JP2004184876A - 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】像担持体表面に微少な間隙を有して対向配置された帯電部材に電圧を印加して帯電部材を放電させて像担持体を帯電する帯電装置において、画像領域において均一帯電を行うと共に、放電生成物の発生と像担持体の劣化とを抑制する。
【解決手段】感光体1に微少な間隙を有して対向配置された帯電ローラ20に電圧を印加して帯電ローラを放電させて感光体を帯電する帯電装置において、感光体の画像領域では帯電ローラに直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加し、それ以外の領域では直流電圧のみを印加する。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、FAXなどの画像形成装置、並びに該装置に用いる帯電装置及びプロセスカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像形成装置としては、像担持体としての感光体の表面を一様に帯電させたのち、露光により選択的に帯電部の電位を低下させ、感光体上に静電潜像を形成するものが知られている。感光体に帯電を施す帯電手段としては、図12に示すようにコロナ放電を利用した帯電チャージャが主流であった。
【0003】
しかしながら、コロナ放電を用いた帯電チャージャは、多量のオゾンや窒素酸化物等の放電生成物を発生させてしまう。オゾンは、高濃度で画像形成装置内に滞留すると、感光体表面を酸化し、感光体の光感度の低下や帯電能の劣化を生じさせ、形成する画像品質を劣化させる。また、感光体以外の部材の劣化が促進され、部品寿命が低下する等の不具合もある。
また、窒素酸化物は空気中の水分と反応して硝酸を、また、金属などと反応して金属硝酸塩を生成させる。また、放電領域中では、アンモニウムイオンも同時に形成されており、このアンモニウムイオンが窒素酸化物と反応し、化合物が生成される。これらの硝酸、硝酸塩、アンモニウムイオンが窒素酸化物と反応したもの等の化合物は感光体表面に付着して薄い膜を形成する。この化合物の膜は、低湿環境下では高抵抗であるが高湿環境下では空気中の水と反応して低抵抗となる。このため、感光体表面は高湿下で低抵抗となり、感光体表面の静電潜像が乱されて、画像が流れたような像流れと呼ばれる異常画像が発生する。
さらに、窒素酸化物は放電後も空気中で分解されずにその場に留まっているため、窒素酸化物から生成された化合物の感光体表面への付着は、放電を行っていないとき、すなわち、プロセスの休止期間中にも継続しておこる。そして、時間が経過するにつれて化合物は感光体の表面から内部に浸透していくといわれている。感光体表面に付着したこれらの化合物の膜の除去は、感光体のクリーニングニング時に感光体を少しずつ削りとるといった方法が採られている。しかしながら、内部に浸透した化合物を除去しきれず、経時では劣化が発生するため、本質的な解決策とはなっていない。
また、コロナ放電を用いた帯電チャージャは、コロナ放電を行わせるために5〜10kVという高電圧を印加するための高電圧電源が必要であり画像形成装置の低コスト化を図ることが難しかった。
【0004】
そこで、近年、画像形成装置に採用する帯電手段として、コロナ放電を利用しないで、電圧を印加した帯電部材を感光体に接触させて感光体を帯電させる接触型の帯電手段が多く用いられている。例えば、特許文献1ではゴム材からなるローラ状の帯電部材を感光体に接触従動させて感光体の帯電を行うものが提案されている。このような接触型の帯電手段は、従来用いられているコロナ帯電方式の帯電チャージャに比べて、オゾンの発生量が極めて少ない、印加電圧が低いため電源のコストが小さくなる、電気絶縁の設計が行いやすい等の利点を有している。
【0005】
このような、接触型の帯電手段では、帯電部材にDC電圧を印加して帯電させるものと、DCにACを重畳した電圧(以下、DC+AC重畳電圧という)を印加して帯電させるものがある。この中でも、DC+AC重畳電圧が帯電均一性に優れるため広く用いられている。
【0006】
しかし、接触型の帯電手段では、経時で感光体が摩耗しやすく、特に、部分的な削れや傷が多く発生しやすいという欠点がある。このような削れや傷の発生した部分では、インピーダンスが低下する。インピーダンスの低下した部分には多量の帯電電流が流れ込むので、それ以外の部分には充分な電流が供給されなくなり、均一に帯電させることが難しくなる。このため、感光体の寿命としては短くなってしまう。このような問題を解決するために、特許文献2では、接触型の帯電装置において、画像領域では帯電手段に交番電圧に直流電圧を重畳印加して帯電を行い、非画像領域では帯電手段に直流電圧のみを印加して帯電を行う帯電装置を提案している。この文献によれば、接触型の帯電装置では、DC+AC重畳電圧を印加する場合に較べ、DC電圧を印加する場合の方が感光体の摩耗量が減少する。よって、上記タイミングで電圧を印加することで、感光体の摩耗を低減させ、感光体の高寿命化を図っている。
