JP2024039691A - 加締め爪、ホースアセンブリの製造方法、およびホースアセンブリ - Google Patents

加締め爪、ホースアセンブリの製造方法、およびホースアセンブリ Download PDF

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Abstract

【課題】ソケットの状態に関わらずソケットの軸心方向の伸びを抑制しつつ厚さを均一に増加させ、ホース継手金具へのホースの取り付け品質を向上させる。【解決手段】ホース継手金具10のニップル12の外周部とソケット14の内周部との間に形成された環状空間Sにホース2の端部が挿入された状態で、ソケット14の軸心方向に沿って延在しソケット14を加締める本体爪部32と、本体爪部32の延在方向の一端からソケット14の半径方向内側に延在しホース2の端部が挿入される側のソケット14の軸心方向の端部1404にソケット14の軸心方向から当接可能な爪側当接部34とを備えた加締め爪30を、ソケット14の半径方向外側から半径方向内側に移動させてホース継手金具10のソケット14を加締める。【選択図】図3

Description

本発明は、加締め爪、ホースアセンブリの製造方法、およびホースアセンブリに関する。
ホース継手金具のニップルの外周部とソケットの内周部との間にホースが挿入された状態で、ソケットの周方向に配置された複数の加締め爪をソケットの半径方向内側に移動させ、ソケットをその半径方向内側に加締めることによってホース継手金具をホースの端部に取り付けるホース継手金具の加締め装置が提供されている。
特開2014-181789号公報
ところで、複数の加締め爪によりソケットを加締めた場合、加締める前後においてソケットの体積が変化することはないため、加締められたソケットは、加締め爪やソケットの状態(表面のメッキ、表面の油の付着度合、表面の粗さ、素材の物性状況など)によっては、その軸心方向に伸びつつ半径方向外側から半径方向内側に変位することにより形状が変化することが考えられる。
例えば、ソケットと加締め爪との滑りがよい場合やソケットが伸びやすい素材で形成されている場合には、ソケットを加締めると、ソケットが軸心方向に大きく伸びることが考えられ、ソケットの加締め力(圧着力)やホース継手金具とホースとのシール性能が低下し、ホース継手金具へのホースの取り付け品質を確保できないことが考えられる。
このような場合、加締め量を意図的に増やすことも考えられるが、加締め爪やソケットの状態を目視で判断して適正な加締め量にすることは難しく、過剰な加締め量によりソケットを加締めてしまうと、ホースの補強層やゴム層を破損するなどホース継手金具へのホースの取り付け品質を確保できないことが考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ソケットの状態に関わらずソケットの軸心方向の伸びを抑制しつつ厚さを均一に増加させ、ホース継手金具へのホースの取り付け品質を向上させる加締め爪、ホースアセンブリの製造方法、およびホースアセンブリを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため本発明の一実施形態は、ホース継手金具のニップルの外周部とソケットの内周部との間に形成された環状空間にホースの端部が挿入された状態で前記ソケットを加締め、前記ホース継手金具に前記ホースの端部を取り付ける加締め爪であって、前記ソケットの軸心方向に沿って延在し前記ソケットを加締める本体爪部と、前記本体爪部の延在方向の一端から前記ソケットの半径方向内側に延在し前記ホースの端部が挿入される側の前記ソケットの軸心方向の端部に前記ソケットの軸心方向から当接可能な爪側当接部とを備える。
また、本発明の一実施形態は、前記ソケットが加締められた状態で、前記爪側当接部の半径方向内側の端部は、前記ホースの端部が挿入される側の前記ソケットの軸心方向の端部で半径方向内側の端部よりも前記半径方向内側に突出していることを特徴とする。
また、本発明の一実施形態は、ニップルにその軸心方向に移動不能にソケットが取り付けられたホース継手金具の前記ニップルの外周部と前記ソケットの内周部との間に形成された環状空間にホースの端部を挿入し、複数の加締め爪を前記ソケットの半径方向外側から半径方向内側に移動させて前記ソケットを加締め、前記ホースの端部を前記ホース継手金具に取り付けるホースアセンブリの製造方法であって、前記複数の加締め爪による前記ソケットの加締めを、前記複数の加締め爪により前記ソケットの軸心方向に沿った伸びを抑制しつつ行なうことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態は、ホース継手金具のニップルのソケット取り付け用凹部の半径方向外側にソケットの軸心方向の端部の取り付け部を位置させ、前記ニップルの軸心方向において前記ソケット取り付け用凹部と並べられた前記ニップルの内側筒状部の外周部と前記ソケットの外側筒状部の内周部との間に形成された環状空間に前記取り付け部と反対に位置する前記ソケットの軸心方向の端部からホースの端部を挿入し、複数の加締め爪を前記ソケットの半径