JPH05323766A - 帯電装置 - Google Patents

帯電装置

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JPH05323766A
JPH05323766A JP12466792A JP12466792A JPH05323766A JP H05323766 A JPH05323766 A JP H05323766A JP 12466792 A JP12466792 A JP 12466792A JP 12466792 A JP12466792 A JP 12466792A JP H05323766 A JPH05323766 A JP H05323766A
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JP
Japan
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electrostatic latent
image carrier
charging
charging member
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JP12466792A
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Inventor
Hiroaki Sato
浩明 佐藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】環境条件によって帯電部材の体積抵抗値が変化
しても、静電潜像担持体の帯電電位を一定に保つ。 【構成】静電潜像を担持する静電潜像担持体101が設
けられ、該静電潜像担持体101に接触して帯電部材が
配設され、静電潜像担持体101を帯電する。そのた
め、該帯電部材に直流電源が接続され、直流電流に対し
て定電流制御が行われ、前記帯電部材には定電流が供給
され、温度や湿度などの環境条件が変化して帯電部材の
体積抵抗値が変わっても、帯電電位は変化しない。前記
静電潜像担持体101の回転方向における転写装置11
1の下流で帯電部材の上流に除電手段が配設される。該
除電手段は、前記静電潜像担持体101に残留した電荷
を除去する。したがって、帯電を繰り返すことによって
静電潜像担持体101の帯電電位が必要以上に高くなる
ことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光プリンタや複写機な
どの電子写真記録装置に使用される帯電装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、光プリンタや複写機などの電子写
真記録装置においては、帯電、露光、現像、転写、定着
及びクリーニングの各プロセスによって画像形成が行わ
れるようになっている。そして、静電潜像担持体の帯電
装置として一般的にコロナ帯電器が使用されている。
【0003】ところが、該コロナ帯電器には、5〜10
〔kV〕の高電圧を印加する必要があって危険であるだ
けでなく、高電圧を印加するための電源が必要となり、
コストが高くなってしまう。また、前記コロナ帯電器は
環境に対して安定性が低く、特に湿度の影響を受けやす
く、静電潜像担持体の帯電電位が変化してしまう。さら
に、コロナ帯電器はコロナ放電現象を利用するため、オ
ゾンを発生し、静電潜像担持体の特性を著しく劣化させ
てしまうだけでなく、人体にも悪影響を与えてしまう。
そこで、オゾン吸収分解フィルタを設けてオゾンが帯電
装置の外に流出するのを防止している。ところが、前記
オゾン吸収分解フィルタがオゾンを吸収して分解するこ
とができる期間は短く、定期的に交換しなければならな
い。
【0004】そこで、帯電部材として帯電ブラシ、帯電
ローラ、帯電ブレード等を使用し、前記帯電部材を静電
潜像担持体に接触させるとともに、直流電源に接続して
定電圧を印加し、静電潜像担持体を帯電させる接触型帯
電装置が提供されている(特開平1−179959号公
報、特開平1−204081号公報、特開平2−646
68号公報、特開平3−62057号公報、特開平3−
100673号公報参照)。この接触型帯電装置ではオ
ゾンが発生しにくく、直流電源を低電圧に設定すること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の帯電装置においては、温度や湿度などの環境条件に
よって帯電部材の体積抵抗値が変化し、その結果、静電
潜像担持体の帯電電位を一定に保つことができなくなっ
てしまう。その場合、非記録部にトナーが付着する、い
