JPH06118769A - 帯電装置 - Google Patents

帯電装置

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JPH06118769A
JPH06118769A JP27028392A JP27028392A JPH06118769A JP H06118769 A JPH06118769 A JP H06118769A JP 27028392 A JP27028392 A JP 27028392A JP 27028392 A JP27028392 A JP 27028392A JP H06118769 A JPH06118769 A JP H06118769A
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JP27028392A
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Hiroaki Sato
浩明 佐藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】環境条件の変化に対しても静電潜像担持体の帯
電電位を一定に保持して、長期にわたり良好な画像を安
定に記録できる帯電装置を提供する。 【構成】静電潜像担持体101に接触する帯電部材11
8の抵抗層120の体積抵抗値Rvを106 ≦ Rv ≦
1010[Ω・cm]の範囲とし、かつ環境条件の変化
に対して体積抵抗値の変化の最少値と最大値との差が1
桁以内の材料とし、更に抵抗層と電気的に接触する導電
層119の体積抵抗値を前記抵抗層の体積抵抗値よりも
小さい材料を用いることにより、環境条件の変化に対し
て帯電条件の変化を小さく抑えることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はプリンタや複写機等の
電子写真記録方法における帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光プリンタや複写機等において
は、一般に電子写真記録方法が用いられており、帯電、
露光、現像、転写、定着、除電、クリーニングの各記録
プロセスによって画像形成を行うことが知られている。
この電子写真記録方法を用いた記録装置における静電潜
像担持体の帯電装置としては、一般的にコロナ帯電器を
用いているが、コロナ帯電器には5〜10kvという高
電圧電源を必要とするために人体に危険であり、この高
電圧電源は大変高価なものである。またこのコロナ帯電
器は、コロナ放電現象を利用するためにオゾンを発生
し、静電潜像担持体の特性を著しく劣化させてしまうの
みならず、人体に悪影響を与えるという問題点がある。
この人体への悪影響を防ぐために、画像形成装置にオゾ
ン吸収分解フィルタを設けてオゾンの装置外への流出を
防止している。しかしながら、このオゾン吸収分解フィ
ルタの寿命が短いために頻繁に交換作業を行なければな
らないという問題点もある。
【0003】そこで、上記の様なコロナ帯電器の問題点
を解消するために、特開平01−179959、特開平
01−204081、特開平03−62057等では、
帯電部材として帯電ローラ、帯電ブレード等を用い、こ
の帯電部材を静電潜像担持体に接触させて、帯電部材に
直流電源より定電圧を帯電部材に印加し、静電潜像担持
体を帯電させる接触型帯電装置が提案されている。これ
らの接触型帯電装置では、オゾンを発生しにくいこと及
び電源の低電圧化が図れるという長所がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の接触型帯電装置では、環境条件(温度、湿度)によっ
て帯電部材の体積抵抗値が変化するために静電潜像担持
体の帯電電位を一定に保てなくなるという問題点があっ
た。また、これにより非記録部にトナーが付着するいわ
ゆるカブリという現象が発生するという問題点と、記録
部の濃度が低下してしまい安定に画像を記録できないと
いう問題点があった。
【0005】この発明は、接触型帯電装置において、環
境条件(温度、湿度)によって帯電部材の体積抵抗値が
変化するために静電潜像担持体の帯電電位を一定に保て
なくなるという問題点を除去し、長期間にわたって良好
な画像を安定に記録できる装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、静電潜像を
