JP2002149026A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002149026A
JP2002149026A JP2000343289A JP2000343289A JP2002149026A JP 2002149026 A JP2002149026 A JP 2002149026A JP 2000343289 A JP2000343289 A JP 2000343289A JP 2000343289 A JP2000343289 A JP 2000343289A JP 2002149026 A JP2002149026 A JP 2002149026A
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JP
Japan
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voltage
toner
cleaning blade
electrostatic latent
roller
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Application number
JP2000343289A
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English (en)
Inventor
Tetsuhiro Tsuru
哲浩 津留
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Developing For Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニングブレードに感光体の除電機能を
持たせることにより装置の小型化が可能な画像形成装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 静電潜像担持体である感光体1に接触配
置し、感光体1の表面を帯電する帯電ブラシ2と、転写
後の感光体1の表面に付着したトナー10を回収するク
リーニングブレード25を有する画像形成装置であっ
て、交流電圧発生回路27aと直流電圧発生回路27b
でそれぞれ発生した直流電圧と交流電圧を重畳した電圧
を帯電ブラシ2に印加し、クリーニングブレード25に
印加する交流電圧は交流電圧発生回路27aで発生させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙等の記録媒体
に画像を形成する画像形成装置に係り、特に装置の小型
化のためにクリーニングブレードに感光体の除電機能を
持たせるようにした画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、画像形成装置は乾式トナーを
使用する機器が主流を占め、多くの複写機、レーザプリ
ンタ、普通紙ファクシミリ等として実用化され、目覚ま
しい発展を遂げている。この画像形成装置は電子写真プ
ロセス技術を応用した機器であり、静電潜像担持体であ
る感光体上に形成された静電潜像をトナー粒子により顕
像化するものである。以下に、従来の画像形成装置の構
成および動作について図を用いて説明する。
【0003】図7は従来の画像形成装置の要部断面図で
ある。図7において、1は感光体、2はシャフト2aを
持つ帯電ブラシ、3は露光光学系、4は露光光線、5は
シャフト5aを有する現像ローラ、6はシャフト6aを
有するトナー供給ローラ、7はトナー規制ブレード、7
aは金属ばね板部材、7bはトナー規制部材、8はブレ
ードホルダ、9は現像ホッパ、10はトナー、11はト
ナー攪拌部材、12は現像バイアス電圧供給電源、13
は除電器、14は用紙カセット、15は用紙、16は給
紙ローラ、17は搬送ローラ、18はレジストローラ、
19はレジストローラに当接されている従動ローラ、2
0はシャフト20aを持つ転写ローラ、21は定着器、
22はヒートローラ、23は加圧ローラ、24は転写バ
イアス電圧供給電源、25はクリーニングブレード、2
6はトナー供給バイアス電圧供給電源、27は帯電バイ
アス電圧供給電源、28はブラシクリーニング部材であ
る。
【0004】静電潜像担持体である感光体1は、アルミ
ニウム等の金属ドラムを基材とし、その外周面上にセレ
ン(Se)あるいは有機光導電体(OPC)等の感光受
容層を薄膜状に塗布して形成されている。