【0007】
また、感光体と帯電部材との間にトナーや紙紛に挟み込まれやすく、帯電部材が汚染されやすい。帯電部材の汚染された部分は帯電能力が低下するが、接触型であるためその影響が帯電電位に顕著に顕れやすく、帯電不良やゴースト等の異常画像が発生させやすい。そこで、帯電部材の汚れを除去することが必要になるが、完全に除去するためには、特許文献3に提案されるように複雑な機構を必要とする。
【0008】
さらに、接触型の帯電手段としてゴム材からなる帯電ローラを用いたものでは、ゴム材が吸水しやすいため環境の変化に伴い電気抵抗変動が大きくなり、環境により帯電電位が変動してしまうという問題がある。また、画像形成装置を長期間停止させた場合、感光体に接したままで停止しているゴム材からなる帯電ローラが変形する可能性がある。さらに、ゴム材はその弾性を調整や劣化防止のために数種の可塑剤や活性剤を分散したり、抵抗調整用の導電性顔料を分散させるための分散補助剤を用いたりすることが多い。感光体表面はポリカーボネートやアクリルといった非晶性樹脂であるため、上記可塑剤や活性剤または分散補助剤に対し非常に弱く、長期接触した場合に、感光体が汚染されて接触していた部分に起因する横スジ等の異常画像を生じることがある。
【0009】
このような接触型の帯電手段の問題を解決するために、帯電ローラを感光体に対し微小ギャップをあけて非接触に配置する帯電手段が知られている。この非接触型の帯電ローラを用いた帯電手段は、感光体に対し微小ギャップをあけて非接触に配置した帯電ローラを放電させることで感光体を帯電させているので、帯電部材と感光体とが接触することに起因する上記種々の問題を解決できる。また、コロナ放電による帯電チャージャと較べると、オゾンの発生量が少ない、省スペース化できるというメリットを有しており、有効な帯電手段といえる。
【0010】
この非接触型の帯電ローラを用いた帯電手段では、上記微小ギャップが大きくなりすぎると、ストリーマ放電が発生して感光体表面を均一に帯電することができず、感光体上に形成されたトナー像に斑点状の異常画像が発生してしまう。そこで、感光体と帯電ローラとの微小ギャップは少なくとも100μm以下として、ストリーマ放電の発生を防止している。
【0011】
また、非接触型の帯電ローラによる帯電手段では、帯電ローラにDC電圧を印加して帯電ローラを放電させるものと、DC+AC重畳電圧を印加して帯電ローラを放電させるものが知られている。DC電圧を印加するものでは、帯電電位は、印加されるDC電圧のみでなく、帯電ローラと感光体とのギャップの大きさに強く影響をうける。帯電ローラと感光体とのギャップの大きさは、上述のように100μm以下に設定されており、このような微少ギャップの距離の変動を抑えることは難しく、その変動により帯電電位が変化し異常画像を発生させてしまう。そこで、特許文献4では、帯電部材の放電面に微小な凹凸を設けることで、安定した帯電電位を得る装置を提案している。これにより、ギャップの変動があった場合でも、異常画像の生じないような均一帯電を可能としている。しかし、特許文献4の装置では、帯電部材表面の微小な凹凸は放電という過酷な工程を繰り返しおこなうので、経時で変化して微小な凹凸がなくなっていくことがある。凹凸がなくなると、上記所望の効果を得ることができず、均一帯電ができなくなる。すなわち、長期にわたり均一帯電を行うことが難しい。また、均一帯電をおこなうために必要な微小な凹凸の範囲が限定されているため、生産工程が難しくコストは上昇する。
【0012】
一方、DC+AC電圧を印加するものでは、DC電圧のみを印加するものに較べ、ギャップ変動に対して帯電電位の安定性が得られるが、感光体に対してはダメージを与えやすい。上述のように、帯電ローラを感光体に対し非接触に配置する帯電手段では、コロナ放電による帯電チャージャと較べてオゾンの発生量が少ないという大きなメリットがある。しかしながら、窒素酸化物は、非接触型の帯電ローラを用いた帯電装置においても発生し、感光体にダメージを与えている。特に、DC+AC重畳電圧を帯電ローラに印加する場合は、DC電圧のみを印加する場合に較べ、窒素酸化物の生成量が非常に多くなる。これは、DC+AC重畳電圧は放電・逆放電を帯電ローラと感光体との間で繰り返し起こしているため、DC電圧による放電より放電回数が格段に多くなるためと考えられる。
【0013】
そこで、特許文献5では、帯電ローラに直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加する画像形成装置において、潜像形成時以外の帯電時には交流電流の振幅、周波数を潜像形成時のそれよりも下げるようにしたものを提案している。このように、潜像形成時以外の帯電時には交流電流を潜像形成時のそれよりも下げて、帯電工程でのオゾンや窒素酸化物の発生を抑制している。
