JP6512901B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式で画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、及び複合機等の画像形成装置に関するものである。
従来、例えば電子写真方式の画像形成装置として、感光体から中間転写体に1次転写したトナー像を記録材に2次転写して画像を出力する中間転写方式の画像形成装置がある。中間転写体としては、無端ベルト状の中間転写ベルトが広く用いられている。
特許文献1には、中間転写ベルトの移動方向において上流側にクリーニングブレードを設け、その下流側に帯電部材を設けたクリーニング手段が開示されている。クリーニングブレードにより中間転写ベルト上の残留トナーを概ね除去し、このクリーニングブレードをすり抜けた残留トナーを、帯電部材で帯電する。帯電された残留トナーは、感光体と中間転写ベルトが接触する1次転写部において感光体に逆転写されることで中間転写ベルトから除去される。このようなクリーニングブレードと帯電部材の両方を備えるクリーニング手段を以下ではハイブリット方式と言う。
ハイブリット方式では、帯電手段のみでクリーニング手段を構成する場合に比べ、帯電部材に付着するトナーの量も少なく、帯電手段の清掃に必要な時間、所謂ダウンタイムが低減できるというメリットがある。
特開2014−119464号公報
しかしながら、ハイブリッド方式においては、帯電手段に付着したトナーを帯電部材から再び中間転写体に移動させる(吐き出す)ことが、クリーニング手段を帯電部材のみで構成する場合よりも難しい。ハイブリッド方式においては、クリーニングブレードを通過することで残留トナーが摩擦帯電し、又、電荷が付与されるため、帯電部材に対して付着する残留トナーの電荷が不均一になり、極性も混在し易い傾向にある。そのため、帯電部材に印加する電圧の極性を切り替えるだけでは、帯電部材から残留トナーを効率的に吐き出すことが難しかった。
そこで、本発明は、ハイブリッド方式において帯電部材からトナー吐き出しを効率的に行うことを目的とする。
上記目的は、トナー像を担持する像担持体と、移動可能であって、前記像担持体からトナー像が一次転写される無端状の中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトから記録材に2次転写されず前記中間転写ベルトに残留した残留トナーを清掃するためのクリーニング手段と、を有し、前記クリーニング手段が、前記中間転写ベルトに当接し前記中間転写ベルトから残留トナーを除去する清掃部材と、前記清掃部材をすり抜けた残留トナーを帯電する帯電部材を備える画像形成装置において、前記中間転写ベルトを介して前記像担持体に対応して配置され、前記像担持体から前記中間転写ベルトへトナー像を一次転写するための一次転写部材と、前記一次転写部材を、前記中間転写ベルトの内周面と交差する方向に移動させることで前記中間転写ベルトと前記像担持体を当接離間させる当接離間部材と、前記中間転写ベルトが移動している状態において、前記当接離間部材を制御して前記一次転写部材を前記中間転写ベルトの内周面と交差する方向に移動させることによって発生する前記中間転写ベルトの内周面と交差する方向の振動を、前記中間転写ベルトを介して前記帯電部材に伝達させることにより、前記帯電部材から前記中間転写ベルトへ残留トナーを吐き出す吐き出し動作を実施する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置によって達成される。
本発明によれば、ハイブリッド方式における帯電部材からのトナー吐き出し性能を向上させることが可能である。
実施例1における画像形成装置の概略断面図 実施例1における各転写部材の当接離間タイミングを説明する図 実施例1におけるクリーニング手段の詳細説明図 実施例1における導電性ブラシの構成模式図 実施例1におけるブラシ抵抗測定方法を説明する模式図 実施例1における当接離間構成を説明する構成断面図 (a)中間転写ベルトの駆動状態、帯電部材への電圧印加状態、1次転写部材の当接および離間状態と、帯電部材からの吐き出し状態の各関係を説明する図、(b)帯電部材に振動を伝達する状態を説明する構成模式図 実施例2における2次転写ローラの当接離間構成を説明する模式図 (a)中間転写ベルトの駆動状態、帯電部材への電圧印加状態、2次転写部材の当接および離間状態と、帯電部材からの吐き出し状態の各関係を説明する図、(b)帯電部材に振動を伝達する状態を説明する構成模式図 (a)中間転写ベルトの駆動状態、帯電部材への電圧印加状態と、帯電部材からの吐き出し状態を示す関係図、(b)中間転写ベルトが第一方向である正回転している時の帯電部材近傍の中間転写ベルトの状態を示した構成模式図、(c)中間転写ベルトが第二方向である逆回転している時の帯電部材近傍の中間転写ベルトの状態を示した構成模式図。
(実施例1)
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(画像形成装置の動作)
