JP2018092003A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、担持体の研磨モード時に放電生成物の発生を抑えて研磨モードを行うことができる画像形成装置の提供を目的とする。【解決手段】画像形成装置は、担持体と、直流電圧VAdcに交流電圧VAppが重畳された電圧が印加され、担持体を帯電する帯電ローラーと、担持体に潜像を形成する露光装置と、直流電圧に交流電圧VBppが重畳された電圧が印加される現像ローラーを有し、前記現像ローラーに付着される母粒子と研磨剤とを含むトナーを用いて、潜像を現像する現像装置と、担持体を研磨する研磨部材と、を備え、非画像形成時に、画像形成時に帯電ローラーに印加する直流電圧VAdcよりも高い直流電圧VAdcに、画像形成時に帯電ローラーに印加する交流電圧よりも小さい振幅VBpp/2の交流電圧を帯電ローラーに印加して、研磨部材により担持体を研磨する研磨モードを行う。【選択図】図7
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
記録媒体への非転写時に、現像装置内の現像ローラー上にトナー母粒子は極力残したまま、外添剤である酸化チタンを感光体ドラム側に優先的に移動させて摺擦ローラーに供給し、感光体ドラムの表面を研磨するリフレッシュモードを実行可能とする画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。この画像形成装置では、トナー母粒子と帯電性が同極性であり且つトナー母粒子と比較して帯電性(単位重量当たりの帯電量)が小さくなるような酸化チタンを用い、通常の現像バイアス(トナー及び酸化チタンと同極性)よりも小さいバイアスを印加している。
ところで、上記の画像形成装置では、リフレッシュモード時(研磨モード時)における感光体ドラムの帯電の条件と、画像形成時における感光体ドラムの帯電の条件とが同じである。そのため、上記の画像形成装置の場合、帯電装置は、研磨モード時に、画像形成時と同等の放電生成物を発生してしまう。
本発明は、担持体の研磨モード時に放電生成物の発生を抑えて研磨モードを行うことができる画像形成装置の提供を目的とする。
本発明の第1の画像形成装置は、周回する担持体と、前記担持体に接触し、直流電圧に交流電圧が重畳された電圧が印加され、前記担持体を帯電する帯電ローラーと、前記帯電ローラーにより帯電された前記担持体に露光して潜像を形成する露光装置と、前記担持体に対向し、軸周りに回転し、直流電圧に交流電圧が重畳された電圧が印加される現像ローラーを有し、前記現像ローラーに付着される母粒子と研磨剤とを含むトナーを用いて、前記潜像をトナー像として現像する現像装置と、前記トナー像を媒体に転写する転写装置と、前記トナー像を媒体に定着させる定着装置と、前記担持体を研磨する研磨部材と、を備え、非画像形成時に、画像形成時に前記帯電ローラーに印加する直流電圧よりも高い直流電圧に、画像形成時に前記帯電ローラーに印加する交流電圧よりも小さい振幅の交流電圧を前記帯電ローラーに印加して、前記研磨部材により前記担持体を研磨する研磨モードを行う。
本発明の第2の画像形成装置は、さらに、前記研磨モード時に、画像形成時に前記現像ローラーに印加する交流電圧よりも大きい振幅の交流電圧を前記現像ローラーに印加して前記現像ローラーから前記担持体に前記研磨剤を移動させ前記研磨部材により前記担持体を研磨する。
本発明の第3の画像形成装置は、さらに、前記研磨モード時における一部の期間に、前記露光装置を用いて前記担持体に潜像を形成し、又は、前記帯電ローラーに前記担持体を帯電させずに、前記現像ローラーから前記担持体に前記トナーを移動させる。
本発明の画像形成装置は、担持体の研磨モード時に放電生成物の発生を抑えて研磨モードを行うことができる
≪概要≫
以下、第1実施形態及び第2実施形態並びに変形例(第1変形例及び第2変形例)について、これらの記載順で説明する。
以下、第1実施形態及び第2実施形態並びに変形例(第1変形例及び第2変形例)について、これらの記載順で説明する。
≪第1実施形態≫
まず、第1実施形態の画像形成装置10(図1参照)の構成、画像形成動作、研磨動作及び効果について、図面を参照しつつこれらの記載順で説明する。
まず、第1実施形態の画像形成装置10(図1参照)の構成、画像形成動作、研磨動作及び効果について、図面を参照しつつこれらの記載順で説明する。