わゆるかぶり現象が発生したり、記録部の濃度が低下し
たりして安定した画像を記録することができない。
【0006】本発明は、前記従来の帯電装置の問題点を
解決して、温度や湿度などの環境条件によって帯電部材
の体積抵抗値が変化しても、静電潜像担持体の帯電電位
を一定に保つことができ、長期間にわたって良好な安定
した画像を記録することができる帯電装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の帯
電装置においては、静電潜像を担持する静電潜像担持体
が設けられ、該静電潜像担持体に接触して帯電部材が配
設される。該帯電部材に直流電源が接続され、直流電流
に対して定電流制御が行われ、前記帯電部材に定電流が
供給される。
【0008】前記静電潜像担持体の回転方向における転
写装置の下流で帯電部材の上流に除電手段が配設され
る。該除電手段は、前記静電潜像担持体に残留した電荷
を除去する。
【0009】
【作用】本発明によれば、上記のように静電潜像を担持
する静電潜像担持体が設けられ、該静電潜像担持体に接
触して帯電部材が配設され、静電潜像担持体を帯電す
る。そのため、該帯電部材に直流電源が接続され、直流
電流に対して定電流制御が行われ、前記帯電部材には定
電流が供給される。
【0010】前記帯電部材に定電流を供給した場合、温
度や湿度などの環境条件が変化して帯電部材の体積抵抗
値が変わっても、帯電電位は変化しない。前記静電潜像
担持体の回転方向における転写装置の下流で帯電部材の
上流に除電手段が配設される。該除電手段は、前記静電
潜像担持体に残留した電荷を除去する。したがって、帯
電を繰り返すことによって静電潜像担持体の帯電電位が
必要以上に高くなることはない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例を
示す帯電装置が適用される電子写真記録装置の概略構成
図である。図において、ドラム状に形成された静電潜像
担持体101が図示しない駆動手段によって矢印A方向
に一定周速度で回転する。該静電潜像担持体101は、
導電性支持体101a上に光導電層101bを設けたも
ので、本実施例では、有機系感光体を使用しているが、
セレン感光体、酸化亜鉛感光体、アモルファスシリコン
感光体等いずれも使用することができる。
【0012】次に、この実施例における画像形成プロセ
スについて説明する。初めに、帯電プロセスでは、静電
潜像担持体101は、その表面に接触して設けられた帯
電装置102によって一様かつ均一に帯電される。該帯
電装置102については後に詳細に説明する。露光プロ
セスでは、画像信号に対応した光が露光装置103によ
って静電潜像担持体101に露光され、静電潜像が形成
される。該露光装置103としては、LEDアレイとセ
ルフォックレンズ(商品名) を組み合わせたもののほか
に、レーザと作像光学系を組み合わせたものなどいずれ
も使用することができる。
【0013】現像プロセスでは、前記静電潜像担持体1
01に密着するか、又は微小距離をおいて設けられた現
像装置104が、トナー担持体105上にトナー106
を吸着して矢印B方向に搬送し、静電潜像担持体101
上に形成された静電潜像を現像する。本実施例では反転
現像が行われ、静電潜像担持体101の導電性支持体1
01aとトナー担持体105間にはバイアス電位が印加
される。
【0014】こうすることによって、トナー担持体10
5と静電潜像担持体101の空間には、静電潜像担持体
101に形成された静電潜像によって電気力線が発生す
る。このため、トナー担持体105上の帯電したトナー
106は、静電気力によって静電潜像担持体101に付
着し、現像されてトナー像が形成される。前記現像装置
104としては、二成分磁気ブラシ現像器、一成分磁気
ブラシ現像器、一成分非磁性現像器等いずれも使用する
ことができる。
【0015】一方、紙カセット107に収容された記録
紙108は、給紙ローラ109によって取り出され、回
転が停止された送紙ローラ110に送られて記録紙10
8のスキューが矯正される。次に、送紙ローラ110が
回転を開始し、記録紙108が転写部に送られる。そし
て、転写プロセスでは、転写装置111が静電潜像担持
体101上に形成されたトナー像を記録紙108に転写
する。該記録紙108は、加圧ローラ112と発熱ロー
ラ113から成る定着装置114に搬送される。続く定
着プロセスでは、発熱ローラ113の熱がトナー106
を溶融し、加圧の作用によって記録紙108の繊維間に
トナー106が浸透し、記録紙108にトナー像の定着
が行われる。トナー像が定着された記録紙108は、排
