚さ50〜150μm程度のフィルム状部材を無端状に形成して構成されている。なお、上記体積抵抗率は、JIS法K6911に準拠した測定プローブを用い、ADVANTEST社製高抵抗計R2340にて、温度は25℃、相対湿度は50%で、50〜100Vを印加して得た値である。中間転写ベルト7は、一次転写部N1で感光体1から転写されたトナー像を二次転写部N2で転写材Pに二次転写するために搬送する中間転写体の一例である。
また、本実施例では、感光体クリーニング装置6は、感光体1に当接して配置されたクリーニング部材としてのクリーニングブレード61と、クリーニングブレード61によって感光体1上から除去された残トナーを収容する回収容器62と、を有する。クリーニングブレード61は、板状の弾性ゴムで形成されている。感光体クリーニング装置6は、回転する感光体1の表面からクリーニングブレード61によって残トナーを掻き取って、回収容器62内に回収する。感光体クリーニング装置6に回収された残トナーは、プロセスカートリッジ20を交換することによって、装置本体110から取り外されたプロセスカートリッジ20とともに廃却される。
2.中間転写ベルトのクリーニング
画像形成装置100は、中間転写体上のトナーを帯電させる帯電手段としてのブラシ状の帯電部材であるクリーニングブラシ10を有する。クリーニングブラシ10は、中間転写ベルト7の移動方向(搬送方向)において二次転写部N2よりも下流かつ一次転写部N1(最上流の一次転写部N1Y)よりも上流の帯電部Chで中間転写ベルト7上のトナーを帯電させるように配置されている。特に、本実施例では、クリーニングブラシ10は、中間転写ベルト7を介して二次転写対向ローラを兼ねる駆動ローラ71に対向する位置で中間転写ベルト7の表面に接触して配置されている。
そして、本実施例では、二次転写部N2で転写材Pに転写されずに中間転写ベルト7上に残留した残トナーを帯電部Chでクリーニングブラシ10により帯電させ、一次転写部N1で中間転写ベルト7から感光体1に転移させて回収するようになっている。
本実施例では、クリーニングブラシ10は、電気抵抗が10〜10Ωの導電性ナイロン製の繊維が略密となるように構成されたブラシで構成されている。クリーニングブラシ10の幅(中間転写ベルト7の移動方向)は4mmであり、長手方向(中間転写ベルト7の移動方向と略直交する方向)の長さは中間転写ベルト7上のトナー像を担持可能な領域の幅よりも長い。また、クリーニングブラシ10は、ブラシ繊維の先端位置が中間転写ベルト7の表面に対し侵入量1.0mmになるように、中間転写ベルト7を介して駆動ローラ71に向けて押圧されている。このクリーニングブラシ10は、中間転写ベルト7に対して固定位置に配置され、中間転写ベルト7の移動に伴って中間転写ベルト7の表面を摺擦する。
ここで、前述のように、中間転写体上の残トナーをトナーの正規の帯電極性とは逆極性に帯電させ感光体に転移させて回収する従来の方法では、感光体のクリーニング性と感光体やクリーニングブレードの耐久性との両立が難しいという課題がある。したがって、中間転写体から感光体に転移される正規の帯電極性とは逆極性に帯電したトナーの量は極力少ないことが望ましい。
また、中間転写体上の残トナーをトナーの正規の帯電極性とは逆極性に帯電させ感光体に転移させて回収する従来の方法では、次のような別の課題もある。つまり、中間転写体上の残トナーの電荷については、トナーの正規の帯電極性と同極性に帯電しているトナーの量が多い。したがって、この残トナーをトナーの正規の帯電極性とは逆極性の、感光体への転移に適正な帯電量に帯電させるためには、帯電部材に印加する電圧や電流を大きくする必要がある。しかし、この場合、帯電部材に放電生成物が発生し易くなり、これが導電経路に付着して電荷移動の阻害物質として働くことで、帯電部材の電気抵抗の上昇を促進させる。画像形成装置の製造コスト、スペースなどを考慮すると、高圧電源の出力には限りがあるため、帯電部材の電気抵抗の上昇を抑制することが望まれる。また、帯電部材に放電生成物が付着していくことにより、帯電部材の中間転写体上の残トナーを帯電させる能力が低下し、中間転写体のクリーニング性が低下する。
さらに、中間転写体上の残トナーをトナーの正規の帯電極性とは逆極性に帯電させ感光体に転移させて回収する従来の方法では、次のような別の課題もある。つまり、帯電部材には、トナーの正規の帯電極性とは逆極性に帯電させられずに正規の帯電極性に帯電しているトナーが静電気的に付着して、これが徐々に蓄積していくことがある。そのため、帯電部材の帯電能力を維持するために、ジョブにおける画像と画像との間に対応する期間(紙間)に、帯電部材に溜まったトナーを中間転写体に吐き出す動作を行うことが知られている。しかし、紙間が短い場合には十分に帯電部材からトナーを吐き出ことができないことがある。そして、十分に帯電部材からトナーを吐き出すために紙間を延長すると、単位時間あたりにプリント可能な枚数は低下してしまう。
