JPH06138748A - 帯電装置 - Google Patents

帯電装置

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JPH06138748A
JPH06138748A JP28890592A JP28890592A JPH06138748A JP H06138748 A JPH06138748 A JP H06138748A JP 28890592 A JP28890592 A JP 28890592A JP 28890592 A JP28890592 A JP 28890592A JP H06138748 A JPH06138748 A JP H06138748A
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charging
image carrier
blade
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JP28890592A
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Hiroaki Sato
浩明 佐藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1回の帯電で静電潜像担持体の帯電電位を所
望の電位に均一化することにより、長期間にわたって良
好な高細精、高印字品質の画像を安定に記録できる装置
を提供する。 【構成】 静電潜像担持体101と帯電部材118との
接触面に凹凸の形状を設けたことにより、静電潜像担持
体101と帯電部材118との間に微小空間を複数形成
させることができ、この微小空間における放電により1
回の帯電で静電潜像担持体101を所望の電位にまで均
一に帯電する事が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンタや複写機等の電
子写真記録方法における帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光プリンタや複写機等において
は、一般に電子写真記録方法が用いられており、帯電、
露光、現像、転写、定着、クリーニングの各記録プロセ
スによって画像形成を行う方法が既に良く知られてい
る。
【0003】この方法において用いられる静電潜像担持
体の帯電装置としては、一般的にコロナ帯電器が知られ
ているが、コロナ帯電器には、5〜10kvという高電
圧電源を必要とするために人体に危険であり、この高電
圧電源は大変高価なものである。またこのコロナ帯電器
は、コロナ放電現象を利用するために、オゾンを発生
し、静電潜像担持体の特性を著しく劣化させてしまうと
共に、人体に悪影響を与えるという問題点がある。この
人体への悪影響を防ぐために、画像形成装置にオゾン吸
収分解フィルタを設けてオゾンの画像形成装置外への流
出を防止していが、このオゾン吸収分解フィルタの寿命
が短いために、頻繁に交換作業を行なければならないと
いう問題点もある。
【0004】そこで、上記の様なコロナ帯電器の問題点
を解消するために、特開平01−179959、特開平
01−204081、特開平02−64668、特開平
03−62057、特開平03−100673等では、
帯電部材として帯電ブラシ、帯電ローラ、帯電ブレード
等を用い、この帯電部材を静電潜像担持体に接触させ
て、帯電部材に直流電源より定電圧を帯電部材に印加
し、静電潜像担持体を帯電させる接触型帯電装置が提案
されている。これらの接触型帯電装置では、オゾンを発
生しにくいこと、電源の低電圧化が図れるという長所が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これら接触型帯電装置
の問題点を、図11の静電潜像担持体の帯電電位モデル
図を用いて説明する。ここで図11(a)は、接触型帯
電装置通過前の記録プロセスでの記録部(露光部)と非
記録部(非露光部)の帯電電位モデルであり、図11
(b)は、接触型帯電装置通過後の次の記録プロセス
で、静電潜像担持体を帯電させた後の帯電電位モデルで
ある。
【0006】帯電装置としては、図11(a)の露光さ
れた部分の残留電位VRを1回の帯電で帯電電位Vsま
で帯電させる必要がある。しかしながら、これら従来の
接触型帯電装置では、1回の帯電では図11(b)のV
1で示される電位にしか静電潜像担持体を帯電させるこ
