JP2014119464A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中間転写体の良好なクリーニング性が得られると共に、ダウンタイムを低減することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体1と、中間転写体8と、転写手段5と、を有する画像形成装置100は、中間転写体8の移動方向において転写部N1よりも上流で中間転写体8に当接し中間転写体8の移動に伴い中間転写体8上のトナーを掻き取る当接部材21と、中間転写体8の移動方向において転写部N1よりも上流、かつ、当接部材21よりも下流で中間転写体8上のトナーを帯電させる帯電手段23と、帯電手段23に電圧を印加する電源60と、を有する構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式を利用した複写機、プリンタなどの画像形成装置に関するものである。
従来、例えば電子写真方式の画像形成装置として、感光体から中間転写体に1次転写したトナー像を転写材に2次転写して画像を出力する中間転写方式の画像形成装置がある。中間転写体としては、無端ベルト状の中間転写ベルトが広く用いられている。
2次転写工程後の中間転写体上に残留したトナー(2次転写残トナー)のクリーニング方法として、ブレードクリーニング方式と静電クリーニング方式とがある。
ブレードクリーニング方式では、特許文献1に記載されるように、中間転写体にクリーニングブレードが当接させられ、このクリーニングブレードにより2次転写残トナーが物理的に掻き取られる。このクリーニング方式は、低コストで良好なクリーニング性が期待できるが、中間転写体の表面の凹凸の影響を受けやすく、凹凸の付近の2次転写残トナーがクリーニングブレードをすり抜けて、良好なクリーニング性が保てない場合がある。
一方、静電クリーニング方式は、静電気によるクリーニング方式であるため、ブレードクリーニング方式よりも、中間転写体の表面の凹凸の影響を受けにくい。具体的には、静電クリーニング方式では、2次転写残トナーは、電圧が印加される帯電手段により、現像時の帯電状態とは逆極性に帯電させられる。その後、その逆極性に帯電させられた2次転写残トナーは、次回の1次転写工程時に中間転写体から感光体に逆転写され、感光体をクリーニングするクリーニング手段により回収される。そのため、この方式は転写同時クリーニング方式ともよばれる。
特許文献2では、中間転写体上の2次転写残トナーを均一に散らし、かつ、均一な帯電を行うことで画像不良を抑制するために、導電性のブラシ(導電性ブラシ)と導電性のローラ(導電性ローラ)とを用いる静電クリーニング方式が提案されている。具体的には、中間転写体の移動方向において上流側に配置されたブラシに直流電圧が印加されて、中間転写体上の2次転写残トナーは、機械的に散らされ、1次回収され、そして帯電させられる。また、同方向において下流側に配置されたローラによって、ブラシを通過した2次転写残トナーが帯電させられる。これにより、交流電圧を用いることなく直流電圧のみで中間転写体上の2次転写残トナーを均一な帯電状態とし、静電クリーニングを達成することができる。
特開2009−288481号公報 特開2009−205012号公報
しかしながら、上記従来のブラシでトナーを1次回収するクリーニング方式では、プリントの後に、そのブラシに1次回収されたトナーを吐き出すための時間が必要となる。そのため、ユーザが次のプリントを開始するまで待たなければならない時間(いわゆる、ダウンタイム)が長くなる場合がある。
また、中間転写体へトナー像が1次転写された後に、用紙詰まり(いわゆる、ジャム)が発生した後、又は中間転写体上に1次転写したトナー像を検知するキャリブレーションの後には、中間転写体上に大量のトナーが残る。そのため、中間転写体上の大量のトナーがブラシを通過するときには、ブラシ内(ブラシ繊維間)により多くのトナーが1次回収される。そのため、そのトナーを吐き出すために、ダウンタイムがより長くなり、ユーザが感じるストレスが大きくなることがある。
したがって、本発明の目的は、中間転写体の良好なクリーニング性が得られると共に、ダウンタイムを低減することのできる画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体からトナーが転写される移動可能な中間転写体と、電圧が印加されて転写部において前記像担持体から前記中間転写体へとトナー像を転写させる転写手段と、を有する画像形成装置において、前記中間転写体の移動方向において前記転写部よりも上流で前記中間転写体に当接し前記中間転写体の移動に伴い前記中間転写体上のトナーを掻き取る当接部材と、前記中間転写体の移動方向において前記転写部よりも上流、かつ、前記当接部材よりも下流で前記中間転写体上のトナーを帯電させる帯電手段と、前記帯電手段に電圧を印加する電源と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、中間転写体の良好なクリーニング性が得られると共に、ダウンタイムを低減することができる。
本発明の一実施例に係る画像形成装置の概略断面図である。 本発明の一実施例におけるベルトクリーナの近傍の模式図である。 本発明の一実施例における導電性ブラシの模式図である。 導電性繊維及び導電性ブラシの抵抗値の測定方法を説明するための模式図である。 本発明の一実施例における導電性ブラシ及び中間転写ベルトの電流経路を示す模式図である。 本発明の一実施例における導電性ブラシ及び中間転写ベルトの電流経路の等価回路を説明するための模式図である。 導電性ブラシの抵抗値の違いによる導電性ブラシへのトナーの付着の仕方の違いを説明するための模式図である。 中間転写ベルトの表面の凹凸によるすり抜けトナーの発生を説明するための模式図である。 本発明の他の実施例における中間転写ベルトの層構成を説明するための断面図である。 本発明の他の実施例におけるベルトクリーナの近傍の模式図である。 放電閾値を説明するためのグラフ図である。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
1.画像形成装置の全体的な構成及び動作
図1は、本発明の一実施例に係る画像形成装置の概略断面図である。本実施例の画像形成装置100は、電子写真方式を利用してフルカラー画像を形成することのできる、中間転写方式を採用したタンデム型の画像形成装置(レーザービームプリンター)である。
画像形成装置100は、複数の画像形成部として第1、第2、第3、第4の画像形成部PY、PM、PC、PKを有する。第1、第2、第3、第4の画像形成部PY、PM、PC、PKは、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像を形成する。
