JP2000112314A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000112314A
JP2000112314A JP10284996A JP28499698A JP2000112314A JP 2000112314 A JP2000112314 A JP 2000112314A JP 10284996 A JP10284996 A JP 10284996A JP 28499698 A JP28499698 A JP 28499698A JP 2000112314 A JP2000112314 A JP 2000112314A
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belt
toner
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cleaning bias
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JP10284996A
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English (en)
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Eiji Funabashi
栄二 船橋
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルトに付着したトナーを複数の像担持体ク
リーナに分配して回収することにより、ベルトクリーナ
のトナー回収容器の小型化を可能にすること。 【解決手段】 複数の各トナー像形成装置の転写領域
(Q3k,Q3y,Q3m,Q3c)に対向して前記転写用ベル
ト(B)を挟んで配置された複数の各転写器(Tk,T
y,Tm,Tc)と、前記転写用ベルト(B)に付着した
トナーを前記像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)に移動さ
せるクリーニングバイアスを前記各転写器(Tk,Ty,
Tm,Tc)のうちの2個以上の転写器に印加するクリー
ニングバイアス電源(E2)と、設定された所定のタイ
ミングで前記転写用ベルト(B)を回転させながら前記
クリーニングバイアスを設定された期間だけ前記2個以
上の転写器に印加するベルト付着トナー逆転写手段とを
備えた画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ
ー、ファクシミリ等の電子写真画像形成装置に係わる。
詳しくは像担持体表面に形成されたトナー像を一次転写
手段によりその表面に担持し、該トナー像を二次転写手
段により転写材表面に転写する中間転写部材、転写材を
静電吸着しつつ搬送し転写電圧を印加して転写材上にト
ナー像を形成する転写搬送部材及び、これらを用いたフ
ルカラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】像担持体表面に形成されたトナー像を、
転写材を静電吸着しつつ搬送し、転写電圧を印加して転
写材上にトナー像を形成する転写搬送方式の画像形成装
置が近年広くフルカラー画像形成装置に利用されてい
る。この画像形成装置では、転写材に転写されなかった
トナー(所謂、転写残トナー)がベルト上に飛散した
り、転写材が所定のタイミングで供給されなかった場合
(所謂、ジャム)にはベルト上に大量のトナーが存在
し、その後の画像形成時に転写材の裏面汚れと言った画
像不良を生じさせてしまう。従って、これらのトナーは
次の画像形成時までに確実に除去されなくてはならな
い。
【0003】加えてこれらの画像形成装置ではベルト上
の非画像領域にテスト画像を形成し、その濃度を検出し
実際の画像形成濃度を調整する手法が広く用いられてい
る。このテスト画像形成は、装置の電源投入時や、環境
の変化に応じて行われるので、テスト画像の濃度検出後
はベルト表面を初期の状態にクリーニングし、実際の画
像形成に備えなくてはならない。従って上記画像形成装
置ではベルトのクリーニングが非常に重要な工程となっ
ている。これまでその手段としては、弾性ブレードやフ
ァーブラシによりトナーを掻き落とす方法や、特開平5
−297739号公報に記載の如く逆電圧により像担持
体に戻す方法、特開平1−105980号公報や特開平
9−50198号公報に記載の如くベルト上のトナーを
逆極に帯電する手段を設け像担持体に戻す方法等が提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
各クリーニング方法は何れも一箇所に廃トナーを回収す
るものであり、廃トナー回収容器の清掃や交換を頻繁に
行う必要があったり、大きな廃トナー回収容器を備えな
くてはならず、省スペース化の妨げとなっていた。又、
一箇所に備えられたこ弾性ブレードやファーブラシでは
常にベルトに接していたり、長時間のクリーニングを必
要とするので、これらクリーニング部材の寿命を短くす
ると共に、摺擦されるベルト側の劣化をも早め、結果と
してランニングコストの上昇を招いていた。
【0005】加えて、弾性ブレードやファーブラシをベ
ルトからリトラクト出来るようにした場合には、これら
のクリーニング部材がベルトから離れる際に、線状のク
リーニング跡がベルト表面に残ってしまい用紙裏面汚れ
の原因となり、線状のクリーニング跡を避けて画像形成
する制御等が必要とされていた。
【0006】本発明は前述の事情(及び検討結果)に鑑
み、下記(O01)〜(O03)の記載内容を課題とする。 (O01)ベルトに付着したトナーを複数の像担持体クリ
ーナに分配して回収することにより、ベルトクリーナの
トナー回収容器の小型化を可能にすること。 (O02)ベルトおよびベルトクリーナの寿命を延ばすこ
と。 (O03)ベルト上に線状のクリーニング跡が生じるのを
防止すること。
【0007】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。な
お、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
【0008】(本発明)前記課題を解決するために、本
発明の画像形成装置は、次の要件(A01)〜(A06)を
備えたことを特徴とする、(A01)回転移動する表面に
トナー像が形成される像担持体(Pk,Py,Pm,P
c)、前記像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)表面を一様
に帯電させる帯電器(CRk,CRy,CRm,CRc)、前記
一様に帯電された像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)表面
に静電潜像を書き込む潜像書込装置(ROSk,ROS
y,ROSm,ROSc)、前記像担持体(Pk,Py,P
m,Pc)表面に形成された静電潜像をトナー像に現像す
る現像器(Dk,Dy,Dm,Dc)、前記現像されたトナ
ー像を転写材(S)に転写する転写領域(Q3k,Q3y,
Q3m,Q3c)の下流側に配置されて前記像担持体(P
k,Py,Pm,Pc)表面の残留トナーを回収するクリー
ニング部材を有する複数のトナー像形成装置、(A02)
ベルト駆動ロール(Rd)および複数の従動ロールを含
む複数のベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf)によ
り回転可能に支持されるとともに前記トナー像形成装置
の前記転写領域(Q3k,Q3y,Q3m,Q3c)を通って回
転移動する転写用ベルト(B)、(A03)前記複数の各
トナー像形成装置の転写領域(Q3k,Q3y,Q3m,Q3
c)に対向して前記転写用ベルト(B)を挟んで配置さ
れた複数の各転写器(Tk,Ty,Tm,Tc)、(A04)
像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)表面のトナー像を前記
転写用ベルト(B)に転写する転写電圧を前記各転写器
(Tk,Ty,Tm,Tc)に印加する転写用電圧電源(E
1)、(A05)前記転写用ベルト(B)に付着したトナ
ーを前記像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)に移動させる
クリーニングバイアスを前記各転写器(Tk,Ty,T
m,Tc)のうちの2個以上の転写器に印加するクリーニ
ングバイアス電源(E2)、(A06)設定された所定の
タイミングで前記転写用ベルト(B)を回転させながら
前記クリーニングバイアスを設定された期間だけ前記2
個以上の転写器に印加するベルト付着トナー逆転写手段
(C1)。
【0009】前記本発明において、前記転写用ベルト
(B)は次のベルト(1),(2)を含む。 (1)中間転写ベルト。 (2)用紙等の最終転写材を吸着して搬送する転写材搬
