JP6196261B2 - 工具用ソケット - Google Patents

工具用ソケット Download PDF

Info

Publication number
JP6196261B2
JP6196261B2 JP2015103637A JP2015103637A JP6196261B2 JP 6196261 B2 JP6196261 B2 JP 6196261B2 JP 2015103637 A JP2015103637 A JP 2015103637A JP 2015103637 A JP2015103637 A JP 2015103637A JP 6196261 B2 JP6196261 B2 JP 6196261B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
socket
end side
moving member
cylindrical
moving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015103637A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016215326A (ja
Inventor
倉橋 明彦
明彦 倉橋
Original Assignee
株式会社プロス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=57577583&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP6196261(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by 株式会社プロス filed Critical 株式会社プロス
Priority to JP2015103637A priority Critical patent/JP6196261B2/ja
Publication of JP2016215326A publication Critical patent/JP2016215326A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6196261B2 publication Critical patent/JP6196261B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)

Description

本発明は、工具用ソケットに関する。
従来、ボルトおよびナット等の締め付けを行うために、インパクトドライバーおよびインパクトレンチ等の電動工具が用いられている。電動工具を用いてボルト等の締め付けを行う際には、電動工具に種々の工具用ソケットが取り付けられる。特に、径の異なる2つのソケットを有する工具用ソケットは、ソケットの取り外しおよび取り付けの手間を省くことができるので、作業効率を向上させることができ、作業現場で重宝されている。そこで、従来、2つのソケットを有する種々の工具用ソケットが提案されている。
例えば、特許文献1には、ソケット本体の前端部側にソケット(アウターソケット)を有し、後端部側に作業工具への装着部を有する工具用ソケットが開示されている。特許文献1の工具用ソケットでは、ソケット本体内に、軸方向に移動可能にインナーソケットが設けられている。
特開2001−105333号公報
特許文献1の工具用ソケットでは、移動ソケットの移動を規制するために、ソケット本体の内周面および移動ソケットの外周面に、それぞれOリング(特許文献1の図3などの符号13および14)を設けている。
しかしながら、Oリングとは、通常、「ニトリルゴムその他用途に応じた材質で作られた断面が円形であるシール用リングのこと」(図解機械用語辞典 第3版、1993年11月30日、日刊工業新聞社発行)を意味するが、ゴムなどで作られたシール用リングではソケットの移動を規制できない。具体的には、Oリング同士が圧接した際に互いに変形し、一方のOリングが他方のOリングを乗り越えてしまい、移動ソケットがソケット本体から抜け落ちてしまう。
また、仮に、特許文献1に記載されている「Oリング」が通常の意味である「シール用リング」ではなく、金属などの硬質材料で作られたリングであるとした場合には、該リングは径方向に伸縮できない。このため、特許文献1の工具用ソケットにおいて、どのようにしてソケット本体の内周面および移動ソケットの外周面にOリングを取り付けるのか不明である。
さらに、特許文献1の工具用ソケットにおいて、仮に何らかの方法により、硬質材料で作られたOリングをソケット本体および移動ソケットに取り付けることができたとしても、移動ソケットをソケット本体内に収容することは不可能である。具体的には、ソケット本体および移動ソケットにそれぞれOリングを取り付けた後、移動ソケットをソケット本体内に差し込むと、Oリング同士が接触する。上述のように、硬質材料で作られたOリングは径方向に伸縮できないので、一方のOリングが他方のOリングを乗り越えることができない。この場合、移動ソケットをソケット本体内にそれ以上差し込むことができず、移動ソケットをソケット本体内に収容することができない。
本発明は、このような従来技術の問題を解決するためになされたものであり、アウターソケット部とインナーソケット部とを有しかつインナーソケット部の抜け落ちが防止された工具用ソケットを提供することを目的とする。