【0014】
【特許文献1】
特公平07−011727号公報
【特許文献2】
特開2000−147870号公報
【特許文献3】
特開平10−312098号公報
【特許文献4】
特開平7−287433号公報
【特許文献5】
特開平11−82845号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、本発明者らは、特許文献5の装置では、窒素生成物の発生はある程度は抑制できるものの充分とはいえず、感光体へダメージを与え、像流れを発生させることがあることを見いだした。
【0016】
また、一般的に放電によって感光体を帯電させるものでは、その放電により感光体表面の分子が切断されて感光体を劣化させていくと考えられている。DC+AC重畳電圧を印加するものでは、上述のように放電・逆放電を帯電ローラと感光体との間で繰り返し起こしているため、DC電圧を印加するものに比べ感光体の劣化が大きくなる。感光体表面の劣化したところは、摩耗されやすく、感光体寿命が短くなるという不具合がある。
【0017】
さらに、感光体には経時におけるフィルミング発生という問題がある。フィルミングは、感光体の劣化したところ、傷、トナーに内添されたワックス等が付着たところにトナーや紙粉等が固着することである。上述のように、DC+AC重畳電圧を印加するものでは、DC電圧を印加するものに比べ感光体の劣化が大きいため、フィルミングに対しても弱いという欠点がある。
【0018】
本発明は上記背景に鑑みなされたものであり、像担持体表面に微少な間隙を有して対向配置された帯電部材に電圧を印加して帯電部材を放電させて像担持体を帯電する帯電装置、該帯電装置を用いるプロセスカートリッジ、画像形成装置において、画像領域において均一帯電を行うと共に、放電生成物の発生と像担持体の劣化とを抑制することができる帯電装置、該帯電装置を用いるプロセスカートリッジ、画像形成装置を提供するものである。
【0019】
なお、上述のように、特許文献2では、接触型の帯電装置において、画像領域では帯電手段に交番電圧に直流電圧を重畳印加して帯電を行い、非画像領域では帯電処理手段に直流電圧のみを印加して帯電を行う装置を提案している。これは、接触型の帯電装置における感光体の部分的な削れや傷により感光体寿命が短くなってしまうことを防止することを目的としたものであり、本件の課題については何ら言及されていない。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、像担持体表面に微少な間隙を有して対向配置された帯電部材に電圧を印加して該帯電部材を放電させて該像担持体表面を帯電する帯電装置において、上記像担持体の画像領域では上記帯電部材に直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加し、それ以外の領域では直流電圧のみを印加することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、像担持体表面に微少な間隙を有して対向配置された帯電部材に電圧を印加して該帯電部材を放電させて該像担持体表面を帯電する帯電装置において、上記像担持体の画像領域と紙間では上記帯電部材に直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加し、それ以外の領域では直流電圧のみを印加することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、像担持体と、該像担持体の表面を帯電する帯電装置と、該像担持体表面を露光して静電潜像を形成する露光装置と、該像担持体上の静電潜像を現像する現像装置とを備えた画像形成装置の本体に対して着脱可能で、少なくとも該像担持体と該帯電装置とが一体的に形成されたプロセスカートリッジにおいて、上記帯電装置として請求項1または2の帯電装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、像担持体と、該像担持体の表面を帯電する帯電装置と、該像担持体表面を露光して静電潜像を形成する露光装置と、該像担持体上の静電潜像を現像する現像装置とを備えた画像形成装置において、上記帯電装置として請求項1または2の帯電装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、像担持体と、該像担持体の表面を帯電する帯電装置と、該像担持体表面を露光して静電潜像を形成する露光装置と、該像担持体上の静電潜像を現像する現像装置とを備えた画像形成装置において、請求項3のプロセスカートリッジを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項4または5の画像形成装置において、上記像担持体がアモルファスシリコン系表面層を有する感光体であることを特徴とするとするものである。