【0005】感光体1の表面に接触して帯電部材である
帯電ブラシ2が配設されている。この帯電ブラシ2は、
感光体1の回転軸と平行に設けられて回転する金属製の
シャフト2aと、このシャフト2aの外周面上に放射状
に植設された導電性を有するブラシとから構成されてい
る。この帯電ブラシ2は帯電バイアス電圧供給電源27
から供給された直流、または直流と交流とが重畳された
帯電バイアス電圧により感光体1の表面を一様に帯電す
る。そして、このような感光体1に露光光学系3から出
力される露光光線4を照射すると、感光体1が露光され
て所定の静電潜像が形成される。
【0006】トナー供給ローラ6は、現像ホッパ9に両
端を回転自在に軸支されたトナー撹拌部材11により撹
拌されて搬送されたトナー10をトナー担持体である現
像ローラ5の表面に供給するものである。現像ローラ5
とトナー供給ローラ6とは接触配置され、共に、ステン
レス等の金属を基材としてその外周面上にウレタン、シ
リコン等の弾性部材が層状に形成され、現像ホッパ9の
両端に回転軸支されている。
【0007】トナー供給ローラ6により供給されてきた
トナー10は、トナー規制ブレード7により摩擦帯電さ
れて、現像ローラ5の外周面上に薄層状態を形成する。
現像ローラ5は、感光体1と接触状態であり、現像バイ
アス電圧供給電源12より印加される直流の現像バイア
ス電圧により、感光体1上の静電潜像が形成された部分
にトナー10を転移付着させて、静電潜像を顕像化す
る。
【0008】トナー規制ブレード7は、金属ばね板部材
7aと現像ローラ5上に接触するトナー規制部材7bか
ら成り、トナー規制部材7bは金属ばね板部材7aの一
端にシリコンまたはウレタン等の弾性部材を一体形成し
たものである。ブレードホルダ8はトナー規制ブレード
7をねじ止めにて固定する。トナー撹拌部材11はトナ
ー供給ローラ6の回転とともに円の軌跡を描き、現像ホ
ッパ9内に収容されたトナー10の凝集を防ぐととも
に、トナー10をトナー供給ローラ6の方へ搬送する。
【0009】用紙カセット14に収納されている用紙1
5は、用紙カセット14から、半月形をした給紙ローラ
16によって1枚ずつ搬送ローラ17へ送り出される。
送り出された記録シートである用紙15は搬送ローラ1
7によって矢印Aで示した方向へ搬送される。従動ロー
ラ19に当接するレジストローラ18は、用紙15と感
光体1上に形成されたトナー像とを一致させるために一
時的に用紙15を停止待機させるものである。
【0010】転写ローラ20は、ステンレス等の金属を
基材としてその外周面上に弾性部材が層状に形成され、
感光体1と当接して回転軸支されている。感光体1の回
転にともなってトナー像が転写ローラ20と感光体1の
当接部に到達すると、トナー像とタイミングを合わせて
用紙15もこの当接部に到達し、このとき、転写ローラ
20の金属製のシャフト20aへ転写バイアス電圧供給
電源24からの高電圧を印加することによって、用紙1
5の裏面にトナー10と逆極性の電荷を付与し、感光体
1上のトナー像を用紙15上に転写する。
【0011】次に、用紙15を図中の左側へ送り、用紙
15上に転写されたトナー像をヒートローラ22と加圧
ローラ23との挟持回転に伴い加圧と熱によって定着す
る。
【0012】一方、トナー像を用紙15上に転写した後
の感光体1は、クリーニングブレード25により転写残
トナーが掻き落とされ、除電器13により光が照射され
て除電され、次のプロセスに備える。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】装置の小型化が進むに
つれて感光体1は小径化の一途を辿り、外径20mmか
ら24mmが今後の主流になると思われ、そうした場合
従来のように感光体1の周りに帯電、現像、転写、クリ
ーニング、除電といった部材をすべて配置することは困
難となる。そこで画像形成に最も影響が少ないと思われ
る除電器13を廃止することが一般的となるが、除電工
程がないことにより前の印字履歴が消去されず次の印字
画像上にメモリが発生したり、印字終了時に感光体表面
が帯電された状態で放置され感光体の電気特性に悪影響
を及ぼすなどの問題がある。
【0014】本発明は、これらの問題点を解決しクリー
ニングブレードに感光体の除電機能を持たせることによ
り小型化が可能な画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、転写後の静電潜像担持体表面に付着したトナーを回