本実施例では、各画像形成部PY、PM、PC、PKの構成及び動作は、使用するトナーの色が異なることを除いて実質的に同じである。したがって、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用の要素であることを表す符号の末尾のY、M、C、Kは省略して、当該要素に関し総括的に説明する。
画像形成部Pは、像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(感光体)、すなわち、感光ドラム1を有する。感光ドラム1は、図中矢印R1方向に回転駆動される。感光ドラム1の周囲には、その回転方向に沿って次の各手段が配置されている。先ず、帯電手段としてのローラ型の帯電部材とされた帯電ローラ2である。次に、露光手段(画像書き込み手段)としての露光装置(レーザーユニット)3である。次に、現像手段としての現像装置4である。次に、1次転写手段としてのローラ型の1次転写部材とされた1次転写ローラ5である。次に、感光体クリーニング手段としてのドラムクリーナ6である。現像装置4は、現像剤担持体としての現像ローラ41と、現像剤としてのトナーを収容するトナー容器42と、を有する。ドラムクリーナ6は、クリーニング部材としてのドラムクリーニングブレード61と、廃トナー容器62と、を有する。
また、各画像形成部Pの各感光ドラム1に対向するように、中間転写体としての無端ベルト状の中間転写ベルト8が配置されている。中間転写ベルト8は、駆動ローラ9と、テンションローラ10と、によって張架されており、駆動ローラ9に駆動力が伝達されることで図中矢印R2方向に回転駆動される。中間転写ベルト8の内周面側において、各画像形成部Pの各感光ドラム1に対向する位置に、上記1次転写ローラ5が配置されている。1次転写ローラ5は、中間転写ベルト8を介して感光ドラム1に向けて押圧され、中間転写ベルト8と感光ドラム1とが接触する1次転写部(1次転写ニップ)N1が形成されている。中間転写ベルト8の外周面側において、駆動ローラ9に対向する位置には、2次転写手段としてのローラ型の2次転写部材とされた2次転写ローラ11が配置されている。2次転写ローラ11は、中間転写ベルト8を介して駆動ローラ9に向けて押圧されており、中間転写ベルト8と2次転写ローラ11とが接触する2次転写部(2次転写ニップ)N2が形成されている。また、中間転写ベルト8の外周面側において、テンションローラ10に対向する位置には、中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーナ52が配置されている。中間転写ベルト8、駆動ローラ9、テンションローラ10、ベルトクリーナ52などによって、中間転写ベルトユニット50が構成されている。
本実施例では、各画像形成部Pにおいて、感光ドラム1と、感光ドラム1に作用するプロセス手段としての帯電ローラ2、現像装置4及びドラムクリーナ6とは、一体的にプロセスカートリッジ7を構成している。各プロセスカートリッジ7Y、7M、7C、7Kは、それぞれ画像形成装置100の装置本体110に対して着脱可能とされている。
本実施例では、各プロセスカートリッジ7Y、7M、7C、7Kの構成は実質的に同じであり、各トナー容器42Y、42M、42C、42Kに収容されたトナーがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色トナーであることが異なる。
画像形成時には、回転する感光ドラム1の外周面は、所定の極性(本実施例では負極性)の帯電バイアスが印加された帯電ローラ2によって、所定の極性(本実施例では負極性)の所定の電位に帯電させられる。その後、帯電した感光ドラム1の表面は、レーザユニット3によって画像信号に基づいて露光される。これにより、感光ドラム1上に静電潜像(静電像)が形成される。
この静電潜像は、現像装置4によって現像剤としてのトナーを用いてトナー像として現像(可視化)される。このとき、現像ローラ41には、所定の極性(本実施例では負極性)の現像バイアスが印加される。本実施例では、イメージ露光と、反転現像によって、感光ドラム1上にトナー像が形成される。すなわち、一様に帯電処理された後に露光されることで電位の絶対値が低下した感光ドラム1上の露光部に、感光ドラム1の帯電極性と同極性に帯電したトナーを付着させることで、トナー像が形成される。なお、本実施例では、現像に使用するトナーは、負極性に帯電させられている。すなわち、現像時のトナーの帯電極性(正規の帯電極性)は、負極性である。
上述のようにして回転する感光ドラム1上に形成されたトナー像は、1次転写部N1において、感光ドラム1に接触して感光ドラム1と略等速で回転している中間転写ベルト8上に転写(1次転写)される。このとき、1次転写ローラ5には、1次転写バイアス印加手段としての1次転写バイアス電源(高圧電源)51から、現像時のトナーの帯電極性とは逆極性(本実施例では正極性)の1次転写バイアスが印加される。
例えばフルカラー画像の形成時には、第1、第2、第3、第4の画像形成部PY、PM、PC、PKの各感光ドラム1Y、1M、1C、1K上に形成されたトナー像が、順次に重ね合わせられるようにして中間転写ベルト8上に転写される。そして、4色のトナー像が重なった状態で、中間転写ベルト8の回転により2次転写部N2まで搬送される。
一方、給搬送装置12から送り出された記録用紙などの記録材Sがレジストローラ対16によって2次転写部N2まで搬送されてくる。給搬送装置12は、記録材Sを収納するカセット13内から記録材Sを送り出す給送ローラ14と、送り出された記録材Sを搬送する搬送ローラ対15と、を有する。そして、給搬送装置12から搬送された記録材Sは、レジストローラ対16によって中間転写ベルト8上のトナー像と同期するようにして2次転写部N2に搬送される。
中間転写ベルト8上のトナー像は、2次転写部N2において、中間転写ベルト8と2次転写ローラ11との間に挟持されて搬送されている記録材S上に転写(2次転写)される。このとき、2次転写ローラ11には、2次転写バイアス印加手段としての2次転写バイアス電源(高圧電源)53から、現像時のトナーの帯電極性とは逆極性(本実施例では正極性)の2次転写バイアスが印加される。
トナー像が転写された記録材Sは、定着手段としての定着装置17に搬送される。そして、この記録材Sは、定着装置17が有する定着フィルム18と加圧ローラ19とによって挟持されて搬送されることで加熱及び加圧されて、その表面にトナー像が定着される。トナー像が定着された記録材Sは、排出ローラ対20によって装置本体110の外部に排出される。