以下の説明では、図中における矢印Fr及び矢印Rrで示す方向をそれぞれ装置奥行き方向手前側及び奥側、矢印R及び矢印Lで示す方向をそれぞれ装置幅方向右側及び左側、矢印U及び矢印Loで示す方向をそれぞれ装置高さ方向上側及び下側とする。また、本明細書では、画像形成装置10を装置奥行き方向手前側から見た状態を画像形成装置10の正面として説明する。
<画像形成装置の構成>
画像形成装置10は、図1に示されるように、給紙カセット20と、トナー像形成部30と、転写装置40と、搬送装置50と、定着装置60と、制御装置CUと、電源PSと、を含んで構成される電子写真方式の装置とされている。
画像形成装置10は、図1に示されるように、給紙カセット20と、トナー像形成部30と、転写装置40と、搬送装置50と、定着装置60と、制御装置CUと、電源PSと、を含んで構成される電子写真方式の装置とされている。
給紙カセット20は、媒体Sを収容する機能を有する。
トナー像形成部30は、帯電、露光、現像の各工程を行って、後述するベルトTBに保持させるトナー像を形成する機能を有する。トナー像形成部30は、それぞれ異なる色(Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック))のトナー像を形成する単色ユニット31Y、31M、31C、31Kで構成されている。各単色ユニット31Y、31M、31C、31Kは、図1に示されるように、それぞれ、感光体PC(担持体の一例)と、帯電ローラー32(帯電装置の一例)と、露光装置34と、現像装置36と、除電装置37と、クリーニング装置38と、研磨ローラー39(研磨部材の一例)と、を備えている。
感光体PCは、ドラム状とされ、露光装置34により形成される潜像を担持しながら、駆動源(図示省略)により駆動されて正面側から見て時計回りに周回するようになっている。本実施形態の感光体PCは、一例としてアモルファスシリコン感光体とされている。すなわち、本実施形態の感光体PCは、いわゆる正帯電型の感光体とされている。
帯電ローラー32は、電源PSから電圧を印加されながら、感光体PCを帯電させる機能を有する。なお、電源PSから帯電ローラー32に印加される電圧は、一例として、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧とされている(図5B参照)。
現像装置36は、トナーT(図4参照)を用いて露光装置34により感光体PCに形成された潜像をトナー像として現像する機能を有する。現像装置36は、感光体PCに対向し、軸周りに回転する現像ローラー36Aを有し(図1及び図2参照)、その外周に付着したトナーTを用いてトナー像を現像するようになっている。また、現像装置36は、現像ローラー36Aに電源PSから直流電圧に交流電圧が重畳された電圧が印加されることで、現像ローラー36Aの外周のトナーTを感光体PCに飛翔させて移動させるようになっている。
ここで、本実施形態の現像装置36が用いるトナーTは、図4に示されるように、樹脂を主成分とする母粒子Taと、研磨剤Tbとを含んで構成されている。なお、母粒子Ta及び研磨剤Tbは、いずれも、平均帯電量分布が正の帯電量となる粒子とされている。すなわち、トナーTの平均帯電量分布は、正の帯電量とされている。そして、本実施形態の現像方式は、正帯電型感光体と、正帯電のトナーとを用いた反転現像方式とされている(図5A参照)。なお、研磨剤Tbは、一例として、酸化チタンとされており、母粒子Taに比べて電気抵抗が低い。
除電装置37は、転写位置(感光体PCがベルトTBと接触する位置)を通過した感光体PCに光を照射して感光体PCを除電する機能を有する。
クリーニング装置38は、感光体PCに残留した残留トナー(ベルトTBに転写されずに感光体PCに付着したままのトナー)を感光体PCから除去する機能を有する。クリーニング装置38は、クリーニングブレードCBを含んで構成されている。
研磨ローラー39は、感光体PCを研磨する機能を有する。研磨ローラー39は、一例として、シャフトの外周を発砲体(スポンジ)で覆ったスポンジローラーとされている。なお、研磨ローラー39は、感光体PCに接触した状態で、感光体PCよりも速い周速で軸周りに回転するようになっている。
トナー像形成部30を構成する感光体PC以外の各部は、正面側から見て、感光体PCの周りに、帯電ローラー32、現像装置36、除電装置37、研磨ローラー39、クリーニングブレードCBの記載順で時計回りに配置されている(図2参照)。露光装置34は、感光体PCにおける帯電ローラー32と現像装置36との間で潜像を形成するようになっている。なお、図1では、単色ユニット31Y以外の単色ユニット31M、31C、31Kの符号が省略されている。