とができない。このために、次の記録プロセスで、静電
潜像担持体を帯電させた後の帯電電位において、前記録
プロセスでの記録部(露光部)と非記録部(非露光部)
との帯電電位に電位差V2が生じ、帯電電位をVsに均
一化できない。これによって次の記録プロセスで高細
精、高印字品質の画像記録、例えば中間調や1ドットの
細線の記録を行おうとすると、記録画像濃度ムラやカブ
リが発生してしまうという問題点があった。
【0007】この発明は、以上述べた接触型帯電装置に
おいて、1回の帯電で静電潜像担持体の帯電電位を所望
の電位に均一化できないことにより、次の記録プロセス
で高細精、高印字品質の画像記録、例えば中間調や1ド
ットの細線の記録を行おうとすると、記録画像濃度ムラ
やカブリが発生してしまうという問題点を除去し、長期
間にわたって良好な高細精、高印字品質の画像を安定に
記録できる装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、静電潜像を担
持する静電潜像担持体に接触して設けられた帯電部材を
備えた帯電装置において、前記帯電部材の前記静電潜像
担持体との接触面に凹凸の形状を設けたものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、静電潜像担持体と帯電部材と
の接触面に凹凸の形状を設けたことにより、静電潜像担
持体と帯電部材との間に微小空間を複数形成させること
ができ、この微小空間における放電により1回の帯電で
静電潜像担持体を所望の電位にまで均一に帯電する事が
可能となり、前記課題が解決される。
【0010】
【実施例】図2は本発明の帯電装置を用いた画像形成装
置の概略構成図である。ドラム状に形成された静電潜像
担持体101が図示しない駆動手段により、図示矢印の
A方向に一定周速度で回転する。この静電潜像担持体1
01は導電性支持体101a上に光導電層101bを設
けたもので、本実施例では有機系感光体を用いた場合に
ついて説明するが、セレン感光体、酸化亜鉛感光体、ア
モルファスシリコン感光体などいずれも使用できる。
【0011】次にこの実施例における画像形成プロセス
を順に述べる。初めに、静電潜像担持体101の表面に
対持して設けられた帯電手段としての帯電装置102を
用いて一様均一に帯電させる。この帯電装置102は後
で詳細に述べる。
【0012】露光プロセスでは、露光手段としての露光
装置103によって、画像信号に対応した光が静電潜像
担持体101に照射され静電潜像が形成される。露光装
置103としては、LEDアレイとセルフォックレンズ
(商品名)を組み合わせたものや、レーザと作像光学系
を組み合わせたものなどいずれも利用できる。
【0013】静電潜像担持体101に密着もしくは、微
小空間距離をおいて現像装置104が設けられおり、こ
の現像装置104はトナー担持体105上にトナー10
6を吸着して、これを図示矢印のB方向に搬送し、静電
潜像担持体101上に形成された静電潜像に対応して現
像するものである。本実施例では反転現像の場合を示
し、静電潜像担持体101の導電性支持体101aとト
ナー担持体105間にはバイアス電圧が印加される。
【0014】このような構成で、トナー担持体105と
静電潜像担持体101の空間には、静電潜像担持体10
1に形成された静電潜像に伴う電気力線が発生する。こ
のため、トナー担持体105上の帯電したトナー106
は静電気力により、静電潜像担持体101上に付着し、
現像されトナー像が形成される。
【0015】現像装置104としては、二成分磁気ブラ
シ現像器、一成分磁気ブラシ現像器、一成分非磁性接触
現像器、一成分非磁性非接触現像器など公知の技術がい
ずれも利用できる。
【0016】その後、用紙カセット107に収容された
記録紙108は給紙ロール109により、用紙カセット
107から取り出され、回転が停止された送紙ロール1
10に送られ、記録紙108のスキュウが矯正される。
ここで送紙ロール110が起動し記録紙108は転写部
へと送られ転写装置111によって、記録紙108に静
電潜像担持体101上に形成されたトナー像を転写す
る。
【0017】その後この記録紙108は、加圧ロール1
12と発熱ロール113で構成される定着装置114へ
搬送される。発熱ロール113の熱がトナー106を溶
融し、記録紙108の繊維間に加圧の作用によりトナー
106が浸透し、記録紙108への定着が行われる。定
着された記録紙108は排紙ロール115により装置外