収するクリーニングブレードを有し、クリーニングブレ
ードは導電性部材から成り、交流電圧を印加することに
より、除電器を廃止した場合でも感光体表面を除電でき
る。
【0016】また、本発明の画像形成装置は、静電潜像
担持体に接触配置し該静電潜像担持体表面を帯電する帯
電部材と、転写後の静電潜像担持体表面に付着したトナ
ーを回収するクリーニングブレードを有する画像形成装
置であって、直流電圧発生回路と交流電圧発生回路でそ
れぞれ発生した直流電圧と交流電圧を重畳した電圧を帯
電部材に印加し、クリーニングブレードに印加する交流
電圧は帯電部材に印加する交流電圧発生回路で発生させ
ることにより、クリーニングブレードに印加する交流電
圧を発生させるために別途交流電圧発生回路を設ける必
要がなく、装置のコスト上昇を抑えることができる。
【0017】また、本発明の画像形成装置は、トナー層
を表面に形成し静電潜像担持体表面の静電潜像を顕像化
する現像ローラと、転写後の静電潜像担持体表面に付着
したトナーを回収するクリーニングブレードを有する画
像形成装置であって、直流電圧発生回路と交流電圧発生
回路でそれぞれ発生した直流電圧と交流電圧を重畳した
電圧を現像ローラに印加し、クリーニングブレードに印
加する交流電圧は現像ローラに印加する交流電圧発生回
路で発生させることにより、クリーニングブレードに印
加する交流電圧を発生させるために別途交流電圧発生回
路を設ける必要がなく、装置のコスト上昇を抑えること
ができる。
【0018】また、本発明の画像形成装置は、トナー層
を表面に形成し静電潜像担持体表面の静電潜像を顕像化
する現像ローラと、現像ローラに接触配置し該現像ロー
ラにトナーを供給するトナー供給ローラと、転写後の静
電潜像担持体表面に付着したトナーを回収するクリーニ
ングブレードを有する画像形成装置であって、直流電圧
発生回路と交流電圧発生回路でそれぞれ発生した直流電
圧と交流電圧を重畳した電圧をトナー供給ローラに印加
し、クリーニングブレードに印加する交流電圧はトナー
供給ローラに印加する交流電圧発生回路で発生させるこ
とにより、クリーニングブレードに印加する交流電圧を
発生させるために別途交流電圧発生回路を設ける必要が
なく、装置のコスト上昇を抑えることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、転写後
の静電潜像担持体表面に付着したトナーを回収するクリ
ーニングブレードを有する画像形成装置であって、クリ
ーニングブレードは導電性部材から成り交流電圧を印加
する構成としたことを特徴とする画像形成装置であり、
静電潜像担持体とクリーニングブレードの接触部に振動
電界が発生し感光体表面の電位は0Vに収束することか
ら、除電器を廃止した場合でも静電潜像担持体表面を除
電できるという作用を有する。
【0020】請求項2に記載の発明は、静電潜像担持体
に接触配置し静電潜像担持体表面を帯電する帯電部材
と、転写後の静電潜像担持体表面に付着したトナーを回
収するクリーニングブレードを有する画像形成装置であ
って、直流電圧発生回路と交流電圧発生回路でそれぞれ
発生した直流電圧と交流電圧を重畳した電圧を帯電部材
に印加し、クリーニングブレードに印加する交流電圧は
交流電圧発生回路で発生させる構成としたことを特徴と
する画像形成装置であり、クリーニングブレードに印加
する交流電圧を発生させるために別途交流電圧発生回路
を設ける必要がなく、装置のコスト上昇を抑えるという
作用を有する。
【0021】請求項3に記載の発明は、トナー層を表面
に形成し静電潜像担持体表面の静電潜像を顕像化する現
像ローラと、転写後の静電潜像担持体表面に付着したト
ナーを回収するクリーニングブレードを有する画像形成
装置であって、直流電圧発生回路と交流電圧発生回路で
それぞれ発生した直流電圧と交流電圧を重畳した電圧を
現像ローラに印加し、クリーニングブレードに印加する
交流電圧は交流電圧発生回路で発生させる構成としたこ
とを特徴とする画像形成装置であり、クリーニングブレ
ードに印加する交流電圧を発生させるために別途交流電
圧発生回路を設ける必要がなく、請求項2と同様の作用
を有する。
【0022】請求項4に記載の発明は、トナー層を表面
に形成し静電潜像担持体表面の静電潜像を顕像化する現
像ローラと、現像ローラに接触配置し該現像ローラにト
ナーを供給するトナー供給ローラと、転写後の静電潜像
担持体表面に付着したトナーを回収するクリーニングブ
レードを有する画像形成装置であって、直流電圧発生回
