JPH1124392A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH1124392A
JPH1124392A JP17224997A JP17224997A JPH1124392A JP H1124392 A JPH1124392 A JP H1124392A JP 17224997 A JP17224997 A JP 17224997A JP 17224997 A JP17224997 A JP 17224997A JP H1124392 A JPH1124392 A JP H1124392A
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JP17224997A
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English (en)
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Jun Abe
純 安部
Akihiko Noda
明彦 野田
Shota Oba
正太 大場
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像端部への地かぶりの発生が防止され、か
つ機内汚れや画像の混色の発生が防止された現像装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 現像装置に備えられる帯電器の、現像剤
担持体2上の現像剤を担持した中央部分の長さをW1、
帯電器5の、電荷を放電する部分の長さをW2としたと
き、W1<W2の関係を満たすように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機やプリンターなどに用いられる現像装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の複写機やプリンタ
ーなどに用いられる現像装置として、現像剤にトナーの
みを用いる1成分現像方式の現像装置または現像剤にト
ナーおよびキャリアを用いる2成分現像方式の現像装置
が知られている。これらの現像装置では、静電潜像を担
持する像担持体に所定の現像位置において近接もしくは
接触するように配置された回転する現像剤担持体を備
え、その現像剤担持体上にトナー層を形成するか、また
は2成分現像剤による磁気ブラシ層を形成し、現像剤担
持体の回転によりトナー層または磁気ブラシ層を現像領
域に搬送し、現像領域において、現像剤担持体と像担持
体との間に印加された現像バイアス電圧により形成され
た現像電界により、トナー層内または磁気ブラシ層内の
トナーを現像剤担持体から像担持体上の静電潜像に転移
させるタイプのものが多い。このような現像装置では、
現像領域においてトナーを現像剤担持体から像担持体上
の静電潜像へ確実に転移させるために、現像剤に所定の
電荷を付与しておく必要がある。
【0003】2成分現像方式の現像装置では、摩擦帯電
序列上の順位が互いに十分隔たったトナーとキャリアと
を混合・撹拌することによりトナーに電荷を付与するタ
イプのものが多いが、このタイプの現像装置ではトナー
に外添された帯電制御剤などがトナーから遊離してキャ
リア表面を汚染することがある。従って、キャリアを長
期間使用している間にそれら帯電制御剤などの影響によ
りトナーに電荷を付与することができなくなるため、時
々現像剤を交換しなければならないという欠点がある。
また、トナーとキャリアとの混合比を一定に保つための
トナー濃度コントロール装置や現像剤の撹拌装置などを
設置する必要があり、さらに磁性キャリアを担持するた
めのマグネットを現像剤担持体内に配設する必要がある
ため現像装置の複雑化を招きやすいという欠点がある。
【0004】一方、1成分現像方式の現像装置では、回
転する現像剤担持体に弾性部材からなるブレードを圧接
することにより現像剤担持体上に薄いトナー層を形成す
るとともに、ブレードとトナーとの摩擦帯電によりトナ
ーに電荷が付与される方式のものが多い。このように1
成分現像方式の現像装置は構成が比較的簡単であり、上
記の2成分現像方式におけるような欠点はないが、一般
に、ブレードのトナー帯電能力は低く、すべてのトナー
を十分に帯電させることは難しく、帯電後のトナー層の
中に所望の極性とは逆の極性に帯電したいわゆる逆極性
トナーが存在するため、その逆極性トナーにより地かぶ
りが発生することが多いという欠点がある。すなわち、
ブレードによる摩擦帯電においてはトナー粒子すべてが
ブレードと接触するわけではなく、特に微細なトナーは
ブレードと接触せずにトナー層形成部を通過してしまう
確率が高い。帯電を確実ならしめるために、ブレードの
トナーへの圧接力を高めることが考えられるが、圧接力
が高過ぎるとトナーのバインダー樹脂が摩擦熱により溶
融し、トナーが凝縮してブレードに詰まり、画像に白筋
が発生するという問題が生じる。
【0005】このような摩擦帯電方式の現像装置の問題
点を解消するために、トナーに直接電荷を付与する現像
装置が提案されている。例えば、実開昭63−1385