部へ排出される。
【0018】一方、転写後の静電潜像担持体101には
若干のトナー106が残留する場合があるが、そのとき
にはクリーナ116により除去される。こうして、静電
潜像担持体101は、繰り返し利用される。
【0019】つぎに、帯電装置102の第1の実施例に
ついて図1を用いて詳細に述べる。図1は、静電潜像担
持体101の一部と帯電装置102を示したものであ
り、帯電部材として帯電ブレード118を用いた例を示
している。
【0020】帯電ブレード118は導電層119と抵抗
層120とによって構成されている。この帯電ブレード
118は、ガイド121によって支持されており、開放
端は、静電潜像担持体101に図示するように帯電ブレ
ード118の腹が接触して配置される。この帯電ブレー
ド118の導電層119と静電潜像担持体101の導電
性支持体101aとの間には、直流電源122が接続さ
れており、直流電源122から電圧が印加されている。
直流電源122の導電層119への印加電圧の極性は、
マイナスの場合を示すが、これは、マイナス帯電型の静
電潜像担持体101を用いているためであり、プラス帯
電型の静電潜像担持体101を用いる場合は、直流電源
122の導電層119への印加電圧の極性はプラスとな
る。
【0021】導電層119としては、体積抵抗値が10
4Ω・cm以下のものであればいずれのものでもよく、
例えば、バネ性の金属薄板、例えば、SK鋼、ステンレ
ス、リン青銅、銅、洋白、ベリリウム銅等の厚さ10〜
1000μmの薄板や、体積抵抗値が104Ω・cm以
下で 、静電潜像担持体101との好適な接触幅を当接
面の長手方向に均一にとるためにゴム硬度が90゜以下
(JIS A)のブレード状の導電性ゴム等である。例
えば、ブチルゴム、クロロプレンゴム、ウレタンゴム、
シリコンゴム、ニトリルゴム、スチレンゴム、ブタジエ
ンゴム、エチレンプロピレンゴム等のゴム材にカーボ
ン、グラファイト、フェライト、アルミニウム粉、銅
粉、ブロンズ粉、ステンレス粉、酸化チタン、酸化スズ
等の導電性粉末、金属粉末、金属繊維等を添加させたも
のや、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、ポリス
チレン、ポリカーボネイト、フッ素系樹脂等の樹脂から
なる軟脂の高分子フィルムにカーボン、グラファイト、
フェライト、アルミニウム粉、銅粉、ブロンズ粉、ステ
ンレス粉、酸化チタン、酸化スズ等の導電性粉末、金属
粉末、金属繊維等を添加させたものである。
【0022】本実施例では、抵抗層120としては厚さ
2mm、短辺25mm、長辺250mmのウレタンゴム
に導電性カーボンを添加させ、体積抵抗値を106〜1
11Ω・cm、ゴム硬度60゜(JIS A)とした導
電性ゴムブレードを用いた。また導電層119として
は、厚さ100μm、短辺25mm、長辺250mmの
ステンレス板を用い、導電層119と抵抗層120とは
接触させておくことによって、導電層119と抵抗層1
20との電気的な導通をとった。
【0023】また、これらの帯電部材の長辺の長さ25
0mmは、静電潜像担持体101の光導電層101bの
長手方向の長さによって決定され、静電潜像担持体10
1の製作上、静電潜像担持体101の長手方向の両端部
の円周上には光導電層101bが形成困難なために、静
電潜像担持体101への直流電源122の電流がリーク
しないように、静電潜像担持体101の光導電層101
bの長手方向の長さよりも、若干短くしている。
【0024】また、帯電ブレード118の抵抗層120
の材料としては、例えば、ブチルゴム、クロロプレンゴ
ム、ウレタンゴム、シリコンゴム、ニトリルゴム、スチ
レンゴム、ブタジエンゴム、フッ素ゴム、エチレンプロ
ピレンゴム等のゴム材や、ポリイミド、ポリアミド、ポ
リエステル、ポリスチレン、ポリカーボネイト、フッ素
系樹脂等の樹脂からなる軟脂の高分子フィルムにカーボ
ン、グラファイト、フェライト、アルミニウム粉、銅
粉、ブロンズ粉、ステンレス粉、酸化チタン、酸化スズ
等の導電性粉末、金属粉末、金属繊維等を添加させ、抵
抗層120の体積抵抗値を106〜1011Ω・cmとし
たものであればよい。また静電潜像担持体101との好
適な接触幅を当接面の長手方向に均一にとるためにゴム
硬度が90゜以下(JIS A)のものが好適である。
【0025】導電層119としては、まえにも述べたが
体積抵抗値が104Ω・cm以下のものであればいずれ