紙ローラ115によって装置の外に送出される。
【0016】一方、転写後の静電潜像担持体101には
わずかにトナー106が残留する場合があるが、クリー
ニングプロセスでクリーナ116が除去する。また、除
電手段である除電ランプ117が静電潜像担持体101
の全面に光を照射すると、静電潜像担持体101上に残
留した電荷が除去される。こうして、静電潜像担持体1
01は繰り返し利用される。
【0017】次に、帯電装置102について説明する。
図2は本発明の第1の実施例を示す帯電装置の概略図で
ある。図において、102は帯電装置であり、帯電部材
として帯電ブレード118を使用している。該帯電ブレ
ード118は導電部材を構成する導電層119と抵抗部
材を構成する抵抗層120で形成される。該帯電ブレー
ド118はガイド121によって支持され、自由端側に
おいて、腹又はエッジが静電潜像担持体101に接触さ
せられる。そして、帯電ブレード118の導電層119
と静電潜像担持体101の導電性支持体101a間に
は、直流電源122が接続される。該直流電源122が
導電層119に対して印加する電圧(以下、「印加電
圧」という。)の極性はマイナスとしているが、これは
マイナス帯電型の静電潜像担持体101を使用している
からであり、プラス帯電型の静電潜像担持体101を使
用する場合は、直流電源122の導電層119への印加
電圧の極性はプラスとする。
【0018】また、第1の実施例の導電層119として
は、体積抵抗値が1.0×104 〔Ω−cm〕未満のも
のであればいずれも使用することができる。例えば、S
K鋼、ステンレス、リン青銅、銅、洋白、ベリリウム銅
等の厚さが10〜1000〔μm〕の弾性を有する金属
薄板や、体積抵抗値が1.0×104 〔Ω−cm〕未満
で、静電潜像担持体101との間で長手方向に均一な接
触幅を得るために、ゴム硬度が90°〔JIS A〕以
下の導電性ゴム、例えばブチルゴム、クロロプレンゴ
ム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、ニトリルゴム、ス
チレンゴム、ブタジエンゴム等のゴム材に、カーボン、
グラファイト、フェライト、アルミニウム粉、銅粉、ブ
ロンズ粉、ステンレス粉、酸化チタン、酸化スズ等の導
電性粉末、金属粉末、金属繊維等を添加して形成したブ
レードや、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、ポ
リスチレン、ポリカーボネイト、フッ素系樹脂等の樹脂
から成る軟脂の高分子フィルムに、カーボン、グラファ
イト、フェライト、アルミニウム粉、銅粉、ブロンズ
粉、ステンレス粉、酸化チタン、酸化スズ等の導電性粉
末、金属粉末、金属繊維等を添加したものを使用するこ
とができる。
【0019】また、アルミニウム箔、銅箔等の金属箔や
体積抵抗値が1.0×104 〔Ω−cm〕未満の導電性
のテープなどを抵抗層120に貼り合わせたり、該抵抗
層120に対して各種金属によるめっき、スパッタリン
グ、厚膜印刷等を施して導電層119を形成してもよ
い。次に、抵抗層120について詳細に説明する。
【0020】本実施例において、抵抗層120は、厚さ
を2〔mm〕、短辺の長さを25〔mm〕、長辺の長さ
を250〔mm〕とし、ウレタンゴムにカーボンを添加
し、体積抵抗値を108 〔Ω−cm〕、ゴム硬度を60
°〔JIS A〕とした導電性ゴムブレードを使用し
た。該抵抗層120の長辺の長さは、静電潜像担持体1
01の光導電層101bの長手方向における長さによっ
て決まる。前記静電潜像担持体101の製造上、長手方
向における両端部の円周上には、光導電層101bを形
成するのが困難である。そこで、直流電源122から静
電潜像担持体101に電流がリークしないように、抵抗
層120の長辺における長さを光導電層101bの長手
方向の長さよりもわずかに短くしている。
【0021】また、抵抗層120は、例えばブチルゴ
ム、クロロプレンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴ
ム、ニトリルゴム、スチレンゴム、ブタジエンゴム、フ
ッ素ゴム、エチレンプロピレンゴム等のゴムシートや、
塩化ビニル、セルロース、ポリイミド、ポリアミド、ポ
リエステル、ポリスチレン、ポリカーボネイト、フッ素
系樹脂等の樹脂から成る軟脂の高分子フィルムに、カー
ボン、グラファイト、フェライト、アルミニウム粉、銅
粉、ブロンズ粉、ステンレス粉、酸化チタン、酸化スズ
等の導電性粉末、金属粉末、金属繊維などの導電性繊維
等を添加したものを使用し、体積抵抗値を106 〜10
13〔Ω−cm〕とした。また、静電潜像担持体101と