(1)本発明の一実施形態に係る工具用ソケットは、
一端および他端を有する筒状部材と、
前記筒状部材の筒軸方向に移動できるように、前記筒状部材の一端部に挿入された移動部材と、
前記筒状部材内において前記移動部材よりも前記他端側に設けられかつ前記移動部材を前記一端側に向かって付勢する弾性部材と、
前記筒軸方向から見てC字形状を有しかつ前記移動部材の前記一端側への移動を規制するために前記筒状部材内に設けられた規制部材とを備え、
前記筒状部材は、該筒状部材の一端部に設けられかつ前記移動部材が挿入された中空状のアウターソケット部と、該アウターソケット部よりも前記他端側において前記弾性部材および前記規制部材を収容する中空状の収容部とを有し、
前記移動部材は、前記アウターソケット部内において前記筒軸方向に移動可能に設けられる中空状のインナーソケット部と、前記インナーソケット部から前記筒状部材の前記他端側に向かって延びかつ前記筒軸方向に移動可能に前記収容部に挿入される軸部と、前記収容部内において前記軸部の外周面から該軸部の径方向に突出する突出部とを有し、
前記収容部の内周面は、前記突出部を前記筒軸方向に移動可能に支持する支持部と、前記突出部よりも前記一端側において前記支持部に対して凹みかつ前記規制部材の前記筒軸方向の移動を規制するように該規制部材を収容する溝部とを有し、
前記規制部材は、前記突出部の前記一端側への移動を規制するように前記支持部よりも前記収容部の中心軸側に突出している。
本実施形態に係る工具用ソケットでは、移動部材の移動を規制するために、C字形状の規制部材を用いている。これにより、例えば、規制部材を収容部の溝部に嵌め込んだ後であっても、移動部材の突出部によって規制部材の径を広げつつ、移動部材を筒状部材内に押し込むことができる。このため、規制部材として硬質の材料(例えば、金属材料)を用いたとしても、移動部材を筒状部材内に容易に挿入することができる。このように、本実施形態に係る工具用ソケットでは、硬質の規制部材を用いることができる。この場合、移動部材を筒状部材内に挿入した後に、弾性部材によって移動部材が筒状部材の一端側に向かって付勢されても、突出部によって規制部材の径が広げられることを抑制することができる。これにより、突出部が規制部材を乗り越えて上記一端側に移動することを防止することができる。その結果、インナーソケット部(移動部材)の抜け落ちを防止することができる。
(2)前記規制部材は、金属材料からなってもよい。
この場合、規制部材を容易に製造することができ、かつインナーソケット部の抜け落ちを十分に防止できる。
(3)前記突出部は、前記一端側に面しかつ前記軸部から該軸部の径方向に延びる第1面と、前記他端側に面しかつ前記軸部から前記径方向に延びる第2面とを有し、
前記第2面は、前記径方向における外側ほど前記一端側に位置するように傾斜していてもよい。
この場合、移動部材を筒状部材内に挿入する際に、第2面によって規制部材を内側から押すことができるので、規制部材の径を容易に広げることができる。それにより、移動部材を筒状部材内に円滑に挿入することができる。
(4)前記移動部材の中心軸を通る該移動部材の縦断面において、該中心軸に対する前記第1面の傾斜角度は、該中心軸に対する前記第2面の傾斜角度よりも大きくてもよい。
この場合、第2面の傾斜角度を適切に設定することによって、移動部材を筒状部材内に挿入する際に、規制部材の径を第2面によって容易に広げることができる。また、第1面の傾斜角度を適切に設定することによって、移動部材を筒状部材内に挿入した後に弾性部材によって移動部材が筒状部材の一端側に向かって付勢されても、第1面が規制部材の径を広げることを抑制することができる。以上により、移動部材を筒状部材内に容易に挿入することができるとともに、移動部材が筒状部材から抜け落ちることを十分に防止することができる。
本発明によれば、アウターソケット部とインナーソケット部とを有しかつインナーソケット部の抜け落ちが防止された工具用ソケットを提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る工具用ソケットを示す側面図である。 図2は、工具用ソケットを示す断面図である。 図3は、工具用ソケットを示す断面図である。 図4は、移動部材の筒状部材への挿入方法を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態に係る工具用ソケットについて図面を用いて説明する。
(工具用ソケットの構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る工具用ソケット10を示す側面図であり、図2および図3は、工具用ソケット10を示す断面図である。
図1を参照して、本実施形態に係る工具用ソケット10は、例えば、棒状の接続部材(ドライバービット等)12を介して、図示しない電動工具に接続されて用いられる。本実施形態では、電動工具によって、工具用ソケット10の後述するアウターソケット部24およびインナーソケット部32が回転駆動される。これにより、アウターソケット部24またはインナーソケット部32を用いて、締め付け部材(ボルト、ナット等)14の締め付けおよび取り外しを行うことができる。