そこで、本実施例では、画像形成装置100は、クリーニングブラシ7に、トナーの正規の帯電極性と同極性である負極性の電圧と、トナーの正規の帯電極性とは逆極性である正極性の電圧と、を切り替えて印加可能な帯電電源E3を有する。また、本実施例では、画像形成装置100は、ジョブにおける全てのトナー像の二次転写が終了する前に、帯電電源E3によりクリーニングブラシ10に印加する電圧の極性を正極性から負極性に切り替える制御部50を有する。そして、この制御部50は、上記正極性の電圧の印加により正極性に帯電された中間転写ベルト7上の残トナーと、上記負極性の電圧の印加により負極性に帯電された中間転写ベルト7上の残トナーと、の両方を感光体1に転移させるように制御を行う。特に、本実施例では、中間転写ベルト7上の残トナーは、中間転写ベルト7の移動方向において最上流に配置されたイエロー用の一次転写部N1Yでイエロー用の感光体1Yに転移される。そして、この残トナーは、イエロー用の感光体クリーニング装置6によって回収される。また、本実施例では、制御部50がジョブにおける全てのトナー像の二次転写が終了する前に上記電圧の極性の切り替えを行うことで、クリーニングブラシ10に付着した残トナーを中間転写ベルト7へ移動させる(吐き出す)ようにすることができる。ここで、ジョブ(プリントジョブ)とは、一の開始指示により単数又は複数の転写材Pに対してトナー像を転写して出力するプリント(画像出力動作)を行う一連のシーケンスである。
本実施例では、帯電電源(高圧電源回路)E3は、クリーニングブラシ10に、−2.0〜+2.0kVの電圧(クリーニング電圧)を印加できるようになっている。
クリーニングブラシ10は、中間転写ベルト7上の残トナーを、感光体1に静電的に転移(逆転写)させるための適正な電荷量に帯電させることが求められる。本実施例では、クリーニングブラシ10に印加する電圧は、正極性の場合+1.5kV、負極性の場合−1.2kVに設定した。つまり、本実施例では、クリーニングブラシ10に印加されるトナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧の絶対値よりも、クリーニングブラシ10に印加されるトナーの正規の帯電極性と同極性の電圧の絶対値の方が小さい。クリーニングブラシ10に印加する電圧の極性により電圧の絶対値を変えているのは次の理由による。
本実施例では、トナーの正規の帯電極性は負極性であり、二次転写工程時には二次転写ローラ8に正極性の二次転写電圧が印加される。そのため、中間転写ベルト7上の残トナーは、転写材Pとの放電により正極性に帯電するものも一部あるが、多くは負極性に帯電している。したがって、感光体1に転移させるための適正な電荷量に帯電させるために、クリーニングブラシ10に印加する電圧は正極性の場合の方が+1.5kVと、負極性の場合の−1.2kVより絶対値を大きくしている。
3.本実施例における電圧印加タイミング
次に、本実施例における帯電電源E3からクリーニングブラシ10への電圧の印加タイミング、及びイエロー用の一次転写電源E1Yからイエロー用の一次転写ローラ5Yへの電圧の印加タイミングについて説明する。
図2は、3枚のフルカラー画像を連続プリントするジョブにおける、クリーニング電圧の印加タイミングと、イエロー用の一次転写ローラ5Yへの電圧の印加タイミングとを示すタイミングチャート図である。図2には、イエロー用の感光体1Y上のトナー像がイエロー用の一次転写部N1Yを通過する期間(印字部)、中間転写ベルト7上のトナー像が二次転写部N2を通過する期間(印字部)がそれぞれ3つずつ示されている。また、図2には、帯電部Chを中間転写ベルト7上の残トナー(印字部であった位置)が通過する期間、イエロー用の一次転写部N1Yを中間転写ベルト7上の残トナー(印字部であった位置)が通過する期間が、それぞれ3つずつ示されている。
図2において、時間T11は、1枚目と2枚目との間の紙間、時間T12は2枚目と3枚目との間の紙間を示している。また、図2において、時間T1は、イエロー用の一次転写部N1Yから二次転写部N2まで中間転写ベルト7上のトナー像が移動するのに要する時間である。また、図2において、時間T2は、二次転写部N2から帯電部Chまで中間転写ベルト7上の残トナーが移動するのに要する時間である。また、図2において、時間T3は、帯電部Chからイエロー用の一次転写部N1Yまで中間転写ベルト7上の残トナーが移動するのに要する時間である。
そして、本実施例では、クリーニングブラシ10には、時間T4の間、正極性のクリーニング電圧を印加し、その後時間T5の間、負極性のクリーニング電圧を印加する。本実施例では、中間転写ベルト7上のジョブにおける最初のトナー像の残トナーが帯電部Chに到達した時点で、クリーニングブラシ10への正極性のクリーニング電圧の印加を開始する。時間T4の間、正極性のクリーニング電圧を印加するのは、時間T8の間、感光体1Y上の負極性に帯電したトナーの中間転写ベルト7への一次転写と、中間転写ベルト7上の正極性に帯電された残トナーの感光体1Yへの転移と、を同時に行うためである。時間T5は、クリーニング電圧が負極性に切り替えられた後、中間転写ベルト7上のジョブにおける全てのトナー像の残トナーが帯電部Chを通過し終えるまでの時間である。