図1は、画像形成装置の概略構成図である。ここでは、画像形成装置の一例として、電子写真方式を採用した画像形成装置のうち、中間転写ベルトを用いた4ドラムのフルカラー画像形成装置を示している。図1に示すフルカラーの画像形成装置は、着脱自在なプロセスカートリッジP(PY、PM、PC、PK)を備えている。これら4個のプロセスカートリッジPY、PM、PC、PKは、同一構造である。異なる点は、プロセスカートリッジが収容しているトナーの色、すなわち、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーによる画像を形成することである。プロセスカートリッジPY、PM、PC、PKは、それぞれトナー容器23Y、23M、23C、23Kを有している。さらに、像担持体である感光ドラム1Y、1M、1C、1Kを有している。さらに、帯電ローラ2Y、2M、2C、2Kと、現像ローラ3Y、3M、3C、3Kと、ドラムクリーニングブレード4Y、4M、4C、4Kと、廃トナー容器24Y、24M、24C、24Kを有している。
プロセスカートリッジPY、PM、PC、PKの下方にはレーザユニット7Y、7M、7C、7Kが配置され、画像信号に基づく露光を感光ドラム1Y、1M、1C、1Kに対して行う。感光ドラム1Y、1M、1C、1Kは、帯電ローラ2Y、2M、2C、2Kに所定の負極性の電圧を印加することで、所定の負極性の電位に帯電された後、レーザユニット7Y、7M、7C、7Kによってそれぞれ静電潜像が形成される。この静電潜像は現像ローラ3Y、3M、3C、3Kに所定の負極性の電圧を印加することで反転現像されて感光ドラム1Y、1M、1C、1K上に、それぞれY、M、C、Kのトナー像が形成される。尚、本実施例で使用するトナーは、負極性に帯電されている。
中間転写ベルトユニットは、中間転写ベルト8、駆動ローラ9、張架ローラとしてのテンションローラ10から構成されている。また、感光ドラム1Y、1M、1C、1Kに対向して、中間転写ベルト8の内側に1次転写手段としての1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kが配設されており、不図示の電圧印加手段により転写電圧を印加する構成となっている。また、光学センサである色ずれ検知センサ27により、中間転写ベルト8上に形成されたキャリブレーション用のトナーパターンを検知する。色ずれ検知センサ27は、駆動ローラ9の近傍に設置される。感光ドラム1Y、1M、1C、1K上に形成されたトナー像は、各感光ドラムが矢印方向に回転する。同時に、中間転写ベルト8が不図示の中間転写ベルト駆動手段によって矢印Z方向に回転し、さらに1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kに正極性の電圧を印加することにより、中間転写ベルト8上に1次転写される。感光ドラム1Y上のトナー像から順次、中間転写ベルト8上に1次転写され、4色のトナー像が重なった状態で2次転写手段としての2次転写ローラ11まで搬送される。
また、本実施例では感光ドラム1Y、1M、1C、1Kに対して1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kは離接可能な構成となっている。1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kが中間転写ベルト8を介して感光ドラム1Y、1M、1C、1Kに当接状態を変更可能な構成となっている。さらに、本実施例では感光ドラムの劣化を極力抑えるため、図2に示した動作シーケンスのようにプロセスカートリッジPY、PM、PC、PKの画像形成状態に合わせて、1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kは、順次当接および離間する。1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kの当接離間構成に関しては、本実施例の作用に係るため、詳細を後述する。
給搬送装置12は、記録材Sを収納する給紙カセット13内から記録材Sを給紙する給紙ローラ14と、給紙された記録材Sを搬送する搬送ローラ対15とを有している。そして、給搬送装置12から搬送された記録材Sはレジストローラ対16によって2次転写ローラ11に搬送される。中間転写ベルト8から記録材Sへトナー像を転写するために、2次転写ローラ11に正極性の電圧を印加する。これにより、搬送されている記録材Sに、中間転写ベルト8上のトナー像を2次転写する。トナー像が転写された記録材Sは、定着装置17に搬送され、定着フィルム18と加圧ローラ19とによって加熱、加圧されて表面にトナー像が定着される。定着された記録材Sは排紙ローラ対20によって排出される。トナー像が記録材Sに転写された後、感光ドラム1Y、1M、1C、1K表面に残った1次転写残留トナーは、ドラム用のクリーニングブレード4Y、4M、4C、4Kによって除去される。