の間で長手方向に均一な接触面を得るために、ゴム硬度
を90°〔JIS A〕以下とした。
【0022】前記導電層119は、数々の実験から体積
抵抗値が1.0×104 〔Ω−cm〕未満の薄板又はブ
レードであればいずれも使用することができる。そし
て、前記帯電ブレード118を静電潜像担持体101に
接触させる必要があるので、少なくとも導電層119又
は抵抗層120は弾性体で形成される。図3は従来の帯
電装置における環境条件・帯電電位関係図、図4は本発
明の第1の実施例を示す帯電装置における環境条件・帯
電電位関係図、図5は本発明の第1の実施例を示す帯電
装置における印加電流・帯電電位関係図である。
【0023】図3においては、直流電源122から帯電
ブレード118に印加する電圧(以下、「印加電圧」と
いう。)が所定の値−1400〔V〕になるように定電
圧制御を行って、高温高湿時(30〔°C〕,85〔%
RH〕)、常温常湿時(20〔°C〕,50〔%R
H〕)及び低温低湿時(10〔°C〕,20〔%R
H〕)に接触帯電させた時の静電潜像担持体101の帯
電電位を示している。常温常湿時において、静電潜像担
持体101が約−700〔V〕に帯電するように、印加
電圧を−1400〔V〕に設定して定電圧制御を行う
と、高温高湿時において静電潜像担持体101は約−8
00〔V〕に帯電してしまう。そこで、露光装置103
によって静電潜像を形成させようと露光しても、帯電電
位が通常よりも負方向に高いために所望の電位まで減衰
させることができない。したがって、露光後電位と現像
バイアス電位間の電位コントラストが小さくなって、記
録濃度が低下してしまう。
【0024】また、反対に低温低湿時には静電潜像担持
体101は約−550〔V〕に帯電するにすぎないた
め、静電潜像担持体101の帯電電位と現像バイアス電
位間の電位コントラストが小さくなって、非露光部すな
わち非記録部にもトナーが付着し、いわゆるかぶり現象
が発生してしまう。このように、帯電ブレード118の
印加電圧に対して定電圧制御を行うと、環境の変化によ
って静電潜像担持体101の帯電電位が約250〔V〕
も変化してしまう。これは、帯電ブレード118の抵抗
層120に使用した導電性ゴムブレードの体積抵抗値
が、常温常湿時においては108 〔Ω−cm〕である
が、高温高湿時においては107 〔Ω−cm〕に、低温
低湿時においては109 〔Ω−cm〕に変化するためで
ある。
【0025】次に、図4においては、本発明の実施例に
おいて直流電源122から帯電ブレード118に供給す
る電流(以下、「印加電流」という。)を所定の値12
〔μA〕になるように定電流制御を行って、高温高湿
時、常温常湿時及び低温低湿時に接触帯電させた時の静
電潜像担持体101の帯電電位を示している。常温常湿
時において静電潜像担持体101が約−700〔V〕に
帯電するように、印加電流を12〔μA〕に設定して定
電流制御を行うと、高温高湿時及び低温低湿時のいずれ
も、静電潜像担持体101の帯電電位が常温常湿時とほ
とんど変わらないことが分かる。このように、定電流制
御を行うことによって静電潜像担持体101の帯電電位
をほぼ一定に保つことができるために、環境条件が変化
しても記録濃度が低下したり、非記録部にトナーが付着
することがなくなる。
【0026】また、図5においては、帯電ブレード11
8の印加電流に対して定電流制御を行い、静電潜像担持
体101を接触帯電させた場合の高温高湿時、常温常湿
時及び低温低湿時の印加電流と帯電電位の関係を示して
いる。帯電ブレード118への印加電流と静電潜像担持
体101の帯電電位は環境条件に関係なく比例して増加
し、また、その時の帯電電位がほぼ同じであることが分
かる。したがって、帯電ブレード118への印加電流に
よって静電潜像担持体101の帯電電位をコントロール
することができる。
【0027】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図6は本発明の第2の実施例を示す帯電装置の概
略図である。図において、101は静電潜像担持体、1
01aは導電性支持体、101bは光導電層、102は
帯電装置、118は帯電部材として静電潜像担持体10
1に接触させて設けられた帯電ブレード、119は導電
層、120抵抗層、121はガイド、122は直流電源
である。前記帯電ブレード118は、取り付ける方向を
図2のようなトレーリングの方向から図6のようなカウ
ンタの方向に変えて静電潜像担持体101と接触させて
も、第1の実施例と同様の帯電特性を得ることができ
る。