ここで、クリーニング電圧を正極性から負極性に切り替えるタイミングは、イエロー用の一次転写部N1Yでのジョブにおける全てのトナー像の一次転写が終了するタイミングから、上述の時間T3を差し引いたタイミングである。なお、時間T3は、帯電部Chからイエロー用の一次転写部N1Yまで中間転写ベルト7上の残トナーが移動するのに要する時間である。
一方、本実施例では、イエロー用の一次転写ローラ5Yには、イエロー用の一次転写部N1Yでのジョブにおける最初のトナー像の一次転写の開始時から最後のトナー像の終了時までの時間T6の間、正極性の電圧を印加する。その後、イエロー用の一次転写ローラ5Yには、時間T7の間負極性の電圧を印加する。時間T7は、一次転写ローラ5Yに印加する電圧が負極性に切り替えられた後、中間転写ベルト7上のジョブにおける全てのトナー像の残トナーがイエロー用の一次転写部N1Yを通過し終えるまでの時間である。
このように、本実施例では、制御部50は、ジョブにおける全てのトナー像の一次転写が終了した時以降に、クリーニング電圧の極性の切り替え時に帯電部Chを通過した中間転写ベルト7上の位置が一次転写部N1Yに到達するように該切り替えを行わせる。また、本実施例では、制御部50は、クリーニングブラシ10に正極性の電圧が印加されている時に帯電部Chを通過した中間転写ベルト7上の位置が一次転写部N1Yを通過する時には一次転写ローラ5Yに正極性の電圧を印加させる。これにより、静電的な反発力により残トナーを中間転写ベルト7から感光体1Yに転移させる。また、本実施例では、制御部50は、クリーニングブラシ10に負極性の電圧が印加されている時に帯電部Chを通過した中間転写ベルト7上の位置が一次転写部N1Yを通過する時には一次転写ローラ5Yに負極性の電圧を印加させる。これにより、静電的な反発力により残トナーを中間転写ベルト7から感光体1Yに転移させる。特に、本実施例では、イエロー用の一次転写部N1Yでのジョブにおける全てのトナー像の一次転写が終了するのとほぼ同時に、中間転写ベルト7上の負極性に帯電された残トナーの先頭がイエロー用の一次転写部N1Yに到達するようにした。これにより、感光体1Yに転移される正極性に帯電したトナーの量を可及的に少なくすることができる。また、これによりクリーニングブラシ10に正極性のクリーニング電圧を印加する時間を可及的に少なくすることができる。
以上のような電圧印加タイミングとすることで、中間転写ベルト7上の残トナーは、実質的に全てイエロー用の感光体1Yに転移されて回収される。
4.比較例
次に、比較例の電圧印加タイミングについて説明する。図3は、クリーニングブラシ10に正極性のクリーニング電圧のみを印加する比較例における、図2と同様のタイミングチャート図である。
比較例では、クリーニングブラシ10には、中間転写ベルト7上のジョブにおける全てのトナー像の残トナーが帯電部Chを通過する時間T9の間、正極性のクリーニング電圧を印加する。また、比較例では、イエロー用の一次転写ローラ5Yには、時間T10の間、正極性の電圧を印加する。時間T10は、イエロー用の一次転写部N1Yでのジョブにおける最初のトナー像の一次転写の開始時から、中間転写ベルト7上のジョブにおける全てのトナー像の残トナーがイエロー用の一次転写部N1Yを通過し終えるまでの時間である。
ここで、比較例では、クリーニングブレード61の残トナーの剥ぎ取り性を向上させるために、クリーニングブレード61の感光体1の表面への侵入量を、本実施例の1.3mmから1.5mmに増やしている。また、比較例では、クリーニング電圧は+1.5kVとした。
5.効果
本実施例と上述の比較例とで、3枚のフルカラー画像の連続プリントを繰り返した際のプロセスカートリッジ20の寿命について確認した。プロセスカートリッジ20の寿命は、クリーニングブレード61の摩耗量、感光体1の感光層の膜厚の摩耗量により判断し、これらのいずれかがそれぞれ予め定められた所定の閾値に達した場合に寿命とした。その結果、本実施例では18,000枚、比較例では15、000枚のプリントで寿命となった。
本実施例において比較例よりもプロセスカートリッジ20の寿命が延びたのは、クリーニングブレード61の侵入量が小さいことにより、クリーニングブレード61及び感光体1の摩耗量が少なくなったためであると考えられる。
また、本実施例と比較例とで、新品時から3枚連続プリントを繰り返して合計で90,000枚プリントした際の中間転写ベルト7のクリーニング性も確認した。その結果、本実施例ではクリーニング不良は発生しなかったが、比較例ではスジ状にクリーニング不良が発生した。