図2および図3を参照して、詳細は後述するが、本実施形態では、インナーソケット部32を軸方向に移動させることによって、アウターソケット部24およびインナーソケット部32のいずれか一方を選択的に使用することができる。なお、図2は、インナーソケット部32を使用する際の工具用ソケット10の状態を示す図であり、図3は、アウターソケット部24を使用する際の工具用ソケット10の状態を示す図である。以下、工具用ソケット10の構成を詳細に説明する。
図1〜図3を参照して、工具用ソケット10は、略円筒形状を有する筒状部材16と、筒状部材16の一端部に挿入された筒状の移動部材18と、筒状部材16内に収容された弾性部材20と、筒状部材16内に収容された規制部材22とを備える。なお、図1〜図3においては、筒状部材16の筒軸方向を矢印Xで示している。本実施形態では、移動部材18は、筒軸方向Xに移動可能に筒状部材16に挿入される。移動部材18の挿入方法については後述する。
筒状部材16は、一端側から他端側に向かって順に、中空状のアウターソケット部24と、中空状の収容部26と、中空状の接続部28とを有する。図2および図3を参照して、アウターソケット部24は、筒軸方向Xに対して垂直な断面(横断面)において多角形状を有するアウターソケット24aを有する。本実施形態では、アウターソケット部24の内周面によってアウターソケット24aが形成される。アウターソケット24a内には、移動部材18の後述するインナーソケット部32が筒軸方向Xに移動可能に設けられる。
本実施形態では、収容部26は、筒軸方向Xに対して垂直な断面において円形状の内周面を有する。収容部26の該内周面は、移動部材18の後述する突出部36を筒軸方向Xに移動可能に支持する支持部26aと、支持部26aに対して筒状部材16の径方向に凹む溝部26bとを含む。支持部26aの直径は、アウターソケット24aの内径よりも小さい。本実施形態では、溝部26bは、円環状に形成される。
接続部28は、筒軸方向Xに延びる挿入孔28aと、挿入孔28aから筒状部材16の径方向に延びる収容孔28bとを有する。本実施形態では、挿入孔28aは、筒軸方向Xに対して垂直な断面において多角形状を有し、接続部28bは、筒軸方向Xに対して平行な断面において円形状を有する。
詳細な説明は省略するが、接続部28には接続機構30が設けられる。接続機構30は、例えば、特開2009−255260号公報の図1および明細書の段落0025に開示された工具接続部28と同様に構成され、球体30aと、バネ30bと、接続部外筒30cとを備える。接続機構30は、挿入孔28aに挿入された接続部材12(図1参照)を接続部28に固定することができる。
図2および図3を参照して、移動部材18は、中空状のインナーソケット部32と、インナーソケット部32から接続部28側に向かって延びる中空状の軸部34と、軸部34の外周面から軸部34の径方向に突出する突出部36とを有する。本実施形態では、移動部材18の筒軸方向Xの長さは、アウターソケット部24の筒軸方向Xの長さL(図2参照)よりも大きく、インナーソケット部32の筒軸方向Xの長さは、アウターソケット部24の長さL(図2参照)よりも小さい。
筒軸方向Xに対して垂直な断面において、インナーソケット部32の外周面は、アウターソケット24aに対応する多角形状を有する。これにより、インナーソケット部32は、アウターソケット部24内において筒軸方向Xに移動でき、かつアウターソケット部24と一体回転できる。
インナーソケット部32は、筒軸方向Xに対して垂直な断面において多角形状を有するインナーソケット32aを有する。本実施形態では、インナーソケット部32の内周面によってインナーソケット32aが形成される。
軸部34は、例えば円筒形状を有し、筒軸方向Xに移動可能に収容部26内に挿入される。突出部36は、軸部34の先端部において円環状に形成される。本実施形態では、軸部34および突出部36の直径は、インナーソケット部32の外径(より具体的には、インナーソケット部32に外接する円の直径)よりも小さい。
突出部36は、筒状部材16の一端側(アウターソケット部24側)に面しかつ軸部34から該軸部34の径方向に延びる第1面36aと、筒状部材16の他端側に面しかつ軸部34から該軸部34の径方向に延びる第2面36bと、第1面36aの外縁および第2面36bの外縁を接続するように筒軸方向Xに延びる第3面36cとを有する。
本実施形態では、第2面36bは、径方向における外側ほど筒状部材16の一端側に位置するように傾斜している。言い換えると、第2面36bは、筒状部材16の一端側に近づくほど直径が大きくなるように形成されている。
移動部材18の縦断面(移動部材18の中心軸18aを通りかつ筒軸方向Xに対して平行な断面)において、中心軸18aに対する第1面36aの傾斜角度は、中心軸18aに対する第2面36bの傾斜角度よりも大きい。上記縦断面において、中心軸18aに対する第1面36aの傾斜角度は、例えば、約90度に設定される。
本実施形態では、弾性部材20として金属材料からなるバネ(例えば、圧縮コイルバネ)が用いられる。弾性部材20は、移動部材18よりも筒状部材16の他端側(接続部28側)において、収容部26に収容される。本実施形態では、弾性部材20は、軸部34の先端面(接続部28側の端面)を筒状部材16の一端側に向かって付勢するように設けられる。