60号公報には、現像剤担持体と対向する位置にコロナ
放電器を配設し、所望の極性のイオンをトナー層に照射
することによりトナーに電荷を付与する現像装置が開示
されている。しかし、コロナ放電器を用いる現像装置で
は使用中にコロトロンワイヤーに汚れが付着しやすく、
均一な放電が得られなくなるという問題がある。また、
コロトロンワイヤー近傍の空気層を電離させるために高
電圧を印加する必要があり、放電の軸方向の放電安定性
などを考慮すると5kV以上の高電圧の印加が必要とな
る。そのため、高電圧電源回路を設置する必要があり、
また、コロトロン装置自体の絶縁性も高めなければなら
ず高コスト化が避けられない。さらに、放電時にオゾン
を発生するという問題や、コロトロンワイヤーからの火
花放電を回避するためにコロトロン装置自体を大型化す
る必要があるなどいくつかの欠点がある。
【0006】上記公報のほかに、トナーに直接電荷を付
与する方式として次のような現像装置も用いられてい
る。図8は、従来の、トナーに直接電荷を付与する方式
の現像装置の一例を示す概要図である。図8に示す現像
装置20は、像担持体21と対向して矢印B方向に回転
する現像剤担持体22と、現像剤担持体22へトナーを
供給するトナー供給部材24と、現像剤担持体22に圧
接して薄いトナー層を形成するトナー層形成ブレード2
3と、現像剤担持体22と近接もしくは接触するように
配置された円筒状の電荷付与部材25と、現像剤担持体
22に現像バイアス電圧を印加する現像バイアス電源2
6aと、電荷付与部材25に帯電用電圧を印加する帯電
用電源26bとを備えており、電荷付与部材25に帯電
用電源26bからの帯電用電圧を印加し、電荷付与部材
25と現像剤担持体22との間隙で放電を発生させ、そ
の放電現象により発生したイオンまたは電子からなる電
荷担体をトナーに付着させることによりトナーを帯電さ
せる。
【0007】図9は、従来の、トナーに直接電荷を付与
する方式の現像装置の他の一例を示す概要図である。図
9に示す現像装置30は、像担持体31と対向して矢印
B方向に回転する現像剤担持体32と、現像剤担持体2
2へトナーを供給するトナー供給部材34と、現像剤担
持体32に圧接して薄いトナー層を形成するトナー層形
成ブレード33と、現像剤担持体32に現像バイアス電
圧を印加する現像バイアス電源36aと、トナー層形成
ブレード33に帯電用電圧を印加する帯電用電源36b
とを備えており、トナー層形成ブレード33に帯電用電
源36bからの帯電用電圧を印加し、トナー層形成ブレ
ード33と現像剤担持体32との間に摩擦帯電を起こさ
せるとともにトナー層形成ブレード33と現像剤担持体
32との間隙で放電を発生させ、その放電現象で発生し
たイオンまたは電子からなる電荷担体をトナーに付着さ
せることによりトナーを帯電させる。
【0008】これら図8または図9に示す現像装置に
は、コロナ放電器ほどの高電圧を必要とせずまたオゾン
の発生も少ないという利点がある。この方式の現像装置
は、例えば、特開昭54- 17030号公報、特開昭6
2- 291678号公報、特開昭64- 62675号公
報などにも開示されている。しかしながら、この方式の
現像装置にも、以下に示すような問題点がある。すなわ
ち、図8に示す現像装置20では、体積抵抗率の高いト
ナーが用いられているため電荷付与部材25に印加され
る帯電用電圧が放電電圧以下であると電荷誘導が十分に
行われずトナーを所望の極性に帯電することができな
い。帯電用電圧を上げることにより電荷付与部材25か
ら放電を起こさせてトナーを帯電することは可能である
が、帯電用電圧を上げると逆極性トナーが発生するとい
う問題があり帯電用電圧を上げることは好ましくない。
【0009】図10は、従来の現像装置における現像剤
担持体上の現像剤の帯電状態を示す模式図である。図1
0に示すように、電荷付与部材25を備えた現像装置2
0(図8参照)では、電荷付与部材25と現像剤担持体
22との間には、放電に伴う電離により電子なだれ現象
が起きて、放電領域には正極性の電荷担体であるプラス
イオン28と、負極性の電荷担体である電子またはマイ
ナスイオン27とが発生する。
【0010】従って、トナー29を所望の極性、例えば
マイナスに帯電させるために、電子またはマイナスイオ
ンのいずれかの電荷担体27をトナー29に付着させよ
うとしても、放電領域には電離現象で発生した電子また
はマイナスイオンという負極性の電荷担体27と、プラ
スイオンという正極性の電荷担体28とが充満している
ため、トナー29には正負両極性の電荷担体27,28
が付着してしまう。そのため、帯電後のトナー29は、
所望のマイナス極性に帯電したトナー29aと、逆極
性、すなわちプラス極性に帯電したトナー29bとが混
在したものとなってしまう。
【0011】図11は、従来の現像装置における現像剤
担持体上の現像剤の帯電状態の他の例を示す模式図であ
る。図11に示すように、トナー層形成ブレード33を
備えた現像装置30(図9参照)でも、トナー層形成ブ
レード33と現像剤担持体32との間に電子なだれ現象
が起き、図10を参照して説明したのと同様、所望のマ