本実施例において比較例よりも中間転写ベルト7のクリーニング性を長期にわたり維持できた理由は、次のように考えられる。比較例では、クリーニング電圧は常に+1.5kVとした。これに対し、本実施例では、ジョブの全てのトナー像の二次転写が終了する前に、クリーニング電圧を+1.5kVから−1.2kVに切り替えた。このように、本実施例では、ジョブにおいてクリーニング電圧の絶対電圧値を小さくする期間を設けた。これにより、残トナーへの電荷付与性を低下させる放電生成物などのクリーニングブラシ10への付着量を抑制することができたためと考えられる。
さらに、本実施例では、負極性のクリーニング電圧を印加したことで、次の効果も得られる。中間転写ベルト7上の残トナーには、負極性に帯電したトナーと正極性に帯電したトナーとが混在している。クリーニングブラシ10に正極性のクリーニング電圧を印加した場合、中間転写ベルト7上の残トナーのうち負極性に帯電したトナーの一部が帯電部Chを通過する時にクリーニングブラシ10に静電的に吸着することがある。クリーニングブラシ10に付着したトナーの量が増加すると、クリーニングブラシ10の中間転写ベルト7上の残トナーを正極性に帯電させる能力が低下する。この点、本実施例では、図2に示すように、時間T4でクリーニングブラシ10に正極性の帯電電圧を印加した後、時間T5で負極性の電圧を印加する。そのため、時間T4においてクリーニングブラシ10に付着した負極性に帯電したトナーは、時間T5において静電的な反発力が働き、クリーニングブラシ10から中間転写ベルト7に吐き出される。この吐き出されたトナーは、クリーニングブラシ10により負極性に帯電された中間転写ベルト7上の残トナーとともにイエロー用の感光体1Yに転移されて回収される。これにより、本実施例では、クリーニングブラシ10の中間転写ベルト7上の残トナーを正極性に帯電させる能力が回復し、長期にわたり中間転写ベルト7のクリーニング不良の発生を抑制することができものと考えられる。
以上のように、本実施例によれば、感光体1のクリーニング性と感光体1やクリーニングブレード61の耐久性とを両立するとともに、中間転写ベルト7のクリーニング性をより長期にわたり維持することができる。
つまり、本実施例によれば、中間転写ベルト7上の残トナーを、可能な限りトナーの正規の帯電極性と同極性に帯電させる。これにより、感光体1に転移された際の残トナーと感光体1との静電吸着力が小さくなり、感光体1に対するクリーニングブレード61の当接圧や侵入量を下げることができる。その結果、感光体1のクリーニング性と感光体1やクリーニングブレード61の耐久性との両立を図ることが可能となる。また、本実施例によれば、中間転写ベルト7上の残トナーの電荷を逆極性にするためにクリーニングブラシ10に印加する電圧、電流を抑えることができる。これにより、放電生成物がクリーニングブラシ10に付着することによる電気抵抗の上昇が抑制され、クリーニングブラシ10の残トナーを帯電させる能力を維持できるので、より長期にわたり中間転写ベルト7のクリーニング性を維持することができる。また、本実施例によれば、短い紙間ではなく、一次転写バイアスの切り替えタイミングに自由度のある二次転写中にクリーニングブラシ10からのトナーの吐き出しを十分に行うことができる。これにより、クリーニングブラシ10の帯電能力を回復させて、長期にわたり中間転写ベルト7のクリーニング性の低下を抑制することができる。
[実施例2]
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1のものと同じである。したがって、本実施例において実施例1のものと同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、実施例1と同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
1.画像形成装置の構成
図4は、本実施例に係る画像形成装置100の概略縦断面図である。本実施例では、クリーニングブラシ10が中間転写ベルト7を介してテンションローラ72に対向して配置されていることが実施例1とは異なる。つまり、二次転写部N2は、中間転写ベルト7の複数の張架ローラのうち1つの張架ローラである駆動ローラ71に巻き掛けられた中間転写ベルト7上に形成されている。そして、本実施例では、クリーニングブラシ10は、複数の張架ローラのうち他の1つの張架ローラであるテンションローラ72に対向して配置されている。このテンションローラ72は、複数の張架ローラのうち中間転写ベルト7の移動方向において駆動ローラ71よりも下流かつ一次転写部N1(最上流の一次転写部N1Y)よりも上流で中間転写ベルト7が巻き掛けられた張架ローラである。
