JP4557379B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばプリンタや複写機などとされる電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子写真方式によるカラー画像形成装置の普及に伴い、カラー画像の高品質化に対する要求に加え、カラー出力の高速化に対する要求が高まってきている。この要求に応えるために、画像形成方式にいくつかの提案がなされているが、その中でタンデム型と称される、イエロー(以下、「Y」と記す)トナー、マゼンタ(以下、「M」と記す)トナー、シアン(以下、「C」と記す)トナー、およびブラック(以下、「Bk」と記す)トナーの画像をそれぞれドラム状の像担持体上に形成し、転写材担持体である転写ベルトによって搬送される転写材に対し、それぞれの転写手段によって順次転写を行い、最後に定着を行うカラー画像形成方式がある。
【0003】
図5に、従来のタンデム型カラー画像形成装置の一例を示す。
【0004】
像形成動作がスタートすると、像担持体である感光ドラム101Y、101M、101C、101Bkや転写材担持体である転写ベルト114などが所定のプロセス速度で矢印方向に回転を始める。Yの画像形成ステーションPaにおいて、感光ドラム101Yは帯電ローラ102Yによって一様に負極性に帯電され、露光装置111Yからの走査ビーム112Yによって画像情報に従った静電潜像が形成される。
【0005】
静電潜像は、現像手段である現像ユニット108Yで、負極性に帯電された現像剤(トナー)によって現像され、Yのトナー像すなわち現像剤像が形成される。
【0006】
一方、転写材カセット115に積載されている転写材Pは、レジストローラ119まで搬送されて、ここで感光ドラム101Y上のトナー像に同期をとられて更に転写ベルト114上に搬送される。
【0007】
転写材Pが転写ベルト114によって第1色目の転写部に搬送されると、感光ドラム101Y上のトナー像が転写バイアス電源122Yから正極性の転写バイアスが印加された転写手段としての転写ローラ104Yによって転写材P上に転写される。
【0008】
転写材Pが転写ベルト114によって搬送されていくのに同期して、下流側の画像形成ステーションPb〜Pdによって、M、C、Bkのトナー像が形成され、各色のトナー像は、更に、転写バイアス電源122M、122C、122Bkから正極性のバイアスが印加された転写ローラ104M、104C、104Bkによって転写材Pにそれぞれ重ねて転写される。なお、画像形成ステーションPb、Pc、Pdは上記上述した画像形成ステーションPaと同一構成を備えており、トナーの色のみが相違している。
【0009】
Y、M、C、Bkのトナー像が転写された転写材Pは転写ベルト114から分離されて定着装置121へと搬送され、ここで、トナー像が溶融固着されてカラー画像が得られる。
【0010】
感光ドラム101Y、101M、101C、101Bk上に残留したトナーはファーブラシ、ブレードなどのクリーニング装置109Y、109M、109C、109Bkによって除去され、廃トナー容器110Y、110M、110C、110Bkに収容される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述したようなカラー画像形成装置においては、トナー像形成は常に転写材上に行われるため、転写ベルトがトナーで汚れることはない。ところが、かぶりトナーがある場合や給紙ジャムによって転写材が搬送されていないのに画像形成を行ってしまった場合、あるいは指定された転写材と画像の大きさが異なっていた場合には転写ベルト上に画像がそのまま形成されてしまう。
【0012】
また、カラー画像形成装置本体が画像濃度制御を行うために試験的に転写ベルト上にトナー像を形成することもあり、このような場合には転写ベルトのクリーニングを行わないと次の画像が転写される転写材に裏汚れを引き起こしてしまう。
【0013】
そこで、ブレードやブラシなどを使って転写ベルト上のトナーをクリーニングする方法が考えられるが、これは転写ベルトに摺擦傷を付けてしまい正常な転写ができなくなって画像不良を発生させる原因になる。また、ブレードやブラシなどによって回収された廃トナーを貯めておく廃トナー容器が新たに必要になり、カラー画像形成装置本体のスペースを圧迫する上にコストアップを招いてしまう。
【0014】
このような問題は、感光ドラム上に形成したトナー画像を中間転写体に一次転写し、更に、転写材に二次転写する方式の画像形成装置においても同様である。
【0015】
従って、本発明の主な目的は、新たな部材を追加することなく、効果的に転写材担持体上の現像剤をクリーニングでき、かつクリーニング中に転写材担持体へ与えるダメージを最小限に抑えることのできる画像形成装置を提供することである。
【0016】