路と交流電圧発生回路でそれぞれ発生した直流電圧と交
流電圧を重畳した電圧をトナー供給ローラに印加し、ク
リーニングブレードに印加する交流電圧は交流電圧発生
回路で発生させる構成としたことを特徴とする画像形成
装置であり、クリーニングブレードに印加する交流電圧
を発生させるために別途交流電圧発生回路を設ける必要
がなく、請求項2と同様の作用を有する。
【0023】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて説明する。
【0024】図1、図2および図3は本発明の実施の形
態における画像形成装置の要部断面図である。なお、図
7の従来の技術と同じ構成部材については同一の符号を
付して説明を省略する。
【0025】図1、図2および図3に示す画像形成装置
は、電子写真プロセス技術により感光体(静電潜像担持
体)上に形成された静電潜像をトナー粒子により顕像化
する画像形成装置であり、アルミニウム等の金属ドラム
を基材とし、その外周面上に絶縁体であるアルマイト層
を設け、さらにその上にセレン(Se)あるいは有機光
導電体(以下、「OPC」という。)などの感光受容層
を薄膜状に塗布してなる負帯電型の感光体1を有してい
る。そして、この感光体1は、周方向(本実施の形態に
おいては、時計回りである矢印D方向)に回転して後述
する用紙15を搬送する。
【0026】ここで、アルマイト層は感光受容層の電気
的破壊に対する保護のために形成されている。なお、感
光受容層は、結着樹脂中に電荷発生物質が分散含有され
た電荷発生層と、電荷輸送物質が含有された電荷輸送層
の積層構造からなる。本実施の形態では、電荷輸送層は
電荷発生層の上に積層されており、これら感光受容層の
厚みは25μmである。
【0027】静電潜像担持体である感光体1の表面に接
触して帯電ブラシ2が配設されている。この帯電ブラシ
2は、感光体1の回転軸と平行に設けられて回転する金
属製などの導電性を有するシャフト2aと、このシャフ
ト2aから放射状に植設された導電性を有するブラシと
で構成されている。帯電ブラシ2には全長にわたり、板
状のブラシクリーニング部材28が接触している。ブラ
シクリーニング部材28は帯電ブラシ2との接触部にソ
リッド表層部を有した発泡体から構成される。本実施の
形態において、帯電ブラシ2は時計回りである矢印E方
向に回転する。
【0028】ここで帯電ブラシ2のブラシ部分には、レ
ーヨン、アクリル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナ
イロン、ETFE等の材質からなるものが用いられてお
り、これらがカーボン、金属等により導電処理されてい
る。本実施の形態では、カーボンが練り込まれた太さ6
デニールの導電性レーヨン繊維が10万本/インチ2
密度で外径が6mmの金属製のシャフト2a上に均一に
植毛されて外径が18mmとなり、これを一方向に斜毛
加工して外径15mmのブラシとしている。また、ブラ
シの抵抗値は、実使用条件と同じく感光体1の代わりに
接触幅3mmでアルミニウムドラムを当接し、100V
の電圧を印加したときに流れる電流から求めた場合で1
5Ωとなっている。
【0029】このような帯電ブラシ2は、帯電バイアス
電圧供給電源27と電気的に接続されており、帯電バイ
アス電圧供給電源27からの給電により感光体1の表面
を一様に帯電する。
【0030】このような感光体1に、画像信号をレーザ
駆動回路(図示せず)により光強度変調やパルス幅変調
して露光光学系3から得られる露光光線4を照射する
と、感光体1が露光されて所定の静電潜像が形成され
る。現像ホッパ9に両端を回転自在に軸支されたトナー
攪拌部材11で攪拌して搬送されたトナー10をトナー
担持体である現像ローラ5の表面に供給するとともに、
現像されずに残存した現像ローラ5上のトナー10を掻
き落とすため、トナー供給ローラ6が設置されている。
このトナー供給ローラ6は、ステンレス等の金属製のシ
ャフト6aを基材としてその外周面上に導電性発泡体を
形成したものであり、抵抗値は106Ω・cmとなって
いる。そして、現像ローラ5のシャフト5aには現像バ
イアス電圧供給電源12が接続され、トナー供給ローラ
6のシャフト6aにはトナー供給バイアス電圧供給電源
26が接続されている。
【0031】ここで、現像ローラ5のゴム硬度は30度
〜60度の範囲がクリープの防止や打痕防止の点で好ま
しく、また、表面粗度は表面の平滑性が高い方がトナー
薄層の形成において均一化が図られるため、1μmRz