のものでもよく、アルミニウム箔、銅箔等の金属箔や、
体積抵抗値が104Ω・cm以下の導電性テープ等を抵
抗層120に張合わせたり、また各種金属をメッキ、ス
パッタリング、厚膜印刷等で抵抗層120に導電層11
9として形成してもよい。このように、導電層119と
抵抗層120とが電気的に導通していれば、どのような
方法でもよい。また、帯電ブレード118が静電潜像担
持体101と圧接させるために弾性体でなければならな
いために、すくなくとも導電層119または抵抗層12
0が弾性体であればよい。
【0026】図3は、帯電ブレード118の拡大図であ
り、また図4は帯電ブレード118と静電潜像担持体1
01とが接触している領域の拡大図である。図3のよう
に、静電潜像担持体101の長手方向に当接する帯電ブ
レードの抵抗層120の長手方向に半円筒状の溝を形成
してある。この半円筒状の溝により図4に示すように、
帯電ブレード118と静電潜像担持体101とが接触し
ている領域に凹状の形状を形成させる。この凹状の形状
は半径が250μmの半円筒状の溝をピッチ600μm
で5つ形成したものである。
【0027】このような凹状の形状のある帯電ブレード
118を用いた場合と従来技術である凹状の形状のない
帯電ブレードを用いた場合との比較を図5を用いて説明
する。図5は、帯電ブレード118の抵抗層120の体
積抵抗値と、この帯電ブレード118で静電潜像担持体
101帯電させたときの飽和帯電電位と1回の帯電で帯
電する帯電電位との差(図11で示したV2)との関係
を示す。ここで帯電ブレード118への印加電圧は−
1.4kVであり、このときの所望の帯電電位(Vs)
は約−800Vである。また本実施例と従来の技術との
違いは、凹状の形状の有り無しのみが異なるだけで、他
の構成や帯電ブレードの材料等は全て同じである。
【0028】従来のような凹状の形状のない帯電ブレー
ドを用いた場合では、帯電ブレードの抵抗層120の体
積抵抗値を小さくすることによって(1010Ω・cm以
下)帯電電位の差、すなわち帯電電位ムラを小さくでき
るが、それでも約100Vの帯電電位ムラが発生してし
まう。しかし本実施例のように、帯電ブレード118の
静電潜像担持体101とが接触している領域に凹状の形
状を設けることによって、帯電電位の差、すなわち帯電
電位ムラを約30Vまで小さくすることができ、かつ帯
電ブレード118の抵抗層120の体積抵抗値の範囲を
1011Ω・cm以下と、従来技術よりも1桁広く取るこ
とができる。
【0029】以上説明したように、帯電ブレード118
に凹状の形状を設けることによって、帯電電位の差、す
なわち帯電電位ムラを小さくすることができるために、
次の記録プロセスで高細精、高印字品質の画像記録、例
えば中間調や1ドットの細線の記録を行なった場合、記
録画像濃度ムラやカブリが発生してしまうという問題点
を除去することが可能となる。
【0030】また、現像方法にもよるが、帯電電位の差
が約70V以上あると前記録プロセスで形成された静電
潜像によって、記録画像濃度ムラやカブリが発生してし
まうことがわかっており、帯電ブレード118に凹状の
形状を設けることによって、帯電電位の差、すなわち帯
電電位ムラを約30V以下とすることができるために、
良好な高細精、高印字品質の画像記録が可能となる。
【0031】次に帯電ブレード118に凹状の形状を設
けることによって、帯電電位の差、すなわち帯電電位ム
ラが小さくなる原理について述べる。従来の凹状の形状
ない帯電ブレード118では、静電潜像担持体101と
帯電ブレード118との間隔がほぼ0μmから200μ
mに連続的に変化する微小空間領域は、静電潜像担持体
101と帯電ブレード118とが接触している領域のす
ぐ下流とすぐ上流の2か所しかない。しかし、帯電ブレ
ード118に凹状の形状を設けることによって、静電潜
像担持体101と帯電ブレード118との間に、間隔が
ほぼ0μmから250μmに連続的に変化する微小空間
領域を3ケ所以上形成させることができる。この微小空
間領域があると、帯電ブレード118に印加している電
圧によって帯電ブレード118から静電潜像担持体10
1に微小空間放電がおこり静電潜像担持体101を帯電
させることができる。この微小空間放電をおこす微小空
間領域が凹状の形状を設けることによって、増えるため
と考えられる。
【0032】また実験により、帯電ブレード118に印
加している電圧が−1.4kVの場合、静電潜像担持体
101と帯電ブレード118との間隔が約8μmから約