また、2次転写残留トナーは、クリーニング手段22によって回収され帯電される。具体的には、2次転写残留トナーの大半は、中間転写ベルト8の移動方向において上流側に配置された清掃部材としてのクリーニングブレード21によって掻き取られ、廃トナー回収容器220へと回収される。またクリーニングブレード21をすり抜けた微量のトナー(以下、すり抜けトナーと呼称する)は、下流側に配置され、帯電手段としての帯電部材80によって帯電される。その際、一部のすり抜けトナーは帯電部材80により帯電される。帯電部材80の作用については、詳しく後述する。
画像形成装置には、各種制御を行うための電気回路が搭載された制御基板25を備え、制御部としてのCPU26が搭載されている。CPU26は記録材である記録材Sの搬送に関る駆動源(不図示)や中間転写ベルト8及びプロセスカートリッジPY、PM、PC、PKの駆動源(不図示)等の制御、画像形成に関する制御をおこなう。更には、CPU26は、更には故障検知に関する制御など、画像形成装置の動作を一括して制御している。
(中間転写ベルトユニット)
中間転写ベルト8は、樹脂材料に導電剤を添加して導電性を付与した無端状ベルトであり、複数の張架ローラである駆動ローラ9、テンションローラ10、の2軸で張架され、テンションローラ10により総圧100Nの張力で張架されている。移動可能な中間転写ベルト8は、厚さ70μm、図1の奥行き方向の長さ(以下長手と記述する)250mm、周長700mmの無端状のポリイミド樹脂ベルトで、導電剤としてカーボンを混合することにより体積抵抗率を1×1010Ω・cmに調整している。電気的特性としては、電子導電性の特性を示し、雰囲気中の温湿度に対する抵抗値変動が小さいのが特徴である。体積抵抗率の範囲としては、転写性の観点から1×10〜1011Ω・cmの範囲が好ましい。1×10Ω・cmより低い体積抵抗率だと、高温高湿環境下で転写電流逃げによる転写不良が発生し、1×1011Ω・cmより高い体積抵抗率だと、低温低湿環境下で異常放電による転写不良が発生する。
体積抵抗率の測定方法は、三菱化学株式会社のHiresta−UP(MCP−HT450)を用い、測定プローブはURを用い、測定時の室内温度は23℃、室内湿度は50%に設定し、印加電圧250V、測定時間10secの条件で行っている。
なお、本実施例では、中間転写ベルト8の材料としてポリイミド樹脂を使用したものの、熱可塑性樹脂であれば、他の材料でもよく、例えば、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアリレート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等の材料及びこれらの混合樹脂を使用しても良い。
駆動ローラ9は外径26mm、長手面長235mm、基本肉厚1.3mmの鋼製の三ツ矢管の外側に、80μmのシリコーンゴムをコートした重量140gのものを用いている。図1の奥行き方向に、外径8mmの軸が管中心に圧入して延伸されており、軸と連結した不図示の中間転写ベルト駆動手段からの駆動により、駆動ローラ9は回転する。駆動ローラ9が回転すると、中間転写ベルト8の内面とシリコーンゴムとの摩擦抵抗により中間転写ベルト8を回転移動することができる。
また、テンションローラ10は、外径24mm、長手面長235mm、基本肉厚1.6mmの鋼製の三ツ矢管のローラであり、重量130gのものを用いており、中間転写ベルト8に対して従動回転する。
1次転写部材である1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kは、外径5mm、長手面長245mmのニッケルメッキ鋼棒を発泡スポンジゴム体で被膜することで構成する。発泡スポンジゴム体は、体積抵抗率10Ω・cm、厚み4.5mm、長手面長225mmに調整したアクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)とエピクロルヒドリンゴムを主成分であり、外径14mm、重量40gのものを用いている。中間転写ベルト8を介して感光ドラム1Y、1M、1C、1Kに対し、9.8Nの加圧力で当接させ、中間転写ベルト8の回転に伴い、従動して回転する。また、感光ドラム1Y、1M、1C、1Kのトナーを1次転写している時には、1500Vの電圧が印加されている。
2次転写部材である2次転写ローラ11は外径6mm、長手面長267mmのニッケルメッキ鋼棒を、発泡スポンジゴム体で被膜することで構成する。発泡スポンジゴム体は、体積抵抗10Ω・cm、厚み5mm、長手面長220mmに調整したエピクロルヒドリンゴム(NBR)とエピクロルヒドリンゴムを主成分とし、外径16mm、重量70gのものを用いている。また、2次転写ローラ11は、中間転写ベルト8に対して、50Nの加圧力で外周面に当接させ、中間転写ベルト8に対して従動回転する。