担持する静電潜像担持体に接触して設けられた帯電部材
を備えた帯電装置において、前記静電潜像担持体に接触
する前記帯電部材の抵抗層は、その体積抵抗値Rvが1
6 ≦ Rv ≦ 1010[Ω・cm]の範囲で、かつ環
境条件の変化に対して体積抵抗値の変化の最少値と最大
値との差が1桁以内の材料とし、前記抵抗層に電気的に
接触する導電層の体積抵抗値が前記抵抗層の体積抵抗値
よりも小さい材料を用いたものである。
【0007】
【作用】この発明によれば、静電潜像担持体に接触する
帯電部材の抵抗層の体積抵抗値Rvを106 ≦ Rv ≦
1010[Ω・cm]の範囲とし、かつ環境条件の変化
に対して体積抵抗値の変化の最少値と最大値との差が1
桁以内の材料とし、更に抵抗層に電気的に接触する導電
層の体積抵抗値を前記抵抗層の体積抵抗値よりも小さい
材料を用いたことにより、環境条件の変化に対して帯電
条件の変化を小さく抑えることが可能となり前記課題が
解決される。
【0008】
【実施例】図5は本発明の帯電装置を用いた画像形成装
置の概略構成図である。ドラム状に形成された静電潜像
担持体101が図示しない駆動手段により、図示の矢印
Aの方向に一定周速度で回転する。この静電潜像担持体
101は導電性支持体101a上に光導電層101bを
設けたもので、有機系感光体の他にセレン感光体、酸化
亜鉛感光体、アモルファスシリコン感光体などいずれも
使用できる。
【0009】次にこの画像形成装置における画像形成プ
ロセスを順に述べる。初めに、静電潜像担持体101の
表面に対持して設けられた帯電装置102を用いて一様
均一に帯電させる。この帯電装置102は後で詳細に述
べる。
【0010】露光プロセスでは、露光装置103によっ
て、画像信号に対応した光が静電潜像担持体101に照
射され静電潜像が形成される。露光装置103として
は、LEDアレイとセルフォックレンズ(商品名)を組
み合わせたものや、レーザと作像光学系を組み合わせた
ものなどいずれも利用できる。
【0011】次に、静電潜像担持体101に密着もしく
は、微小空間距離をおいて現像装置104が設けられお
り、この現像装置104はトナー担持体105上にトナ
ー106を吸着して、これを図示の矢印Bの方向に搬送
し、静電潜像担持体101上に形成された静電潜像に対
応して現像するものである。この実施例では反転現像を
行なうため静電潜像担持体101の導電性支持体101
aとトナー担持体105間にはバイアス電圧が印加され
る。
【0012】このような構成で、トナー担持体105と
静電潜像担持体101の空間には、静電潜像担持体10
1に形成された静電潜像に伴う電気力線が発生する。こ
のため、トナー担持体105上の帯電したトナーは静電
気力により、静電潜像担持体101上に付着し、現像さ
れトナー像が形成される。現像装置104としては、二
成分磁気ブラシ現像器、一成分磁気ブラシ現像器、一成
分非磁性現像器など公知の技術がいずれも利用できる。
【0013】その後、用紙カセット107に収容された
記録紙108は給紙ロール109により取り出され、回
転が停止された送紙ロール110に送られ、記録紙10
8のスキュウが矯正される。ここで送紙ロール110が
起動し記録紙108は転写部へと送られ、転写装置11
1によって、記録紙108上に静電潜像担持体101上
のトナー像が転写される。
【0014】その後この後記録紙108は、加圧ロール
112と発熱ロール113で構成される定着装置114
へ搬送される。発熱ロール113の熱がトナーを溶融
し、加圧作用により記録紙108の繊維間にトナー10
6が浸透し、記録紙108への定着が行われる。定着さ
れた記録紙108は排紙ロール115により装置外部へ
排出される。
【0015】一方、転写後の静電潜像担持体101には
若干のトナーが残留する場合があるが、そのときにはク
リーナ116により除去される。また除電手段である除
電ランプ117によって静電潜像担持体101は全面に
光が照射されて、静電潜像担持体101上の残留電荷が
除去される。こうして、静電潜像担持体101は、繰り
返し利用される。
【0016】つぎに、帯電装置102の第1の実施例に
ついて図1を用いて詳細に述べる。図1は図5の静電潜
像担持体101の一部と帯電装置102の第1の実施例
を図示したものであり、帯電部材として帯電ブレード1
18を用いた例を示している。帯電ブレード118は導
電層119と抵抗層120とで構成されている。