200μmの領域で微小空間放電をおこしていることが
わかり、この結果は周知のパッシェン曲線とほぼ一致し
ていた。この間隔の最大値は、帯電ブレード118への
印加電圧によって変化し、例えば印加電圧を大きくする
と間隔の最大値も大きくなる。
【0033】以上の説明では凹状の形状が半径が250
μmの半円筒状の溝で説明したが、半径が50μm、半
径が100μmの半円筒状の溝でも同様の結果が得ら
れ、また、半円筒状の溝が1本でも2本以上でも良好で
あった。
【0034】またこのような微小空間を設けるために、
帯電ブレード118の抵抗層120に設ける形状は凹状
に限定させるものではなく、凸状または図6のように凹
凸状のものでもよく、また半円状に限定されるものでも
なく、静電潜像担持体101と帯電ブレード118との
間隔が約0μmもしくは約8μmから20μm以上に連
続的に変化する微小空間領域を1個以上形成させるよう
な形状であれば、同様な結果が得られる。
【0035】また帯電ブレード118の取り付け方向を
図1のようなトレーリングの方向から、図7のようにカ
ウンタの方向の方向に変えて静電潜像担持体101と接
触させても、前述したと同様な結果が得られる。
【0036】つぎに、帯電装置102の帯電部材の第2
の実施例を示す。図8は、導電性ゴムロール123を帯
電装置102として用いた場合であり、導電性シャフト
124にゴム抵抗層125を形成したものである。
【0037】導電性シャフト124としては、ステンレ
ス、鋼鉄、アルミニウム等の金属シャフトであり、この
導電性シャフト124と静電潜像担持体101の導電性
支持体101aとには、直流電源122が接続されてい
る。
【0038】また、ゴム抵抗層125の材料としては、
例えば、ブチルゴム、クロロプレンゴム、ウレタンゴ
ム、シリコンゴム、ニトリルゴム、スチレンゴム、ブタ
ジエンゴム、フッ素ゴム、エチレンプロピレンゴム等の
ゴム材にカーボン、グラファイト、フェライト、アルミ
ニウム粉、銅粉、ブロンズ粉、ステンレス粉、酸化チタ
ン、酸化スズ等の導電性粉末、金属粉末、金属繊維等を
添加させ、ゴム抵抗層125の体積抵抗値を106〜1
11Ω・cmとした。また静電潜像担持体101との好
適な接触幅を当接面の長手方向に均一にとるためにゴム
硬度が90゜以下(JIS A)のものが好適である。
【0039】導電性ゴムロール123は図示していない
駆動系によって、静電潜像担持体101の回転方向Aと
ならいの方向C、または静電潜像担持体101の回転方
向と同方向Dに回転、または回転しないように固定させ
てもよい。
【0040】導電性ゴムロール123をならいの方向C
に回転させる場合、静電潜像担持体101の周速度と導
電性ゴムロール123の周速度が異なっていても、また
同一でもよい。特に静電潜像担持体101の周速度と導
電性ゴムロール123の周速度が、同一の場合、導電性
ゴムロール123が静電潜像担持体101の回転負荷と
ならないために特によい。
【0041】次に、導電性ゴムロール123と静電潜像
担持体101とが接触している領域の拡大図を図9に示
す。第1の実施例で示した帯電ブレードの凹状の形状と
同じものを導電性ゴムロール123の外周面に形成させ
たものである。このような導電性ゴムロール123を帯
電部材として用いても、第1の実施例と同様に帯電電位
ムラを小さくすることができ、良好な高細精、高印字品
質画像を記録することができる。
【0042】以上説明した帯電ブレード118、導電性
ゴムロール123の構成、配置方法もこれに限定される
ものではなく、種種の変更が可能である。例えば、図1
0のように帯電ブレード118を抵抗層120のみで構
成し、ガイド121として金属等の導電体を用い、この
ガイド121と抵抗層120とを電気的に導通させ、こ
のガイド121と静電潜像担持体101の導電性支持体
101aとの間に直流電源122を接続するこのような
構成とし、帯電ブレード118と静電潜像担持体との接
触面に凹凸の形状を設けたものでもよい。
【0043】また、今までは、帯電ブレード118の構
成として導電層119と抵抗層120の2層構造と抵抗
層120のみの1層構造について説明したが、導電層1
19と抵抗層120の中間に低抵抗層、弾性層、導電弾
性層、樹脂層等の中間層を設けた、3層、4層構造の帯
電ブレードや帯電ロールでも、本方法は使用できること
はいうまでもない。即ち、静電潜像担持体101と接触
する部分の体積抵抗値が106〜1011Ω・cmの範囲