実施例1のように二次転写対向ローラを兼ねる駆動ローラ71に対向してクリーニングブラシ10を配置する場合、二次転写ローラ8とクリーニングブラシ10とを近接して配置することになる。そのため、中間転写ベルト7の表面を伝い、二次転写電圧とクリーニング電圧によって供給される電流が干渉し、制御すべき電圧値が不安定となることが考えられる。場合によっては、二次転写不良による画像不良や、残トナーの帯電不良による中間転写ベルト7のクリーニング不良が発生することが考えられる。これは、二次転写ローラ8に正極性の二次転写電圧、クリーニングブラシ10に負極性のクリーニング電圧を印加する場合、また二次転写電圧とクリーニング電圧とのコントラストが大きくなる場合に顕著となる。
これに対し、本実施例では、クリーニングブラシ10をテンションローラ72に対向して配置することで、二次転写ローラ8とクリーニングブラシ10との間の中間転写ベルト7の周方向における距離が実施例1よりも拡がる。そのため、二次転写中にクリーニングブラシ10に印加するクリーニング電圧の極性を変えても、二次転写電圧とクリーニング電圧との干渉を抑制することが可能となる。
2.電圧印加タイミング
次に、本実施例における電圧印加タイミングについて説明する。図5は、本実施例における電圧印加タイミングを示す図2と同様のタイミングチャート図である。
本実施例では、クリーニングブラシ10の配置が実施例1とは異なるため、図2における時間T2に対応する時間T13と、図2における時間T3に対応する時間T14が実施例1とは異なっている。また、本実施例では、クリーニングブラシ10に正極性のクリーニング電圧を印加する時間T15、負極性のクリーニング電圧を印加する時間T16のタイミングも、それぞれ図2の時間T4、時間T5とは異なる。
具体的には、本実施例においても、クリーニングブラシ10への正極性のクリーニング電圧の印加を開始するのは、中間転写ベルト7上のジョブにおける最初のトナー像の残トナーが帯電部Chに到達した時点である。また、本実施例では、クリーニング電圧を正極性から負極性に切り替えるタイミングは、イエロー用の一次転写部N1Yでのジョブにおける全てのトナー像の一次転写が終了するタイミングから、上述の時間T14を差し引いたタイミングである。なお、時間T14は、帯電部Chからイエロー用の一次転写部N1Yまで中間転写ベルト7上の残トナーが移動するのに要する時間である。
なお、イエロー用の一次転写ローラ5Yへの電圧印加タイミング、クリーニング電圧の電圧値については、実施例1と同様である。
以上のように、本実施例によれば、実施例1と同様の効果が得られるとともに、クリーニング電圧と二次転写電圧との干渉が生じる可能性を低減することができる。
[実施例3]
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1、2のものと同じである。したがって、本実施例において実施例1、2のものと同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、実施例1、2と同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
1.画像形成装置の構成
図6は、本実施例に係る画像形成装置100の概略縦断面図である。本実施例では、複数の一次転写部材として全ての一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kに電圧を印加する一次転写電源E1が共通化されていることが実施例1とは異なる。したがって、本実施例では、全ての一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kには、トナーの正規の帯電極性の電圧、又はトナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧が、共通の一次転写電源E1から同期して印加される。
また、本実施例では、実施例2と同様に、クリーニングブラシ10が中間転写ベルト7を介してテンションローラ72に対向して配置されている。
ここで、複数の一次転写部N1に電圧を印加する一次転写電源E1を共通化することで、画像形成装置100の製造コストを低減することができる。しかし、中間転写体上の残トナーをトナーの正規の帯電極性とは逆極性に帯電させ感光体に転移させて回収する従来の方法を採用する場合に、一次転写電源E1を共通化すると、次のような課題が生じることがある。連続プリント中に、実施例1で説明した帯電部材からのトナーの吐き出しを行うと、単位時間あたりにプリント可能な枚数が著しく低下してしまうことがある。つまり、帯電部材から吐き出されたトナーは、感光体から中間転写体に一次転写されるトナーと同極性となっている。そのため、帯電部材から吐き出されたトナーを感光体に転移させるために、一次転写部に印加する電圧を一次転写時とは逆極性にする。このとき、一次転写電源が共通化されていると、全ての一次転写部における1枚分の一次転写を終了した後でなければ、一次転写部に印加する電圧を一次転写時とは逆極性にすることができない。そのため、一次転写電源が共通化されている場合には、これが共通化されていない場合よりも、帯電部材からのトナーの吐き出しのために紙間を大きく拡張する必要が生じ、単位時間あたりにプリント可能な枚数は著しく低下してしまうことがある。