方向外側から半径方向内側に移動させて前記取り付け部を前記ソケット取り付け用凹部に加締めて取り付けると共に、前記外側筒状部を加締め前記ホースの端部を前記ホース継手金具に取り付けるホースアセンブリの製造方法であって、前記複数の加締め爪による前記外側筒状部の加締めを、前記ニップルの前記ソケット取り付け用凹部と前記複数の加締め爪とにより前記ソケットの軸心方向に沿った伸びを抑制しつつ行なうことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態は、ホース継手金具のニップルの外周部とソケットの内周部との間に形成された環状空間にホースの端部が挿入された状態で、複数の加締め爪により前記ソケットがその半径方向内側に加締められ、前記ホースの端部が前記ホース継手金具に取り付けられたホースアセンブリであって、前記ホースの端部が挿入される側の前記ソケットの軸心方向の端部に、前記加締め爪が前記ソケットの軸心方向から当接した爪跡が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の一実施形態は、前記ホースの端部が挿入される側の前記ソケットの軸心方向の端部は、前記ソケットの軸心方向とほぼ直交する平面上に位置する環状の端面で形成され、前記爪跡は、前記環状の端面の周方向に間隔をおいた箇所においてそれぞれ前記ソケットのほぼ軸心に向かう複数の直線部を含んで構成されていることを特徴とする。
また、本発明の一実施形態は、前記複数の直線部は、それぞれ前記環状の端面の半径方向外側から前記環状の端面の内周端よりも半径方向外側の箇所まで至る先端を有しており、前記爪跡は、前記環状の端面の周方向に円弧状に延在し前記複数の直線部のうち前記ソケットの周方向において隣り合う一対の直線部の先端を接続する円弧部を含んで構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ソケットの軸心方向に沿って延在しソケットを加締める本体爪部と、本体爪部の延在方向の一端からソケットの半径方向内側に延在しホースの端部が挿入される側のソケットの軸心方向の端部にソケットの軸心方向から当接可能な爪側当接部とを備えた加締め爪を、ソケットの半径方向外側から半径方向内側に移動させてホース継手金具のソケットを加締めるため、ソケットの状態に関わらずソケットの軸心方向の伸びを抑制しつつ厚さを均一に増加させ、ホース継手金具へのホースの取り付け品質を向上させる上で有利となる。
また、ソケットが加締められた状態で、爪側当接部の半径方向内側の端部が、ホースの端部が挿入される側のソケットの軸心方向の端部で半径方向内側の端部よりも半径方向内側に突出するように構成すれば、ソケットの軸心方向の端部の半径方向内側の端部まで爪側当接部を当接させることができるため、ソケットの軸心方向に沿った伸びを確実に抑制する上で有利となる。
また、本発明によれば、複数の加締め爪によるソケットの加締めを、複数の加締め爪によりソケットの軸心方向に沿った伸びを抑制しつつ行なうため、ソケットの状態に関わらずソケットの軸心方向の伸びを抑制しつつ厚さを均一に増加させ、品質を向上させたホースアセンブリを容易に製造する上で有利となる。
また、本発明によれば、複数の加締め爪による外側筒状部の加締めを、ニップルのソケット取り付け用凹部と複数の加締め爪とによりソケットの軸心方向に沿った伸びを抑制しつつ行なうため、ソケットの状態に関わらずソケットの軸心方向の伸びを抑制しつつ厚さを均一に増加させ、品質を向上させたホースアセンブリを容易に製造する上で有利となる。
また、本発明によれば、ホースの端部が挿入される側のソケットの軸心方向の端部に、加締め爪がソケットの軸心方向から当接した爪跡が形成されているため、ソケットが加締められた際に加締め爪によりソケットの状態に関わらずソケットの軸心方向の伸びを抑制しつつ厚さが均一に増加させて製造されたことが判断でき、品質を向上させたホースアセンブリを得る上で有利となる。
第1の実施の形態にかかるホース継手金具の一部を破断した加締め前の状態を示す側面図である。 図1に示すホース継手金具にホースを挿入した側面図である。 図2に示すホース継手金具に加締め爪を当接させた側面図である。 (A)は第1の実施の形態にかかるホース継手金具の一部を破断した加締め後の状態を示す側面図であって、(B)はホースの端部が挿入される側のソケットの軸心方向の端部の拡大図である。 図4に示すホース継手金具のA-A断面図である。 ホースアセンブリのソケットに形成された爪跡を示す図である。 第1の実施の形態の変形例にかかるホース継手金具の一部を破断した加締め後の状態を示す側面図である。 図7に示すホース継手金具のB-B断面図である。 ホースアセンブリのソケットに形成された爪跡を示す図である。 (A)は第2の実施の形態にかかるホース継手金具の一部を破断した加締め前の状態を示す側面図であって、(B)はソケットの取り付け部の拡大図である。 図10に示すホース継手金具にホースを挿入した側面図である。 図11に示すホース継手金具に加締め爪を当接させた側面図である。 (A)は第2の実施の形態にかかるホース継手金具の一部を破断した加締め後の状態を示す側面図であって、(B)はホースの端部が挿入される側のソケットの軸心方向の端部の拡大図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