のものを帯電部材102とし、これを静電潜像担持体1
01に接触して配置させ、この帯電部材102と静電潜
像担持体との接触面に凹凸の形状を設けたものであれば
同様な結果が得られる。
【0044】帯電部材の形状については、ベルト形状の
帯電部材102でもよく、静電潜像担持体101と接触
する部分の体積抵抗値が106〜1011Ω・cmの範囲
で、静電潜像担持体との接触面に凹凸の形状を設けたも
のであれば同様な結果が得られる。
【0045】また、図2におけるクリーナ116を取り
外して、現像装置104を静電潜像担持体101と接触
する二成分磁気ブラシ現像器や、一成分非磁性接触現像
器としたクリーナレスの画像形成装置にも本方法は使用
することもできる。
【0046】また実施例では、反転現像で説明したが、
正規現像方法でも本方法は使用することができることは
いうまでもない。
【0047】また、帯電部材102に直流電圧のみを印
加する方法について説明が、直流に交流を重畳した電圧
を帯電部材102に印加する方法でも使用することはで
きる。
【0048】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、静電潜像担持体上に静電潜像を形成するために用い
る接触型帯電装置において、静電潜像担持体101と接
触する部分の体積抵抗値を106〜1011Ω・cmの範
囲の帯電部材を用い、この帯電部材の静電潜像担持体と
の接触面に凹凸の形状を設けたため、1回の帯電で静電
潜像担持体の帯電電位を所望の電位に均一に帯電するこ
とができ、次の記録プロセスで高細精、高印字品質の画
像記録、例えば中間調や1ドットの細線の記録を行おう
とした場合に、記録画像濃度ムラやカブリが発生してし
まうという従来の問題点を除去することができ、長期間
にわたって良好な高細精、高印字品質の画像を安定に記
録できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】本発明の帯電装置を用いた画像形成装置の概略
構成図である。
【図3】第1の実施例における帯電ブレードの拡大図で
ある。
【図4】第1の実施例における帯電ブレードと静電潜像
担持体との接触領域の拡大図である。
【図5】帯電電位差V2と体積抵抗値との関係を示す図
である。
【図6】帯電ブレードの溝形状の変形例を示す拡大図で
ある。
【図7】第1の実施例の変形例を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図9】第2の実施例における帯電部材と静電潜像担持
体との接触領域の拡大図である。
【図10】本発明の実施例の変形例を示す図である。
【図11】静電潜像担持体の帯電電位モデル図である。
【符号の説明】
101 静電潜像担持体 102 帯電装置 118 帯電ブレード 119 導電層 120 抵抗層 121 ガイド 122 直流電源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を担持する静電潜像担持体に接
    触して設けられた帯電部材を備えた帯電装置において、 前記帯電部材の前記静電潜像担持体との接触面に凹凸の
    形状を設けたことを特徴とする帯電装置。
JP28890592A 1992-10-27 1992-10-27 帯電装置 Pending JPH06138748A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5557375A (en) * 1994-08-26 1996-09-17 Minolta Co., Ltd. Contact type charging device and image forming apparatus having the same
JP2002341626A (ja) * 2001-05-21 2002-11-29 Canon Inc 帯電部材、帯電装置、画像形成装置及びカートリッジ

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US5557375A (en) * 1994-08-26 1996-09-17 Minolta Co., Ltd. Contact type charging device and image forming apparatus having the same
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