JP2016194593A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、画像形成装置の概略構成図である。ここでは、画像形成装置の一例として、電子写真方式を採用した画像形成装置のうち、中間転写ベルトを用いた4ドラムのフルカラー画像形成装置を示している。図1に示すフルカラーの画像形成装置は、着脱自在なプロセスカートリッジP(PY、PM、PC、PK)を備えている。これら4個のプロセスカートリッジPY、PM、PC、PKは、同一構造である。異なる点は、プロセスカートリッジが収容しているトナーの色、すなわち、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーによる画像を形成することである。プロセスカートリッジPY、PM、PC、PKは、それぞれトナー容器23Y、23M、23C、23Kを有している。さらに、像担持体である感光ドラム1Y、1M、1C、1Kを有している。さらに、帯電ローラ2Y、2M、2C、2Kと、現像ローラ3Y、3M、3C、3Kと、ドラムクリーニングブレード4Y、4M、4C、4Kと、廃トナー容器24Y、24M、24C、24Kを有している。
中間転写ベルト8は、樹脂材料に導電剤を添加して導電性を付与した無端状ベルトであり、複数の張架ローラである駆動ローラ9、テンションローラ10、の2軸で張架され、テンションローラ10により総圧100Nの張力で張架されている。移動可能な中間転写ベルト8は、厚さ70μm、図1の奥行き方向の長さ(以下長手と記述する)250mm、周長700mmの無端状のポリイミド樹脂ベルトで、導電剤としてカーボンを混合することにより体積抵抗率を1×1010Ω・cmに調整している。電気的特性としては、電子導電性の特性を示し、雰囲気中の温湿度に対する抵抗値変動が小さいのが特徴である。体積抵抗率の範囲としては、転写性の観点から1×109〜1011Ω・cmの範囲が好ましい。1×109Ω・cmより低い体積抵抗率だと、高温高湿環境下で転写電流逃げによる転写不良が発生し、1×1011Ω・cmより高い体積抵抗率だと、低温低湿環境下で異常放電による転写不良が発生する。
図3に本実施例におけるクリーニング手段22の詳細を示す。クリーニング手段22は、中間転写ベルト8の移動方向において、上流側に配置されるクリーニングブレード21と、下流側に配置される帯電部材80を備える。
帯電部材80には、中間転写ベルト8上のすり抜けトナーを帯電する際に、一部のトナーが付着し蓄積する。帯電部材80上にトナーが蓄積すると、帯電部材80の帯電性能の低下につながり、帯電不良のすり抜けトナーは感光ドラムに逆転写されにくいため、記録材上にスジ状の画像不良が発生する場合がある。そのため、帯電部材80からトナーを吐き出す必要がある。
実施例1では、加振手段として一次転写ローラ6と、当接離間スライダー612を用いる構成を説明した。本実施例では、加振手段として2次転写ローラ11の当接離間機構を用いることを特徴とする。
実施例1では、加振手段として一次転写ローラ6と、当接離間スライダー612を用いる構成を説明した。本実施例では、加振手段として中間転写ベルト8を回転移動させる駆動手段を用いることを特徴とする。
8 中間転写ベルト
9 駆動ローラ
11 2次転写ローラ
612Y、612M、612C、612K 当接離間スライダー
80 帯電部材
113 当接離間スライダー
Claims (15)
- トナー像を担持する像担持体と、移動可能であって、前記像担持体からトナー像が一次転写される中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトから記録材に2次転写されず前記中間転写ベルトに残留した残留トナーを清掃するためのクリーニング手段と、を有し、前記クリーニング手段が、前記中間転写ベルトに当接し前記中間転写ベルトから残留トナーを除去する清掃部材と、前記清掃部材をすり抜けた残留トナーを帯電する帯電部材を備える画像形成装置において、
前記帯電部材に振動を加える加振手段を有し、前記加振手段によって前記帯電部材に振動を加えることで前記帯電部材から前記中間転写ベルトへ残留トナーを吐き出すことを特徴とする画像形成装置。 - 前記帯電部材に電圧を印加する帯電電源を有し、前記帯電部材は、前記帯電電源から電圧が印加されることで前記すり抜けたトナーを帯電しつつ一部を回収し、
前記帯電電源は、前記加振手段によって前記帯電部材から前記中間転写ベルトへ残留トナーを吐き出す際に、前記帯電電圧への電圧の印加を停止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記加振手段によって前記帯電部材に振動を加える前に、前記中間転写ベルトは、移動を開始することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記加振手段によって前記帯電部材から前記中間転写ベルトへ吐き出されたトナーは、前記中間転写ベルトの移動によって前記クリーニング手段に再び到達し、前記清掃部材によって前記中間転写ベルトから除去されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記加振手段によって前記帯電部材に振動を加えていない状態において、前記帯電電源から前記帯電部材へ印加する電圧の極性を切り替えることで前記帯電部材から前記中間転写ベルトへ残留トナーを吐き出すことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記加振手段は、
前記中間転写体を介して前記像担持体に対応して配置され、前記像担持体から前記中間転写ベルトへトナー像を1次転写するための1次転写部材と、
前記1次転写部材を移動させることで前記中間転写ベルトと前記像担持体を当接離間させる当接離間部材と、を備え、
前記当接離間部材によって前記1次転写部材を移動させることで、前記中間転写ベルトを介して前記帯電部材に振動を加えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記クリーニング手段は、前記中間転写ベルトを張架する複数の張架ローラのうちの前記中間転写ベルトの移動方向において最も前記像担持体に近い位置に配置される第一の張架ローラに対して前記中間転写ベルトを介して対向することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記第一の張架ローラは、前記中間転写ベルトに対して張力を付与するためのテンションローラであることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記加振手段は、
前記中間転写ベルトの外周面に接触し、前記中間転写ベルトから記録材にトナー像を二次転写するための2次転写部材と、
前記2次転写部材を前記中間転写ベルトに対して当接離間させる当接離間部材と、を備え、
前記当接離間部材によって前記2次転写部材を移動させることで、前記中間転写ベルトを介して前記帯電部材に振動を加えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記クリーニング手段は、前記中間転写ベルトを張架する複数の張架ローラのうちの前記中間転写ベルトを介して前記2次転写部材に対して対向する第二の張架ローラに対して前記中間転写ベルトを介して対向することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記第二の張架ローラは、前記中間転写ベルトを回転移動させる駆動ローラであることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
- 前記加振手段は、前記中間転写ベルトを第一方向と、前記第一方向と逆方向である第二方向とに切り替えて移動させることが可能であり、前記第一方向から前記第二方向へ移動方向を切り替える、又は、前記第二方向から前記第一方向へ移動方向を切り替えることを繰り返すことで、前記中間転写ベルトを介して前記帯電部材に振動を加えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記帯電部材は、複数の導電性繊維を備える導電性ブラシであることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記導電性ブラシは、移動する前記中間転写ベルトに対して固定された状態で配置されることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
- 前記帯電部材によって帯電された残留トナーは、前記像担持体から前記中間転写体へトナー像が1次転写されると同時に前記中間転写ベルトから前記像担持体へ移動されることを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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