JP7052244B2 - ホース継手金具の加締め装置 - Google Patents

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本発明はホース継手金具の加締め装置に関する。
ホース継手金具のニップルの外周部とソケットの内周部との間にホースが挿入された状態で、ソケットの周方向に配置された複数の加締め爪をソケットの半径方向内側に移動させ、ソケットをその半径方向内側に加締めることによってホース継手金具をホースの端部に取り付けるホース継手金具の加締め装置が提供されている。
特開2014-181789号公報
ところで、ソケットの加締め形状、すなわち、ソケットの軸心を含む断面におけるソケットの断面形状は、ホース継手金具の性能や仕様によって異なる。
一方、従来の加締め装置では、複数の加締め爪のソケットの軸心方向に沿った長さは、ソケットの軸心方向に沿った加締め範囲の長さに対応した寸法で形成されている。
そのため、従来の加締め装置では、ホース継手金具の性能や仕様によって異なる加締め形状に対応させた種々の加締め爪を用意している。
例えば、ソケットの軸心方向に沿ってソケットを均一に加締める場合は、ソケットの軸心方向に沿った高さが平坦な形状の加締め爪を用いる。
また、ソケットの軸心方向に間隔をおいた複数の箇所をリング状に加締める場合は、ソケットの軸心方向に間隔をおいて複数の凸部が形成された加締め爪を用いる。
すなわち従来では、ホース継手金具の性能や仕様に対応して様々な形状の加締め爪を用意しておく必要があり、種々の加締め爪に要するコストが嵩み、また、加締め爪の交換作業に手間が掛かっていた。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、その目的は単一形状の加締め爪を用いることで性能や仕様によって異なる様々な加締め形状でソケットを加締めることができ、加締め爪に要するコストを低減するとともに、加締め爪の交換作業を省略し、ホース継手金具の加締め加工に要するコストの低減を図る上で有利なホース継手金具の加締め装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の一実施の形態は、ニップルの外周部とソケットの内周部との間にホースが挿入された状態で前記ソケットの軸心方向に沿った加締め範囲で前記ソケットの外周面をその半径方向内側に加締めるホース継手金具の加締め装置であって、前記ニップルの軸心方向および軸心と直交する方向における位置決めを行なう位置決め機構と、前記ソケットの外周面に接触する前記ソケットの軸心方向に沿った長さL1が前記加締め範囲の長さL0よりも小さい複数の加締め爪と、前記ニップルの位置決めがなされた状態で、前記複数の加締め爪を前記ソケットの軸心方向に移動させる第1加締め爪移動部と、前記ニップルの位置決めがなされた状態で、前記複数の加締め爪を前記ソケットの半径方向内側に移動させる第2加締め爪移動部とを備え、前記第2加締め爪移動部は、前記ソケットの半径方向で前記複数の加締め爪の外側に配置されたテーパーリングを含んで構成され、記テーパーリングは、前記ソケットの軸心方向に沿った長さが前記加締め範囲の長さL0よりも大きい長さL2を有しかつその軸心方向の一方に至るにつれてテーパーリングの中心に次第に近づく傾斜面で形成されたカム面を備え、前記ソケットの半径方向外側に位置する前記複数の加締め爪の箇所は前記カム面に接触可能に配置され、前記第2加締め爪移動部は前記カム面を含んで構成され、前記第2加締め爪移動部は、前記テーパーリングをその軸心方向に移動させるテーパーリング移動部を含んで構成されていることを特徴とする。
本発明の一実施の形態は、ニップルの外周部とソケットの内周部との間にホースが挿入された状態で前記ソケットの軸心方向に沿った加締め範囲で前記ソケットの外周面をその半径方向内側に加締めるホース継手金具の加締め装置であって、前記ニップルの軸心方向および軸心と直交する方向における位置決めを行なう位置決め機構と、前記ソケットの外周面に接触する前記ソケットの軸心方向に沿った長さL1が前記加締め範囲の長さL0よりも小さい複数の加締め爪と、前記ニップルの位置決めがなされた状態で、前記複数の加締め爪を前記ソケットの軸心方向に移動させる第1加締め爪移動部と、前記ニップルの位置決めがなされた状態で、前記複数の加締め爪を前記ソケットの半径方向内側に移動させる第2加締め爪移動部とを備え、前記加締め爪は、断面が円形または円環状を呈する爪本体と、前記爪本体を回転可能に支持し前記爪本体の外周面を前記ソケットの外周面上で転動させるホルダとを含んで構成され、前記第1加締め爪移動部は、前記ホルダに連結されていることを特徴とする。