ホース継手金具10は、ホース2の端部に連結され、ホース2内を流れる流体を適宜機器に供給し、あるいは、適宜機器から排出させるものである。
図1~図4に示すように、ホース継手金具10は、ニップル12と、ニップル12にその軸心方向に移動不能に取り付けられたソケット14とを含んで構成されている。
ニップル12とソケット14は、軟鋼材などの金属製であって、例えば、STKM(機械構造用炭素鋼鋼管)、快削鋼、炭素鋼、アルミ、黄銅、ステンレス材などが用いられている。また、ホース継手金具10は、耐食性を向上させたり汚れの付着を抑制するために、例えば、クロメート処理などの表面処理を施している。
ニップル12は、同軸上に基部(不図示)とナット部16と鍔部18と内側筒状部20とがニップル12の軸心方向に並べられて構成され、それらの中心に流路Rが貫通形成されている。
基部は、適宜機器に係脱可能に着脱される箇所であり、基部には従来公知の様々な構造が適用される。
ナット部16は、基部の端部に六角柱状に設けられている。なお、ナット部16に代え円周面からなる大径部にするなど任意である。
鍔部18は、ナット部16に隣接して設けられ、ナット部16との間にソケット14を取り付けるためのソケット取り付け用凹部22が形成されている。
内側筒状部20は、ホース2の内周面2Aに挿入される部分である。内側筒状部20は、鍔部18から突設されており、鍔部18はホース2の端部に当接可能である。
内側筒状部20の外周面2002には、周方向に延在する複数の係止用凹凸部2004が軸心方向に間隔をおいて形成されている。
ソケット14は、円筒状であって、同軸上に筒状の取り付け部24と外側筒状部26とが並べられて構成されている。
取り付け部24は、ソケット取り付け用凹部22に加締められることで取り付けられ、これによりソケット14はニップル12の軸心方向に移動不能に結合されている。
取り付け部24がソケット取り付け用凹部22に取り付けられた状態で、外側筒状部26は、内側筒状部20と同軸上で内側筒状部20の半径方向外側に位置している。
外側筒状部26の内周面2602には、周方向に延在する複数の係止用凸部2604がソケット14の軸心方向に間隔をおいて形成されている。
外側筒状部26の外周面2606は、加締め装置により加締められるソケット14の外周面1402となっている。
ホース2の端部が挿入される側のソケット14の軸心方向の端部1404、すなわち外側筒状部26の端部は、ソケット14の軸心方向とほぼ直交する平面上に位置する環状の端面28で形成されている。
ニップル12の内側筒状部20の外周部とソケット14の外側筒状部26の内周部との間には、ホース2の端部が挿入される環状空間Sが形成されている。
環状空間Sは、それら内側筒状部20と外側筒状部26の軸心方向の一端が開口部Oとされ、軸心方向の他端はニップル12の鍔部18とソケット14の取り付け部24により閉塞されている。
なお、ホース継手金具10は多種のものが存在し、本発明は、内側筒状部20と外側筒状部26とを有し環状空間Sが形成されるホース継手金具の全てに適用可能である。
そして、ニップル12の外周部とソケット14の内周部との間に形成された環状空間Sにホース2の端部が挿入された状態で、加締め装置(不図示)によりソケット14がその半径方向外側から半径方向内側に加締められ、ホース2の端部の内周面2Aの全周を内側筒状部20の外周面2002の全周に密着させた状態でホース継手金具10がホース2に取り付けられる。
次に、図1~図6を参照して、加締め装置に設けられた複数の加締め爪30について説明する。
複数の加締め爪30は、ソケット14の半径方向外側から半径方向内側に移動させることでソケット14を加締めて、ホース2の端部をホース継手金具10に取り付けるものである。
本実施の形態では、図5に示すように、加締め爪30は、ソケット14の外側筒状部26の半径方向外側でソケット14の周方向に間隔をおいて3つ設けられている。
加締め爪30は、金属製であって、図1~図4に示すように、本体爪部32と、爪側当接部34とを備えて構成されている。
本体爪部32は、ソケット14の軸心方向に沿って延在し、ソケット14の外側筒状部26を加締める。
具体的には、本体爪部32は、ソケット14の外側筒状部26の外周面2606に当接する加締め面3202が、外側筒状部26の外周面2606に沿った円弧面で形成され、ソケット14の軸心方向に沿った長さが、外側筒状部26の軸心方向の長さと同程度の長さで形成されている。
爪側当接部34は、本体爪部32の延在方向の一端からソケット14の半径方向内側に延在し、ホース2の端部が挿入される側のソケット14の軸心方向の端部にソケット14の軸心方向から当接可能となっており、言い換えると、ソケット14の軸心方向において開口部O側から当接可能になっている。
具体的には、爪側当接部34は、本体爪部32の延在方向でホース2の端部が挿入される側の一端から、ソケット14の半径方向内側に延在する部材であって、ソケット14の軸心方向の端部1404に当接する当接面3402が、ソケット14の環状の端面28に沿った円弧状で形成されている。