なお、1次転写工程後に感光ドラム1の表面に残ったトナー(1次転写残トナー)は、ドラムクリーナ6によってクリーニングされる。すなわち、感光ドラム1に当接して配置されたドラムクリーニングブレード61によって、回転する感光ドラム1上から1次転写残トナーが掻き取られ、廃トナー容器62に回収される。
また、2次転写工程後に中間転写ベルト8の表面に残ったトナー(2次転写残トナー)は、ベルトクリーナ52の作用によってクリーニングされる。ベルトクリーナ52は、ベルトクリーニングブレード21と、導電性ブラシ23と、廃トナー容器22と、を有する。2次転写残トナーの大半は、中間転写ベルト8の移動方向(搬送方向)において上流側に配置されたベルトクリーニングブレード21によって、移動する中間転写ベルト8上から掻き取られ、廃トナー容器22に回収される。また、ベルトクリーニングブレード21をすり抜けた微量のトナー(以下「すり抜けトナー」ともいう。)は、中間転写ベルト8の移動方向において下流側に配置された導電性ブラシ23によって、現像時のトナーの帯電極性とは逆極性に帯電させられる。そして、この帯電させられた2次転写残トナーは、本実施例では第1の画像形成部PYにおいて、次回の1次転写工程時に感光ドラム1Yに逆転写(転移)される。その後、感光ドラム1Yに付着した2次転写残トナーは、1次転写残トナーと共にドラムクリーナ6Yによって除去、回収される。2次転写残トナーのクリーニングについては、後述して更に詳しく説明する。
画像形成装置100は、記録材Sに転写して出力する画像の形成の他に、各画像形成部Pで形成されるトナー像の色ずれ(位置ズレ)を補正するためのトナーパターン(制御用パッチ)を中間転写ベルト8に形成するキャリブレーションを行う。そのため、画像形成装置100には、検知手段としての光学センサである色ずれ検知センサ27が、駆動ローラ9の近傍で中間転写ベルト8上のトナーを検知可能なように設置される。より詳細には、この色ずれ検知センサ27は、中間転写ベルト8の移動方向において第4の画像形成部PKの1次転写部N1Kよりも下流、かつ、2次転写部N2よりも上流で、中間転写ベルト8を介して駆動ローラ9に対向するように配置されている。この色ずれ検知センサ27により、中間転写ベルト8上に形成されたキャリブレーション用のトナーパターンを検知する。その検知結果に基づいて、各画像形成部Pにおけるトナー像の形成タイミングなどが調整される。そして、色ずれ検知センサ27によって検知された後のトナーパターン(残留トナー)は、2次転写残トナーと同様にしてクリーニングされる。
また、画像形成装置100には、画像形成装置100の制御を行うための電気回路が搭載された制御基板25が設けられている。制御基板25には、制御部(制御手段)としてのCPU26が搭載されている。CPU26は、記録材Sの搬送に関する駆動源(図示せず)や中間転写ベルト8及び各画像形成部Pの駆動源(図示せず)などの制御、画像形成に関する制御、さらには故障検知に関する制御など、画像形成装置100の動作を一括して制御している。
2.転写構成
次に、本実施例における1次転写、2次転写に関する構成について更に詳しく説明する。
中間転写ベルト8は、樹脂材料に導電剤を添加して導電性を付与した無端状ベルトである。中間転写ベルト8は、駆動ローラ9、テンションローラ10の2軸で張架され、テンションローラ10により総圧100Nの張力が付与されている。
中間転写ベルト8としては、導電剤としてカーボンを混合することにより体積抵抗率を1×1010Ω・cmに調整したポリイミド樹脂で形成された、厚さ70μmの無端状ベルトを用いた。この中間転写ベルト8の電気的特性としては、電子導電性の特性を示し、雰囲気中の温湿度に対する電気抵抗値の変動が小さいのが特徴である。中間転写ベルト8の体積抵抗率の範囲としては、転写性の観点から1×109〜1011Ω・cmの範囲が好ましい。1×109Ω・cmより低い体積抵抗率だと、高温高湿環境下で転写電流が逃げることによる転写不良が発生する場合がある。一方、1×1011Ω・cmより高い体積抵抗率だと、低温低湿環境下で異常放電による転写不良が発生する場合がある。
ここで、中間転写ベルト8の体積抵抗率は、次の測定方法により求められる。すなわち、三菱化学株式会社のHiresta−UP(MCP−HT450)を用い、測定プローブはURを用い、測定時の室内温度は23℃、室内湿度は50%に設定し、印加電圧250V、測定時間10secの条件で測定を行う。
なお、本実施例では、中間転写ベルト8の材料としてポリイミド樹脂を使用したが、中間転写ベルト8の材料はこれに限定されるものではない。例えば、熱可塑性樹脂であれば、次のような他の材料を使用してもよい。例えば、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアリレート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリエチレンナフ
タレート(PEN)などの材料及びこれらの混合樹脂である。
1次転写ローラ5には、芯金としての外径6mmのニッケルメッキ鋼棒を、弾性層としての体積抵抗率を1×107Ω・cmに調整したNBRとエピクロルヒドリンゴムを主成分とする厚さ3mmの発泡スポンジ体で覆った、外径12mmの弾性ローラを用いた。1次転写ローラ5は、中間転写ベルト8を介して感光ドラム1に対し9.8Nの加圧力で当接させられており、中間転写ベルト8の回転に伴い従動して回転する。また、感光ドラム1上のトナーを中間転写ベルト8に1次転写している時には、1500Vの直流電圧(1次転写バイアス)が1次転写ローラ5に印加される。
2次転写ローラ11には、芯金としての外径8mmのニッケルメッキ鋼棒を、弾性層としての体積抵抗率を1×108Ω・cmに調整したNBRとエピクロルヒドリンゴムを主成分とする厚さ5mmの発泡スポンジ体で覆った、外径18mmの弾性ローラを用いた。2次転写ローラ11は、中間転写ベルト8に対して50Nの加圧力で当接させられており、中間転写ベルト8の回転に伴い従動して回転する。また、中間転写ベルト8上のトナーを紙などの記録材Sに2次転写している時には、2500Vの直流電圧(2次転写バイアス)が2次転写ローラ11に印加される。
3.ベルトクリーナの構成
前述のように、従来のクリーニング方式で中間転写ベルト8のクリーニングのためにダウンタイムが長くなるのは、ブラシで1次回収したトナーの吐き出しに時間がかかるためである。
本実施例では、ダウンタイムの低減のために、中間転写ベルト8の移動方向において上流側にベルトクリーニングブレード21を配置し、中間転写ベルト8上のトナーの大半を掻き取る。そして、微量のすり抜けトナーを、中間転写ベルト8の移動方向において下流側に配置した導電性ブラシ23で帯電させる。以下、詳細に説明する。