〜7μmRzが好ましい。なお、本実施の形態における
現像ローラ5は、ゴム硬度が60度、表面粗度が2μm
Rzとされている。
【0032】トナー10は非磁性一成分系トナーであ
り、たとえばポリエステル樹脂にカーボン、ワックス、
帯電制御剤等を均一分散させたものから構成されてい
る。
【0033】現像ローラ5とトナー供給ローラ6とは相
互に接触配置されており、現像ホッパ9の両端におい
て、シャフト5a,6aによりそれぞれ回転自在に軸支
されている。図示するように、現像ローラ5と感光体1
とは接触して相互に反対方向に回転し、現像ローラ5と
トナー供給ローラ6とは接触して相互に同一方向に回転
するようになっている(反時計回りである矢印Cで示す
現像ローラ5の回転方向および矢印Bで示すトナー供給
ローラ6の回転方向に対して、時計回りである矢印Dで
示す感光体1の回転方向)。したがって、現像ローラ5
とトナー供給ローラ6とは摩擦接触の状態になってい
る。
【0034】現像ローラ5は感光体1と接触または近接
状態とされており、現像バイアス電圧供給電源12より
印加される現像バイアス電圧によりトナー10が転移付
着されると、静電潜像が顕像化される。
【0035】なお、トナー攪拌部材11はトナー供給ロ
ーラ6の回転とともに円の軌跡を描き、現像ホッパ9内
に収容されたトナー10の凝集を防ぐとともに、トナー
10をトナー供給ローラ6の方へ搬送する。
【0036】現像ローラ5に当接してトナー規制ブレー
ド7が設けられている。このトナー規制ブレード7は、
ステンレス板、リン青銅板等の弾性を有する金属ばね板
部材7aと、現像ローラ5上に接触するトナー規制部材
7bとからなる。トナー規制部材7bは金属ばね板部材
7aの一端にたとえばゴム硬度60度のウレタンゴムで
ある弾性部材を一体成形したもので形成されている。こ
のようなトナー規制ブレード7はブレードホルダ8にね
じ止めされている。このトナー規制ブレード7は現像ロ
ーラ5を線圧80g/cmで押圧しており、トナー供給
ローラ6から現像ローラ5へ供給されたトナー10はト
ナー規制ブレード7で摩擦帯電され、現像ローラ5の外
周面上に薄層状態のトナー層が形成される。なお、本実
施の形態のように非磁性一成分接触現像方式において
は、現像ローラ5上のトナー層は0.4〜0.6mg/
cm2の範囲が好ましい。
【0037】なお、感光体1、現像ローラ5、トナー供
給ローラ6およびトナー規制ブレード7は、各々の接触
部において常時接触した状態で配設されている。
【0038】搬送経路の始点に設けられた用紙カセット
14には、用紙15が収納されている。この用紙15は
半月形をした給紙ローラ16によって用紙カセット14
から1枚ずつ搬送ローラ17に挟持されて矢印Aで示す
感光体1の方向へと搬送される。一時的に用紙15を停
止待機させて用紙15と感光体1上に形成されたトナー
像とを一致させるため、感光体1に至る前の搬送経路上
には、従動ローラ19に当接されてレジストローラ18
が設けられている。また、感光体1と当接して転写ロー
ラ20が回転自在に軸支されて設けられている。この転
写ローラ20はステンレス等の金属製のシャフト20a
の周囲に導電性発泡体を形成したものからなり、抵抗値
は107Ω・cmとなっている。シャフト20aには定
電流電源である転写バイアス電圧供給電源24が接続さ
れている。
【0039】感光体1の回転にともなってトナー像が転
写ローラ20と感光体1の当接部に到達すると、レジス
トローラ18によりこのトナー像とタイミングを合わせ
て用紙15もこの当接部に到達する。このとき、転写ロ
ーラ20の金属シャフト20aへ転写バイアス電圧供給
電源24からの高電圧を印加することにより用紙15の
裏面にトナー10と逆極性の電荷を付与すると、感光体
1上のトナー像は用紙15上に転写される。
【0040】搬送経路の後段には、内部に熱源を有する
ヒートローラ22と、このヒートローラ22とともに用
紙15を挟持搬送する加圧ローラ23とで構成された定
着器21が設置されている。したがって、トナー像の転
写された用紙15はこの定着器21へ送られ、ここでヒ
ートローラ22と加圧ローラ23の挟持回転により圧力
と熱によってトナー像が定着される。一方、トナー像が
用紙15上に転写された後の感光体1は、クリーニング
ブレード25により転写残トナーが掻き落とされる。ク
リーニングブレード25は、ウレタンゴムにカーボンな
どを分散させた電気抵抗値106Ω・cm程度の導電性
部材から成り、交流電圧を印加することによって感光体