本発明の一実施の形態は、ニップルの外周部とソケットの内周部との間にホースが挿入された状態で前記ソケットの軸心方向に沿った加締め範囲で前記ソケットの外周面をその半径方向内側に加締めるホース継手金具の加締め装置であって、前記ニップルの軸心方向および軸心と直交する方向における位置決めを行なう位置決め機構と、前記ソケットの外周面に接触する前記ソケットの軸心方向に沿った長さL1が前記加締め範囲の長さL0よりも小さい複数の加締め爪と、前記ニップルの位置決めがなされた状態で、前記複数の加締め爪を前記ソケットの軸心方向に移動させる第1加締め爪移動部と、前記ニップルの位置決めがなされた状態で、前記複数の加締め爪を前記ソケットの半径方向内側に移動させる第2加締め爪移動部とを備え、前記第2加締め爪移動部は、前記ソケットの半径方向で前記複数の加締め爪の外側に配置されたテーパーリングを含んで構成され、前記テーパーリングは、前記ソケットの軸心方向に沿った長さが前記加締め範囲の長さL0よりも大きい長さL2を有しかつその軸心方向の一方に至るにつれてテーパーリングの中心に次第に近づく傾斜面で形成されたカム面を備え、前記ソケットの半径方向外側に位置する前記複数の加締め爪の箇所は前記カム面に接触可能に配置され、前記第2加締め爪移動部は前記カム面を含んで構成され、前記加締め爪は、前記ソケットの外周面に接触可能な爪本体と、前記カム面に接触し前記爪本体を支持するホルダとを含んで構成され、前記第1加締め爪移動部は、前記ホルダに連結され、前記爪本体が前記ソケットの外周面に接触する箇所は、前記ソケットの軸心方向における両端の箇所よりも前記軸心方向における中央の箇所が前記ソケットの半径方向内側に突出する湾曲面で形成されていることを特徴とする。
本発明の一実施の形態は、前記加締め爪の前記長さL1と前記加締め範囲の長さL0は、Nを2以上の自然数とした場合に、L0/L1はNよりも大きい値を満たすように形成されていることを特徴とする。
本発明の一実施の形態によれば、加締め範囲の長さL0よりも小さい長さL1でソケットの外周面に接触する複数の加締め爪を、第1加締め爪移動部と第2加締め爪移動部とによりソケットの軸心方向および半径方向に移動させることでホース継手金具のソケットを加締めるようにした。
そのため、単一形状の加締め爪を用いることで性能や仕様によって異なる様々な加締め形状でソケットを加締めることができる。
したがって、従来のようにホース継手金具の性能や仕様に応じて多数の加締め爪を予め用意する必要がなくなり、加締め爪に要するコストを低減するとともに、加締め爪の交換作業を省略し、ホース継手金具の加締め加工に要するコストの低減を図る上で有利となる。
本発明の一実施の形態によれば、性能や仕様によって異なる様々な加締め形状でソケットを加締める上で有利となる。
本発明の一実施の形態によれば、カム面によりソケットの外周面の加締め量を、ばらつくことなく均一に確実に管理する上で有利となる。
本発明の一実施の形態によれば、単一形状の加締め爪を用いることで様々なホース継手金具を加締める上でより有利となり、ホース継手金具の加締め加工に要するコストの低減を図る上でより有利となる。
本発明の一実施の形態によれば、爪本体でソケットの外周面を加締めつつ爪本体をソケットの外周面に沿って円滑に移動させることができ、ソケットの加締めを効率的に行なう上で有利となる。
本発明の一実施の形態によれば、加締め爪の構造の単純化、コストダウンを図る上で有利となり、また、爪本体が転動せず静止した状態でソケットの外周面を加締めつつその軸心方向に移動する場合に、その移動を湾曲面により円滑に行なう上で有利となり、爪本体の耐久性を高める上で有利となる。
ホース継手金具の一部を破断した側面図であり、(A)は加締め前の状態を示し、(B)は第1の態様における加締め後の状態を示す。 第1の実施の形態に係るホース継手金具の加締め装置の一部を破断した断面図である。 図1のA-A線断面図である。 ホース継手金具の一部を破断した側面図であり、(A)は加締め前の状態を示し、(B)は第2の態様における加締め後の状態を示す。 ホース継手金具の一部を破断した側面図であり、(A)は加締め前の状態を示し、(B)は第3の態様における加締め後の状態を示す。 ホース継手金具の一部を破断した側面図であり、(A)は加締め前の状態を示し、(B)は第3の態様の他の例における加締め後の状態を示す。 (A)、(B)は爪本体の変形例を示す正面図である。 第2の実施の形態に係るホース継手金具の加締め装置の一部を破断した断面図である。 図8のA-A線断面図である。
(第1の実施の形態)
次に、本発明の実施の形態に係るホース継手金具の加締め装置(以下加締め装置という)について説明する。
まず、図1(A)は加締められる前の状態のホース継手金具10であり、図1(B)は加締められた後の状態のホース継手金具である。
ホース継手金具10はホース2の端部に連結され、ホース2内を流れる流体を適宜機器に供給し、あるいは、適宜機器から排出させるものである。
ホース継手金具10は、互いに結合されたニップル12とソケット14とを含んで構成されている。
ニップル12は金属製で、同軸上に基部16とナット部18と鍔部20とニップル側筒状部22とが並べられて構成されている。
基部16は、適宜機器に係脱可能に着脱される箇所であり筒状を呈している。
ナット部18は、基部16の端部に六角柱状に設けられている。
鍔部20は、ナット部18に隣接して設けられ、鍔部20とナット部18との間にソケット14を取り付けるための凹溝2002が形成されている。