図2は、本実施例におけるベルトクリーナ52の近傍をより詳しく示す模式図である。ベルトクリーナ52は、中間転写ベルト8の移動方向において上流側に、クリーニング部材として、中間転写ベルト8に当接するブレード状の部材(当接部材)であるクリーニングブレード21を有する。また、ベルトクリーナ52は、ベルトクリーニングブレード21よりも中間転写ベルト8の移動方向下流側に、中間転写ベルト8上のトナーを帯電させる帯電手段として、中間転写ベルト8に当接するブラシ状の部材(帯電部材)である導電性ブラシ23を有する。ベルトクリーニングブレード21、導電性ブラシ23は、中間転写ベルト8を介してテンションローラ10に向けて押圧されている。また、ベルトクリーニングブレード21、導電性ブラシ23は、廃トナー容器22に支持されている。
ベルトクリーニングブレード21は、弾性材料で形成された板状部材である。本実施例では、ベルトクリーニングブレード21として、弾性ゴム材料としてのウレタンで形成された板状部材を用いた。より具体的には、本実施例では、ベルトクリーニングブレード21は、長手方向長さが232mm、短手方向長さが12mm、厚さが2mmの板状部材である。また、このベルトクリーニングブレード21は、中間転写ベルト8に対して線圧0.49N/cm程度の加圧力で、カウンタ方向に圧接させられている。すなわち、ベルトクリーニングブレード21は、中間転写ベルト8の移動方向と略直交する長手方向の全域で、該長手方向と略直交する短手方向の自由端側が中間転写ベルト8の移動方向の上流を向くようにして、中間転写ベルト8に当接させられている。クリーニングブレード21は、その自由端の中間転写ベルト8側のエッジ部及び/又は該エッジ部から固定端部側の所定範囲の面が、中間転写ベルト8の表面に接触する。ベルトクリーニングブレード21の線圧は、良好なクリーニング性を得ると共に、必要以上の加圧力によりブレードやベルトにダメージを与えないために、好ましくは0.4〜0.8N/cm、より好ましくは0.55〜0.67N/cmである。
ここで、ベルトクリーニングブレード21の線圧とは、ベルトクリーニングブレード21の単位長さ当たりの、中間転写ベルト8に対するベルトクリーニングブレード21の当接圧の総圧である。この線圧は、中間転写ベルト8に荷重変換器を取り付けておき、中間転写ベルト8の表面にベルトクリーニングブレード21を押し付け、その荷重を測定することで求めることができる。
導電性ブラシ23は、導電性を有する繊維で構成されたブラシ状部材である。導電性ブラシ23には、トナー帯電電圧印加手段としてのトナー帯電電圧電源(高圧電源)60から、所定の電圧が印加される。これにより、すり抜けトナーが帯電させられる。
図3(a)、(b)は、導電性ブラシ23をより詳しく示す模式図である。本実施例では、導電性ブラシ23を構成する導電性繊維23aは、ナイロンを主成分とし、導電剤としてカーボンを使用し、導電性繊維23aの1本の単位長さあたり抵抗値(電気抵抗)は1×105Ω/cmであり、単糸繊度170T/68Fである。この場合の単糸繊度は、1本の糸が68フィラメントの繊維で構成され、その重さが170T(デシテックス:10000m分の長さの重さが170g)であることを示している。
ここで、導電性繊維23aの抵抗値は、次の測定方法により求められる。すなわち、図4(a)に示すように、測定対象の導電性繊維23aを、幅10mm(D)の間隔で配置された2本の直径5mmの金属ローラ33で張架し、片側100gの錘34にて両端側に荷重をかける。この状態で、電源31から200Vの電圧を一方の金属ローラ33を介して導電性繊維23aに印加し、その時の電流値を他方の金属ローラ33に接続された電流計32で読み取る。そして、10mm(1cm)あたりの導電性繊維23aの抵抗値(Ω/cm)を算出する。
なお、導電性繊維23aの抵抗値の範囲としては、すり抜けトナーを帯電させる観点から1×103〜107Ω/cmの範囲が好ましい。詳細については後述する。
上述のような導電性繊維23aの集合体としての導電性ブラシ23は、図3(a)、(b)に示すように、本実施例では絶縁性のナイロンで形成された基布23dに導電性繊維23aを織り込みブラシ状とすることで構成される。そして、金属として本実施例では厚さ1mmのSUS(ステンレススチール)板金とされた支持体23e上に、上記基布23dを、固定手段としての導電性接着剤で接着する。基布23dに織り込まれた導電性繊維23は、その基布23dの下の支持体23eに接触して電気的に導通している。そして、本実施例では、この支持体23eを介して、導電性ブラシ23に電圧が印加される。
本実施例では、導電性ブラシ23の抵抗値(電気抵抗)Rb[Ω]は1×103Ωである。また、導電性ブラシ23の導電性繊維23aの密度は100kF/inch2である。また、導電性繊維23aの長さ(基布23dの平面から導電性繊維23aの先端位置までの垂直距離で代表する)Xは5mmである。また、導電性ブラシ23の長手幅(中間転写ベルト8の移動方向と略直交する方向における導電性繊維23aの先端部の端部間の長さ)Lは225mmである。また、導電性ブラシ23の短手幅(中間転写ベルト8の移動方向に沿う方向における導電性繊維23aの先端部の端部間の長さ)Wは5mmである。なお、導電性繊維23aは、中間転写ベルト8の移動方向に5列が植毛されている。また、導電性ブラシ23の先端位置は、中間転写ベルト8の表面に対して、約1.0mmの侵入量となるように固定して配置されている。これにより、導電性ブラシ23は、移動する中間転写ベルト8の表面を摺擦する(中間転写ベルト8の表面に対して周速差を有する)。
ここで、導電性ブラシ23の抵抗値Rb[Ω]は、次の測定方法により求められる。すなわち、図4(b)に示すように、測定対象の導電性ブラシ23を、直径30mmの金属ローラ35に侵入量0.9mmで当接させ、電源36から200Vの電圧を、導電性ブラシ23に印加する。そして、その時の電流値を金属ローラ35に接続された電流計37で読み取り、導電性ブラシ23の抵抗値[Ω]を算出する。
導電性ブラシ23の抵抗値Rbについては、上述した抵抗値の範囲(1×103〜107Ω/cm)の導電性繊維23aを用いた導電性ブラシ23では、Rb=1×101〜105Ωの範囲となる。
なお、導電性ブラシ23の中間転写ベルト8(又は上記金属ローラ35)への侵入量は、次の距離で代表される。すなわち、導電性ブラシ23と中間転写ベルト8などとの接触領域の中間転写ベルト8などの移動方向の中央位置における、変形されていないと仮定した場合の導電性繊維23aの先端と中間転写ベルト8などの表面との間の法線方向に沿う距離である。