また、図4に示すように、ソケット14が加締められた状態で、爪側当接部34の半径方向内側の端部3404は、ホース2の端部が挿入される側のソケット14の軸心方向の端部1404で半径方向内側の端部1404A(環状の端面28の半径方向内側の端部28A)よりも半径方向内側に突出している。
このため、図5に示すように、ソケット14が加締められた際に、爪側当接部34の半径方向内側の端部3404がホース2の外周面2Bに当接し、あるいは、ホース2の外周面2Bに若干食い込む。
これにより、ソケット14の外側筒状部26が加締め爪30により加締められた場合に、図5に示すように、ソケット14の軸心方向の端部1404の環状の端面28の大半に加締め爪30の爪側当接部34が当接するため、ソケット14の軸心方向においてニップル12のソケット取り付け用凹部22から離れる方向へのソケット14の伸びを抑制する上で有利となる。
次に、ホース2の端部をホース継手金具10に取り付けたホースアセンブリ10Aの製造方法について説明する。
まず、図2に示すように、ホース継手金具10の環状空間Sに開口部Oからホース2の端部を挿入する。
この状態で、加締め装置の複数の加締め爪30をソケット14の半径方向外側から半径方向内側に移動させ、図3に示すように、複数の加締め爪30の本体爪部32の加締め面3202を外側筒状部26の外周面2606に当接させ、爪側当接部34の当接面3402を、ソケット14の軸心方向の端部1404の環状の端面28に近接した箇所に位置させ、あるいは、ソケット14の軸心方向の端部1404の環状の端面28に当接させる。
さらに、複数の加締め爪30をソケット14の半径方向外側から半径方向内側に移動させてソケット14の外側筒状部26を加締める。
このとき、複数の加締め爪30による外側筒状部26の加締めを、複数の加締め爪30によりソケット14の軸心方向に沿った伸びを抑制しつつ行なう。
すなわち、本体爪部32によるソケット14の加締めを、ホース2の端部が挿入される側のソケット14の軸心方向の端部1404(環状の端面28)に爪側当接部34(当接面3402)を当接させた状態で行なう。
具体的には、本体爪部32の加締め面3202をソケット14の外周面1402に当接して加締めていくと、ソケット14の外側筒状部26が軸心方向に伸びようとするが、外側筒状部26の軸心方向の一方はソケット取り付け用凹部22により伸びる方向への外側筒状部26の変位が阻止され、外側筒状部26の軸心方向の他方は、ソケット14の環状の端面28が爪側当接部34の当接面3402に当接することで伸びる方向への外側筒状部26の変位が阻止されているため、ソケット14が軸心方向に伸びることができない。その結果、ソケット14は、軸心方向の伸びが抑制されるとともに、軸心方向と直交する方向の厚さが均一に増加されることで、ホース2の端部をニップル12に取り付けるための適正な加締め量を得ることができる。
ソケット14の加締めが完了すると、複数の加締め爪30が半径方向外側に移動することで外され、ホース2の端部をホース継手金具10に取り付けたホースアセンブリ10Aが完成する。
製造されたホースアセンブリ10Aは、図6に示すように、ホース2の端部が挿入される側のソケット14の軸心方向の端部1404(環状の端面28)に、加締め爪30がソケット14の軸心方向から当接したことによる爪跡M1が形成されている。
爪跡M1は、環状の端面28の周方向に間隔をおいた箇所においてそれぞれソケット14のほぼ軸心に向かう複数の直線部2802で構成されている。
これは、ソケット14が加締められる際に、図5に示すように、ソケット14の加締め爪30の爪側当接部34の側端部3406が環状の端面28に当接し、ソケット14の伸びを抑制したことにより形成された爪跡である。
このような爪跡M1がソケット14の軸心方向の端部1404(環状の端面28)に形成されていることで、ホースアセンブリ10Aは、ソケット14が加締められる際に加締め爪30によりソケット14の軸心方向に沿った伸びが抑制されながら製造されたことが判断できる。
このように、第1の実施の形態によれば、ソケット14の軸心方向に沿って延在しソケット14を加締める本体爪部32と、本体爪部32の延在方向の一端からソケット14の半径方向内側に延在しホース2の端部が挿入される側のソケット14の軸心方向の端部1404にソケット14の軸心方向から当接可能な爪側当接部34とを備えた加締め爪30を、ソケット14の半径方向外側から半径方向内側に移動させてホース継手金具10のソケット14を加締める。
そのため、加締め爪30に対してのソケット14の滑りがよい場合やソケット14が伸びやすい素材で形成されている場合などのようなソケット14の状態に関わらず、ソケット14の軸心方向の伸びを抑制しつつ厚さを均一に増加させつつソケット14を加締めることができ、ホース継手金具10へのホース2の取り付け品質を向上させる上で有利となる。