【0028】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。図7は本発明の第3の実施例を示す帯電装置の概
略図である。図において、102は帯電装置であり、こ
の場合、帯電部材として導電性ゴムローラ123を使用
している。該導電性ゴムローラ123は導電部材を構成
する導電性シャフト124に抵抗部材を構成するゴム抵
抗層125を被覆して形成される。該導電性シャフト1
24は、ステンレス、鋼鉄、アルミニウム等の金属製シ
ャフトであり、前記導電性シャフト124と静電潜像担
持体101の導電性支持体101a間には直流電源12
2が接続されている。
【0029】また、ゴム抵抗層125は、例えばブチル
ゴム、クロロプレンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴ
ム、ニトリルゴム、スチレンゴム、ブタジエンゴム、フ
ッ素ゴム、エチレンプロピレンゴム等のゴム材に、カー
ボン、グラファイト、フェライト、アルミニウム粉、銅
粉、ブロンズ粉、ステンレス粉、酸化チタン、酸化スズ
等の導電性粉末、金属粉末、金属繊維などの導電性繊維
等を添加して層を形成したものであればいずれも使用す
ることができ、体積抵抗値を106 〜1013とする。ま
た、静電潜像担持体101との間で長手方向に均一な接
触幅を得るために、ゴム硬度を90°〔JIS A〕以
下とする。
【0030】また、導電性ゴムローラ123は、図示し
ない駆動系によって静電潜像担持体101の回転方向に
対して倣い(ならい)の方向(矢印C方向)、又は静電
潜像担持体101の回転方向と同方向(矢印D方向)に
回転することができるようになっている。また、導電性
ゴムローラ123を回転しないように固定することもで
きる。前記導電性ゴムローラ123を倣いの方向に回転
させる場合、静電潜像担持体101の周速度と導電性ゴ
ムローラ123の周速度が異なっていても、同一でもよ
い。特に、静電潜像担持体101の周速度と導電性ゴム
ローラ123の周速度が同一である場合、導電性ゴムロ
ーラ123が静電潜像担持体101の回転負荷になるこ
とはない。
【0031】このような導電性ゴムローラ123を使用
しても、第1の実施例と同様に直流電源122から導電
性ゴムローラ123への印加電流に対して定電流制御を
行うことによって、環境条件が変化しても静電潜像担持
体101の帯電電位を一定に保つことができる。以上、
帯電ブレード118、導電性ゴムローラ123を使用し
た場合について説明したが、これらの形状のみに限定さ
れるものではなく、帯電ブラシ、帯電ベルト等も使用す
ることができ、静電潜像担持体101と接触する部分の
体積抵抗値が106 〜1013〔Ω−cm〕の範囲のもの
で構成されていればよい。また、それらの配置方法もこ
れに限定されるものではなく、種々変更が可能である。
【0032】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。図8は本発明の第4の実施例を示す帯電装置の概
略図である。第4の実施例においては、帯電部材として
抵抗層120のみで形成される帯電ブレード118を使
用している。該帯電ブレード118は導電体を構成する
金属製のガイド121によって支持されており、自由端
側において、腹又はエッジが静電潜像担持体101に接
触又は圧接させられる。そして、ガイド121と静電潜
像担持体101の導電性支持体101a間には直流電源
122が接続されて、直流電源122から帯電ブレード
118への印加電流に対して定電流制御が行われる。
【0033】次に、静電潜像担持体101の除電手段に
ついて説明する。前述した定電流制御によって帯電部材
に印加電流を供給する場合、除電手段がないと、静電潜
像担持体101の帯電電位はどんどん高くなってしま
う。例えば、印加電流が12〔μA〕になるように定電
流制御しておいて静電潜像担持体101を約−700
〔V〕に帯電させると、静電潜像担持体101は1周目
には約−700〔V〕に、2周目には約−1400
〔V〕にというように、1周ごとに約−700〔V〕ず
つ帯電電位が高くなってしまい、いずれ破損してしま
う。そこで、除電手段が設けられる。除電手段として
は、冷陰極管、LEDアレイ、蛍光灯等の除電ランプ1
17(図1)を使用することができるが、ACコロナ除
電器、AC接触除電器等、静電潜像担持体101の残留
電荷を除電することができるものであればいずれも使用
することができる。
【0034】除電ランプ117やACコロナ除電器を用
いた除電方法は周知の技術であるので、AC接触除電器
を用いた除電方法について以下に説明する。図9は本発
明の第5の実施例を示す帯電装置の概略図である。この