これに対し、本実施例では、実施例1、2と同様に、ジョブの全ての2次転写が終了する前に、クリーニングブラシ10に印加する電圧の極性をトナーの正規の帯電極性とは逆極性の正極性から、トナーの正規の帯電極性と同極性の負極性に切り替える。そのため、一次転写電源E1が共通化されている場合であっても、二次転写中にクリーニングブラシ10から正規の帯電極性に帯電したトナーが吐き出されるので、該吐き出しのために紙間を拡張する必要性を低減することができる。
2.電圧印加タイミング
次に、本実施例における電圧印加タイミングについて説明する。図7は、本実施例における電圧印加タイミングを示す図2、図5と同様のタイミングチャート図である。ただし、図7には、ブラック用の感光体1K上のトナー像がブラック用の一次転写部N1Kを通過する期間も示されている。また、図7において、一次転写ローラ5に印加される電圧は、共通の一次転写電源E1から印加される電圧である。
図7において、時間T19は、イエロー用の一次転写部N1Yからブラック用の一次転写部N1Kまで中間転写ベルト7上のトナー像が移動するのに要する時間である。また、図7において、時間T20は、ブラック用の一次転写部N1Kから二次転写部N2まで中間転写ベルト7上のトナー像が移動するのに要する時間である。
そして、本実施例では、中間転写ベルト7上のジョブにおける最初のトナー像の残トナーが帯電部Chに到達した時点で、クリーニングブラシ10への正極性のクリーニング電圧の印加を開始し、時間T21の間、正極性のクリーニング電圧を印加する。その後、クリーニングブラシ10に印加するクリーニング電圧の極性を負極性に切り替え、中間転写ベルト7上のジョブにおける全てのトナー像の残トナーが帯電部Chを通過し終えるまでの時間T22の間、負極性のクリーニング電圧を印加する。なお、クリーニング電圧の電圧値は、実施例1、2と同様である。
ここで、クリーニング電圧を正極性から負極性に切り替えるタイミングは、ブラック用の一次転写部N1Kでのジョブにおける全てのトナー像の一次転写が終了するタイミングから、前述の時間T14の時間を差し引いたタイミングである。なお、時間T14は、帯電部Chからイエロー用の一次転写部N1Yまで中間転写ベルト7上の残トナーが移動するのに要する時間である。
一方、本実施例では、全ての一次転写ローラ5に電圧を印加する一次転写電源E1が共通化されている。そのため、本実施例では、イエロー用の一次転写部N1Yでの一次転写の開始時から、ブラック用の一次転写部N1Kでの一次転写の終了までの時間T23の間、全ての一次転写ローラ5に正極性の電圧を印加する。その後、全ての一次転写ローラ5に印加する電圧を負極性に切り替え、中間転写ベルト7上のジョブにおける全てのトナー像の残トナーがイエロー用の一次転写部N1Yを通過し終えるまでの時間T24の間、全ての一次転写ローラ5に負極性の電圧を印加する。
以上のような電圧印加タイミングとすることで、中間転写ベルト7上の残トナーは、実質的に全てイエロー用の感光体1Yに転移されて回収される。具体的には、イエロー用の一次転写部N1Yにおいて、時間T25の間は、一次転写と同時に中間転写ベルト7上の正極性に帯電された残トナーが感光体1Yに転移されて回収される。その後、イエロー用の一次転写部N1Yで一次転写が終了した後の時間T26の間も、イエロー用の一次転写部N1Yにおいて、中間転写ベルト7上の正極性に帯電された残トナーが感光体1Yに転移されて回収される。その後、ブラック用の一次転写部N1Kでのジョブにおける全てのトナー像の一次転写が終了した時点で全ての一次転写ローラ5に印加される電圧の極性が正極性から負極性に切り替わる。また、そのタイミングに合わせてクリーニング電圧の極性が正極性から負極性に切り替えられている。これにより、イエロー用の一次転写部N1Yにおいて、時間T24の間、中間転写ベルト7上の負極性に帯電された残トナーが感光体1Yに転移されて回収される。
このように、本実施例では、画像形成装置100は、複数の一次転写ローラ5にトナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧と、トナーの正規の帯電極性と同極性の電圧とを切り替えて印加可能な共通の一次転写電源E1を有する。そして、本実施例では、制御部50は、クリーニング電圧の極性の切り替えを次のように行わせる。つまり、最下流の一次転写部N1Kでのジョブにおける全てのトナー像の一次転写が終了した時以降に、クリーニング電圧の極性の切り替え時に帯電部Chを通過した中間転写ベルト7上の位置が最上流の一次転写部N1Yに到達するように行わせる。また、本実施例では、制御部50は、クリーニングブラシ10に正極性の電圧が印加されている時に帯電部Chを通過した中間転写ベルト7上の位置が最上流の一次転写部N1Yを通過する時には複数の一次転写ローラ5に正極性の電圧を印加させる。また、本実施例では、制御部50は、クリーニングブラシ10に負極性の電圧が印加されている時に帯電部Chを通過した中間転写ベルト7上の位置が最上流の一次転写部N1Yを通過する時には複数の一次転写ローラ5に負極性の電圧を印加させる。