また、ソケット14が加締められた状態で、爪側当接部34の半径方向内側の端部3404が、ホース2の端部が挿入される側のソケット14の軸心方向の端部1404で半径方向内側の端部1404Aよりも半径方向内側に突出するように構成したため、ソケット14の軸心方向の端部1404の半径方向内側の端部1404Aまで爪側当接部34を当接させることができ、ソケット14の軸心方向に沿った伸びを確実に抑制する上で有利となる。
また、第1の実施の形態によれば、ホース2の端部が挿入される側のソケット14の軸心方向の端部1404(環状の端面28)に、加締め爪30がソケット14の軸心方向から当接しソケット14の伸びを抑制したことにより爪跡M1が形成されているため、ソケット14が加締められた際に加締め爪30により、ソケット14の軸心方向の伸びを抑制しつつ厚さが均一に増加させて製造されたホースアセンブリ10Aであることが判断でき、品質を向上させたホースアセンブリ10Aを得る上で有利となる。
(第1の実施の形態の変形例)
第1の実施の形態では、ソケット14が加締められた状態で、爪側当接部34の半径方向内側の端部3404がソケット14の環状の端面28の半径方向内側の端部28Aよりも半径方向内側に突出していたのに対して、第1の実施の形態の変形例では、爪側当接部の半径方向内側の端部が環状の端面の半径方向内側の端部よりも半径方向内側に突出していない点で異なる。
なお、以下の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同様な個所、部材に同一の符号を付してその説明を省略し、第1の実施の形態と異なった個所について重点的に説明する。
図7、図8に示すように、ソケット14が加締められた状態で、爪側当接部44の半径方向内側の端部4404は、ホース2の端部が挿入される側のソケット14の軸心方向の端部1404で半径方向内側の端部1404Aと半径方向外側の端部1404Bとの間に位置している。
つまり、ソケット14が加締められた状態で、爪側当接部44の半径方向内側の端部4404がソケット14の環状の端面28上に位置している。このため、ソケット14が加締められた際に、爪側当接部44の半径方向内側の端部4404はホース2の外周面2Bに当接しない。
ホースアセンブリ10Bの製造方法の手順は、第1の実施の形態と同様であって、ソケット14の加締めが完了すると、複数の加締め爪40が外され、ホース2の端部をホース継手金具10に取り付けたホースアセンブリ10Bが完成する。
製造されたホースアセンブリ10Bは、図9に示すように、ホース2の端部が挿入される側のソケット14の軸心方向の端部1404(環状の端面28)に、加締め爪40がソケット14の軸心方向から当接したことによる爪跡M2が形成されている。
爪跡M2は、環状の端面28の周方向に間隔をおいた箇所においてそれぞれソケット14のほぼ軸心に向かう複数の直線部2804を含んで構成されている。
これは、ソケット14が加締められた際に、加締め爪40の爪側当接部44の側端部4406が環状の端面28に当接しソケット14の伸びを抑制したことにより形成された爪跡である。
この複数の直線部2804は、それぞれ環状の端面28の半径方向外側から環状の端面28の内周端よりも半径方向外側の箇所まで至る先端2804Aを有している。
さらに、爪跡M2は、環状の端面28の周方向に円弧状に延在し、複数の直線部2804のうちソケット14の周方向において隣り合う一対の直線部2804の先端2804Aを接続する円弧部2806を含んで構成されている。
これは、ソケット14が加締められた際に、加締め爪40の爪側当接部44の半径方向内側の端部4404が環状の端面28に当接しソケット14の伸びを抑制したことにより形成された爪跡である。
このような爪跡M2がソケット14の軸心方向の端部1404(環状の端面28)に形成されていることで、ホースアセンブリ10Bは、ソケット14が加締められる際に加締め爪40によりソケット14の軸心方向に沿った伸びが抑制されながら製造され、品質の向上が図られたホースアセンブリ10Aであることが判断できる。
第1の実施の形態の変形例のその他の効果については第1の実施の形態と同様である。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、ニップル12に予めソケット14が取り付けられたホース継手金具10にホース2の端部を取り付けていたのに対して、第2の実施の形態では、ニップルにソケットが取り付けられてないホース継手金具において、ニップルにソケットを取り付けるとともにホースの端部を取り付ける点が異なっている。
図10~図13に示すように、ホース継手金具50は、ニップル52と、ソケット54とを含んで構成されており、材質は、第1の実施の形態と同様である。
ニップル52は、ニップル52の軸心上に雄ねじ管56とナット部58と大径部60と小径部62と内側筒状部64とが並べられて構成され、それらの中心に流路Rが貫通形成されている。
雄ねじ管56は、適宜機器に係脱可能に着脱される箇所であり筒状を呈している。
ナット部58は、雄ねじ管56の端部に六角柱状に設けられている。
大径部60は、ナット部58に隣接して設けられ筒状に形成されている。
小径部62は、大径部60のナット部58と反対側に設けられ、大径部60よりも小さい外径の筒状に形成されている。