場合、帯電装置102として帯電ブレード118を使用
し、該帯電ブレード118より上流側に除電ブレード1
28を設けている。帯電ブレード118は図2のものと
同じ構造を有し、導電層119及び抵抗層120によっ
て形成されている。一方、除電ブレード128は、ガイ
ド121によって支持され、自由端において、腹又はエ
ッジが静電潜像担持体101に接触させられる。そし
て、除電ブレード128の導電層126と静電潜像担持
体101の導電性支持体101a間には、交流電源12
9が接続される。除電ブレード128の導電層126と
しては、帯電ブレード118の導電層119で使用した
ものと同様に、体積抵抗値が104 〔Ω−cm〕以下の
ものであればいずれも使用することができる。
【0035】実験においては、抵抗層127としては、
厚さが2〔mm〕、短辺の長さが25〔mm〕、長辺の
長さが250〔mm〕のウレタンゴムにカーボンを添加
し、体積抵抗値を108 〔Ω−cm〕、ゴム硬度を60
°〔JIS A〕とした導電性のゴムブレードを、導電
層126としてはステンレスの厚さ100〔μm〕のば
ね材を使用する。この除電ブレード128に交流電源1
29から印加電圧700〔Vrms〕が、印加周波数が
1000〔Hz〕のサイン波の電圧を印加することによ
って、静電潜像担持体101上の残留電荷を除電するこ
とができる。
【0036】この除電ブレード128における長辺の長
さは、静電潜像担持体101の光導電層101bの長手
方向における長さによって決まる。該静電潜像担持体1
01の製造上、長手方向における両端部の円周上には、
光導電層101bを形成するのが困難である。そこで、
静電潜像担持体101に交流電源129の電流がリーク
しないように、前記除電ブレード128の長辺の長さを
光導電層101bの長手方向の長さよりもわずかに短く
している。
【0037】また、除電ブレード128の抵抗層127
としては、帯電ブレード118の抵抗層120と同様
に、体積抵抗値が106 〜1013〔Ω−cm〕のもので
あればいずれも使用することができる。導電層126と
しては、体積抵抗値が104 〔Ω−cm〕以下のもので
あればいずれも使用することができ、アルミニウム箔、
銅箔等の金属箔や体積抵抗値が104 〔Ω−cm〕以下
の導電性テープなどを抵抗層127に貼り合わせたり、
該抵抗層127に対して各種金属によるめっき、スパッ
タリング、厚膜印刷等を施して形成してもよい。また、
除電ブレード128を静電潜像担持体101に圧接させ
るため、少なくとも導電層126又は抵抗層127が弾
性体にされる。
【0038】除電ブレード128の導電層126への前
記交流電源129からの印加電圧は、700〔Vrm
s〕に限定されるものではないが、印加電圧が低すぎる
と静電潜像担持体101上の残留電荷を除去しきれな
い。約300〜1500〔Vrms〕とすると良好に除
電することができる。また、印加電圧の周波数は100
0〔Hz〕に限定されるものではないが、周波数が低す
ぎると除電むらが発生し、高すぎると除電することはで
きても、静電潜像担持体101に0〔V〕を中心とする
電位むらが発生してしまう。すなわち、除電するのに良
好な周波数の範囲が存在し、この範囲は静電潜像担持体
101の回転速度によっても変化し、回転速度が遅いと
きには低周波数側に、回転速度が早いときには高周波数
側に移る。40〜3000〔Hz〕の範囲が良好であ
る。また、印加電圧の波形は、サイン波、方形波、三角
波等の脈流であればいずれでもよい。
【0039】また、除電ブレード128の配置位置は、
静電潜像担持体101の回転方向における転写装置11
1(図1)の下流で帯電ブレード118の上流であれ
ば、クリーナ116の上流でも下流でもよい。なお、こ
の種の接触除電装置としては、ブレード状のものに限定
されることはなく、ローラ状、ベルト状、ブラシ状のも
のでもよく、静電潜像担持体101と接触する部分の体
積抵抗値が106 〜1013〔Ω−cm〕の範囲のもので
あればよい。また、配置方法、構成方法もこれに限定さ
れるものではなく、例えば、除電ブレード128を取り
付ける方向を、図9のようなトレーニングの方向から図
6のようなカウンタの方向に変えて静電潜像担持体10
1と接触させても同様の帯電特性を得ることができる。
【0040】また、除電ブレード128を図8のように
抵抗層127のみで構成し、ガイド121として金属な
どの導電体を使用し、前記ガイド121と抵抗層127
とを電気的に導通させ、ガイド121として導電性支持
体101a間に交流電源129を接続してもよい。図1
0は本発明の第6の実施例を示す帯電装置の概略図、図