上述した中間転写ベルト8の体積抵抗率、導電性ブラシ23の構成、抵抗値Rbに基づいて、中間転写ベルト8と導電性ブラシ23とが接触する部分における中間転写ベルト8の抵抗値(電気抵抗)Ri[Ω]は、次のようにして求められる。すなわち、上述のように中間転写ベルト8と導電性ブラシ23とが接触する部分の面積は、導電性ブラシ23の短手幅W5mmと長手幅L225mmとから、ほぼ5mm×225mmである。また、中間転写ベルト8の厚さは70μmである。したがって、中間転写ベルト8と導電性ブラシ23とが接触する部分における中間転写ベルト8の抵抗値Riは、1×1010Ω・cm×70μm/(5mm×225mm)=6.2×106Ωとなる。
中間転写ベルト8の抵抗値Riについては、上述した体積抵抗率の範囲の中間転写ベルト8を使用した場合、Ri=6.2×105〜6.2×107Ωの範囲となる。
4.静電クリーニング
次に、本実施例における中間転写ベルト8上のトナーのクリーニング方法について更に詳しく説明する。
2次転写残トナーなどの中間転写ベルト8上のトナーは、その大半が中間転写ベルト8の移動方向において上流側に配置されたベルトクリーニングブレード21によって機械的に掻き取られ、廃トナー容器22へ回収される(図2中のA)。クリーニングブレード21の作用は、静電的な回収ではなく、機械的な掻き取りである。そのため、従来のクリーニング方式におけるようなブラシに1次回収されたトナーを吐き出す動作は必要ない。したがって、そのためにダウンタイムが長くなることはない。
一方、中間転写ベルト8の表面には、製造時の原因や異物などの付着により微小な凹凸が存在する。微小な凹凸がある部分は、ベルトクリーニングブレード21と中間転写ベルト8との密着性が十分でなくなることがあるため、ベルトクリーニングブレード21を通過する、すり抜けトナーが発生しやすい(図2中のB)。具体的には、すり抜けトナーは、凸部の裾野部(図8(a))や凹部の内側(図8(b))などに発生しやすい。この中間転写ベルト8の表面の凹凸は微小であるため、通常、略一層のトナー層の高さである。
すり抜けトナーをそのままの状態にしておくとクリーニング不良となる。そのため、このすり抜けトナーは、中間転写ベルト8の移動方向において下流側に配置された導電性ブラシ23で帯電させ、本実施例では第1の画像形成部PYにおいて感光ドラム1Yに逆転写させて回収する。
ここで、中間転写ベルト8上のトナーを帯電させる帯電手段としての帯電部材には、ローラ状の部材(導電性ローラ)を用いることもできる。ただし、中間転写ベルト8の表面の凹凸に柔軟に追従する点で、ブラシ状の部材(導電性ブラシ)の方がより好ましい。
すり抜けトナーは、導電性ブラシ23を通過する際に、高圧電源60より印加された正極性の電圧により、現像時のトナーの帯電極性と逆極性である正極性に帯電させられる。これにより、すり抜けトナーには、静電クリーニングを実現するのに適した正電荷が付与される(図2中のC)。静電クリーニングに適した正電荷を略均一にすり抜けトナーに付与するために、導電性ブラシ23に印加する正極性の電圧値は、放電閾値(本実施例では1.5〜2kV)以上とすることが好ましい。
ここで、放電閾値(放電開始電圧)は、次のようにして求められる。図11は、導電性ブラシ23に印加するバイアスを変化させた際の電流測定結果を模式的に示す。横軸が印加電圧(V)、縦軸は測定電流(μA)を示す。この電流は、導電性ブラシ21と中間転写転写ベルト8との間に流れる電流である。図11に示すように、導電性ブラシ23と中間転写ベルト8との間の電圧と電流の関係は、印加する電圧が所定値を過ぎるまでは略直線的に増加する。しかし、当該所定値(本実施例では1.5kV〜2kV)を過ぎた付近から電流が急激に増加する。これは、導電性ブラシ23の表面と中間転写ベルト8の表面との間で放電が始まり、導電性ブラシ23と中間転写ベルト8との間に流れる電流が急激に増えているためと考えられる。この変化領域の電圧(上記所定値)を放電閾値(放電開始電圧)と呼ぶ。
正電荷が付与されたすり抜けトナーは、本実施例では第1の画像形成部PYにおいて、1次転写ローラ6Yに印加された正極性の電圧により感光ドラム1Yに逆転写される。その後、感光ドラム1Y上に逆転写されたすり抜けトナーは、ドラムクリーナ6Yによって回収される。すり抜けトナーが2次転写残トナーの場合は、正電荷が付与された後、次回の1次転写工程時に、感光ドラム1Yに逆転写される(転写同時クリーニング)。
このように、本実施例では、中間転写ベルト8の移動方向いおいて上流側にベルトクリーニングブレード21を配置し、ほとんどの中間転写ベルト8上のトナーを掻き取ることで、すり抜けトナーの量を十分に低減することができる。したがって、従来のクリーニング方式のようなブラシに1次回収されたトナーの吐き出しを実施する必要はなく、そのためのダウンタイムを低減することが可能となる。
なお、ジャムやキャリブレーションの後は、2次転写残トナーよりも、中間転写ベルト8上に残るトナーの量が多くなる。そのため、すり抜けトナーの量も、2次転写残トナーのクリーニング時と比べて多くなり、その高さは略一層のトナー層よりも高くなる場合がある。このような場合でも、導電性ブラシ23は、すり抜けトナーを物理的に散らして、略一層の高さにしつつ、同時に帯電させることができる。そのため、そのトナーに静電クリーニングを実現するのに適した正電荷を付与することが可能である。
5.電気抵抗値設定
次に、本実施例における導電性ブラシ23の抵抗値Rbの好ましい範囲について詳しく説明する。
図5の模式図に示すように、本実施例では、導電性ブラシ23には、10μAの定電流となるように制御された電流が高圧電源60から供給される。電流経路としては、導電性ブラシ23から中間転写ベルト8を介して対向ローラ10に向かって電流が流れている。
導電性ブラシ23の抵抗値Rbは、中間転写ベルト8の抵抗値Riよりも十分に小さいことが好ましい。ここでは、以下詳しく説明する所期の効果を得るために、抵抗値Riが抵抗値Rbの10倍〜10,000,000倍である場合に、抵抗値Rbが抵抗値Riよりも十分に小さいものとする。より好ましくは、抵抗値Riは抵抗値Rbの100,000倍〜10,000,000倍である。前述のように、本実施例では、Ri=6.2×105〜6.2×107Ω(≒1×106〜108Ω)の範囲であり、この場合Rb=1×101〜105Ωの範囲が好ましい。
図6は、上述の電流経路を等価回路で示したものであり、導電性ブラシ23を抵抗値Rb[Ω]の抵抗23b、中間転写ベルト8を抵抗値Ri[Ω]の抵抗8bとみなして、高圧電源60からI[A]の定電流制御で電流が供給されている様子を示している。
この時、導電性ブラシ23を示す抵抗23bにかかる電位差Vb[V]は、Vb=Rb×I、中間転写ベルト8を示す抵抗8bにかかる電位差Vi[V]は、Vi=Ri×Iとなり、電位差は抵抗値に依存する。その結果、本実施例のように、中間転写ベルト8の抵抗値Riより導電性ブラシ23の抵抗値Rbが十分に小さい場合(Ri>>Rb)、導電性ブラシ23の電位差Vbを中間転写ベルト8の電位差Viより十分に小さくすることができる。