送ベルト。 前記転写用ベルト(B)が前記(1)の場合、前記転写
領域(Q3k,Q3y,Q3m,Q3c)において前記現像され
たトナー像が転写される「転写材」は、前記中間転写ベ
ルトを意味する。また、前記転写用ベルト(B)が前記
(2)の場合、前記「転写材」は用紙等の最終転写材を
意味する。
【0010】前記本発明において、前記2個以上の転写
器に印加される電圧は以下の3種より選ぶことが可能で
ある。 (1)トナーと同極性であり且つ、同じ大きさの電圧。
この場合において例えば、トナーの帯電極性がマイナス
極性を有するものである場合、像担持体(Pk,Py,P
m,Pc)表面は1次帯電電位(暗部電位)(例えば−7
00V)に一様に帯電されている。この場合、像担持体
(Pk,Py,Pm,Pc)表面電位より低い電圧(よりマ
イナス側の電圧)を転写器(Tk,Ty,Tm,Tc)に印
加し、ベルトと像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)表面と
の電位差によりトナーを像担持体(Pk,Py,Pm,P
c)へ移動させることができる。なお、ベルトと像担持
体(Pk,Py,Pm,Pc)表面の電位差は50v以上好
ましくは100v以上に設定されるのが望ましい。
【0011】(2)トナーと同極性であり且つ、転写器
(Tk,Ty,Tm,Tc)ごとに大きさの異なる電圧。こ
の場合において例えば、トナーの帯電極性がマイナス極
性を有するものである場合、像担持体(Pk,Py,P
m,Pc)表面は1次帯電電位(暗部電位)(例えば、−
700V)に一様に帯電される。構成の場合、転写器
(Tk,Ty,Tm,Tc)ごとに印加する電圧を変更し、
ベルト上のトナーを移動させる像担持体(Pk,Py,P
m,Pc)を選択することが可能である。例えば、第1回
目のジャム時には第1の転写器への印加電圧を最も低く
(よりマイナス側)設定し、他はそれよりも高い印加電
圧に設定することにより、第1の転写器に対向する第1
の像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)に最も多くのトナー
を移動できる。次いで、第2回目のジヤム時は第2の転
写器へ印加電圧を最も低く(よりマイナス側)設定し、
他はそれよりも高い印加電圧に設定することにより、第
2の転写器に対向する第2の像担持体(Pk,Py,P
m,Pc)に最も多くのトナーを移動できる。上述の如
く、転写器ごとに大きさの異なる電圧を印加し、その位
置を随時変更することによりベルト上のトナーを複数の
像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)に分けて移動できる。
【0012】(3)トナーと同極性又は異極性であり且
つ、転写器(Tk,Ty,Tm,Tc)ごとに大きさが同一
又は大きさが異なる電圧。この場合において例えば、ト
ナーの帯電極性がマイナス極性を有するものである場
合、像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)表面は1次帯電電
位(暗部電位)(例えば、−700V)に一様に帯電さ
れている。その場合、第1の転写器(Tk,Ty,Tm,
Tc)にはトナーと同極性の電圧を印加し、第2の転写
器(Tk,Ty,Tm,Tc)にはトナーと異極性の電圧を
印加することができる。つまり、ベルト上で極性の反転
したトナーをも像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)へ移動
できるのである。この際、第1から第4の転写器(T
k,Ty,Tm,Tc)への印加電圧の極性は任意に設定で
きるものであり、上記(2)同様に印加電圧の大きさも
任意に設定でき、随時変更できるものである。
【0013】(本発明の作用)前記課題を解決するため
に、本発明の画像形成装置では、複数のトナー像形成装
置は、回転移動する表面にトナー像が形成される像担持
体(Pk,Py,Pm,Pc)、前記像担持体(Pk,Py,
Pm,Pc)表面を一様に帯電させる帯電器(CRk,CR
y,CRm,CRc)、前記一様に帯電された像担持体(P
k,Py,Pm,Pc)表面に静電潜像を書き込む潜像書込
装置(ROSk,ROSy,ROSm,ROSc)、前記像
担持体(Pk,Py,Pm,Pc)表面に形成された静電潜
像をトナー像に現像する現像器(Dk,Dy,Dm,D
c)、前記現像されたトナー像を転写材(S)に転写す
る転写領域(Q3k,Q3y,Q3m,Q3c)の下流側に配置
されて前記像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)表面の残留
トナーを回収するクリーニング部材を有する。転写用ベ
ルト(B)は、ベルト駆動ロール(Rd)および複数の
従動ロールを含む複数のベルト支持ロール(Rd,Rt,
Rw,Rf)により回転可能に支持されるとともに前記ト
ナー像形成装置の前記転写領域(Q3k,Q3y,Q3m,Q
3c)を通って回転移動する。複数の各転写器(Tk,T
y,Tm,Tc)は、前記複数の各トナー像形成装置の転
写領域(Q3k,Q3y,Q3m,Q3c)に対向して前記転写
用ベルト(B)を挟んで配置されている。転写用電圧電
源(E1)は、像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)表面の
トナー像を前記転写用ベルト(B)に転写する転写電圧
を前記各転写器(Tk,Ty,Tm,Tc)に印加する。
【0014】前記転写用ベルト(B)が中間転写ベルト
である場合には、前記転写領域(Q3k,Q3y,Q3m,Q
3c)において、前記像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)表
面のトナー像は前記中間転写ベルトに転写される。前記
転写用ベルト(B)が転写材搬送ベルトである場合に
は、前記転写領域(Q3k,Q3y,Q3m,Q3c)におい
て、前記像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)表面のトナー
像は前記転写材搬送ベルトに付着して搬送される転写材
(S)に転写される。クリーニングバイアス電源(E
2)は、前記転写用ベルト(B)に付着したトナーを前
記像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)に移動させるクリー
ニングバイアスを前記各転写器(Tk,Ty,Tm,Tc)
のうちの2個以上の転写器に印加する。ベルト付着トナ
ー逆転写手段(C1)は、設定された所定のタイミング
で前記転写用ベルト(B)を回転させながら前記クリー
ニングバイアスを設定された期間だけ前記2個以上の転
写器に印加する。2個以上の転写器にクリーニングバイ
アスを印加することにより、ベルト上のトナーを複数の
像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)に分配して移動させる
ことができる。このため、1個の像担持体(Pk,Py,
Pm,Pc)に移動させる場合に、前記ベルトからトナー
が移動した像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)のクリーナ
が回収トナーにより短時間で満杯となることを防止する
ことができる。したがって、クリーナの回収トナーの取
出作業を頻繁に行う必要がなくなる。また、ベルトクリ
ーナ(CL2)の小型化が可能となる。
【0015】
【実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の形態1
の画像形成装置は、前記本発明おいて次の要件(A0
7),(A08)を備えたことを特徴とする、(A07)前
記複数の各転写器(Tk,Ty,Tm,Tc)のうちから2
個以上の転写器をクリーニングバイアス印加用の転写器
として順次選択するクリーニングバイアス印加用転写器
選択手段(C2)。(A08)前記クリーニングバイアス
印加用転写器選択手段(C2)により選択されたクリー
ニングバイアス印加用転写器(Tk,Ty,Tm,Tc)に
前記クリーニングバイアスを印加する前記ベルト付着ト
ナー逆転写手段(C1)。
【0016】(実施の形態1の作用)前記構成を備えた
本発明の実施の形態1の画像形成装置では、クリーニン
グバイアス印加用転写器選択手段(C2)は、前記複数
の各転写器(Tk,Ty,Tm,Tc)のうちから2個以上
の転写器をクリーニングバイアス印加用の転写器として
順次選択する。ベルト付着トナー逆転写手段(C1)
は、前記クリーニングバイアス印加用転写器選択手段
(C2)により選択されたクリーニングバイアス印加用
転写器(Tk,Ty,Tm,Tc)に前記クリーニングバイ
アスを印加する。この場合、クリーニングバイアスを印
加されたクリーニングバイアス印加用転写器(Tk,T
y,Tm,Tc)を通過するベルト上に付着したトナーで