転写装置40は、無端状のベルトTBを有し、図1における矢印X方向に周回するベルトTBに、トナー像形成部30により形成されたトナー像を1次転写させて、ベルトTBに保持されたトナー像を媒体Sに2次転写させる機能を有する。
搬送装置50は、給紙カセット20に収容されている媒体Sを搬送経路(図1中の二点差線P)に沿って搬送する機能を有する。なお、図1における矢印Yは、媒体Sの搬送方向を意味する。
定着装置60は、転写装置40により媒体Sに2次転写されたトナー像を媒体Sに定着させる機能を有する。
制御装置CUは、画像形成装置10を構成する各部を制御する機能を有する(後述する図3参照)。制御装置CUの機能については、後述する画像形成動作及び研磨動作(研磨モード時の動作)の説明の中で説明する。
<画像形成動作>
次に、本実施形態の画像形成装置10による画像形成動作について図1、図2、図3、図5A、図5B等を参照しながら説明する。
次に、本実施形態の画像形成装置10による画像形成動作について図1、図2、図3、図5A、図5B等を参照しながら説明する。
外部装置(図示省略)から画像データを受け取った制御装置CUは、画像形成装置10の各部を作動させる(図3参照)。
トナー像形成部30が作動されると、各単色ユニット31Y、31M、31C、31Kでは、帯電ローラー32が感光体PCを帯電し、露光装置34が感光体PCを露光し、現像装置36が感光体PCの潜像をトナー像として現像する。その結果、各感光体PCにトナー像が形成される。この場合、制御装置CUは、帯電ローラー32に感光体PCの表面電位(図5中のVopc)を一例として+200Vに帯電させるように電源PSから帯電ローラー32に電圧を印加する。具体的には、図5Bに示されるように、+200Vの直流電圧VAdcに、VApp(振幅の2倍の値、すなわち、振幅はVApp/2)がいわゆる放電開始電圧の2倍よりも大きい1000Vのサイン波の電圧を印加する。また、制御装置CUは、図5Aに示されるように、現像ローラー36Aに、画像形成時と同じ電圧を印加する。そして、露光装置34により露光されて潜像が形成された感光体PCの表面電位は、+100V未満(一例として+50V程度)となり、この電位コントラストが形成された感光体PCの表面に、現像ローラー36AからトナーTが移動する(図5Aのハッチング部分)。
次いで、転写装置40及び搬送装置50が作動されると、トナー像形成部30により形成されたトナー像がベルトTBに1次転写される。また、ベルトTBに1次転写されたトナー像が2次転写されるタイミングに合わせて、搬送装置50により給紙カセット20に収容されている媒体Sが搬送されて、ベルトTBに保持されたトナー像が媒体Sに2次転写される。トナー像が2次転写された媒体Sは、搬送装置50により定着装置60に向けて搬送される。
次いで、定着装置60が作動され、トナー像が2次転写された媒体Sが定着装置60に搬送されると、媒体Sに2次転写されたトナー像が媒体Sに定着される(媒体Sに画像が形成される)。
そして、トナー像が定着された媒体S(画像が形成された媒体S)は、搬送装置50により画像形成装置10の外に排出されて、画像形成動作が終了する。
<研磨動作(研磨モード時の動作)>
次に、本実施形態の研磨動作について図6A及び図6B並びに図7を参照しながら説明する。本実施形態の研磨動作は、非画像形成時に行われる。制御装置CUは、定められた数量(例えば、A4サイズの媒体Sが100枚分相当)の媒体Sに対する画像形成動作が終了した後に温湿度センサー(図示省略)により装置内が定められた高温高湿以上である場合、装置本体の電源立ち上げ時に温湿度センサー(図示省略)により装置内が定められた高温高湿以上である場合、装置本体に備えられたパネル(図示省略)からユーザーによる研磨モードの実行指令がなされた場合等に、研磨動作を行う。なお、研磨動作は、感光体PC上で発生する放電生成物が高温高湿環境下で水分を吸うことに起因して感光体PCの表面抵抗を低下させることに伴ういわゆる像流れと呼ばれる現象の発生を抑制するためのものである。特に、像流れは、本実施形態のアモルファスシリコン感光体のような無機系の感光体の場合に顕著に現れる。