また、請求項7の発明は、請求項4または5の画像形成装置において、上記像担持体がフィラーを分散した表面層を有する感光体であることを特徴とするとするものである。
請求項1、3乃至7の発明においては、画像領域では帯電部材にDC+AC重畳電圧を印加するので、帯電電位の安定性が得られる。また、これ以外の領域、すなわち非画像領域ではAC電圧を重畳しないDC電圧のみ印加する。このように、印加電圧が常にDC+AC重畳電圧であるものに較べ、AC重畳をおこなう時間を減少させることで、放電・逆放電の繰り返しによる放電生成物の発生、像担持体の劣化を抑制する。なお、非画像領域では、画像品質に影響を与えることがないので、帯電安定性が充分でなくともかまわない。
また、画像形成速度が速い場合等は、非画像領域の紙間と画像形成領域との間でDC+AC重畳電圧とDC電圧とを切り替えると、切り替え直後で帯電が追随できず、画像形成領域の先端部で均一な帯電電位が得られない場合がある。
そこで、請求項2乃至7の発明においては、画像領域と紙間では帯電部材にDC+AC重畳電圧を印加し、これ以外の領域、すなわち前処理部と後処理部ではDC電圧のみ印加する。これにより、画像形成領域の帯電安定性を得ると共に、印加電圧が常にDC+AC重畳電圧であるものに較べ、AC重畳をおこなう時間を減少させて放電生成物の発生、像担持体の劣化を抑制する。また、画像形成速度が速い場合でも、画像領域と紙間では帯電部材にDC+AC重畳電圧するため、紙間後の画像形成領域の先端部で均一な帯電電位が得られないことを防止できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を画像形成装置である電子写真式の複写機(以下、複写機という)に適用した場合の実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係る複写機の概略構成図である。この複写機は白黒画像形成用の複写機である。この複写機は、像担持体としての円筒状の導電性ベースの外周面に感光層を有するドラム状の感光体1をもちいている。像担持体としては、複数のローラに巻き掛けられて回転駆動される無端ベルト状の感光体を用いることもできる。この感光体1を中心として画像形成部が配置され、その下方に給紙トレイ17、給紙手段18等が配置されている。図2は、複写機の画像形成部の概略構成図である。感光体1の周りには、帯電装置2、現像装置5、転写装置6、クリーニング装置7、除電装置8等が順に配設されている。また、帯電装置2と現像装置5との間で感光体1に書き込み光を照射するよう、露光装置4が感光体1の上方に配置されている。また、転写紙の搬送方向に対して感光体1より下流側には、トナー像を転写された転写体が感光体1から分離した後、トナーを転写紙に定着する定着装置10を備えている。
【0022】
帯電装置2は、感光体1に対して微小ギャップをもって対向配置させた帯電ローラ20と、帯電ローラ20をクリーニングするクリーニングブラシ24とを備えている。この帯電ローラ20に電圧を印加して放電させて、感光体1表面を一様に帯電させる。また、クリーニングブラシ24は帯電ローラ20についたトナー等の汚れを除去するものである。この帯電装置2については、後で詳しく説明する。
【0023】
露光装置4は、レーザ書き込みユニットを備えている。このレーザ書き込みユニットからは画像データに基づき変調されたレーザ光が、帯電装置2にて一様に帯電した感光体1表面に照射される。レーザ光が照射された部分の電位の絶対値は低下して画像部電位となり、レーザ光が照射されずに電位の絶対値が高く保たれた部分が地肌部電位となる。また、レーザ書き込みユニットの代えて、LEDアレイを有する露光装置や、原稿面を照明し、その原稿画像を感光体1上に結像する露光装置などを用いることもできる。
【0024】
現像装置5は、乾式の現像剤を収容した現像ケースと、現像剤担持体とを備えている。現像剤としては、例えばトナーと磁性キャリアを有する二成分現像剤や、キャリアを含まない一成分現像剤等を用いることができる。また湿式の現像剤に代えて、液状の現像剤を用いる現像装置を採用することもできる。現像剤担持体は図中矢印方向に回転駆動されることで、現像ケース内の現像剤を表面に担持して、感光体1と対向する現像領域まで搬送し、感光体1上にトナーを供給する。
【0025】
転写装置6は、感光体1上のトナーの帯電極性と逆極性の転写電圧が印加される転写チャージャを備えている。この転写チャージャに代えて、転写体搬送ベルトと転写ローラ、あるいは、転写ブラシ、転写ブレードを用いることもできる。また、感光体1のトナー像を直に最終記録媒体としての転写材に転写する代りに、感光体1上のトナー像を、中間転写体上に転写し、中間転写体上のトナー像を最終記録媒体に転写するように構成することもできる。
【0026】
