JPH10238668A - ゴムホース、ゴムホースの製造方法及びこれに用いるホース端部縮径治具、ホース端部成形治具 - Google Patents

ゴムホース、ゴムホースの製造方法及びこれに用いるホース端部縮径治具、ホース端部成形治具

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JPH10238668A
JPH10238668A JP4396497A JP4396497A JPH10238668A JP H10238668 A JPH10238668 A JP H10238668A JP 4396497 A JP4396497 A JP 4396497A JP 4396497 A JP4396497 A JP 4396497A JP H10238668 A JPH10238668 A JP H10238668A
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貞次 杉本
Takayuki Kodate
孝幸 古立
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一端側が小径であるゴムホースを提供する。 【解決手段】 未加硫ゴムホース素材10aの一端側の
外周面に、端部縮径キャップ21のホース挿嵌部22を
挿嵌して、ゴムホース素材を縮径させる。このゴムホー
ス素材をその他端側からマンドレル30に差し込み、端
部縮径キャップが取り付けられた側をマンドレル本体3
2の小径部32bに外嵌させることにより、端部縮径キ
ャップのマンドレル挿嵌部23の係合凸部23aがマン
ドレル小径部の係合溝32b1 に係合し、小径部に固定
される。そのため、マンドレルに位置決めされ、かつ小
径部に縮径された状態で、ゴムホース素材がマンドレル
に挿着される。この状態で、ゴムホース素材の加硫成形
を行い、マンドレルから抜き取ることにより、一端側が
小径にされた曲りゴムホースが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、ゴムホース、ゴムホース
の製造方法及びこれに用いるホース端部縮径治具、ホー
ス端部成形治具に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、ゴ
ムホースとしては、図9(a),(b)に示すように、
両端が同一径のストレートタイプ1といわれるものと、
片端が異径の口元部拡管タイプ2が用いられており、そ
れぞれ両端部で相手部材に接続して使用される。これら
両タイプのゴムホースは、ホースの大部分が小径になっ
ているため、ホース内部を流れる液体の流量が制約を受
け、液体中に泡が発生して異音を発するという問題があ
った。そのため、ゴムホースの内の液体が流れる部分の
径を大きくする必要がある。この場合、ゴムホースの一
端側は、相手部材との接続の関係で従来の小径を保持す
る必要があり、すなわち、先端のみが小径で他の大部分
が大径のゴムホースとする必要がある。
【0003】しかし、先端が小径で他の大部分が大径の
マンドレルに小径のゴムホース素材を拡径させながら差
し込む作業を多大な手間を要し、特に補強層を有するゴ
ムホース素材の場合、差込み作業が非常に困難になる。
これに対し、上記マンドレルに大径のゴムホース素材を
差し込むことは、容易であるが、小径部分でゴムホース
素材を縮径させる方法は知られていない。
【0004】また、ゴムホース素材が挿嵌されるマンド
レルの取付部側の根元には、ゴムホース素材の端部の変
形を防止して端部の切除による無駄を無くするために差
し込まれる端部成形治具がマンドレルに一体で設けられ
ており、従来、端部成形治具としては、鉄製あるいはア
ルミ等の軽合金製のものが用いられている。しかし、鉄
製の端部成形治具の場合は、錆び易く短期間にマンドレ
ルごと交換する必要があり高価かつ無駄が大きく、ま
た、軽合金製治具は、材質が高価であった。
【0005】本発明は、上記した問題を解決しようとす
るもので、一端側が小径であるゴムホースとその製造方
法及びそれに用いる縮径治具を提供することを目的とす