且つ前記クリーニングバイアスと同極性に帯電したトナ
ーは像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)に移動する。
【0017】(実施の形態2)本発明の実施の形態2の
画像形成装置は、前記本発明または本発明の実施の形態
1において次の要件(A09),(A010)を備えたこと
を特徴とする、(A09)前記転写用ベルト(B)表面に
接触および離隔可能に支持されたベルトクリーナ(CL
2)、(A010)前記ベルトクリーナ(CL2)を、常時は
シート搬送ベルト(B)から離れた位置に保持し、所定
のタイミングでシート搬送ベルト(B)に接触させてク
リーニングを行わせるベルトクリーナ位置制御手段(C
0)。
【0018】(実施の形態2の作用)前記構成を備えた
本発明の実施の形態2の画像形成装置では、ベルトクリ
ーナ(CL2)は、転写用ベルト(B)表面に接触および
離隔可能に支持される。ベルトクリーナ位置制御手段
(C0)は、前記ベルトクリーナ(CL2)を、常時はシ
ート搬送ベルト(B)から離れた位置に保持し、所定の
タイミングでシート搬送ベルト(B)に接触させてクリ
ーニングを行わせる。したがって、ベルトクリーナ(C
L2)の転写用ベルト(B)に接触する時間が短いので、
ベルトクリーナ(CL2)のクリーニング部材(クリーニ
ングブレードまたはクリーニングブラシ等)の劣化およ
びシート搬送ベルト(B)の磨耗等を防止することがで
きる。このため、転写用ベルト(B)およびベルトクリ
ーナ(CL2)の寿命が延びるとともに、保守作業を行う
間隔が長くなる。
【0019】(実施の形態3)本発明の実施の形態3の
画像形成装置は、前記本発明または本発明の実施の形態
1もしくは2において次の要件(A011)を備えたこと
を特徴とする、(A011)前記2個以上の転写器に前記
トナーの帯電極性と同極性のクリーニングバイアスを印
加する前記クリーニングバイアス印加用転写器(Tk,
Ty,Tm,Tc)。
【0020】(実施の形態3の作用)前記構成を備えた
本発明の実施の形態3の画像形成装置では、前記クリー
ニングバイアス印加用転写器(Tk,Ty,Tm,Tc)
は、前記2個以上の転写器に前記トナーの帯電極性と同
極性のクリーニングバイアスを印加する。この場合、ク
リーニングバイアスを印加されたクリーニングバイアス
印加用転写器(Tk,Ty,Tm,Tc)を通過するベルト
上に付着したトナーで且つ前記トナーの帯電極性と同極
性に帯電したトナーは像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)
に移動する。
【0021】(実施の形態4)本発明の実施の形態4の
画像形成装置は、前記本発明または本発明の実施の形態
1ないし3のいずれかにおいて次の要件(A012)を備
えたことを特徴とする、(A012)前記2個以上の転写
器に同じ値のクリーニングバイアスを印加する前記クリ
ーニングバイアス印加用転写器(Tk,Ty,Tm,T
c)。
【0022】(実施の形態4の作用)前記構成を備えた
本発明の実施の形態4の画像形成装置では、クリーニン
グバイアス印加用転写器(Tk,Ty,Tm,Tc)は、前
記2個以上の転写器に同じ値のクリーニングバイアスを
印加する。この場合、クリーニングバイアスを印加され
たクリーニングバイアス印加用転写器(Tk,Ty,T
m,Tc)を通過するベルト上に付着したトナーはそれぞ
れ同じ大きさの力を受けて像担持体(Pk,Py,Pm,
Pc)に移動する。
【0023】(実施の形態5)本発明の実施の形態5の
画像形成装置は、前記本発明または本発明の実施の形態
1ないし3のいずれかにおいて次の要件(A013)を備
えたことを特徴とする、(A013)前記2個以上の転写
器に異なる値のクリーニングバイアスを印加する前記ク
リーニングバイアス印加用転写器(Tk,Ty,Tm,T
c)。
【0024】(実施の形態5の作用)前記構成を備えた
本発明の実施の形態5の画像形成装置では、クリーニン
グバイアス印加用転写器(Tk,Ty,Tm,Tc)は、前
記2個以上の転写器に異なる値のクリーニングバイアス
を印加する。この場合、クリーニングバイアスを印加さ
れたクリーニングバイアス印加用転写器(Tk,Ty,T
m,Tc)を通過するベルト上に付着したトナーは印加さ
れたクリーニングバイアスの値に応じた大きさの力を受
けて像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)に移動する。そし
て、大きなクリーニングバイアスを印加されたクリーニ
ングバイアス印加用転写器(Tk,Ty,Tm,Tc)に対
応する像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)の方には、多く
のトナーが転写され易い。
【0025】(実施の形態6)本発明の実施の形態6の
画像形成装置は、前記本発明または本発明の実施の形態
1ないし5のいずれかにおいて次の要件(A014)を備
えたことを特徴とする、(A014)前記2個以上の転写
器のうちの1個以上の転写器にトナーと同極性のクリー
ニングバイアスを印加する前記クリーニングバイアス印
加用転写器(Tk,Ty,Tm,Tc)。
【0026】(実施の形態6の作用)前記構成を備えた
本発明の実施の形態6の画像形成装置では、クリーニン
グバイアス印加用転写器(Tk,Ty,Tm,Tc)は、前
記2個以上の転写器のうちの1個以上の転写器に同極性
のクリーニングバイアスを印加する。
【0027】(実施の形態7)本発明の実施の形態7の
画像形成装置は、前記本発明または本発明の実施の形態
1ないし6のいずれかにおいて次の要件(A015)を備
えたことを特徴とする、(A015)ロール、ブラシ、ブ
レード、コロトロンのいずれかまたは、2種以上から選
ばれる前記転写器(Tk,Ty,Tm,Tc)、
【0028】(実施の形態7の作用)前記構成を備えた
本発明の実施の形態6の画像形成装置では、前記転写器
(Tk,Ty,Tm,Tc)は、ロール、ブラシ、ブレー
ド、コロトロンのいずれかまたは、2種以上から選ばれ
且つ、転写器(Tk,Ty,Tm,Tc)の2部材以上に電
圧を印加し、転写材(S)に転写されなかったトナー
(所謂、転写残トナー)、転写材(S)が所定のタイミ
ングで供給されなかった場合(所謂、ジャム)にベルト
上に大量に存在するトナー、非画像領域に形成されたテ
スト画像を形成するトナー等を像担持体(Pk,Py,P
m,Pc)へ移動させる。前記転写器(Tk,Ty,Tm,
Tc)は装置の構成、ベルトの材質及び抵抗置、更には
装置のプロセススピード、コスト等を考慮し任意に選択
される。
【0029】(実施の形態8)本発明の実施の形態8の
画像形成装置は、前記本発明または本発明の実施の形態
1ないし7のいずれかにおいて次の要件(A016)を備
えたことを特徴とする、(A016)JISB0601の
最大高さ(Ry)に於いて、1.5μm以上10.0μm
以下である前記ベルト表面粗さ。
【0030】(実施の形態8の作用)前記構成を備えた
本発明の実施の形態8の画像形成装置では、前記ベルト
表面粗さが、JISB0601の最大高さ(Ry)に於
いて、1.5μm以上10.0μm以下であり且つ、転写
器(Tk,Ty,Tm,Tc)以上に電圧を印加し、転写材
(S)に転写されなかったトナー (所謂、転写残トナ
ー)、転写材(S)が所定のタイミングで供給されなか
った(所謂、ジャム)にベルト上に大量に存在するトナ
ー、非画像領域に形成されたテスト画像等を像担持体
(Pk,Py,Pm,Pc)へ移動させるものである。ここ
でベルトの表面粗さがJISB0601の最大高さ(R
y)に於いて1.5μm未満ででは、トナーとベルトとの
鏡像力が強くなりベルトと像担持体(Pk,Py,Pm,
Pc)との電位差だけではトナーを移動できなくなって
しまう。この場合ベルト上に設置されたブレード又はブ
ラシ等のクリーニング部材でベルト上のトナーを除去す
る事は可能であるが、トナーが常に一箇所に収容される
ので目的を達成できない。又ベルトの表面粗さがJIS
B0601の最大高さ(Ry)に於いて10.0μmを超
えると、ベルト表面の凹部にトナーが埋没してしまい、
やはりベルトと像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)との電
位差だけではトナーを移動できなくなってしまう。
【0031】(実施の形態9)本発明の実施の形態9の
画像形成装置は、前記本発明または本発明の実施の形態
1ないし8のいずれかにおいて次の要件(A017)を備
えたことを特徴とする、(A017)トナー像が最終的に
転写される転写材(S)を吸着して搬送する転写材搬送
ベルトである前記転写用ベルト(B)。
【0032】(実施の形態9の作用)前記構成を備えた
本発明の実施の形態9の画像形成装置では、前記転写用
ベルト(B)は、トナー像が最終的に転写される転写材