ニップル側筒状部22は、ホース2の内周面2Aに挿入される部分である。ニップル側筒状部22は、鍔部20から突設され、したがって、鍔部20はホース2の端部に当接可能である。
ニップル側筒状部22の外周面2201には、周方向に延在する複数の係止用凹凸部2202が軸心方向に間隔をおいて形成されている。
ソケット14は、金属製で円筒状を呈している。
ソケット14は、同軸上に筒状の取り付け部24とソケット側筒状部26とが並べられて構成されている。
取り付け部24は、凹溝2002に加締められることで取着され、これによりニップル12とソケット14とが結合されている。
取り付け部24が凹溝2002に取着された状態で、ソケット側筒状部26は、ニップル側筒状部22と同軸上でニップル側筒状部22の半径方向外側に位置している。
ソケット側筒状部26の内周面2601には、周方向に延在する複数の係止用凸部2602が軸方向に間隔をおいて形成されている。
ソケット側筒状部26の外周面2604は、後述する加締め装置30により加締められるソケット14の外周面2604となっている。
ホース2の端部が挿入される環状空間Sは、ニップル側筒状部22の外周面2201とソケット側筒状部26の内周面2601との間に形成されている。
環状空間Sは、それらニップル側筒状部22とソケット側筒状部26の軸心方向の一端が開口部とされ、長手方向の他端は鍔部20と取り付け部24により閉塞されている。
なお、ホース継手金具10は多種のものが存在し、本発明は、ニップル側筒状部22とソケット側筒状部26とを有し環状空間Sが形成されるホース継手金具10の全てに適用可能である。
そして、ニップル12の外周部とソケット14の内周部との間の環状空間Sにホース2が挿入された状態で、後述する加締め装置30によりソケット14の軸心方向に沿った加締め範囲K内でソケット14がその半径方向内側に加締められ、ホース2の内周面2Aの全周をニップル側筒状部22の外周面2201の全周に密着させた状態で継手金具10がホース2に取り付けられる。
次に図2、図3を参照して加締め装置30について説明する。
加締め装置30は、ホース継手金具10の環状空間Sにホース2が挿入された状態でソケット側筒状部26を加締め範囲K内においてその半径方向内側に加締めることでホース2の端部にホース継手金具10を取り付けるものである。
図1(B)において符号L0は、ソケット側筒状部26がその半径方向内側に加締められるソケットの軸心方向の加締め範囲Kの長さを示している。
加締め装置30は、位置決め機構32と、複数の加締め爪34と、第1加締め爪移動部36と、第2加締め爪移動部38と、制御部40とを含んで構成されている。
位置決め機構32は、環状空間Sにホース2が挿入されたホース継手金具10の軸心方向および軸心方向と直交する方向の位置決めを行なうものであり、位置決めが行なわれることでホース継手金具10の軸心と後述するテーパーリング42との軸心が一致する。
位置決め機構32は、ホース継手金具10の基部16ががたつくことなく挿入される位置決め孔3202が設けられたストッパ32Aにより構成されている。
この場合、ホース継手金具10の基部16の先端面1602が位置決め孔3202の底面3204に当て付けられることでホース継手金具10の軸心方向の位置決めがなされ、ホース継手金具10の基部16の外周面が位置決め孔3202の内周面に挿入されることでホース継手金具10の軸心方向と直交する方向の位置決めがなされる。
第2加締め爪移動部38は、テーパーリング42と、案内部44と、アクチュエータ46とを備えている。
テーパーリング42は、筒状を呈し、ソケット14の半径方向で複数の加締め爪34の外側に配置されている。
テーパーリング42は、筒状を呈し、外周部は均一外径の円筒面からなる外周面4202で形成されている。
テーパーリング42の内周部には、その軸心方向の一方に至るにつれて内径が次第に小さくなる円錐面4204が形成されると共に、円錐面4204の周方向に間隔をおいた複数箇所に案内溝48がテーパーリング42の軸心方向に延在形成されている。
案内溝48は、互いに対向する側面4802と、それら側面4802を接続する底面4804を有している。
円錐面4204の周方向で各案内溝48の両側に位置する箇所は、テーパーリング42の軸心方向に延在するカム面50として形成されている。
各カム面50は平坦面で形成され、テーパーリング42の軸心方向の一方に至るにつれてテーパーリング42の中心に次第に近づく傾斜面で形成されている。
カム面50のソケット14の軸心方向に沿った長さL2は、加締め範囲Kの長さL0よりも大きい長さで形成され、詳細には、カム面50の延在方向に沿った長さをソケット14の軸心に投影した長さL2は、加締め範囲Kの長さL0よりも大きい長さで形成されている。
本実施の形態では、案内溝48が8個、カム面50が16個設けられている。
案内部44は、テーパーリング42をその軸心方向に移動可能に案内するものであり、筒状の部材で形成されている。