る。また、本発明の他の目的は、マンドレルの取付部側
に挿着する安価なホース端部成形治具を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するために、上記請求項1に係る発明の構成上の
特徴は、均一径の未加硫または半加硫のゴムホース素材
を加硫することにより得られるゴムホースであって、一
端側の相手部材に外嵌される取付部分の径が均一径より
小さいことにある。上記のように請求項1に係る発明を
構成したことにより、ゴムホースの一端側取付部分を除
く大部分を大径にすることができる。そのため、ホース
内部を流れる液体の流量が制約を受けることがなく、そ
の結果、液体中に泡が発生して異音を発するという問題
を解消することができる。
【0007】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、均一径の未加硫または半加硫のゴムホース素材
の一端側に、筒状で一端側から同軸位置にゴムホース素
材の外径より小さい内径のホース挿嵌部とさらに内径の
小さいマンドレル挿嵌部とを順次配設したホース端部縮
径治具をホース挿嵌部側から外嵌して固定し、ゴムホー
ス素材より長い丸棒体の一端側の所定範囲をその外径が
ゴムホース素材の内径より小さい小径部とし、丸棒体の
他の部分の外径をゴムホース素材の内径と略同一とし、
丸棒体の他端側に取付部を設けてなるマンドレルに、一
端側にホース端部縮径治具を外嵌したゴムホース素材を
その他端側から差込み、マンドレルの小径部にゴムホー
ス素材を介してホース端部縮径治具を外嵌させて固定し
た後、この状態で該ゴムホース素材を加硫するようにし
たことにある。
【0008】上記のように請求項2に係る発明を構成し
たことにより、ゴムホース素材の一端側にホース端部縮
径治具のホース挿嵌部を外嵌して、ゴムホース素材を縮
径させ、この状態のゴムホース素材をその他端側からマ
ンドレルの丸棒体に取付部に達するまで差し込む。これ
により、ゴムホース素材の一端側では、ゴムホース端部
縮径治具が、挿着されたゴムホース素材を介してマンド
レルの一端側の小径部に外嵌固定される。そのため、ゴ
ムホース素材の一端側をマンドレルの小径部の外径に合
わせて縮径させることができると共に、未加硫のゴムホ
ース端部を縮径治具を介して把持することができるた
め、ホースをマンドレルに挿入する際押し込み易く、作
業性が非常に向上する。この状態でゴムホース素材を加
硫することにより、一端側がホースの他の部分に比べて
小径のゴムホースを容易に得ることができる。その結
果、請求項2の発明によれば、ゴムホースの一端側を除
く大部分を大径にすることができるので、ホース内部を
流れる液体の流量が制約を受けることがなく、液体中に
泡が発生して異音を発するという問題を解消できるゴム
ホースが容易に得られる。
【0009】また、上記請求項3に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項2に記載のゴムホースの製造方法に
おいて、ホース端部縮径治具に、マンドレルに着脱自在
に固定するための係合手段を設けたことにある。上記の
ように請求項3に係る発明を構成したことにより、上記
請求項2の発明の効果に加えて、ホース端部縮径治具の
マンドレルへの取り付けの位置決めが正確に行われ、規
定の長さのゴムホースを確実に得ることができる。
【0010】また、上記請求項4に係る発明の構成上の
特徴は、均一径の未加硫または半加硫のゴムホース素材
の一端側に外嵌固定される筒状体であって、筒状体の一
端側から同軸位置にゴムホース素材の外径より小さい径
のホース挿嵌部とさらに径の小さいマンドレル挿嵌部と
が順次配設され、ホース挿嵌部が一端側に向けてわずか
に傾斜して拡径されてなり、ゴムホース素材より長い丸
棒体の一端側の所定範囲をその外径がゴムホース素材の
内径より小さい小径部とし、丸棒体の他の部分の外径を
ゴムホース素材の内径と略同一とし、丸棒体の他端側に
取付部を設けてなるマンドレルに、小径部側から差し込
まれるゴムホース素材の反対端側に外嵌されてマンドレ
ルの小径部にゴムホース素材を介して外嵌固定されるこ
とにある。