イナス極性に帯電したトナー29aと、逆極性に帯電し
たトナー29bとが混在した状態となる。
【0012】文献「放電現象」(東京電機大学出版、本
多侃士著、64ページ)の記載に基づき、平行する2つ
の電極間に発生する電子およびプラスイオンの相対密度
を計算で求めてみると次のようなことがわかる。図12
は、現像装置の帯電電極と現像剤担持体との間の電荷密
度を示す図である。
【0013】図12(a)には、帯電電極から現像剤担
持体までの距離と、プラスイオンの電荷密度との関係が
示されている。なお、図12(b)は、帯電電極から1
00μmだけ離れた現像剤担持体近傍の拡大図である。
図12(a)および図12(b)に示すように、プラス
イオンは陽極(現像剤担持体)の近傍にも存在してお
り、トナーの大きさが7μm〜10μmの場合に、プラ
スイオンは電子の数千倍あることがわかる。このよう
に、放電によりトナーをマイナスに帯電しようとした場
合には、これと同時にかなりの量のプラスに帯電した逆
極性トナーが発生するものと考えられる。
【0014】また、文献「最近の電子写真現像システム
とトナー材料の開発・実用化」(日本科学情報株式会社
出版部、竹内学 303ページ)の記載に基づき、トナ
ー粒子1個1個の極性と帯電量とを分布として計測して
みると、上記の現像装置において発生する逆極性トナー
の量はトナー全体の20wt%に達することがわかる。
【0015】このような逆極性トナーが現像剤担持体の
回転により現像領域に搬送されると、現像されたトナー
像に地かぶりなどの画質劣化が生じ良好な画像を得るこ
とはできない。また、逆極性トナーが現像剤担持体上か
ら飛散して機内のトナー汚染を招くという問題がある。
そこで、このような逆極性トナーが多量に発生する場合
は、帯電器の、電荷を放電する部分、すなわち電荷付与
部材と現像剤担持体との間に、電荷付与部材の電位と現
像剤担持体の電位との中間的な電位の電離制御電圧を印
加することにより電荷付与部材と現像剤担持体との間の
放電の電離領域を制御する電離制御部材を設けた帯電器
を用いることが考えられる。
【0016】図13は、電荷付与部材と現像剤担持体と
の間に電離制御部材を設けた帯電器の説明図である。図
13に示すように、この帯電器25には、電荷付与部材
25aと現像剤担持体22との間に電離制御部材25b
が設けられている。このように構成した帯電器におい
て、電荷付与部材25aと現像剤担持体22との間に放
電電圧を印加し、電荷付与部材25aと電離制御部材2
5bとの間に電荷付与部材25aの電位と現像剤担持体
22の電位との中間的な電位の電離制御電圧を印加する
ることにより電荷付与部材25aと現像剤担持体22と
の間の放電の電離領域を制御することにより、トナーを
所望の極性に選択的に帯電することが可能となり、地か
ぶりのない高画質の画像を得ることができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の帯電器では、通常、電荷付与部材25aの電荷を
放電する部分の長さ、すなわち有効放電長さW2は、現
像剤担持体22上に形成される現像剤層22aの現像剤
担持体ロール軸方向の長さW1とほぼ同程度の長さに設
定されている。このように、電荷付与部材25aの有効
放電長さW2と現像剤層22aの長さW1とがほぼ一致
している場合、電荷付与部材25aと現像剤担持体22
との間に形成される電界は、現像剤層22aの端部付近
において外側に広がるような形状に歪み、この歪んだ電
気力線に沿って電荷担体は外側に広がる方向に誘導され
現像剤層22aの端部付近の現像剤に付与される電荷担
体の数は減少し、現像剤層22aの端部付近において現
像剤の帯電不良が発生しやすく、この帯電不良の現像剤
により画像の端部に地かぶりが生じることがある。
【0018】また、電荷付与部材25a、電離制御部材
25b、現像剤担持体22、およびトナー層形成ブレー
ド(図8参照)などの間に相対的な位置ずれがあると、
現像剤層22aの端部付近における電界の歪みはさらに
増加し、現像剤層22a端部の現像剤の帯電不良が助長
され、画像端部の地かぶり発生は一層増加しやすくな
る。
【0019】図14は、従来の帯電器の端部における電
界の状態を示す図である。帯電器25の電荷を放電する
部分の長さ、すなわち有効放電長さW2が、図13に示
したように、現像剤担持体22上に形成される現像剤層
22aの現像剤担持体ロール軸方向の長さW1と同程度
の長さに設定されていても、例えば、帯電器25および
現像剤担持体22の取付け位置が相対的にずれている
と、図14に示すように、現像剤担持体22上の現像剤
層22aの端部E1と帯電器25の端部E2との間に位
置ずれGが生じる。このような位置ずれGが生じると、
現像剤層22aの端部E1付近における電荷付与部材5
aと現像剤担持体22との間に形成される電界は、図1
4に示すように、外側に広がるような形状に歪み、その
ため電荷担体は電気力線に沿って端部E1の方向に誘導
され端部E1付近の現像剤層22aに付与される電荷担
体の数は減少し帯電不良が発生する。そのため、画像端
部に地かぶりが発生して画質が低下する。また、帯電不