2次転写ローラに印加する電圧電源には、紙等の記録材に2次転写を行うための正電圧電源と、2次転写ローラへのトナー付着を防止するための負電圧電源とが設けられており、随意に切替可能となっている。また、本実施例では2次転写ローラの当接離間機構を有しており、図2に示したように画像形成中のみ2次転写ローラが中間転写ベルト8に対して当接される。
(クリーニング手段)
図3に本実施例におけるクリーニング手段22の詳細を示す。クリーニング手段22は、中間転写ベルト8の移動方向において、上流側に配置されるクリーニングブレード21と、下流側に配置される帯電部材80を備える。
クリーニングブレード21は、長手面長240mm、厚み3mmの亜鉛メッキ鋼板に、長手面長230mm、厚み2mmのウレタンゴムブレードを貼り付けたものを用いる。クリーニングブレード21は、中間転写ベルト8を介してテンションローラ10に対して線圧0.49N/cm程度の加圧力で、カウンタ方向に圧接されている。
本実施例においては、帯電部材80として導電性ブラシを用いている。導電性ブラシは、複数の導電性繊維で構成され、繊維の先端が中間転写ベルト8から離れることなく接触し続ける固定式の構成である。これにより、導電性ブラシを回転体として中間転写ベルト8に対して回転させる構成よりも機構が簡略化され、回転によるトナーの飛び散りを抑制する効果がある。
帯電部材80には、帯電電源である高圧電源60から、帯電電圧が印加される構成となっている。また、テンションローラ10は接地されており、帯電部材80に印加される電圧の対向電極となるよう構成されている。高圧電源60の出力は随意に変更可能であり、帯電部材80にトナーと逆極性の正の電圧を印加することで、すり抜けトナーを正極性に帯電する。正極性に帯電されたすり抜けトナーは、1次転写部において感光ドラム1Yに逆転写され感光ドラム1Y上に配置された廃トナー容器24Yへ回収される。
本実施例で用いる導電性ブラシについて詳細に述べる。図4に示す通り、帯電部材80を構成する導電性繊維80aはナイロンを主成分とし、導電剤としてカーボンを使用し、導電性繊維80aの1本の単位長さあたり抵抗値は1×10Ω/cmであり、単糸繊度170T/68Fである。この場合の単糸繊度は、1本の糸が68フィラメントの繊維で構成され、その重さが170T(デシテックス:10000m分の長さの重さが170g)であることを示している。導電性繊維80aの抵抗測定方法は、図5に示されるように、測定対象の導電性繊維80aを幅10mm(D)で配置された2本のφ5金属ローラ83で張架し、片側100gの錘84にて荷重をかける。この状態で、電源81から200Vの電圧を、金属ローラ83を介して導電性繊維80aに印加し、その時の電流値を電流計82で読み取り、10mm(1cm)あたりの導電性繊維80aの抵抗値(Ω/cm)を算出している。なお、導電性繊維の抵抗範囲としては、すり抜けトナーを捕集させる観点から1×10〜10Ω/cmの範囲が好ましい。
複数の導電性繊維80aとして帯電部材80は、図4(a)、(b)に示すように絶縁性ナイロンで構成される基布80dに導電性繊維80aを織り込みブラシを構成し、厚さ1mmのSUS板金80e上に基布80dを導電性接着剤で接着している。この時、帯電部材80の抵抗値Rb[Ω]は、1×10Ω、密度は15本/mm、導電性繊維80aの長さXは5mm、長手面長Lは225mm、搬送方向幅Wは5mmであり、中間転写ベルト8搬送方向に5列が植毛されている。また、帯電部材80の先端位置は、前述した中間転写ベルト8の表面に対して、約1.0mmの侵入量で固定配置され、移動する中間転写ベルト8に対して周速差を有している。
図3に示したように、2次転写残留トナーは、大半が上流に配置されたクリーニングブレード21によって、機械的に掻き取られ、廃トナー回収容器220へ回収される(図3A)。一方で、中間転写ベルト8の表面には、製造時の問題や異物等の付着により、無数の微小凹凸が存在する。微小凹凸が有る部分は、クリーニングブレード21と、中間転写ベルト8との密着性が十分でなくなるためクリーニングブレード21を通過する、すり抜けトナーが発生しやすい。すり抜けトナーをそのままの状態にしておくと、クリーニング不良となるため、本実施例においては帯電部材80で帯電させ、感光ドラム1Yに逆転写させて回収している。帯電部材80として、導電性ブラシではなく導電性ローラを採用することも可能であるが、導電性ブラシはベルトの凹凸に柔軟に追従する点でより好ましい。
すり抜けトナーは、帯電部材80を通過する際に、高圧電源60より印加された正極性の電圧により、現像時のトナー極性と逆極性である正極性に帯電され、最適な正電荷が付与される(図3C)。最適な正電荷を均一に付与するために、印加する正極性の電圧値は1.5〜2kVであるのが望ましい。正電荷が付与されたすり抜けトナーは、次回の1次転写時に1次転写ローラ6Yに印加された正極性の電圧により感光ドラム1Yに逆転写され、感光ドラム1Y上に配置された廃トナー容器24Yへ回収される。本実施例では、帯電されたすり抜けトナーは、次に搬送される記録材に対して感光ドラム1Yから中間転写ベルト8にトナー像が一次転写されると同時に、中間転写ベルト8から感光ドラム1Yに逆転写される。(転写同時クリーニング)