(S)を吸着して搬送する転写材搬送ベルトである。し
たがって、転写材搬送ベルト上のベルト付着トナーは、
クリーニングバイアスを印加されたクリーニングバイア
ス印加用転写器(Tk,Ty,Tm,Tc)を通過する際、
像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)に移動する。
【0033】(実施の形態10)本発明の実施の形態1
0の画像形成装置は、前記本発明または本発明の実施の
形態1ないし9のいずれかにおいて次の要件(A018)
を備えたことを特徴とする、(A018)像担持体(Pk,
Py,Pm,Pc)表面に現像されたトナー像をトナー像
が最終的に転写される転写材(S)に転写する前に、前
記像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)表面のトナー像が一
時的に転写される中間転写ベルトである前記転写用ベル
ト(B)。
【0034】(実施の形態10の作用)前記構成を備え
た本発明の実施の形態10の画像形成装置では、前記転
写用ベルト(B)は、トナー像が最終的に転写される転
写材(S)に像担持体(Pk,Py,Pm,Pc)表面に現
像されたトナー像を転写する前に、前記像担持体(P
k,Py,Pm,Pc)表面のトナー像が一時的に転写され
る中間転写ベルトである。したがって、中間転写ベルト
上のベルト付着トナーは、クリーニングバイアスを印加
されたクリーニングバイアス印加用転写器(Tk,Ty,
Tm,Tc)を通過する際、像担持体(Pk,Py,Pm,
Pc)に移動する。
【0035】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施の形
態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実
施例に限定されるものではない。 (実施例1)図1は複数の像担持体Pk,Py,Pm,Pc
に接するシート搬送ベルトを有するカラー画像形成装置
の実施例1の説明図である。図2は前記図1の要部拡大
図である。
【0036】図1において、画像形成装置Uは本体Ua
および本体Uaの上面のプラテンガラスPG上に置かれ
た自動原稿搬送装置Ubを有している。前記画像形成装
置本体Uaは、ユーザがコピースタート等の作動指令信
号を入力操作するUI(ユーザインタフェース)を有し
ている。
【0037】前記プラテンガラスPG上に置かれた原稿
(図示せず)からの反射光は、露光光学系Aを介して、
CCD(固体撮像素子)でR(赤)、G(緑)、B
(青)の電気信号に変換される。IPS(イメージプロ
セッシングシステム)は、CCDから入力される前記R
GBの電気信号をK(黒)、Y(イエロー)、M(マゼ
ンタ)、C(シアン)の画像データに変換して一時的に
記憶し、前記画像データを所定のタイミングで潜像形成
用の画像データとしてレーザ駆動回路DLに出力する。
なお、原稿画像がモノクロの場合はK(黒)のみの画像
データがレーザ駆動回路DLに入力される。
【0038】前記IPSが出力するKYMCの4色の画
像書込データ(レーザ駆動データ)は、各色K,Y,
M,Cのレーザ駆動信号出力装置DLk,DLy,DLm,D
Lcを有するレーザ駆動信号出力装置DLに入力される。
前記各色のレーザ駆動信号出力装置DLk,DLy,DLm,
DLcは、入力された画像データに応じたレーザ駆動信号
を所定のタイミングで、各色の潜像書込装置ROSk,
ROSy,ROSm,ROScに出力する。
【0039】各像担持体Pk,Py,Pm,Pcはそれぞれ
の帯電ロールCRk,CRy,CRm,CRcにより一様に帯電
された後、画像書込領域Q1k、Q1y、Q1m、Q1cにおい
て、前記潜像書込装置ROSk,ROSy,ROSm,R
OScの出力するレーザビームLk,Ly,Lm,Lcによ
りその表面に静電潜像が形成される。前記像担持体P
k,Py,Pm,Pc表面の静電潜像は、現像領域Q2k,Q
2y,Q2m,Q2cにおいて現像器Dk,Dy,Dm,Dcによ
りトナー像に現像される。現像されたカラートナー像
は、シート搬送ベルトBに接触する転写領域Q3k,Q3
y,Q3m,Q3cに搬送される。なお、黒画像データのみ
の場合はK(黒)の像担持体Pkおよび現像器Dkのみが
使用され、黒のトナー像のみが形成される。
【0040】前記像担持体Pk〜Pc下方には、左右一対
の移動台用のスライドレールSR,SRにより移動台F1
(2点鎖線で表示)が前後(紙面に垂直な方向)にスラ
イド移動可能に支持されている。移動台F1にはベルト
モジュールF2が昇降可能に支持されている。前記ベル
トモジュールF2は、前記シート搬送ベルトBと、ベル
ト駆動ロールRd、テンションロールRt、ウォーキング
ロールRw、アイドラロール(フリーロール)Rfを含む
ベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf)と、転写ロー
ルTk,Ty,Tm,Tcとを有している。そして、前記シ
ート搬送ベルトBは前記ベルト支持ロール(Rd,Rt,
Rw,Rf)により回転移動可能に支持されている。
【0041】図1ではベルトモジュールF2が上昇位置
(像担持体Pk〜Pc下面にシート搬送ベルトBが接触す
る位置)に保持された状態が示されているが、前記移動
台F1を画像形成装置本体Uaに装着または離脱させる際
前後に移動させるときには下降位置(前記像担持体Pk
〜Pcからシート搬送ベルトBが下方に離れた位置)に
保持される。このため、前記移動台F1およびこれに支
持されたベルトモジュールF2が画像形成装置本体に対
して着脱される際には、ベルトモジュールF2は前記像
担持体Pk,Py,Pm,Pcと摩擦接触しないように構成
されている。このような、移動台F1を前後移動させる
構成およびベルトモジュールF2を昇降させる構成は、
従来公知(例えば、特開平8−171248号公報参
照)であり、従来公知の種々の構成を採用することが可
能である。
【0042】シート搬送ベルトBの下方に配置された給
紙トレイTR1の記録シートSは、ピックアップロールR
pにより取り出され、さばきロールRsにより1枚ずつ分
離されてから、搬送ロールRaを通ってレジロールRrに
送られる。レジロールRrは、所定のタイミングでシー
ト吸着位置Q4に前記記録シートSを搬送する。前記シ
ート吸着位置Q4において吸着ロールRbは、前記記録シ
ートSを前記シート搬送ベルトBに静電吸着させる。前
記シート搬送ベルトBに吸着された記録シートSは、前
記像担持体Pk〜Pcと接触する前記転写領域Q3k,Q3
y,Q3m,Q3cを順次通過する。
【0043】前記転写領域Q3k,Q3y,Q3m,Q3cにお
いてシート搬送ベルトBの裏面側に配置された転写ロー
ルTk,Ty,Tm,Tcには、コントローラCにより制御
される電源回路Eから所定のタイミングでトナーの帯電
極性と逆極性の転写電圧が印加される。カラー画像の場
合、前記各像担持体Pk〜Pc上のトナー像は前記転写ロ
ールTk,Ty,Tm,Tcによりシート搬送ベルトB上の
記録シートSに重ねて転写される。また、モノクロ画像
の場合、像担持体Pk上にK(黒)のトナー像のみが形
成され、このK(黒)のトナー像のみが転写ロールTk
により記録シートSに転写される。前記トナー像が転写
された記録シートSは、剥離爪Hfによりシート搬送ベ
ルトBから剥離され、定着領域Q5を通過する際定着装
置Fで定着された後、排出ローラRhから排紙トレーTR
2に排出される。
【0044】前記転写領域Q3k,Q3y,Q3m,Q3c通過
後の像担持体Pk,Py,Pm,Pc表面の残留トナーは、
像担持体クリーナCLk,CLy,CLm,CLcで除去され
る。転写領域Q3k,Q3y,Q3m,Q3c通過後の前記シー
ト搬送ベルトBは、ベルトクリーナCL2によりクリーニ
ングされる。前記ベルトクリーナCL2は、シート搬送ベ
ルトB上の残トナー像を像担持体Pk,Py,Pm,Pcに
戻した時に所定のタイミングでシート搬送ベルトBに接
触する様に制御される。
【0045】(電源回路E)図2、図3において、前記
電源回路Eは、K,Y,M,Cの転写器用電源回路E
k,Ey,Em,Ecを有しており、各電源回路Ek,Ey,
Em,Ecは,前記コントローラCにより制御されるオン
・オフスイッチSW1および切替スイッチSW2を有して
いる。前記切替スイッチSW2はオン・オフスイッチS
W1を、トナーの帯電極性と逆極性を有する転写用電圧
電源E1、またはトナーの帯電極性と同極性を有するク
リーニングバイアス電源E2のいずれかに切替えて接続
する。像担持体Pk,Py,Pm,Pc上のトナー像を記録
シートSに転写する時にはトナーと逆極性の前記転写用
電圧電源E1に接続し、シート搬送ベルトB上の残トナ
ー像を像担持体Pk,Py,Pm,Pcに戻す時にはトナー
と同極の逆転写用電圧(クリーニングバイアス)電源E
2へ切り替えられる。また、前記電源回路Eはベルトク