以上のように、本実施例によれば、実施例1、2と同様の効果が得られるとともに、一次転写電源E1を共通化することで画像形成装置100の製造コストを低減することができる。また、本実施例では、一次転写電源E1を共通化しても、クリーニングブラシ10からのトナーの吐き出しのために紙間を拡張する必要性を低減することができる。
[その他]
以上、本発明を具体的な実施例に即して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
上述の実施例では、フルカラー画像の形成時を例に説明した。画像形成装置がブラック単色などの単色画像形成モードを有する場合、単色画像形成モードでは中間転写体上の残トナーを画像形成に用いられる像担持体に転移させて回収させればよい。そのとき、画像形成に用いられない像担持体から中間転写体を離間させるなどして、中間転写体上の残トナーを、それらの像担持体を通過させるようにすることができる。
上述の実施例では、中間転写体上のトナーを帯電させる帯電部材は、ブラシ状の部材であったが、これに限定されるものではなく、ローラ状、フィルム状などの他の形態であってもよい。また、帯電手段は、中間転写体に接触して配置された帯電部材に限定されるものではなく、コロナ放電によりトナーを帯電させるものなど、中間転写体上のトナーを帯電させられればよい。
上述の実施例では、一次転写部材は、ローラ状の部材であったが、これに限定されるものではなく、ブレード状、ブラシ状、フィルム状などの他の形態であってもよい。
また、上述の実施例では、中間転写体は、複数の張架ローラに張架される無端状のベルトであったが、これに限定されるものではなく、例えば枠体に張設されてドラム状とされたフィルムなどの他の形態であってもよい。また、感光体は、ドラム状のものに限定されず、例えば無端ベルト状のものであってもよい。さらに、像担持体は、静電記録誘電体であってもよい。
1 感光体
5 一次転写ローラ
6 感光体クリーニング装置
7 中間転写ベルト
8 二次転写ローラ
10 クリーニングブラシ
E1 一次転写電源
E2 二次転写電源
E3 クリーニング電源
N1 一次転写部
N2 二次転写部
Ch 帯電部

Claims (11)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    一次転写部で前記像担持体から転写されたトナー像を二次転写部で転写材に二次転写するために搬送する中間転写体と、
    前記中間転写体の移動方向において前記二次転写部よりも下流かつ前記一次転写部よりも上流の帯電部で前記中間転写体上のトナーを帯電させる帯電手段と、
    を有し、
    前記二次転写部で転写材に転写されずに前記中間転写体上に残留した残トナーを前記帯電部で前記帯電手段により帯電させ、前記一次転写部で前記中間転写体から前記像担持体に転移させて回収する画像形成装置において、
    前記帯電手段に、トナーの正規の帯電極性と同極性の電圧と、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧と、を切り替えて印加可能な帯電電源と、
    ジョブにおける全てのトナー像の前記二次転写が終了する前に、前記帯電電源により前記帯電手段に印加する電圧の極性を前記逆極性から前記同極性に切り替え、前記帯電手段への前記逆極性の電圧の印加により前記逆極性に帯電された前記中間転写体上の残トナーと、前記帯電手段への前記同極性の電圧の印加により前記同極性に帯電された前記中間転写体上の残トナーと、の両方を前記像担持体に転移させるように制御を行う制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記帯電手段に印加される前記逆極性の電圧の絶対値よりも、前記帯電手段に印加される前記同極性の電圧の絶対値の方が小さいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記中間転写体は、複数の張架ローラに張架された無端状のベルトであり、
    前記二次転写部は、前記複数の張架ローラのうち1つの張架ローラに巻き掛けられた前記中間転写体上に形成され、
    前記帯電手段は、前記複数の張架ローラのうち前記中間転写体の移動方向において前記1つの張架ローラよりも下流かつ前記一次転写部よりも上流で前記中間転写体が巻き掛けられた他の1つの張架ローラに対向して配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記像担持体から前記中間転写体にトナー像を一次転写させる一次転写部材と、前記一次転写部材に前記逆極性の電圧と前記同極性の電圧とを切り替えて印加可能な一次転写電源と、を有し、