図7(a)は、本実施例における導電性ブラシ23によってすり抜けトナーを帯電させる様子を模式的に示す。導電性ブラシ23には、放電閾値以上の正極性の電圧が印加されているため、正、負両方の極性が混在したすり抜けトナーは、導電性ブラシ23内の放電によって正極性に帯電させられる。負極性のすり抜けトナーの多くは、導電性ブラシ23内の放電によって極性が反転し、正極性となるが、一部の負極性のすり抜けトナーは静電的に導電性ブラシ23に付着する。本実施例では、導電性ブラシ23の電位差Vbが小さいため、中間転写ベルト8から距離が近い導電性繊維23aの毛先のみにトナーの付着を集中させることができる。これにより、導電性ブラシ23に付着するトナーの量を最小限にすることができ、トナー吐き出しを行うことなく、導電性ブラシ23の寿命末期まですり抜けトナーを静電クリーニングに適した帯電量(正極性)に帯電させることが可能となる。
ここで、導電性ブラシ23の抵抗値Rbが1×101Ωより低いと、大電流が流れやすくなり、高圧電源60の出力精度の観点から、定電流制御しにくくなる。一方、導電性ブラシ23の抵抗値Rbが1×105Ωより高いと、導電性ブラシ23の電位差Vbが大きいため、図7(b)に示すように、負極性のすり抜けトナーが電位が高い導電性繊維23aの根元まで回収されてしまう。その結果、上流側にベルトクリーニングブレード21を配置してすり抜けトナー量を低減する構成においても、導電性ブラシ23の寿命末期近くになると、導電性ブラシ23内に回収されたすり抜けトナーの量が多くなるため、導電性ブラシ23の抵抗値が上昇する。抵抗値が上昇した分、導電性ブラシ23に印加する電圧を高くすると、高圧電源60の出力範囲限界を超えてしまうことがあり、すり抜けトナーを正極性に帯電することが困難になる。したがって、導電性ブラシ23内に回収されたトナーを吐き出す必要が生じ、ダウンタイムが長くなってしまう。
次に、導電性ブラシ23の抵抗値Rbを変更して、導電性ブラシ23内へ回収されるトナーの量の違いについて確認した結果について説明する。
ここでは、中間転写ベルト8上の除去すべきトナーが2次転写残トナーよりも多い、キャリブレーションの後の中間転写ベルト8のクリーニングによる、導電性ブラシ23内に回収されるトナーの量を確認した。各実験において、画像形成装置の構成及び動作は導電性ブラシ23の抵抗値Rbが異なることを除いて、実質的に同じであった。結果を表1に示す。
Figure 2014119464
実験1では、導電性ブラシ23の抵抗値Rbが1×102Ω、中間転写ベルト8の抵抗値Riが1×107Ωであり、抵抗値Rbは抵抗値Riよりも十分に小さい(Rb<<Ri)。そのため、高圧電源60により10μAの定電流制御を行うと、導電性ブラシ23の電位差Vbは(1×102Ω)×(10μA)=0.001Vとなり、導電性ブラシ23でほとんど電圧降下しない。これにより、図7(a)に示すように、導電性ブラシ23の電位差Vbが小さいため、中間転写ベルト8から距離が近い導電性繊維23aの毛先のみにしかトナーは付着しない。その結果、導電性ブラシ23の寿命の全期間を通じて導電性ブラシ23に付着したトナーを吐き出す必要はなかった。したがって、キャリブレーションの後のダウンタイムを十分に低減することが可能であった。
実験2では、導電性ブラシ23の抵抗値Rbが1×103Ω、中間転写ベルト8の抵抗値Riが1×107Ωであり、抵抗値Rbは抵抗値Riよりも十分に小さい(Rb<<Ri)。そのため、高圧電源60により10μAの定電流制御を行うと、導電性ブラシ23の電位差Vbは(1×103Ω)×(10μA)=0.01Vとなり、導電性ブラシ23でほとんど電圧降下しない。これにより、実験1と同様に、導電性ブラシ23の寿命の全期間を通じて導電性ブラシ23に付着したトナーを吐き出す必要はなかった。したがって、キャリブレーションの後のダウンタイムを十分に低減することが可能であった。
実験3では、導電性ブラシ23の抵抗値Rbが1×107Ω、中間転写ベルト8の抵抗値Riが1×107Ωであり、抵抗値Rbは抵抗値Riと同等であった(Ri≦Rb)。そのため、高圧電源60により10μAの定電流制御を行うと、導電性ブラシ23の電位差Vbは100Vと大きくなる。これにより、トナーを静電的に引き付ける力が強くなるため、導電性繊維23aの根元までトナーが付着してしまい、キャリブレーションの後にトナー吐き出し動作が必要となった。したがって、キャリブレーションの後のダウンタイムを十分に低減できない場合があった。ただし、この場合でも、ベルトクリーニングブレード21の作用により導電性ブラシ23内に回収されるトナーを低減できるので、従来に比べて導電性ブラシ23からのトナーの吐き出しに必要となるダウンタイムは短くて済む。また、この場合でも、2次転写残トナーのクリーニングによっては、導電性ブラシ23からのトナーの吐き出しは必要ではなかった。
実験4では、導電性ブラシ23の抵抗値Rbが1×108Ω、中間転写ベルト8の抵抗値Riが1×107Ωであり、抵抗値Rbは抵抗値Riよりも大きい(Ri≦Rb)。そのため、高圧電源60により10μAの定電流制御を行うと、導電性ブラシ23の電位差Vbは1kVと非常に大きくなる。これにより、実験3と同様に、トナーを静電的に引き付ける力が強くなるため、導電性繊維23aの根元までトナーが付着してしまい、キャリブレーションの後にトナー吐き出し動作が必要となった。したがって、キャリブレーションの後のダウンタイムを十分に低減できない場合があった。ただし、この場合でも、ベルトクリーニングブレード21の作用により導電性ブラシ23内に回収されるトナーを低減できるので、従来に比べて導電性ブラシ23からのトナーの吐き出しに必要となるダウンタイムは短くて済む。
このように、本実施例では、画像形成装置100は、トナー像を担持する像担持体1と、像担持体1からトナーが転写される移動可能な中間転写体8と、を有する。本実施例では、中間転写体8は、無端状のベルトである。また、画像形成装置100は、電圧が印加されて転写部N1において像担持体1から中間転写体8へとトナー像を転写させる転写手段5を有する。そして、この画像形成装置100は、中間転写体8の移動方向において転写部N1よりも上流で中間転写体8に当接し中間転写体8の移動に伴い中間転写体上のトナーを掻き取る当接部材21を有する。また、この画像形成装置100は、中間転写体8の移動方向において転写部N1よりも上流、かつ、当接部材21よりも下流で中間転写体上のトナーを帯電させる帯電手段23を有する。さらに、この画像形成装置100は、帯電手段23に電圧を印加する電源60を有する。