リーナ除電用電源Edや、図示しない像担持体回転駆動
用電源、ベルト駆動用電源その他の電源を有している。
前記ベルトクリーナ除電用電源Edは、除電ブラシに接
続している。
【0046】(転写ロールTk,Ty,Tm,Tc)前記画
像形成装置Uで使用されている転写ロールTk,Ty,T
m,Tcとして、エチレン・プロピレンゴム(EPDM)
に導電性カーボンを分散し、標準環境(22℃、55
%)下で500Vの直流電圧を10秒間印加して測定し
た芯金と口ーラ表面との厚み方向の抵抗が5×108Ω
である半導電性スポンジロール(転写ロール)を作製し
た。
【0047】(シート搬送ベルトB)シート搬送ベルト
Bとしてポリカーボネートに導電性カーボンを分散し、
標準環境(22℃、55%)下で500Vの直流電圧を
10秒間印加して測定した表面抵抗率が2×1011Ω/
□であり、JISB0601に於けるベルト表面の最大
高さ(Ry)が3.5μmである半導電性ベルトを作製
した。
【0048】(実施例1の制御部の説明)図3は本発明
の実施例1の画像形成装置(タンデム式デジタルカラー
複写機)Uの機能を示すブロック線図である。図3にお
いて、前記コントローラCは、外部との信号の入出力お
よび入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力イ
ンターフェース)、必要な処理を行うためのプログラム
およびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメ
モリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM
(ランダムアクセスメモリ)、前記ROMに記憶された
プログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装
置)、ならびにクロック発振器等を有するコンピュータ
により構成されており、前記ROMに記憶されたプログ
ラムを実行することにより種々の機能を実現することが
できる。
【0049】前記コントローラCには、前記UI(ユー
ザインタフェース)のコピースタートキーUIa、テンキ
ーUIb、コピー枚数設定キーUIc、表示部UIdや、シー
ト排出センサSNh等の信号出力要素からの信号が入力さ
れている。
【0050】また、コントローラCは、K用転写器電源
回路Ek、Y用転写器電源回路Ey、M用転写器電源回路
Em、C用転写器電源回路Ec、ベルトクリーナ移動回路
DM1、その他の制御要素に接続されている。前記各色
の転写器用電源回路Ek,Ey,Em,Ecは、図2に示す
前記電源切替スイッチSW1および切替スイッチSW2を
介して前記各転写ロールTk,Ty,Tm,Tcを駆動す
る。したがって、前記コントローラCは前記各電源回路
Ek,Ey,Em,Ecに、SW1用の制御信号およびSW2
用の制御信号の2種の制御信号を出力している。ベルト
クリーナ移動回路DM1(図3参照)はベルトクリーナ
移動モータM1を駆動して、ベルトクリーナCL2を、シ
ート搬送ベルトBに接触させる作動位置(シート搬送ベ
ルトBに接触してクリーニングを行う位置)と、非作動
位置(シート搬送ベルトBから離れた位置)に移動させ
る。
【0051】前記コントローラCは、前記信号出力要素
からの入力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要
素に制御信号を出力する機能を有している。すなわち、
コントローラCは次の機能を有している。
【0052】C0:ベルトクリーナ位置制御手段 ベルトクリーナ位置制御手段C0は、ベルトクリーナCL
2を、常時はシート搬送ベルトBから離れた位置に保持
し、ベルト付着トナーの逆転写処理を行う際に所定のタ
イミングでシート搬送ベルトBに接触させてクリーニン
グを行う機能を有している。なお、ベルトクリーナCL2
によるベルトクリーニングを実行するタイミングは、任
意に設定可能である。 C1:ベルト付着トナー逆転写手段 ベルト付着トナー逆転写手段C1は、設定された所定の
タイミングで前記シート搬送ベルトBを回転させながら
設定された期間だけ前記各転写ロールTk,Ty,Tm,
Tcに逆転写電圧を印加する機能を有している。
【0053】FR1:像担持体・ベルト停止禁止フラグ 像担持体・ベルト停止禁止フラグFR1は、プリント動作
終了時に、像担持体Pk,Py,Pm,Pcおよびシート搬
送ベルトBを回転させながらトナー逆転写処理を行うた
めに、前記像担持体Pk,Py,Pm,Pcおよびシート搬
送ベルトBが停止するのを禁止するフラグである。像担
持体Pk,Py,Pm,Pcおよびシート搬送ベルトBを回
転駆動または停止するプログラムは前記像担持体・ベル
ト停止禁止フラグFR1が「1」の間は像担持体Pk,P
y,Pm,Pcおよびシート搬送ベルトBの回転を停止し
ないようになっている。像担持体・ベルト停止禁止フラ
グFR1の初期値は「0」である。
【0054】Na:100枚単位カウンタ 100枚単位カウンタNaは、画像形成装置Uのプリン
ト動作が終了したときのプリント枚数が100枚を越る
度に、カウント値が1だけカウントアップするカウンタ
である。Naの初期値(工場出荷時の値)は1である。 TM:タイマ タイマTMは、逆転写動作を行う時間を計測する機能を
有する。本実施例1ではシート搬送ベルトBが2回転す
る時間をセットする。
【0055】TM′:タイマ タイマTM′は、FR1=「1」になってからシート搬送
ベルト(転写用ベルト)Bが1回転する時間を計測する
機能を有する。前記FR1=「1」になってからベルト付
着トナー逆転写手段C1により逆転写電圧(クリーニン
グバイアス)の印加が所定時間(シート搬送ベルトBが
2回転する時間)行われるが、本実施例1では、逆転写
電圧が印加されてからシート搬送ベルトBが1回転した
後にベルトクリーナCL2をシート搬送ベルトBに接触さ
せるため、シート搬送ベルトBが1回転する時間をタイ
マTM′により計測している。 CNT:コピー枚数カウンタ 前記シート排出センサSNhの出力をカウトしてカピー枚
数のカウント値を記憶するカウンタである。
【0056】(実施例1の作用)図4は前記実施例1の
トナーの逆転写処理のフローチャートである。本実施例
1では、コピー作業の終了時(ジョブ終了時)に所定の
タイミングでトナー逆転写処理を行っている。図4に示
すトナーの逆転写処理フローは電源オンにより開始され
る。図4のフローチャートの各ST(ステップ)の処理
は、前記コントローラCのROMに記憶されたプログラ
ムに従って行われる。図4において、トナーの逆転写処
理フローが開始されると、ST1において、コピースタ
ートキーがオンしたか否か判断する。NO(ノー)の場
合はST1を繰り返し実行する。YES(イエス)の場
合はST2に移る。ST2において1枚のプリントが終了
したか否か判断する。NO(ノー)の場合はST2を繰
り返し実行する。YES(イエス)の場合はST3に移
る。
【0057】ST3において次のプリント有りか否か判
断する。NO(ノー)の場合は前記ST2に戻る。YE
S(イエス)の場合はST4に移る。ST4においてCNT
(コピー枚数カウンタ)のカウント値が、Na×100
よりも大きいか否か判断する。前記Naは、画像形成装
置Uのプリント動作が終了したときのプリント枚数が1
00枚を越える度に、カウント値が1だけカウントアッ
プする100枚カウンタのカウント値であり、初期値
(工場出荷時の値)は1である。ST4においてNO
(ノー)の場合はST1に戻る。YES(イエス)の場
合は次のST5に移る。
【0058】ST5において像担持体Pk,Py,Pm,P
cおよびシート搬送ベルトBの停止禁止フラグFR1を
「1」にする。次にST6において100枚カウンタNa
のカウント値NaをNa=Na+1とする。ST7において
各帯電器CRk,CRy,CRm,CRcにそれぞれ−600V
を印加し、全転写ロールTk,Ty,Tm,Tcには、−7
00Vを印加する。次にST8においてタイマTMにT
M0(TM0は、例えばシート搬送ベルトBが2回転する
のに必要な時間)をセットする。ST9においてタイマ
TMはタイムアップしたか否か判断する。NO(ノー)
の場合はST9を繰り返し実行する。YES(イエス)
の場合はST10に移る。
【0059】ST10において、次の処理を行う。 (1)各帯電器CRk,CRy,CRm,CRcおよび全転写ロ
ールTk,Ty,Tm,Tcの電圧印加を停止する。 (2)像担持体Pk,Py,Pm,Pcおよびシート搬送ベ
ルトBの停止禁止フラグFR1を「0」にする。図示しな
い画像形成動作処理のプログラムは、前記停止禁止フラ
グFR1が「1」の間は、シート搬送ベルトBの停止を行
わないが、「0」になると、停止すべきタイミングで停
止を行う。 (3)タイマTMをオフにする。 以上の処理を終えると前記ST1に戻る。
【0060】図5は実施例1のベルトクリーナ移動処理