【0017】この帯電ブレード118は、ガイド121
によって支持されており、開放端は、静電潜像担持体1
01に図示するように帯電ブレード118の抵抗層12
0の腹もしくは、エッジが接触して配置される。この帯
電ブレード118の導電層119と静電潜像担持体10
1の導電性支持体101aとの間には、直流電源122
が接続されている。直流電源122の導電層119への
印加電圧の極性は、マイナスの場合を示すが、これは、
マイナス帯電型の静電潜像担持体101を用いているた
めであり、プラス帯電型の静電潜像担持体101を用い
る場合は、直流電源122の導電層119への印加電圧
の極性はプラスとなる。
【0018】導電層119としては、体積抵抗値が10
4Ω・cm以下のものであればよく、例えば、バネ性の
金属薄板、例えば、SK鋼、ステンレス、リン青銅、
銅、洋白、ベリリウム銅等の厚さ10〜1000μmの
薄板や、体積抵抗値が104Ω・cm以下で 、静電潜像
担持体101との好適な接触幅を当接面の長手方向に均
一にとるためにゴム硬度が90゜以下(JIS A)の
ブレード状の導電性ゴムが好適である。この導電性ゴム
としては、例えば、ブチルゴム、クロロプレンゴム、ウ
レタンゴム、シリコンゴム、ニトリルゴム、スチレンゴ
ム、ブタジエンゴム等のゴム材にカーボン、グラファイ
ト、フェライト、アルミニウム粉、銅粉、ブロンズ粉、
ステンレス粉、酸化チタン、酸化スズ等の導電性粉末、
金属粉末、金属繊維等を添加させたものや、ポリイミ
ド、ポリアミド、ポリエステル、ポリスチレン、ポリカ
ーボネイト、フッ素系樹脂等の樹脂からなる軟脂の高分
子フィルムにカーボン、グラファイト、フェライト、ア
ルミニウム粉、銅粉、ブロンズ粉、ステンレス粉、酸化
チタン、酸化スズ等の導電性粉末、金属粉末、金属繊維
等を添加させたものがある。
【0019】本実施例では抵抗層120としては厚さ2
mm、短辺25mm、長辺250mmのシリコンゴムに
導電性カーボンを添加させ、体積抵抗値を4×108Ω
・cm、ゴム硬度60゜(JIS A)とした導電性ゴ
ムブレードを用いた。また、導電層119としては、厚
さ100μm、短辺25mm、長辺250mmのステン
レス板を用い、導電層119と抵抗層120とを接触さ
ることによって、導電層119と抵抗層120との電気
的な導通をとったものである。
【0020】これらの帯電部材の長辺の長さ250mm
は、静電潜像担持体101の光導電層101bの長手方
向の長さによって決まり、静電潜像担持体101の製作
上、静電潜像担持体101の長手方向の両端部の円周上
には、光導電層101bが形成しずらいために、静電潜
像担持体101へ直流電源122の電流がリークしない
ように、静電潜像担持体101の光導電層101bの長
手方向の長さよりも、若干短くしている。
【0021】また、帯電ブレード118の抵抗層120
の材料としては、シリコンゴムにカーボン、グラファイ
ト、フェライト、アルミニウム粉、銅粉、ブロンズ粉、
ステンレス粉、酸化チタン、酸化スズ等の導電性粉末、
金属粉末、金属繊維等を添加させ、抵抗層120の体積
抵抗値を106〜1010[Ω・cm]としたものであれ
ばよい。また静電潜像担持体101との好適な接触幅を
当接面の長手方向に均一にとるためにゴム硬度が90゜
以下(JIS A)のものが良好である。
【0022】導電層119としては、前述のように体積
抵抗値が104Ω・cm以下のものであればいずれのも
のでもよく、アルミニウム箔、銅箔等の金属箔や、体積
抵抗値が104Ω・cm以下の導電性テープ等を抵抗層
120に張合わせたり、また各種金属をメッキ、スパッ
タリング、厚膜印刷等で抵抗層120に導電層119と
して形成してもよい。また、帯電ブレード118が静電
潜像担持体101と圧接させるために弾性体でなければ
ならないために、すくなくとも導電層119または抵抗
層120が弾性体であればよい。
【0023】次に、静電潜像担持体101に接触する帯
電ブレード118の抵抗層120のゴム材料について検
討した結果を、図2を用いて説明する。図2の折線a
は、帯電ブレード118の抵抗層120に体積抵抗値が
4×108Ω・cmの導電性ウレタンゴムを用い、直流
電源122からの帯電部材への印加電圧を所定の電圧値
(−1400V)にした場合の、高温高湿時(40゜
C、85%RH)と常温常湿時(20゜C、50%R
H)と低温低湿時(5゜C、20%RH)の静電潜像担
持体101の帯電電位との関係を示したものである。