【0011】上記のように請求項4に係る発明を構成し
たことにより、ホース端部縮径治具のホース挿嵌部をゴ
ムホース素材の一端側に外嵌すると、ゴムホース素材が
ホース端部縮径治具のホース挿嵌部の内径に縮径され
る。このとき、ホース挿嵌部が一端側に向けてわずかに
傾斜して拡径されているため、ゴムホース素材への外嵌
を円滑に行うことができる。この状態で、ゴムホース素
材をマンドレルの丸棒体に差し込み、ホース端部縮径治
具をマンドレルの小径の所定範囲に嵌め合わせすること
により、ゴムホース素材の一端側がホース端部縮径治具
によりマンドレルの小径部に押し付けられる。その結
果、その後の加硫により、一端側に小径部分を設けたゴ
ムホースを容易に得ることができ、他の部分を大径にす
ることにより、ホース内部を流れる液体の流量の制約を
なくし、液体中に泡が発生して異音を発するという問題
を解消できる。
【0012】また、上記請求項5に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項4に記載のホース端部縮径治具にお
いて、マンドレルに着脱自在に固定するための係合手段
を設けたことにある。上記のように請求項5に係る発明
を構成したことにより、上記請求項4の発明の効果に加
えて、ホース端部縮径治具のマンドレルへの取り付けの
位置決めが正確に行われ、規定の長さのゴムホースを確
実に得ることができる。
【0013】また、上記請求項6に係る発明の構成上の
特徴は、未加硫または半加硫のゴムホース素材が先端側
から差込まれかつ固定され丸棒体の他端側に取付部を設
けたマンドレルの他端側に同軸的に取り付けられる筒状
体であって、ゴムホース素材の挿入端側を被覆するホー
ス端部成形治具において、その材質をゴム弾性体とし、
かつマンドレル他端側への取り付けを着脱可能としたこ
とにある。
【0014】上記のように請求項6に係る発明を構成し
たことにより、ホース端部成形治具によるゴムホース端
部の形状を所定範囲に納めることができ、端部を切断除
去する手間を省くと共に、ゴム素材の無駄を省くことが
できる。さらに、ホース端部成形治具をゴム弾性体製と
したことにより、従来の鉄製のものに比べて安価に提供
される。また、ホース端部成形治具はマンドレルに着脱
可能に取り付けられているので、ゴム等の清掃も容易で
あり、ホース端部成形治具の劣化による交換も容易に行
うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明すると、図1は、同実施形態である曲り
ゴムホース10を、図2は曲りゴムホース製造用のマン
ドレル30を、それぞれ正面図により示したものであ
る。また、図3は曲りゴムホースの一端側の縮径に用い
られる端部縮径治具である端部縮径キャップ21を、図
4はマンドレルの取付部側に装着される端部成形治具で
ある端部成形キャップ25を、それぞれ一部断面図によ
り示したものである。
【0016】この曲りゴムホース10は、一端側を除い
て均一な所定太さの外径であり、一端側近傍部分に他の
部分より径の小さい、相手部材に外嵌する取付部11を
設けている。取付部11は、少なくともゴムホースを挿
入する相手側である口金、ニップル等の長さあるいは外
径部固定用のバンドクリップ等が取り付けられる長さ部
分をいう。このように、曲りゴムホース10の外径を太
くすることにより、ホース内部を流れる液体の流量が制
約を受けることがなく、そのため、液体中に泡が発生し
て異音を発するという問題を解消することができるよう
になっている。このような曲りゴムホース10を得るた
めに、端部縮径キャップ21とマンドレル30と端部成
形キャップ25が用いられる。
【0017】端部縮径キャップ21は、図3に示すよう
に、EPDM等の耐熱ゴム製であり、薄肉の略円筒形で
同軸位置に一端開口21a側から他端開口側21bに貫
通して順次ホース挿嵌部22と、ホース挿嵌部22より
内径の小さいマンドレル挿嵌部23が配置されており、
両者の境界が段部21cになっている。ホース挿嵌部2
2は、径が曲りゴムホース10の取付部11の外径に合
わせられており、後述する未加硫のゴムホース素材10