のフローチャートである。図5に示すベルトクリーナ移
動処理フローは電源オンにより開始される。図5のフロ
ーチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コント
ローラCのROMに記憶されたプログラムに従って行わ
れる。図5において、ベルトクリーナ移動処理フローが
開始されると、ST11において、コピースタートキーが
オンしたか否か判断する。NO(ノー)の場合はST11
を繰り返し実行する。YES(イエス)の場合はST12
に移る。ST12においてジョブが終了したか否か判断す
る。ノー(N)の場合はST12を繰り返し実行する。イ
エス(Y)の場合はST13に移る。ST13において停止
禁止フラグFR1がFR1=「1」か否か判断する。ノー
(N)の場合はシート搬送ベルトBが停止したか否か判
断する。ノー(N)の場合は前記ST13に戻り、イエス
(Y)の場合は前記ST11に戻る。
【0061】ST13においてイエス(Y)の場合(すな
わち、図4のST5においてFR1=「1」になった場
合、すなわち、逆転写処理を実行する場合)はST15に
移る。ST15においてタイマTM′にTM′=TM0′
をセットする。TM0′はシート搬送ベルトBが1回転
する時間とする。次にST16においてタイマTM′はタ
イムアップしたか否か判断する。NO(ノー)の場合は
ST16を繰り返し実行する。YES(イエス)の場合は
ST17に移る。
【0062】ST17においてベルトクリーナCL2を作動
位置(シート搬送ベルトBに接触してクリーニングを行
う位置)に移動する。このときベルトクリーナCL2によ
るシート搬送ベルトBのクリーニングが行われる。次に
ST18において停止禁止フラグFR1=「0」か否か判断
する。ノー(N)の場合はST18を繰り返し実行する。
イエス(Y)の場合はST19に移る。ST19においてベ
ルトクリーナCL2を非作動位置(シート搬送ベルトBか
ら離れた位置)に移動する。
【0063】本実施例1において、ST8(図4参照)
においてタイマTMにセットする時間TM0はシート搬
送ベルトBが2回転する時間であり、前記ST15(図5
参照)においてタイマTM′にセットする時間はシート
搬送ベルトBが1回転する時間である場合、ベルトクリ
ーナCL2がシート搬送ベルトBをクリーニングする時間
はシート搬送ベルトBが1回転する時間である。この実
施例1ではベルトクリーナCL2がシート搬送ベルトBに
接触する時間が短いので、ベルトクリーナCL2のクリー
ニング部材(クリーニングブレードまたはクリーニング
ブラシ等)の劣化およびシート搬送ベルトBの磨耗等を
防止することができる。
【0064】(試験例)前記実施例1の画像形成装置U
を用い、次の条件で試験を行った。 (試験条件) 環境:標準環境(22℃、55%) トナーの帯電極性:マイナス極性 像担持体Pk,Py,Pm,Pcの一次帯電電位 (暗部電位)−600V、潜像電位(明部電位)−15
0V 現像バイアス:−300V 転写方式:各転写ロールTk,Ty,Tm,Tcとも3μA
定電流制御 プロセススピード:112mm/sec プリントパターン:A−4普通紙の一枚に各色を1/4
の範囲に形成するプリントパターン(図6参照)。図6
はA−4普通紙の一枚に各色を1/4の範囲に形成する
プリントパターンを示す図である。
【0065】前記条件下で、100枚プリント終了毎に
全ての像担持体Pk,Py,Pm,Pc(Y、M、C、K)
の一次帯電電位(暗部電位)を−600Vに保ちなが
ら、全ての転写ロールTk,Ty,Tm,Tcに対し−70
0Vのクリーニングバイアスをシート搬送ベルト2周分
に相当する時間印加する第1のクリーニングモードを設
けると共に、500枚プリント終了毎に用紙のジャムを
想定し、用紙を供給せずにトナー像を直接、シート搬送
ベルトBに転写し、全ての像担持体Pk,Py,Pm,Pc
(Y、M、C、K)の一次帯電電位(暗部電位)を−5
50Vに保ちながら、全ての転写ロールTk,Ty,T
m,Tcに対し−700Vのクリーニングバイアスをシー
ト搬送ベルト2周分に相当する時間(TM0)印加する
第2のクリーニングモードを設けつつ、1000枚プリ
ント終了毎に用紙裏面のトナー汚れを観察しながらトー
タル50000枚の耐久試験を行った。なお、シート搬
送ベルト外周面上のクリーニング部材は前記第2のクリ
ーニングモードに対応してベルトに当接する様に制御さ
れている。その結果、50000枚プリント後も記録シ
ートSの裏面汚れは無く、ベルト及びクリーニングブレ
ードの削れや欠け等の異常は全く観察されなかった。
【0066】(実施例2)図7は本発明の画像形成装置
の実施例2の制御部のブロック線図で、前記実施例1の
図3に対応する図である。図8は実施例2のトナーの逆
転写処理のフローチャートで前記実施例1の図4に対応
する図である。なお、この実施例2の説明において、前
記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符
号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例2
は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点
では前記実施例1と同様に構成されている。実施例2の
画像形成装置Uは、前記実施例1とブロック線図および
フローチャートが前記実施例1と相違している。
【0067】図7において、コントローラCは次の機能
を有している。 C2:クリーニングバイアス印加転写器選択手段 クリーニングバイアス印加転写器選択手段C2は、前記
選択された複数の転写器(転写ロール)を第1転写器お
よび第2転写器に選択する機能を有している。 C2a:転写ロール選択フラグ 転写ロール選択フラグC2aは1000枚カウンタNbの
カウント値が1だけカウントアップする度に0→1→2
→3→0(=4)と書換えが行われるフラグであり、C
2aの値に応じて第1転写器または第2転写器が選択され
る。転写ロール選択フラグC2aは、初期値(工場出荷時
の値)は0である。 Nb:1000枚単位カウンタ 1000枚単位カウンタNbは、画像形成装置Uのプリ
ント動作が終了したときのプリント枚数が1000枚を
越る度に、カウント値が1だけカウントアップするカウ
ンタである。Nbの初期値(工場出荷時の値)は1であ
る。
【0068】(実施例2の作用)図8は前記実施例2の
トナーの逆転写処理のフローチャートである。図8に示
すトナーの逆転写処理フローは電源オンにより開始され
る。図8のフローチャートの各ST(ステップ)の処理
は、前記コントローラCのROMに記憶されたプログラ
ムに従って行われる。図8において、トナーの逆転写処
理フローが開始されると、ST21〜ST33の処理が行わ
れる。図8のST21〜ST26の処理は前記実施例1の図
4のST1〜ST6の処理と同一である。
【0069】ST27においてCNT(コピー枚数カウン
タ)のカウント値CNT(CNTの初期値(工場出荷時の
値)は0)が、CNT≧Nb×1000であるか否か判断
する。前記Nbは、画像形成装置Uのプリント動作が終
了したときのプリント枚数が1000枚を越える度に、
カウント値が1だけカウントアップするカウンタであ
る。Nbの初期値(工場出荷時の値)は1である。ST2
7においてNO(ノー)の場合はST28に移る。ST28
において逆転写処理(すなわち、クリーニング処理、図
9参照)を行う。ST28の処理を終了すると前記ST21
に戻る。
【0070】前記ST27においてYES(イエス)の場
合はST29に移る。ST29において1000枚カウンタ
Nbのカウント値NbをNb=Nb+1とする。したがっ
て、前記Nbは、画像形成装置Uのプリント動作が終了
したときのプリント枚数が1000枚を越える度に、カ
ウント値が1だけカウントアップすることになる。
【0071】ST30において転写器選択フラグのカウン
ト値C2aをC2a=C2a+1とする。C2aの初期値(工場
出荷時の値)は0である。ST31において前記転写器選
択フラグのカウント値C2aはC2a≧4であるか否か判断
する。NO(ノー)の場合はST33に移る。YES(イ
エス)の場合はST32に移る。ST32において転写器選
択フラグのカウント値C2aをC2a=0とする。すなわ
ち、前記ST31においてC2a≧4のときにはST2a=0
とする。次にST33において逆転写処理(図9参照)を
行う。ST33の処理を終了すると前記ST21に戻る。
【0072】図9は前記図8のST28,ST33の逆転写
処理のサブルーチンである。ST41において前記転写器
選択フラグのカウント値C2aの値はC2a=0であるか否
か判断する。YES(イエス)の場合はST42に移る。
ST42においてY転写器(Y転写ロール)Tyを第1転
写器とし、他の転写器(転写ロール)Tm,Tc,Tkを
第2転写器とする。次にST49に移る。