規制部材22は、筒軸方向Xから見てC字形状を有し、例えば金属材料からなる。規制部材22としては、例えば、Cリング(リングバネ、サークリップ等)を用いることができる。規制部材22は、突出部36よりも筒状部材16の一端側(アウターソケット部24側)において、溝部26bに収容される。本実施形態では、筒軸方向Xに対して垂直な断面において、規制部材22の外径は、支持部26aの直径よりも大きく、溝部26bの底部の直径よりも小さい。また、規制部材22の内径は、支持部26aの直径および突出部36の直径(第1面36aの外径)よりも小さい。
本実施形態では、規制部材22の筒軸方向Xへの移動は、溝部26bによって規制される。また、図2を参照して、規制部材22は、突出部36と接触することによって突出部36の上記一端側への移動を規制できるように、支持部26aよりも収容部26の中心軸26c側に突出している。なお、本実施形態においてC字形状とは、環の一部が切断された形状のことを意味する。したがって、規制部材22の両端部が互いに離れていてもよく、接触していてもよい。
上記のように、本実施形態に係る工具用ソケット10では、弾性部材20が軸部34の先端部を付勢している。このため、移動部材18に外部から力が加えられていない場合には、図2に示すように、移動部材18は、突出部36と規制部材22とが接触する位置で固定される。この状態では、インナーソケット部32の一部がアウターソケット部24から突出し、アウターソケット24aは露出していない。このため、アウターソケット24aおよびインナーソケット32aのうち、インナーソケット32aのみの使用が可能となる。一方、図3に示すように、インナーソケット部32(移動部材18)を押し込むことによってアウターソケット24aを露出させることができる。これにより、アウターソケット24aの使用が可能になる。このように、本実施形態に係る工具用ソケット10では、インナーソケット部32を移動させることによって、アウターソケット24aおよびインナーソケット32aを選択的に使用することができる。
次に、移動部材18の筒状部材16への挿入方法について説明する。図4は、移動部材18の筒状部材16への挿入方法を説明するための図である。
図4(a)に示すように、移動部材18を筒状部材16に挿入する際には、まず、収容部26内に弾性部材20を入れ、その後、規制部材22を溝部26bに嵌め込む。次に、図4(b),(c)に示すように、突出部36の第2面36bおよび第3面36cによって規制部材22の径を広げつつ、移動部材18を筒状部材16内に押し込む。その後、図2に示すように、移動部材18をさらに筒状部材16内に押し込むことによって、規制部材22が突出部36を乗り越えて、規制部材22の径が小さくなる。これにより、規制部材22によって移動部材18の抜け落ちが防止され、移動部材18の筒状部材16への挿入が完了する。
(工具用ソケットの効果)
本実施形態に係る工具用ソケット10では、移動部材18の移動を規制するために、C字形状の規制部材22を用いている。これにより、規制部材22を収容部26の溝部26bに嵌め込んだ後であっても、移動部材18の突出部36によって規制部材22の径を広げつつ、移動部材18を筒状部材16内に押し込むことができる。このため、規制部材22として硬質の金属材料を用いたとしても、移動部材18を筒状部材16内に容易に挿入することができる。
上記のように、本実施形態に係る工具用ソケット10では、硬質の規制部材22を用いることができる。この場合、移動部材18を筒状部材16内に挿入した後に、弾性部材20によって移動部材18が筒状部材16の一端側に向かって付勢されても、突出部36によって規制部材22の径が広げられることを抑制することができる。これにより、突出部36が規制部材22を乗り越えて筒状部材16の一端側に移動することを防止することができる。その結果、インナーソケット部32(移動部材18)の抜け落ちを防止することができる。
本実施形態に係る工具用ソケット10では、移動部材18の縦断面において、中心軸18aに対する第1面36aの傾斜角度は、中心軸18aに対する第2面36bの傾斜角度よりも大きく設定される。この場合、移動部材18を筒状部材16内に挿入する際には、規制部材22の径を第2面36bによって容易に広げることができる。一方、移動部材18を挿入した後には、弾性部材20によって移動部材18が筒状部材16の一端側に向かって付勢されても、第1面36aが規制部材22の径を広げることを抑制することができる。以上により、移動部材18を筒状部材16内に容易に挿入することができるとともに、移動部材18が筒状部材16から抜け落ちることを十分に防止することができる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、接続機構30によって接続部材12を接続部28に固定しているが、接続部材12を接続部28に圧入することによって接続部材12を接続部28に固定してもよい。
上述の実施形態では、接続部材12と筒状部材16とが別個の部品として構成されているが、接続部材12と筒状部材16とが一体形成されていてもよい。
本発明によれば、アウターソケット部とインナーソケット部とを有しかつインナーソケット部の抜け落ちが防止された工具用ソケットが得られる。
10 工具用ソケット
12 接続部材
14 締め付け部材
16 筒状部材
18 移動部材
18a 中心軸
20 弾性部材
22 規制部材
24 アウターソケット部
24a アウターソケット
26 収容部
26a 支持部
26b 溝部
26c 中心軸
28 接続部
30 接続機構
32 インナーソケット部
32a インナーソケット
34 軸部
36 突出部
36a 第1面
36b 第2面
36c 第3面