本発明の他の目的は、新たな部材を追加することなく、効果的に中間転写体上の現像剤をクリーニングでき、かつクリーニング中に中間転写体へ与えるダメージを最小限に抑えることのできる画像形成装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、現像剤像が形成される像担持体と、転写材を搬送する移動可能な無端状の転写材担持ベルトと、前記像担持体上の現像剤像を前記転写材担持ベルト上に担持された転写材に転写する転写手段と、前記転写手段にバイアスを印加する転写バイアス電源と、を有し、前記転写手段に前記転写バイアス電源がクリーニングバイアスを印加することで前記転写材担持ベルト上に付着した現像剤を前記転写材担持ベルトから前記像担持体に逆転写させてクリーニングするクリーニングモードを実行可能な画像形成装置において、
前記クリーニングモードは、所定の転写ベルトクリーニングタイミングで実行されるものであり、前記クリーニングモードは、前記転写材担持ベルトの表面移動速度と前記像担持体の表面移動速度とが略等速である第1のクリーニングモードと、前記転写材担持ベルトの表面移動速度と前記像担持体の表面移動速度とが異なっている第2のクリーニングモードと、を有し、前記第2のクリーニングモードは、前記転写材担持ベルト上に付着した現像剤の量が多いと予想される場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングのみで実行され、前記第1のクリーニングモードは、前記転写材担持ベルト上に付着した現像剤の量が少ないと予想される場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングで実行されことを特徴とする画像形成装置である。
【0018】
本発明による一実施態様によると、前記第2のクリーニングモードは、前記転写材担持ベルトの表面移動速度と前記像担持体の表面移動速度との速度差が3%を超える。
【0019】
本発明による他の実施態様によると、前記転写材担持ベルト上に付着した現像剤の量が多いと予想される場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングとは、転写材の搬送異常が発生した場合の前記転写ベルトクリーニングタイミング、又は、前記転写材担持ベルト上にトナー像の濃度や位置を検知するためのテスト用のトナー像を形成した場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングである。
【0020】
本発明による他の実施態様によると、前記転写材担持ベルト上に付着した現像剤の量が少ないと予想される場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングとは、プリントジョブが正常に終了した場合の前記転写ベルトクリーニングタイミング、又は、前記装置本体の電源を遮断した後に再び装置本体の電源を投入した場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングである。
本発明による他の実施態様によると、前記像担持体は複数の像担持体であり、前記転写手段は複数の転写手段であり、前記クリーニングモードを実行する場合、前記複数の転写手段には、前記転写バイアス電源によってトナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加される転写手段と、前記転写バイアス電源によってトナーの帯電極性と同極性の電圧が印加される転写手段がある
【0021】
本発明による他の態様によると、現像剤像が形成される像担持体と、移動可能な無端状の中間転写ベルトと、前記像担持体上の現像剤像を前記中間転写ベルトに転写する転写手段と、前記転写手段にバイアスを印加する転写バイアス電源と、を有し、前記転写手段に前記転写バイアス電源がクリーニングバイアスを印加することで前記中間転写ベルト上に付着した現像剤を前記中間転写ベルト上から前記像担持体に逆転写させてクリーニングするクリーニングモードを実行可能な画像形成装置において、
前記クリーニングモードは、所定の転写ベルトクリーニングタイミングで実行されるものであり、前記クリーニングモードは、前記中間転写ベルトの表面移動速度と前記像担持体の表面移動速度とが略等速である第1のクリーニングモードと、前記中間転写ベルトの表面移動速度と前記像担持体の表面移動速度とが異なっている第2のクリーニングモードと、を有し、前記第2のクリーニングモードは、前記中間転写ベルト上に付着した現像剤の量が多いと予想される場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングのみで実行され、前記第1のクリーニングモードは、前記中間転写ベルト上に付着した現像剤の量が少ないと予想される場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングで実行されことを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0022】
本発明による一実施態様によると、前記第2のクリーニングモードは、前記中間転写ベルトの表面移動速度と前記像担持体の表面移動速度との速度差3%を超える。
【0023】