良のトナーは現像剤担持体22との静電的付着力が弱い
ため、例えば、フルカラーの現像装置において、異なっ
た色の現像を行っている時に像担持体の回転による空気
流や静電潜像の形成する電界により、帯電不良のトナー
が飛ばされ機内汚れを起こしたり、帯電不良のトナーが
像担持体に飛翔して混色を発生させたりする。
【0020】また、複数の現像器ユニットからなるロー
タリー式の現像装置の場合は、ロータリー機構が回転す
るときに、帯電不良のトナーが現像器ユニットからこぼ
れてしまい、機内汚れを発生させたり、画像に混色を生
じたりするという問題がある。本発明は、上記の事情に
鑑み、画像端部への地かぶりの発生が防止され、かつ機
内汚れや画像の混色の発生が防止された現像装置を提供
することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の現像装置は、静電潜像を担持して所定の方向に移
動する像担持体に所定の現像領域において近接もしくは
接触するように配置され、供給された現像剤を両端それ
ぞれに一部分を残した中央部分表面に担持して回転し担
持した現像剤を上記現像領域に搬送する、円筒状の外形
を有する現像剤担持体と、上記現像剤担持体の回転方向
について上記現像領域よりも上流側の位置において該現
像剤担持体に近接して配置され、電荷を放電して放電し
た電荷により該現像剤担持体表面に担持された現像剤を
帯電させる、該現像剤担持体の回転軸の方向に長尺な帯
電器とを備え、該帯電器により帯電されて上記現像領域
に搬送された現像剤により、上記像担持体上に形成され
た静電潜像を現像する現像装置において、上記現像剤担
持体の回転軸の方向に関し、該現像剤担持体上の、現像
剤を担持した上記中央部分の長さをW1、上記帯電器
の、電荷を放電する部分の長さをW2としたとき、W1
<W2の関係を満たすものであることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の現像装置の第1の実施形態
の概略構成図である。図1には、本実施形態の現像装置
を電子写真方式の画像形成装置の現像手段として用いる
場合の構成が示されている。
【0023】この現像装置10は、静電潜像を担持して
矢印A方向に移動する像担持体1に現像領域Dにおいて
近接もしくは接触するように配置され、現像剤を担持し
て矢印B方向に回転し現像剤を現像領域Dに搬送する円
筒状の外形を有する現像剤担持体2と、ハウジング9内
の現像剤を撹拌しながら現像剤担持体2に現像剤を供給
する撹拌供給部材4と、現像剤担持体2に圧接して薄い
現像剤層を形成するトナー層形成ブレード3と、現像剤
担持体2に現像バイアス電圧を印加する現像バイアス電
源7と、現像剤担持体2の回転方向について現像領域D
よりも上流側の帯電領域Cにおいて現像剤担持体2に近
接して配置され、電荷を放電して現像剤担持体2表面に
担持された現像剤を帯電させる、現像剤担持体2の回転
軸の方向に長尺な帯電器5とを備え、帯電器5により帯
電され現像領域Dに搬送された現像剤により、像担持体
1上に形成された静電潜像を現像する。
【0024】帯電器5には、電荷を放電する電荷付与部
材5aと、電荷付与部材5aに放電用電圧を印加する放
電用電源8aと、電荷付与部材5aと現像剤担持体2と
の間に配置され、電荷付与部材5aの電位と現像剤担持
体2の電位との中間的な電位の電圧が印加されることに
より電荷付与部材5aと現像剤担持体2との間の電離領
域を制御する電離制御部材5bと、電離制御部材5bに
電離領域を制御するための電離制御用電圧を印加する電
離制御用電源8bとが備えられている。
【0025】なお、本実施形態における帯電器5は、上
記のように、電荷付与部材5aと現像剤担持体2との間
に電離制御部材5bを設けた構成となっているが、帯電
器は必ずしも電離制御部材5bを設けた構成としなけれ
ばならないわけではない。しかし、前述のように逆極性
トナーが多量に発生する場合は電離制御部材5bを設け
た構成とすることにより逆極性トナーの発生を抑えて地
かぶりを防止することが好ましい。
【0026】現像剤担持体2は、アルミニウムやステン
レスの丸棒またはパイプを切削加工した後、外周面にサ
ンドブラスト、液体ホーニング、エメリー研磨などの機
械加工を施すか、あるいは化学腐食を施すことにより表
面粗さ:Ra=0.1〜5.0μm程度の表面凹凸とし
たものが用いられる。また、アルミニウムやステンレス
の丸棒またはパイプを切削加工した後に、導電粉を分散
させた樹脂層を表面に形成したものを用いてもよい。本
実施形態では、現像剤担持体2の直径は20mmのアル
ミニウムのパイプを切削加工した後、外周面にサンドブ
ラスト、陽極酸化処理を施したものが用いられている。
【0027】現像剤担持体2には、現像バイアス電源7
によりトナーと同極性の約−200Vの直流電圧が印加
される。この現像バイアスにより、現像剤担持体2と像
担持体1との間に現像電界が形成され、現像剤担持体2
上の現像剤層内のトナーが像担持体1上の静電潜像に転
移される。現像バイアス電源7から印加される電圧は、
良好な現像性能を確保するため直流電圧と交流電圧とを
重畳させた電圧を用いることが好ましい。