クリーニング装置6は、クリーニングケースと、基端部がクリーニングケースに支持されたクリーニングブレードと、クリーニングケースに回転自在に支持されたファーブラシとを備えている。このクリーニングブレードとクリーニングブラシとが感光体1の表面に当接して、感光体1上から残留トナーを除去する。
【0027】
このように構成された複写機では、矢印方向に回転する感光体1の表面は帯電装置21により一様に帯電された後、画像情報に基づき露光装置4のレーザ光線L等を照射され、感光体1上に潜像形成を形成する。感光体1上に形成された静電潜像に現像装置5により帯電したトナーを付着させることでトナー像を形成する。一方、転写体は給紙搬送装置により給紙トレイ17より給紙され、次いで感光体1と転写装置6とが対向する転写部に搬送される。そして転写装置6により、転写体に感光体1上のトナー像とは逆極性の電荷を付与することで、感光体1上に形成されたトナー像を転写体へ転写する。次いで、転写体は、感光体1から分離され、定着装置10に送られ、トナーを転写体に定着することで画像が得られる。定着装置10を通った転写体は排紙部より機外に排出される。一方、転写体に転写されずに感光体1表面に残された転写残トナーは、クリーニング装置7によって除去される。なお、図1、図2では、転写後の感光体1上に付着する転写残トナーを除去するクリーニング装置7を備えたものを示したが、クリーニング装置を省略し、転写残トナーを、例えば現像装置により回収除去するように構成することも可能である。
【0028】
次に、本発明の特徴部である帯電装置2について詳しく説明する。
図5は帯電装置2の説明図である。帯電装置2は、感光体1にに対して微小ギャップ19をもって対向配置させた帯電ローラ20と、この帯電ローラ20にDC+AC重畳電圧を印加するための直流電源26および交流電源25と、帯電ローラ20をクリーニングするクリーニングブラシ24とを備えている。帯電ローラ10は図示しないギアなどの駆動手段により、感光体1と逆方向の反時計回り方向に回転をする。回転方向に関しては、反対にしてもかまわない。また、帯電ローラ10の回転速度は感光体1の線速と同じにしてあるが、速くしてもかまわない。しかし、遅くする場合は、帯電が不安定になる可能性があるので注意を要する。
【0029】
図6は帯電ローラ20の構成を示す説明図である。帯電ローラ20は、円柱状に形成された導電性の芯金21と、芯金21の外周上に形成された中抵抗層22と、中抵抗層22の外周面に積層された表層23とを有している。芯金21は、例えば、直径が4乃至20mm程度のステンレス鋼やアルミニウムなどの高い剛性と導電性を有する金属材料によって構成される。また、1×10[Ω・cm]以下、好ましくは1×10[Ω・cm]以下の体積抵抗率を有する高剛性の導電性樹脂などを用いてもよい。また、図6の例では芯金21が帯電ローラ20の芯軸を構成している。中抵抗層22は、体積抵抗率が1×10乃至1×10[Ω・cm]のものが用いられ、その厚みを1乃至2mm程度とする。表層23は、体積抵抗率が1×10乃至1×1011[Ω・cm]のものが用いられ、中抵抗層22の体積抵抗率よりも少し高めが好ましい。また、表層23の厚みを10μm程度とする。
【0030】
中抵抗層22の具体例としては、ベース材とこれに分散された導電剤により構成される。ベース材としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP )などのオレフィン系樹脂、ポリスチレン(PS)及びその共重合体(AS ,ABS)などのスチレン系樹脂、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)などのアクリル系樹脂など、加工性のよい汎用樹脂を用いることができる。また、導電剤としては、過酸化リチウムなどのアルカリ金属塩、過塩素酸ナトリウムなどの過塩素酸塩、テトラブチルアンモニウム塩などの4級アンモニウム塩、高分子型導電剤などのイオン系導電剤を用いることができる。また、ケッチェンブラック、アセチレンブラックなどのカーボンブラックを用いることもできる。
【0031】
表層23もベース材に導電剤を分散した材料から構成される。ベース材としては、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン樹脂などの材料を用いることができ、特にトナーが固着し難い材料を選択することが好ましい。また、導電材としては、ケッチェンブラックやアセチレンブラックなどのカーボンブラック、酸化インジウム、酸化スズなどの金属酸化物などから成る電子伝導性導電剤、またはその他の適宜な導電剤を用いることができる。
【0032】