【0073】前記ST41においてNO(ノー)の場合は
ST43に移る。ST43において前記転写器選択フラグの
カウント値C2aの値はC2a=1であるか否か判断する。
YES(イエス)の場合はST44に移る。ST44におい
てM転写器(M転写ロール)Tmを第1転写器とし、他
の転写器(転写ロール)Ty,Tc,Tkを第2転写器と
する。次にST49に移る。
【0074】前記ST43においてNO(ノー)の場合は
ST45に移る。ST45において前記転写器選択フラグの
カウント値C2aの値はC2a=2であるか否か判断する。
YES(イエス)の場合はST46に移る。ST46におい
てC転写器(C転写ロール)Tcを第1転写器とし、他
の転写器Ty,Tm,Tkを第2転写器とする。次にST4
9に移る。
【0075】前記ST45においてNO(ノー)の場合は
ST47に移る。ST47において前記転写器選択フラグの
カウント値C2aの値はC2a=3であるか否か判断する。
YES(イエス)の場合はST48に移る。ST48におい
てK転写器(K転写ロール)Tkを第1転写器とし、他
の転写器(転写ロール)Ty,Tm,Tcを第2転写器と
する。次にST49に移る。
【0076】ST49において、次の処理を行う。 (1)各帯電器CRk〜CRcにそれぞれ−600Vを印加
する。 (2)第1転写器(第1転写ロール)Tk,Ty,Tmま
たはTcに、−1000Vを印加する。 (3)第2転写器(第2転写ロール)Tk,Ty,Tmま
たはTcに、−700Vを印加する。 以上の処理を終了すると前記ST50に移る。
【0077】ST50においてタイマTMにTM0(例え
ばシート搬送ベルトBが2回転するのに必要な時間)を
セットする。ST51においてタイマTMはタイムアップ
したか否か判断する。NO(ノー)の場合はST51を繰
り返し実行する。YES(イエス)の場合はST52に移
る。ST52において、次の処理を行う。 (1)各帯電器CRk,CRy,CRm,CRcおよび全転写器
(転写ロール)Tk,Ty,Tm,Tcの電圧印加を停止す
る。 (2)像担持体Pk,Py,Pm,Pcおよびシート搬送ベ
ルトBの停止禁止フラグFR1を「0」にする。 以上の処理を終了すると前記ST21(図8参照)に戻
る。
【0078】(実施例3)図10は前記実施例3の説明
図であり、トナーの逆転写処理のフローチャートで、前
記実施例2のフローチート7に相当する図である。な
お、この実施例3は、トナーの逆転写処理フローチャー
トが前記実施例2と相違しているが、他の点では前記実
施例2と同様に構成されている。図10に示すトナーの
逆転写処理フローは電源オンにより開始される。図10
のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記
コントローラCのROMに記憶されたプログラムに従っ
て行われる。図10において、トナーの逆転写処理フロ
ーが開始されると、ST61〜ST73の処理が行われる。
図10のST61〜ST70の処理は前記実施例2の図8の
ST21〜ST30の処理と同一である。
【0079】ST71において転写器選択フラグのカウン
ト値C2aはC2a≧2であるか否か判断する。NO(ノ
ー)の場合はST73に移る。YES(イエス)の場合は
次のST72に移る。ST72において転写器選択フラグの
カウント値C2aをC2a=0とする。次にST73において
逆転写処理(図11参照)を行う。ST73の処理を終了
すると前記ST61に戻る。
【0080】図11は前記図10のST68,ST73の逆
転写処理のサブルーチンである。ST81において前記転
写器選択フラグのカウント値C2aの値C2aはC2a=0で
あるか否か判断する。YES(イエス)の場合はST82
に移る。ST82においてY,Cの転写器Ty,Tcを第1
転写器とし、M,Kの転写器Tm,Tkを第2転写器とす
る。次にST85に移る。
【0081】前記ST81においてNO(ノー)の場合は
ST83に移る。ST83において前記転写器選択フラグの
カウント値C2aの値C2aはC2a=1であるか否か判断す
る。YES(イエス)の場合はST84に移る。ST84に
おいてM,Kの転写器Tm,Tkを第1転写器とし、Y,
Cの転写器Ty,Tcを第2転写器とする。次にST85に
移る。
【0082】前記ST83においてNO(ノー)の場合は
ST85に移る。ST85において、次の処理を行う。 (1)各帯電器CRk,CRy,CRm,CRcにそれぞれ−6
00Vを印加する。 (2)第1転写器(転写ロール)Tk,Ty,Tmまたは
Tcに、−800Vを印加する。 (3)第2転写器(転写ロール)Tk,Ty,Tmまたは
Tcに、+100Vを印加する。 以上の処理を終了すると前記ST86に移る。
【0083】ST86においてタイマTMにTM0(例え
ばシート搬送ベルトBが2回転するのに必要な時間)を
セットする。ST87においてタイマTMはタイムアップ
したか否か判断する。NO(ノー)の場合はST87を繰
り返し実行する。YES(イエス)の場合はST88に移
る。ST88において、次の処理を行う。 (1)各帯電器CRk,CRy,CRm,CRcおよび全転写器
Tk,Ty,Tm,Tcの電圧印加を停止する。 (2)像担持体Pk,Py,Pm,Pcおよびシート搬送ベ
ルトBの停止禁止フラグFR1を「0」にする。 以上の処理を終了すると前記ST61(図10参照)に戻
る。
【0084】(実施例4)図12は本発明の画像形成装
置の実施例4の制御部のブロック線図で、前記実施例1
の図3に対応する図である。図13は実施例4のトナー
の逆転写処理のフローチャートで前記実施例1の図4に
対応する図である。なお、この実施例4はコピースター
トキーがオンされる度にトナー逆転写処理を1回行うよ
うにしている。なお、この実施例4の説明において、前
記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符
号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例4
は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点
では前記実施例1と同様に構成されている。実施例4の
画像形成装置Uは、前記実施例1とブロック線図および
フローチャートが前記実施例1と相違している。
【0085】図12において、コントローラCは次の機
能を有している。 FR2:画像形成書込禁止フラグ 潜像書込禁止フラグFR2は、フラグが「0」のときは潜
像書込が禁止されることを意味し、「1」のときは潜像
書込が可能であることを意味するフラグである。
【0086】(実施例4の作用)図13は前記実施例4
のベルト付着トナーの逆転写処理のフローチャートであ
る。図13に示すベルト付着トナーの逆転写処理フロー
は電源オンにより開始される。図13のフローチャート
の各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCの
ROMに記憶されたプログラムに従って行われる。図1
3において、ベルト付着トナーの逆転写処理フローが開
始されると、ST91において、コピースタートキーがオ
ンしたか否か判断する。NO(ノー)の場合はST91を
繰り返し実行する。YES(イエス)の場合はST92に
移る。
【0087】ST92において潜像書込禁止フラグFR2の
値をFR2=「1」にする。次にST93において像担持体
Pk,Py,Pm,Pcおよびシート搬送ベルトBを回転さ
せる。ST94において転写器選択処理(図14参照)を
行う。
【0088】ST95において、次の処理を行う。 (1)第1選択転写器Tk,Ty,TmまたはTcに第1転
写電圧を印加する。 (2)第2選択転写器Tk,Ty,TmまたはTcに第2転
写電圧を印加する。 ST96においてタイマTMにTM0(例えばシート搬送
ベルトBが2回転するのに必要な時間)をセットする。
【0089】次にST97においてタイマTMはタイムア
ップしたか否か判断する。NO(ノー)の場合はST97
を繰り返し実行する。YES(イエス)の場合はST98
に移る。ST98において、次の処理を行う。 (1)第1転写器Tk,Ty,Tm,Tcへの第1転写電圧
印加を停止する。 (2)第2転写器Tk,Ty,Tm,Tcへの第2転写電圧
印加を停止する。 次にST99において潜像書込禁止フラグFR2を「0」に
する。以上の処理を終了すると前記ST91に戻る。
【0090】図14は前記図13のST94のサブルーチ
ン(クリーニングバイアス印加用転写器選択処理のフロ
ーチャート)である。ST101において前記転写器選択
フラグのカウント値C2aの値C2aはC2a=0であるか否
か判断する。YES(イエス)の場合はST102に移
る。ST102においてYの転写器Tyを第1転写器とし、
Cの転写器Tcを第2転写器とする。次にST109に移
る。
【0091】前記ST101においてNO(ノー)の場合