本発明による他の実施態様によると、前記中間転写ベルト上に付着した現像剤の量が多いと予想される場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングとは、転写材の搬送異常が発生した場合の前記転写ベルトクリーニングタイミング、又は、前記前記中間転写ベルト上にトナー像の濃度や位置を検知するためのテスト用のトナー像を形成した場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングである。
【0024】
本発明による他の実施態様によると、前記中間転写ベルト上に付着した現像剤の量が少ないと予想される場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングとは、プリントジョブが正常に終了した場合の前記転写ベルトクリーニングタイミング、又は、装置本体の電源を遮断した後に再び装置本体の電源を投入した場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングである。
【0025】
本発明による他の実施態様によると、前記像担持体は複数の像担持体であり、前記転写手段は複数の転写手段であり、前記クリーニングモードを実行する場合、前記複数の転写手段には、前記転写バイアス電源によってトナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加される転写手段と、前記転写バイアス電源によってトナーの帯電極性と同極性の電圧が印加される転写手段がある
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0027】
実施例1
本発明の第1実施例について図1〜図3により説明する。まず、本実施例のカラー画像形成装置について図1により説明する。
【0028】
同図において、本実施例のカラー画像形成装置は、4つの画像形成手段としての第1、第2、第3、第4の画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pdが転写材担持体である転写ベルト14の移動方向に沿って並置されている。
【0029】
転写ベルト14は4個のローラ13a、13b、13c、13dに張架され、矢印方向に回転し、転写材Pの搬送を行う。転写ベルト14としては、厚さ50〜300μm、体積抵抗率109〜1016Ω・cm程度のPVdP(ポリフッ化ビニリデン)、ポリアミド、ポリイミド、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネートなどの樹脂材料や厚さ0.5〜2mm、体積抵抗率109〜1016Ω・cm程度のクロロプレーンゴム、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体)、NBR(ニトリルブタジエンゴム)、ウレタンゴムなどのゴム材料が用いられる。
【0030】
また、場合によっては、これらの材料にカーボン、ZnO、SnO2、TiO2などの導電性充填材料を分散させて、体積抵抗率を107〜1011Ω・cm程度に調整することもある。
【0031】
第1〜第4の画像形成ステーションPa〜Pdは、同一構造を備えているが、異なる色、すなわち、イエローY、マゼンタM、シアンC、およびブラックBkのトナー(現像剤)による画像を形成する点で相違している。
【0032】
第1〜第4の画像形成ステーションPa〜Pdは、それぞれ、像担持体である感光ドラム1Y、1M、1C、1Bk、帯電ローラ2Y、2M、2C、2Bk、クリーナ9Y、9M、9C、9Bk、廃トナー容器10Y、10M、10C、10Bkを含むドラムユニットと、現像スリーブ5Y、5M、5C、5Bk、現像剤塗布ローラ6Y、6M、6C、6Bk、および現像剤塗布ブレード7Y、7M、7C、7Bkを含み、イエローの現像剤(トナー)3Y、マゼンタのトナー3M、シアンのトナー3C、ブラックのトナー3Bkを収容した現像ユニット8Y、8C、8M、8Bkと、露光装置11Y、11C、11M、11Bkとから構成され、ドラムユニットおよび現像ユニット8Y、8C、8M、8Bkは一体型のプロセスカートリッジとして構成されている。
【0033】
露光装置11Yは、レーザー光を多面鏡によって走査させるスキャナユニットあるいはLEDアレイから構成され、画像信号に基づいて変調された走査ビーム12Yを感光ドラム1Y上に照射する。
【0034】
転写ベルト14を挟んで感光ドラム1Y、1M、1C、1Bkに対向するように転写手段としての転写ローラ4Y、4M、4C、4Bkが設けられており、それぞれ転写バイアス電源23Y、23M、23C、23Bkに接続されている。
【0035】
転写ローラ4Y〜4Bkは、例えば金属の芯金を体積抵抗率105〜108Ω・cmに調整したEPDM、ウレタンゴム、NBRなどの弾性体で覆った構成を用いることができる。
【0036】
なお、図1において、各画像形成ステーションPa〜Pdの構成部材を示す符号の添え字Y、M、C、Bkは上記トナーの色を表している。
【0037】
画像形成動作がスタートすると、感光ドラム1Y〜1Bkや転写ベルト14などは所定のプロセス速度で矢印方向に回転を始める。感光ドラム1Yは帯電ローラ2Yによって一様に負極性に帯電され、露光装置11Yからの走査ビーム12Yによって画像情報に従った静電潜像が形成される。