1表面の残留電位を除電する。クリーニングブレード2
5に印加する交流電圧の発生源は、図1では帯電バイア
ス電圧供給電源27を構成する交流電圧発生回路27
a、図2では現像バイアス電圧供給電源12を構成する
交流電圧発生回路12a、図3ではトナー供給バイアス
電圧供給電源26を構成する交流電圧発生回路26aと
なっている。なお、図1の27b,図2の12b、図3
の26bは直流電圧発生回路である。
【0041】次に、本発明の具体例を説明する。先の実
施の形態では、請求項2〜4に対応して図1〜図3と3
つの形態を示したが、導電性部材から成るクリーニング
ブレード25に交流電圧を印加するという点では3つの
形態とも差異がないことは明らかであるため、本実施の
形態では帯電バイアス電圧供給電源27からクリーニン
グブレード25に交流電圧を印加する図1の形態のみを
用いて説明する。
【0042】図1に示した画像形成装置において、現像
バイアス電圧は直流電圧−200Vとし、トナー供給バ
イアス電圧は直流電圧−300V、感光体1の周速度で
あるプロセス速度は200mm/sec、現像ローラ5
の周速度は300mm/sec、トナー供給ローラ6の
周速度は100mm/secに設定した。帯電バイアス
電圧は、直流電圧−700V、交流振幅電圧1300
V、交流周波数1000Hzとし、同じく帯電バイアス
電圧供給電源27から印加するクリーニングブレードバ
イアス電圧は、直流電圧0V、交流振幅電圧1300
V、交流周波数1000Hzとして、帯電バイアス電圧
をオフした後の感光体1の表面電位を測定した。結果を
図4に本発明の実施の形態における感光体の表面電位測
定結果を示すグラフとして示す。
【0043】図4より、帯電バイアス電圧をオフした直
後から、感光体1の表面電位は−100V程度まで除電
されることが明らかとなった。これは、クリーニングブ
レード25と感光体1との間に振動電界を発生させるこ
とにより両部材の間で電荷が交互に移動し、感光体1が
クリーニングブレード25との接触部近傍を通過するに
したがって電荷の移動量が徐々に減少して交流電圧の基
準電位0Vに収束するためである。
【0044】比較例として、図5に本発明の比較例にお
ける画像形成装置の要部断面図として示すように導電性
部材から成るクリーニングブレード25を単に接地した
場合の結果を図6に本発明の比較例における感光体の表
面電位測定結果を示すグラフとして示す。クリーニング
ブレード25以外の各部材に印加するバイアス電圧条件
および周速度は、図1の場合と同様である。
【0045】図5より明らかなように、クリーニングブ
レード25を接地しただけではほとんど除電効果は得ら
れない。
【0046】以上のように、クリーニングブレード25
を導電性部材で構成し交流電圧を印加することにより除
電器を設けることなく感光体1の表面を除電できること
が明らかとなった。クリーニングブレード25に印加す
る交流電圧は、帯電バイアス電圧供給電源27、現像バ
イアス電圧供給電源12、トナー供給バイアス電圧供給
電源26のいずれかを利用して発生させることで、別途
交流電圧発生回路を設ける必要がなく装置のコスト上昇
を抑えることができる。
【0047】なお、本実施の形態では、現像方法として
非磁性一成分現像方式を用いたが、二成分現像方式にお
いても適用可能である。更には、帯電方式として回転ブ
ラシ方式を用いたが、固定ブラシ方式、ローラ方式、ブ
レード方式など各種帯電方式においても適用可能であ
る。
【0048】
【発明の効果】本発明における画像形成装置によれば、
以下の優れた効果を実現できる。
【0049】請求項1に記載の発明によれば、クリーニ
ングブレードと感光体の間に基準電位0Vの振動電界を
発生させることにより、除電器を設けることなく感光体
の表面を除電できる。
【0050】請求項2に記載の発明によれば、クリーニ
ングブレードに印加する交流電圧を帯電バイアス電圧供
給電源を利用して発生させることで、装置のコスト上昇
を抑制して、除電器を設けることなく感光体の表面を除
電できる。
【0051】請求項3に記載の発明によれば、クリーニ
ングブレードに印加する交流電圧を現像バイアス電圧供
給電源を利用して発生させることで、請求項2と同様の
効果が得られる。
【0052】請求項4に記載の発明によれば、クリーニ
ングブレードに印加する交流電圧をトナー供給バイアス
電圧供給電源を利用して発生させることで、請求項2と