次に、本実施形態の研磨動作について図6A及び図6B並びに図7を参照しながら説明する。本実施形態の研磨動作は、非画像形成時に行われる。制御装置CUは、定められた数量(例えば、A4サイズの媒体Sが100枚分相当)の媒体Sに対する画像形成動作が終了した後に温湿度センサー(図示省略)により装置内が定められた高温高湿以上である場合、装置本体の電源立ち上げ時に温湿度センサー(図示省略)により装置内が定められた高温高湿以上である場合、装置本体に備えられたパネル(図示省略)からユーザーによる研磨モードの実行指令がなされた場合等に、研磨動作を行う。なお、研磨動作は、感光体PC上で発生する放電生成物が高温高湿環境下で水分を吸うことに起因して感光体PCの表面抵抗を低下させることに伴ういわゆる像流れと呼ばれる現象の発生を抑制するためのものである。特に、像流れは、本実施形態のアモルファスシリコン感光体のような無機系の感光体の場合に顕著に現れる。
まず、本実施形態の制御装置CUは、定められた数量の媒体Sに対する画像形成動作が終了すると、露光装置34、搬送装置50及び定着装置60を除く各部を作動させる。
トナー像形成部30が作動されると、各単色ユニット31Y、31M、31C、31Kでは、図6A、図6B等に示されるように、帯電ローラー32により表面電位Vopcが+300Vとなるように感光体PCを帯電する。すなわち、制御装置CUは、研磨モード時の感光体PCの表面電位Vopcを、画像形成時の表面電位Vopc(一例として+200V、図5参照)よりも高くする(図7参照)。この場合、制御装置CUは、電源PSを用いて、帯電ローラー32に、+300Vの直流電圧VAdcに、VApp(振幅の2倍の値)がいわゆる放電開始電圧の2倍よりも大きい800Vのサイン波の電圧を印加する(図6B参照)。また、制御装置CUは、現像ローラー36Aに、画像形成時と同じ電圧を印加する(図5A及び図6A参照)。
その結果、研磨モード時における感光体PCには、画像形成時における感光体の潜像(電位コントラスト)が形成されず、現像ローラー36AのトナーTが感光体PCに移動し難くなる(VBppにより現像ローラー36Aと感光体PCとの間で往復移動するが、結果的にはほとんどのトナーTは現像ローラー36Aに戻る)。しかしながら、前述のとおり、トナーTは、母粒子Taと研磨剤Tbとで構成されており、研磨剤Tbは母粒子Taに比べて抵抗が低いことから、トナーTのうち研磨剤Tbが優先的に感光体PCに移動して残り易い。
次いで、感光体PCに移動して感光体PCに残った研磨剤Tbは、感光体PCとともに周回し、研磨ローラー39と感光体PCとの接触部分に到達し、研磨ローラー39の外周には研磨剤Tbが付着する。その結果、研磨ローラー39は、その外周に研磨剤Tbを付着させた状態で、感光体PCと周速差を持った状態で回転し、感光体PCを研磨する。そして、定められた期間、上記の動作を行うと、本実施形態の研磨動作が終了する。
なお、研磨動作時には、制御装置CUは、転写装置40のベルトTBを周回させるが、1次転写を行わせないように、転写装置40を制御する。
<効果>
次に、本実施形態の効果について図面を参照しながら説明する。
次に、本実施形態の効果について図面を参照しながら説明する。
例えば、研磨動作時に、例えば、感光体PCに大面積の電位コントラストを形成したうえで、感光体PCに大量のトナーTを移動させて行う場合(以下、比較例1の場合という。)、大量のトナーTが消費されてしまう。また、前述の特許文献1の画像形成装置のように、研磨モード時における感光体ドラムの帯電の条件と、画像形成時における感光体ドラムの帯電の条件とが同じである場合(以下、比較例2の場合という。)、研磨モード時に、帯電装置から画像形成時と同等の放電生成物を発生してしまう。
これに対して、本実施形態の場合、研磨モード時に帯電ローラー32の直流電圧VAdcが画像形成時の直流電圧VAdcよりも大きい(図5B及び図6B参照)ため、研磨モード時の方が画像形成時よりも感光体PCにトナーTが移動し難い。また、本実施形態の場合、研磨モード時の帯電ローラー32の交流電圧の振幅は、画像形成時の場合の交流電圧の振幅よりも小さい(図5B及び図6B参照)ため、例えば、上記比較例2の場合に比べて、研磨モード時の放電生成物の発生量が少ない。
したがって、本実施形態によれば、感光体PCの研磨モード時に放電生成物の発生を抑えて研磨モードを行うことができる。また、本実施形態によれば、研磨モード時にトナーTの消費を抑制しつつ、感光体PCの研磨モード時に放電生成物の発生を抑えて研磨モードを行うことができるといえる。
≪第2実施形態≫