【0038】
現像ユニット8Y内のトナー3Yは現像剤塗布ブレード7Yによって負極性に帯電されて現像スリーブ5Yに塗布される。そして、感光ドラム1Yが回転して感光ドラム1Y上に形成された静電潜像が現像スリーブ5Yに到達すると、反転現像法により負極性のトナーによって可視化され感光ドラム1Y上にはYのトナー像(現像剤像)が形成される。
【0039】
一方、転写材カセット15に積載されている転写材Pは、半月給紙ローラ16によってピックアップされ、シート材分離ローラ17によって1枚ごとに分離されて、搬送ローラ18によってレジストローラ19にまで搬送される。転写材Pは、感光ドラム1Y上のトナー像に同期してレジストローラ19によって転写ベルト14上に搬送される。
【0040】
転写材Pは、吸着ローラ20とローラ13aとの間の電圧印加によって転写ベルト14に静電吸着され、続いて感光ドラム1Y上のトナー像が正極性の転写バイアスが印加された転写ローラ4Yによって転写材P上に転写される。転写材Pが転写ベルト14によって搬送されていくのに同期して、第2〜第4の画像形成ステーションPb〜Pdによって、M、C、Bkのトナー像が形成され、更に、転写ローラ4M、4C、4Bkによって転写材Pに転写される。
【0041】
Y、M、C、Bkのトナー像が転写された転写材Pは転写ベルト14から分離されて定着装置21へと搬送され、ここで、トナー像が溶融固着されてカラー画像が得られる。
【0042】
感光ドラム1Y、1M、1C、1Bk上に残留したトナーはファーブラシ、ブレードなどのクリーング装置9Y、9M、9C、9Bkによって除去され、廃トナー容器10Y、10M、10C、10Bkに収容される。
【0043】
図1に示すように、本実施例の転写バイアス電源23Y、23M、23C、23Bkは、転写材Pの搬送方向における最上流側と最下流側、つまり第1色(Y)用と、第4色(Bk)用の転写バイアス電源23Y、23Bkが通常の画像形成用である正極性のバイアスを発生し、これら第1、第4転写バイアス電源23Y、23Bkに挟まれた第2色(M)用、第3色(C)用の転写バイアス電源23M、23Cは正負両極性のバイアスを発生可能とされている。
【0044】
この構成において、プリントジョブ終了後や画像濃度制御終了後、ジャム処理後、電源投入時など、所定の転写ベルトクリーニングタイミングになると、第1、第4色目の転写ローラ4Y、4Bkには転写バイアス電源23Y、23Bkから正極用のバイアス+1.5kVが印加され、一方、第2色目、第3色目の転写ローラ4M、4Cには転写バイアス電源23M、23Cから負極性のバイアス−1.5kVが印加される。
【0045】
転写ベルト14上のトナーは、主に正規の帯電極性である負極性のトナーが多いが、中には反対の帯電極性の正極性に反転してしまったトナーや無極性のトナーも存在する。そこでまず、第1色目の転写ローラ4Yに転写時の極性である正極性のバイアスを印加し、正極性になってしまっているトナーを感光ドラム1Yに逆転写させてクリーナ9Yにより回収するとともに、転写ベルト14上のトナーを正規の帯電極性である負極性に帯電させる。この負極性への帯電のメカニズムは以下のように考えられる。図2は転写ベルトクリーニング中の第1色目の転写ニップの拡大説明図を表す。転写ベルトクリーニング中は感光ドラム1Yには潜像は形成されることなく転写ニップにおける感光ドラム1Yの表面電位は負極性に帯電された時のままである。すると感光ドラム1Yの負極性の表面電位と正極性のバイアスが印加された転写ローラ4Yとの間の電位差が放電閾値を超えてしまい、転写ニップ内で放電が発生する。この時、発生した正電荷と負電荷はそれぞれ感光ドラム1Y表面の負電位と転写ベルト14に印加される正電位にひかれて移動していき、正電荷は感光ドラム1Y表面へ、負電荷は転写ベルト14および転写ベルト14上のトナーへと到達する。そして、トナーへと到達した負電荷は正極性に反転していたトナーや無極性のトナーを負極性に帯電することになる。
【0046】
つぎに、第2色目の転写位置において、転写ローラ4Mから負極性のバイアスを印加することにより、第1色目を通過した負極性のトナーを第2色目の感光ドラム1Mに逆転写させてクリーナ9Mにより回収する。ここで回収しきれなかったトナーは、正極性、または無極性、または負極性のいずれかになっている。
【0047】
そこで、第3色目の転写位置では、転写ローラ4Cから負極性のバイアスを印加することにより、第2色目で回収されなかったトナーのうち負極性のトナーを感光ドラム1Cに逆転写させてクリーナ9Cにより回収する。このとき、正極性、または無極性、または負極性であるが帯電量が少なかったために感光ドラム1Cに逆転写されなかったトナーは正極性に帯電される。この正極性への帯電のメカニズムも上述の負極性の帯電へのメカニズムと同様にして説明することができる。
【0048】
そこで、第4色目で転写ローラ4Bkに正極性のバイアスを印加することにより、転写ベルト14上に残っている正極性のトナーを感光ドラム1Bkに逆転写してクリーナ9Bkによって回収する。これにより、転写ベルト14上のトナークリーニングを完了する。