(本実施例の特徴)
帯電部材80には、中間転写ベルト8上のすり抜けトナーを帯電する際に、一部のトナーが付着し蓄積する。帯電部材80上にトナーが蓄積すると、帯電部材80の帯電性能の低下につながり、帯電不良のすり抜けトナーは感光ドラムに逆転写されにくいため、記録材上にスジ状の画像不良が発生する場合がある。そのため、帯電部材80からトナーを吐き出す必要がある。
本実施例では、帯電部材80から効率良くトナーは吐き出すために、帯電部材80に物理的な振動を与えることを特徴とする。帯電部材80に物理的な振動を与えるために、加振手段を備える。本実施例では、上述の1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kが加振手段を構成する一部として兼用されている。加振手段によって発生した振動が振動伝達手段を介して帯電部材80に伝わることで、帯電部材80から中間転写ベルト8にトナーを吐き出すことが可能である。
本実施例の加振手段は、1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kと、それぞれに対応して設けられた当接離間部材である当接離間スライダー612Y、612M、612C、612Kと、を備えている。当接離間部材について、1次転写ローラ6Yに対応する当接離間スライダー612Yを用いて説明する。尚、本実施例の1次転写ローラ6M、6C、6Kに対応する当接離間スライダー612M、612C、612Kは、いずれも同様の構成であるので説明を省略する。
図6は、1次転写ローラ6Yの当接状態、離間状態を説明するための図である。図6(a)は、1次転写ローラ6Yの当接離間構成を図1の画像形成装置正面から見た構成模式図であり、当接状態と離間状態を説明している。図6(b)は、中間転写ベルト8の移動方向から見た1次転写ローラ6Yの当接離間構成の構成模式図である。
図6(b)に示したように、本実施例では、中間転写フレーム63に対して、1次転写ローラ6Yの両端部に設けた軸受61Yを両端部の加圧バネ62Yによって加圧する構成である。加圧バネ62によって加圧されることで、1次転写ローラ6Yは中間転写ベルト8を介して感光ドラム1Yに当接する。
軸受61Yには当接離間状態を作り出すための当接離間ボス611Yが設けられている。不図示の駆動源から力を受けて当接離間スライダー612Yがベルト移動方向と略平行な方向にスライド移動することで、当接離間ボス611Yを当接離間スライダー612が規制する位置が変更される。図6(a)では、当接状態と変更状態を示している。離間状態では加圧バネ62Yが圧縮された状態で維持されることで、1次転写ローラ6Yを中間転写ベルト8から離れた位置に位置するように規制することが可能である。本実施構成においては、1次転写ローラ6Yの離間量として、1次転写ローラ6Yと中間転写ベルト8の間が3.7mm、中間転写ベルト8と感光ドラム1Y間が1.5mmの隙間になるようにする。当接状態では、当接離間スライダー612Yがスライド移動することで、当接離間ボス611Yに対する規制が解除され、中間転写ベルト8を介して1次転写ローラ6Yが感光ドラム1Yに対して当接した状態になる。
次に、本実施例におけるトナー吐き出し動作について、図7を参照して説明する。図7(a)は、中間転写ベルト8の駆動状態、帯電部材80への電圧印加状態、1次転写ローラの当接および離間状態と、帯電部材80からの吐き出し状態の各関係を説明する図である。図7(b)は、帯電部材80に振動を伝達する状態を説明する構成模式図である。図7(b)においては、1次転写ローラが離間状態のときの中間転写ベルト8の位置を破線で示し、当接状態の時の位置を太線で示す。当接離間スライダー612によって1次転写ローラが移動すると、中間転写ベルトが振動する。図7(b)に示すように、各1次転写ローラは、図におけるR方向に移動する。
本実施例におけるトナー吐き出し動作は、CPU26によってモード(吐き出しモード)が選択され実施される。吐き出しモードは、所定枚数毎やプロセスカートリッジを交換したタイミング等で、CPU26によって実施される。吐き出しモードは、帯電部材80にトナー付着が予測されるような場合、ジャムの発生後、キャリブレーションの実施後のタイミングで実施しても良い。
また、吐き出しモードは、不図示の操作部から作業者の指示を受けて実施してもよい。吐き出しモードが実行されると、最初に中間転写ベルト80の駆動が開始される。その後、1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kが順次感光ドラムに当接される。
図7(b)に示したように、当接動作時の1次転写ローラ部におけるR方向の中間転写ベルトの速度変化によって、中間転写ベルト8は振動し、中間転写ベルト8を伝搬して帯電部材80に矢印Q方向の振動が伝達する。この振動の伝達により、帯電部材80に付着したトナーが中間転写ベルト8上に吐き出される。その後、1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kは順次感光ドラムから離間された後、再度当接動作を実施し、帯電部材80からのトナー吐き出しをする。