【0024】常温常湿時で静電潜像担持体101が約−
700Vに帯電されるように、印加電圧を−1400V
に定電圧制御を行っておくと、高温高湿時には、静電潜
像担持体101は約−800に帯電してしまう。このた
めに露光装置103によって静電潜像を形成させようと
露光しても帯電電位が通常の場合よりも高いために所望
の露光後電位まで減衰させることができなく、現像のコ
ントラスト電位が小さくなってしまうために記録濃度が
低下してしまう。反対に低温低湿時には、静電潜像担持
体101を約−500Vしか帯電させることができない
ために、静電潜像担持体101の帯電電位と現像バイア
ス電位との電位コントラストが小さいために、非露光部
すなわち非記録部にもトナーが付着してしまういわゆる
カブリが発生してしまう。
【0025】図2の折線bは、帯電ブレード118の抵
抗層120に体積抵抗値が4×108Ω・cmの導電性
エチレンプロピレン系ゴムを用い、導電性ウレタンゴム
の場合と同様の条件で検討した結果である。常温常湿時
で静電潜像担持体101が約−700Vに帯電されるよ
うに、印加電圧を−1400Vに定電圧制御を行ってお
くと、高温高湿時には、静電潜像担持体101は約−7
60Vに帯電し、反対に低温低湿時には、静電潜像担持
体101を約−600Vしか帯電させることができない
ために、導電性ウレタンゴムの場合と同様に記録濃度の
低下や、カブリが発生してしまう。
【0026】以上説明したように、環境条件の変化によ
って抵抗層120として導電性ウレタンゴムを用いた場
合では約300V、導電性エチレンプロピレン系ゴムを
用いた場合では約160V、静電潜像担持体101の帯
電電位が変化してしまう。この帯電電位の変化の原因
は、環境条件の変化によって帯電ブレード118の抵抗
層120の体積抵抗値が変化することによるものであ
る。
【0027】抵抗層120に導電性ウレタンゴムを用い
た場合、導電性ウレタンゴムの体積抵抗値は、常温常湿
時には4×108Ω・cmであるが、高温高湿時には、
1×107Ω・cm、低温低湿時には4×109Ω・cm
と環境条件の変化に対して体積抵抗値の変化の最少値と
最大値との差が2桁以上変化した。また導電性エチレン
プロピレン系ゴムを用いた場合では、常温常湿時には4
×108Ω・cmであるが、高温高湿時には、5×107
Ω・cm、低温低湿時には2×109Ω・cmとなり、
環境条件の変化に対して体積抵抗値の変化の最少値と最
大値との差が1桁以上変化した。
【0028】図2の折線cは、帯電ブレード118の抵
抗層120に体積抵抗値が4×108Ω・cmの導電性
シリコンゴムを用いた場合である。図のように、常温常
湿時で静電潜像担持体101が約−700Vに帯電され
るように、印加電圧を−1400Vに定電圧制御を行っ
ておいても、高温高湿時、低温低湿時でも静電潜像担持
体101の帯電電位はほとんど変化がないことがわか
る。
【0029】このように環境条件が変化しても、静電潜
像担持体101と接触している帯電ブレード118の抵
抗層120に導電性シリコンゴムを用いれば、体積抵抗
値は、高温高湿時には、1×108Ω・cm、低温低湿
時5×108Ω・cmと、環境条件の変化に対して体積
抵抗値の変化の最少値と最大値との差が1桁以内と、ほ
とんど変化しないために、静電潜像担持体101の帯電
電位をほぼ一定に保つことができ、記録濃度の低下や、
非記録部へのトナーの付着がない。
【0030】つぎに、帯電装置102の帯電部材の第2
の実施例を示す。図3は、導電性ゴムロール123を帯
電装置102として用いた場合であり、導電性シャフト
124にゴム抵抗層125を形成したものである。
【0031】導電性シャフト124は、ステンレス、鋼
鉄、アルミニウム等の金属シャフトであり、この導電性
シャフト124と静電潜像担持体101の導電性支持体
101aとには直流電源122が接続されている。
【0032】ゴム抵抗層125の材料としては、シリコ
ンゴムのゴム材にカーボン、グラファイト、フェライ
ト、アルミニウム粉、銅粉、ブロンズ粉、ステンレス
粉、酸化チタン、酸化スズ等の導電性粉末、金属粉末、
金属繊維等を添加させ、ゴム抵抗層125の体積抵抗値
を106〜1010[Ω・cm]のものを用いればよい。
また静電潜像担持体101との好適な接触幅を当接面の
長手方向に均一にとるためにゴム硬度が90゜以下(J
IS A)のものが好適である。
【0033】また導電性ゴムロール123は図示してい