同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における画像形成装置の要
部断面図
【図2】本発明の実施の形態における別の画像形成装置
の要部断面図
【図3】本発明の実施の形態における別の画像形成装置
の要部断面図
【図4】本発明の実施の形態における感光体の表面電位
測定結果を示すグラフ
【図5】本発明の比較例における画像形成装置の要部断
面図
【図6】本発明の比較例における感光体の表面電位測定
結果を示すグラフ
【図7】従来の画像形成装置の要部断面図
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電ブラシ 2a,5a,6a,20a シャフト 3 露光光学系 4 露光光線 5 現像ローラ 6 トナー供給ローラ 7 トナー規制ブレード 7a 金属ばね板部材 7b トナー規制部材 8 ブレードホルダ 9 現像ホッパ 10 トナー 11 トナー攪拌部材 12 現像バイアス電圧供給電源 12a,26a,27a 交流電圧発生回路 12b,26b,27b 直流電圧発生回路 13 除電器 14 用紙カセット 15 用紙 16 給紙ローラ 17 搬送ローラ 18 レジストローラ 19 従動ローラ 20 転写ローラ 21 定着器 22 ヒートローラ 23 加圧ローラ 24 転写バイアス電圧供給電源 25 クリーニングブレード 26 トナー供給バイアス電圧供給電源 27 帯電バイアス電圧供給電源 28 ブラシクリーニング部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転写後の静電潜像担持体表面に付着したト
    ナーを回収するクリーニングブレードを有する画像形成
    装置であって、前記クリーニングブレードは導電性部材
    から成り交流電圧を印加する構成としたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】静電潜像担持体に接触配置し前記静電潜像
    担持体表面を帯電する帯電部材と、転写後の前記静電潜
    像担持体表面に付着したトナーを回収するクリーニング
    ブレードを有する画像形成装置であって、直流電圧発生
    回路と交流電圧発生回路でそれぞれ発生した直流電圧と
    交流電圧を重畳した電圧を前記帯電部材に印加し、前記
    クリーニングブレードに印加する交流電圧は前記交流電
    圧発生回路で発生させる構成としたことを特徴とする画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】トナー層を表面に形成し静電潜像担持体表
    面の静電潜像を顕像化する現像ローラと、転写後の前記
    静電潜像担持体表面に付着したトナーを回収するクリー
    ニングブレードを有する画像形成装置であって、直流電
    圧発生回路と交流電圧発生回路でそれぞれ発生した直流
    電圧と交流電圧を重畳した電圧を前記現像ローラに印加
    し、前記クリーニングブレードに印加する交流電圧は前
    記交流電圧発生回路で発生させる構成としたことを特徴
    とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】トナー層を表面に形成し静電潜像担持体表
    面の静電潜像を顕像化する現像ローラと、現像ローラに
    接触配置し該現像ローラにトナーを供給するトナー供給
    ローラと、転写後の前記静電潜像担持体表面に付着した
    トナーを回収するクリーニングブレードを有する画像形
    成装置であって、直流電圧発生回路と交流電圧発生回路
    でそれぞれ発生した直流電圧と交流電圧を重畳した電圧
    を前記トナー供給ローラに印加し、前記クリーニングブ
    レードに印加する交流電圧は前記交流電圧発生回路で発
    生させる構成としたことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7167665B2 (en) * 2002-09-25 2007-01-23 Sharp Kabushiki Kaisha Foreign material removing system, method of removing foreign material, printing apparatus and printing method

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