案内部44は、テーパーリング42の外周面4202をテーパーリング42の軸心方向に移動可能に支持する内周面4402を有し、内周面4402は、テーパーリング42の軸心方向の長さよりも大きい長さで形成されている。
アクチュエータ46は、案内部44の内側でテーパーリング42をその軸心方向に移動させるものであり、本実施の形態では、アクチュエータ46は、油圧シリンダで構成されており、そのピストンロッド4602がテーパーリング42の軸心方向の一端に連結されている。
アクチュエータ46の動作は制御部40によって制御される。
本実施の形態では、案内部44およびアクチュエータ46によってテーパーリング42をその軸心方向に移動させるテーパーリング移動部47が構成され、したがって、第2加締め爪移動部38は、テーパーリング移動部47を含んで構成されている。
加締め爪34は、ソケット14の外周面2604の周方向に間隔をおいた複数箇所に配置され、ソケット14の外周面2604をその半径方向内側に加締める箇所である。
加締め爪34は、爪本体52と、ホルダ54とを含んで構成されている。
爪本体52は、ソケット14の外周面2604に接触可能で、本実施の形態では、爪本体52の断面は円形であり、均一外径の外周面を有する円柱状を呈し、爪本体52の軸心方向の両端に支軸5202が突設されている。
図1(B)に示すように、爪本体52がソケット側筒状部26の外周面2604に接触し、外周面2604を加締めるソケット14の軸心方向に沿った長さL1は、加締め範囲Kの長さL0よりも小さい寸法で形成されている。
より詳細には、ソケット側筒状部26の内周部でソケット側筒状部26の軸心方向に間隔をおいた3箇所に係止用凸部2602が設けられており、爪本体52は、ソケット側筒状部26の外周面2604に接触しそれら係止用凸部2602の箇所を個別に加締める長さL1を有している。
爪本体52(加締め爪34)の長さL1と加締め範囲Kの長さL0は、Nを2以上の自然数とした場合に、L0/L1はNよりも大きい値を満たすように形成されている。
爪本体52(加締め爪34)の長さL1は、係止用凸部2602の数などに基づいて定められる加締め形状に対応して決定され、L0/L1は2以上で5以下の場合が多く、本実施の形態では、L0/L1は、3~4の間の値となっている。
ホルダ54は、テーパーリング42のカム面50に接触し、爪本体52を回転可能に支持し爪本体52をソケット14の外周面2604上で転動させるものであり、本実施の形態では、加締め爪34をソケット14の軸心方向に移動させる第2加締め爪移動部38がカム面50を含んで構成されている。
ホルダ54は、案内溝48に挿入されるホルダ本体5402と、ホルダ本体5402に連結され円錐面4204の内周部に配置される一対の支持片5404とを備えている。
ホルダ本体5402は、案内溝48の側面4802に摺動可能な一対の第1摺動面5410と、案内溝48の両側のカム面50に摺動可能に接触する一対の第2摺動面5412と、テーパーリング42の軸心方向に延在する雌ねじ部5414とを備えている。
一対の支持片5404は、爪本体52の支軸5202の両端を回転可能に支持している。
ホルダ54は、一対の第1摺動面5410が案内溝48の側面4802に摺動可能に接触すると共に、一対の第2摺動面5412がカム面50に摺動可能に接触することで、テーパーリング42の周方向および直径方向にがたつくことなく、爪本体52をテーパーリング42の軸心方向に沿って移動可能に支持している。
加締め爪34は、テーパーリング42の周方向に間隔をおいて配置され、本実施の形態では、8個の案内溝48に1つずつ配置されている。
第1加締め爪移動部36は、加締め爪34をソケット14の軸心方向に移動させるものである。
本実施の形態では、第1加締め爪移動部36は、送りねじ3602と、モータ3604とを含んで構成されている。
送りねじ3602は、案内溝48内でテーパーリング42の軸心方向に延在して設けられ、ホルダ54の雌ねじ部5414に螺合している。したがって、第1加締め爪移動部36は、ホルダ54に連結されている。
モータ3604は、ユニバーサルジョイント3606を介して送りねじ3602の一端に連結され、送りねじ3602を正逆回転させることにより、ホルダ54を介して加締め爪34をテーパーリング42の軸心方向に移動させる。
モータ3604の動作は制御部40により制御される。
制御部40は、CPU、制御プログラム等を格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、各種データを書き換え可能に保持するEEPROM、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成される。
そして、CPUが前記の制御プログラムを実行することにより、制御部40によるモータ3604およびアクチュエータ46の制御がなされる。
制御部40がモータ3604を制御することによって加締め爪34はテーパーリング42の軸心方向、すなわち、加締め爪34によるソケット14の軸心方向の加締め位置が決定される。