より詳細には、帯電手段23により帯電させられたトナーは、転写部N1において転写手段5に印加される電圧の作用により中間転写体8から像担持体1に転移させられる。特に、本実施例では、帯電手段23は、中間転写体上のトナーを、像担持体1から中間転写体8に転写されるトナーの帯電極性とは逆極性に帯電させる。そして、帯電手段23により帯電させられたトナーは、転写部N1において転写手段5に印加される電圧の作用により上記転写と同時に中間転写体8から像担持体1に転移させられる。
好ましくは、当接部材21は、ブレード状の部材である。また、好ましくは、帯電手段23は、中間転写体8に当接する帯電部材であり、この帯電部材23は、中間転写体8の移動に伴い中間転写体8を摺擦しつつ、当接部材21と中間転写体8との当接部を通過したトナーを帯電させる。そして、好ましくは、帯電部材23の電気抵抗は、帯電部材23と中間転写体8とが接触する部分における中間転写体8の電気抵抗よりも小さい。好ましくは、帯電部材23は、ブラシ状の部材である。また、好ましくは、電源60は、放電閾値以上の電圧を帯電手段23に印加する。
以上、本実施例によれば、中間転写ベルト8の移動方向において上流側にベルトクリーニングブレード21を配置し、中間転写ベルト8上のトナーの大半を掻き取る。そして、微量のすり抜けトナーを、中間転写ベルト8の移動方向において下流側に配置した低抵抗の導電性ブラシ23を用いて帯電させる。これにより、導電性ブラシ23に回収されるトナーを最小限にすることができ、トナー吐き出しによるダウンタイムを大幅に低減することが可能となる。
実施例2
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は実施例1のものと同じである。したがって、本実施例の画像形成装置において実施例1のものと同一又はそれに相当する要素には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
本実施例の特徴としては、中間転写ベルト8の表層にコート層を設けること、及び導電性ブラシ23が中間転写ベルト8における重力方向下方を向いている面(下面)の上のトナーを帯電させるように配置されていることが挙げられる。以下、詳しく説明する。
図9は、本実施例における中間転写ベルト8の層構成を示す。本実施例では、中間転写ベルト8は、基層81と、コート層82と、からなる2層構成である。本実施例では、基層81は、ポリエステルを主成分とする材料で構成され、厚さは70μmである。そして、コート層82は、基層81の表面に、厚さ2μmのアクリル樹脂塗料を塗布することで形成されている。コート層(樹脂硬化層)82は、中間転写ベルト8に平滑度の高い表面を提供する。
中間転写ベルト8の体積抵抗率は、コート層82が形成された状態で実施例1と同様の1×1010Ω・cmとなる。そして、導電性ブラシ23と接触する部分における中間転写ベルト40の抵抗値Riについても、実施例1と同様のRi=6.2×106Ωとなる。
コート層82は、基層81に比べて膜厚が薄いため、中間転写ベルト8の抵抗値Riに与える影響は小さい。しかし、必要に応じて、カーボンブラックなどの導電剤を添加して、電気抵抗を調整してもよい。また、コート層82の厚さについては、平滑性及び製造上の観点より、0.5〜4.0μmの範囲が好ましい。
なお、基層81の材料は、本実施例のものに限定されるものではない。例えば、熱可塑性樹脂であれば、次のような他の材料を使用してもよい。例えば、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリアリレート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)などの
材料及びこれらの混合樹脂である。
また、コート層82として基層82に塗布する樹脂の材料としては、本実施例のものに限定されるものではなく、例えば、ポリエステル、ポリエーテル、ポリカーボネート、ポリアリレート、ウレタン、シリコーン、フッ素樹脂などの材料を使用しても良い。
また、基層81は、単層であっても多層であってもよく、基層81の上にコート層82が設けられ、このコート層81がトナーを担持する中間転写ベルト8の表層を構成すればよい。
本実施例では、中間転写ベルト8の表層にコート層81を設けることで、製造時に生じてしまうことのある基層81の凹凸をレベリングすることができる。そのため、中間転写ベルト8の表面の平滑度を高くすることができる。コート層82の表面の平滑度は、コート層82を設けない場合の基層81の表面の平滑度よりも高ければ(すなわち、より凹凸を小さければ)よい。具体的には、JIS(‘01)Rz値で、0.1〜0.7の範囲であることが好ましく、0.3〜0.5の範囲であることがより好ましい。
中間転写ベルト8の表層の平滑度が向上すると、ベルトクリーニングブレード21と中間転写ベルト8の表面の凹凸部との密着性を高めることができる。そのため、すり抜けトナーの量が少なくなる。
また、本実施例では、導電性ブラシ23は、中間転写ベルト8における重力方向下方を向いている面(下面)の上のトナーを帯電させるように配置されている。本実施例では、実施例1のものと実質的に同じ構成の導電性ブラシ23が、中間転写ベルト8における重力方向下方を向いている面(下面)に当接して配置されている。
ここで、中間転写ベルト8の下面とは、画像形成装置100が使用可能な状態で、中間転写ベルト8の表面(トナー像を担持する面)のうち、重力方向の下方を向いている位置における表面である。つまり、中間転写ベルト8の下面とは、画像形成装置100が使用可能な状態で、水平方向よりも少なくとも下方を向いていればよい。図10に示すように、本実施例では、中間転写ベルト8の下面とは、テンションローラ10の回転中心を通る水平(鉛直方向に対して垂直)な面(図10中の破線)よりも重力方向下側に位置する中間転写ベルト8の表面である。ただし、後述する効果をより顕著に得るためには、上記トナーの帯電処理を行う位置の中間転写ベルト8の面(下面)の法線方向と重力方向とのなす角度(図10中のα)は、0度(重力方向真下を向く)〜45度であることが好ましい。
このように導電性ブラシ23を中間転写ベルト8の下面の上のトナーを帯電させるように配置することで、導電性ブラシ23がすり抜けトナーを物理的に散らす効果が向上し、より均一にすり抜けトナーを帯電させることができる。すり抜けトナーは、ベルトクリーニングブレード21を通過する際に、ベルトクリーニングブレード21によって中間転写ベルト8に押し固められ、散らされにくくなっていることがある。そのため、導電性ブラシ23を本実施例のように配置することが有効となる。