aの挿入を容易にするため、内壁面22aが一端開口側
21aに向けてにわずかに傾斜して拡径されており、先
端部22bが断面円弧形のラッパ形状に広げられてい
る。例えば、この部分の長さが35mmに対して広がり
が0.5〜3mm程度設けられる。マンドレル挿嵌部2
3は、径が後述するマンドレル30の先端の小径部32
bの外径に合わせられており、軸方向略中間位置にリン
グ状の係合凸部23aが設けられている。この端部縮径
キャップ21のホース挿嵌部22には後述する未加硫の
ゴムホース素材10aが挿入され、マンドレル挿嵌部2
3にはマンドレル30が挿入される。
【0018】マンドレル30は、図2に示すように、円
柱形の基部とその一端に同軸的に設けた円板部とからな
るバイス部31と、円板部から軸方向に突出し中間に曲
り部を設けた丸棒であるマンドレル本体32とを備えて
いる。マンドレル本体32は、両端を除いて大径部32
aになっており、先端側の所定長さの領域が縮径された
小径部32bになっており、バイス部31側は拡径され
た位置決め部32cになっている。小径部32bの軸方
向先端側位置には、同軸的にリング状の係合溝32b1
が形成されている。位置決め部32cは、ゴムホース素
材の外径と略同一径であり、リング状の係合凹部32c
1 を同軸的に設けており、端部成形キャップ25が装着
される。
【0019】端部成形キャップ25は、図4に示すよう
に、EPDM等の耐熱ゴム製であり、薄肉の略円筒形
で、内径がゴムホース素材10a及びマンドレル本体3
2の位置決め部32cの外径と略同一にされている。端
部成形キャップ25は、一端開口25a側が、ゴムホー
ス素材10aの挿入を容易にするため、内壁面26aが
一端開口側25aに向けて1°程度に傾斜して拡径され
ており、先端部26bが断面円弧形のラッパ形状に広げ
られている。端部成形キャップ25は、他端開口25b
側近傍位置に、同軸的にリング状に突出し、上記位置決
め部32cの係合凹部32c1 に係合する係合凸部27
を設けている。
【0020】つぎに、曲りゴムホースの製造方法の一例
について説明する。切断工程にて所定長さに切断され離
型剤の塗布された未加硫または半加硫状態のゴムホース
素材10aの一端側の外周面に、端部縮径キャップ21
のホース挿嵌部22を挿嵌することにより、ゴムホース
素材10aを縮径させる。ここで、ホース挿嵌部22の
内壁面22aが一端側に向けてわずかに傾斜して拡径さ
れているため、ゴムホース素材10aへのホース挿嵌部
22の挿入を円滑に行うことができる。
【0021】一方、離型剤が塗布されたマンドレル本体
32の位置決め部32cには、図7に示すように、端部
成形キャップ25が、バイス部31に接触する位置まで
差込まれ、係合凸部27が位置決め部32cの係合凹部
32c1 に係合してマンドレル本体32に固定されたま
まの状態にされている。そして、端部縮径キャップ21
が取り付けられた状態のゴムホース素材10aをその反
対端側からマンドレル30に差し込む。ゴムホース素材
10aの先端は、端部成形キャップ25内に、先端部2
6bの内壁面の傾斜に沿って円滑に挿入され、位置決め
部32cの端面に当接するまで差し込まれる。
【0022】このとき、端部縮径キャップ21が取り付
けられた側をマンドレル本体32の小径部32bに外嵌
させることにより、図6に示すように、端部縮径キャッ
プ21のマンドレル挿嵌部23の係合凸部23aがマン
ドレル本体32の小径部32bの係合溝32b1に係合
し、小径部32bに固定される。そのため、マンドレル
30に位置決めされ、かつ小径部32bに縮径された状
態で、ゴムホース素材10aがマンドレル30に挿着さ
れる。マンドレル30へのゴムホース素材10aの装着
状態を図5に示す。以上のようにマンドレル30に端部
成形キャップ25を嵌め合わせた状態で、ゴムホース素
材10aの加硫成形を行い、加硫成形終了後に、マンド
レル30から抜き取ることにより、図1に示すような一
端側が小径の取付部11を設けた曲りゴムホース10が
得られる。
【0023】以上に説明したように、上記実施形態にお
いては、ゴムホース10の一端側の取付部11を除く大