また、制御部40がアクチュエータ46を制御することによってテーパーリング42がその軸心方向に沿って移動し、加締め爪34のホルダ54の第2摺動面5412がカム面50に摺動するため、テーパーリング42の半径方向のカム面50の位置に応じて加締め爪34のテーパーリング42の半径方向の位置が決定され、したがって、加締め爪34によるソケット14の加締め量が決定される。
すなわち、制御部40がモータ3604の回転量、回転方向を制御すると共に、アクチュエータ46のピストンロッド4602の移動量、移動方向を制御することにより、ソケット14の軸心方向の加締め位置と、ソケット14の加締め量が決定され、したがって、ソケット14の軸心を含む断面におけるソケット14の断面形状であるソケット14の加締め形状が決定される。
したがって、加締める対象となるホース継手金具10の性能、仕様に対応して予め設定されたソケット14の加締め形状に基づいて制御プログラムを作成することで予め設定された加締め形状でソケット14の加締めを行なうことができる。
次に加締め装置30の動作について説明する。
位置決め機構32によってホース2の端部が環状空間Sに挿入されたホース継手金具10の軸心方向および軸心方向と直交する方向の位置決めを行なう。
テーパーリング42と加締め爪34は、共に初期位置に位置している。
初期位置において加締め爪34は、位置決めされたホース継手金具のソケット14の加締め範囲Kの長さL0の予め定められた端部で、ソケット14の半径方向においてソケット14の外周面2604から離間した箇所に位置している。
初期位置においてテーパーリング42は、加締め爪34を前記の初期位置に位置させる箇所に位置している。
本実施の形態では、加締め爪34の長さL1は、加締め範囲Kの長さL0の1/3以下の寸法で形成されているので、次の3つの態様で加締めることが可能となる。
(第1の加締め態様)
第1の加締め態様は、図1(B)に示すように、加締め範囲Kの長さL0において、ソケット14の半径方向におけるソケット14の加締め量をソケット14の軸心方向に沿って均一としている。なお、図1(A)は加締め前の状態を示す。
各加締め爪34を初期位置に位置させた状態で、制御部40によりアクチュエータ46を制御することでテーパーリング42を初期位置からその軸心方向に後退させて、カム面50により各加締め爪34をソケット14の半径方向内側へ移動させ、加締め範囲Kの長さL0の端部を加締める。
この状態で、制御部40がアクチュエータ46およびモータ3604を制御することによりテーパーリング42および各加締め爪34を、それらのソケット14の軸心方向の相対的な位置が固定された状態で、言い換えると、それらテーパーリング42および加締め爪34を一体にソケット14の軸心方向に沿って加締め範囲Kの長さL0の予め定められた端部から他方の端部に向けて前進させ、加締め爪34によりソケット14を加締めていく。
この結果、各加締め爪34によってソケット14は加締め範囲Kの大半部分において一定の加締め量で加締められ、加締め範囲Kの長さL0の全範囲が加締められることでホース2とホース継手金具10が結合される。
加締め範囲Kの長さL0の全範囲が加締められたならば、加締め爪34をテーパーリング42の軸心方向に静止させた状態で、制御部40によりアクチュエータ46を制御することでテーパーリング42をその軸心方向に前進させ、テーパーリング42の半径方向においてカム面50と加締め爪34との間に加締め量以上の隙間を確保する。
この状態で制御部40がアクチュエータ46およびモータ3604を制御することによりテーパーリング42および加締め爪34を一体にソケット14の軸心方向に沿って後退させ、テーパーリング42および加締め爪34をそれらの初期位置に戻す。
次に、ホース継手金具10が結合されたホース2を位置決め機構32から取り外す。
すなわち、実施の形態による加締め爪34によれば、ソケット14の軸心方向に沿った高さが平坦な形状の従来の加締め爪を用いた場合と同様の加締め態様でソケット14を加締めることができる。
(第2の加締め態様)
第2の加締め態様は、図4(B)に示すように、ソケット14の軸心方向に沿ってソケット14の加締め量が次第に変化するものである。なお、図4(A)は加締め前の状態を示す。
加締め動作を開始する際、位置決め機構32によるホース継手金具10の位置決めがなされ、テーパーリング42および加締め爪34が初期位置に位置している。
アクチュエータ46を制御することでテーパーリング42をその軸心方向に後退させて、各加締め爪34のソケット14の半径方向内側への移動量、すなわちソケット14の加締め量を決定する。
この状態で、モータ3604を制御することにより各加締め爪34をソケット14の軸心方向で加締め範囲Kの端部から他方の端部に前進させる。
この際、アクチュエータ46を制御することにより、各加締め爪34のソケット14の半径方向内側への移動量をソケット14の軸心方向に沿って変化させることができる。