大径部60と小径部62の間には、ソケット取り付け用凹部66が設けられている。
図10(B)に示すように、ソケット取り付け用凹部66は、ニップル52の外周部に設けられた環状溝で構成されており、ソケット取り付け用凹部66は、ニップル52の軸心方向において互いに対向する一対の溝面6802、6804を有している。
一対の溝面6802、6804のうち内側筒状部64と離れた側に形成された溝面6802が、後述するソケット54の取り付け部72が当接するソケット用当接面70となっている。
すなわち、ソケット取り付け用凹部66が設けられたニップル52の箇所に、ニップル52の軸心方向において内側筒状部64側に向いたソケット用当接面70が設けられている。
内側筒状部64は、ホース2の内周面2Aに挿入される部分である。内側筒状部64は、小径部62から突設されており、小径部62はホース2の端部に当接可能である。
内側筒状部64の外周面6402には、周方向に延在する複数の係止用凹凸部6404が軸心方向に間隔をおいて形成されている。
ソケット54は、円筒状であって、同軸上に筒状の取り付け部72と外側筒状部74とが並べられて構成されている。
取り付け部72は、ソケット取り付け用凹部66に加締めて取り付けられ、これによりニップル52とソケット54とが結合される。
取り付け部72がソケット取り付け用凹部66に取り付けられると、外側筒状部74は、内側筒状部64と同軸上で内側筒状部64の半径方向外側に位置することになる。
なお、ソケット取り付け用凹部66を構成するソケット用当接面70の外径は、取り付け部72が設けられた側のソケット54の端部5406の内径よりも大きい寸法で設けられており、ソケット54の内側にニップル52の内側筒状部64を挿入した際に、ソケット用当接面70とソケット54の端部5406とが当接し、ニップル52の軸心方向におけるソケット54の位置決めがなされる。
外側筒状部74の内周面7402には、周方向に延在する複数の係止用凸部7404が軸方向に間隔をおいて形成されている。
外側筒状部74の外周面7406は、加締め装置により加締められるソケット54の外周面5402となっている。
ホース2の端部が挿入される側のソケット54の軸心方向の端部5404、すなわち外側筒状部74の端部7408は、ソケット54の軸心方向とほぼ直交する平面上に位置する環状の端面76で形成されている。
ニップル52の軸心方向においてソケット取り付け用凹部66と並べられたニップル52の内側筒状部64の外周部とソケット54の外側筒状部74の内周部との間には、取り付け部72と反対に位置するソケット54の軸心方向の端部5404からホース2の端部が挿入される環状空間Sが形成されている。
環状空間Sは、それら内側筒状部64と外側筒状部74の軸心方向の一端が開口部Oとされ、長手方向の他端はニップル52の小径部62とソケット54の取り付け部72により閉塞されている。
そして、内側筒状部64の外周部と外側筒状部74の内周部との間に形成された環状空間Sにホース2の端部が挿入された状態で、加締め装置(不図示)によりソケット54がその半径方向内側に加締められ、ホース2の端部の内周面2Aの全周を内側筒状部64の外周面6402の全周に密着させた状態でホース継手金具50がホース2に取り付けられる。
次に、図10~図13を参照して、加締め装置に設けられた複数の加締め爪80について説明する。
複数の加締め爪80は、ソケット14の半径方向外側から半径方向内側に移動させることで、取り付け部72をソケット取り付け用凹部66に加締めて取り付けると共に、外側筒状部74を加締めソケット14を加締めて、ホース2の端部をホース継手金具50に取り付ける。
加締め爪30は、第1の実施の形態と同様に、ソケット14の半径方向外側でソケット14の周方向に間隔をおいて3つ設けられている。
加締め爪80は、金属製であって、本体爪部82と、爪側当接部84と、取り付け部用爪部86とを備えて構成されている。
本体爪部82は、ソケット54の軸心方向に沿って延在し、ソケット54の外側筒状部74を加締めるものである。
具体的には、本体爪部82は、外側筒状部74の外周面7406に当接する加締め面8202が、外側筒状部74の外周面7406に沿った円弧状で形成され、ソケット54の軸心方向に沿った長さが、取り付け部用爪部86と合わせて外側筒状部74の軸心方向の長さと同程度の長さで形成されている。
爪側当接部84は、本体爪部82の延在方向の一端からソケット54の半径方向内側に延在し、ホース2の端部が挿入される側のソケット54の軸心方向の端部5404にソケット54の軸心方向から当接可能となっている。
具体的には、爪側当接部84には、ソケット54の軸心方向の端部5404に当接する当接面8402が、ソケット54の環状の端面76に沿った円弧状で形成されている。
また、図13に示すように、ソケット54が加締められた状態で、爪側当接部84の半径方向内側の端部8404は、ホース2の端部が挿入される側のソケット54の軸心方向の端部5404で半径方向内側の端部5404A(環状の端面76Aの半径方向内側の端部)よりも半径方向内側に突出している。