【0028】トナー層形成ブレード3は、厚さ0.03
〜0.3mm程度のステンレスの板バネに導電性粉を分
散させたSiゴムまたはEPDMゴムからなるブレード
を加硫接着したものであり、現像剤担持体2に対する圧
接力は5〜100g/cm程度に設定されている。Si
ゴムまたはEPDMゴムの硬度は20度〜80度程度の
ものを用いることができるが、好ましくは30度〜60
度が適している。現像剤担持体2上の現像剤がこのよう
なトナー層形成ブレード3で圧接されることにより、現
像剤担持体2上に5〜30μm程度の層厚を有するトナ
ー層が形成される。
【0029】電荷付与部材5aは、円筒状に形成され回
転自在に支持されている。電荷付与部材5としては、イ
オン導電体を含んだもの、もしくはゴムに導電性微粒子
を配合して体積抵抗率を105 〜1010Ω・cm程度と
したものが用いられるが、特に体積抵抗率107 〜10
8 Ω・cm程度のものが好ましい。電離制御部材5b
は、線径50μm、ピッチ127μmのステンレスのメ
ッシュ状部材からなり、電荷付与部材5aより大径の円
筒状に形成されている。この電離制御部材5bは、電荷
付与部材5aに外挿され電荷付与部材5aと現像剤担持
体2とに挟持されており現像剤担持体2と対向する帯電
領域Cで内周面の一部が電荷付与部材5aと接触して現
像剤担持体2の回転に従動する。
【0030】現像剤担持体2上のトナーを負極性に帯電
するため、電荷付与部材5aと電離制御部材5bとの間
には放電が起きる電界を形成し、電離制御部材5bと現
像剤担持体2との間には放電が起きない程度に勾配の小
さい電界であり、かつ、負電荷を現像剤担持体2側に引
き付ける方向の電界を形成する。このため、電離制御部
材5bの電位と現像剤担持体2の電位との間には、次の
ような関係が保たれている。
【0031】 現像剤担持体電位−電離制御部材電位=500V また、電荷付与部材5aの電位と電離制御部材5bの電
位との間には、次のような関係が保たれている。 電離制御部材電位−電荷付与部材電位=1500V なお、これらの各部材の電位は電荷付与部材5aと現像
剤担持体2との間隔、電離制御部材5bの構造や厚さな
どによって適宜調整される。また、電荷付与部材5a、
電離制御部材5b、および現像剤担持体2が、それぞれ
間隔をおいて設けられているときには、これら相互間の
間隔の広狭をも考慮して各部材の電位が設定される。本
実施形態では、現像剤担持体2には現像バイアス電源7
から−200Vの現像バイアス電圧が印加され、電離制
御部材5bには電離制御用電源8bから−700Vの電
離制御用電圧が印加され、電荷付与部材5aには放電用
電源8aから−2200Vの放電用電圧が印加されてい
る。
【0032】この現像装置10に用いられる現像剤は一
成分系のトナーであり、スチレン樹脂、アクリル樹脂若
しくはポリエステル樹脂などの各種熱可塑性樹脂中に顔
料や含金属アゾ染料などの極性制御剤を分散し、粉砕、
分級により3〜20μm(平均粒径7μm)の大きさと
したものである。この現像剤に電荷制御剤が添加された
後、負極性の電荷が付与されている。電荷制御剤として
は、疎水化処理したシリカ、アルミナ、チタンなどの
0.1μm以下の微粒子が用いられるが、なかでも疎水
性シリカが最も適している。この現像剤にはさらに、ト
ナーの流動性助剤が外添されている。
【0033】像担持体1としてはセレン系感光体や有機
感光体が用いられ、像担持体1と現像剤担持体2とは接
触させて配置してもよいし、あるいは100μm〜60
0μm程度の間隔をおいて対向させて配置してもよい。
以上説明した現像装置10において、撹拌供給部材4の
回転によりハウジング9内のトナーが撹拌され現像剤担
持体2に供給される。現像剤担持体2表面に供給された
トナーは現像剤担持体2の回転により現像剤担持体2と
トナー層形成ブレード3との対向位置へ搬送され、トナ
ー層形成ブレード3の圧接力により現像剤担持体2上に
薄いトナー層が形成される。トナー層は現像剤担持体2
と電荷付与部材5aおよび電離制御部材5bとが対向す
る帯電領域Cに搬送される。電荷付与部材5aと電離制
御部材5bとの間、および電離制御部材5bと現像剤担
持体2との間には、現像バイアス電源7、放電用電源8
a、および電離制御用電源8bから印加された電圧によ
りそれぞれ所定の電界が形成されている。
【0034】この帯電領域Cに形成される電界について
次に説明する。図2は、本発明の第1の実施形態の現像
装置に用いられる帯電器の端部における電界の状態を示
す図である。図2に示すように、本実施形態の帯電器5
(図1参照)では、現像剤担持体2の回転軸の方向に関
し、現像剤担持体2上の、現像剤を担持した中央部分の
長さをW1、帯電器5の、電荷を放電する部分の長さ、
すなわち有効放電長さをW2としたとき、 W1<W2 の関係を満たすように構成されている。
【0035】なお、電荷を放電する部分の長さW2は、
帯電器5が電荷付与部材5aと電離制御部材5bとを備
えた構成である場合は、電荷付与部材5aおよび電離制
御部材5bのうちの、長さの短い方の長さとして定義さ
れる。上記のように帯電器5を構成したことにより、現