中間転写ベルト8へ吐き出されたトナーは、極性が正負混合した状態である。本実施例では、各一次転写部を通過させ、クリーニング手段22に再び到達させてベルトクリーニングブレード21によって回収する。吐き出しモードは、ベルトクリーニングブレード21によって回収後、中間転写ベルト8を停止した後に終了する。
なお、本実施例では、吐き出しモード実行中に、帯電部材80に対する電圧印加を停止する。帯電部材80に正、負のどちらかの極性の電圧を印加すると、帯電部材に印加電圧と逆極性のトナーが付着し易くなるため振動による吐き出し効果が得られ難くなるからである。
以上示したように、本実施例の構成により、帯電部材80に付着したトナーを効果的に吐き出すことが可能である。
なお、本実施例においては、当接動作による帯電部材80からの吐き出しを2度実施する構成を用いたが、当接離間動作の回数が多いほど帯電部材80からのトータルのトナー吐き出し量は多く、より効果的なトナー吐き出しを実施することができる。
また、画像形成装置が1次転写ローラの当接離間機構を動作させる速度を複数持つ場合には、速い速度で当接離間動作を実施したほうが、中間転写ベルト8に与える振動が大きく、帯電部材80からのトナー吐き出し量が多くなる。
また、1次転写ローラ6の軸中心位置を、感光ドラム1の軸中心に対して、1次転写ローラ6の加圧方向に対して、上下流にオフセットさせる構成を用いると、中間転写ベルト8のR方向の振幅が大きくなる。この構成によって、帯電部材80からのトナー吐き出し量が多くなり、より効果的にトナー吐き出しを実施することができる。
また、本実施例においては、加振手段として専用の手段を設けるのではなく、1次転写ローラを当接離間させる当接離間スライダー612を兼用させる構成で説明したが、専用の加振手段を設ける構成であってもよい。例えば、中間転写ベルト8に対して感光ドラム1を当接離間させる手段を、別箇設けても良い。
また、本実施例においては、帯電部材80に電圧を印加しない状態でトナー吐き出し動作を実施したが、別途振動による吐き出しを実施しないタイミングにおいて、正逆の電圧を帯電部材80に印加し、静電的な吐き出しを行ってもよい。具体的には、図7(a)において、中間転写ベルト駆動動作中、帯電部材80の吐出状態が保持のタイミングにおいて、正逆の電圧を印加するような構成である。この構成であれば、振動によるトナー吐き出しと静電的なトナー吐き出しを連続的に実施することができ、効果的である。
(実施例2)
実施例1では、加振手段として一次転写ローラ6と、当接離間スライダー612を用いる構成を説明した。本実施例では、加振手段として2次転写ローラ11の当接離間機構を用いることを特徴とする。
図8は、実施例2の加振手段を説明するための図である。実施例1では、クリーニング手段20を各一次転写部の直前に配置されるテンションローラ10に対向させたが、本実施例では、クリーニング手段22を各一次転写部の直後に配置される駆動ローラ9に対して対向させている。実施例2の加振手段は、2次転写ローラ11と2次転写フレーム110と軸受111と加圧バネ112と、軸受111に作用する当接離間スライダー113を備えている。
図8(a)は、2次転写ローラ11が中間転写ベルト8に当接した状態を説明する模式図であり、図8(b)は、2次転写ローラ11が中間転写ベルト8から離間した状態を説明する模式図である。本実施例では、2次転写フレーム110に対して、2次転写ローラ11の両端部に設けた軸受111を両端部の加圧バネ112によって加圧することで、中間転写ベルト8を挟んで、駆動ローラ9に対して2次転写ローラ11を加圧する。
軸受111には、当接離間部材である当接離間スライダー113が不図示の2次転写離間ギアからの駆動により左右に動くことで、当接状態と離間状態を作り出すことができる。図8(a)のように当接離間スライダー113が画像形成装置正面から見て左側に位置する場合には、加圧バネ112は2次転写フレーム110に対して、解放された状態になり、2次転写ローラ11は駆動ローラ9に対して当接した状態となっている。図8(b)のように当接離間スライダー113が画像形成装置正面から見て右側に位置する場合には、加圧バネ112は2次転写フレーム110に対して、圧縮された状態になり、2次転写ローラ11は駆動ローラ9に対して離間した状態になる。本実施構成においては、当接離間スライダー113は、左右に6mm移動する構成とし、2次転写ローラ11の離間量として、2次転写ローラ11と中間転写ベルト8の間が0.8mmの隙間になるように構成した。
次に、本実施例におけるトナー吐き出し動作について、図9を参照して説明する。図9(a)は、中間転写ベルト8の駆動状態、帯電部材80への電圧印加状態、2次転写ローラ11の当接および離間状態と、帯電部材80からの吐き出し状態の各関係を説明する図である。