次に、第2実施形態の画像形成装置(機械的構成は第1実施形態と同等のため図1参照)の構成、画像形成動作、研磨動作及び効果について、図8を参照しつつこれらの記載順で説明する。本実施形態については、第1実施形態と異なる部分について説明する。
次に、第2実施形態の画像形成装置(機械的構成は第1実施形態と同等のため図1参照)の構成、画像形成動作、研磨動作及び効果について、図8を参照しつつこれらの記載順で説明する。本実施形態については、第1実施形態と異なる部分について説明する。
<構成、画像形成動作及び研磨動作>
本実施形態の場合、研磨モード時に現像ローラー36Aに印加する電圧を、画像形成時に現像ローラー36Aに印加する電圧から変化させる。具体的には、研磨モード時に、制御装置CUは、図8に示されるように、電源PSから現像ローラー36Aに、VBpp(振幅の2倍の値、すなわち、振幅はVBpp/2)が一例として1400Vの交流電圧であって時間平均が+100Vの電圧を印加する。すなわち、制御装置CUは、研磨モード時の現像ローラー36Aの交流電圧VBppを、画像形成時の交流電圧VBpp(一例として1000V、図5A参照)よりも大きくする。本実施形態が第1実施形態と異なる点は、以上である。
本実施形態の場合、研磨モード時に現像ローラー36Aに印加する電圧を、画像形成時に現像ローラー36Aに印加する電圧から変化させる。具体的には、研磨モード時に、制御装置CUは、図8に示されるように、電源PSから現像ローラー36Aに、VBpp(振幅の2倍の値、すなわち、振幅はVBpp/2)が一例として1400Vの交流電圧であって時間平均が+100Vの電圧を印加する。すなわち、制御装置CUは、研磨モード時の現像ローラー36Aの交流電圧VBppを、画像形成時の交流電圧VBpp(一例として1000V、図5A参照)よりも大きくする。本実施形態が第1実施形態と異なる点は、以上である。
<効果>
例えば、前述の特許文献1の画像形成装置のように、研磨モード時に、現像ローラーに印加する交流電圧の振幅を画像形成動作時の交流電圧の振幅よりも小さくする場合(以下、比較例3という。)、やはり、酸化チタンとともに母粒子が感光体側に移動し得る。
例えば、前述の特許文献1の画像形成装置のように、研磨モード時に、現像ローラーに印加する交流電圧の振幅を画像形成動作時の交流電圧の振幅よりも小さくする場合(以下、比較例3という。)、やはり、酸化チタンとともに母粒子が感光体側に移動し得る。
これに対して、本実施形態の場合、研磨モード時に感光体PCにトナーTが移動する電位コントラストを形成せず、かつ、研磨モード時の現像ローラー36Aの交流電圧VBppは、画像形成時の交流電圧VBpp(一例として1000V、図5A参照)よりも大きい(図8参照)。そして、本発明者らの試験研究によれば、本実施形態の場合、上記比較例3に比べて、感光体PCに移動する研磨剤Tbの量が多く、感光体PCに移動する母粒子Taの量が少ないことを見出した。これは、研磨剤Tbの電気抵抗が母粒子Taの電気抵抗よりも低いことに起因すると考えられる。以上より、本実施形態の場合、トナーTのうち研磨剤Tbを優先的に感光体PCに移動させることができる。
したがって、本実施形態によれば、感光体PCの研磨モード時にトナーTの消費をより抑えて研磨モードを行う(感光体PCの表面を研磨する)ことができる。
以上のとおり、本発明について各実施形態を例として説明したが、本発明の技術的範囲は各実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明の技術的範囲には、下記のような形態も含まれる。
例えば、各実施形態では、感光体PCの一例をアモルファスシリコン感光体であるとして説明した。しかしながら、像流れはアモルファスシリコン感光体でなくても発生する現象であることから、感光体PCは別の感光体であってもよい。例えば、有機系の感光体(いわゆるOPC)であってもよい。
また、各実施形態では、画像形成時及び研磨モード時における、感光体PCの表面電位Vopcと、現像ローラー36Aの印加電圧とを、図5A、図6A、図7及び図8のようにするとして説明した。しかしながら、これらの電圧の条件は、正帯電型感光体を用いた反転現像方式の一例である。すなわち、負帯電型感光体を用いた場合は、本実施形態の場合と極性が逆の関係になることはいうまでもない。