像剤層2aの端部付近に電界の歪みがあっても、また、
電荷付与部材5a、電離制御部材5b、および現像剤担
持体2相互間に位置ずれがあっても、現像剤層2aの端
部E1付近の現像剤の帯電状態への影響は極めて小さ
い。従って、図14を参照して説明したような有効放電
長さW2と現像剤層2aの長さW1とが同程度の長さに
設定されている場合に生じる現像剤層2aの端部E1付
近における電界の歪みによる帯電不良トナーの発生、お
よびそれに基づく画像端部の地かぶり発生が有効に防止
される。また、トナー飛散による機内汚れや画像の混色
を生じたりすることも防止される。
【0036】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図3は、本発明の第2の実施形態の現像装置に
用いられる帯電器の端部における電界の状態を示す図で
ある。図3に示すように、本実施形態の帯電器5(図1
参照)は、現像剤担持体2の回転軸の方向に関し、現像
剤担持体2上の、現像剤層2aを担持した中央部分の長
さをW1、帯電器5の有効放電長さをW2、電離制御部
材5bと現像剤担持体2との間隙をdとしたとき、 W2≧W1+4d の関係を満たすように構成されている。
【0037】図3に示すように、帯電器5の、電荷を放
電する部分の長さが現像剤担持体2の長さよりも短い場
合は、現像剤層2a端部での電荷担体誘導電界が弱くな
り、端部の現像剤の帯電量が中心部よりも低くなり勝ち
である。そこで、上式のように、現像剤層の長さW1を
有効放電長さW2よりも、片側で電離制御部材5bと現
像剤担持体2との距離dの2倍以上短くすることによ
り、現像剤層2a端部の電界の歪みに起因する問題を解
決することが可能であることが経験的に確かめられてい
る。
【0038】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。図4は、本発明の第3の実施形態の現像装置に
用いられる帯電器の端部における電界の状態を示す図で
ある。図4に示すように、本実施形態の帯電器5(図1
参照)は、現像剤担持体2の回転軸の方向に関し、現像
剤担持体2上の、現像剤を担持した中央部分の長さをW
1、現像剤担持体2全体の長さをW3、帯電器5の、電
離制御部材5bと現像剤担持体2との間隙をdとしたと
き、 W3−W1≧4d の関係を満たすように構成されている。
【0039】図4に示すように、帯電器5の、電荷を放
電する部分の長さが現像剤担持体2の長さよりも長い場
合は、現像剤層2a端部での電荷担体誘導電界が強くな
り、端部の現像剤の帯電量が中心部よりも高くなり勝ち
である。そこで、上式のように、現像剤層2aの長さW
1を現像剤担持体2全体の長さW3よりも、片側で電離
制御部材5bと現像剤担持体2との距離dの2倍以上短
くすることにより、現像剤層2a端部の電界の歪みに起
因する問題を解決することが可能であることが経験的に
確かめられている。
【0040】次に、上記の各実施形態の現像装置を用い
た画像形成装置により長時間のプリントテストを行った
結果について説明する。この印字テストには、次のよう
な仕様を持つ画像形成装置が用いられた。 像担持体 :負帯電有機感光体。 プロセススピード :200mm/sec。
【0041】 電離制御部材 :厚さ100μmの導電性材料からなる円筒状フィルムに 直径80μmの微小開口を開口率80%で開口させたも の。 電荷付与部材 :直径10mmのロール状基材の周面にシリコーンゴムに 導電性微粒子を配合した表面形成材料を被覆したもの。
【0042】 ゴム硬度:60度、体積抵抗率:108 Ω・cm。 現像剤担持体 :直径20mmの基材の表面にゴム層を有するロール。 体積抵抗率:106 Ω・cm。 撹拌供給部材 :直径10mmの半導電性スポンジ材料からなるロール。 トナー層形成部材 :厚さ0. 12mmのSUS303の板バネに、1mm厚 のEPDMゴムを接着したもの。接着圧力:約30gf /cm、体積抵抗率:105 Ω・cm、ゴム硬度50度 。
【0043】 潜像電位 :−100V 背景部電位 :−350V 間隙 :1000μm 上記の画像形成装置を用いてプリントテストを行ったと
ころ、従来問題であった、画像端部の地かぶりやトナー
飛散による機内汚れおよび画像の混色が発生しないこと
が確認された。
【0044】次に、本発明の第4の実施形態について説
明する。図5は、本発明の第4の実施形態の現像装置の
概略構成図であり、図6は、本発明の第4の実施形態の
現像装置に用いられる帯電器の概要図であり、図7は、
本発明の第4の実施形態の現像装置に用いられる帯電器
の一部拡大図である。図5に示すように、この現像装置
11には、第1の実施形態の現像装置に用いられる円筒
形状の帯電器5(図1参照)に代わり、図5に示すよう
に、平板状の帯電器12が備えられている。
【0045】本実施形態の現像装置11と第1〜第3の
実施形態の現像装置10とは、帯電器が異なる以外は、
同様の構成を有しているので、帯電器以外の構成要素に
ついての説明は省略する。図5、図6および図7に示す
ように、この帯電器12は、電荷が供給される現像剤担
持体2に近接して配置された、電荷を放電する電荷付与