すなわち、各加締め爪34が加締め範囲Kの他方の端部に至るほど各加締め爪34のソケット14の半径方向内側への移動量を増加させるようにすれば、加締め範囲Kの他方の端部に至るほどソケット14の加締め量を増加させた加締めを行なうことができる。
また、逆に各加締め爪34が加締め範囲Kの他方の端部に至るほど各加締め爪34のソケット14の半径方向外側への移動量を減少させるようにすれば、加締め範囲Kの他方の端部に至るほどソケット14の加締め量を低下させた加締めを行なうことができる。
この結果、各加締め爪34によってソケット14は加締め範囲Kにわたってソケット14の軸心方向に沿ってソケット14の加締め量が次第に変化する態様で加締められ、加締め範囲Kの長さL0の全範囲が加締められることでホース2とホース継手金具10が結合される。
加締め範囲Kの全範囲が加締められたならば、加締め爪34をテーパーリング42の軸心方向に静止させた状態で、制御部40によりアクチュエータ46を制御することでテーパーリング42をその軸心方向に前進させ、テーパーリング42の半径方向においてカム面50と加締め爪34との間に加締め量以上の隙間を確保する。
この状態で制御部40がアクチュエータ46およびモータ3604を制御することによりテーパーリング42および加締め爪34を一体にソケット14の軸心方向に沿って後退させ、テーパーリング42および加締め爪34をそれらの初期位置に戻す。
次に、ホース継手金具10が結合されたホース2を位置決め機構32から取り外す。
すなわち、実施の形態による加締め爪34によれば、ソケット14の軸心方向に沿った高さがソケット14の軸心方向に沿って次第に変化する傾斜を持った従来の加締め爪34を用いた場合と同様の加締め態様でソケット14を加締めることができる。
(第3の態様)
第3の態様は、図5(B)に示すように、ソケット14の軸心方向に間隔をおいた複数の箇所がリング状に加締められるものである。なお、図5(A)は加締め前の状態を示す。
加締め動作を開始する際、位置決め機構32によるホース継手金具10の位置決めがなされ、テーパーリング42および加締め爪34が初期位置に位置している。
アクチュエータ46を制御することでテーパーリング42をその軸心方向に後退させて、各加締め爪34をソケット14の半径方向内側へ移動させ、加締め範囲Kのソケット14の軸心方向に沿った端部の箇所をリング状に加締める。図5(B)において、符号56は、加締められた箇所を示し、加締められた箇所56はソケット側筒状部26の係止用凸部2602に対応している。
次に、加締め爪34をテーパーリング42の軸心方向に静止させた状態で、制御部40によりアクチュエータ46を制御することでテーパーリング42をその軸心方向に前進させ、テーパーリング42の半径方向においてカム面50と加締め爪34との間に加締め量以上の隙間を確保する。
この状態で制御部40がアクチュエータ46およびモータ3604を制御することによりテーパーリング42および加締め爪34を一体にソケット14の軸心方向に沿って前進させ、次にソケット14を加締める箇所に移動させる。
加締め爪34が次にソケット14を加締める箇所に移動したならば、アクチュエータ46を制御することでテーパーリング42をその軸心方向に後退させて、各加締め爪34をソケット14の半径方向内側へ移動させ、加締め範囲Kのソケット14の軸心方向に沿った端部の箇所をリング状に加締める。
このような加締め爪34とテーパーリング42との移動によりソケット14の軸心方向に間隔をおいた複数の箇所がリング状に加締められ、本実施の形態では、ソケット側筒状部26に設けられた3つの係止用凸部2602に対応して3箇所がリング状に加締められる。
加締め範囲Kの全範囲において3箇所の全てが加締められたならば、加締め爪34をテーパーリング42の軸心方向に静止させた状態で、制御部40によりアクチュエータ46を制御することでテーパーリング42をその軸心方向に前進させ、テーパーリング42の半径方向においてカム面50と加締め爪34との間に加締め量以上の隙間を確保する。
この状態で制御部40がアクチュエータ46およびモータ3604を制御することによりテーパーリング42および加締め爪34を一体にソケット14の軸心方向に沿って後退させ、テーパーリング42および加締め爪34をそれらの初期位置に戻す。
次に、ホース継手金具10が結合されたホース2を位置決め機構32から取り外す。
すなわち、実施の形態による加締め爪34によれば、ソケット14の軸心方向に間隔をおいた複数の箇所がリング状に加締められ、ソケット14の軸心方向に間隔をおいて複数の凸部が形成された従来の加締め爪を用いた場合と同様の加締め形状でソケット14を加締めることができる。
なお、ソケット14のリング状に加締められる箇所の数はソケット側筒状部26の係止用凸部2602の数に対応して決定され、図6(B)に示す例では、ソケット側筒状部26に設けられた2つの係止用凸部2602に対応してソケット14の2箇所がリング状に加締められた場合を示す。
本実施の形態によれば、加締め範囲の長さL0よりも小さい長さL1でソケット14に接触する複数の加締め爪34を、第1加締め爪移動部36と第2加締め爪移動部38とによりソケット14の軸心方向および半径方向に移動させることでホース継手金具10のソケット14を加締めるようにした。