Claims (4)

  1. 一端および他端を有する筒状部材と、
    前記筒状部材の筒軸方向に移動できるように、前記筒状部材の一端部に挿入された移動部材と、
    前記筒状部材内において前記移動部材よりも前記他端側に設けられかつ前記移動部材を前記一端側に向かって付勢する弾性部材と、
    前記筒軸方向から見てC字形状を有しかつ前記移動部材の前記一端側への移動を規制するために前記筒状部材内に設けられた規制部材とを備え、
    前記筒状部材は、該筒状部材の一端部に設けられかつ前記移動部材が挿入された中空状のアウターソケット部と、該アウターソケット部よりも前記他端側において前記弾性部材および前記規制部材を収容する中空状の収容部とを有し、
    前記移動部材は、前記アウターソケット部内において前記筒軸方向に移動可能に設けられる中空状のインナーソケット部と、前記インナーソケット部から前記筒状部材の前記他端側に向かって延びかつ前記筒軸方向に移動可能に前記収容部に挿入される軸部と、前記収容部内において前記軸部の外周面から該軸部の径方向に突出する突出部とを有し、
    前記収容部の内周面は、前記突出部を前記筒軸方向に移動可能に支持する支持部と、前記突出部よりも前記一端側において前記支持部に対して凹みかつ前記規制部材の前記筒軸方向の移動を規制するように該規制部材を収容する溝部とを有し、
    前記規制部材は、外径が前記支持部の直径よりも大きくかつ前記溝部の底部の直径よりも小さく、前記突出部の前記一端側への移動を規制するように前記支持部よりも前記収容部の中心軸側に突出し、
    前記溝部は、前記筒軸方向に並んで位置しかつ前記筒軸方向と交差する方向に延びる一対の側面を有する、工具用ソケット。
  2. 前記規制部材は、金属材料からなる、請求項1に記載の工具用ソケット。
  3. 前記突出部は、前記一端側に面しかつ前記軸部から該軸部の径方向に延びる第1面と、前記他端側に面しかつ前記軸部から前記径方向に延びる第2面とを有し、
    前記第2面は、前記径方向における外側ほど前記一端側に位置するように傾斜している、請求項1または2に記載の工具用ソケット。
  4. 前記移動部材の中心軸を通る該移動部材の縦断面において、該中心軸に対する前記第1面の傾斜角度は、該中心軸に対する前記第2面の傾斜角度よりも大きい、請求項3に記載の工具用ソケット。
JP2015103637A 2015-05-21 2015-05-21 工具用ソケット Active JP6196261B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015103637A JP6196261B2 (ja) 2015-05-21 2015-05-21 工具用ソケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015103637A JP6196261B2 (ja) 2015-05-21 2015-05-21 工具用ソケット