部材12aと、電荷付与部材12aに放電用電圧を印加
する放電用電源13aと、電荷付与部材12aと現像剤
担持体2との間に絶縁層12cを介して電荷付与部材1
2aと一体的に形成され、電荷付与部材12aの電位と
現像剤担持体2の電位との中間的な電位の電圧が印加さ
れることにより電荷付与部材12aと現像剤担持体2と
の間の電離領域を制御する電離制御部材12bと、電離
制御部材12bに電離領域を制御するための電離制御用
電圧を印加する電離制御用電源13bと、電荷付与部材
12aと電離制御部材12bとから構成されている。
【0046】電荷付与部材12aは、半導電性材料、例
えば、絶縁体に導電性材料を分散させたものや、イオン
導電材料からなる、体積抵抗率が105 Ω・cmから1
10Ω・cmに調整されたものが用いられる。電離制御
部材12bは、フォトエッチング、エレクトロフォーミ
ング、レーザー加工などにより作製した薄いフィルム
に、図7に示したような現像剤担持体2の軸方向に配列
された帯状の開口12dを多数形成したものである。
【0047】絶縁層12cは、電荷付与部材12aと電
離制御部材12bとを所定の距離を隔てて絶縁するため
のものであり、本実施形態では、制御電極15bにステ
ンレス箔を用い、これに絶縁層15cとして厚さ10μ
mのポリイミドを積層させて一体とした後、エッチング
により直径80μmの孔を開口したものを用いている。
【0048】この帯電器12も第1〜第3の実施形態に
おけると同様、現像剤担持体2の回転軸の方向に関し、
現像剤担持体2上の、現像剤を担持した中央部分の長さ
をW1(図2参照)、帯電器12の、電荷を放電する部
分の長さ、すなわち有効放電長さをW2(図2参照)と
したとき、 W1<W2 の関係を満たすように構成されている。なお、図5のよ
うに、帯電器が電荷付与部材12aと電離制御部材12
bとを備えた構成である場合は、帯電器の、電荷を放電
する部分の長さW2とは、電荷付与部材12aおよび電
離制御部材12bのうちの長さの短い方の長さとして定
義される。
【0049】このように帯電器12を構成したことによ
り、第の実施形態におけると同様、現像剤層2aの端部
付近に電界の歪みがあっても、また、電荷付与部材12
a、電離制御部材12b、および現像剤担持体2相互間
に位置ずれがあっても、現像剤層2aの端部E1付近の
現像剤の帯電状態への影響はない。従って、図14を参
照して説明したような有効放電長さW2と現像剤層2a
の長さW1とが同程度の長さに設定されている場合に生
じる現像剤層2aの端部E1付近における電界の歪みに
よる帯電不良トナーの発生、およびそれに基づく画像端
部の地かぶり発生が防止される。また、トナー飛散によ
る機内汚れや画像の混色を生じたりすることが防止され
る。
【0050】次に、本実施形態の変形例として、第2の
実施形態と同様に、帯電器12の、電荷を放電する部分
の長さが現像剤担持体2の長さよりも短い場合に、現像
剤担持体2の回転軸の方向に関し、現像剤担持体2上
の、現像剤を担持した中央部分の長さをW1、帯電器1
2の有効放電長さをW2、電離制御部材12bと現像剤
担持体2との間隙をdとしたとき、 W2≧W1+4d の関係を満たすように構成することが好ましい。こうす
ることにより第2の実施形態と同様の効果が得られる。
【0051】次に、本実施形態の変形例として、第3の
実施形態と同様に、帯電器12の、電荷を放電する部分
の長さが現像剤担持体2の長さよりも長い場合に、現像
剤担持体2の回転軸の方向に関し、現像剤担持体2上
の、現像剤を担持した中央部分の長さをW1、現像剤担
持体2全体の長さをW3、帯電器12の電離制御部材1
2bと現像剤担持体2との間隙をdとしたとき、W3−
W1≧4dの関係を満たすように構成することが好まし
い。こうすることにより第3の実施形態と同様の効果を
得ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の現像装置
によれば、現像剤担持体上の、現像剤を担持した中央部
分の長さをW1、帯電器の、電荷を放電する部分の長さ
をW2としたとき、W1<W2の関係を満たすように構
成した帯電器を備えたことにより、現像剤担持体上の現
像剤層の端部の現像剤が帯電不良を起こすことがなくな
り、画像端部への地かぶりの発生が防止され、かつ機内
汚れや画像の混色の発生が防止された現像装置を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置の第1の実施形態の概略構成
図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の現像装置に用いられ
る帯電器の端部における電界の状態を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の現像装置に用いられ
る帯電器の端部における電界の状態を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施形態の現像装置に用いられ
る帯電器の端部における電界の状態を示す図である。