    前記制御部は、ジョブにおける全てのトナー像の前記一次転写が終了した時以降に、前記帯電手段に印加する電圧の極性の切り替え時に前記帯電部を通過した前記中間転写体上の位置が前記一次転写部に到達するように該切り替えを行い、前記帯電手段に前記逆極性の電圧が印加されている時に前記帯電部を通過した前記中間転写体上の位置が前記一次転写部を通過する時には前記一次転写電源により前記一次転写部材に前記逆極性の電圧を印加し、前記帯電手段に前記同極性の電圧が印加されている時に前記帯電部を通過した前記中間転写体上の位置が前記一次転写部を通過する時には前記一次転写電源により前記一次転写部材に前記同極性の電圧を印加するように制御を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記中間転写体の移動方向に並んで配置された複数の前記像担持体と、複数の前記像担持体のそれぞれに対応する複数の前記一次転写部のそれぞれで前記像担持体から前記中間転写体にトナー像を一次転写させる複数の一次転写部材と、前記複数の一次転写部材に前記逆極性の電圧と前記同極性の電圧とを切り替えて印加可能な共通の一次転写電源と、を有し、
    前記制御部は、複数の前記一次転写部のうち前記中間転写体の移動方向において最下流の一次転写部でのジョブにおける全てのトナー像の前記一次転写が終了した時以降に、前記帯電手段に印加する電圧の極性の切り替え時に前記帯電部を通過した前記中間転写体上の位置が複数の前記一次転写部のうち前記中間転写体の移動方向において最上流の一次転写部に到達するように該切り替えを行い、前記帯電手段に前記逆極性の電圧が印加されている時に前記帯電部を通過した前記中間転写体上の位置が前記最上流の一次転写部を通過する時には前記一次転写電源により複数の前記一次転写部材に前記逆極性の電圧を印加し、前記帯電手段に前記同極性の電圧が印加されている時に前記帯電部を通過した前記中間転写体上の位置が前記最上流の一次転写部を通過する時には前記一次転写電源により複数の前記一次転写部材に前記同極性の電圧を印加するように制御を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記帯電手段は、前記中間転写体に接触して配置された帯電部材であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記帯電部材は、ブラシ状の部材であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記像担持体に当接して配置され前記像担持体からトナーを除去するクリーニング部材を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. トナー像を担持する像担持体と、
    一次転写部で前記像担持体から転写されたトナー像を二次転写部で転写材に二次転写するために搬送する中間転写体と、
    前記中間転写体の移動方向において前記二次転写部よりも下流かつ前記一次転写部よりも上流の帯電部で前記中間転写体上のトナーを帯電させる帯電手段と、
    を有し、
    前記二次転写部で転写材に転写されずに前記中間転写体上に残留した残トナーを前記帯電部で前記帯電手段により帯電させ、前記一次転写部で前記中間転写体から前記像担持体に転移させて回収する画像形成装置において、
    前記帯電手段に、トナーの正規の帯電極性と同極性の電圧と、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧と、を切り替えて印加可能な帯電電源と、
    ジョブにおける全てのトナー像の前記二次転写が終了する前に、前記帯電電源により前記帯電手段に印加する電圧の極性を前記逆極性から前記同極性に切り替え、前記帯電手段に付着した残トナーを前記帯電手段から前記中間転写体へ移動させるように制御を行う制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記帯電手段に印加される前記逆極性の電圧の絶対値よりも、前記帯電手段に印加される前記同極性の電圧の絶対値の方が小さいことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記中間転写体は、複数の張架ローラに張架された無端状のベルトであり、
    前記二次転写部は、前記複数の張架ローラのうち1つの張架ローラに巻き掛けられた前記中間転写体上に形成され、
    前記帯電手段は、前記複数の張架ローラのうち前記中間転写体の移動方向において前記1つの張架ローラよりも下流かつ前記一次転写部よりも上流で前記中間転写体が巻き掛けられた他の1つの張架ローラに対向して配置されていることを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。
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