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017098422A Division JP2017164898A (ja) 2017-05-17 2017-05-17 工具用ソケット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016215326A JP2016215326A (ja) 2016-12-22
JP6196261B2 true JP6196261B2 (ja) 2017-09-13

Family

ID=57577583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015103637A Active JP6196261B2 (ja) 2015-05-21 2015-05-21 工具用ソケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6196261B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6576872B2 (ja) * 2016-03-31 2019-09-18 株式会社 アイダ ビット用ソケット
JP6574077B1 (ja) * 2018-04-18 2019-09-11 薪螢企業有限公司 ソケット
JP6869557B2 (ja) * 2019-07-30 2021-05-12 株式会社 アイダ ソケット

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0823397B2 (ja) * 1990-12-26 1996-03-06 株式会社クボタ 離脱防止管継手
JP2545022Y2 (ja) * 1991-06-14 1997-08-25 株式会社クボタ スリップオンタイプの離脱防止管継手
DE202007003838U1 (de) * 2007-03-15 2007-06-06 Hsin Ying Enterprise Co., Ltd., Dadu Shiang Werkzeug mit fester zurückziehbarer Fassung
JP3136113U (ja) * 2007-08-01 2007-10-11 長船工業株式会社 工具用ソケット
JP5390845B2 (ja) * 2008-12-08 2014-01-15 株式会社プロス 工具用ソケット
JP4973895B2 (ja) * 2010-12-01 2012-07-11 正昭 相馬 ボルト・ナット回転用多段ソケット
JP5682872B2 (ja) * 2011-03-10 2015-03-11 株式会社栗本鐵工所 管継手構造及びロックリング

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016215326A (ja) 2016-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220324283A1 (en) Methods and apparatus for adjusting a spring pre-load
JP6196261B2 (ja) 工具用ソケット
JP5390845B2 (ja) 工具用ソケット
JP3136113U (ja) 工具用ソケット
KR200443422Y1 (ko) 다기능 스팬 렌치
JP2007002858A (ja) ボールねじ装置
WO2010107053A1 (ja) 自在締結工具、及びこれを用いた締結装置
JP4607134B2 (ja) 回転工具のビット取り付け装置
JP2017164898A (ja) 工具用ソケット
JP2006105269A (ja) 管継手
JP2009107058A (ja) 作業工具用ソケット
US20190063490A1 (en) Ball joint and vehicle-door opening/closing apparatus
JP4922862B2 (ja) ビットホルダ装置
JP5321134B2 (ja) ラック軸支持装置及びこれを用いたラックアンドピニオン式ステアリング装置
JP2008115997A (ja) スナップリング
JP2019025512A (ja) ホース継手金具の加締め装置
JP2013121653A (ja) 自在締結工具、及びこれを用いた締結装置
JP2017217706A (ja) 締結構造及び締結工具
JP2021028524A (ja) 固定具
JP2011183480A (ja) 止め輪装着治具
JP2015168020A (ja) 反力受け装置
TWI822256B (zh) 工具用套筒
JP2023038153A (ja) 工具用ソケット
CN213106578U (zh) 手工具的转接装置
US11504832B2 (en) Tool adapter quick-release structure

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161121

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20161121

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20161214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170517

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6196261

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R157 Certificate of patent or utility model (correction)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250