【0049】
本実施例では更に、転写ベルト14上のトナークリーニングを行う時に転写ベルト14の各転写部での周速と各感光ドラム1Y〜1Bkの各転写部での周速とがほぼ等速である第1の転写ベルトクリーニングモード(以下、「クリーニングモード」という)と、転写ベルト14上のトナークリーニングを行う時に転写ベルト14の周速が各感光ドラム1Y〜1Bkの周速よりも約10%速くなる第2のクリーニングモードと、に制御手段としてのCPUにより切替え制御を行う。
ただし、第1のクリーニングモードでは転写ベルト14の周速と感光ドラム1Y〜1Bkの周速は構成部品の機械的精度のばらつきために完全に一致しない。また、転写性、搬送性の安定を高めるために若干の周速差を設けることもあるため実際には0〜±3%程度の周速差があるがここでは実質的には等速とみなす。また、上記に限らず、各感光ドラムの周速を転写ベルトの周速よりも10%速くしても良い。
【0050】
一般に感光ドラムと転写ベルトとの間に周速差をつけると、転写ベルト上のトナーがその周速差によって発生する摩擦力によって強制的に移動させられることになり、転写ベルトとトナーとのファンデルワールス力の影響が弱められ、トナーが電界の影響をより強く受けるようになるために、クリーニング能力が飛躍的に向上する。従って、第2のクリーニングモード2は、第1のクリーニングモード1に比べてより強力なクリーニング性能を発揮する。
【0051】
ここで、図3に、感光ドラムの周速に対する転写ベルトの周速差と、転写ベルト上にMのベタ画像を形成した後、上記トナークリーニングを行なった後の転写ベルト上に残留するトナー濃度との関係を示す。図3における転写ベルト上に残留するトナー濃度のボーダー(BORDER)ラインは、実用に耐えうるしきい値を表し、ボーダーライン以下であるならば、クリーニングは良好に行われていることになる。
【0052】
このことから、転写ベルト上のトナーのクリーニングを効率よく行うには感光ドラムと転写ベルトとの周速差を少なくとも+6%以上(転写ベルトの周速が感光ドラムの周速よりも速い)、または−3%以下(転写ベルトの周速が感光ドラムの周速よりも遅い)以下にすることが好ましい。
【0053】
そこで、クリーニング時間が短縮できる利点と、より良好なクリーニング性能を得るために本実施例では+10%に設定した。なお、感光ドラムと転写ベルトに周速差があれば、つまり、周速差が3%を超えれば、周速差によるトナークリーニング性は改善される。また、M以外の色のトナーについても同様なことが成り立つ。
【0054】
このように良好なクリーニング性能が得られる一方、周速差をつけると転写ベルトと感光ドラムとが互いに摺擦し合うことになるため、互いの表面を削ってダメージを与え合ってしまうおそれがある。
【0055】
そこで、プリントジョブが正常に終了した時やプリントジョブ正常終了後に電源を遮断したのち再び電源を投入する時のような転写ベルト上のトナーがかぶりトナー程度の極微量と予想される時には第1のクリーニングモードを実行する。
一方、感光ドラム上に形成するトナー像の濃度を制御するための濃度制御モードや色ずれ制御モードにおいて、転写ベルト14の上側近傍に配設されたセンサで、感光ドラムから転写ベルト14上に転写されたテスト用のトナー像の濃度や位置(検知タイミング)を検知した後や、感光ドラム上にトナー像の形成を行った後に転写材がジャムで搬送されなかった時などのように転写ベルト14上に多量のトナーが転写されていると予想される時には第2のクリーニングモードを実行するようにして、必要とされるクリーニング能力に応じてクリーニングモードが切り替えられるようにした。
【0056】
上記のように本実施例によれば、転写ベルト上のトナーを感光ドラムに逆転写させてクリーニングする時に、転写ベルトの表面移動速度と感光ドラムの表面移動速度とが略等速である第1のクリーニングモードと、表面移動速度の異なる第2のクリーニングモードとのいずれかを、所定の条件、すなわち、転写ベルト上の予測トナー量によって選択して実行することにより、転写ベルト上のトナーを効果的にクリーニングできるとともに、転写ベルト更には感光ドラムへのダメージを最小限に抑えることができる。
【0057】
実施例2
つぎに、本発明の第2実施例について図4により説明する。なお、前出の部材と同一部材には同一符号を付し説明を省略する。
【0058】
図4に示すように、本実施例のカラー画像形成装置は、第1実施例の転写ベルトに対応する部材として中間転写体25を備えており、第1実施例における第1〜第4画像形成ステーションPa〜Pd、転写ローラ4Y〜4Bk、および転写バイアス電源23Y〜23Bkは同様の構成を有している。
【0059】
本実施例の中間転写体25は、無端回動するベルト体であり、厚さ50〜300μm、体積抵抗率109〜1016Ω・cm程度のPVdF、ポリアミド、ポリイミド、PET、ポリカーボネートなどの樹脂材料や厚さ0.5〜2mm、体積抵抗率109〜1016Ω・cm程度のクロロプレーンゴム、EPDM、NBR(ニトリルブタジエンゴム)、ウレタンゴムなどのゴム材料が用いられる。
【0060】