このため、図11に示すように、ソケット14が加締められた際に、爪側当接部84の半径方向内側の端部8404がホース2の外周面2Bに当接し、あるいは、ホース2の外周面2Bに若干食い込む。
これにより、ソケット54の外側筒状部74が加締め爪80により加締められた場合に、ソケット54の軸心方向の端部5404の大半全てが加締め爪80の爪側当接部84に当接する。
取り付け部用爪部86は、本体爪部82に並べられ、取り付け部72をソケット取り付け用凹部66に加締めて取り付けるものである。
具体的には、取り付け部用爪部86は、本体爪部82の延在方向の他端に本体爪部82に接続して設けられ、加締め面8602が取り付け部72に当接する。
次に、ホース2の端部をホース継手金具50に取り付けたホースアセンブリ50Aの製造方法について説明する。
まず、ソケット54の内側にニップル52の内側筒状部64を挿入し、ソケット用当接面70とソケット54の端部5406とを当接させ、ニップル52の軸心方向におけるソケット54の位置決めを行ない、ニップル52のソケット取り付け用凹部66の半径方向外側にソケット54の軸心方向の端部の取り付け部72を位置させ、環状空間Sにホース2の端部を挿入する。
このようにソケット用当接面70とソケット54の端部5406とを当接させた状態で、加締め装置の複数の加締め爪80をソケット54の半径方向外側から半径方向内側に移動させて、図12に示すように、複数の加締め爪80の本体爪部82の加締め面8202を外側筒状部74の外周面7406に当接させ、取り付け部用爪部86の加締め面8602を取り付け部72に当接させ、爪側当接部84の当接面8402をソケット54の環状の端面76に近接した箇所に位置させ、あるいは、ソケット54の環状の端面76に当接させる。
さらに、複数の加締め爪80をソケット54の半径方向外側から半径方向内側に移動させ、取り付け部72をソケット取り付け用凹部66に加締めて取り付けると共に、外側筒状部74を加締める。
このとき、複数の加締め爪80による外側筒状部74の加締めを、ニップル52のソケット取り付け用凹部66と複数の加締め爪80とにより、ソケット14の軸心方向に沿った伸びを抑制しつつ行なう。
すなわち、本体爪部82による外側筒状部74の加締めを、ソケット54の軸心方向において取り付け部72が設けられた側のソケット54の端部5406をソケット用当接面70に当接させ、ホース2の端部が挿入される側のソケット54の軸心方向の端部5404(環状の端面76)を爪側当接部84に当接させた状態で行なう。
具体的には、本体爪部82および取り付け部用爪部86の加締め面8202、8602がソケット54の外周面5402に当接して加締めていくと、ソケット54の外側筒状部74が軸心方向に伸びようとするが、取り付け部72が設けられた側のソケット54の軸心方向の端部5406がソケット用当接面70に当接し、ソケット54の環状の端面76が爪側当接部84の当接面8402に当接しているため、ソケット54が軸心方向に伸びることができない。その結果、ソケット54は、軸心方向の伸びが抑制されるとともに、軸心方向と直交する方向の厚さが均一に増加されることで、ホース2の端部をニップル52に取り付けるための適正な加締め量を得ることができる。
ソケット14の加締めが完了すると、複数の加締め爪80が外され、ホース2の端部をホース継手金具50に取り付けたホースアセンブリ50Aが完成する。
製造されたホースアセンブリ50Aは、第1の実施の形態と同様に、図5に示すような爪跡M1が形成されている。
このように、第2の実施の形態によれば、ソケット54の軸心方向に沿って延在しソケット54を加締める本体爪部82と、本体爪部82の延在方向の一端からソケット54の半径方向内側に延在しホース2の端部が挿入される側のソケット54の軸心方向の端部5404にソケット54の軸心方向から当接可能な爪側当接部84とを備えた加締め爪80を、ソケット54の半径方向外側から半径方向内側に移動させてホース継手金具50のソケット54を加締める。
そのため、加締め爪80に対してのソケット54の滑りがよい場合やソケット54が伸びやすい素材で形成されている場合などのようなソケット54の状態に関わらず、ソケット54の軸心方向の伸びを抑制しつつ厚さを均一に増加させつつソケット54を加締めることができ、ホース継手金具50へのホース2の取り付け品質を向上させる上で有利となる。
また、ソケット54が加締められた状態で、爪側当接部84の半径方向内側の端部8404が、ホース2の端部が挿入される側のソケット54の軸心方向の端部5404で半径方向内側の端部5404Aよりも半径方向内側に突出するように構成したため、ソケット54の軸心方向の端部5404の半径方向内側の端部5404Aまで爪側当接部84を当接させることができ、ソケット54の軸心方向に沿った伸びを確実に抑制する上で有利となる。
また、第2の実施の形態によれば、複数の加締め爪80による外側筒状部74の加締めを、ニップル52のソケット取り付け用凹部66と複数の加締め爪80とによりソケット54の軸心方向に沿った伸びを抑制しつつ行なうため、ソケット54の状態に関わらずソケット54の軸心方向の伸びを抑制しつつ厚さを均一に増加させ、品質を向上させたホースアセンブリ50Aを容易に製造する上で有利となる。