11は本発明の第7の実施例を示す帯電装置の概略図、
図12は本発明の第8の実施例を示す帯電装置の概略
図、図13は本発明の第9の実施例を示す帯電装置の概
略図である。
【0041】図において、101は静電潜像担持体、1
01aは導電性支持体、101bは光導電層、102は
帯電装置、118は帯電部材として使用される帯電ブレ
ード、119,126は導電層、120,127は抵抗
層、122は直流電源、128は除電手段として使用さ
れる除電ブレード、130は前記帯電ブレード118及
び除電ブレード128を一体的に支持する支持部材であ
る。
【0042】図13に示すように、除電ブレード128
として板状の弾性ゴムを使用してクリーナ116(図
1)のクリーニングブレードと兼用させるようにしても
よい。なお、本発明は前記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の趣旨に基づいて種々変形することが可能
であり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、静電潜像担持体に接触して帯電部材が配設され、
該帯電部材に直流電源が接続され、定電流が供給され
る。前記帯電部材に定電流を供給した場合、温度や湿度
などの環境条件が変化して帯電電位が変化しない。した
がって、長期間にわたって良好で安定した画像を記録す
ることができる。
【0044】前記静電潜像担持体の回転方向における転
写装置の下流で帯電部材の上流に除電手段が配設され
る。該除電手段は、前記静電潜像担持体に残留した電荷
を除去する。したがって、静電潜像担持体の帯電電位は
必要以上に高くならず、静電潜像担持体が破損すること
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す帯電装置が適用さ
れる電子写真記録装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す帯電装置の概略図
である。
【図3】従来の帯電装置における環境条件・帯電電位関
係図である。
【図4】本発明の第1の実施例を示す帯電装置における
環境条件・帯電電位関係図である。
【図5】本発明の第1の実施例を示す帯電装置における
印加電流・帯電電位関係図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す帯電装置の概略図
である。
【図7】本発明の第3の実施例を示す帯電装置の概略図
である。
【図8】本発明の第4の実施例を示す帯電装置の概略図
である。
【図9】本発明の第5の実施例を示す帯電装置の概略図
である。
【図10】本発明の第6の実施例を示す帯電装置の概略
図である。
【図11】本発明の第7の実施例を示す帯電装置の概略
図である。
【図12】本発明の第8の実施例を示す帯電装置の概略
図である。
【図13】本発明の第9の実施例を示す帯電装置の概略
図である。
【符号の説明】
101 静電潜像担持体 102 帯電装置 117 除電ランプ 118 帯電ブレード 123 導電性ゴムローラ 128 除電ブレード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)静電潜像を担持する静電潜像担持
    体と、(b)該静電潜像担持体に接触して配設された帯
    電部材と、(c)該帯電部材に直流電流を供給する直流
    電源と、(d)前記直流電流に対して定電流制御を行っ
    て定電流とする手段と、(e)前記静電潜像担持体の回
    転方向における転写装置の下流で帯電部材の上流に配設
    され、前記静電潜像担持体に残留した電荷を除去する除
    電手段を有することを特徴とする帯電装置。
JP12466792A 1992-05-18 1992-05-18 帯電装置 Withdrawn JPH05323766A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09311481A (ja) * 1996-05-20 1997-12-02 Ricoh Co Ltd 画像形成法
KR100419408B1 (ko) * 1996-12-30 2004-03-19 삼성전자주식회사 화상형성장치의 대전전압 제어장치

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JPH09311481A (ja) * 1996-05-20 1997-12-02 Ricoh Co Ltd 画像形成法
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