そのため、単一形状の加締め爪34を用いることで性能や仕様によって異なる様々な加締め形状でソケット14を加締めることができる。
したがって、従来のようにホース継手金具10の性能や仕様に応じて多数の加締め爪を予め用意する必要がなくなり、加締め爪に要するコストを低減するとともに、加締め爪の交換作業を省略し、ホース継手金具の加締め加工に要するコストの低減を図る上で有利となる。
また、本発明においては、第2加締め爪移動部38として、従来の各加締め爪34を保持するホルダ54をアクチュエータ46によってソケット14の半径方向に移動させるなど従来公知の様々な機構が使用可能であるが、実施の形態のように、第2加締め爪移動部38としてカム面50を有するテーパーリング42およびテーパーリング42をソケット14の軸心方向に移動させるテーパーリング移動部47を用いると、次の点で有利となる。
すなわちカム面50は、テーパーリング42の軸心方向の一方に至るにつれてテーパーリング42の中心に次第に近づく傾斜面で形成されているので、カム面50によりソケット14の外周面2604の加締め量を、ばらつくことなく均一に確実に管理する上で有利となる。
また、本実施の形態では、加締め爪34の長さL1と加締め範囲Kの長さL0は、Nを2以上の自然数とした場合に、L0/L1はNよりも大きい値を満たすように形成されているので、性能や仕様によって異なる様々な加締め形状でソケット14を加締める上で有利となる。
また、本実施の形態では、テーパーリング移動部47によりテーパーリング42をその軸心方向に移動させるので、加締め爪34によるソケット14の加締め量を任意に制御する上で有利となり、単一形状の加締め爪34を用いることで様々なホース継手金具10を加締める上でより有利となり、ホース継手金具10の加締め加工に要するコストの低減を図る上でより有利となる。
また、本実施の形態では、加締め爪34は、爪本体52と、カム面50に接触し爪本体52をソケット14の外周面2604上で転動可能に支持するホルダ54とを含んで構成されているので、爪本体52でソケット14の外周面2604を加締めつつ爪本体52をソケット14の外周面2604に沿って円滑に移動させることができ、ソケット14の加締めを効率的に行なう上で有利となる。
なお、第1の実施の形態では、爪本体52の形状が均一外径の円柱状である場合について説明したが、爪本体52は以下のような形状であってよい。
図7(A)に示すように、爪本体52は、その軸心方向の中央部から軸心方向の両端に至るにつれて外径が小さくなる円柱状で形成されている。
図7(B)に示すように、爪本体52は、その軸心方向の中央部から軸心方向の両端に至るにつれて外径が大きくなる円柱状で形成されている。
さらに爪本体52は断面が円環状で筒状を呈していてもよく、この場合にはホルダ54で保持した支軸を爪本体の内周部に挿通し、ホルダ54により爪本体52を回転可能に支持すればよい。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について図8、図9を参照して説明する。
なお、以下の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の部分、部材については第1の実施の形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
第2の実施の形態は、爪本体58がソケット14の外周面2604上で転動しない点および爪本体58がソケット14の外周面2604に接触する形状が第1の実施の形態と異なり、それ以外の構成は第1の実施の形態と同様である。
すなわち、爪本体58が静止した状態でホルダ54で支持されている。
また、爪本体58がソケット14の外周面2604に接触する箇所は、テーパーリング42の軸心方向の両端に位置する箇所よりもテーパーリング42の軸心方向の中央部に位置する箇所がソケット14の外周面2604側に突出する湾曲面5802で形成されている。
このような第2の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果が奏されることは無論のこと、爪本体58が転動せず静止した状態でホルダ54で支持されることから、加締め爪34の構造の単純化、コストダウンを図る上で有利となり、また、爪本体が転動せず静止した状態でソケット14の外周面2604を加締めつつその軸心方向に移動する場合に、その移動を湾曲面5802により円滑に行なう上で有利となり、爪本体58の耐久性を高める上で有利となる。
2 ホース
10 ホース継手金具
12 ニップル
14 ソケット
22 ニップル側筒状部
26 ソケット側筒状部
2604 外周面
30 加締め装置
34 加締め爪
36 第1加締め爪移動部
38 第2加締め爪移動部
40 制御部
42 テーパーリング
47 テーパーリング移動部
50 カム面
52 爪本体
54 ホルダ
56 加締められた箇所
58 爪本体
5802 湾曲面