部分を大径にすることができるので、ホース内部を流れ
る液体の流量が制約を受けることがなく、液体中に泡が
発生して異音を発するという問題を解消できるゴムホー
スが容易に得られる。
【0024】また、端部成形キャップ25により従来通
りゴムホース端部の形状を所定範囲に納めることがで
き、端部を切断除去する手間を省くと共に、ゴム素材の
無駄を省くことができる。そして、端部成形キャップ2
5をゴム製としたことにより、従来の金属製のマンドレ
ルと一体の端部成形治具に比べて安価に提供される。さ
らに、端部成形キャップ25はマンドレル30に着脱可
能に取り付けられているので、ゴミ等の清掃も容易であ
り、端部成形キャップ25の劣化による交換も容易に行
うことができる。
【0025】つぎに、端部成形キャップの変形例につい
て説明する。端部成形キャップ41は、図8に示すよう
に、金属製の筒状体であって、一端開口部41aから他
端開口部41bに向けて、同軸的にホース挿入部42と
マンドレル挿入部43とが配設されており、両者の境界
が段差44になっている。ホース挿入部42は、薄肉で
内径がゴムホース素材10aの外径と略同一であり、か
つ開口部側が拡径されて、ゴムホース素材10aの挿入
を容易にしている。マンドレル挿入部43は、内径がマ
ンドレル本体の大径部32aと略同一であり、壁面を貫
通したネジ孔43aが設けられており、ネジ45を螺合
することによりマンドレル本体32に固定できるように
なっている。また、マンドレル本体32も、図8に示す
ように、端部成形キャップ41に合わせて、小径部32
bを除いて均一径にされている。
【0026】端部成形キャップ41についても、上記端
部成形キャップ25と同様に、ゴムホース端部の形状を
所定範囲に納めることができ、端部を切断除去する手間
を省くと共に、ゴム素材の無駄を省くことができる。そ
して、端部成形キャップ41も、取り替えが容易であ
り、従来のマンドレル本体32と一体形の端部成形治具
に比べて安価に提供されると共に、ゴミ等の清掃も容易
である。
【0027】なお、上記実施形態では、端部縮径キャッ
プ21及び端部成形キャップ25にリング状の凸部また
は凹部を設けて、マンドレル本体32に係合固定させて
いるが、凸部及び凹部についてはリング状に限るもので
はない。また、端部縮径キャップ21及び端部成形キャ
ップ25のマンドレル本体への固定方法としては、ピ
ン、ボール等によるクイックカップラーを用いることが
でき、さらに、簡単なネジ式、クランプ式等の係合手段
を用いることもできる。
【0028】また、上記実施形態においては、ゴムホー
スとして曲りゴムホースを対象としているが、ストレー
トなゴムホースに対しても同様に適用することができ
る。また、ゴムホースについては、補強層の有無に限ら
ない。さらに、上記実施形態では、均一径のゴムホース
の一端側を縮径させたものであるが、その他、他端側が
拡径されたゴムホースの一端側を縮径させるようにして
もよい。また、端部縮径キャップ21及びホース端部成
形キャップ25の内壁面に、曲りゴムホースの長さ検査
用のマークや、組立位置合せマークの形成用の凸部また
は凹部を設けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である曲りゴムホースを概
略的に示す正面図である。
【図2】同曲りゴムホースの製造に用いるマンドレルを
示す正面図である。
【図3】同曲りゴムホースの製造に用いる端部縮径キャ
ップを示す一部断面図である。
【図4】同曲りゴムホースの製造に用いる端部成形キャ
ップを示す一部断面図である。
【図5】未加硫または半加硫状態のゴムホース素材をマ
ンドレルに装着した状態を示す一部断面図である。
【図6】端部縮径キャップの使用状態を示す一部破断面
図である。
【図7】端部成形キャップの使用状態を示す一部破断面
図である。
【図8】変形例である端部成形キャップの使用状態を示
す一部破断面図である。
【図9】従来例である曲りゴムホースを概略的に示す一
部断面図である。
【符号の説明】
10…曲りゴムホース、10a…ゴムホース素材、11
…取付部、21…端部縮径キャップ、21a…一端開口