図7は、上記帯電ローラ20と感光体1と間に微少なギャップを形成する手段の説明図である。帯電ローラ20の両端部の周面上のスペーサ部材27を貼って、スペーサ部材27と感光体1とを当接させることで微小ギャップ19を形成する。ここでは、スペーサ部材27として10〜100μmのテープを用いているが、コロ等を用いても構わない。このテープの材料としては、アルミニウム、鉄、ニッケルなどの金属及びその酸化物、Fe―Ni合金、ステンレス鋼、Co―Al合金、Ni鋼、ジュラルミン、モネル、インコネルなどの金属合金、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などのオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などのポリエステル樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、及びその共重合体(例えばPFA、FEP)などのフッ素樹脂、ポリイミド樹脂などを挙げることができる。特にトナーが固着し難い離型性の高い材料を用いることが好ましい。また、テープとして導電材料を用いるときは、その表面に絶縁層又は半抵抗体層をコートするなどして、テープと感光体1との間を絶縁する。
【0033】
この帯電ローラ20にDC+AC重畳電圧を印加するための直流電源26および交流電源25とから電圧を印加して放電させ、感光体1を帯電する。ここで、図8は、上記帯電装置2の放電開始電圧を示す説明図である。ここでは、上記帯電ローラ20に直流電圧を印加した場合、電流が流れ始める電圧をを放電開始電圧と呼んでいる。図8に示すように、帯電ローラ20と感光体1とのギャップを広げると、放電開始電圧が高電圧側に移動する。
【0034】
また、図9、図10は、プリントジョブスタートからエンドまでの帯電ローラ20に印加する電圧の例を模式的に示す図である。また、図11に、従来におけるプリントジョブスタートからエンドまでの帯電ローラに印加する電圧の例を模式的に示す。図9の例では、画像部の前処理工程である前回転と後処理工程である後回転の間は帯電装置2に直流電圧DCのみを印加し、画像部と紙間はDC+AC重畳電圧を印加する。画像部ではDC+AC重畳電圧を印加することで感光体を均一に帯電させると共に、画像部以外でAC重畳をおこなう時間を減少させることで、放電生成物が多量に発生すること、感光体が劣化することを抑制する。これにより、放電生成物による感光体1や周辺部材の経時における劣化、フィルミング等の発生を抑制し、長期にわたり高品位な画像を得る。なお、プリント速度が速い場合等では、重畳電圧と直流電圧の切替えタイミングが難しい為、画像部以外であるが、紙間では画像部と同じ電圧を印加した。また、図10の例では紙間も前回転及び後回転と同じく直流電圧DCのみを印加する。いずれの場合においても、従来のように、常にDC+AC重畳電圧を印加した場合と比べ、AC重畳電圧の印加する時間が短くなるので、上記効果が得られる。
【0035】
また、図1の複写機で、帯電装置2を回転自在に支持するケーシングに感光体1が回転自在に組み付けられるようにしてもよい。この感光体1と帯電装置2とを一体的に組み付けて成る作像ユニットを複写機本体に対して着脱可能とする。帯電装置2の帯電ローラ20と感光体1とは、微小ギャップ19が一定に保たれた状態で作像ユニットに組み込まれていて、その微小ギャップ19を一定に保ったまま、作像ユニットを複写機体に対して着脱できるようにする。これにより、作像ユニットを着脱する際に、微小ギャップ19の大きさが大きく変動してしまう不具合を阻止する。また、帯電装置2を回転自在に支持するケーシングとクリーニング装置7のクリーニングケースとを一体のユニットケースとして、このケースに感光体1を回転自在に組み付けられるようにしてもよい。帯電装置2と、クリーニング装置6とは別々に複写機本体に着脱できるように構成してもよいが、クリーニング装置6の着脱時に帯電装置2が感光体1に接触したまま移動するので、感光体1に大きな外力が加えられる。このため、微小ギャップ19が変動してしまうおそれがある。一方、クリーニング装置6を作像ユニットに組み込むと、作像ユニットを複写機に本体に対して着脱するとき、クリーニングブレード13とファーブラシより成る接触部材も共に着脱される。よって、これらの部材が感光体1に対して相対的に動くことはなく、微小ギャップ19が大きく変動するおそれはない。
【0036】
また、図5の複写機では、感光体1表面に大きなうねりなどの凹凸があると、帯電装置2と感光体1とを一体的にした作像ユニットの構成を採用しても、感光体1の回転時に、微小ギャップ19の大きさが変動しやすくなる。そこで、感光体1としてアモルファスシリコン系表面層を有するものを用いることが好ましい。アモルファスシリコン系表面層を有する感光体は、表面を極めて平滑に仕上げることができるので、回転時に微小ギャップ19の大きさが変動することを効果的に抑えることができる。
【0037】
また感光体1として、例えば0.1μm 以下のアルミナ粉などのフィラーを分散した表面層を有するものを用いてもよい。このような感光体1を用いると、表面硬度が高められ、耐摩耗性が向上するので、寿命を大きく伸ばすことが可能となる。