また、場合によっては、これらの材料にカーボン、ZnO、SnO2、TiO2などの導電性充填材料を分散させて、体積抵抗率を107〜1011Ω・cm程度の調整することもある。そして、このベルト体が駆動ローラ13a、従動ローラ13b、および転写対向ローラ13cに張架されている。
【0061】
第1〜第4画像形成ステーションPa〜Pdにて各感光ドラム1Y〜1Bkに形成された各色のトナー像は中間転写体25の移動に伴い中間転写体25上に重ね転写される。
【0062】
一方、転写材Pが、中間転写体25へのカラー画像形成と同期して給紙カセット15から給送ローラ17、搬送ローラ対18およびレジストローラ対19を介して転写部T2へと搬送される。
【0063】
転写部T2では、転写ローラ26が中間転写体25に圧接しており、転写材Pが中間転写体25と転写ローラ26間を通過する際に転写バイアスを印加することで、中間転写体25に一次転写されたトナー像が転写材Pへ二次転写する。
【0064】
転写材Pは、定着装置21に搬送されてトナー像が溶融固着され、カラー画像が得られる。
【0065】
一般に中間転写体方式のカラー画像形成装置では二次転写効率が100%となることはなく、どうしてもプリントジョブ終了時には中間転写体上にはわずかにトナーが残ってしまう。更に、中間転写体上には画像濃度制御のためのトナー像を形成したり、ジャムが発生した場合には、トナー像がそのまま残ってしまう。
【0066】
そのため、二次転写位置の下流側に中間転写体クリーニングローラと呼ばれる転写ローラと同様のローラを配置し、それにバイアスを印加することで中間転写体上に残ったトナーを特定の極性(例えば正極性)に帯電させて感光ドラムに回収する方法が採られたりするが、第1実施例にて説明した本発明を適用することによっても中間転写体上の残トナーをクリーニングすることが可能である。
【0067】
すなわち、上記構成において、第1実施例と同様に、プリントジョブ終了後や画像濃度制御終了後、ジャム処理後、電源投入時など、所定の中間転写ベルトクリーニングタイミングになると、第1、第4色目の転写ローラ4Y、4Bkには転写バイアス電源23Y、23Bkから正極用のバイアス+1.5kVが印加され、一方、第2色目、第3色目の転写ローラ4M、4Cには転写バイアス電源23M、23Cから負極性のバイアス−1.5kVが印加される。
【0068】
このクリーニング時に、中間転写体25の周速と感光ドラム1Y〜1Bkの周速とが等速である第1の中間転写体クリーニングモード(以下、「クリーニングモード」という)と、中間転写体25上のトナークリーニングを行う時に中間転写体25の周速が感光ドラム1Y〜1Bkの周速よりも+10%速くなる第2のクリーニングモード2を設定する。ただし、第1のクリーニングモードでは中間転写体25の周速と感光ドラム1Y〜1Bkの周速は構成部品の機械的精度のばらつきのため完全には一致しない。また、転写性、走行性の安定を高めるため若干の周速差を設けることもあるため実際には0〜±3%程度の周速差がここでは実質的に等速とみなす。
【0069】
そして、プリントジョブが正常に終了した時やプリントジョブ正常終了後に電源を遮断したのち再び電源を投入する時のような中間転写体25上のトナーが極微量と予想される時には第1のクリーニングモードを実行する。一方、中間転写体25上に画像濃度制御などのためにトナー像を形成した時や、中間転写体上25上にトナー像を転写後に転写材がジャムで搬送されなかった時などのように中間転写体25上に多量のトナーが転写されていると予想される時には第2のクリーニングモードを実行するようにした。
【0070】
一般に中間転写体方式のカラー画像形成装置では中間転写体25上にトナー像を形成するため中間転写体表面が摺擦によって削れてトナー融着が発生したり摺擦傷が増えると中間転写体上に適切な画像が形成されなくなり、画像品位が大きく損なわれるおそれがある。
【0071】
そのため、本実施例のように、必要とされるクリーニング能力に応じてクリーニングモードが切り替えられるようにすることにより中間転写体上のトナーを効果的にクリーニングできるとともに中間転写体、更には感光ドラムへ与えるダメージを最小限に抑えることができる。
【0072】
なお、本発明に係る画像形成装置は上記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲で種々に変更可能である。すなわち、転写手段は、転写ローラではなく、転写ブレードや転写ブラシ、コロナ帯電器などの他のものでもよく、色の順番も任意でかまわない。また、転写バイアスや感光ドラムの帯電電位も変えてもよく、4色ともそれぞれ異なる値にしてもかまわない。上記各実施例では周速差10%としたがプロセス速度や感光ドラム径、バイアス設定などにより周速差の最適値は変わる。上記各実施例の周速差はクリーニング時間が短縮されることから転写ベルトや中間転写体の周速を感光ドラムの周速よりも速くしたが、転写ベルトや中間転写体の周速を感光ドラムの周速よりも遅くすることで周速差をもたせてもよい。更に、画像データを基に転写ベルトや中間転写体上に残っているトナー量を予測し、それに応じて第1のクリーニングモードと第2のクリーニングモードとの切り替えを行うような抑制をしてもよい。