はST103に移る。ST103において前記転写器選択フラ
グのカウント値C2aの値C2aはC2a=1であるか否か判
断する。YES(イエス)の場合はST104に移る。S
T104においてMの転写器Tmを第1転写器とし、Kの転
写器Tkを第2転写器とする。次にST109に移る。
【0092】前記ST103においてNO(ノー)の場合
はST105に移る。ST105において前記転写器選択フラ
グのカウント値C2aの値C2aはC2a=2であるか否か判
断する。YES(イエス)の場合はST106に移る。S
T106においてCの転写器Tcを第1転写器とし、Yの転
写器Tyを第2転写器とする。次にST109に移る。
【0093】前記ST105においてNO(ノー)の場合
はST107に移る。ST107において前記転写器選択フラ
グのカウント値C2aの値C2aはC2a=3であるか否か判
断する。YES(イエス)の場合はST108に移る。S
T108においてKの転写器Tkを第1転写器とし、Mの転
写器Tmを第2転写器とする。次にST109に移る。
【0094】前記ST107においてNO(ノー)の場合
はST109に移る。ST109において前記転写器選択フラ
グのカウント値C2aをC2a=C2a+1とする。次にST
110において前記転写器選択フラグのカウント値C2aを
C2a=C2a≧4であるか否か判断する。NO(ノー)の
場合は前記ST95(図13参照)に戻る。YES(イエ
ス)の場合は次のST111に移る。ST111において前記
転写器選択フラグのカウント値C2aをC2a=0とする。
以上の処理が終了したら前記ST95に戻る。
【0095】図15は実施例4のベルトクリーナ移動処
理のフローチャートで、前記実施例1の図5に対応する
図である。図15に示すベルトクリーナ移動処理フロー
は、ST13′、ST18′において潜像書込禁止フラグF
R2を使用している点で、前記図5のST13、ST18でベ
ルト停止禁止フラグFR1を使用していたのとは相違して
いる。図15のその他の処理は前記図5と同じである。
【0096】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。 (H01)選択された2個以上の転写器にクリーニングバ
イアスを印加するベルト付着トナー逆転写手段は、前記
2個以上の転写器に必ずしも同時にクリーニングバイア
スを印加する必要はなく、1度に1個づつ順次転写器を
選択してクリーニングバイアスを印加することが可能で
ある。
【0097】
【発明の効果】前述の本発明の画像形成装置は、下記の
効果を奏することができる。 (E01)ベルトに付着したトナーを複数の像担持体クリ
ーナに分配して回収することができるので、ベルトクリ
ーナのトナー回収容器を小型化することが可能である。
したがって、省スペース化、省資源化にも貢献するもの
である。 (E02)ベルト及びクリーニング部材の損耗を低減させ
ることができるので、ベルトおよびベルトクリーナの寿
命を延ばすことができる。したがって、画像形成時のラ
ンニングコストを低減させる効果をもたらす。 (E03)ベルト上に線状のクリーニング跡が生じるのを
防止することができるので、高品位な画像形成を長期に
渡り可能とするものである。
【0098】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は複数の像担持体に接するシート搬送ベ
ルトを有するカラー画像形成装置の実施例1の説明図で
ある。
【図2】 図2は前記図1の要部拡大図である。
【図3】 図3は本発明の実施例1の画像形成装置(タ
ンデム式デジタルカラー複写機)Uの機能を示すブロッ
ク線図である。
【図4】 図4は前記実施例1のトナーの逆転写処理の
フローチャートである。
【図5】 図5は実施例1のベルトクリーナ移動処理の
フローチャートである。
【図6】 図6はA−4普通紙の一枚に各色を1/4の
範囲に形成するプリントパターンを示す図である。
【図7】 図7は本発明の画像形成装置の実施例2の制
御部のブロック線図で、前記実施例1の図3に対応する
図である。
【図8】 図8は実施例2のトナーの逆転写処理のフロ
ーチャートで前記実施例1の図4に対応する図である。
【図9】 図9は前記図8のST28,ST33の逆転写処
理のサブルーチンである。
【図10】 図10は前記実施例3の説明図であり、ト
ナーの逆転写処理のフローチャートで、前記実施例2の
フローチート7に相当する図である。
【図11】 図11は前記図10のST68,ST73の逆
転写処理のサブルーチンである。
【図12】 図12は本発明の画像形成装置の実施例4
の制御部のブロック線図で、前記実施例1の図3に対応
する図である。
【図13】 図13は実施例4のトナーの逆転写処理の
フローチャートで前記実施例1の図4に対応する図であ
る。
【図14】 図14は前記図13のST94のサブルーチ
ン(クリーニングバイアス印加用転写器選択処理のフロ
ーチャート)である。
【図15】 図15は実施例4のベルトクリーナ移動処
理のフローチャートで、前記実施例1の図5に対応する
図である。
【符号の説明】
B…転写用ベルト(シート搬送ベルト)、C0…ベルト
クリーナ位置制御手段、C1…ベルト付着トナー逆転写
手段、C2…クリーニングバイアス印加用転写器選択手
段、CL2…ベルトクリーナ、E1…転写用電圧電源、E2
…クリーニングバイアス電源、S…転写材、Rd…ベル
ト駆動ロール、(CRk,CRy,CRm,CRc)…帯電器、
(Dk,Dy,Dm,Dc)…現像器、(Pk,Py,Pm,
Pc)…像担持体、(Q3k,Q3y,Q3m,Q3c)…転写
領域、(Rd,Rt,Rw,Rf)…ベルト支持ロール、
(ROSk,ROSy,ROSm,ROSc)…潜像書込装
置、(Tk,Ty,Tm,Tc)…転写器、クリーニングバ
イアス印加用転写器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の要件(A01)〜(A06)を備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置、(A01)回転移動する表
    面にトナー像が形成される像担持体、前記像担持体表面
    を一様に帯電させる帯電器、前記一様に帯電された像担
    持体表面に静電潜像を書き込む潜像書込装置、前記像担
    持体表面に形成された静電潜像をトナー像に現像する現
    像器、前記現像されたトナー像を転写材に転写する転写
    領域の下流側に配置されて前記像担持体表面の残留トナ
    ーを回収するクリーニング部材を有する複数のトナー像
    形成装置、(A02)ベルト駆動ロールおよび複数の従動
    ロールを含む複数のベルト支持ロールにより回転可能に
    支持されるとともに前記トナー像形成装置の前記転写領
    域を通って回転移動する転写用ベルト、(A03)前記複
    数の各トナー像形成装置の転写領域に対向して前記転写
    用ベルトを挟んで配置された複数の各転写器、(A04)
    像担持体表面のトナー像を前記転写用ベルトに転写する
    転写電圧を前記各転写器に印加する転写用電圧電源、
    (A05)前記転写用ベルトに付着したトナーを前記像担
    持体に移動させるクリーニングバイアスを前記各転写器
    のうちの2個以上の転写器に印加するクリーニングバイ
    アス電源、(A06)設定された所定のタイミングで前記
    転写用ベルトを回転させながら前記クリーニングバイア
    スを設定された期間だけ前記2個以上の転写器に印加す
    るベルト付着トナー逆転写手段。
  2. 【請求項2】 次の要件(A07),(A08)を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置、(A07)
    前記複数の各転写器のうちから2個以上の転写器をクリ
    ーニングバイアス印加用の転写器として順次選択するク
    リーニングバイアス印加用転写器選択手段、(A08)前
    記クリーニングバイアス印加用転写器選択手段により選
    択されたクリーニングバイアス印加用転写器に前記クリ
    ーニングバイアスを印加する前記ベルト付着トナー逆転
    写手段。
  3. 【請求項3】 次の要件(A09),(A010)を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装
    置、(A09)前記転写用ベルト表面に接触および離隔可
    能に支持されたベルトクリーナ、(A10)前記ベルトク
    リーナを、常時はシート搬送ベルトから離れた位置に保
    持し、所定のタイミングでシート搬送ベルトに接触させ
    てクリーニングを行わせるベルトクリーナ位置制御手
    段。
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