【0038】
また、上記図1、図2の白黒画像形成用の複写機以外にもカラー画像形成装置にも適応できる。図3は本実施形態のたの例であるカラー画像形成装置の画像形成部の概略構成図である。この複写機は、タンデム型直接転写方式のカラー複写機である。このカラー複写機には、無端ベルト状の転写体搬送用の転写ベルト16が設けられており、2つの支持ローラ15a、bに掛け回され、図中反時計回りに回転可能となっている。この転写ベルト16の上側には、その搬送方向に沿って、イエロー,シアン,マゼンタ,ブラックの4つの画像形成部18Y、C、M、Bが横に並べて配置されている。個々の画像形成部18Y、C、M、Bは同様の構成、動作を有するものであるので、同一の部分については、以下Y、M、C、Bの符号を付けずに説明する。画像形成部18は、感光体1のまわりに、帯電装置2、露光装置4、現像装置5、クリーニング装置7、除電装置8などを備えている。これらの画像形成部18により、各感光体ドラム1上に互いに異なる色のトナー画像を形成する画像形成手段としてのタンデム画像形成部が構成されている。また、また、図示しない給紙トレイより転写紙を転写ベルト16と各感光体1Y、C、M、Bとの間に給紙する図示しない給紙搬送装置と、トナー像を転写された転写紙が転写ベルト16から分離した後、トナーを転写紙に定着する図示しない定着装置とを備えている。
【0039】
また、不図示のスタートスイッチを押すと、不図示の駆動モータで支持ローラ15a、bの1つを回転駆動して他の支持ローラを従動回転し、転写ベルト16を回転搬送する。同時に、個々の画像形成部18Y、M、C、Bで感光体1Y、M、C、Bを回転して各感光体ドラム1Y、M、C、B上にそれぞれ、ブラック・イエロー・マゼンタ・シアンの単色画像を形成する。そして、転写ベルト16による転写体の搬送とともに、それらの単色画像を順次転写して転写体上に合成カラー画像を形成する。画像転写後の転写体は、転写ベルト16で搬送して定着装置へと送り込み、定着装置で転写画像が定着される。また、個々の画像形成部18については、上述の図1の複写機と同様であるので説明を省略する。
【0040】
また、図4は図3と同じくカラー画像形成装置の概略説明図である。これは、中間転写体用の転写ベルト16を用いたものであり、一度転写ベルト16上に各色の画像を重ね合わせた後、転写体としての記録紙に転写する構成になっている。いずれの画像形成装置においても、上記帯電装置2を用い、画像部と紙間は帯電装置2にDC+AC重畳電圧を印加し、それ以外の部分はDC電圧のみを印加する。これにより、感光体を均一に帯電させると共に、画像部以外でAC重畳をおこなう時間を減少させることで、放電生成物が多量に発生することを防止する。よって、放電生成物による感光体1や周辺部材の経時における劣化、フィルミング等の発生を抑制し、長期にわたり高品位な画像を得ることができる。
【0041】
以上、本実施形態によれば、感光体1に微少ギャップ19を有して対向配置された帯電ローラ20に、画像形成時にはDC+AC重畳電圧を印加し、それ以外の前処理部、紙間、後処理部ではDC電圧のみを印加する。このように、印加電圧が常にDC+AC重畳電圧であるものに較べ、AC重畳をおこなう時間を減少させることで、放電・逆放電の繰り返しによる放電生成物の発生、感光体1の劣化を抑制する。
また、画像形成速度が速い場合は、非画像領域である紙間から画像領域におけるDC電圧からDC+AC重畳電圧への切替えに画像領域先端部の電位が追随できずに不均一になることがある。
そこで、画像領域と紙間において帯電部材にDC+AC重畳電圧を印加し、これ以外の領域、すなわち前処理部と後処理部では、DC電圧のみ印加する。これにより、画像形成領域の帯電安定性を得ると共に、印加電圧が常にDC+AC重畳電圧であるものに較べ、AC重畳をおこなう時間を減少させて放電生成物の発生、像担持体の劣化を抑制する。また、紙間で電圧を切り替えないので、画像形成の速度が速い場合でも、画像領域先端部において均一な電位が得られる。
ここで、画像領域においてDC+AC重畳電圧を印加するものは、画像領域においてDC電圧のみを印加するものに較べると、ギャップ変動に対し余裕度があるものの、ギャップ変動はできるだけ抑えることが望ましい。
そこで、少なくとも感光体1と帯電ローラ20とを微小ギャップ19が一定に保たれた状態で一体的に形成したプロセスカートリッジとし、微小ギャップ19を一定に保ったままプロセスカートリッジを複写機体に対して着脱できるようにする。これにより、感光体1または帯電ローラ20を複写機に着脱する際に、微小ギャップ19の大きさが大きく変動してしまう不具合を阻止する。また、交換時のサービス性が向上するというメリットもある。