【0073】
なお、上記実施例では、クリーニングモードが2つの場合について説明したが、更に周速差の異なるクリーニングモードを設け、予想される残留トナー量に応じてクリーニングモードを細かく切り替える構成としてもよい。
【0074】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の画像形成装置によれば、クリーニングモードは、所定の転写ベルトクリーニングタイミングで実行されるものであり、前記クリーニングモードは、転写材担持ベルトの表面移動速度と像担持体の表面移動速度とが略等速である第1のクリーニングモードと、前記転写材担持ベルトの表面移動速度と前記像担持体の表面移動速度とが異なっている第2のクリーニングモードと、を有し、第2のクリーニングモードは、前記転写材担持ベルト上に付着した現像剤の量が多いと予想される場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングのみで実行され、前記第1のクリーニングモードは、前記転写材担持ベルト上に付着した現像剤の量が少ないと予想される場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングで実行されことにより、新たな部材を追加することなく、効果的に転写材担持ベルト上の現像剤をクリーニングでき、かつクリーニング中に転写材担持ベルトへ与えるダメージを最小限に抑えることができる。
【0075】
また、クリーニングモードは、所定の転写ベルトクリーニングタイミングで実行されるものであり、前記クリーニングモードは、中間転写ベルトの表面移動速度と像担持体の表面移動速度とが略等速である第1のクリーニングモードと、前記中間転写ベルトの表面移動速度と前記像担持体の表面移動速度とが異なっている第2のクリーニングモードと、を有し、前記第2のクリーニングモードは、前記中間転写ベルト上に付着した現像剤の量が多いと予想される場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングのみで実行され、前記第1のクリーニングモードは、前記中間転写ベルト上に付着した現像剤の量が少ないと予想される場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングで実行されことにより、新たな部材を追加することなく、効果的に中間転写ベルト上の現像剤をクリーニングでき、かつクリーニング中に中間転写ベルトへ与えるダメージを最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】転写ベルトクリーニング時の転写ニップの拡大説明図である。
【図3】感光ドラムに対する転写ベルトの周速差と残留トナー濃度との関係を示すグラフである。
【図4】本発明に係る画像形成装置の他の実施例を示す概略構成図である。
【図5】従来の画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1Y、1M、1C、1Bk 感光ドラム(像担持体)
4Y、4M、4C、4Bk 転写ローラ(転写手段)
14 転写ベルト(転写材担持体)
25 中間転写体

Claims (10)

  1. 現像剤像が形成される像担持体と、転写材を搬送する移動可能な無端状の転写材担持ベルトと、前記像担持体上の現像剤像を前記転写材担持ベルト上に担持された転写材に転写する転写手段と、前記転写手段にバイアスを印加する転写バイアス電源と、を有し、前記転写手段に前記転写バイアス電源がクリーニングバイアスを印加することで前記転写材担持ベルト上に付着した現像剤を前記転写材担持ベルトから前記像担持体に逆転写させてクリーニングするクリーニングモードを実行可能な画像形成装置において、
    前記クリーニングモードは、所定の転写ベルトクリーニングタイミングで実行されるものであり、前記クリーニングモードは、前記転写材担持ベルトの表面移動速度と前記像担持体の表面移動速度とが略等速である第1のクリーニングモードと、前記転写材担持ベルトの表面移動速度と前記像担持体の表面移動速度とが異なっている第2のクリーニングモードと、を有し、前記第2のクリーニングモードは、前記転写材担持ベルト上に付着した現像剤の量が多いと予想される場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングのみで実行され、前記第1のクリーニングモードは、前記転写材担持ベルト上に付着した現像剤の量が少ないと予想される場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングで実行されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2のクリーニングモードは、前記転写材担持ベルトの表面移動速度と前記像担持体の表面移動速度との速度差が3%を超えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転写材担持ベルト上に付着した現像剤の量が多いと予想される場