また、第2の実施の形態によれば、ホース2の端部が挿入される側のソケット54の軸心方向の端部5404(環状の端面76)に、加締め爪80がソケット54の軸心方向から当接しソケット54の伸びを抑制したことにより爪跡M1が形成されているため、ソケット54の軸心方向の伸びを抑制しつつ厚さを均一に増加させて製造されたホースアセンブリ50Aであることが判断でき、品質を向上させたホースアセンブリ50Aを得る上で有利となる。
2 ホース
10、50 ホース継手金具
10A、10B、50A ホースアセンブリ
12、52 ニップル
14、54 ソケット
16、58 ナット部
18 鍔部
20、64 内側筒状部
22、66 ソケット取り付け用凹部
24 取り付け部
26、74 外側筒状部
28、76 環状の端面
30、40、80 加締め爪
32、82 本体爪部
34、44、84 爪側当接部
56 雄ねじ管
60 大径部
62 小径部
70 ソケット用当接面
72 取り付け部
86 取り付け部用爪部
2802、2804 直線部
2806 円弧部
M1、M2 爪跡

Claims (7)

  1. ホース継手金具のニップルの外周部とソケットの内周部との間に形成された環状空間にホースの端部が挿入された状態で前記ソケットを加締め、前記ホース継手金具に前記ホースの端部を取り付ける加締め爪であって、
    前記ソケットの軸心方向に沿って延在し前記ソケットを加締める本体爪部と、
    前記本体爪部の延在方向の一端から前記ソケットの半径方向内側に延在し前記ホースの端部が挿入される側の前記ソケットの軸心方向の端部に前記ソケットの軸心方向から当接可能な爪側当接部と、
    を備えることを特徴とする加締め爪。
  2. 前記ソケットが加締められた状態で、前記爪側当接部の半径方向内側の端部は、前記ホースの端部が挿入される側の前記ソケットの軸心方向の端部で半径方向内側の端部よりも前記半径方向内側に突出している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の加締め爪。
  3. ニップルにその軸心方向に移動不能にソケットが取り付けられたホース継手金具の前記ニップルの外周部と前記ソケットの内周部との間に形成された環状空間にホースの端部を挿入し、複数の加締め爪を前記ソケットの半径方向外側から半径方向内側に移動させて前記ソケットを加締め、前記ホースの端部を前記ホース継手金具に取り付けるホースアセンブリの製造方法であって、
    前記複数の加締め爪による前記ソケットの加締めを、前記複数の加締め爪により前記ソケットの軸心方向に沿った伸びを抑制しつつ行なう、
    ことを特徴とするホースアセンブリの製造方法。
  4. ホース継手金具のニップルのソケット取り付け用凹部の半径方向外側にソケットの軸心方向の端部の取り付け部を位置させ、前記ニップルの軸心方向において前記ソケット取り付け用凹部と並べられた前記ニップルの内側筒状部の外周部と前記ソケットの外側筒状部の内周部との間に形成された環状空間に前記取り付け部と反対に位置する前記ソケットの軸心方向の端部からホースの端部を挿入し、複数の加締め爪を前記ソケットの半径方向外側から半径方向内側に移動させて前記取り付け部を前記ソケット取り付け用凹部に加締めて取り付けると共に、前記外側筒状部を加締め前記ホースの端部を前記ホース継手金具に取り付けるホースアセンブリの製造方法であって、
    前記複数の加締め爪による前記外側筒状部の加締めを、前記ニップルの前記ソケット取り付け用凹部と前記複数の加締め爪とにより前記ソケットの軸心方向に沿った伸びを抑制しつつ行なう、
    ことを特徴とするホースアセンブリの製造方法。
  5. ホース継手金具のニップルの外周部とソケットの内周部との間に形成された環状空間にホースの端部が挿入された状態で、複数の加締め爪により前記ソケットがその半径方向内側に加締められ、前記ホースの端部が前記ホース継手金具に取り付けられたホースアセンブリであって、
    前記ホースの端部が挿入される側の前記ソケットの軸心方向の端部に、前記加締め爪が前記ソケットの軸心方向から当接した爪跡が形成されている、
    ことを特徴とするホースアセンブリ。
  6. 前記ホースの端部が挿入される側の前記ソケットの軸心方向の端部は、前記ソケットの軸心方向とほぼ直交する平面上に位置する環状の端面で形成され、
    前記爪跡は、前記環状の端面の周方向に間隔をおいた箇所においてそれぞれ前記ソケットのほぼ軸心に向かう複数の直線部を含んで構成されている、
    ことを特徴とする請求項5記載のホースアセンブリ。
  7. 前記複数の直線部は、それぞれ前記環状の端面の半径方向外側から前記環状の端面の内周端よりも半径方向外側の箇所まで至る先端を有しており、
    前記爪跡は、前記環状の端面の周方向に円弧状に延在し前記複数の直線部のうち前記ソケットの周方向において隣り合う一対の直線部の先端を接続する円弧部を含んで構成されている、
    ことを特徴とする請求項6記載のホースアセンブリ。
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