つまり、導電性ブラシ23を中間転写ベルト8の下面の上のトナーを帯電させるように配置すると、すり抜けトナーが受ける重力の方向が、中間転写ベルト8から落下する方向となる。そのため、導電性ブラシ23の毛先がすり抜けトナー部に接触した際に、すり抜けトナーをより散らせやすくなる。その結果、すり抜けトナーが複層の高さとなっており、そのままでは下層のトナーを帯電させることが困難な状態でも、導電性ブラシ23の散らし効果によって、略1層の高さに揃えつつ帯電させることができる。そのため、静電クリーニングを実現するのに適した正電荷を付与することが可能となる。したがって、本実施例では、導電性ブラシ23の毛先に付着する負極性のすり抜けトナーも正極性に帯電させやすくなる。
このように、本実施例では、帯電手段23は、中間転写体8における重力方向下方を向いている面の上のトナーを帯電させる。また、本実施例では、中間転写体8は、単層又は多層で構成された基層81と、基層上に設けられ中間転写体8の表層を構成するコート層82と、を有する多層ベルトである。
以上、本実施例によれば、実施例1と同様の効果が得られると共に、中間転写ベルト8の表面にコート層82を設けることで、すり抜けトナー量を減らすことができる。また、本実施例によれば、導電性ブラシ23を中間転写ベルト8の下面の上のトナーを帯電させるように配置することで、すり抜けトナーをより散らすことができ、すり抜けトナーをより均一に帯電させることができる。したがって、本実施例によれば、導電性ブラシ23に付着するすり抜けトナーの量をより一層減らすことができる。
なお、本実施例にて説明した、中間転写ベルト8にコート層82を設ける構成と、中間転写ベルト8の下面上のトナーを帯電させる構成とは、それぞれ単独で実施例1の構成と組み合わせてもよい。
その他の実施例
以上、本発明を具体的な実施例に即して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
例えば、上述の実施例では、ブラシからのトナーの吐き出しは行わないものとしたが、例えばキャリブレーションの後などにこれを実施してもよい。この場合でも、本発明によれば、トナー吐き出しの頻度やトナー吐き出しにかかる時間などを十分に低減して、ダウンタイムを十分に低減することができる。導電性ブラシからのトナーの吐き出し動作は、例えば、次のようにして行えばよい。すなわち、高圧電源から導電性ブラシに通常のクリーニング時とは逆極性(上述の実施例の構成であれば負極性)の電圧を印加して、導電性ブラシ内に回収された負極性のトナーを中間転写ベルト上に転移させる。そして、例えば第1の画像形成部の1次転写ローラに1次転写工程時とは逆極性(上述の実施例の構成であれば負極性)の電圧を印加することで、導電性ブラシから吐き出されたトナーを中間転写ベルトから感光ドラムに転移させて、ドラムクリーナにより回収する。
1 感光ドラム
5 1次転写ローラ
8 中間転写ベルト
11 2次転写ローラ
21 ベルトクリーニングブレード
23 導電性ブラシ
60 高圧電源

Claims (13)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体からトナーが転写される移動可能な中間転写体と、
    電圧が印加されて転写部において前記像担持体から前記中間転写体へとトナー像を転写させる転写手段と、
    を有する画像形成装置において、
    前記中間転写体の移動方向において前記転写部よりも上流で前記中間転写体に当接し前記中間転写体の移動に伴い前記中間転写体上のトナーを掻き取る当接部材と、
    前記中間転写体の移動方向において前記転写部よりも上流、かつ、前記当接部材よりも下流で前記中間転写体上のトナーを帯電させる帯電手段と、
    前記帯電手段に電圧を印加する電源と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記電源は、放電閾値以上の電圧を前記帯電手段に印加することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記当接部材は、ブレード状の部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記帯電手段は、前記中間転写体に当接する帯電部材であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記帯電部材は、前記中間転写体の移動に伴い前記中間転写体を摺擦しつつ、前記当接部材と前記中間転写体との当接部を通過したトナーを帯電させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記帯電部材の電気抵抗は、前記帯電部材と前記中間転写体とが接触する部分における前記中間転写体の電気抵抗よりも小さいことを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記帯電部材の電気抵抗は1×101〜105Ω、前記帯電部材と前記中間転写体とが接触する部分における前記中間転写体の電気抵抗は1×106〜108Ωであることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記帯電部材は、ブラシ状の部材であることを特徴とする請求項4〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記帯電手段は、前記中間転写体における重力方向下方を向いている面の上のトナーを帯電させることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記中間転写体は、無端状のベルトであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記中間転写体は、単層又は多層で構成された基層と、前記基層上に設けられ前記中間転写体の表層を構成するコート層と、を有する多層ベルトであることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記帯電手段により帯電させられたトナーは、前記転写部において前記転写手段に印加される電圧の作用により前記中間転写体から前記像担持体に転移させられることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記帯電手段は、前記中間転写体上のトナーを、前記像担持体から前記中間転写体に転写されるトナーの帯電極性とは逆極性に帯電させ、前記帯電手段により帯電させられたトナーは、前記転写部において前記転写手段に印加される電圧の作用により前記転写と同時に前記中間転写体から前記像担持体に転移させられることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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