【図5】本発明の第4の実施形態の現像装置の概略構成
図である。
【図6】本発明の第4の実施形態の現像装置に用いられ
る帯電器の概要図である。
【図7】本発明の第4の実施形態の現像装置に用いられ
る帯電器の一部拡大図である。
【図8】従来の、トナーに直接電荷を付与する方式の現
像装置の一例を示す概要図である。
【図9】従来の、トナーに直接電荷を付与する方式の現
像装置の他の一例を示す概要図である。
【図10】従来の現像装置における現像剤担持体上の現
像剤の帯電状態を示す模式図である。
【図11】従来の現像装置における現像剤担持体上の現
像剤の帯電状態の他の例を示す模式図である。
【図12】現像装置の帯電電極と現像剤担持体との間の
電荷密度を示す図である。
【図13】電荷付与部材と現像剤担持体との間に電離制
御部材を設けた帯電器の説明図である。
【図14】従来の帯電器の端部における電界の状態を示
す図である。
【符号の説明】
1 像担持体 2 現像剤担持体 2a 現像剤層 3 トナー層形成ブレード 4 撹拌供給部材 5 帯電器 5a 電荷付与部材 5b 電離制御部材 7 現像バイアス電源 8a 放電用電源 8b 電離制御用電源 9 ハウジング 10,11 現像装置 12 帯電器 12a 電荷付与部材 12b 電離制御部材 12c 絶縁層 12d 開口 13a 放電用電源 13b 電離制御用電源 20 現像装置 21 像担持体 22 現像剤担持体 23 トナー層形成ブレード 24 トナー供給部材 25 電荷付与部材 25a 電荷付与部材 25b 電離制御部材 26a 現像バイアス電源 26b 帯電用電源 27 電子またはマイナスイオン 28 プラスイオン 29,29a,29b トナー 30 現像装置 31 像担持体 32 現像剤担持体 33 トナー層形成ブレード 34 トナー供給部材 36a 現像バイアス電源 36b 帯電用電源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を担持して所定の方向に移動す
    る像担持体に所定の現像領域において近接もしくは接触
    するように配置され、供給された現像剤を両端それぞれ
    に一部分を残した中央部分表面に担持して回転し担持し
    た現像剤を前記現像領域に搬送する、円筒状の外形を有
    する現像剤担持体と、前記現像剤担持体の回転方向につ
    いて前記現像領域よりも上流側の位置において該現像剤
    担持体に近接して配置され、電荷を放電して放電した電
    荷により該現像剤担持体表面に担持された現像剤を帯電
    させる、該現像剤担持体の回転軸の方向に長尺な帯電器
    とを備え、該帯電器により帯電されて前記現像領域に搬
    送された現像剤により、前記像担持体上に形成された静
    電潜像を現像する現像装置において、 前記現像剤担持体の回転軸の方向に関し、該現像剤担持
    体上の、現像剤を担持した前記中央部分の長さをW1、
    前記帯電器の、電荷を放電する部分の長さをW2とした
    とき、W1<W2の関係を満たすものであることを特徴
    とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤担持体の回転軸の方向に関
    し、該現像剤担持体上の、現像剤を担持した前記中央部
    分の長さをW1、前記帯電器の、電荷を放電する部分の
    長さをW2、前記帯電器の、電荷を放電する部分と前記
    現像剤担持体との間隙をdとしたとき、 W2≧W1+4d の関係を満たすものであることを特徴とする請求項1記
    載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記現像剤担持体の回転軸の方向に関
    し、該現像剤担持体上の、現像剤を担持した前記中央部
    分の長さをW1、該現像剤担持体の全体の長さをW3、
    前記帯電器の、電荷を放電する部分と前記現像剤担持体
    との間隙をdとしたとき、 W3−W1≧4d の関係を満たすものであることを特徴とする請求項1記
    載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記帯電器が、電荷を放電する放電部材
    と、該放電部材に電圧を印加する放電用電源と、前記放
    電部材と前記現像剤担持体との間に配置され、前記放電
    部材の電位と前記現像剤担持体の電位との中間的な電位
    の制御電圧が印加されることにより前記放電部材と前記
    現像剤担持体との間の電離領域を制御する電離制御部材
    と、該電離制御部材に前記電離領域を制御するための電
    圧を印加する電離制御用電源とを備えたものであり、か
    つ前記現像剤担持体の回転軸の方向に関し、前記放電部
    材および前記電離制御部材のうちの、長さの短い方の長
    さを、前記電荷を放電する部分の長さW2としたとき
    に、W1<W2の関係を満たすものであることを特徴と
    する請求項1記載の現像装置。
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