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングとは、転写材の搬送異常が発生した場合の前記転写ベルトクリーニングタイミング、又は、前記転写材担持ベルト上にトナー像の濃度や位置を検知するためのテスト用のトナー像を形成した場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記転写材担持ベルト上に付着した現像剤の量が少ないと予想される場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングとは、プリントジョブが正常に終了した場合の前記転写ベルトクリーニングタイミング、又は、前記装置本体の電源を遮断した後に再び装置本体の電源を投入した場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングであることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記像担持体は複数の像担持体であり、前記転写手段は複数の転写手段であり、前記クリーニングモードを実行する場合、前記複数の転写手段には、前記転写バイアス電源によってトナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加される転写手段と、前記転写バイアス電源によってトナーの帯電極性と同極性の電圧が印加される転写手段があることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 現像剤像が形成される像担持体と、移動可能な無端状の中間転写ベルトと、前記像担持体上の現像剤像を前記中間転写ベルトに転写する転写手段と、前記転写手段にバイアスを印加する転写バイアス電源と、を有し、前記転写手段に前記転写バイアス電源がクリーニングバイアスを印加することで前記中間転写ベルト上に付着した現像剤を前記中間転写ベルト上から前記像担持体に逆転写させてクリーニングするクリーニングモードを実行可能な画像形成装置において、
    前記クリーニングモードは、所定の転写ベルトクリーニングタイミングで実行されるものであり、前記クリーニングモードは、前記中間転写ベルトの表面移動速度と前記像担持体の表面移動速度とが略等速である第1のクリーニングモードと、前記中間転写ベルトの表面移動速度と前記像担持体の表面移動速度とが異なっている第2のクリーニングモードと、を有し、前記第2のクリーニングモードは、前記中間転写ベルト上に付着した現像剤の量が多いと予想される場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングのみで実行され、前記第1のクリーニングモードは、前記中間転写ベルト上に付着した現像剤の量が少ないと予想される場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングで実行されることを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記第2のクリーニングモードは、前記中間転写ベルトの表面移動速度と前記像担持体の表面移動速度との速度差が3%を超えることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記中間転写ベルト上に付着した現像剤の量が多いと予想される場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングとは、転写材の搬送異常が発生した場合の前記転写ベルトクリーニングタイミング、又は、前記前記中間転写ベルト上にトナー像の濃度や位置を検知するためのテスト用のトナー像を形成した場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングであることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記中間転写ベルト上に付着した現像剤の量が少ないと予想される場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングとは、プリントジョブが正常に終了した場合の前記転写ベルトクリーニングタイミング、又は、装置本体の電源を遮断した後に再び装置本体の電源を投入した場合の前記転写ベルトクリーニングタイミングであることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記像担持体は複数の像担持体であり、前記転写手段は複数の転写手段であり、前記クリーニングモードを実行する場合、前記複数の転写手段には、前記転写バイアス電源によってトナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加される転写手段と、前記転写バイアス電源によってトナーの帯電極性と同極性の電圧が印加される転写手段があることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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