部、21b…他端開口部、21c…段部、22…ホース
挿嵌部、22a…内壁面、22b…先端部、23…マン
ドレル挿嵌部、23a…係合凸部、25…端部成形キャ
ップ、25a…一端開口、25b…他端開口、25c…
段部、26…ホース挿入部、26a…内壁面、26b…
先端部、27…係合凸部、30…マンドレル、31…バ
イス部、32…マンドレル本体、32a…大径部、32
b…小径部、32b1 …係合溝、32c…位置決め部、
32c1 …係合凹部、41…端部成形キャップ、41a
…一端開口、41b…他端開口、42…ホース挿入部、
43…マンドレル挿入部、43a…ネジ孔、44…段
差、45…ネジ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 均一径の未加硫または半加硫のゴムホー
    ス素材を加硫することにより得られるゴムホースであっ
    て、一端側の相手部材に外嵌される取付部分の径が前記
    均一径より小さいことを特徴とするゴムホース。
  2. 【請求項2】 均一径の未加硫または半加硫のゴムホー
    ス素材の一端側に、筒状で一端側から同軸位置に前記ゴ
    ムホース素材の外径より小さい内径のホース挿嵌部とさ
    らに内径の小さいマンドレル挿嵌部とを順次配設したホ
    ース端部縮径治具を同ホース挿嵌部側から外嵌して固定
    し、前記ゴムホース素材より長い丸棒体の一端側の所定
    範囲をその外径が前記ゴムホース素材の内径より小さい
    小径部とし、同丸棒体の他の部分の外径を同ゴムホース
    素材の内径と略同一とし、同丸棒体の他端側に取付部を
    設けてなるマンドレルに、前記一端側にホース端部縮径
    治具を外嵌した同ゴムホース素材をその他端側から差込
    み、前記マンドレルの小径部に同ゴムホース素材を介し
    て前記ホース端部縮径治具を外嵌させて固定した後、こ
    の状態で該ゴムホース素材を加硫するようにしたことを
    特徴とするゴムホースの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載のゴムホースの製造
    方法において、前記ホース端部縮径治具に、前記マンド
    レルに着脱自在に固定するための係合手段を設けたこと
    を特徴とするゴムホースの製造方法。
  4. 【請求項4】 均一径の未加硫または半加硫のゴムホー
    ス素材の一端側に外嵌固定される筒状体であって、同筒
    状体の一端側から同軸位置に前記ゴムホース素材の外径
    より小さい径のホース挿嵌部とさらに径の小さいマンド
    レル挿嵌部とが順次配設され、同ホース挿嵌部が前記一
    端側に向けてわずかに傾斜して拡径されてなり、前記ゴ
    ムホース素材より長い丸棒体の一端側の所定範囲をその
    外径が前記ゴムホース素材の内径より小さい小径部と
    し、同丸棒体の他の部分の外径を同ゴムホース素材の内
    径と略同一とし、同丸棒体の他端側に取付部を設けてな
    るマンドレルに、前記小径部側から差し込まれる前記ゴ
    ムホース素材の反対端側に外嵌されて同マンドレルの小
    径部に同ゴムホース素材を介して外嵌固定されることを
    特徴とするホース端部縮径治具。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載のホース端部縮径治
    具において、前記マンドレルに着脱自在に固定するため
    の係合手段を設けたことを特徴とするホース端部縮径治
    具。
  6. 【請求項6】 未加硫または半加硫のゴムホース素材が
    先端側から差込まれかつ固定され丸棒体の他端側に取付
    部を設けたマンドレルの同他端側に同軸的に取り付けら
    れる筒状体であって、前記ゴムホース素材の挿入端側を
    被覆するホース端部成形治具において、その材質をゴム
    弾性体とし、かつ前記マンドレル他端側への取り付けを
    着脱可能としたことを特徴とするホース端部成形治具。
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