図9(b)は、2次転写ローラが当接状態の時の帯電部材80近傍の中間転写ベルト8の状態を示した構成模式図である。図9(b)においては、2次転写ローラが離間状態のときのローラ位置を破線で示し、当接状態の時の位置を太線で示している。本実施例の画像形成装置においては、2次転写ローラ11の離間状態と当接状態で矢印T方向に中間転写ベルト8および駆動ローラ9の表面を振動が伝搬する。
実施例1と同様に、トナー吐き出し動作が実行されると、まず中間転写ベルト80が駆動開始される。その後、2次転写ローラ11が中間転写ベルト8を介して駆動ローラ9に対して当接する。図9(b)に示したように、当接動作時の2次転写ローラ部におけるT方向の中間転写ベルト8の振動が、中間転写ベルト8および駆動ローラ9の表面を伝搬し、帯電部材80に矢印U方向の振動が伝達する。この振動の伝達により、帯電部材80に付着したトナーが中間転写ベルト8上に吐き出される。その後、2次転写ローラ11は駆動ローラ9から離間された後、再度当接動作を実施し、帯電部材80からのトナー吐き出しをする。
さらにその後、再度離間動作を実施し、帯電部材80から吐き出したトナーがベルトクリーニングブレード21に到達し、回収された後に中間転写ベルト8を停止し、トナー吐き出し動作を終了する。また、本実施形態においても実施例1と同様に、トナー吐き出し動作中は帯電部材80に電圧を印加しない構成とした。
以上示したように、本実施例の構成により実施例1と同様に、帯電部材80に付着したトナーを効果的に吐き出すことが可能である。
また、本実施例においては、加振手段として2次転写ローラ11を用いることで、実施例1よりも大きな当接圧で帯電部材80に振動を与えることが可能である。当接圧が大きいほど、当接時の振動が大きく、帯電部材80からのトナー吐き出し量が多くなり、より効果的にトナー吐き出しを実施することができる。
(実施例3)
実施例1では、加振手段として一次転写ローラ6と、当接離間スライダー612を用いる構成を説明した。本実施例では、加振手段として中間転写ベルト8を回転移動させる駆動手段を用いることを特徴とする。
本実施例では、中間転写ベルト8を回転移動させる駆動ローラ9と駆動ローラ9の回転を制御するCPU26を用いて、帯電部材80に振動を与える。具体的には、帯電部材80に接触する中間転写ベルト8の回転方向を、正回転、逆回転(逆方向)を繰り返して変更することによって、帯電部材80に対して振動を与え、帯電部材80からトナーを吐き出す構成である。
本実施例におけるトナー吐き出し動作について、図10を用いて説明する。図10(a)は、中間転写ベルト8の駆動状態、帯電部材80への電圧印加状態と、帯電部材80からの吐き出し状態を示す関係図である。図10(b)は、中間転写ベルト8が第一方向である正回転している時の帯電部材80近傍の中間転写ベルト8の状態を示した構成模式図である。図10(c)は、中間転写ベルト8が第二方向である逆回転している時の帯電部材80近傍の中間転写ベルト8の状態を示した構成模式図である。
実施例1と同様に、トナー吐き出し動作が実行されると、まず中間転写ベルト80が駆動開始される。図10(c)に示したように、この回転方向の切り替えにより、帯電部材80部におけるV方向の中間転写ベルトの速度変化によって、中間転写ベルト8は振動し、帯電部材80に矢印V方向の振動が伝達する。この振動の伝達により、帯電部材80に付着したトナーが中間転写ベルト8上に吐き出される。その後、逆回転方向から正回転方向に回転方向が切り替えられ、このタイミングにおいても、中間転写ベルト8は振動し、帯電部材80からトナーが吐き出される。その後さらに、正回転から逆回転への切り替え、逆回転から正回転への切り替えを経て、帯電部材80から吐き出したトナーがベルトクリーニングブレード21に到達し、回収された後に中間転写ベルト8を停止し、トナー吐き出し動作を終了する。なお、本実施形態においても実施例1、2と同様に、トナー吐き出し動作中は帯電部材80に電圧を印加しない構成とした。
以上示したように、本実施例の構成により実施例1、実施例2と同様に、帯電部材80に付着したトナーを効果的に吐き出すことが可能である。
1Y、1M、1C、1K 感光ドラム
8 中間転写ベルト
9 駆動ローラ
11 2次転写ローラ
612Y、612M、612C、612K 当接離間スライダー
80 帯電部材
113 当接離間スライダー

Claims (13)

  1. トナー像を担持する像担持体と、移動可能であって、前記像担持体からトナー像が一次転写される無端状の中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトから記録材に2次転写されず前記中間転写ベルトに残留した残留トナーを清掃するためのクリーニング手段と、を有し、前記クリーニング手段が、前記中間転写ベルトに当接し前記中間転写ベルトから残留トナーを除去する清掃部材と、前記清掃部材をすり抜けた残留トナーを帯電する帯電部材を備える画像形成装置において、