また、感光体1表面に大きなうねりなどの凹凸があると、感光体1と帯電ローラ20とを一体的にしたプロセスカートリッジの構成を採用しても、感光体1の回転時に、微小ギャップ19の大きさが変動しやすくなる。そこで、感光体1としてアモルファスシリコン系表面層を有するものを用いることが好ましい。アモルファスシリコン系表面層を有する感光体は、表面を極めて平滑に仕上げることができるので、回転時に微小ギャップ19の大きさが変動することを抑えることができる。
また、感光体1として、フィラーを分散した表面層を有するものを用いてもよい。このような感光体1を用いると、表面硬度が高められ、耐摩耗性が向上するので、感光体寿命を大きく伸ばすことが可能となる。
【0042】
【発明の効果】
請求項1乃至7の発明によれば、像担持体表面に微少な間隙を有して対向配置された帯電部材に電圧を印加して帯電部材を放電させて像担持体を帯電する帯電装置、該帯電装置を用いるプロセスカートリッジ、画像形成装置において、均一帯電を行うと共に、放電生成物の発生と像担持体の劣化とを抑制することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る複写機の概略構成図。
【図2】同複写機の画像形成部の概略構成図。
【図3】本発明の実施形態に係る他の複写機の概略構成図。
【図4】本発明の実施形態に係る他の複写機の概略構成図。
【図5】帯電装置の概略構成図。
【図6】帯電ローラの構成をしめす説明図。
【図7】帯電ローラ20と感光体1と間に微少なギャップを形成する手段の説明図。
【図8】帯電装置2の放電開始電圧を示す説明図。
【図9】本実施形態の帯電ローラに印加する電圧の例を模式的に示す図。
【図10】本実施形態の帯電ローラに印加する電圧の他の例を模式的に示す図。
【図11】従来のプリントジョブの帯電ローラに印加する電圧の例を模式的に示す図。
【図12】従来のコロナーチャージャを用いた画像形成部の概略構成図。
【符号の説明】
1 感光体
2 帯電装置
3 コロナーチャージャ
4 露光装置
5 現像装置
6 転写装置
7 クリーニング装置
8 除電装置
10 定着装置
14 分離装置
15a、b 支持ローラ
16 転写ベルト
17 給紙搬送装置
18 画像形成部
19 微少ギャップ
20 帯電ローラ
21 芯金
22 中間層
23 表層
24 クリーニングブラシ
25 交流電源
26 直流電源
27 スペーサ部材
S 転写体

Claims (7)

  1. 像担持体表面に微少な間隙を有して対向配置された帯電部材に電圧を印加して該帯電部材を放電させて該像担持体表面を帯電する帯電装置において、
    上記像担持体の画像領域では上記帯電部材に直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加し、それ以外の領域では直流電圧のみを印加することを特徴とする帯電装置。
  2. 像担持体表面に微少な間隙を有して対向配置された帯電部材に電圧を印加して該帯電部材を放電させて該像担持体表面を帯電する帯電装置において、
    上記像担持体の画像領域と紙間とでは上記帯電部材に直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加し、それ以外の領域では直流電圧のみを印加することを特徴とする帯電装置。
  3. 像担持体と、該像担持体の表面を帯電する帯電装置と、該像担持体表面を露光して静電潜像を形成する露光装置と、該像担持体上の静電潜像を現像する現像装置とを備えた画像形成装置の本体に対して着脱可能で、少なくとも該像担持体と該帯電装置とが一体的に形成されたプロセスカートリッジにおいて、
    上記帯電装置として請求項1または2の帯電装置を用いたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  4. 像担持体と、該像担持体の表面を帯電する帯電装置と、該像担持体表面を露光して静電潜像を形成する露光装置と、該像担持体上の静電潜像を現像する現像装置とを備えた画像形成装置において、
    上記帯電装置として請求項1または2の帯電装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 像担持体と、該像担持体の表面を帯電する帯電装置と、該像担持体表面を露光して静電潜像を形成する露光装置と、該像担持体上の静電潜像を現像する現像装置とを備えた画像形成装置において、
    請求項3のプロセスカートリッジを用いたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4または5の画像形成装置において、上記像担持体がアモルファスシリコン系表面層を有する感光体であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項4または5の画像形成装置において、上記像担持体がフィラーを分散した表面層を有する感光体であることを特徴とする画像形成装置。
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