Claims (4)

  1. ニップルの外周部とソケットの内周部との間にホースが挿入された状態で前記ソケットの軸心方向に沿った加締め範囲で前記ソケットの外周面をその半径方向内側に加締めるホース継手金具の加締め装置であって、
    前記ニップルの軸心方向および軸心と直交する方向における位置決めを行なう位置決め機構と、
    前記ソケットの外周面に接触する前記ソケットの軸心方向に沿った長さL1が前記加締め範囲の長さL0よりも小さい複数の加締め爪と、
    前記ニップルの位置決めがなされた状態で、前記複数の加締め爪を前記ソケットの軸心方向に移動させる第1加締め爪移動部と、
    前記ニップルの位置決めがなされた状態で、前記複数の加締め爪を前記ソケットの半径方向内側に移動させる第2加締め爪移動部とを備え、
    前記第2加締め爪移動部は、前記ソケットの半径方向で前記複数の加締め爪の外側に配置されたテーパーリングを含んで構成され、
    前記テーパーリングは、前記ソケットの軸心方向に沿った長さが前記加締め範囲の長さL0よりも大きい長さL2を有しかつその軸心方向の一方に至るにつれてテーパーリングの中心に次第に近づく傾斜面で形成されたカム面を備え、
    前記ソケットの半径方向外側に位置する前記複数の加締め爪の箇所は前記カム面に接触可能に配置され、
    前記第2加締め爪移動部は前記カム面を含んで構成され、
    前記第2加締め爪移動部は、前記テーパーリングをその軸心方向に移動させるテーパーリング移動部を含んで構成されている、
    ことを特徴とするホース継手の加締め装置。
  2. ニップルの外周部とソケットの内周部との間にホースが挿入された状態で前記ソケットの軸心方向に沿った加締め範囲で前記ソケットの外周面をその半径方向内側に加締めるホース継手金具の加締め装置であって、
    前記ニップルの軸心方向および軸心と直交する方向における位置決めを行なう位置決め機構と、
    前記ソケットの外周面に接触する前記ソケットの軸心方向に沿った長さL1が前記加締め範囲の長さL0よりも小さい複数の加締め爪と、
    前記ニップルの位置決めがなされた状態で、前記複数の加締め爪を前記ソケットの軸心方向に移動させる第1加締め爪移動部と、
    前記ニップルの位置決めがなされた状態で、前記複数の加締め爪を前記ソケットの半径方向内側に移動させる第2加締め爪移動部とを備え、
    前記加締め爪は、断面が円形または円環状を呈する爪本体と、前記爪本体を回転可能に支持し前記爪本体の外周面を前記ソケットの外周面上で転動させるホルダとを含んで構成され、
    前記第1加締め爪移動部は、前記ホルダに連結されている、
    ことを特徴とするホース継手の加締め装置。
  3. ニップルの外周部とソケットの内周部との間にホースが挿入された状態で前記ソケットの軸心方向に沿った加締め範囲で前記ソケットの外周面をその半径方向内側に加締めるホース継手金具の加締め装置であって、
    前記ニップルの軸心方向および軸心と直交する方向における位置決めを行なう位置決め機構と、
    前記ソケットの外周面に接触する前記ソケットの軸心方向に沿った長さL1が前記加締め範囲の長さL0よりも小さい複数の加締め爪と、
    前記ニップルの位置決めがなされた状態で、前記複数の加締め爪を前記ソケットの軸心方向に移動させる第1加締め爪移動部と、
    前記ニップルの位置決めがなされた状態で、前記複数の加締め爪を前記ソケットの半径方向内側に移動させる第2加締め爪移動部とを備え、
    前記第2加締め爪移動部は、前記ソケットの半径方向で前記複数の加締め爪の外側に配置されたテーパーリングを含んで構成され、
    前記テーパーリングは、前記ソケットの軸心方向に沿った長さが前記加締め範囲の長さL0よりも大きい長さL2を有しかつその軸心方向の一方に至るにつれてテーパーリングの中心に次第に近づく傾斜面で形成されたカム面を備え、
    前記ソケットの半径方向外側に位置する前記複数の加締め爪の箇所は前記カム面に接触可能に配置され、
    前記第2加締め爪移動部は前記カム面を含んで構成され、
    前記加締め爪は、前記ソケットの外周面に接触可能な爪本体と、前記カム面に接触し前記爪本体を支持するホルダとを含んで構成され、
    前記第1加締め爪移動部は、前記ホルダに連結され、
    前記爪本体が前記ソケットの外周面に接触する箇所は、前記ソケットの軸心方向における両端の箇所よりも前記軸心方向における中央の箇所が前記ソケットの半径方向内側に突出する湾曲面で形成されている、
    ことを特徴とするホース継手の加締め装置。
  4. 前記加締め爪の前記長さL1と前記加締め範囲の長さL0は、Nを2以上の自然数とした場合に、L0/L1はNよりも大きい値を満たすように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1~3の何れか1項記載のホース継手の加締め装置。
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