ない駆動系によって、静電潜像担持体101の回転方向
(A方向)とならいの方向(C方向)回転させ、あるい
は静電潜像担持体101の回転方向と同方向(D方向)
に回転させ、または回転しないように固定させてもよ
い。導電性ゴムロール123をならいの方向(C方向)
に回転させる場合、静電潜像担持体101の周速度と導
電性ゴムロール123の周速度が異なっていても、また
同一でもよい。特に静電潜像担持体101の周速度と導
電性ゴムロール123の周速度が、同一の場合、導電性
ゴムロール123が静電潜像担持体101の回転負荷と
ならないために特によい。
【0034】このような導電性ゴムロール123を帯電
部材として用いても、第1の実施例と同様に静電潜像担
持体101と接触している導電性ゴムロール123のゴ
ム抵抗層125の材料として、環境条件の変化に対して
体積抵抗値の変化の最少値と最大値との差が1桁以内の
材料、例えばシリコンゴムを用いることによって、環境
条件(温度、湿度)が変化しても、静電潜像担持体10
1の帯電電位を一定に保つことができる。
【0035】以上、帯電ブレード118、帯電ローラ1
23の場合について説明したが、これらの形状のみに限
定されるものではなく、帯電ベルト等でも良く、静電潜
像担持体101と接触する部分の体積抵抗値が106
1010[Ω・cm]の範囲で、環境条件の変化に対して
体積抵抗値の変化の最少値と最大値との差が1桁以内の
材料、例えばシリコンゴムで構成されていればよい。
【0036】また配置方法もこれに限定されるものでは
なく、種種の変更が可能である。例えば、図4のように
帯電ブレード118を抵抗層120のみで構成し、ガイ
ド121として金属等の導電体を用い、このガイド12
1と抵抗層120とを電気的に導通させ、このガイド1
21と静電潜像担持体101の導電性支持体101aと
の間に直流電源122を接続するこのような構成でもよ
い。
【0037】また、これまでの実施例では、導電層11
9と抵抗層120の2層構造と抵抗層120のみの1層
構造について述べたが、導電層119と抵抗層120の
中間に、低抵抗層、弾性層、導電弾性層、樹脂層等の中
間層を設けた、3層、4層構造の帯電ブレードや帯電ロ
ールも使用できることはいうまでもない。すなわち、静
電潜像担持体101に接触する帯電部材102の抵抗層
に、環境条件の変化に対して体積抵抗値の変化の最少値
と最大値との差が1桁以内の材料を用いることによって
同様な結果が得られる。
【0038】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、静電潜像担持体に接触する接触型帯電装置の帯電ブ
レード、帯電ローラの抵抗層の材料として、環境条件の
変化に対して体積抵抗値の変化の最少値と最大値との差
が1桁以内の材料を用いたために、環境条件(温度、湿
度)が変化しても、静電潜像担持体の帯電電位を一定に
保つことができるために、長期間にわたって良好な画像
を安定に記録できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】帯電装置の第1の実施例を示す図である。
【図2】環境変化と表面電位との関係を示す図である。
【図3】帯電装置の第2の実施例を示す図である。
【図4】帯電装置の第1の実施例の変形例を示す図であ
る。
【図5】本発明の帯電装置を用いた画像形成装置の構成
図である。
【符号の説明】
101 静電潜像担持体 118 帯電ブレード 119 導電層 120 抵抗層 121 ガイド 122 直流電源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を担持する静電潜像担持体に接
    触して設けられた帯電部材を備えた帯電装置において、 前記静電潜像担持体に接触する前記帯電部材の抵抗層
    は、その体積抵抗値Rvが106 ≦ Rv ≦ 10
    10[Ω・cm]の範囲で、かつ環境条件の変化に対して
    体積抵抗値の変化の最少値と最大値との差が1桁以内の
    材料とし、前記抵抗層に電気的に接触する導電層の体積
    抵抗値が前記抵抗層の体積抵抗値よりも小さいことを特
    徴とする帯電装置。
JP27028392A 1992-10-08 1992-10-08 帯電装置 Pending JPH06118769A (ja)

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