また、各実施形態の第1変形例(図9参照)として、研磨モード時における一部の期間に、露光装置34を用いて感光体PCに潜像を形成することで電位コントラストを形成し、現像ローラー36Aから感光体PCにトナーTを移動させるようにしてもよい。具体的には、図9に示されるように、研磨モード時の最後の一定の期間に露光装置34により感光体PCの表面電位Vopcを現像ローラー34AのVBave(時間平均の印加電圧)よりも低い表面電位Vopcにして、現像ローラー34Aに付着したトナーT(研磨剤Tbの比率が小さいトナーT)を感光体PCに移動させるようにしてもよい。これにより、研磨モード時に現像ローラー34Aに付着した研磨剤Tbの比率が小さいトナーTをクリーニング装置38に回収させて、次回以降の画像形成動作時に画像形成不良の発生を抑制することができる。なお、この場合、少なくとも現像ローラー34Aが1回転する時間以上行うことが望ましい。
また、本実施形態の第2変形例(図10参照)として、研磨モード時における一部の期間に、帯電ローラー32による感光体PCの帯電を停止して感光体PCを帯電させずに電位コントラストを形成し、現像ローラー36Aから感光体PCにトナーTを移動させるようにしてもよい。具体的には、図10に示されるように、研磨モード時の最後の一定の期間に帯電ローラー32による感光体PCの帯電を停止して感光体PCの表面電位Vopcを現像ローラー34AのVBaveよりも低い表面電位Vopcにして、現像ローラー34Aに付着したトナーT(研磨剤Tbの比率が小さいトナーT)を感光体PCに移動させるようにしてもよい。これにより、研磨モード時に現像ローラー34Aに付着した研磨剤Tbの比率が小さいトナーTをクリーニング装置38に回収させて、次回以降の画像形成動作時に画像形成不良の発生を抑制することができる。なお、この場合、少なくとも現像ローラー34Aが1回転する時間以上行うことが望ましい。
10 画像形成装置
32 感光体(担持体の一例)
36 現像装置
36A 現像ローラー
39 研磨ローラー(研磨部材の一例)
40 転写装置
60 定着装置
PC 感光体(担持体の一例)
S 媒体
Vopc 感光体の表面電位
VApp/2 帯電ローラーの交流電圧の振幅
VBpp/2 現像ローラーの交流電圧の振幅
32 感光体(担持体の一例)
36 現像装置
36A 現像ローラー
39 研磨ローラー(研磨部材の一例)
40 転写装置
60 定着装置
PC 感光体(担持体の一例)
S 媒体
Vopc 感光体の表面電位
VApp/2 帯電ローラーの交流電圧の振幅
VBpp/2 現像ローラーの交流電圧の振幅
Claims (3)
- 周回する担持体と、
前記担持体に接触し、直流電圧に交流電圧が重畳された電圧が印加され、前記担持体を帯電する帯電ローラーと、
前記帯電ローラーにより帯電された前記担持体に露光して潜像を形成する露光装置と、
前記担持体に対向し、軸周りに回転し、直流電圧に交流電圧が重畳された電圧が印加される現像ローラーを有し、前記現像ローラーに付着される母粒子と研磨剤とを含むトナーを用いて、前記潜像をトナー像として現像する現像装置と、
前記トナー像を媒体に転写する転写装置と、
前記トナー像を媒体に定着させる定着装置と、
前記担持体を研磨する研磨部材と、
を備え、
非画像形成時に、画像形成時に前記帯電ローラーに印加する直流電圧よりも高い直流電圧に、画像形成時に前記帯電ローラーに印加する交流電圧よりも小さい振幅の交流電圧を前記帯電ローラーに印加して、前記研磨部材により前記担持体を研磨する研磨モードを行う、
画像形成装置。 - 前記研磨モード時に、画像形成時に前記現像ローラーに印加する交流電圧よりも大きい振幅の交流電圧を前記現像ローラーに印加して前記現像ローラーから前記担持体に前記研磨剤を移動させ前記研磨部材により前記担持体を研磨する、
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記研磨モード時における一部の期間に、前記露光装置を用いて前記担持体に潜像を形成し、又は、前記帯電ローラーに前記担持体を帯電させずに、前記現像ローラーから前記担持体に前記トナーを移動させる、
請求項1又は2に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016235332A JP2018092003A (ja) | 2016-12-02 | 2016-12-02 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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