    前記中間転写ベルトを介して前記像担持体に対応して配置され、前記像担持体から前記中間転写ベルトへトナー像を一次転写するための一次転写部材と、前記一次転写部材を、前記中間転写ベルトの内周面と交差する方向に移動させることで前記中間転写ベルトと前記像担持体を当接離間させる当接離間部材と、
    前記中間転写ベルトが移動している状態において、前記当接離間部材を制御して前記一次転写部材を前記中間転写ベルトの内周面と交差する方向に移動させることによって発生する前記中間転写ベルトの内周面と交差する方向の振動を、前記中間転写ベルトを介して前記帯電部材に伝達させることにより、前記帯電部材から前記中間転写ベルトへ残留トナーを吐き出す吐き出し動作を実施する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記帯電部材に電圧を印加する帯電電源を備え、前記帯電部材は、前記帯電電源から電圧が印加されることで前記すり抜けたトナーを帯電しつつ一部を回収し、
    前記制御手段は、前記吐き出し動作を実施する間は前記帯電電源から前記帯電部材への電圧の印加を停止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記当接離間部材を制御して前記一次転写部材を移動させる前に、前記中間転写ベルト移動を開始させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記吐き出し動作によって前記帯電部材から前記中間転写ベルトへ吐き出されたトナーは、前記中間転写ベルトの移動によって、前記像担持体と前記中間転写ベルトとが当接する位置を通過した後に前記クリーニング手段に再び到達し、前記清掃部材によって前記中間転写ベルトから除去されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記吐き出し動作を実施する際に、前記一次転写部材を移動させることによって前記中間転写ベルトを前記像担持体に当接させる動作を複数回実施することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記帯電部材に電圧を印加する帯電電源を備え、前記制御手段は、前記一次転写部材を前記中間転写ベルトの内周面と交差する方向に移動させることによって発生する前記中間転写ベルトの内周面と交差する方向の振動を前記帯電部材に伝達することによって前記帯電部材から前記中間転写ベルトへ残留トナーを吐き出す第一吐き出し動作と、前記第一吐き出し動作を実施していない状態において、前記帯電電源から前記帯電部材へ正極性と負極性の電圧を交互に印加することで前記帯電部材から前記中間転写ベルトへ残留トナーを吐き出す第二吐き出し動作と、の両方を実施することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記クリーニング手段は、前記中間転写ベルトを張架する複数の張架ローラのうちの前記中間転写ベルトの移動方向において最も前記像担持体に近い位置に配置される第一の張架ローラに対して前記中間転写ベルトを介して対向することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第一の張架ローラは、前記中間転写ベルトに対して張力を付与するためのテンションローラであることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記帯電部材は、複数の導電性繊維を備える導電性ブラシであることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記導電性ブラシは、移動する前記中間転写ベルトに対して固定された状態で配置されることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  11. 前記帯電部材によって帯電された残留トナーは、前記像担持体から前記中間転写ベルトへトナー像が一次転写されると同時に前記中間転写ベルトから前記像担持体へ移動されることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記当接離間部材は、前記一次転写部材を支持し、前記中間転写ベルトと前記像担持体とが当接する位置における前記中間転写ベルトの移動方向と略平行な方向に移動することで、前記一次転写部材を前記中間転写ベルトの内周面と交差する方向に移動させる移動部材を有することを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記中間転写ベルトの移動方向に関して、前記像担持体と前記像担持体に対応して設けられる前記一次転写部材を複数備え、前記当接離間部材は、複数の前記一次転写部材を支持し、前記略平行な方向に移動することで複数の前記一次転写部材を前記中間転写ベルトの内周面と交差する方向に移動させることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
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